JP2011007314A - 防振装置 - Google Patents

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大 小笠原
Masashi Kosugi
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Abstract

【課題】製造コストを削減できると共に、軽量化および小型化を図ることができる防振装置を提供すること。
【解決手段】下側連結部材20から突設された下側突出部22は、上側連結部材10から突設された上側突出部13と上側板部11との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において上側突出部13と重なる上下重なり部24aを備えており、上下重なり部24aと対向する上下対向部15aはリバウンドストッパゴム部32aを備えている。その結果、上側連結部材10のリバウンド側への大変位が規制される。防振装置1は、上側突出部13と下側突設部22とが上下方向に直交する投影面において重なるように金型内に配置し、加硫接着することにより製造できるため、追加部品の組み付け工程を不要にできる。よって、部品点数を削減して組み付け工程や追加部品に係る製造コストを削減できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定間隔を隔てつつ対向して配設される上側連結部材および下側連結部材とこれら上側連結部材および下側連結部材の対向面間を連結すると共にゴム状弾性材から構成される一対の防振基体とを備えた防振装置に関し、特に、製造コストを削減できると共に、軽量化および小型化を図ることができる防振装置に関するものである。
自動車のエンジンを車両フレームに対して防振支持する防振装置として、例えば、特許文献1に開示の技術がある。特許文献1に開示のエンジンマウント(防振装置)は、貫通穴24が形成された板状の上金具14(上側連結部材)および下金具16(下側連結部材)と、これら上金具14および下金具16の対向面間を連結するマウント本体ゴム18(防振基体)と、上金具14に形成された貫通穴24内に配設されると共に下金具16に固定される内筒金具26と、内筒金具26に固設されるストッパ金具52とを備えて構成されている。ストッパ金具52は板状のストッパ片54,56を有しており、ストッパ片54,56に対応するゴムストッパ部36A,38Cが上金具に形成されている。これにより、防振装置の上金具14が下金具16に対して上下方向や左右方向に大きく変位すると、ストッパ金具52のストッパ片54,56が対応するゴムストッパ部36A,38Cに当接し、それ以上の変位が規制される。
特開2006−144931号公報(図2、図3及び図5など)
しかしながら、上述した従来の防振装置は、内筒金具26にストッパ金具52を固設しなければならないので、上金具14(上側連結部材)および下金具16(下側連結部材)にマウント本体ゴム18を加硫接着した後、ストッパ金具52の組み付け工程が必要である。組み付け工程においては、ストッパ金具52の中心部に形成された貫通孔53(特許文献1の図5参照)にボルト42を挿通し、このボルト42の先端側を内筒金具26及び下金具16の貫通穴44に挿通すると共に、ボルト42にナット46を締結する作業が行われる。また、上述した従来の防振装置は、ストッパ金具52を組み付けるボルト42及びナット46などの追加部品が必要となる。これら追加部品の組み付け工程が必要となるため、防振装置の製造コストが上昇するという問題点があった。
また、マウント本体ゴム18で連結された上金具14及び下金具16の重量に、ストッパ金具52、内筒金具26、ボルト42及びナット46などの重量が加わるため、防振装置の重量が増すという問題点があった。
さらに、防振装置のストッパ金具52や内筒金具26は十分な機械的強度が必要なため、ストッパ金具52は貫通孔53の周囲のストッパ片56にある程度の大きさが必要であり、内筒金具26はある程度の肉厚が必要である。また、上金具14及び下金具16は、ストッパ金具52や内筒金具26を取り付けるためのスペースが傾斜部14A,14A(16A,16A)間に必要なため、防振装置の小型化には一定の限度があるという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、製造コストを削減できると共に、軽量化および小型化を図ることができる防振装置を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の防振装置は、所定間隔を隔てつつ対向して配設される上側連結部材および下側連結部材と、前記上側連結部材および前記下側連結部材の対向面間を連結すると共にゴム状弾性材から構成される一対の防振基体とを備えるものであり、前記上側連結部材は、エンジン側に連結される取着部が形成された上側板部と、前記上側板部から下方に向かって突設される上側突出部とを備え、前記下側連結部材は、車体フレーム側に連結される取着部が形成された下側板部と、前記下側板部から上方に向かって突設される下側突出部とを備え、前記上側突出部または前記下側突出部の一方は、前記上側突出部または前記下側突出部の他方と、前記上側板部または前記下側板部との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において前記上側突出部または前記下側突出部の他方と重なる上下重なり部を備え、前記上側突出部または前記下側突出部の他方は、前記上下重なり部と上下方向で対向する上下対向部を備え、前記上下重なり部および前記上下対向部の少なくとも一方は、前記上下重なり部と前記上下対向部とが当接可能な部位に少なくとも配設されたゴム状弾性材から構成されるリバウンドストッパゴム部を備えている。
請求項2記載の防振装置は、請求項1記載の防振装置において、前記上側連結部材または前記下側連結部材は、前記上下重なり部または前記上下対向部が形成された上側突出部または下側突出部と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部を備え、前記上側突出部または前記下側突出部は、前記左右ストッパ部と左右方向で対向する左右対向部を備え、前記左右ストッパ部および左右対向部の少なくとも一方は、前記左右ストッパ部と前記左右対向部とが当接可能な部位に少なくとも配設されたゴム状弾性材から構成される左右ストッパゴム部を備え、前記上下重なり部または前記上下対向部は、前記左右ストッパ部または前記左右対向部から延設されている。
請求項3の防振装置は、請求項2記載の防振装置において、前記上側連結部材または前記下側連結部材は、前記上側連結部材または前記下側連結部材は、前記上下対向部が延設されると共に、上下方向に直交する投影面において前記上下重なり部が形成された上側突出部または下側突出部と重なるバウンドストッパ部を備え、前記バウンドストッパ部に形成されるバウンドストッパゴム部は、ゴム状弾性材から構成され、前記リバウンドストッパゴム部、前記左右ストッパゴム部および前記防振基体と一体に形成されている。
請求項4記載の防振装置は、請求項1から3のいずれかに記載の防振装置において、前記上側連結部材および前記下側連結部材の少なくとも一方は、左右方向に分離して左右対称の形状に形成されると共に、前記取着部を有する左部材および右部材を備えている。
