JPS6019920B2 - 新規なアデノシン−3′,5′−環状燐酸アミデ−ト及びその製造法 - Google Patents

新規なアデノシン−3′,5′−環状燐酸アミデ−ト及びその製造法

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JPS6019920B2
JPS6019920B2 JP5839081A JP5839081A JPS6019920B2 JP S6019920 B2 JPS6019920 B2 JP S6019920B2 JP 5839081 A JP5839081 A JP 5839081A JP 5839081 A JP5839081 A JP 5839081A JP S6019920 B2 JPS6019920 B2 JP S6019920B2
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正 冨倉
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (1) (式中R,はアルキル基、シクロアルキル基又はアルア
ルキル基を意味する)で表わされる新規なァデノシンー
3′,5′一環状燐酸アミデート及びその製造法に関す
る。
アデノシンー3′,6一環状燐酸(CAMP)のアミデ
ート誘導体としては、次式の化合物が知られている(テ
トラヘドロン・レターズ1973年第4号269〜27
3頁参照)。
しかしこのCAMP−N,Nージメチルアミデートの生
理活性については報告されてない。本発明者らはこれと
異なり、優れた生理活性を有するN−モノ置換誘導体1
を製造することに成功した。
本発明の式1の化合物は、細胞膜透過性が優れかつ高い
生理活性を有し、その活性は種々の標的組織に対し選択
性を示し、かつ分解酵素である環状ホスホジェステラー
ゼに対して安定であり、例えば気管支ぜんそく、難活性
うっ血性心麻陣、真性糖尿病、肥満症、その他下垂体機
能低下に起因する異常又は疾患の処置に有用である。
また式1の化合物は、缶9健作用、強心作用、利尿作用
を有し、R,がC7〜C,2ーアルキル基である化合物
は特に優れた制痛作用を有する。
式1の化合物は、一般式 (〇) (式中Zは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ士類
金属原子又は有機アンモニウム基を意味する)で表わさ
れるアデ/シンー3′,5′一環状リン酸又はその塩に
ハロゲン化剤を作用させ、次いで一般式 R,
N比 (m)(式中R,は前記の意味を有する)で
表わされる有機アミンを作用させることにより製造され
る。
この生成物に酸を作用させると容易に酸付加塩となる。
このものは次式で表わされる。Aeはアニオンを意味す
る。(1a) 出発物質としてのアデノシン−3,5′一環状燐酸(C
AMP)は、遊離型又は塩型のいずれでも本反応に用い
ることができる。
塩型のCAMPとしては、環状燐酸部におけるナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネ
シウム等のアルカリ士類金属塩、ならびにトリエチルア
ンモニウム塩、トリブチリルアンモニゥム塩、4ーモル
ホリノーN,N′−ジシクロヘキシルカルボキシアミジ
ン塩等の有機アンモニウム塩があげられる。溶媒への溶
解性等の点から有機アルモニウム塩を用いることが特に
好ましい。ハロゲン化剤としては、一般のハロゲン化剤
を使用できるが、特に好ましいものとしては一般式PX
n (W)(式中×はハロゲン原子、nは3又は5を意
味する)で表わされるハロゲン化燐又は一般式R2S0
2× (V)(式中R2はアルキル基又はアリール基
、Xはハロゲン原子を意味する)で表わされるスルホン
酸ハロゲン化物が挙げられる。
瞳換基Xのハロゲン原子としては、例えば塩素原子、臭
素原子等が挙げられる。
R2のアルキル基としては、直鎖状、分枝状又は環状の
アルキル基のいずれでもよく、アリール基としてはフェ
ニル基のほか置換フェニル基として、例えばPートリル
基、2,4−ジニトロフェニル基等が好ましい。
式Wの化合物としては、例えば三塩化隣、五塩化隣、五
臭化燐等が用いられる。
