JPS60181322A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭素繊維の製造方法

Info

Publication number
JPS60181322A
JPS60181322A JP59032197A JP3219784A JPS60181322A JP S60181322 A JPS60181322 A JP S60181322A JP 59032197 A JP59032197 A JP 59032197A JP 3219784 A JP3219784 A JP 3219784A JP S60181322 A JPS60181322 A JP S60181322A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysiloxane
group
emulsifier
general formula
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59032197A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0583642B2 (ja
Inventor
Takashi Fushiie
節家 孝志
Yuichi Fukui
福居 雄一
Tadao Kobayashi
忠男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP59032197A priority Critical patent/JPS60181322A/ja
Publication of JPS60181322A publication Critical patent/JPS60181322A/ja
Publication of JPH0583642B2 publication Critical patent/JPH0583642B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Inorganic Fibers (AREA)
  • Chemical Treatment Of Fibers During Manufacturing Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はアクリル系繊維を原料として品質の優れた炭素
繊維を迅速かつ能率良く製造する方法に関する。
更に詳しくは高温焼成処理において繊維相互の合着又f
i#lI着のない高強度炭素繊維束の製造方法に係るも
のである。
〔背景技術〕
アクリル系繊維が高強力、高弾性の炭素繊維用原料とし
て有用であることが見出されて以来、工業的規模での製
造方法、その他に関する多くの提案がなされている。特
に炭素繊維を複合材料の補強材として使用する場合には
高度の引張シ強さが要求され、しかも単繊維としてのみ
ならず繊維束としてもその性能が安定に得られることが
望まれている。
このような要請を満足させるためには原料であるアクリ
ル線維を目的とする炭素繊維に転換する焼成過程、即ち
原繊維を酸素含有気流中において200〜300℃の温
度領域で処理する予備酸化工程、次いで窒素ガス等の不
活性気流中で700℃までの温度で処理する前炭素化工
程、更に窒素ガス、アルゴンガス等の不活性気流中での
2000℃までの温度で処理する炭素化工程を最も適切
な条件で操作することが肝要である、と同時に目標とす
る炭素繊維性能をよυ容易に達成し得る原繊維を見出す
ことも特に重要な課題である。
しかしながらアクリル系繊維を炭素繊維へ転換する焼成
過程は大巾な物理的、化学的な変化を伴うこと等から両
者の因果関係は未だ明らかではすく、多くの未解決の問
題を包含している。
従って炭素繊維用アクリル系繊維として具備すべき条件
、もしくは最適焼成方法に関して特に工業的見地から検
討する必要がある。
本発明者らはアクリル系繊維を原料として迅速かつ能率
良く炭素繊維を製造する方法に関して鋭意検討した結果
、前記の焼成工程のうち第一段階の予備酸化工程がきわ
めて重要であることを確認した。即ち該工程はアクリル
系繊維を7構成する分子の環化反応および架橋反応を進
行させ、分子間結合を強固にし、かつ炭素化反応に移行
し易い分子構造に変性する役割を有している。
従来、予備酸化工程は原繊維を空気中200〜300℃
の温度で加熱処理することによシ実施されているが、上
記反応を充分に進行させるためにはかなりの長時間処理
を要し、このことが炭素繊維の高価格をもたらす大きな
要因となつている。
前記予備酸化工程での反応、主としてニトリル基の環化
反応および酸素吸収に伴う酸化的架橋反応などは処理温
度に強く影響され、高温である程その進行が加速される
。従って予備酸化温度をできるだけ短縮し、迅速に焼成
する仁とを目的とする場合、より高温度での焼成技術の
確立が一つの重要な研究課題となる。例えば本発明者ら
の検討では予備酸化を空気気流中、240℃で実施した
場合に#i1〜3時間の焼成時間を必要とするが、27
