JPS602359Y2 - 防振ゴム装置 - Google Patents

防振ゴム装置

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JPS602359Y2
JPS602359Y2 JP6420580U JP6420580U JPS602359Y2 JP S602359 Y2 JPS602359 Y2 JP S602359Y2 JP 6420580 U JP6420580 U JP 6420580U JP 6420580 U JP6420580 U JP 6420580U JP S602359 Y2 JPS602359 Y2 JP S602359Y2
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JP
Japan
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rubber
stopper
elastic body
frames
frame
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Expired
Application number
JP6420580U
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English (en)
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JPS56163832U (ja
Inventor
豊 西村
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Publication date
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Priority to JP6420580U priority Critical patent/JPS602359Y2/ja
Publication of JPS56163832U publication Critical patent/JPS56163832U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は防振ゴム装置に係り、特に自動車等の車輌に於
て、エンジンを車体より弾性的に支持し、エンジンの振
動が車体に伝わることを防止する防振ゴム装置に係る。
エンジンマウンティング等に用いる防振ゴム装置として
、互いに向かい合った壁部を有する第−及び第二の枠体
と、前記第−及び第二の枠体間に設けられたゴム状弾性
体と、前記第−及び第二の枠体より延設され互いに所定
間隔を置いて対向し前記ゴム状弾性体の変形を制限する
ストッパ部材とを有している防振ゴム装置が従来から種
々提案されている。
しかし、従来一般に知られている防振ゴム装置に於ける
ストッパ部材は、例えばそれがエンジンローリングによ
るゴム状弾性体の変形を制限すべく取付時に於いて実質
的に水平に延在する対内面を有していれば、そのエンジ
ンローリングによるゴム状弾性体の変形を制限するに止
り、その他の方向の振動によるゴム状弾性体の変形を制
限せず、このためストッパ部材が互いに係合している状
態に於て、エンジンと車体との間に車体前後方向の力が
作用すると、ストッパ部材の互いの対向面が接触した状
態にて滑りを生じる。
このため、ストッパ部材の一方の対向面に異音の発生防
止や衝撃吸収のためにゴム状弾性体が取付けられている
場合には、そのゴム状弾性体の寿命が著しく短縮され、
またゴム状弾性体が取付けられていないものに於ては、
異音が生じる。
本考案は従来の防振ゴム装置に於ける上述の如き不具合
に鑑み、ストッパ部材が互いに係合している時にはその
対向面にて滑りが生じないように改良された防振ゴム装
置を提供することを目的としている。
かかる目的は、本考案によれば、互いに向かい合った面
部を有する第−及び第二の枠体と、前記第−及び第二の
枠体間に設けられたゴム状弾性体と、前記第−及び第二
の枠体よりそれぞれ延長され第一の方向に互いに所定間
隔を置いて対向し前記ゴム状弾性体の前記第一の方向の
変形を制限する二つのストッパ部とを有し、前記ストッ
パ部の一方には前記ストッパ部の他方に対向する面に前
記第一の方向に対し垂直であって成る幅を有する平面を
呈するゴム状弾性体の層が取付けられ、前記ストッパ部
の他方には前記一方のストッパ部と対向する面に前記式
る幅より狭い幅の凸畝となるリブが設けられていること
を特徴とする防振ゴム装置によって達成される。
かかる構成によれば、ストッパ部材が互いに係合してい
るときリブの凸畝がストッパ部材に設けられているゴム
状弾性体を他の部分に比して強力に圧縮し、該ゴム状弾
性体にめり込むようになるため、ストッパ部材の互いの
対向面に於ける滑りの発生が回避される。
これによりストッパ部材に取付けられているゴム状弾性
体の耐久性が向上し、また第−及び第二の枠体間に設け
られているゴム状弾性体の変形が効果的に抑制される。
以下に添付の図を用いて本考案を実施例について詳細に
説明する。
第1図は本考案による防振ゴム装置の一つの実施例を示
す正面図、第2図は第1図の線■−■に沿う断面図であ
る。
図に於て、1は本考案による防振ゴム装置を総括的に示
している。
防振ゴム装置1は互いに向かい合った壁部2,3を有す
る枠体4,5とを有しており、この枠体4,5間にはゴ
ム或いはゴム類似品より成るゴム状弾性体17が設けら
れている。
このゴム状弾性体17は前記枠体4,5に対し加硫接着
され、前記枠体を弾性的に接続している。
枠体4にはマウンティングブラケット6の一端部が溶接
等の手段により接続されている。
マウンティングブラケット6は他端部にて複数個のボル
ト7によりエンジン8に剛固に接続されている。
また枠体5は取付ねじ9を有しており、この取付ねじ9
によって車体の、例えばクロスメンバに取付けられたブ
ラケット10に剛固に接続されている。
枠体4はその一側部より延びたストッパ部11を有して
いる。
ストッパ部11は第1図に示されている如き取付時に於
て実質的に水平に延在するストッパ上面12を有してお
