JPH02273540A - 微小カプセルの製造方法 - Google Patents

微小カプセルの製造方法

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JPH02273540A
JPH02273540A JP1092292A JP9229289A JPH02273540A JP H02273540 A JPH02273540 A JP H02273540A JP 1092292 A JP1092292 A JP 1092292A JP 9229289 A JP9229289 A JP 9229289A JP H02273540 A JPH02273540 A JP H02273540A
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capsule
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坂本 昌央
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    • B01J13/18In situ polymerisation with all reactants being present in the same phase
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は医薬品、農薬、香料、液晶、感圧複写紙、感熱
複写紙等の分野で、各種の性状を変換もしくはコントロ
ールする目的で使用されているアミノ−アルデヒド重縮
合物壁膜を有する微小カプセルの製造方法に関するもの
であり、とりわけ感圧複写紙用として有効なアミノ−ア
ルデヒド重縮合物壁膜を有する微小カプセルの製造方法
に関するものである。
[従来の技術] 本発明はアミノ−アルデヒド重縮合物からなるマイクロ
カプセル壁膜を連続相の片方のみからの反応で形成する
化学的方法即ち1n−sou重合法に属するものびある
5゜ 壁膜形成÷(とi、 r:アミン又は尿素上ホルムアル
デヒドを用いる方法は、例えば特公昭37−12380
゜同44−H95、同47−23165号公報等に記述
されている。これらの)j法は乳化、分散が効率よく出
来ないか、あるいは疎水性芯物質の周囲に重合物を効率
よく月つ安定に堆積させることが難かしいという欠点が
あった。
この点を改良する目的でアニオン性高分子電解買、、!
二l、て、アクリル酸ポリマーあるいはアクリル酸=y
 $リマー・を使用!、5たものが、7特公昭54−1
6949゜特開昭511−14942、同59−142
836 、同60−281119.同60−6!104
5.同60−190227 、同60−216838 
、同60238140、同61−11138.同61−
17491.同62−19238゜同62−57645
.同62、、−97638 、同62−250943及
び同631311084号公報に開示されている。
然!5、こ第1らの技術はそれぞれ次の様な改良すべき
問題点を有)7rいた。即ち特公昭54−16949号
公報にあ)では、芯物質周囲^7の重縮合物の堆積の効
率は改善されたが、尚、出来」−リカプセルスラリーの
粘度が非常に高い欠点をイiしていた5、特開昭58−
14942.同59−[2836、同60−68071
5号公報においては、いずれも高1糺低粘度、カプセル
の粒径分布について良好なスラリーが得られることが開
示さA1でいるが、スラリ・−・をより高濃度に1、た
場合、粘度が非箔に高くなる欠点をヂfシ5ていた。
特開昭1iO−190227、同60−2168311
 、同60238140、同61−11138゜同61
−17491.同62−192311゜同62−576
45.同62−97638.同fi2−250943 
、同63134084に開示されたアニオン性高分子電
解質を使用]7た場合、いずれもより高濃度、低粘度カ
プセルスラリーを得ることが出来るが、カプセルの粒径
分布を改善することは出来なかった。感圧複写紙用に、
これら従来の方法で得られたカプセルを使用し、た場合
、高濃度、低粘ltスラリ・−である、―とは9、より
高速塗工が出来経済的であるが、カプセルの粒径分布が
広い為に、発色に対l、5τ汚染の割合が多く、又複写
紙面上に点状のスポットの汚れが生じる欠点が生じる。
自己発色型感圧複写紙では、このスポットの汚第1が顕