0℃では20〜40分に短縮できる。予備酸化によって
繊維の密度は漸次増大し、好適到達点では約1. ’3
5〜1.402/倒3となる。
一方、このような予備酸化温度の上昇による予備酸化時
間短縮法の最も大きな難点の一つは、該焼成操作中に著
しく原繊維の単繊維相互の合着又は融着を誘発すること
である。この現象は、原繊維の組成、繊維の表面構造お
よび構成本数の大きさなどKよってもその度合を異にす
るが、通常のアクリル系繊維で、は殆んどの場合発生す
ることを認めた。
しかも合着又は融着現象の発生した酸化処理繊維を引き
続き炭素化して得られる炭素繊維は機械的特性、とり6
け引張強度の低下が極めて大きく、時には炭素化工程中
で切断を生ずるなどのトラブルを生じ、明らかに合着又
は融着現象が炭素繊維の性能に重大な悪影響を及ぼすこ
とを認めた。
〔発明の目的〕
本発明は、予備酸化工程の処理時間を短縮し、かつ焼成
時の合着又は融着現象を起さない方法につき、鋭意検討
を重ねた結果、特殊なポリシロキサンの水分散剤をアク
リル系繊維に付着若しくは含着せしめることによって上
記した問題点を解決しえることを見出したものである。
アミノシロキサンを油剤として使用したプレカーサーを
焼成し炭素繊維を作る方法が、例えば米国特許第4.5
7 a345号明細書等で提案されているが、上記の発
明に示されるアミノシロキサンの付着プレカーサーは、
その焼成過程における融着防止の効果が、400〜60
0 kg/ Im ” と高い強度を有する炭素繊維を
作り得るプレカーサーとしては未だ十分なものではない
と言われている。
そこで、本発明者らは、上述した如き高性能炭素繊維を
作るための検討を進めた結果、アクリル系繊維プレカー
サーに付着せしめる油剤として特定のポリシロキサンが
有用であり、かつ油剤による繊維の処理に際して油剤中
に於けるポリシロキサンが繊維上に均一に付着し、その
乾燥時に繊維上においてマイグレーションなどを起さな
い状態に保たれていること、また、ポリシロキサンエマ
ルジョン処理したアクリル繊維がその焼成時にタール化
しにくいものであり、繊維の融着、膠着を防止する効果
を備えたものであることなどの要件を備えたアクリル系
繊維プレカーサーを焼成すると上記目的を達成しうろこ
とを見出し本発明を完成した。
〔発明の構成〕
本発明の要旨とするところは、下記一般式〔1〕で示さ
れるポリシロキサンを、一般式[11で示される乳化剤
で水系溶媒に分散した油剤にて、該ポリシロキサンの付
着量がa(M〜10重量%となるようにアクリル系繊維
を処理して得たアクリル系繊維プレカーサーを耐炎化し
、炭素化して炭素繊維を製造することにある。
一般式〔口: 〔式中R1e R1* R4’ 水素、フルキル基又れ
アリール基 6 R3e R% ’水素又は−81−R。
烏 (Its e R7e Rs ”水素、低級アルキル基
又は了り−ル基) X:アルキレン基又はアリ−シン基 R14 一〇(−C!H,0H−0+p、 R,。
(R9:水素又は低級アルキル基、RIG ’水素、低
級アルキル基又はア′ミノアルキル基、 p:20以下の整数 R14e RIs ’ H又はメチル基m、n:m+n
≧10でポリシロキサンの分子量が100.000以下
となる正の整数 を各示す] 一般式〔■〕: 13 R11−0千C馬−0H−o+R1鵞 [”11+ Rtt : H又は分岐アルキル基、但し
R11+ R12のいずれかは必ず分岐アルキル基であ
る。
R13:H又はメチル基、q:20以下の整数 を各示
す〕 本発明を実施するに際して用いるアクリル系繊維は90
モル係以上アクリロニトリルを重合した重合体より作ら
れたものである。
アクリロニトリル以外の成分が10モルチよシ多い重合
体から作られた繊維は、その耐炎化工程において、一般
に合着現象を防止することが困難となり、焼成操作性を
悪化させ、かつ目的とする炭素繊維の物性が急激に低下
する。
アクリロニトリル以外の共重合成分としては例えばアク
リル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリル酸メチル
、メタクリル酸メチル等のアクリル酸誘導体、アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、M、N−ジメチルアクリルアミド等のアクリルア
ミド誘導体、メチルビニルケトン、エチルビニルケトン
等のアルキルビニルケトン、アクロレイ/、メタクロレ
イン等のアクロレイン誘導体、2−ビニルピリジン、2
−メチル−5−ビニルピリジン等のビニ、ルビリジン誘
導体、メタリルスルホン酸ソーダ、スチレンスルホン酸
ソーダ等のスルホン酸誘導体、酢酸ビニル、メタクリロ
ニトリル等があげられる。
これらは単独でも組合せでも良い。
前記アクリロニトリル共重合体は通常のラジカル重合触
媒、例えばアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ化合
物、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどの過酸化
