JPS588093A - 5−ハロゲノ−3′−デオキシウリジンおよびその製造法 - Google Patents
5−ハロゲノ−3′−デオキシウリジンおよびその製造法Info
- Publication number
- JPS588093A JPS588093A JP10584881A JP10584881A JPS588093A JP S588093 A JPS588093 A JP S588093A JP 10584881 A JP10584881 A JP 10584881A JP 10584881 A JP10584881 A JP 10584881A JP S588093 A JPS588093 A JP S588093A
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- Japan
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- deoxyuridine
- formula
- halogeno
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- general formula
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規化合物5−ハロゲン−8′−デオキシウ
リジンおよびその製造法に関するものである。
リジンおよびその製造法に関するものである。
本発明化合物は次の一般式〔I〕で表わされる。
該式中、Xは、塩素、臭素、ヨウ素、フッ素なとのハロ
ゲン原子を示す。このような5−ノ\ロゲノー8′−デ
オキシウリジンは抗腫瘍性を有する文献未記載の新規化
合物であり、生化学研究用試薬もしくは医薬として有用
性が期待されるものである。
ゲン原子を示す。このような5−ノ\ロゲノー8′−デ
オキシウリジンは抗腫瘍性を有する文献未記載の新規化
合物であり、生化学研究用試薬もしくは医薬として有用
性が期待されるものである。
本発明化合物は、一般式〔田〕
〔式中、Xはハロゲン原子、R1はアルキル基、トリア
ルキルシリル基またはトリアルキルスタニル基を示す。
ルキルシリル基またはトリアルキルスタニル基を示す。
〕で表わされる5−710ゲノウラシルの活性化体(以
下、「化合物CI 、1)Jと称する〕と、一般式〔層
〕 〔式中、R2はアシル基 R8は水素原子またはアシル
基を示す。〕で表わされるR6.02’、 05’
yリアシル−またはR6,R6,02’、 O5’−テ
トラアシル−コルジセピン(以下、化合物〔履〕と称す
る)とを溶媒中、ルイス酸触媒の存在下で反応させて、
一般式〔式中、XおよびR2は前記と同意義。〕で表わ
される02.’ 05’−ジアシル−5−ノ10ゲノー
3′−デオキシウリジン(以下、「化合物(■)」と称
する)を得、次いてこれをアルカリ処理により脱アシル
化する方法により合成することができる。
下、「化合物CI 、1)Jと称する〕と、一般式〔層
〕 〔式中、R2はアシル基 R8は水素原子またはアシル
基を示す。〕で表わされるR6.02’、 05’
yリアシル−またはR6,R6,02’、 O5’−テ
トラアシル−コルジセピン(以下、化合物〔履〕と称す
る)とを溶媒中、ルイス酸触媒の存在下で反応させて、
一般式〔式中、XおよびR2は前記と同意義。〕で表わ
される02.’ 05’−ジアシル−5−ノ10ゲノー
3′−デオキシウリジン(以下、「化合物(■)」と称
する)を得、次いてこれをアルカリ処理により脱アシル
化する方法により合成することができる。
原料化合物の一つの化合物〔田〕において、R1のアル
キル基、もしくはトリアルキルシリル基、一 トリアルキルスタニル基のアルキル残基具体例としては
、それぞれ炭素数1〜4の低級アルキル基、すなわちメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などに代表さ
れる。また化合物〔■〕のR2およびR8のアシル基の
代表例としては、アセチル基。
キル基、もしくはトリアルキルシリル基、一 トリアルキルスタニル基のアルキル残基具体例としては
、それぞれ炭素数1〜4の低級アルキル基、すなわちメ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などに代表さ
れる。また化合物〔■〕のR2およびR8のアシル基の
代表例としては、アセチル基。
ブチリル基、ベンゾイル基、トルオイル基、アニフィル
基、p−クロロベンゾイル基などが挙げられる。
基、p−クロロベンゾイル基などが挙げられる。
反応溶媒としては、原料化合物およびルイス酸触媒との
反応を進行させうるものであればよく、具体例には、ア
セトニトリル、ジクロルエタン、ニトロメタン、キシレ
ン、ニトロベン′°ゼン、ジクロロベンゼンなどが適用
できる。ルイス酸触媒の↓ 種類には、トリデルノリルトリフロロメタンスルホン酸
、四塩化スズ、四塩化チタン、臭化第二水銀、三塩化ア
ンチモン、塩化アルミニウム、塩化亜鉛などがあり、こ
れらのうちから各反応系において最適なものを選択すれ
ばよい。
反応を進行させうるものであればよく、具体例には、ア
セトニトリル、ジクロルエタン、ニトロメタン、キシレ
ン、ニトロベン′°ゼン、ジクロロベンゼンなどが適用
できる。ルイス酸触媒の↓ 種類には、トリデルノリルトリフロロメタンスルホン酸