芹に現れる。
[発明が解決しようとする課題] J−紀から明らかなように、本発明が課題とするところ
は、アミノ−アルデヒド重縮合物からなるマイクロカプ
セル壁膜を連続相の片方のみからの反応で形成するIn
 ll!Il1重合法によるマイクロカプセル製造方法
(’、J)改善にあり、乳化力が強く、反応中の乳化安
定性が良好でカプセル化反応中の粘度1−昇も小さく、
より高1lrjFの低粘度かつ粒度分布の狭いカプセル
スラリーを提供することである。
!pに他の課題は、出来」−ったカプセル壁膜の緻密性
が良く、作業性がすぐれ、感圧複写紙に使用し5た場合
に発色に対し、て汚染が小さく、スポット汚れを減少さ
せることにある。
1、課題を解決するための手段] 1記課題を解決するべく検討した結果、アニオン性ニス
ロイド物質を含む酸性水溶液に疎水性芯物質を分散又は
乳化、言ぜた系中でアミノ−アルデヒド重縮合物を壁膜
々するカプセルを形成させる微小カプセルの製造方法]
qおいで、面記ア′二l・性コロイド物質を、25ff
i[1%濃度におする粘度比が1,0以」−である高粘
度上低粘度のアニオン性水溶性高分子を混合(1,てな
るものとするこ六に」、って、−L紀課題が解決される
ことを見出jまた3゜本発明のアニオン性水溶性高分子
と17ではアクリル酸系、無水マレイン酸系及びスチレ
ンスルホン酸系のものを使用することができるが、アク
リル酸系水溶性高分子が、一定条件下で低粘度から高粘
度のもの迄製造容易であり実用的である。アクリル酸系
水溶性高分子はアクリル酸の重ハ体及び共重合体である
。アクリル酸共重合体の種類としては、アクリル酸とイ
タコン酸の共重合体の塩(K、Na)及びアクリル酸/
イタコン酸/アクリル酸アルキル、アクリル酸/アクリ
ル酸アルギル5・″メタクリル酸アルキル、アクリル酸
/無水71メイン酸及びその塩([、i、11吋、 K
、 Cλ)、アクリル酸/′無水マレイン酸7′アクリ
ル酸アルキル/スチ1ノン、アクリル酸/アクリル酸ア
ルキル/メタクリル酸アルキル/′メククリル酸ヒドロ
キシルアルキル。
アクリル酸/アクリロニトリル、アクリル酸/アクロニ
トリル/アクリル酸アルキル、アクリル酸/アクリロニ
トリル/アクリルアニド、アクリル酸/アクリルアミド
、アクリル酸/アクリルアミド/メタクリル酸アルキル
/アクリル酸アルキル、アクリル酸/アクリル酸アルキ
ル、アクリル酸/スチレンスルホン酸、アクリル酸/ス
チレンスルホン酸/アクリル酸アルキル、アクリル酸/
スチレンスルホン酸/アクリル酸アルキル/イタコン酸
、アクリル酸/メタクリル酸/アクリロニトリル/アク
リルアミド/アルキルスルホン酸、等の共重合体を例示
することができる。
無水マレイン酸系水溶性高分子は、無水マレイン酸とビ
ニルメチルエーテル、イソブチレン、酢酸ビニル及びス
チレンとの共重合体を例示することができる。
又、スチレンスルホン酸系水溶性高分子としては、スチ
レンスルホン酸と、アクリル酸、無水マレイン酸、アク
リル酸エステル、酢酸ビニル、ビニルピロリドン、スチ
レン、ビニルスルホン酸等との共重合体を挙げることが
できる。又、本発明の水溶性高分子の機能を損わない範
囲で、一般的には重量比で20〜30%以下のカルボキ
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ
ビニルアルコール、スルホン化セルロース、グリニンス
ルホン酸塩、アラビヤゴム、ポリエチレンスルホン酸等
のアニオン性あるいはノニオン性水溶性高分子を併用す
ることもできる。
本発明のアニオン性水溶性高分子を得る方法としては、
前記のモノマーの混合物を取り適当な濃度の水溶液とし
たのち、容器内の空気を窒素ガスで置換後、重合開始剤
として、有機あるいは無機の過酸化物や過硫酸塩を加え
、加熱して重合反応を行なわせる一般のアクリル酸の重
合法である水素でのラジカル重合法が好ましい。又重合
状態を調整する為、乳化重合方法をとることもある。反
応終了後必要に応じて、苛性ソーダ等のアルカリで重合
体の一部を中和しても良い。水系でラジカル重合させた
重合体は、一般に5〜30重量%の不揮発分を有する水
溶液として得られる。
アクリル酸系共重合体アニオン性水溶性高分子の原材料
のモノマー組成は、好ましくはアクリル酸を50〜92
重量%(以下%は重量%とする)としてその他のモノマ
ーを適宜加え、カプセル化反応を充分行える様にする必
要がある。