請求項1記載の防振装置によれば、上側連結部材は上側板部から下方に向かって突設される上側突出部を備え、下側連結部材は下側板部から上方に向かって突設される下側突出部を備えている。上側突出部または下側突出部の一方は、上側突出部または下側突出部の他方と、上側板部または下側板部との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において上側突出部または下側突出部の他方と重なる上下重なり部を備えている。これにより、防振装置にエンジンを支持する際の支持荷重とは反対方向の荷重が加わり、上側連結部材が下側連結部材から上に離間する方向(リバウンド側)へ所定量以上移動しようとすると、上側突出部または下側突出部と上下重なり部とが当接し、上側連結部材のそれ以上の変位が規制される。
さらに、上側突出部または下側突出部の他方は、上下重なり部と上下方向で対向する上下対向部を備え、上下重なり部および上下対向部の少なくとも一方は、上下重なり部と上下対向部とが当接可能な部位に配設されたリバウンドストッパゴム部を備えているので、上下重なり部と上下対向部とが当接する際には、上下重なり部と上下対向部との間にリバウンドストッパゴム部が介在する。このリバウンドストッパゴム部の緩衝作用により、異音の発生を抑制できる。
以上のように請求項1記載の防振装置は、上側突出部または下側突出部に形成された上下重なり部と、上下重なり部または上下対向部の少なくとも一方に配設されたリバウンドストッパゴム部とを備えている。これは上側連結部材の上側突出部と下側連結部材の下側突出部とが上下方向に直交する投影面において重なるように金型内に配置し、加硫接着することにより製造できる。このため、従来のような追加部品の組み付け工程を不要にできる。よって、部品点数を削減して組み付け工程や追加部品に係る製造コストを削減できる効果がある。
また、ボルト及びナットなどの追加部品を不要にできるため、追加部品の重量を削減でき軽量化を図ることができる効果がある。さらに、上側連結部材や下側連結部材は、追加部品を取り付けるためのスペースが不要なため、防振装置の小型化を図ることができる効果がある。
請求項2記載の防振装置によれば、請求項1記載の防振装置の奏する効果に加え、上側連結部材または下側連結部材は、上下重なり部または上下対向部が形成された上側突出部または下側突出部と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部を備えているので、上側連結部材が下側連結部材に対し左右方向へ所定量以上移動しようとするとき、上側突出部または下側突出部と左右ストッパ部とが当接し、上側連結部材のそれ以上の変位が規制される。
さらに、上側突出部または下側突出部は、左右ストッパ部と左右方向で対向する左右対向部を備え、左右ストッパ部および左右対向部の少なくとも一方は、左右ストッパ部と左右対向部とが当接可能な部位に配設された左右ストッパゴム部を備えているので、左右ストッパ部と左右対向部とが当接する際には、左右ストッパ部と左右対向部との間に左右ストッパゴム部が介在する。この左右ストッパゴム部の緩衝作用により、異音の発生を抑制できる。
以上のように請求項2記載の防振装置は、上側突出部または下側突出部に形成された左右ストッパ部と、左右ストッパ部または左右対向部の少なくとも一方に配設された左右ストッパゴム部とを備えている。これは上側連結部材の上側突出部と下側連結部材の下側突出部とが左右方向に直交する投影面において重なるように金型内に配置し、加硫接着することにより製造できる。このため、従来のような追加部品の組み付け工程がなくても、左右方向の大変位を規制できると共に、異音の発生を抑制できる。よって、リバウンド方向および左右方向の大変位を規制する防振装置の部品点数を削減して、組み付け工程や追加部品に係る製造コストを削減できる効果がある。また、ボルト及びナットなどの追加部品を不要にできるため、追加部品の重量を削減でき軽量化を図ることができる効果がある。
さらに、上下重なり部または上下対向部は、左右ストッパ部または左右対向部から延設されているので、左右ストッパゴム部をリバウンドストッパゴム部の近傍に配することができる。これにより、左右方向の移動量およびリバウンド方向の移動量を規制する部位をコンパクトに集約できる。よって、防振装置の小型化を図ることができる効果がある。
請求項3記載の防振装置によれば、請求項2記載の防振装置の奏する効果に加え、上側連結部材または下側連結部材は、上下対向部が延設されると共に、上下方向に直交する投影面において上下重なり部が形成された上側突出部または下側突出部と重なるバウンドストッパ部を備え、バウンドストッパ部に形成されるバウンドストッパゴム部は、リバウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部および防振基体と一体に形成されているので、上側連結部材および下側連結部材を金型内に配置し、注入孔から金型のキャビティ内にゴムを注入することにより、防振基体、バウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部を一体に加硫成形できる。これにより、防振基体、バウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部が形成される金型のキャビティ構造を簡素化できる効果がある。
また、バウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部が連続して形成されているので、上下重なり部が形成された上側突出部または下側突出部の周囲(前後方向を除く)が、所定の間隔をあけてバウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部で取り囲まれる。ここで、上側連結部材が下側連結部材に対して前後方向に変位したときには、上側連結部材と下側連結部材との間が防振基体で連結されているので、上側突出部または下側突出部は、バウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部の内側を、左右または上下に揺れながら回動しようとする。そのため、上側突出部または下側突出部は、バウンドストッパゴム部、リバウンドストッパゴム部または左右ストッパゴム部に当接し、それ以上の変位が規制される。これにより、左右方向・上下方向だけでなく、前後方向の大きな変位を規制できる効果がある。
さらに、ゴムの注入孔を防振基体の上に形成することにより、ゴムの流動性を向上させることができるため、バウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部およびリバウンドストッパゴム部に欠陥が生じることを防止でき、歩留まりを向上できる効果がある。
請求項4記載の防振装置によれば、請求項1から3のいずれかに記載の防振装置の奏する効果に加え、上側連結部材および下側連結部材の少なくとも一方は、左右方向に分離して形成されると共に、取着部を有する左部材および右部材を備えているので、エンジン側または車体フレーム側に左部材および右部材を左右方向に間隔をあけて取着できる。そのため、左部材と右部材とを連結する部分(取着部間の部分)を省略でき軽量化を図る効果がある。また、左部材と右部材とを連結する部分(取着部間の部分)を省略することで部材の量を削減できると共に、上側連結部材や下側連結部材をプレス等により製造する際の取り数を増やすことができるため、製造コストを削減できる効果がある。また、小型化できるため輸送コストを削減できる効果がある。さらに、左部材および右部材は左右対称の形状に形成されているので、金型等を共通化することができ、製造コストを削減できる効果がある。