物、過硫酸カリウム/亜硫酸水素ナトリウム、過硫酸ア
ンモニウム/亜硫酸水素ナトリウムなどのレドックス触
媒を用いて従来から知られている重合方法、例えばジメ
チルホルムアミド中での溶液重合や水系懸濁重合、乳化
重合等の方法によって製造することができる。
紡糸原液は通常、溶剤−水系の凝固浴を使用して湿式又
は乾−湿式紡糸される。
凝固浴を出た糸条は、洗滌、延伸、乾燥緻密化、更に必
要に応じて後延伸、緩和等の主要工程を経てアクリル系
繊維に製造されるが、特にう正イ巾T禾皇Ml−つイ 
心 B痰濤訝tの西11白 を 鹿rWに濠虎せしめる
必要がある。
本発明の原紳維を製造する方法としては、紡糸、洗浄さ
れた水#憫状態にある(つまり、乾燥緻密化以前の)繊
維、もしくは乾燥緻密化繊維にポリシロキサンを乳化分
散させたものを特定量付着せしめる。
本発明で使用するポリシロキサンは一鹸式[13で示さ
れる如き特定の官能基を有するポリシロキサン類であシ
、とくにアミノ基を有するポリアミノシロキサン、就中
、第1級アミノ基と第2級アミノ基とを有するポリアミ
ノシロキサンを特定の乳化剤で分散した油剤にてアクリ
ル繊維を処理し乾燥して得られるプレカーサーはポリシ
ロキサンがアクリル繊維表面上に適度な架橋措造を形成
して付着しておシ、油剤の繊維表面上での経時的マイグ
レーションを起すことがなく、その焼成時に於ける繊維
の融着、膠着などの不都合な現象がなく極めて高性能な
炭素繊維を作ることができるので好しい。
ポリシロキサンの繊維上への付着量は繊維重量当シロ、
01〜10.0重量%なる範囲が望しい。
一方、ポリシロキサン類を水性媒体に分散せしめるに際
して用いる乳化剤は一般式[11]で示される化合物で
ある。
°−一般式11〕中、R11又はRtt で示される基
が水素であるポリエチレングリコール類、ポリプロピレ
ングリコール類はポリシロキサン類の水性媒体中への乳
化作用が良好ではあるが、この油剤にて処理されたプレ
カーサーはタール発生率が高く、その耐炎化工程に於て
繊維間に融着、膠着などの不都合な現象が認められるの
で望しくない。
これに対し、分岐アルキルエーテル型の乳化剤はポリシ
ロキサンの水性媒体中への均一乳化作用に優れておシ、
ポリシロキサンの繊維表面上への均一付着性が向上する
と共に、経時的マイグレーションなどの不都合のないプ
レカーサーとすることができる。
また、R11又はRttが1級アルコールよル誘導され
た乳化剤は、ポリシロキサンの水性媒体中への分散力が
十分とはいえず、油剤の乳化安定性が不足しているので
あるが、分岐アルコールより誘導された乳化剤にてポリ
シロキサンを水性媒体中に乳化した油剤は優れた乳化安
定性を示す。と〈K第2級アルコールから誘導された乳
化剤は優れた巷性を示すので好しい。
R11又けRtt で示される分岐アルコールの炭素数
社通常9〜15個のものであシ、炭素数がこれより少な
くても或は多くてもポリシロキサンの水性媒体中への乳
化性能が低下する傾向が認められる。
アルキレングリコールの繰返し単位社多くても20個以
下であることがタール化しにくいアクリル系繊維プレカ
ーサーとする上で好しいものである。
本発明のボリア0キサンと乳化剤との使用比率はポリシ
ロキサン100に対して乳化剤0.1〜30、よ−シ好
ましくは1〜200重量比で使用するのがよい。
この場合ポリシロキサンの付着量は繊維重量に対して0
.01〜1o、0重i#−である。
かくして得られた原料繊維は次いで通常の焼成工程に移
される。まず一定の張力を与えながら、酸素含有気流中
、200〜330℃の温度で予備酸化処理が施され、次
いで不活性気流中、7opctでの温度で前炭素化、引
き続き連続的に高純度の不活性気流中、約1500℃ま
での温度で炭素化処理が行なわれる。更に必要に応じて
3000℃以内の温度で黒鉛化処理を施す。
本発明の改質アクリル系繊維を用いる焼成炭素化におい
ては、予備酸化処理が例えば270℃で約30分、30
0℃では約10分という、通常の原料繊維を使用する場
合に比較し、極めて苛酷な短時間処理条件においても、
単繊維相互の合着又は融着を殆んど起すことなく、柔軟
な耐炎化繊維が得られ、これを焼成して得られる炭素繊
維の機械的性能も非常に優れている。
以上のように本発明は、炭素繊維用アクリル系繊維の製
造工程中で、繊維に、本発明で特定するポリシロキサン
及び乳化剤を付着若しくは含有させ、この繊維を前駆体
として比較的高温度で迅速に焼成し、高性能の炭素繊維
を製造することを可、能にしたものであるから、その工
業的価値Ifiまことに大きいものがある。
〔実施例〕
以下実施例によシ本発明をより具体的に説明する。
炭素繊維のストランドの性能ハ、JよりR’−7601
により、試長200輻、試料数10本で測定した平均値
である。
実施例1 水系懸濁重合法で調製した組成が、アクリロニトリル9
Bwtチ、メタクリル酸2Wts、比粘度(重合体(L
lFを100−のジメチルホルムアミドに溶解し25℃
