JPS6019478A - 醤油フイルム及びその製造法 - Google Patents

醤油フイルム及びその製造法

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JPS6019478A
JPS6019478A JP58126567A JP12656783A JPS6019478A JP S6019478 A JPS6019478 A JP S6019478A JP 58126567 A JP58126567 A JP 58126567A JP 12656783 A JP12656783 A JP 12656783A JP S6019478 A JPS6019478 A JP S6019478A
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soy
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Takeo Ogami
猛夫 大上
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OSAKA KAGAKU GOKIN KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい調味材料、殊にフイ)レム又はシート状
の醤油に°関する。
醤油はダイブとコムギとから醸造された代表的な伝統的
調味料であって、古く室町時代から日本人の食生活にな
くてはならないものであるが、殊に戦後は欧米諸国にお
いてもrshouyuJの名で知られている国際的な調
味料となっている。
ところで、従来から使われている醤油の形態は殆ど液状
であって、一部粉末状のものも往時は軍用に、近来では
、ラーメンなどの粉末たれ用(ご用いられているが、乾
燥技術が格段に進歩した最近のものでも、液状のものに
比べて風味は良くない。これは、4−エチルグアヤコー
ルなどの醤油の重要な香気成分が乾燥に際して揮散する
ことの他に、種々の呈味成分が加工中及び保存中変質す
ることが原因であろうと推測される。従って今日でも醤
油の主要な使方は、醤油を食品にかけたり、又は逆に醤
油中に食品を浸漬したり、あるし)は醤油を水や湯で薄
めて味付用のたれや吸物及びl1物を作ったりすること
が主流を占めており、全て木調法科が液状であることを
前提としている。
本発明者は以上、既存の醤油が液状であるという現状に
疑問を抱き、既知の粉末に代る新しい醤油の形態につい
て種々考究した結果、先にこれをフィルム化することに
想到した。即ち、醤油をフィルム化すると、そのセキ使
用量を面積としてj’l贋することができるので、実用
的に極めて便利、となるだけでなく、単位量当りのフィ
ルムの表面積は粉末に比べて遥に小さいから、従来の粉
末醤油に比して保存性が著しく向上するであろうことが
推測される。
以上の構想に基づいて、本発明者は多数の可食性Hり形
成材料をテストしたところ、W存材料の中でプルランが
最良の結果を有することを見出した。即ち、プルランは
、可食性の水溶性多糖類であって、無色透明の膜を形成
する性質があるの外、発明者の知見によれば、多量の醤
油との共、存下においても成膜性を失わないという特性
を有するから1発明目的上ある程度有用なものであ゛る
しかしながら、さらに研究を進める過程で、醤油を含有
するプルランフィルムは極度に吸湿性であって、製造工
程中の僅かな水分過剰でも忽ち湿潤し、逆に、僅かの水
分不足でも柔軟性を失う他、製品が乾燥すると、柔軟性
のないバリバリのものとなるという欠点を有することが
発見された。これらの欠点は、製造管理及び品質管理の
面で大きな障害となるだけではなしに、製品として醤油
含有量の少ない非実用的な製品しが得られないことを意
味している。
そこで本発明者は、以上の醤油層プルランフィルムの欠
点を改善せんがためさらに研究を進めた結果、製膜用プ
ルラン溶液中に醤油を混合する代りに、既に製膜された
プルランフィルムに対して、粉末状の醤油又は醤油ペー
ストを散布又は塗布後、加熱ロールを用いて加圧する手
段を創案した。この新規な手段により創造された醤油フ
ィルムでは、醤油成分が膜基材中に分散していないため
、プルランフィルムの特長である柔軟性かそのまま残っ
ており、このため、充分な醤油含有量Crt’、位面積
当り醤油成分濃度)を有する実用的な製品が得られる。
実際上、以上の製造目的は下記■及び■のいづれかの手
段により達成される。
呻) プルランフィルム(厚さ5〜50角)を湿らせ、
その−面又は両面に粉末状醤油を付着させた後、加熱ロ
ールで圧着する方法。
(ψ プルランフィルムの一面又は両面に、醤油にプル
ランその他任意の可食性高分子物質を添加して得られる
ペースト状の醤油を塗布後、乾燥する方法。
以上の各方法にて生産されたフィルム状の醤油製品は、
柔軟であって、かつ優れた強度を備え、その上意外なこ
とに、吸湿性が著しく改善されていることの他に、風味
が非常に良好であった。これらの意外な効果を奏する理
由を今のところ明らかにすることはできないが、少なく
とも保香性の点に関しては、プルランによる香気成分の
包摂作用が主要な要因゛となっているものと推定される
本発明に係るフィルムは、所望により以下数種の構成を
採ることができる。
■ 醤油層がプルランフィルムの片面に存在す形式・ (す醤油層がプルランフィルムの両面に存在す形式。
■ 醤油層が2枚のプルランフィルムの間にサントイン
チ状に挟まれている形式。
■ コアとなるプルランフィルムの両面の醤油層が、さ
らに2枚のプルランフィルムによりサンドイッチ状に挟
まれている形式。
なお、以上の醤油層を有するプルランフィルムにおいて
、粉末状醤神又はペースト状醤油に粉末みそ、かつお節
粉末、振掛粉末又は浅草のり粉末、あおのり粉末、ごま
粉末、たらこ粉末、しそ粉末、うめぼし粉末又はたまご
粉末の如き振掛材料を添加すると、極めて美味なフィル
ム状調味食品を得ることかでさる。以下、本発明醤油フ