また式Vの化合物としては、例えばメタンスルホニルク
ロライド、Pートルエンスルホニルクロライド、2,4
ージニトロベンゼンスルホニクロライド、2,4,6−
トリイソプロピルベンゼンスルホニルクロラィド等が用
いられる。式1の化合物を製造するに際しては、まず式
0の化合物をハロゲン化剤と反応させるハロゲン化剤の
使用量は、CAMP又はその塩1モルに対し約1モル以
上、好ましくは約1〜3モルである。
本反応は、通常は溶媒の存在下に行うことが好ましい。
溶媒としては、CAMP又はその塩の溶解度が大きく、
かつハロゲン化剤の反応性を高めるものが好ましい。そ
の例としては下記の化合物があげられる。アミド例えば
ジメチルホルムアミド又はジメチルアセトアミド、有機
塩基例えばトリアルキルアミン又はピリジン、ルチジン
、芳香族炭化水素例えばベンゼン又はトルェン、ニトリ
ル例えばアセトンニトリル又はペンゾニトリル、有機縦
化合物例えばトリエチルホスフェート又はへキサメチル
ホスホラストリアミド、並びにこれらの2種以上の混合
物。本反応は、一般に−20〜十80o○で進行し、温
度を調整することにより反応速度を調整することができ
る。
通常は−15〜十30o0の反応温度が好ましい。反応
時間は主としてハロゲン化剤及び溶媒の種類並びに反応
温度により異なるが、通常は数分ないし数時間で終了す
る。次いで反応生物に一般式 R,NH2 (m) 0 (式中R,は前記の意味を有する)で表わされる有
機アミンを作用させる。
有機アミンとしては、例えばメチルアミン、エチルアミ
ン、プロピルアミン、イソプロピルアミン、ブチルアミ
ン、イソブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミ
ン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、
デシルアミン、ウンデシルアミン、ドデシルアミン、ト
リデシルアミン、テトラデシルアミン、ベンタデシルア
ミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン等が用い
られる。
有機アミンの使用量は、例えばCAMP又はその塩1モ
ルに対して約1モル以上、好ましくは約5モルないし約
15モルである。本反応は、溶媒の存在下に行うことが
好ましい。
溶媒としては、CAMP又はその塩の溶解度が大きく、
かつ有機アミンの反応性を高めるような溶媒が好ましい
。前記と同じ溶媒を用いることができる。本反応は、一
般に−20〜十80℃で進行し、温度を調整することに
より反応速度を調整することができる。
通常は−15〜十3ぴ○の反応温度が好ましい。反応時
間は、主として有機アミン及び溶媒の種類並びに反応温
度により異なるが、通常は数分ないし数時間で終了する
。反応終了後、目的化合物は常法により単離精製するこ
とができる。例えば活性炭、イオン交換樹脂、アルミナ
、シリカゲル等を用いるカラムクロマトグラフイー、ク
ロロホルム、酢酸エチルェステル等を用いる有機溶媒抽
出法、有機溶媒沈殿法、液性調整による結晶化法等を、
適宜組合わせて用いることができる。式1の化合物は有
機酸又は無機酸、例えば塩酸、臭酸、硫酸、硝酸、酢酸
等により酸付加塩にすることができる。
医薬として使用する場合は、生理的に容認しうる酸が適
する。例えば、式1の遊離塩基に酸の水溶液又はアルコ
ール溶液を加え、pH3以下に調整すると酸付加塩が生
成する。
この酸付加塩は、常法により例えば反応液を蒸発乾固す
るかあるいは反応液にアルコール、アセトン、ジオキサ
ン、エーテル、ヘキサン等の有機溶媒を添加することに
より、沈殿又は結晶として単離することができる。こう
して得られた駿付加塩は遊離塩基に比して水その他の極
性溶媒に対する溶解性が増大するので、実用価値が高い
。実施例 1 蒸留水5の‘、エタノール5の【及びトリーn−プチル
ァミン1.物上の混合液に、CAMml夕を添加して溶
解したのち、30〜40℃で減圧濃縮して乾岡し、更に
五酸化燐を用いて減圧下に乾燥すると、CAMPートリ
−n−ブチルアンモニウム塩(CAMP−TBN塩)が
得られる。
このCAMP−TBA塩を無水ジメチルホルムアミド(
DMF)20の‘に溶解したのち、五塩化燐500の2
