JPS6025089B2 - ソ−セ−ジの外皮剥ぎ取装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はソーセージの外皮を剥ぐソーセージ外皮剥ぎ取
り装置に関する。

一般のソーセージは多数のソーセージ単体を外皮材によ
り連結して一統きになるように製造され、ソーセージの
各連結部は外皮材の長尺チューブの帯又は擦り部により
分離され、そのソーセージの肉はその外皮材の中に収納
されるということが周知となっている。又、前記連結状
態のソーセージは形成後に種々の加工を受ける。例えば
、ソーセージを硬化処理したり又は蝿煙加工を行ったり
、その後、個々のソーセージに分割されるのであるが、
外皮付きで販売されるソーセージを分離するため外皮を
解く技術が必要となってくる。即ち外皮材料の最尺チュ
ーフからつくられる外皮の剥離は個々のソーセージを直
接分離することになる。この目的に最も適した技術は外
皮に長さ方向のスリットを形成する切り開きナイフの処
に一統きのソーセージを移送通過させ、そこで外皮を切
り開きその状態の外皮付ソーセージを、多数の透孔が穿
談されたホイールに通過させる。

該ホイールの内部は真空になっているので外皮は、ホイ
ールが回転し個々のソーセージがホイールを越えて接線
の方向に通過するにつれ引出される。この種の装置は１
９７６年４月１１日出願のアメリカ特許斑１２９９５に
記載されている。従来のソーセージの外皮剥ぎ取り装置
の不都合な点は異つたサイズのソーセージの外皮の切開
きが容易でなく、且つ食品産業に於いて極めて重要であ
るところの装置の清掃管理という点から装置主要部の工
具の容易な取外しが困難であるという点にある。

本発明は上述の従来技術の不利益、不都合を解消するた
めに提供されたものである。

本発明の目的は種々の異つたサイズのソーセージの外皮
を剥ぎ取る際に有効であり、なお菱直の清掃に際し簡単
容易に取外し可能なソーセージの外皮剥ぎ取り装置を提
供するにある。

本発明に係るソーセージの外皮剥ぎ取り装置は多数単基
線されたソーセージの一連のものを通過させるための通
路を有する機構と、ナイフ機構と、ソーセージからスＩ
Ｊット付き外皮を有効に除去する多孔ホイールを有して
いる。

このような構成により、ソーセージを長さ方向に切り開
き工程を行うナイフ機構にガイドするためのガイド部材
が設けられている。このガイド機構はソーセージの異つ
たサイズに適するよう取外し且つ取換え可能な挿入体と
なっている。このような装置では、装置の種々の部村、
特にホイールが清掃用の機構から容易に取外し出来るよ
うな簡単に設けた多孔ホイールに連結した駆動機構を有
する事が望ましい。

その他の部村も清掃用にガイド機構から容易に取外し出
来るように配設されている。次に、添付図面に従い、本
発明に係るソーセージの外皮剥ぎ取り装置について説明
する。

この発明の装置は略長方形のフレームから成り、その垂
直側壁に取外し自在なパネルが支持されており、且つそ
の頂部に基板１０が支持されている。この基板１０‘ま
フレームから迅速且つ容易に取外し出来るように出来る
だけ僅かの数のボルト１２でフレームに取付けられてい
る。フレーム内には第３図に示すように真空タンク１４
が配設され、該タンクの内側に接近して密封取外し自在
な蓋１６が取付けてある。

タンク１４の底部隈部には、フィルター部材２２による
タソク１４の側部から分離した真空タンクの領域２０に
突出している管１８があり且つ管１８はタンク１４の外
部に突出している。管１８の技外端部には差込部２４を
設け、それによりＬ型差込みス。ツト２８が形成された
管２６に接続可能としてある。管２６は蓋３２内に収納
された真空モーター３０及び送風装置に接続し、蓋３２
で掩われた部分から管３４を通じて空気が放出される。
管３６は真空タンク１４の側壁を貫通し、且つ管１８と
同じように菱込接続部３８を設けてあり、ホース４０は
迅速容易に管１８と接続乃至取外しが可能である。