本発明の第1実施の形態における防振装置の正面図である。 (a)は防振装置の平面図であり、(b)は防振装置の底面図である。 (a)は防振装置の上側連結部材の底面図であり、(b)は防振装置の上側連結部材の側面図である。 (a)は防振装置の下側連結部材の右部材の平面図であり、(b)は防振装置の下側連結部材の右部材の左側面図である。 図2(a)のV−V線における防振装置の断面図である。 本発明の第2実施の形態における防振装置の平面図である。 図6のVII−VII線における防振装置の部分断面図である。 防振装置の下側連結部材の側面図である。 図7のIXで示す部分を拡大して示した部分拡大図である。 (a)は本発明の第3実施の形態における防振装置の平面図であり、(b)は図10(a)のXb−Xb線における防振装置の部分断面図である。 図10(b)のXIで示す部分を拡大して示した部分拡大図である。 (a)は本発明の第4実施の形態における防振装置の平面図であり、(b)は図12(a)のXIIb−XIIb線における防振装置の部分断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施の形態における防振装置1の正面図である。図2(a)は第1実施の形態における防振装置1の平面図であり、図2(b)は防振装置1の底面図である。また、図3(a)は防振装置1の上側連結部材10の底面図であり、図3(b)は防振装置1の上側連結部材10の側面図である。なお、各図中の矢印U−D、矢印L−R及び矢印F−Bは、防振装置1が取着される図示しない車両の上下方向、左右方向および前後方向をそれぞれ示している。
防振装置1は、図1に示すように、上側連結部材10と下側連結部材20と防振基体30とを主に備えて構成されている。上側連結部材10は、エンジン側にボルト等の締結手段を介して連結される部材であり、図1に示すように、左右方向に延びる上側板部11と、上側板部11の左右方向の中心から下方に向かって垂直に突設される第1の上側突出部13と、上側板部11の両端から外向きの斜め下側に向かって突設される第2の上側突出部16とを主に備えて構成されている。
上側連結部材10は、図2(a)に示すように、左右方向に横長に延びる略矩形状に形成された上側板部11と、上側板部11の両端から前方および後方に向かって突設される4つの取着板部12とを備えている。取着板部12は、それぞれ貫通孔からなる取着部12aが上下方向に亘って貫通形成されている。取着部12aにボルト等の締結手段を挿通し締結することにより、エンジン側と上側連結部材10とを連結できる。
第1の上側突出部13は、図1に示すように、上側板部11から下方に垂直に突設された垂下板部14と、垂下板部14の下端部から左右方向に同一の長さで突設された張出板部15とを有しており、垂下板部14及び張出板部15は正面視して逆T字状に形成されている。また、張出板部15は上側板部11と平行に形成されており、図2(b)及び図3に示すように、底面視して略矩形状に形成されている。また、垂下板部14及び張出板部15の幅は、図3(b)に示すように、上側板部11の幅(図3(b)紙面左右方向)と略同一に形成されている。さらに、第1の上側突出部13の張出板部15の先端部には、張出板部15の幅方向(図2(b)紙面上下方向)に亘ってゴム状弾性材から構成された後述するゴム膜部32が形成されている。
第2の上側突出部16は、図1に示すように、上側板部11の両端から外側斜め下方に向かって突設されている。第2の上側突出部16の幅は、図2(a)及び図3(b)に示すように、上側板部11の幅と略同一に形成されており、厚さは、図1に示すように、先端部16aが少し厚めに形成されている。下側連結部材20の下側板部21には後述するようにゴム膜部31が形成され、上側連結部材10が下側連結部材20に対して下側(バウンド側)に大きく変位したときには、第2の上側突出部16がゴム膜部31に当接することによりバウンドストッパ作用を発揮するが、第2の上側突出部16の先端部16aが少し厚めに形成されていることにより、第2の上側突出部16のゴム膜部31への当接面積を広くできる。その結果、第2の上側突出部16によるゴム膜部31への単位面積あたりの衝撃力を低下させて、ゴム膜部31の耐久性を高めることができる。以上のように構成される上側連結部材10は、図1及び図2に示すように、左右対称の単純な形状に形成されていることから、金属材料のダイカストや押出法等によって一体に成形できる。
次に、図1、図2及び図4を参照して下側連結部材20について説明する。下側連結部材20は車体フレーム側に連結される部材であり、図1に示すように上側連結部材10の下方に配設される。下側連結部材20は左右方向に分離して左右対称の形状に形成された右部材20a及び左部材20bにより構成されている。なお、図4(a)は第1実施の形態における防振装置1の下側連結部材20の右部材20aの平面図であり、図4(b)は第1実施の形態における防振装置1の下側連結部材20の右部材20aの左側面図である。なお、図4(a)においては、下側板部21に貫設するボルトの記載を省略している。
下側連結部材20の右部材20a及び左部材20bは、図1及び図4に示すように、長尺の矩形状に形成された金属製の板材を折曲形成することにより製造できる。これにより、生産性を向上できると共に、製造コストを低減できる。なお、下側連結部材20の幅(下側連結部材20を構成する板材の幅)は、上側連結部材10の第1の上側突出部13及び第2の上側突出部16の幅より少し幅広に形成されている。これにより、下側板部21の上面に形成される後述するゴム膜部31の幅と第2の上側突出部16の幅とを略同一にすることができる。その結果、上側連結部材10が下側連結部材20に対して下側(バウンド側)に大きく変位したときに、第2の上側突出部16の先端部16aのほぼ全面をゴム膜部31に確実に当接させてバウンドストッパ作用を得ることができると共に、異音を抑制できる。
下側板部21は、上側連結部材10の第2の上側突出部16及び上側板部11と所定の間隔をあけて対向し、第2の上側突出部16と略直交して配設される部位である。下側板部21の内側端部側(図4(a)紙面右側)は鈍角をなすように折曲された折曲部21aを備えており、下側板部21の折曲部21aの内側端部(図4(a)紙面右側)から上方に向かって垂直に折曲形成されて、上側板部11に向かって突設された下側突出部22(図1参照)を備えている。下側突出部22は、下側板部21の折曲部21aから上側板部11に向かって垂直に突設された立設板部23と、立設板部23の先端側(図4(a)紙面右側)が水平方向に折曲形成された折曲板部24とを備えている。
下側板部21の折曲部21aと立設板部23との稜線においては、稜線と直交する方向に一部が押入されて、折曲部21a及び立設板部23との間に三角錐状の潰しリブ25が形成されている。折曲部21aと立設板部23との稜線の一部を押入する簡易な工程により潰しリブ25を形成し、その結果、下側板部21及び下側突出部22の剛性を飛躍的に向上できる。これにより、製造工程を煩雑化させることなく下側板部21及び下側突出部22の剛性を向上でき、生産性に優れる。
図4(a)に示すように、下側板部21は、下側板部21の内側端部寄り(図4(a)紙面右側)に貫通孔21bが形成されている。貫通孔21bにはボルトが嵌挿される。これにより、下側板部21の下面に雄螺子から構成される取着部21cが突設される。