を添加し、一5〜0℃で20分間燈拝しながら反応させ
次いでメチルアミン塩酸塩1.0夕、DM『10私及び
トリェチルアミン5.0の‘の混合物を添加し、−5〜
0℃で20分間燈梓下に反応させる。
この反応液を減圧濃縮し、アルミナ20夕の充填された
カラムに吸着させ、クロロホルム150の‘及びメタノ
ールークロロホルム(容量比1:49)150の【で順
次洗浄したのち、メタノールークロロホルム(容量比1
:19及び1:9)の混合溶媒各200w【で順次溶出
する。この溶出液を減圧乾団したものを、メタノールを
用いて結晶化すると、CAMPーメチルアミデート10
6雌が得られる。この化合物の理化学的性質は次のとお
りである。炉紙クロマトグラフィー展開溶媒:0.9M
−酢酸アンモニウムーェタノール(容量比2:5)Rf
値:0.44 紫外線吸収スペクトル ^08&N‐日01 257.肌m ^08段N‐HC1 260.仇m 融点(分解点)151〜15y0 実施例 2 実施例1と同様にして調整したCAM円−TBA塩を無
水DMF20の‘に溶解し、五塩化燐500の9を添加
し、一5〜0℃で20分間燈梓下に反応させる。
次いでエチルアミン塩酸塩1.0夕、DMFIOの【及
びトリヱチルアミン5.0の‘の混合液を添加し、一5
〜000で2粉ご間嬢梓下に反応させる。反応液を減圧
濃縮し、アルミナ20夕の充填されたカラムに吸着させ
、クロロホルム150の【及びメタ/ールークロロホル
ム(容量比1:49)150叫で順次洗浄したのち、メ
タノールークロロホルム(容量比1:19及び1:9)
の混合溶媒各200の‘で順次溶出する。
この溶出液をシリカゲル薄層クロマトグラフィーを用い
、メタノールークロロホルム(容量比3:7)の混合溶
媒で展開し、エタノールを用いて分取したのち乾固する
と、CAMP−エチルアミデート78泌が得られる。こ
の化合物の理化学的性質は次のとおりである。炉紙クロ
マトグラフィー 展開溶媒:0.9M−酢酸アンモニウムーェタノール(
容量比2:5)Rf値:0.53 紫外線吸収スベクタル ^o&&N‐HC1 257.仇皿 入0.1N−NaOHma× 260.仇伽融点(分
解点)141〜14げ0実施例 3 CAMP−TBAI夕をDh仲20の‘に溶解したのち
五塩化燐500雌を添加し、一5〜0℃で20分間蝿梓
下に反応させる。
次いでn−プロピルアミン0.2の‘を添加し、一5〜
0℃で20分間燈投下に反応させる。この反応液を減圧
濃縮し、これをアルミナ30夕のカラム(直経1.&1
、長さ23の)に吸着させ、クロロホルム100の【及
びメタノールークロロホルム(容量比1:99)100
の【及びメタノールークロロホルム(容量比1:49)
100肌を用いて順次洗浄する。次いでメタノールーク
ロロホルムの容量比が1:19の混合溶媒200の‘及
び1:9の混合溶媒150の【で日頃次溶出する。この
溶出液を減圧乾園し、メタノールを用いて結晶化すると
、CAMP−nープロピルアミデート118の3が得ら
れる。この化合物の理化学的性質は次のとおりである。
炉紙クロマトグラフィー展開溶媒:0.8M−酢酸アン
モニウムーェタノール(容量比2:5)Rf値:0.斑 紫外線吸収スペクトル 入。
&&N−HC1 257‐mm入0.1N一NaOH
ma× 260.仇皿融点(分解点)144〜147
0実施例 4 CAMP−TBN塩5夕をDMF125の‘に溶解した
のち五塩化燐2.5夕を添加し、一5〜0℃で2び分間
雛梓下に反応させる。
次いでnーデシルアミン19.1の‘を添加し、一5〜
0℃で20分間縄梓下に反応させる。この反応液を炉過
し、炉液を減圧下に濃縮乾固し、残査をエタノールに溶
解する。
この溶液にアルミナ50夕を加え、減圧濃縮したのち、
五酸化燐を用いて乾燥する。アルミナ5Mをへキサンを
用いてカラム(直径2.8肌、長さ25伽)に充填し、
このカラムの上部に前記の乾燥物をアルミナ50夕と混
合して充填する。このカラムをへキサン50の‘、ヘキ
サンークロロホルム(容量比3:7)100の‘、ヘキ
サンークロロホルム(容量比1:1)200の‘及びク
ロロホルム300叫で順次洗浄したのち、メタノールー
クロロホルムの容量比が1:99の混合溶媒700の‘
