JPS60181313A - ピツチ繊維の製造法 - Google Patents
ピツチ繊維の製造法Info
- Publication number
- JPS60181313A JPS60181313A JP3150984A JP3150984A JPS60181313A JP S60181313 A JPS60181313 A JP S60181313A JP 3150984 A JP3150984 A JP 3150984A JP 3150984 A JP3150984 A JP 3150984A JP S60181313 A JPS60181313 A JP S60181313A
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- Japan
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- spinning
- poise
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- quinoline
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は炭素繊維の製造に適するピッチ繊維の製造法に
関する。
関する。
ピッチより炭素繊維を製造する方法として、等方性ピッ
チを熱処理してメソフェーズピッチを形成させる方法が
知られている。
チを熱処理してメソフェーズピッチを形成させる方法が
知られている。
代表的なメソフェーズピッチの製法としては、特公昭5
9−3567号公報に記載されているように、等方性ピ
ッチを400℃で32時間加熱することにより約50係
のメソフェーズが形成される。この方法で得られるメソ
フェーズはキノリンネ溶分に一致する。
9−3567号公報に記載されているように、等方性ピ
ッチを400℃で32時間加熱することにより約50係
のメソフェーズが形成される。この方法で得られるメソ
フェーズはキノリンネ溶分に一致する。
メソフェーズピッチを用いてピッチ繊維に紡糸する場合
、紡糸条件下での粘度が10〜200ポアズで行われて
きた。
、紡糸条件下での粘度が10〜200ポアズで行われて
きた。
本発明は特定のピッチ、すなわち光学的に異方性の領域
を80〜100%含有し、かつキノリンネ溶分が60
wt16以下であるピッチを300〜1500ポアズの
粘度条件下にて紡糸 □することを特徴とするものであ
る。
を80〜100%含有し、かつキノリンネ溶分が60
wt16以下であるピッチを300〜1500ポアズの
粘度条件下にて紡糸 □することを特徴とするものであ
る。
本発明の特定のピッチを用いた場合、従来の10〜20
0ポアズの粘度条件下で紡糸しても良好な結果が得られ
ないものであシ、本発明においては本発明で規定するピ
ッチにかシで □なく、紡糸条件すなわち紡糸温度での
粘度がきわめて重要である。すなわち本発明のピッチを
用いた場合には、きわめて限られた粘度条件下にて紡糸
することにより紡糸性が改良されるとともに、炭素繊維
とした場合にその性能が一段と向上するのが見いだされ
たものである。
0ポアズの粘度条件下で紡糸しても良好な結果が得られ
ないものであシ、本発明においては本発明で規定するピ
ッチにかシで □なく、紡糸条件すなわち紡糸温度での
粘度がきわめて重要である。すなわち本発明のピッチを
用いた場合には、きわめて限られた粘度条件下にて紡糸
することにより紡糸性が改良されるとともに、炭素繊維
とした場合にその性能が一段と向上するのが見いだされ
たものである。
本発明の光学的に異方性の領域′f:80〜100チ含
有し、かつキノリンネ溶分が60wt4以下のピッチを
製造する方法は特に限定されない。
有し、かつキノリンネ溶分が60wt4以下のピッチを
製造する方法は特に限定されない。
本発明に用いるピッチは光学的異方性領域を80〜10
0チ、好ましくは90〜100%含有し、かつキノリン
ネ溶分が60wt係以下1好ましくは1〜60wt%、
より好ましくは5〜50wt’lyであるもので、軟化
点は340℃以下、好ましくは320℃以下のものが適