、四塩化スズ、四塩化チタン、臭化第二水銀、三塩化ア
ンチモン、塩化アルミニウム、塩化亜鉛などがあり、こ
れらのうちから各反応系において最適なものを選択すれ
ばよい。
反応条件は、原料化合物、反応溶媒、ルイス酸触媒の種
類などに応じて、当業者の通常の技術的配慮により決定
することができる。
類などに応じて、当業者の通常の技術的配慮により決定
することができる。
化合物〔■〕に対するアルカリ処理は、アルカリとして
、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどを用いて、公知
のアルカリ加水分解条件に準拠して行えばよい。
、アンモニア、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭
酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウムなどを用いて、公知
のアルカリ加水分解条件に準拠して行えばよい。
目的化合物の単離精製は常法により行うことができる。
たとえば、吸着クロマトグラフィー、イオン交換クロマ
トグラフィー、再結晶法などを応用して実施すればよい
。
トグラフィー、再結晶法などを応用して実施すればよい
。
以下、本発明の化合物およびその製造例を示して実施例
とする。ただし、これらは、あくまで例示であって、本
発明の限定を意図するもの“ではない。
とする。ただし、これらは、あくまで例示であって、本
発明の限定を意図するもの“ではない。
実施例 1
5−フロロウラシル1.4gより得られた2、4−ビス
トリメチルシリルオキシ−5−フロロヒビ1ノミジンを
アセトニトリル20 mlに溶解させ、この溶液にN6
. N6.02’、 05’−テトラベンゾイルコルジ
セビン2.6gを加え、−10°Cに冷却した。これ番
こ四塩化スズ2.8 mlを加え、室温に戻し、1晩撹
拌反応させ、さらに1時間還流した後、メタノール5
mlを加えて30分間放置した。反応液を濃縮し、クロ
ロホルム−5%炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、ク
ロロホルム層を濃縮乾固し、残渣をアンモニア飽和メタ
ノール100 mlに溶解させ、密栓して室温で1晩撹
拌反応させ、反応液を濃縮乾固した。残渣をシリカゲル
(609)のカラム1こ負荷シ、クロロホルム−エタノ
ールにより展開し、目的画分(クロロホルム:エタノー
ル−20: 1 )を集め、濃縮し、エタノールより再
結晶して5−一ロロー8′−デオキシウリジン1.5g
を得た(収率60%)。
トリメチルシリルオキシ−5−フロロヒビ1ノミジンを
アセトニトリル20 mlに溶解させ、この溶液にN6
. N6.02’、 05’−テトラベンゾイルコルジ
セビン2.6gを加え、−10°Cに冷却した。これ番
こ四塩化スズ2.8 mlを加え、室温に戻し、1晩撹
拌反応させ、さらに1時間還流した後、メタノール5
mlを加えて30分間放置した。反応液を濃縮し、クロ
ロホルム−5%炭酸水素ナトリウム水溶液で分配し、ク
ロロホルム層を濃縮乾固し、残渣をアンモニア飽和メタ
ノール100 mlに溶解させ、密栓して室温で1晩撹
拌反応させ、反応液を濃縮乾固した。残渣をシリカゲル
(609)のカラム1こ負荷シ、クロロホルム−エタノ
ールにより展開し、目的画分(クロロホルム:エタノー
ル−20: 1 )を集め、濃縮し、エタノールより再
結晶して5−一ロロー8′−デオキシウリジン1.5g
を得た(収率60%)。
融点 167〜168°C
紫外線吸収スペクトル λmax 270 nm元素
分析 C9H1IN205 Fとして理論値: C,
48,91%、H,4,50%、N、 11.8896
実測値: C,48,78%、H,4,2896、N、
11.50%核磁気共鳴スペクトル (60NH2、DMSO−d6 ) δ(Islam
)11、70 (bs 、 IH、NH)8、40 (
d、 IHSJ6.F=7.5H2,6−H)5、68
(m、 IH11’−H) 4、20 (m、 2H,2’−H,4’−H)8、6
5 (m、2H,5’−82) 1、84 (m12H,8’−H2) 実施例 2 実施例1の5−晶ロロウラシルに代えて5−ブロモウラ
シルを使用し、以下、実施例1と同様ζこ2.4−ビス
トリメチルシリルオキシ−5−ブロモピリミジンとN6
. N6.02’、 05’−テトラベンシイフレコル
ジセピンとの反応およびアルカリ加水分解反応、さらに
精製処理を行って68%の収率で5−ブロモ−8′−デ
オキシウリジンを得た。
分析 C9H1IN205 Fとして理論値: C,
48,91%、H,4,50%、N、 11.8896
実測値: C,48,78%、H,4,2896、N、
11.50%核磁気共鳴スペクトル (60NH2、DMSO−d6 ) δ(Islam
)11、70 (bs 、 IH、NH)8、40 (
d、 IHSJ6.F=7.5H2,6−H)5、68
(m、 IH11’−H) 4、20 (m、 2H,2’−H,4’−H)8、6
5 (m、2H,5’−82) 1、84 (m12H,8’−H2) 実施例 2 実施例1の5−晶ロロウラシルに代えて5−ブロモウラ
シルを使用し、以下、実施例1と同様ζこ2.4−ビス
トリメチルシリルオキシ−5−ブロモピリミジンとN6
. N6.02’、 05’−テトラベンシイフレコル
ジセピンとの反応およびアルカリ加水分解反応、さらに