図1に戻って、上側連結部材10と下側連結部材20との関係について説明する。図1に示すように、下側板部21の外側端部は、上側連結部材10の第2の上側突出部16よりも外側に配設される。また、立設板部23は上側連結部材10の張出板部15の左右に、張出板部15と所定の間隔をあけて配設されると共に、折曲板部24は上側連結部材10の張出板部15の上方に、張出板部15と所定の間隔をあけて配設される。これらの結果、下側突出部22の折曲板部24は、第1の上側突出部13の張出板部15と上側板部11との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において、第1の上側突出部13の張出板部15と重なる上下重なり部24aが形成される。一方、第1の上側突出部13の張出板部15の先端側は、上下重なり部24aと上下方向で対向する上下対向部15aが形成される。上下対向部15aには、上下重なり部24aと当接可能な部位に、ゴム状弾性材から構成されるゴム膜部32によるリバウンドストッパゴム部32aが形成される。これにより、防振装置1に図示しないエンジンを支持する際の支持荷重とは反対方向の荷重が加わり、上側連結部材10が下側連結部材20から上に離間する方向(リバウンド側)へ所定量以上移動しようとすると、リバウンドストッパゴム部32aが折曲板部24に当接し、上側連結部材10のそれ以上の変位が規制される。さらに、リバウンドストッパゴム部32aの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、下側突出部22は、上下対向部15aが形成された第1の上側突出部13の張出板部15及び垂下板部14と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部23aが形成される。一方、第1の上側突出部13は、左右ストッパ部23aと左右方向で対向する左右対向部14aが形成される。左右対向部14aには、左右ストッパ部23aと当接可能な部位に、ゴム膜部32による左右ストッパゴム部32bが形成される。これにより、防振装置1に図示しないエンジンを左右に変位させる荷重が加わり、上側連結部材10が下側連結部材20に対して左右に大きく変位すると、左右ストッパゴム部32bが立設板部23に当接し、上側連結部材10のそれ以上の変位が規制される。さらに、左右ストッパゴム部32bの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、上下重なり部24aは左右ストッパ部23aから延設されているので、左右ストッパ部23aをリバウンドストッパゴム部32aの近傍に配することができる。これにより、左右方向の移動量およびリバウンド方向の移動量を規制する部位をコンパクトに集約できる。よって、防振装置1の小型化を図ることができる。
次に図5を参照して、防振基体30について説明する。図5は図2(a)のV−V線における防振装置1の断面図である。防振基体30は、ゴム状弾性材からブロック状に形成され、図1及び図5に示すように、下側連結部材20の右部材20a及び左部材20bの下側板部21と上側連結部材10の上側板部11との間に配設(加硫接着)され、これら上側板部11と下側板部21間を連結する。防振基体30は下側板部21に対して略垂直に立設され、上側板部11に対して所定角度傾斜した状態で接着されている。図5に示すように、ボルトから構成される取着部21cは下側板部21に貫通形成された貫通孔21bに嵌挿されており、防振基体30は、下側板部21の上面に露呈したボルトの頭部及び下側板部21に接着されている。その結果、貫通孔21bからのボルトの抜けを防止できると共に、防振基体30の軸線の方向と取着部21cの軸線の方向とを一致させることができる。これにより、車両のコーナリング等においてエンジンが変位して生じる外力を防振基体30に効率良く吸収させて、エンジンの変位を吸収できる。
また、下側板部21には、図1及び図5に示すように、下側板部21の上面の外側端部までを覆うゴム膜部31が防振基体30に連なって形成されている。ゴム膜部31は、第2の上側突出部16の先端部16aより外側に位置する大きさに形成されている。これにより、上側突出部16の先端部16aと対向する下側板部21にバウンドストッパ部21dが形成され、バウンドストッパ21dの上面にゴム膜部31によるバウンドストッパゴム部31cが形成される。その結果、上側連結部材10が下側連結部材20に対して下方(バウンド方向)に大きく変位したときには、第2の上側突出部16の先端部16aがゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)に当接して、それ以上の変位が規制されるバウンドストッパ作用(緩衝作用)を発揮する。
また、防振装置1は、下側連結部材20の下側突出部22の折曲板部24が、上側連結部材10の第1の上側突出部13の張出板部15と上側板部11との間に位置すると共に、張出板部15と折曲板部24とが上下方向に直交する投影面において重なるように金型内に配置し、防振基体30で加硫接着することにより製造できる。従って、加硫接着後の追加部品の組み付け工程がなくても、防振装置1はリバウンド方向、バウンド方法および左右方向の変位を規制できる。よって、追加部品の組み付け工程を不要にできる。従って、部品点数を削減して組み付け工程や追加部品に係る製造コストを削減できる。また、追加部品を不要にできるため、追加部品の重量を削減でき軽量化を図ることができる。さらに、追加部品を組み付けるスペースが不要なため、防振装置1の小型化を図ることができる。
また、上側連結部材10が下側連結部材20に対して前後方向に変位した場合は、上側連結部材10と下側連結部材20とは防振基体30で連結されているので、上側連結部材10は下側連結部材20に対して回動しようとする。リバウンドストッパゴム部32a及び左右ストッパゴム部32bが形成されるゴム膜部32(図1参照)は、張出板部15の幅方向に亘って形成されているので、上側連結部材10は下側連結部材20に対して大きく回動して、張出板部15が立設板部23及び折曲板部24に対して大きく回動すると、リバウンドストッパゴム部32a及び左右ストッパゴム部32bの縁部が、立設板部23及び折曲板部24に当接する。これにより、上側連結部材10のそれ以上の変位が規制される。さらに、ゴム膜部32の緩衝作用により異音の発生を抑制できる。これにより、上下方向・左右方向だけでなく、前後方向の大きな変位を規制できる。
以上のように構成された第1実施の形態における防振装置1によれば、下側連結部材20に対する上側連結部材10の上下方向・左右方向・前後方向の大変位を規制することができると共に、ゴム膜部31,32の緩衝作用によって異音の発生を抑制できる。
次に、図6から図8を参照して第2実施の形態について説明する。図6は第2実施の形態における防振装置100の平面図であり、図7は、図6のVII−VII線における防振装置100の部分断面図であり、図8は防振装置100の下側連結部材120の側面図である。なお、図8においては、下側連結部材120の下側板部121に貫設するボルトの記載を省略している。
第1実施の形態では、上側板部11の中央から突設された第1の上側突出部13がリバウンドストッパ作用および左右バウンドストッパ作用を発揮し、上側板部11の両端から突設された第2の上側突出部16がバウンドストッパ作用を発揮するように構成される場合を説明したが、第2実施の形態では、上側板部111の両端から突設された上側突出部116が、リバウンドストップ作用、左右バウンドストップ作用およびバウンドストップ作用を発揮するように構成される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
防振装置100は図6から図8に示すように、上側連結部材110と下側連結部材120と防振基体30とを主に備えて構成されている。上側連結部材110は、図6に示すように、左右方向に延びる上側板部111と、上側板部111の両端から外向きの斜め下側に向かって突設される上側突出部116とを主に備えて構成されている。上側板部111は、上側板部111の両端から前方および後方に向かって突設される4つの取着板部112を備えている。取着板部112は、それぞれ貫通孔からなる取着部112aが上下方向に亘って貫通形成されており、取着部112aにボルト等の締結手段を挿通し締結することにより、エンジン側と上側連結部材110とを連結できる。