−例としてアクリル酸/イタコン酸では80〜95%/
20〜5%、アクリル酸/イタコン酸/アクリル酸アル
キルでは75〜90%/1〜10%/1〜10%、アク
リル酸/スチレンスルホン酸/アクリル酸アルキルでは
70〜90%/2〜15%/2〜10%、アクリル酸/
メタクリル酸/アクリロニトリル/アクリルアミドアル
キルスルホン酸では40〜70%/1〜10%15〜3
0%15〜30%である。
これらの水溶性高分子のどれを用いてもアミノ−アルデ
ヒド重縮合物を壁膜とするカプセルを形成することは容
易であるが、本発明の目的を達成するには、高粘度と低
粘度のもの、すなわち、水溶高分子の高分子量のものと
低分子量のものを混合使用することが必要である。
本発明において、高粘度とはほぼ5. (IG(lcp
t以上を指し、低粘度とはほぼ500cpt以下の粘度
のものをいう。
高粘度の水溶性高分子をカプセル膜形成反応が十分に進
行する量を単独使用すれば、乳化粘度、反応粘度及びカ
プセルスラリー粘度が非常に高(なり作業性及び収率が
悪くなる。
一方、低粘度の水溶性高分子のみを使用した場合、カプ
セル膜形成に支障を生じたり、粒度分布が非常に広く不
均一な粘度のカプセルとなり好ましくない。又、水溶性
高分子の粘度(分子量)を重合時に高粘度と低粘度の中
間に調整したものを単独使用したカプセルは、反応中の
粘度や完成したカプセルスラリー粘度が比較的大きく、
カプセルの粘度分布は全く改善されない。
本発明で使用するアクリル酸系水溶性高分子の分子量と
粘度の関係は、GPC平均分子量(プルラン換算)で高
粘度域5.000〜1.500.0OQcpsのものが
約120万〜500万、低粘度域100〜500cps
のものが約20万〜60万である。
尚、本発明の水溶性高分子の粘度は、不揮発分25重量
%、25℃でB型回転粘度計で測定1−5たちのである
本発明は、高粘度域と低粘度域の水溶性高分子を適当な
割合で混合(5て使用することに特徴があり、高粘度域
のものL低粘度域との混合比は重量比で1.:12−1
+3が適当である。混合後の粘度は、500〜2.00
0cpsが良好である。
本発明の水溶性高分子は、無塩あるいは一部塩の形で取
扱い得る。塩と17では、リチウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩、マグネシウム塩あるいはカルシウム集が好
まI5.い。
本発明の=−船釣実施方法は次のようである。
(1)芯物質の調整 カプセルの芯物質とする疎水性液体そのままか7、必要
ならば他の物質を溶解してカプセル芯物質とする1゜ (2)連続相の調整 本発明のアニオン性水溶性高分子を室温で市水に希釈溶
解j7、カプセル壁膜を形成させるアミンあるいはアル
デヒドの一ブjあるいはこれらθ〕初期重縮合物を溶解
1−2て連続相とする。これらの初期重縮合物はフェノ
−・ル類又はペンジグアミン等で変性されていても良い
壁膜材料と芯物質の割合は固形分重量比1:1〜・=1
.+20程度であり、壁膜形成材料であるアミン、アル
デヒドは単体で使用してもあらかじめプレポリマー・と
じたものであ−)でも連続相中に溶解するものであれば
使用できる。本発明のアミンとして使用できるものは7
、尿素、千オ尿素、メラミンとこれらの炭素数1〜4の
アルキル化物、メチロール化物及び炭素数1−・・・4
のアルキル化メチロール化物の単独あるいは混合物であ
る。
アルデヒドとしてはホルムアルデヒド、パラホルムア刀
ノデlニド、グリメキザ・−ル、グルり・−ルアルデヒ
ド等を挙げられ1.二41らの中ではホルムアルデヒド
が最も好ま13.い。
(3)乳化 次に芯物質溶液を」−記連続相中に撹拌j7ながら加え
、ホモジナイザー、静止型混合機等の乳化機によって”
乳化する。一般に乳化は室温あるいはそれ以1:の温度
で行なう方が粒径分布の点で好まし、い。
(4)カプセル壁形成反応 所定の粒径の乳化粒子が得られたら、水溶液のpHを使
用し#vl漠形酸形成材料縮合する範囲に調整する。一
般的にこの反応は酸性で行なうほうが壁膜が緻密になる
。pl(は低い程反応は速いが、余りに急激な反応は均
一なカプセル壁形成の妨げになることがあること等を考
慮し、・てp83程度迄に調整する。、 アミンとアルダ1ニドの割1合1よ一部には決められな
いが、通常アミ’−1モルに対し0.6〜5.0モルの
アルデヒドを使用する。−例として、尿素とホルムアル
デヒドの場合は、尿素15モルに対しホルムアルデヒド