で測定)(118のアクリロニトリル系重合体をジメチ
ルホルムアミドに溶解し、24W燵の原液を調製した。
この原液を孔径Q、15m、孔数2000の紡糸ノズル
から乾湿式紡糸、洗滌延伸を行って、水分率120%の
水膨憫アクリル系繊維を得た。
ついで、下式(1)で示されるアミノシロキサンを、下
式(2)で示されるEO付加アルコールで、水に乳化さ
せた乳化浴によシ、該水膨潤繊維を処理してこれを1.
1チ(対繊維重量比)付着せしめ、引き続き乾燥及び緻
密処理を施した。
1.3デニールのt@維aを得た。
□−””?’CHa’s 菅 □−”〜□ 〔分子量は150ロロであり、N含有版は0.7係であ
る。〕 CnH2n+1 o−(CH*0H20)InE ・・
・(2)又、別に比較検討のため(3)のポリシロキサ
ンを同様に、付着させて乾燥緻密化し1.3デニールの
繊維すを得た。これらの繊維は単糸の毛羽立ち、糸切れ
、広がり等のトラブルは認められなかった。
〔分子量は15000である〕 次に、空気中でこれらの繊維a、bを220℃〜260
℃の範囲で40分間耐炎化処理した后、N2 中、50
0〜1200℃までの昇温勾配を適用して炭素化処理し
て、炭素繊維A、Bを調製した。
得られた炭素繊維のストランド性能を、第1表に示す。
第 1 表 第1表から、本発明に係るポリシロキサン及び乳化剤を
付着せしめたアクリル系繊維を用いることにより、高物
性の炭素繊維が製造できることが認められた。
実施例2 水系析出重合によって調製した組成が、アクリロニトリ
ル95 wt%、アクリル酸メチル4wt%、及び、メ
タクリル酸1 wt%であυ、その比粘度(o、 1y
の重合体を0.1モルのロダンソーダを含む100 m
lのDMFに溶解、25℃で測定) 0.220のアク
リロニトリル系重合体をジメチルアセトアミドに溶解し
、24wt%の紡糸原液をつくり、40℃に保温された
、67wt%ジメチルアセトアミド水溶液を凝固浴とし
て、孔径0.06mmの紡糸ノズルより、湿式紡糸を行
なって5m/分の速度で引きとシ、未延伸糸を調整した
。この際、該ノズルの孔数は6oo。
であった。この未延伸糸をygcの熱水中で洗滌しなが
ら、5.5倍延伸し、更に、沸水中で十分に洗滌し、油
剤処理、表面温度125℃の熱ロール上で、乾燥及び緻
密処理を行ない、引き続き実施例1と同一のポリシロキ
サン(1)、 (3)を実施例1と同様に夫々付着させ
て、アクリル繊維C,(lを得た。
次に、これらのプレカーサーを、耐炎化時間が60分の
他は、実施例1と同様のプロセスで焼成し、炭素繊維0
.Dを得た。
得られた炭素繊維のストランド性能を第2表に示す。
第2表 第2表から、本発明によるポリシロキサ/及び乳化剤を
使用して、高性能の炭素繊維が得られることか認められ
た。
実施例3 実施例1と同一の方法で得た水膨潤アクリル系繊維に、
下記(4)、 (5)、 (6)のポリシロキサンを前
記乳化剤(2)とともに付着させた。
H′でOH,)。
H3 〔分子tti20000であシ、N含有量は0.4俤で
ある1、〕 〔分子量は10000であり、エポキシ基を約1重景係
含む〕 ― (C冨H40)1・H 〔分子量は18000であシ、ポリエーテル基を約3q
b含む〕 次いで、これらの繊維を乾燥して、アクリル繊維θ、f
、gを得た。
これらの繊維を実施例1と同様のプロセスで焼成し、炭
素繊維B、F、Gを得た。
得られた炭素繊維のストランド性能を第3表に示す。
第 3 表 以上の結果から、本発明は優れた性能をもつ炭素繊維を
得るのに極めて効果的であることが認められた。
実施例4 実施例1と同様のプロセスで、(1)式で示される、ア
ミノシロキサンの付着量が異なるアクリル繊維m; ”
+ o* ”I’m qを得た。これを実施例1と同様
の工程で炭素化して第6表に示す炭素繊維M、N、O,
P、CLを得た。
第 4 表 アクリル繊維mの風合いはや\硬く、繊維間の密着が既
に生じていると推定されるが、これはシロキサンの付着
量が少なすぎて繊維への付着斑が生じたことに基因する
と思われる。。又、繊維qはシロキサン付着量が10係
を越えたもので繊維の紡糸、捲取工程に於いて単繊維の
口−ルへの捲付が発生し、該繊維を捲取ることができな
かった。
従って本実験からポリシロキサンの付着量はα01〜1
0重量%が好適範囲であることが判る。
比較例 乳化剤が(7)式で示されることの他は実施例1と同様
のプロセスでプレカーザーh、炭素繊維Hを得た。
Hの性能は第4表の通シである。
第 5 表 この結果から炭素繊維性能に、乳化剤の性状が大きく影
響することがわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 下記一般式〔I〕で示されるポリシロキサンを、
    一般式[11で示される乳化剤で水系溶媒に分散した油
    剤にて、該ポリシロキサンの付着量がα01〜10重量
    係となるようにアクリル系繊維を処理して得たアクリル
    系繊維プレカーサーを、耐炎化し、炭素化することを特
    徴とする炭素繊維の製造方法。 一般式〔I〕: 〔式中R1+ R2* R4: 水素、アルキル基又は