上側突出部116は、図7に示すように、上側板部111の両端から外側斜め下方に向かって突設されている。上側突出部116の幅は、図6に示すように、上側板部111の幅と略同一に形成されており、厚さは、図7に示すように、先端部116aが少し厚めに形成されている。下側連結部材120の下側板部121には後述するようにゴム膜部31が形成され、上側連結部材110が下側連結部材120に対して下側(バウンド側)に大きく変位したときには、上側突出部116がゴム膜部31に当接することによりバウンドストッパ作用を発揮するが、上側突出部116の先端部116aが少し厚めに形成されていることにより、上側突出部116のゴム膜部31への当接面積を広くできる。その結果、上側突出部116によるゴム膜部31への単位面積あたりの衝撃力を低下させて、ゴム膜部31の耐久性を高めることができる。以上のように構成される上側連結部材110は、図7に示すように、左右対称の単純な形状に形成されていることから、金属材料のダイカストや押出法、プレス法等によって一体に製造できる。
次に、図7及び図8を参照して下側連結部材120について説明する。下側連結部材120は車体フレーム側に連結される部材であり、図7に示すように上側連結部材110の下方に配設される。下側連結部材120は、長尺の矩形状に形成された金属製の板材を中心線Lに対して左右対称に折曲することにより製造され、上側板部111と平行に配設される連結板部121aと、連結板部121aの両側から鈍角をなすように折曲形成された下側板部121と、下側板部121の端部から鋭角をなすように上側連結部材110に向かって折曲形成された下側突出部122とを備えている。下側板部121及び下側突出部122は折曲形成されることから、生産性を向上できると共に製造コストを低減できる。なお、下側連結部材120の幅(下側連結部材120を構成する板材の幅)は、上側連結部材110の上側突出部116の幅より幅広に形成されている。これにより、下側板部121の上面に形成されるゴム膜部31の幅と上側突出部116の幅とを略同一にすることができる。その結果、上側連結部材110が下側連結部材120に対して下側(バウンド側)に大きく変位したときに、上側突出部116の先端部116aのほぼ全面をゴム膜部31に確実に当接させてバウンドストッパ作用を得ることができると共に、異音を抑制できる。
下側板部121は、上側連結部材110の上側突出部116及び上側板部111と所定の間隔をあけて対向し、上側突出部116と略直交して配設される部位である。図8に示すように、下側連結部材120の下側板部121は貫通孔121bが形成されている。貫通孔121bはボルトが嵌挿される。これにより、下側板部121の下面にボルト(雄螺子)から構成される取着部121cが突設される。
防振基体30は、図7に示すように、下側連結部材120の下側板部121と上側連結部材110の上側板部111との間に配設(加硫接着)され、上側板部111と下側板部121間を連結する。防振基体30は下側板部121に対して略垂直に立設され、上側板部111に対して所定角度傾斜した状態で接着されている。ゴム膜部31は防振基体30に連なって形成されており、下側板部121の上面及び下側突出部122の内側面は幅方向(図7紙面奥側)に亘ってゴム膜部31で覆われている。
次に、図7及び図9を参照して、上側連結部材110と下側連結部材120との関係について説明する。図9は、図7のIXで示す部分を拡大して示した部分拡大図である。
図7に示すように、下側板部121の外側端部は、上側連結部材110の上側突出部116よりも外側に配設されると共に、下側突出部122は上側突出部116の上方に位置するように配設される。この結果、図9に示すように、上側突出部116は、下側突出部122と下側板部121との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において、下側突出部122と重なる上下重なり部116bが形成される。一方、下側突出部122の先端側は、上下重なり部116bと上下方向で対向する上下対向部122aが形成される。上下対向部122aには、上下重なり部116bと当接可能な部位に、ゴム膜部31によるリバウンドストッパゴム部31aが形成される。これにより、図示しないエンジンを支持する際の支持荷重とは反対方向の荷重が防振装置100に加わり、上側連結部材110が下側連結部材120から上に離間する方向(リバウンド側)へ所定量以上移動しようとすると、リバウンドストッパゴム部31aが上側突出部116(上下重なり部116b)に当接し、上側連結部材110のそれ以上の変位が規制される。さらに、リバウンドストッパゴム部31aの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、図9に示すように、上側突出部116は、上下対向部122aが形成された下側突出部122と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部116cが形成される。一方、下側突出部122は、左右ストッパ部116cと左右方向で対向する左右対向部122bが形成される。左右対向部122bには、上側突出部116(左右ストッパ部116c)と当接可能な部位に、ゴム膜部31による左右ストッパゴム部31bが形成される。これにより、防振装置100に図示しないエンジンを左右に変位させる荷重が加わり、上側連結部材110が下側連結部材120に対して左右に大きく変位すると、左右ストッパゴム部31bが上側突出部116(左右ストッパ部116c)に当接し、上側連結部材110のそれ以上の変位が規制される。さらに、左右ストッパゴム部31bの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、上下対向部122aは左右対向部122bから延設されているので、左右ストッパゴム部31bをリバウンドストッパゴム部31aの近傍に配することができる。これにより、左右方向の移動量およびリバウンド方向の移動量を規制する部位をコンパクトに集約できる。よって、防振装置100の小型化を図ることができる。
また、下側板部121は上側突出部116の下方に配設されるので、図9に示すように、上下方向に直交する投影面において上下突出部116の先端部116aと重なるバウンドストッパ部121dが形成される。下側板部121は、下側板部121の上面を覆うゴム膜部31が防振基体30に連なって形成されているので、バウンドストッパ部121dの上面にゴム膜部31によるバウンドストッパゴム部31cが形成される。これにより、上側連結部材110が下側連結部材120に対して下方(バウンド方向)に大きく変位したときには、上側突出部116の先端部116aがゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)に当接して、それ以上の変位が規制される。さらに、ゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)の緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、下側連結部材120は板状の部材を折曲して形成されているため、下側板部121は左右対向部122bを介して上下対向部122aが延設されている。また、バウンドストッパゴム部31cは、リバウンドストッパゴム部31a、左右ストッパゴム部31b及び防振基体30と一体に形成されている。これにより、上側連結部材110及び下側連結部材120を金型内に配置し、図示しない注入孔から金型内にゴムを注入することにより、防振基体30、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aを一体に加硫成形できる。その結果、防振基体30、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aが形成される金型のキャビティ構造を簡素化できる。