を1.′:1.〜3,0モル使用するのが好ましい範囲
である、。
乳化終rと同時あるいはアルデヒドの添加とともに加温
を開始する。温度は35〜90℃に加温するが通常50
〜75℃に調節する。設定した温度の到達後一定時間以
」−温度を保つことが好40−2く、50=60℃での
反応の場合は少なくとも1時間は保持すると良い。
(5)後処理 カプセル化が終了(またら、11的に応じて、πA匣の
調節、 [lHの調節、洗浄、濾過、乾燥、粉体化等を
行なう。アルデヒドとしてホルムアルデヒドを使用した
場合は、通常スラリー中に存在4″る余剰のホルムアル
デヒドの減少処理を行う。
「作用」 高粘度と低粘度のアニオン性水溶性高分子を混合して乳
化工程及びカプセル化工程に使用した場合、高粘度域の
ものは乳化分だ(におl」る乳化速度の向上と粒度分布
の改良とカプセル化工程におUるカプセル膜の緻密化に
作用する。−万代粘度域のものは、乳化分散工程及びカ
プセル化工程におけるスラリー粘度の低粘度化を可能に
する。その結果と;2て高濃度、低粘度かつ粒度分布の
狭いカプセルスラリーが得られるものと考えられる。
1、かじながら、高粘度のものを単独使用する時のカプ
セル化反応中の高粘度化や完成カプセルスラリーの高粘
度化及び、低粘度のものを単独で使用する時のカプセル
粘度分布が悪(なる等の悪影響が現われない理由は不明
であり、しかも高粘度と低粘度のものを混合した時得ら
れる粘度の水溶性高分子を重合により作成しこれを単独
使用した場合、混合したものを使用した場合と反対に高
粘度のものと低粘度のものの悪作用の方が顕著である理
由も不明である。
[実施例] 以下の合成例及び実施例において部は全て固型分重量部
である。
実施例1 (1)アニオン性コロイド物質の調整 (Al高粘度品の合成 還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロート2本を付
けた21セパラブルコルベンに水650 gを仕込み、
撹拌しなから83−85℃まで昇温する。同温度で、ア
クリル酸305g、スチレンスルホン酸ナトリウム27
g1アクリル酸ブチル27g、水137gの混合溶液及
び水150gに過硫酸カリウム0.61gを溶解した溶
液をそれぞれ別々の滴下ロートに入れ、1時間かけて滴
下した。
その後、同温度で2時間、保温し、さらに水50gに過
硫酸カリウム1.44gを溶解した溶液を加え、1時間
保温して反応を完結させた。その後、冷却し、48%N
aOHLLgを加え、中和し、水で希釈して、濃度25
,0%、アクリル酸/スチレンスルホン酸ナトリウム/
アクリル酸フリル=85/75/7.5の組成のアニオ
ン性水溶性高分子を得た。
このアニオン性水溶性高分子の粘度は、温度25℃でB
型粘度計で測定して170.00QcpSであった。
(B)低粘度品の合成 還流冷却管、温度計、窒素導入管、滴下ロート2本を付
けた21セパラブルコルベンに水600gを仕込み、撹
拌しながら、83−85℃まで昇温する。同温度でアク
リル酸305g、スチレンスルホン酸ナトリウム2,7
gアクリル酸ブチル2.7g1水137gの混合溶液及
び水200gに過硫酸カリウム9.55gを溶解した溶
液をそれぞれ別々の滴下ロートに入れ、時間をかけて滴
下した。その後、同温度で3時間保温し、冷却した。さ
らに48%NaOH11gを加え、中和し、水を加えて
濃度25.0%、アクリル酸/スチレンスルホン酸/ア
クリル酸ブチル=85/7.5 /7.5の組成のアニ
オン性水溶性高分子を得た。このものの粘度は720 
cpsであった。
このようにして得られた高粘度と低粘度のアニオン性水
溶性高分子を重量比で1/6に混合し、実施例1で使用
するアニオン性水溶性高分子試料魔1を得た。
(2)尿素ホルムアルデヒド壁膜カプセルの調整上記試
料黒128部を水72に加え希釈溶解し、この溶液に尿
素10部、レゾルシン1.2部を加え溶解する。
この混合溶液を40%クエン酸水溶液でpH3,4に調
整した。別にフェニルキシリルエタンを主成分とする高
沸点溶剤148部に、無色染料としてクリスタルバイオ
レットラクトン6部を加え、90℃に加熱撹拌しながら
溶解し芯物質とする。先に調整したアニオン性水溶性高
分子尚1と尿素とレゾルシンを含む水溶液中にこの芯物
質を転相に注意しながら混合し30℃に調整する。つい
でホモミキサー(特殊機化工業■製)を用い、平均粒径
が4.7μになるまで乳化した。ついで水27.5部及