    アリール基、 I’m e R5’水素又は−8i−R,、烏 (R・m ”7 e Ra ”水素、低級アルキル基又
    はアリール基) X:アルキレン基又はアリーレン基、 υ 14 −0 (−OH,OH−0)R,s (Re:水素又は低級アルキル基、 RIO:水素、低級チルキル基又はアミノアルキル基、 p:20以下の整数 R14* RII ’ H又はメチル基m、n:m+n
    ≧10でポリシロキサ ンの分子量が100. OOO以下と なる正の整数を各示す〕 一般式〔…〕: tS 1 CR1l+ Rtz : H又は分岐アルキル基、但し
    Ru、 RH(Dイずれかは必ず分岐アルキル基である
    。 R+s:H又はメチル基、q:20以下の整数を各示す
    〕 Z ポリシロキサンとして、Yがアミノアルキル基であ
    る一般式〔l〕で示されるポリシロキサンを用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の炭素繊維の製
    造方法。 & 乳化剤として、R11が第2級アルキル基である一
    般式[1]で示される乳化剤を用いることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項記載の炭素繊維の製造
    方法。 4、 乳化剤として、R11が09〜1sの第2級アル
    キル基である一般式(Il〕で示される乳化剤を用いる
    ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の炭素繊維
    の製造方法。 (Rlg : 01〜1oノアルキレン基を示す)なる
    ポリオルガノクロキサンを用いることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項、第3項又は第4項記載の炭素繊維の
    製造方法。 k 乳化剤として、ポリエチレングリコールのモノアル
    キルエーテル化物を用いることを特徴とする特許請求の
    範囲第4項又は第5項記載の炭素繊維の製造方法。
JP59032197A 1984-02-22 1984-02-22 炭素繊維の製造方法 Granted JPS60181322A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59032197A JPS60181322A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 炭素繊維の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59032197A JPS60181322A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 炭素繊維の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60181322A true JPS60181322A (ja) 1985-09-17
JPH0583642B2 JPH0583642B2 (ja) 1993-11-29

Family

ID=12352177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59032197A Granted JPS60181322A (ja) 1984-02-22 1984-02-22 炭素繊維の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60181322A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165585A (ja) * 1986-12-25 1988-07-08 東レ株式会社 炭素繊維製造用前駆体繊維の製造方法
JP2008196082A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 繊維処理剤
JP2010174409A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 炭素繊維製造用アクリル繊維油剤およびそれを用いた炭素繊維の製造方法
JP2010174408A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 炭素繊維製造用アクリル繊維油剤およびそれを用いた炭素繊維の製造方法
KR20120027022A (ko) 2009-06-04 2012-03-20 마쓰모토유시세이야쿠 가부시키가이샤 탄소섬유 제조용 아크릴섬유 유제, 탄소섬유 제조용 아크릴섬유 및 탄소섬유의 제조방법
WO2013129115A1 (ja) 2012-03-02 2013-09-06 松本油脂製薬株式会社 炭素繊維製造用アクリル繊維処理剤、炭素繊維製造用アクリル繊維および炭素繊維の製造方法