管３６から離れたホース４０の端は、基板１０から下方
に突設させた管状構造部４４に符号４２で指示した差込
孫止で接続している。

管状構造部４４の目的については後述する。基板１０‘
こ固定されたブラケット５０及び５２には蒸気管５４が
装着させてあ、又、蒸気ホースは該蒸気管５４に援管装
置５６で接続させてあり、そして図中符号Ｓで示したソ
ーセージの一統きが蒸気管を通過出来るようにしてある
。

更に、凝縮排水孔５７は蒸気管５４の最底部に形成され
ている。

蒸気管５４から、一統きのソーセージが一対の送給ロー
ル５８の処に出てくると、まず最初に、縮小径中央部６
２を有するガイドロール６０の下を通過する。このガイ
ドロール６川まホールドダウンローラー機構内に摺敷自
在に装着してあって、挟持する状態としてその下を通過
するソーセージに重みをかけるようにしてある。一対の
送給ローラ５８から送給された一統きのソーセージは中
央通過孔を有するリング状のガイド機構６６（特に第３
図参照）を通過し、リング状孔の最低職はそこを通過す
るソーセージの一続きの位置を規制する。

ガイド機構６６の外径はブラケット６８（支持機構を意
味する）の対応する閉口部内で受け入れられ、その関口
部は清掃目的用基板から容易に取外すことができるよう
にボルト７０で基板１０１こ固定されており、ガイド機
構６６は種々異なった径のソーセージの径に合わせて多
種類常備してあってガイド機構を取り替えることにより
大きな蓬のソーセージから例えばフランクフルトソーセ
ージのような小さな蓬のソーセージに至るまで外皮を簡
単かつ確実に剥ぎとることができる。ガイド機構６６は
、関口部の周辺端に隣接させてあり、ブラケット６８の
上向きサイドに隣接するショルダー面を有している。

そしてその関口部周辺緑内で前記ガイド機総６６が挿入
されるが、一統きのソーセージとガイド機構６６との間
に生じた摩擦力によってブラケツトからガイド機構６６
が動かされるようにしてある。プラケット６８は水平方
向に配設したプレート状部村７２を有し、その上にナイ
フ機構７４がピボツト状に配穀されている。

ナイフ機構７４は７８の部分でピボット枢支したプレー
ト７６を具える。そして後部プレート８０はピン８２を
介してプレート７６にピボツト状に枢支されている。ブ
レードはバネ鋼から成り、後部プレート８０の下端に近
接し、刃先８４をもつ。この刃先を僅かにプレート７６
機より突出させ皮を切る構成としている。プレードは所
望催眠派こキーホール関口部を有し、それはプレードを
支持するプレート７６に鯨設したネック付きスタツド‘
こ係合する。プレードの上端はピン８８上に配設され（
第２図参照）、それによりプレードはプレート７６に対
し僅かに頃斜している。スプリング９０はプレート状部
材７２のピン９２から、該プレート７６のピン９４まで
延伸し、そして第３図に示す通り時計方向に該プレート
を回動する力を付勢せしめその下を通過するソーセージ
の一統きに対してナイフ機構７４の刃先８４をかたよら
せるようにしてある。