び37%ホルムアルデヒド23.5部を加え加温を開始
し、55℃に達してから2時間でカプセル化を完了した
。残留ホルムアルデヒド除去のため40℃に冷却後28
%アンモニア水を9117.5になるまで添加して感圧
複写紙用カプセルスラリーを得た。
実施例2〜8 実施例1と同様な手法で表−1に示したモノマー及び組
成比の高粘度及び低粘度の水溶性高分子を合成し、表−
1に示す割合で混合して、実施例2〜8の水溶性高分子
試料Nα2〜阻8を得た。高粘度品、低粘度品及び混合
品の粘度を表−1中に示した。
試料に2〜魔8の水溶性高分子を用いて、実施例1と同
様にカプセル化した。実施例1〜8について、カプセル
化中の粘度」−昇、カプセルスラリー粘度、カプセルの
粒度分布及び発色汚11を測定I2、結果を表−2に示
し、た。
比較例1〜6 アユ1ン性水溶性高分子とし、て実施例j、と同様の手
法で合成した表−1の試料Nα9〜14を用いて実施例
1と同様にカプセル化し5て比較例1−6のカプセルス
ラリーを得た。これらのカプセルの評価結果を表−2に
示した。
友−2から明らかな如く、本発明の実施例に比較し”C
1中粘度及び高粘度の水溶性高分子を単独で使用した比
較例1.2及び4はカプセルスラリーの粘度が高く、低
粘度の水溶性高分子を使用jまた。比較例3及び5は粘
度分布が悪く発色汚れが多い。更に、粘度比が1.0以
下の混合品を使用した比較例6は、カプセルスラリーの
粘度は低いが、粒度分布が悪く発色汚れが多いものとな
っている。
尚カプセルの評価は次の方法で行った。
粘  度:濃度25%、25℃におけるカプセルスラリ
ーの粘度をB型回転粘度計で測定。
粒度分布:コールターカウンターTA−II型粒度測定
器による25%体積点の粒径、 50%体積点の粒径の粒径比の対数の 10倍で粒度分布を表わした。小さい ほど分布が狭い。
汚  れ:カプセルスラリーを紙面に手塗りした後、カ
プセル塗工面と発色面を合せ 20/aIrの加重をかけた時の発色の度合を色差計で
測定、値の小さいものほ ど汚れが少ない。
[発明の効果] アミノ−アルデヒド重縮合物を壁膜とする微小カプセル
をアニオン性水溶性コロイド中で製造するに際し、該ア
ニオン性水溶性コロイドを25重量%濃度における粘度
比が10以上の高粘度と低粘度のアニオン性水溶性高分
子とすることによって、従来の方法に比べて、カプセル
化反応中の粘度上昇が小さく粒子径のそろった、高濃度
、低粘度のカプセルスラリーが得られ、感圧複写紙とし
た時も汚れの小さなものが得られる。又、塗工時におい
ても、高濃度塗料とすることが出来るので、紙などの支
持体に高速で塗布することができるとともに、乾燥効率
も良くなるといった効果がある。
ニドIが巴ン市、下、ヤ) (自発) 平成1年特許願 第92292号 発明の名称 微小カプセルの製造方法

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アニオン性水溶性コロイド物質を含む酸性水溶液
    に疎水性芯物質を分散又は乳化させた後、該系中でアミ
    ノ−アルデヒド重縮合物を壁膜とするカプセルを形成さ
    せる微小カプセルの製造方法において、該アニオン性水
    溶性コロイドが、25重量%濃度における粘度比が10
    以上の高粘度と低粘度のアニオン性水溶性高分子を混合
    したものであることを特徴とする微小カプセルの製造方
    法。
  2. (2)請求項1記載のアニオン性水溶性高分子がアクリ
    ル酸ポリマーあるいはアクリル酸コポリマーから選択さ
    れることを特徴とする請求項1記載の微小カプセルの製
    造方法。
  3. (3)請求項2記載のアクリル酸ポリマーあるいはアク
    リル酸コポリマーの粘度が25重量%濃度における粘度
    が5,000cps〜1,500,000cpsと、1
    00〜500cpsの粘度域から選ばれることを特徴と
    する請求項2記載の微小カプセルの製造方法。
  4. (4)高粘度と低粘度のアニオン性水溶性高分子の混合
    比が重量混合比で、1:12〜1:3であることを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の微小カプセルの製造方
    法。
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