JP2021172784A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社豊田中央研究所 炭素材料前駆体、耐炎化炭素材料前駆体の製造方法、及び炭素材料の製造方法
JP6973837B1 (ja) * 2021-06-04 2021-12-01 竹本油脂株式会社 炭素繊維前駆体用処理剤、及び炭素繊維前駆体

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3655420A (en) * 1970-03-06 1972-04-11 Du Pont Synthetic organic textile fiber with improved, durable, soft, lubricated feel
JPS5112739A (ja) * 1974-07-23 1976-01-31 Naonobu Shimomura
JPS5224136A (en) * 1975-08-14 1977-02-23 Gorou Izawa Antirust and anticorrosion agent
JPS5423657A (en) * 1977-07-25 1979-02-22 Dainippon Ink & Chem Inc Emulsified organopolysiloxane composition
JPS55152864A (en) * 1979-05-17 1980-11-28 Toray Silicone Co Fiber treating agent
JPS5649022A (en) * 1979-09-25 1981-05-02 Sumitomo Chem Co Ltd Production of carbon fiber tow
JPS58183908A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−シヨン 泡制御用組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3655420A (en) * 1970-03-06 1972-04-11 Du Pont Synthetic organic textile fiber with improved, durable, soft, lubricated feel
JPS5112739A (ja) * 1974-07-23 1976-01-31 Naonobu Shimomura
JPS5224136A (en) * 1975-08-14 1977-02-23 Gorou Izawa Antirust and anticorrosion agent
JPS5423657A (en) * 1977-07-25 1979-02-22 Dainippon Ink & Chem Inc Emulsified organopolysiloxane composition
JPS55152864A (en) * 1979-05-17 1980-11-28 Toray Silicone Co Fiber treating agent
JPS5649022A (en) * 1979-09-25 1981-05-02 Sumitomo Chem Co Ltd Production of carbon fiber tow
JPS58183908A (ja) * 1982-04-22 1983-10-27 ダウ・コ−ニング・コ−ポレ−シヨン 泡制御用組成物

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63165585A (ja) * 1986-12-25 1988-07-08 東レ株式会社 炭素繊維製造用前駆体繊維の製造方法
JPH0433892B2 (ja) * 1986-12-25 1992-06-04 Toray Industries
JP2008196082A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Shin Etsu Chem Co Ltd 繊維処理剤
JP2010174409A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 炭素繊維製造用アクリル繊維油剤およびそれを用いた炭素繊維の製造方法
JP2010174408A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Matsumoto Yushi Seiyaku Co Ltd 炭素繊維製造用アクリル繊維油剤およびそれを用いた炭素繊維の製造方法
KR20120027022A (ko) 2009-06-04 2012-03-20 마쓰모토유시세이야쿠 가부시키가이샤 탄소섬유 제조용 아크릴섬유 유제, 탄소섬유 제조용 아크릴섬유 및 탄소섬유의 제조방법