精製処理を行って68%の収率で5−ブロモ−8′−デ
オキシウリジンを得た。
紫外線吸収スペクトル λ昆ζ’R2791m元素分析
CgHl 1N205Br として理論値: C
,85,2196、H,8,6196、N、 9.12
96実測値: C,85,09%、H,8,42%、N
、9.Ll1%核磁気共鳴スペクトル (60NH2,DMSO−d6)δ(pI)m )11
.78 (bs、 IH,NH) 8、47 (S、 IH,6−H)
CgHl 1N205Br として理論値: C
,85,2196、H,8,6196、N、 9.12
96実測値: C,85,09%、H,8,42%、N
、9.Ll1%核磁気共鳴スペクトル (60NH2,DMSO−d6)δ(pI)m )11
.78 (bs、 IH,NH) 8、47 (S、 IH,6−H)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)一般式〔1〕 〔式中、Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる5−
ハロゲノ−3′−デオキシウリジン2)一般式〔1〕 〔式中、Xはハロゲン原子、R1はアルキル基、トリア
ルキルシリル基またはトリアルキルスタニル基を示す。 〕で表わされる5−ハロゲノウラシルの活性化体と一般
式〔l) 〔式中、R2はアシル基、R8は水素原子またはアシル
基を示す。〕で表わされるR6.02’、 05’−ト
リアジル−またはR6,R6,02,’ 05’−テト
ラアシルコルジセピンとを、溶媒中、ルイス酸の存在下
で反応させて一般式CIV) 〔式中、XおよびR2は前記と同意義。〕で表わされる
02’、 05’−ジアシル−5−ハロゲノ−3′−デ
オキソウリジンを得、次いてこれをアルカリ処理により
脱アシル化反応を行わさせ、一般式〔式中、Xは前記と
同意義。〕で表わされる5−ハロゲノ−3′−デオキシ
ウリジンを得ることを特徴とする5−ハロゲノ−3′−
デオキシウリジンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584881A JPS588093A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 5−ハロゲノ−3′−デオキシウリジンおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10584881A JPS588093A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 5−ハロゲノ−3′−デオキシウリジンおよびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS588093A true JPS588093A (ja) | 1983-01-18 |
JPS637554B2 JPS637554B2 (ja) | 1988-02-17 |
Family
ID=14418425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10584881A Granted JPS588093A (ja) | 1981-07-06 | 1981-07-06 | 5−ハロゲノ−3′−デオキシウリジンおよびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS588093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102321135A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-01-18 | 中山市理科虫草制品有限公司 | 一种利用高速逆流色谱分离纯化虫草素的方法 |
CN102643318A (zh) * | 2012-03-28 | 2012-08-22 | 辽宁大学 | 一种从蛹虫草子实体中提取精制虫草素的方法 |
CN104926904A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-09-23 | 辽宁大学 | 一种从蛹虫草菌皮中提取纯化虫草素的方法 |
-
1981
- 1981-07-06 JP JP10584881A patent/JPS588093A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102321135A (zh) * | 2011-07-15 | 2012-01-18 | 中山市理科虫草制品有限公司 | 一种利用高速逆流色谱分离纯化虫草素的方法 |
CN102643318A (zh) * | 2012-03-28 | 2012-08-22 | 辽宁大学 | 一种从蛹虫草子实体中提取精制虫草素的方法 |
CN104926904A (zh) * | 2015-07-14 | 2015-09-23 | 辽宁大学 | 一种从蛹虫草菌皮中提取纯化虫草素的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS637554B2 (ja) | 1988-02-17 |
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