圧縮空気滋給ホース１０川こ接続する鞍管菱魔９８はナ
イフ機機７４に対して下向に配設しており且つプレート
状部材７２上に跨設している。

そして圧縮空気送給ホース１００‘ま炉週された圧縮空
気源に連続してある。ソーセージの外皮を剥ぎ取る圧縮
空気の機能は以下に記述する。

ナイフが一列のソーセージに接舷している領域のすぐ隣
りに一対の第２駆動ローラー１１０がある。

駆動ローラー５８と１１０の両組は装置のフレーム内に
配談したモーター１１２により駆動される。

モーターのシャフト１１４は一対のプーリー１１６を支
持しており、そのプーリーの一つの周囲にベルト１１８
が袋架されている。ベルト１１８はプーリー部１１６か
ら歯車ボックス１２４のシャフト１２２上に跨設したブ
ーリー１２０に延伸する。歯車ボックスは一対のウオー
ムから成り、それは駆動ローラー５８と１１０のシャフ
ト上に袴談したウオームホィールと噛合しており、且つ
ソーセージの−続きを装置に貫通させるローラーに一部
駆動して蟻合している。最も望ましくは、ローラーを支
持するシャフト則ちこれらシャフトの各組の少なくとも
ひとつは１９７３年２月２０日に公告された米国特許３
７１班９１に示された如き浮体部から成り、且つそれは
ウオームホィールが歯車ボックスのシャフトの接続ウオ
ームとの噛合した状態で枢支している。一方駆動ローラ
ー自体はソーセージの一統きに対し片寄らせており、歯
車ボックスのウオームへのウオーム接続の周辺で枢支し
ている。プーリー部１１６，１２０内の二つのプーリ−
の連動はオペレーターに２つの異つたスピードで黍鷹の
駆動を選択させる。ソーセージは駆動ローラー１１０か
ら出て来て透孔が穿設されている吸込みローラー艮０ち
、その端部がディスク状の都材により閉塞され且つ、そ
の一つはスタブ１３４を有し、他方は軸１３６を具有し
ている多孔ホイール１３０の処を通過する。

多孔ホイール１３０は符号１３８で示されるハウジング
又はケース内に配談されており、そこには突起１３２が
、ホイールを装着しているベアリング滑敷出釆るように
形成されている。

ハウジング１３８は基板１０から容易に取外されるよう
に頭部にローレツトが刻穀されたねじ１４川こより基板
１０に固着されている。ハウジング１３８の直立端１４
２は、真空ホイール１３０の隣接部との間に隙間を残し
て配置され、一方ケースの直立端部１４４はソーセージ
の外皮を直立壁とホイールとの間で通過させるに十分な
間隙を残してホイールの隣接端に配設されている。

周知の如くソーセージの外皮材料は薄いが、し‘まいま
コプ状や捻形状の肉塊がソーセージから出てくるのにつ
れて外皮内にたまるから、ソーセージの外皮部分が通過
する間隙は外皮材料の厚みより大きくする必要がある。

シャフト１３６の一端には駆動シャフト上に跨段された
べベル歯車１４８が噛合するべベル歯車１４６が支持さ
れている。尚、該べベル歯車１４８に止着された駆動シ
ャフトの中心線は符号１５０で示す。又、該駆動シャフ
トはべベル歯車１４８から所望量離れた端部にスプロケ
ツト１５２を有している。図面に概略示されたチェーン
はスプロケツト１５２から歯車ボックス１２４のスプロ
ケツトに懸架させてある。スブロケット１５２とべベル
歯車１４８と１４６は、一般に箱形ハウジング１６０内
に収納されており、ハウジング１６０はヒンジ部材１６
４の直立片１６２に支持され、ヒンジ部材の池片は基板
１０に支持されている。

叙上の構成から明かな如く、ねじ１４０を簡単に取外し
、且つヒンジ１６４のまわりのケース１６０を枢支する
ことによって、吸込みホイール部は基板から簡単に敬外
すことが出釆る。

最も望ましくは、ソーセージの一統きは真空タンク１４
の頂部に跨設したトレーに支持せしめ、そして真空タン
クの頂部はソーセージが順次に送られる際真直ぐになる
鏡向をとるよう蒸気管５４の入口端より低めにしてある
。

Ｌ入上の構成によりガイド機構６６はソーセージの大き
さに応じて予め準備された他のガイド機構６６を簡単に
取外し交換出釆る。

ガイド機構６６はナイロンの如き材料で成形され中央通
過口を有しており、ナイフ機構を通過するソーセージの
上部表面がスリット用の最適な高さにあるように配設さ
れている。かくて、この装置は大きな径から小さな径ま
でフランクフルトソーセージの皮剥ぎに有益である。ナ
イフは大小の程度で突出するようにプレート７６に対し
て調節自在であり、又、ナイフは外皮を簡単に切り開く
ためソーセージの肉を切るのではなく外皮切開の際にソ
ーセージの肉を極めて僅少に切るように縦単に調節出来
るようにしてある。従ってソーセージは、外皮スリット
と共に真空ローラー１ １０を通過してゆくにつれ、外
皮は真空ローラー１１０に付着し、更に蓋１６が開閉自
在な真空タンク１４に蓬通するホ−ス４０内を通過する
ので真空タンク１４内に貯溜される。又、簡単なノズル
から成る接管装置７２への加圧空気供給は所望の圧縮空
気源から行なわれ、特にここで記述した実施例では簡単
に接続解除が可能な圧縮空気送給ホースは接管菱瞳１７
０に取付けてある。