US8323743B2 (en) 2009-06-04 2012-12-04 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Acrylic-fiber finish, acrylic fiber for carbon-fiber production, and carbon-fiber production method
WO2013129115A1 (ja) 2012-03-02 2013-09-06 松本油脂製薬株式会社 炭素繊維製造用アクリル繊維処理剤、炭素繊維製造用アクリル繊維および炭素繊維の製造方法
US9200384B2 (en) 2012-03-02 2015-12-01 Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. Acrylic-fiber finish for carbon-fiber production, acrylic fiber for carbon-fiber production, and carbon-fiber production method
JP2021172784A (ja) * 2020-04-28 2021-11-01 株式会社豊田中央研究所 炭素材料前駆体、耐炎化炭素材料前駆体の製造方法、及び炭素材料の製造方法
JP6973837B1 (ja) * 2021-06-04 2021-12-01 竹本油脂株式会社 炭素繊維前駆体用処理剤、及び炭素繊維前駆体
WO2022255434A1 (ja) * 2021-06-04 2022-12-08 竹本油脂株式会社 炭素繊維前駆体用処理剤、及び炭素繊維前駆体
KR20230136223A (ko) * 2021-06-04 2023-09-26 다케모토 유시 가부시키 가이샤 탄소 섬유 전구체용 처리제, 및 탄소 섬유 전구체
CN117222790A (zh) * 2021-06-04 2023-12-12 竹本油脂株式会社 碳纤维前体用处理剂以及碳纤维前体

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0583642B2 (ja) 1993-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6495326B2 (ja) 低多分散指数(pdi)のポリアクリロニトリル(pan)ポリマーとそれから製造された炭素繊維
JP3933712B2 (ja) 炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維、その製造方法、及びその前駆体繊維から得られる炭素繊維
JP4228009B2 (ja) 炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法
JPS60181322A (ja) 炭素繊維の製造方法
KR102157184B1 (ko) 아크릴로니트릴계 섬유의 제조방법
JP2007291557A (ja) 炭素繊維およびその製造方法
US4603042A (en) Method for making carbon fibers
JPS6113004B2 (ja)
JP2002302828A (ja) 炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維束およびその製造方法
JPH11229232A (ja) 炭素繊維用アクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法
JPS6099011A (ja) 炭素繊維の製造方法
JP2009256859A (ja) アクリロニトリル系共重合体溶液、及び炭素繊維用ポリアクリロニトリル系前駆体繊維の製造方法
JPS6141326A (ja) 炭素繊維製造用プレカ−サ−の製造方法
JP3002614B2 (ja) アクリロニトリル系繊維及びその製法
JPH0615722B2 (ja) 炭素繊維製造用アクリル系繊維の製造方法
JPH02264011A (ja) 黒鉛繊維製造用アクリル系繊維
JP6729665B2 (ja) 炭素繊維用アクリロニトリル前駆体繊維束及びその製造方法
KR101490530B1 (ko) 탄소섬유용 폴리아크릴로니트릴계 전구체 섬유의 제조방법
JPS6047362B2 (ja) 炭化けい素含有成形物の製造方法
JPS6317929B2 (ja)
JPH04281008A (ja) アクリロニトリル系前駆体繊維束
CN110685029B (zh) 聚丙烯腈基碳纤维原丝的上油方法
JPH09176923A (ja) 炭素繊維用プリカーサーおよびその製造方法ならびに炭素繊維の製造方法
KR870000534B1 (ko) 고강도 고탄성 탄소섬유 및 그 제조방법
KR102216640B1 (ko) 폴리아크릴로니트릴계 섬유의 제조방법 및 이에 이용되는 폴리아크릴로니트릴계 공중합체

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term