、3:97の混合溶媒400のと及び1:19の濠合溶
媒300の【で順次溶出する。この溶出液を、濃縮乾固
し、大量の蒸留水で洗浄したのち目的物質を炉別し、こ
れをエタノールに溶解する。・この溶液をシリカゲル薄
層クロマトグラフィーによりスボツトし、メタノールー
クロロホムル(容量比1:4)浪合溶媒で展開したのち
、紫外線を照射して検出される目的化合物の部位をヱ夕
/ールを用いて分取し、濃縮したのち含水エタノールで
再結晶すると、CAMP−nーデシルアミデート437
の9が得られる。この化合物の理化学的性質は次のとお
りである。炉紙クロマトグラフィー 展開溶媒:0.9M一酢酸アンモニウムーェタノール(
容量比2:5)Rf値:0.78 紫外線吸収スペクトル ^。
&斜N−HC1 257‐瓜m^0.1N−NaOH
max 260.仇m融点(分解点)160〜16才
○実施例 5 CAM円−TBA塩1夕をDMF20舷に溶解したのち
五塩化燐500の9を添加し、一5〜0℃で20分間蝿
洋下に反応させる。
次いでィソープロピルアミン1.6の【を添加し、一5
〜0℃で20分間損梓下に反応させる。この反応液を減
圧濃縮し、濃縮物アルミナ30夕のカラム(直径1.6
伽、長さ23伽)に吸着させ、クロロホルム100奴、
メタノールークロロホルム(容量比1:99及び1:4
9)各100の【で順次洗浄する。
次いでメタノールークロロホルムの容量比が1:19の
混合溶媒200のZ及び容量比が1:9の混合溶媒15
0の【で日頃次溶出する。この溶出液の濃縮物をシリカ
ゲル薄層クロマトグラフイーによりスポツトし、メタノ
ールークロロホルム(容量比3:7)の混合溶媒で展開
したのち、紫外線を照射して検出される目的化合物の部
位をエタノールを用いて分取し、メタ/ールで結晶化す
る、CAMP−イソープロピルアミデ−ト100の9が
得られる。
この化合物の理化学的性質は次のとおりである。炉紙ク
ロマトグラフィー 夕展開溶媒:0
.9 M一酢酸アンモニウムーェタノール(容量比2:
5)Rf値:0.60 紫外線吸収スペクトル ^08段N‐日01 257.仇伽
Z入0.1N一NaOHma× 260.肌
伽融点(分解点)157〜16100実施例 6 実施例5と同様に操作し、ただしィソープロピルアミン
の代わりにシクロヘキシルアミン3.0の【Zを用いて
反応させると、CAMP−シクロヘキシルアミデート2
9ののミ得られる。
この化合物の理化学的性質は次のとおりである。炉級ク
ロマトグラフィー 展開溶媒:0.9け一酢酸アンモニウムーェタ 2/ー
ル(容量比2:5)Rf値:0.66 紫外線吸収スペクトル 入。
&母N−HC1 257‐仇m入0.1N一NaOH
ma× 260.仇m 2融点(分解
点)162〜165qo実施例 7 実施例5と同様に操作し、ただしィソープロピルアミン
の代わりにペンジルアミン1.6の‘を用い反応させる
と、CAMPーベンジルアミデート30の夕3カギ2得
られる。
炉紙クロマトグラフィー 展開溶媒:0.9M−酢酸アンモニウムーェタノール(
容量比2:5)Rf値:0.58
3紫外線吸収スペクトル入0&ぶN‐HC1
257.Mm 入0.1N−NaOHmax260.仇m融点(分解点
)142〜146qo 実施例 8 4C肌4
P‐TBN塩1.0夕をDMF25の‘に溶解し、三塩
化燐0.21の‘を添加し、一5〜0℃で20分間蝿梓
下に反応させ、次いでnプ。
ピルアミン0.2の‘を鍵添加し、−5〜0℃で2庇ご
間縄投下に反応させる。この反応液を減圧濃縮したもの
を、シリカゲル薄層クロマトグラフィーによりスポット
し、メタノールークロロホルム(容量比3:7)で展開
し、紫外線を照射して検出される目的化合物の部位をエ
タノールを用いて分取し、この溶液をメタノールに添加
すると、CAMP−nープロピルアミデート67ののミ
得られる。
この化合物の理化学的性質は、実施例3で得られた化合
物のそれと一致した。実施例 9 CAMP−TBN塩1.0夕をDMF25の‘に溶解し
、五臭化燐1.0夕を添加し、一5〜0℃で20分間鷹
梓下に反応させ、次いでnープロピルアミン0.2の‘
を添加し、一5〜0℃で20分間溜梓下に反応させる。
この反応液を減圧下に濃縮乾固したものを、エタノール