従釆技術に於いては、そのようなノズルを設けることや
、クロスした空気の流れを得るための特別形状のノズル
を設けることも考えられたが、本発明に係るソーセージ
の外皮剥ぎ取り菱魔では簡単なノズルで十分である。拠
って本発明に係るこの装置は大きなサイズのソーセージ
から４・ごな前菜料理のフランクフルトソーセージまで
の外皮を簡単且つ確実に剥ぎ取るために極めて有益であ
る。

なお、ベベルギア等の各部の部品は取外しが簡単で容易
に清掃することができるという効果がある。

次に、本発明の実施態様と技術構成を例示する。

【１｝ 多数連結された−続きのソーセージを外皮剥ぎ
敬通路に沿って移送する駆動機構と、前記剥ぎ取通路に
隣接したソーセージの外皮を切開するナイフ機機と、該
ナイフ機構の下方に配設したホイールと、該ホイール周
辺に配設したハウジング機機と、更に分離されたソーセ
ージの外皮を前記ホイールに付着させ乍らホイールの内
部に吸込む機構と、順次送給されたソーセージの位贋を
親し且つ着脱自在なガイド機構を設けて成るソーセージ
の外皮剥ぎ取り装置。

【２｝ 前記ガイド機構が中央ガイド開□部を有するリ
ング状の都材を有し、前記ナイフ機構に対向して配設し
た前記ガイド閉口部を規制する表面部が前記ナイフ機構
に対し一続きのソーセージの位置を規制する機構を継続
し、且つ前記ガイド部材は前記支持機構の関口部に等し
い径の前記部材の部分を前記開〇部より蓬の大なる部分
から分離する外側環状ショルダーを有するリング状部材
を具備し、該環状ショルダーが前記閉口部に隣接する前
記支持機構に隣接することを特徴とする前記第１項記載
のソーセージの外皮剥ぎ取り装直。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るソーセージの外皮剥ぎ取り装置の
一実施例を示す平面図、第２図は同上実施例の正面図、
第３図は同上実施例の側面図、第４図は第３図の一部拡
大図である。 Ｓ・・・・・・多数連接したソーセージの一統き、１４
・・・・・・真空タンク、５８・・・・・・駆動ローフ
ー、６６・・・・・・ガイド機構、６８・・・・・・支
持機構、７４・…・・ナィフ機構、１１０・・・・・・
駆動ローフー、１１２．．・．．・モーター、１３０・
・・・・・多孔ホイール、１３８・・・・．・ハウジン
グ。 図 船 図 Ｎ 船 図 の 船 図 寸 船

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ （イ） 連続した多数のソーセージを外皮剥ぎ取り
   通路に沿つて移送する駆動機構５８，１１０と、（ロ）
   ソーセージの外皮を長さ方向に切開する前記外皮剥ぎ
   取り通路に隣接し、ソーセージの径に応じて刃先の出入
   度が調節可能としたナイフ機構７４と、（ハ） 前記ナ
   イフ機構７４に隣接し、ソーセージの外皮の剥ぎ取りを
   増大する圧縮空気を送給する圧縮空気送給ホース１００
   と、（ニ） 前記ナイフ機構の下方に位置し、ホース４
   ０を介して真空タンクと連絡した多孔ホイール１３０と
   、（ホ） 前記多孔ホイール１３０の周囲に外皮剥ぎ取
   り通路に最も近い多孔ホイールの表面を露出する如く配
   設したハウジング１３８と、（ヘ） ソーセージを前記
   多孔ホイール１３０に接着させて、多孔ホイールの内面
   を吸引し、ソーセージの外皮を連続的に剥離する吸引機
   構３０と、（ト） 種々異なつたソーセージの径に合わ
   せて取替え自在とした外皮剥ぎ取り通路に位置し、前記
   ナイフ機構へガイドするガイド機構６６と、を備えたこ
   とを特徴とするソーセージの外皮剥ぎ取り装置。