り、またこのストッパ上面12にはゴム状弾性体13が
加硫接着されている。
枠体5はその一側部より延びたストッパ、部14を有し
ている。
ストッパ部14は鉤形に折曲し、前記ストッパ上面12
の上方にてこれに所定の間隔を置いて対向する実質的に
水平なストッパ下面15を有している。
またストッパ部14はストッパ下面15の側から見て凸
畝となるリブ16が形成されている。
エンジンローリングによりゴム状弾性体17が所定値以
上変形しようとすると、ストッパ部11°と14との係
合によりゴム状弾性体17は所定値以上の変形を抑制さ
れる。
このとき、ストッパ部14のリブ16はストッパ部11
のゴム状弾性体13と係合し、リブ16はその凸畝にて
ゴム状弾性体13を強く圧縮するようになり、第3図に
示−されている如くゴム状弾性体13にめり込むように
して係合するようになる。
この結果、第3図で見て左右方向の、換言すれば車体前
後方向のストッパ間の変位が抑制され、そのストッパ部
の互いの接触面に於ける滑りが回避される。
これにより1ゴム状弾性体13の摩損等が軽減され、そ
れの耐久性が向上し、また同時にゴム状弾性体17のロ
ーリング以外の方向の変形が防止される。
一般に、ストッパ部11と14とのラップ長さはこのス
トッパ部が有効にスビツパ作用を行なうためは20rr
tn以上あることが好ましく、またストッパ間隙Bは車
載状態時で3〜10mm程度であることが好ましい。
リブ16は、図示されている実施例の如く、ストッパ部
14の長手方向に沿って延在していればストッパ部14
の剛性を高める作用も奏する。
但しこのリブ16は枠体5を横切るまで延在しているこ
とは好ましくなく、枠体5とブラケット10との接触面
領域に延在することを許される長さく図にて符号Cで示
されている長さ)はたかだか1−程度である。
これは、リブがブラケットと枠体との接合面部分にまで
延びていると、その両者の実質的な接合面積が少なくな
り、その両者の取付けに対し悪影響を及ぼすからである
リブ16は、ストッパ部材14の補強を必要としない場
合、ストッパ下面15で見て円形突起になる形状のもの
であっても良い。
この場合にはストッパ面に沿う全ての方向の滑りが防止
される。
以上に於いては、本考案を特定の実施例について詳細に
説明したが、本考案はこれに限られるものではなく本考
案の範囲内にて種々の実施例が可能であることは当業者
にとって明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による防振ゴム装置の一つの実施例を示
す正面図、第2図は第1図の線■−■に沿う断面図、第
3図はストッパ作用時に於ける第1図の線■−■に沿う
断面図に相当する断面図である。 1・・・・・・防振ゴム装置、2,3・・・・・・壁部
、4,5・・・・・・枠体、6・・・・・・マウンティ
ングブラケット、7・・・・・・ボルト、8・・・・・
・エンジン、9・・・・・・取付ねじ、10・・・・・
・ブラケット、11・・・・・・ストッパ部、12・・
・・・・ストッパ上面、13・・・・・・ゴム状弾性体
、14・・・・・・ストッパ1.15・・・・・・スト
ッパ下面、16・・・・・・リブ、17・・・・・・ゴ
ム状弾性体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 互いに向かい合った面部を有する第−及び第二の枠体と
    、前記第二及び第二の枠体間に設けられたゴム状弾性体
    と、前記第−及び第二の枠体よりそれぞれ延長され第一
    の方向に互いに所定間隔を置いて対向し前記ゴム状弾性
    体の前記第一の方向の変形を制限する二つのストッパ部
    とを有し、前記ストッパ部の一方には前記ストッパ部の
    他方に対向する面に前記第一の方向に対し垂直であって
    成る幅を有する平面を呈するゴム状弾性体の層が取付け
    られ、前記ストッパ部の他方には前記一方のストッパ部
    と対向する面に前記式る幅より狭い幅の凸畝となるリブ
    が設けられていることを特徴とする防振ゴム装置。
JP6420580U 1980-05-09 1980-05-09 防振ゴム装置 Expired JPS602359Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6420580U JPS602359Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09 防振ゴム装置

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JP6420580U JPS602359Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09 防振ゴム装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56163832U JPS56163832U (ja) 1981-12-05
JPS602359Y2 true JPS602359Y2 (ja) 1985-01-23

Family

ID=29658402

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JP6420580U Expired JPS602359Y2 (ja) 1980-05-09 1980-05-09 防振ゴム装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58129352U (ja) * 1982-02-25 1983-09-01 株式会社 共立 防振装置
JP2011007314A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置

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Publication number Publication date
JPS56163832U (ja) 1981-12-05

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