また、防振基体30の上に形成した注入孔からゴムを注入し、防振基体30の下流側にバウンドストッパゴム部31c、リバウンドストッパゴム部31a及び左右ストッパゴム部31bを一体に形成することにより、ゴムの流動性を向上させて、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aに欠陥が生じることを防止でき、歩留まりを向上できる。
また、防振装置100は、上側連結部材110の上側突出部116が下側連結部材120の下側突出部122と下側板部121との間に位置すると共に、上側突出部116と下側突出部122とが上下方向に直交する投影面において重なるように金型内に配置し、加硫接着することにより製造できる。加硫接着後は、ボルトやナット等の追加部品を締結する等の組み付け工程がなくても、防振装置100はリバウンド方向、バウンド方法および左右方向の変位を規制できる。よって、追加部品の組み付け工程および追加部品を不要にできる。従って、部品点数を削減して組み付け工程や追加部品に係る製造コストを削減できる。また、追加部品を不要にできるため、追加部品の重量を削減でき軽量化を図ることができる。さらに、追加部品を組み付けるスペースが不要なため、防振装置100の小型化を図ることができる。
さらに、上側連結部材110及び下側連結部材120は非常に単純な形状であるが、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aを下側連結部材120の両端部に集約させた防振装置100を製造できる。このため、上側連結部材110及び下側連結部材120を押出法やプレス法等の簡易な方法で製造でき、製造コストを削減できる。
なお、上側連結部材110が下側連結部材120に対して前後方向に変位した場合は、上側連結部材110と下側連結部材120とは防振基体30で連結されているので、上側連結部材110は下側連結部材120に対して回動しようとする。バウンドストッパゴム部31c、リバウンドストッパゴム部31a及び左右ストッパゴム部31bが形成されるゴム膜部31は、下側板部121及び下側突出部122の幅方向に亘って形成されているので、上側連結部材110が下側連結部材120に対して大きく回動して、上側突出部116が下側板部121及び下側突出部122に対して大きく回動すると、上側突出部116の縁端がバウンドストッパゴム部31c、リバウンドストッパゴム部31a及び左右ストッパゴム部31bに当接する。これにより、上側連結部材110のそれ以上の変位が規制される。さらに、ゴム膜部31の緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
このように、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aが連続して形成されているので、上下重なり部116bの上下左右に、バウンドストッパゴム部31c、左右ストッパゴム部31b及びリバウンドストッパゴム部31aを連続して配置させることができる。これにより、上下方向・左右方向だけでなく、前後方向の大きな変位を規制できる。
以上のように構成された第2実施の形態における防振装置100によれば、下側連結部材120に対する上側連結部材110の上下方向・左右方向・前後方向の大変位を規制することができると共に、ゴム膜部31の緩衝作用によって異音の発生を抑制できる。
次に、図10を参照して第3実施の形態について説明する。図10(a)は本発明の第3実施の形態における防振装置200の平面図であり、図10(b)は図10(a)のXb−Xb線における防振装置200の部分断面図である。
第2実施の形態では、上側連結部材110及び下側連結部材120がそれぞれ1個の部材で構成されている場合について説明したが、第3実施の形態では、上側連結部材210及び下側連結部材220がそれぞれ左右方向に分離して左右対称の形状に構成される場合について説明する。なお、第1実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
防振装置200は図10(b)に示すように、上側連結部材210と下側連結部材220と防振基体30とを主に備えて構成されている。上側連結部材210は左右方向に分離して左右対称の形状に形成された右部材210a及び左部材210bにより構成されている。
上側連結部材210の右部材210a及び左部材210bは、図10(a)に示すように、上側板部211と、上側板部211の端部から外向きの斜め下側に向かって突設される上側突出部216とを主に備えて構成されている。上側板部211は略方形状に形成され、上側板部211の両端から前方および後方に向かって突設される2つの取着板部212を備えている。取着板部212は、それぞれ貫通孔からなる取着部212aが貫通形成されている。取着部212aにボルト等の締結手段を挿通し締結することにより、エンジン側と上側連結部材210とを連結できる。
上側突出部216は、上側板部211の外側端部から外側斜め下方に向かって突設されている。上側突出部216の幅は、図10(a)に示すように、上側板部211の幅と略同一に形成されており、厚さは、図10(b)に示すように、先端部216aが少し厚めに形成されている。下側連結部材220の下側板部221にはゴム膜部31が形成され、上側連結部材210が下側連結部材220に対して下側(バウンド側)に大きく変位したときには、上側突出部216がゴム膜部31に当接することによりバウンドストッパ作用を発揮するが、上側突出部216の先端部216aが少し厚めに形成されていることにより、上側突出部216のゴム膜部31への当接面積を広くできる。その結果、上側突出部216によるゴム膜部31への単位面積あたりの衝撃力を低下させて、ゴム膜部31の耐久性を高めることができる。以上のように構成される上側連結部材210の右部材210a及び左部材210bは、左右対称の単純な形状に形成されていることから、金属材料のダイカストや押出等によって一体に製造できる。
次に、図10(b)を参照して下側連結部材220について説明する。下側連結部材220も上側連結部材210と同様に、左右方向に分離して左右対称の形状に形成された右部材220a及び左部材220bにより構成されている。下側連結部材220は車体フレーム側に連結される部材であり、下側連結部材220の右部材220aは上側連結部材210の右部材210aの下方に配設され、下側連結部材220の左部材220bは上側連結部材210の左部材210bの下方に配設される。
下側連結部材220の右部材220a及び左部材220bは、矩形状に形成された金属製の板材を、鋭角をなして折曲することにより製造される。下側連結部材220の右部材220a及び左部材220bは、上側突出部216と略直交して配設される下側板部221と、下側板部221の端部から鋭角をなすように上側連結部材210に向かって折曲形成された下側突出部222とを備えている。下側突出部222は折曲して形成されることから、下側連結部材220の生産性を向上できると共に製造コストを低減できる。なお、下側連結部材220の幅(下側連結部材220を構成する板材の幅)は、上側連結部材210の上側突出部216の幅より幅広に形成されている。これにより、下側板部221の上面に形成されるゴム膜部31の幅と上側突出部216の幅とを略同一にすることができる。
