JPS6028506A - 乗車用ヘルメツトの換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、主として自動二輪車の乗員が用いるヘルメッ
ト、特に帽体の前面にバイザを備えた乗車用ヘルメット
の換気装置に関するもので、その目的とするところは、
走行風、即ち車両の走行に伴い前方より受ける風を有効
に利用して帽体内の換気を確実に行い、夏季でもヘルメ
ットを快適に使用することができる簡単有効な前記換気
装置を提供することにある。

この目的達成のために、本発明は、前記バイザにその前
端に開口する走行風導入路を形成し、この走行風導入路
に連通ずる複数条の通風溝を前記帽体の緩衝ライナ内面
に凹設し、また前記緩衝ライナの内面には多孔板を介し
て緩衝パッドを接合し、この緩衝パッドに前記多孔板の
孔を介して前記通風溝と連通ずる透孔を設けたことを特
徴とする特 以下、図面により本発明の一実施例について説明すると
、図示例のヘルメットはフルフェイス型であって、その
帽体１の前面に窓孔２が開口し、この窓孔２の上縁を覆
うようにバイザ３が設けられる。

帽体１は耐衝撃性の高い硬質シェル４と、このシェル４
の内面に密合された発泡スチロール等よりなる厚肉の緩
衝ライナ５とよりなる。緩衝ライナ５の内面には前後方
向に延びる数条の通風溝６゜６・・・と、これら通風溝
６，６・・・の前端を相互に接続する左右方向の連通溝
７とが凹設され、各通風溝６，６・・・の後端は帽体１
の下端に開口される。

またシェル４及び緩衝ライナ５の前壁には連通溝７をシ
ェル前面に連通させる複数個の通孔８が穿設される。

緩衝ライナ５の天井面には合成樹脂製の多孔板９を介し
て比較的厚内のウレタンフオーム製クッションハツト１
０が重合して接着され、このクッションバッド１０には
、多孔板９の多数の孔９αを介して通風溝６，６・・・
に連通する多数の透孔１１゜１１・・・が穿設される。

またクッションバッド１０の下方において緩衝ライナ５
の内面にはウレタンフオーム製の比較的薄い汗止めクッ
ション１２が接着され、この汗止メクッション１２とク
ッションパラ）”　１０　トノ間には通風溝６，６・・
・と連通する環状通路１３が形成される。さらに汗止め
クッション１２の後部には通風溝６，６・・・と連通す
る透孔１４が穿設される。

バイザ３は、上下に間隔をあけて対向１−る上部バイザ
２０及び下部バイザ２１と、両バイザ２０゜２１の左右
両端間を連結する連結端壁２２，２２とより構成され、
全体が合成樹脂より一体成形される。上部バイザ２０の
後端には立上り部２０αが形成されており、この立上り
部２０ａにおいてバイザ３は複数個のホック２３．２３
・・・を介してシェル４の前面に着脱可能に装着される
。

上、下部バイザ２０，２１間には、その全幅に至り前方
に開口する走行風導入路２４が形成され、前記通孔８は
この走行風導入路２４に開口するよう配置される。

上部バイザ２０は下部バイザ２１の前端を覆うようにそ
れよりも長（形成され、走行風導入路２４に雨水等が侵
入し難いようになつ【いる。

次にこの実施例の作用を説明すると、本発明ヘルメット
が使用者の頭部に正しく装着されると、特にクッション
バッド１０は使用者の頭部によって強く圧迫されるが、
このクッションバッド１０と緩衝ライナ５との間には多
孔板９が介在しているので、クッションバッド１０は緩
衝ライナ５の通風溝６，６・・・へ食み出すことを多孔
＆９によって阻止され、したがって通風溝６，６・・・
に詰りを生じさせない。

そこで、使用者が例えばオートバイを走行させれば、走
行風がバイザ３の走行風導入路２４によって多量に捕捉
され、その走行風は通孔８に集中的に進入して、帽体１
内の連通溝７から数条の通風溝６，６・・・に分流し、
その一部は、第４図の矢印のように、通風溝６，６・・
・の途中から環状通路１３や、多孔板９の孔９αを介し
て透孔１１に進入して使用者の頭部に直接作用し、該部
の熱気を吹き飛ばす。また残余の走行風は通風溝６，６
・・・を流過して帽体１の下端から後方へ排出される。

その際、汗止めクッション１２の内側に籠る熱気は、通
風溝６，６・・・を流過する走行風によって透孔１４よ
り吸引され、走行風と共に帽体１外へ排出される。この
ように走行風が帽体１内を通過することによってその内
部は換気される。

以上のように本発明によれば、バイザにその前端に開口
する走行風導入路を形成し、この走行風導入路に連通ず
る複数条の通風溝を帽体の緩衝ライナ内面に凹設したの
で、バイザを有効に利用して多量の走行風を帽体内に送
り込むことができ、しかもバイザが導風板を兼ねること
がら帽体に特別な導風板を取付ける必要がなく、構造が
簡単である。

また前記緩衝ライナの内面には多孔板を介して緩衝パッ
ドを接合し、このクッションパッドに多孔板の孔を介し
て前記通風溝と連通ずる透孔を設けたので、装着時、多
孔板によって通風溝のクッションパッドによる目詰りを
防止でき、走行風の導入量が多いこと＼相俟って帽体内
部の換気を良好に行うことができ、夏季でも使用者に爽
快感を与え、車両の菱全運転に寄与することができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明ヘルメットの一実施例を示すもので、第１
図は側面図、第２図は正面図、第３図は底面図、第４図
は第２図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図及び第６図は第
４図のＶ−Ｖ線及びＶｌ’−ＶＩ線断面図である。 １・・・帽体、３・・・バイザ、５・・・緩衝ライナ、
６・・・通風溝、７・・・連通溝、９・・・多孔板、９
ａ・・・その孔、１０・・・クッションパッド、１１・
・・透孔、１２・・・汗止めクッション、２０・・・上
部バイザ、２１・・・下部バイザ、２４・・・走行風導
入路 特許出願人　昭栄化工株式会社 第４図 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帽体の前面にバイザを備えた乗車用ヘルメットにおいて
   、前記バイザにその前端に開口する走行風導入路を形成
   し、この走行風導入路に連通ずる複数条の通風溝を前記
   帽体の緩衝ライナ内面に凹設し、また前記緩衝ライナの
   内面には多孔板を介して緩衝パッドを接合し、この緩衝
   パッドに前記多孔板の孔を介して前記通風溝と連通する
   透孔を設けてなる、乗車用ヘルメットの換気装置。