20の‘に溶解し、これにアルミナ6夕を添加して減圧
下に濃縮し、五酸化燐で乾燥する。アルミナ15夕をク
ロロホルムを用いてカラム(直径1.7伽、長さ11仇
)に充填し、カラム上部に前記の乾燥物とァルミナ6夕
の混合物を充填する。これをクロロホルム200机で洗
浄したのち、メタノールークooホルムの容量比1:9
9の混合溶媒450の‘、容量比3:97の混合溶媒2
00舷及び容量比1:19の混合溶媒150の【で順次
溶出したのち目的化合物を含有する区分を合わせて濃縮
し、これをシリカゲル薄層クロマトグラフィーによりス
ポットする。これをメタノールークロロホルム(容量比
3:7)の混合溶媒で展開し、紫外線を照射して検出さ
れる目的化合物の部位をエタノールを用いて分取し、こ
の溶液を濃縮し、メタノー」ルに添加すると、CAMP
−n−プロピルアミデート14.5の9が得られる。得
られたCAM円−nープロピルアミデートの理化学的性
質は実施例3で得られた化合物のそれと一致した。実施
例 10 CAMP−TBA塩1夕をDMF25羽に溶解し、pー
トルェンスルホニルクロラィド736の9を添加し、1
5〜2ぴ○で20分間渡洋下に反応させ、次いでn−プ
ロピルアミン0.2舷を添加し、15〜2000で20
分間蝿梓下に反応させる。
以下実施例9と同様に操作すると、CAMP−nープロ
ピルアミデート24.1の9が得られる。この化合物の
理化学的性質は実施例3で得られた化合物のそれと一致
した。実施例 11CAMP−TBA塩0.5夕をDM
F2.0叫に溶解し、メタンスルホニルクロライド0.
5凧【及びDMF2.0私の化合物を添加し、15〜2
000で20分間燈梓下に反応させ、次いでnープロピ
ルアミン0.7机を添加し、15〜200Cで3雌ご間
凝投下に反応させる。
以下実施例9と同様に操作すると、CAMP−nープロ
ピルアミデート60の9が得られる。この化合物の理化
学的性質は実施例3で得られた化合物のそれと一致した
。実施例 12 実施例3と同機にして調整したCAMP−n−プロピル
アミデート20のcをエタノール0.3地に溶解し、こ
れにIN塩酸0.11羽を添加し、CNMP−n−プロ
ピルアミデートが溶解していることを確認したのち、減
圧濃縮して乾固すると、CAMP−n−プロピルアミデ
ート塩酸塩22の9が得られる。
この化合物の理化学的性質は次のとおりである。炉紙ク
ロマトグラフィー展開溶媒:0.8M−酢酸アンモニウ
ムーェタノール(容量比2:5)Rf値:0.58 紫外線吸収スペクトル 入。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1はアルキル基、シクロアルキル基又はア
    ルアルキル基を意味する)で表わされるアデノシン−3
    ′,5′−環状燐酸アミデート又はその酸付加塩。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Zは水素原子、アルカリ金属原子、アルカリ土
    類金属原子又は有機アンモニウム基を意味する)で表わ
    されるアデノシン−3′,5′−環状燐酸又はその塩に
    ハロゲン化剤を作用させ、次いで一般式 R_1NH_
    2 (式中R_1は、後記の意味を有する)で表わされる
    有機アミンを作用させ、生成物を所望により酸付加塩と
    することを特徴とする、一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ (式中R_1はアルキル基、シクロアルキル基又はア
    ルアルキル基を意味する)で表わされるアデノシン−3
    ′,5′−環状燐酸アミデート又はその酸付加塩の製造
    法。
JP5839081A 1981-04-20 1981-04-20 新規なアデノシン−3′,5′−環状燐酸アミデ−ト及びその製造法 Expired JPS6019920B2 (ja)

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JPS57175200A JPS57175200A (en) 1982-10-28
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