下側板部221は、上側連結部材210の上側突出部216及び上側板部211と所定の間隔をあけて対向し、上側突出部216と略直交して配設される部位である。下側板部221は、上下方向に直交する投影面において上下突出部116の先端部116aと重なるバウンドストッパ部221dが形成される。
防振基体30は、下側連結部材220の下側板部221と上側連結部材210の上側板部211との間に配設(加硫接着)され、上側板部211と下側板部221間を連結する。防振基体30は下側板部221に対して略垂直に立設され、上側板部211に対して所定角度傾斜した状態で接着されている。ゴム膜部31は防振基体30に連なって形成されており、下側板部221の上面及び下側突出部222の内側面は幅方向(図10(b)紙面奥側)に亘ってゴム膜部31で覆われている。下側板部221は、下側板部221の上面を覆うゴム膜部31が防振基体30に連なって形成されているので、バウンドストッパ部221dの上面にゴム膜部31によるバウンドストッパゴム部31cが形成される。これにより、上側連結部材210が下側連結部材220に対して下方(バウンド方向)に大きく変位したときには、上側突出部216の先端部216aがゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)に当接して、それ以上の変位が規制される。さらに、ゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)の緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
なお、図10(b)に示すように、下側板部211は、下側板部211の内側端部寄りに貫通孔221bが形成されている。貫通孔221bにはボルトが嵌挿される。これにより、下側板部211の下面に雄螺子から構成される取着部221cが突設される。
次に、図10(b)及び図11を参照して、上側連結部材210と下側連結部材220との関係について説明する。図11は、図10(b)のXIで示す部分を拡大して示した部分拡大図である。図10(b)に示すように、下側板部221の外側端部は、上側連結部材210の上側突出部216よりも外側に配設されると共に、下側突出部222は上側突出部216の上方に位置するように配設される。この結果、図11に示すように、上側突出部216は、下側突出部222と下側板部221との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において、下側突出部222と重なる上下重なり部216bが形成される。一方、下側突出部222の先端側は、上下重なり部216bと上下方向で対向する上下対向部222aが形成される。上下対向部222aには、上下重なり部216bと当接可能な部位に、ゴム膜部31によるリバウンドストッパゴム部31aが形成される。これにより、エンジンを支持する際の支持荷重とは反対方向の荷重が防振装置200に加わり、上側連結部材210が下側連結部材220から上に離間する方向(リバウンド側)へ所定量以上移動しようとすると、リバウンドストッパゴム部31aが上側突出部216(上下重なり部216b)に当接し、上側連結部材210のそれ以上の変位が規制される。さらに、リバウンドストッパゴム部31aの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
また、上側突出部216は、上下対向部222aが形成された下側突出部222と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部216cが形成される。一方、下側突出部222は、左右ストッパ部216cと左右方向で対向する左右対向部222bが形成される。左右対向部222bには、上側突出部216と当接可能な部位に、ゴム膜部31による左右ストッパゴム部31bが形成される。これにより、エンジンを左右に変位させる荷重が防振装置200に加わり、上側連結部材210が下側連結部材220に対して左右に大きく変位すると、左右ストッパゴム部31bが上側突出部216に当接し、上側連結部材210のそれ以上の変位が規制される。さらに、左右ストッパゴム部31bの緩衝作用により異音の発生を抑制できる。
以上説明したように、第3実施の形態の防振装置200における下側板部221及び下側突出部222と上側突出部216との位置関係は、第2実施の形態において説明した防振装置100と同様なので、第3実施の形態における防振装置200は、第2実施の形態の防振装置100と同様の作用が得られる。
さらに、第3実施の形態の防振装置200は、上側連結部材210及び下側連結部材220が右部材210a,220a及び左部材210b,220bとして左右方向に分離して形成されているので、左右を連結する部位(右部材210aと左部材210bとを連結する取着板部212,212間の部分、および、右部材220aと左部材220bとを連結する部分)を省略でき、上側板部211及び下側板部221の面積を縮小できる。これにより軽量化を図ることができる。また、左右を連結する部位を省略することで部材の量を削減できると共に、右部材210a,220a及び左部材210b,220bを製造する際のプレス型等における取り数を増やすことができるため、製造コストを削減できる。また、左右を連結する部位を省略して小型化できるため、輸送コストを削減できる。さらに、右部材210a,220a及び左部材210b,220bが左右対称の形状に形成されているので、右部材210a,220aと左部材210b,220bを作成する金型等を共通化することができ、製造コストを削減できる。
次に、図12を参照して第4実施の形態について説明する。図12(a)は本発明の第4実施の形態における防振装置300の平面図であり、図12(b)は図12(a)のXIIb−XIIb線における防振装置300の部分断面図である。
第3実施の形態では、上側連結部材210及び下側連結部材220が、それぞれ左右方向に分離して左右対称の形状に形成された右部材210a,220a及び左部材210b,220bで構成される場合について説明した。第4実施の形態では、上側連結部材210及び下側連結部材220はそれぞれ分離して右部材210a,220a及び左部材210b,220bを備えているが、上側連結部材210の右部材210a及び左部材210bがゴム状弾性材から構成される連結部310で連結されている場合について説明する。なお、第3実施の形態と同一の部分については同一の符号を付して、その説明を省略する。
防振装置300は、図12に示すように、上側連結部材210の右部材210aと左部材210bとを連結すると共に、ゴム状弾性材から構成される連結部310を備えている。連結部310は、上側連結部材210の右部材210a及び左部材210bの上側板部211の内側端部および防振基体30の上端部に各々接着され、右部材210aと左部材210bとを連結している。
以上のように構成された第4実施の形態における防振装置300は、上側連結部材210を下側連結部材220との間を防振基体30で加硫接着すると共に、上側連結部材210の右部材210a及び左部材210bの上側板部211の内側端部間および防振基体30の上端部間を、ゴム状弾性材から構成される連結部310で加硫接着して連結することにより製造される。
以上のように構成された第4実施の形態における防振装置300によれば、第3実施の形態における防振装置200で得られる作用に加え、車両のエンジン側に取着される一対の右部材210a及び左部材210bが連結部310で連結されているので、車両への組み付け作業における作業性を向上できる。さらに、連結部310が比重の比較的小さなゴム状弾性材で構成されているので、右部材210a及び左部材210bを連結しても上側連結部材210の軽量性を確保できる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、上記実施の形態で挙げた数値(例えば、各構成の数量や寸法等)は一例であり、他の数値を採用することは当然可能である。