ィルムの製造例を示すが、勿論これは例示であって、発
明精神の内包・外延を規定し又は限定する趣旨のもので
はない。
製造例1 第1図の装置を用い、ロール状に巻かれたプルランフィ
ルム(厚さ:20g)[1]をガイドローラー12]を
介して一対のテフロン張り加熱ロール(5,5°)で牽
引しながら、噴霧機(加湿機)(3]により水又は0.
1〜5%のプルラン水溶液を噴霧して湿潤させ、続いて
定M散布機14)にて100メツシュ通の粉末状醤油1
1o1を該フィルムに対して同量乃至5倍量振掛けた後
、上記ロール515°の間で温度120〜200℃。
ロール加圧力2〜10kgの条件で加熱・加圧し、最後
に冷却装置棲(口内を通過させて冷風(湿度=40〜8
0%R/H)で冷却した後、得られた製品17)をガイ
ドローラー(2°)を介して巻取ロール18]によりロ
ール状に巻取った。このようにして生産されたプルラン
フィルムは、厚さ30〜100ル(厚さは、散布醤油粉
末の量により当然相違した。)の味の濃い、ちりめん状
の黄褐色乃至茶j8色の膜状物であって、良好なしなや
かさと引裂き強度を有していた。なお本例において、冷
却装置(6)における冷風の関係湿度を調整するのは、
乾燥と同時に製品の水分゛調整を行うためである。
製造例2 第2図の装置を使用し、厚さlO/Lのプルランフィル
ム[11を鉛直方向へ走行させながら、一対の噴霧機(
3,3’)により水又は必要に応じ5〜60%の水を含
有する含水アルコールを塗布又は散布して加湿し、続い
て一対の定量塗布ロール(9,8°)で該フィルム(1
)の両面に粉末状醤油1101を1の両面に塗布した後
、一対のテフロン張り加熱ロール(5,5’)の間で前
例と同様の条件下に加熱・加圧し、その後、前例と同じ
く冷却することにより、厚さ20 ” 120 gの醤
油フィルムを得た。このフィルムも、前例の如く濃い醤
油の風味と優れた柔軟性及び引裂き強度とを備えていた
製造例3 第3図の装置を使用し、厚さ20にのプルランフィルム
[11の片面にロールコータ−[+11を用いにg:2
(重量比)の割合でデキストリンを溶解させたもの)を
塗布した後、温風乾燥機口内を通過させて50〜80″
Cの条件で乾燥させ、引続た。ここに得られた醤油フィ
ルムは、厚さ30〜80舊の風味の優れた醤油フィルム
で、その機械的性質も良好であった。
以下、前者例により得られた新規醤油フィルムの使用例
を示すが、これまた単なる例示であって、可能な応用範
囲の極〈一部を示唆するに過ぎないことを了解されるべ
きである。
使用例1 製造例1で得た醤油フィルムを「握りずし」の上に載せ
て試食したところ、在来の醤油たれをつCすて食べた対
照のすしと遜色のない美味さを与えた。
使用例2 製造例2で得た醤油フィルムを約同量の水に溶かしたと
ころ、普通の醤油と変らない醤油状の液状物となっ・た
。さらにこの醤油状液状物を大根おろしと共に天ぷらの
たれとして使用したところ、その風味は対照の醤油たれ
と同様であった。
使用例3 製造例3で得られた醤油フィルムを用いて、M浦風味の
吸物を試作したところ、その風味は、通常の醤油を用い
て味付けされた対照の吸物と全く区別することができな
かった。
以上述べたように、本発明は、これまモ殆ど液状(一部
粉末状)であった醤油を始めてフィルム化する技術を提
供したものであって、軽量、計量容易、保存性良好等の
特長を有し、しかもその風味は在来の粉末醤油とは比較
にならない程良好であるから、その応用範囲の広大さと
相まって、国民の食生活に対して大きく寄与するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、発明製品の製造工程を示す夫々別々
の工程図である。各図中の符号の意味は以下の通り:□ lニブルランフィルム、2.2’ニガイドローラー、3
.3′ :噴霧機、4:定量散布機、5.5’:加圧(
加熱)ロール、6:冷却装置、7:発明製品(醤油フィ
ルム)、8:巻取ロール、9.9’:定量塗布ロール、
1o:粉末状醤油、10°二ペースト状醤油、11:ロ
ールコータ−,12: 温a(乾燥機。 第1図 第2図 第3図 手続補正書印発) 昭和58年11月14日 昭和58年特許願第126567号 3、補正をする者 4、代理人 住 所 大阪市淀用区東三国1−32−12な し 6 、 JlijEにより増加する発明の数 17、補
正の対象 1] 出願の「種類」 (2] 願書の「特許請求の範囲に記載された発明の数
」の欄(3) 図面の「第3図」 8、補正の内容°免 ムシ。 [1] 出願の種類にりllυとあるの4を[特許願(
特許法第四に記載された発明の数 2」の欄を加入する
。 [3] 図面を別紙の通り訂正する。 9、gi付書類の目録 (1)訂正願書 1 通 [21訂正図面 1 通

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1] 醤油層とプルラン層とからなる醤油フィルム。 [21M油層が、両側のプルラン層によりサントイ・ン
    チ状に挟まれている特許請求の範囲第1項記載のフィル
    ム。 [3) 醤油層が、粉末状の醤油又は通常の醤油と可食
    性高分子物質との混合物からなるペーストの乾燥物であ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のフィルム・ 14+ 湿ったプルランフィルム上に粉末醤油を振11
    )けるか又は乾燥したプルランフィルム上に通常の醤油
    と可食性高分子物質とからなる醤油ペーストを塗布した
    後、加熱されたロールで加圧、一体化させることを特徴
    とする醤油フィルムの製造法。
JP58126567A 1983-07-11 1983-07-11 醤油フイルム及びその製造法 Granted JPS6019478A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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