上記第1実施の形態では、張出板部15の先端にゴム膜部32を設けることによりリバウンドストッパゴム部32a及び左右ストッパゴム部32bを形成したが、必ずしもこれに限定されるものではない。下側突出部22の折曲板部24の上下重なり部24aの少なくとも一部にゴム膜部32を設けることにより、上下対向部15a(張出板部15)が当接するリバウンドストッパゴム部32aとすることが可能である。また、下側突出部22の立設板部23の左右ストッパ部23aの少なくとも一部にゴム膜部32を設けることにより、左右対向部14aの一部(張出板部15の先端)が当接する左右ストッパゴム部32bとすることが可能である。これらの場合は、張出板部15及び立設板部23に設けるゴム膜部32を一体に形成することにより、ゴム膜部32の製造工程を簡素化できる。
また、第1の上側突出部13の垂下板部14の左右対向部14aの少なくとも一部にゴム膜部32を設けることにより、左右ストッパ部23aの一部(折曲板部24の先端)が当接する左右ストッパゴム部32bとすることが可能である。なお、第1実施の形態の場合は、張出板部15の先端にゴム膜部32を設けることによりリバウンドストッパゴム部32a及び左右ストッパゴム部32bを形成できる。その結果、ゴム膜部32を1箇所に形成すれば良いため、ゴム膜部32の製造工程を簡素化できると共に、ゴム膜部32を構成するゴム状弾性材の使用量を削減できるため好ましい。
上記第1実施の形態では、第2の上側突出部16の先端部16aが下側板部21に形成されたゴム膜部31に当接する場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。第2の上側突出部16の先端部16aにゴム膜部(バウンドストッパゴム部)を設けることで、下側板部21に当接してバウンドストッパ作用が発揮されるようにすることも可能である。なお、第1実施の形態の場合は、バウンドストッパゴム部31cとして機能するゴム膜部31が、防振基体30と一体に形成されているので、ゴム膜部31(バウンドストッパゴム部31c)の製造工程を簡素化できるため好ましい。
上記第2実施の形態、第3実施の形態および第4実施の形態では、上側突出部116,216が下側突出部122,222と下側板部121,221との間に位置すると共に、上側突出部116,216に上下重なり部116b,216bが形成される場合について説明したが、必ずしもこれに限定されるものではない。上側突出部116,216及び下側突出部122,222の形状を変えて、下側突出部122,222が上側突出部116,216と上側板部111,211との間に位置するように配設することも可能である。この場合は、ゴム膜部31を上側突出部116,216の内側面に形成することにより、ゴム膜部31をリバウンドストッパゴム部、左右ストッパゴム部及びバウンドストッパゴム部とし、ゴム膜部31に下側突出部122,222が当接することにより大変位を規制する構成とすることが可能である。なお、第2実施の形態、第3実施の形態および第4実施の形態の場合、上側突出部116,216の先端部116a,216aが下側板部121,221に形成されたゴム膜部31に当接するが、上側連結部材110,210を押出法やプレス法等により製造できるため、上側突出部116,216の先端部116a,216aをやや厚めに形成することは容易である。このため、上側突出部116,216のゴム膜部31への当接面積を広くできる。その結果、上側突出部116,216によるゴム膜部31への単位面積あたりの衝撃力を低下させて、ゴム膜部31の耐久性を高めることができるため好ましい。
1,100,200,300 防振装置
10,110,210 上側連結部材
11,111,211 上側板部
12a,112a,212a 取着部
21c,121c,221c 取着部
13 第1の上側突出部(上側突出部)
14a,122b,222b 左右対向部
15a,122a,222a 上下対向部
16 第2の上側突出部(上側突出部)
20,120,220 下側連結部材
20a,210a,220a 右部材
20b,210b,220b 左部材
21,121,221 下側板部
21d,121d,221d バウンドストッパ部
22,122,222 下側突出部
23a,116c,216c 左右ストッパ部
24a,116b,216b 上下重なり部
30 防振基体
31b,32b 左右ストッパゴム部
31c バウンドストッパゴム部
31a,32a リバウンドストッパゴム部
116,216 上側突出部

Claims (4)

  1. 所定間隔を隔てつつ対向して配設される上側連結部材および下側連結部材と、前記上側連結部材および前記下側連結部材の対向面間を連結すると共にゴム状弾性材から構成される一対の防振基体とを備える防振装置において、
    前記上側連結部材は、エンジン側に連結される取着部が形成された上側板部と、前記上側板部から下方に向かって突設される上側突出部とを備え、
    前記下側連結部材は、車体フレーム側に連結される取着部が形成された下側板部と、前記下側板部から上方に向かって突設される下側突出部とを備え、
    前記上側突出部または前記下側突出部の一方は、前記上側突出部または前記下側突出部の他方と、前記上側板部または前記下側板部との間に位置すると共に、上下方向に直交する投影面において前記上側突出部または前記下側突出部の他方と重なる上下重なり部を備え、
    前記上側突出部または前記下側突出部の他方は、前記上下重なり部と上下方向で対向する上下対向部を備え、
    前記上下重なり部および前記上下対向部の少なくとも一方は、前記上下重なり部と前記上下対向部とが当接可能な部位に少なくとも配設されたゴム状弾性材から構成されるリバウンドストッパゴム部を備えていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記上側連結部材または前記下側連結部材は、前記上下重なり部または前記上下対向部が形成された上側突出部または下側突出部と左右方向に直交する投影面において重なる左右ストッパ部を備え、
    前記上側突出部または前記下側突出部は、前記左右ストッパ部と左右方向で対向する左右対向部を備え、
    前記左右ストッパ部および左右対向部の少なくとも一方は、前記左右ストッパ部と前記左右対向部とが当接可能な部位に少なくとも配設されたゴム状弾性材から構成される左右ストッパゴム部を備え、
    前記上下重なり部または前記上下対向部は、前記左右ストッパ部または前記左右対向部から延設されていることを特徴とする請求項1記載の防振装置。
  3. 前記上側連結部材または前記下側連結部材は、前記上下対向部が延設されると共に、上下方向に直交する投影面において前記上下重なり部が形成された上側突出部または下側突出部と重なるバウンドストッパ部を備え、
    前記バウンドストッパ部に形成されるバウンドストッパゴム部は、ゴム状弾性材から構成され、前記リバウンドストッパゴム部、前記左右ストッパゴム部および前記防振基体と一体に形成されていることを特徴とする請求項2記載の防振装置。
  4. 前記上側連結部材および前記下側連結部材の少なくとも一方は、左右方向に分離して左右対称の形状に形成されると共に、前記取着部を有する左部材および右部材を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の防振装置。
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