当である。ここで光学的異方性領域の含有率は室温にお
ける偏光顕微鏡観察による異方性部分の面積によりめる
ことができる。
0チ、好ましくは90〜100%含有し、かつキノリン
ネ溶分が60wt係以下1好ましくは1〜60wt%、
より好ましくは5〜50wt’lyであるもので、軟化
点は340℃以下、好ましくは320℃以下のものが適
当である。ここで光学的異方性領域の含有率は室温にお
ける偏光顕微鏡観察による異方性部分の面積によりめる
ことができる。
次に本発明のピッチは限定された粘度条件下にて溶融紡
糸される。すなわち紡糸時における粘度を300〜15
00ポアズ、好ましくは300〜1200ポアズ、よシ
好ましくは300〜700ポアズとすることがV要であ
る。紡糸温度は前記粘度を示す温度に設定される。
糸される。すなわち紡糸時における粘度を300〜15
00ポアズ、好ましくは300〜1200ポアズ、よシ
好ましくは300〜700ポアズとすることがV要であ
る。紡糸温度は前記粘度を示す温度に設定される。
溶融紡糸されて得られるピッチ繊維は、次に酸化性ガス
雰囲気下で不融化処理が施される。酸化性ガスとしては
、通常、酸素、オゾン、空気、窒素酸化物、ハロゲン、
亜硫酸ガス等の酸化性ガス金1種あるいは2種以上用い
る。この不融化処理は、被処理体である溶融紡糸された
ピッチ繊維が軟化変形しない温度条件下で実施される。
雰囲気下で不融化処理が施される。酸化性ガスとしては
、通常、酸素、オゾン、空気、窒素酸化物、ハロゲン、
亜硫酸ガス等の酸化性ガス金1種あるいは2種以上用い
る。この不融化処理は、被処理体である溶融紡糸された
ピッチ繊維が軟化変形しない温度条件下で実施される。
例えば20〜360℃、好ましくは20〜300℃の温
度が採用される。また処理時間は通常、5分〜10時間
である。
度が採用される。また処理時間は通常、5分〜10時間
である。
不融化処理されたピッチ繊維は、次に不活性ガス雰囲気
下で炭化あるいは更に黒鉛化を行い、炭素繊維を得る。
下で炭化あるいは更に黒鉛化を行い、炭素繊維を得る。
炭化は通常、温度800〜2000℃で行う。一般には
炭化に要する処理時間は0,5分〜10時間である。さ
らに黒鉛化を行う場合には、温度2500〜3500℃
で、通常1秒〜1時間行う。
炭化に要する処理時間は0,5分〜10時間である。さ
らに黒鉛化を行う場合には、温度2500〜3500℃
で、通常1秒〜1時間行う。
以下に実施例をあげ本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに制限されるものではない。
明はこれらに制限されるものではない。
実施例 1゜
アラビア系原油の減圧軽油の水素化処理油をシリカ・ア
ルミナ系触媒を用いて500℃にて接触分解して得られ
た沸点200℃以上の重質油150m1!を内容積30
0mlのオートクレーブに仕込み水素で200に9/c
rAGに加圧した。昇温速度4℃/分にて430℃まで
加熱し、430℃で3時間保持した。室温に冷却後、内
容物を取り出したのち、250℃/1 mHVで蒸留し
て軽質留分を留去した。次に窒素気流中400℃で6時
間熱処理を行って、軟化点285℃、光学的異方性領域
95チ、キノリンネ溶分35υノt’lbのピッチf:
得た。
ルミナ系触媒を用いて500℃にて接触分解して得られ
た沸点200℃以上の重質油150m1!を内容積30
0mlのオートクレーブに仕込み水素で200に9/c
rAGに加圧した。昇温速度4℃/分にて430℃まで
加熱し、430℃で3時間保持した。室温に冷却後、内
容物を取り出したのち、250℃/1 mHVで蒸留し
て軽質留分を留去した。次に窒素気流中400℃で6時
間熱処理を行って、軟化点285℃、光学的異方性領域
95チ、キノリンネ溶分35υノt’lbのピッチf:
得た。
前記ピッチを溶融して粘度が300ポアズになるように
温度条件を設定して、500m/分の紡糸速度で溶融紡
糸を行つて糸径12/Jのピッチ繊維を得た。紡糸中糸
切れは起こらず曳系゛性は良好であった・ 実施例 2゜ 実施例1で得られたピッチを粘度が500ポアズ、70
0ポアズ、1200ポアズとなるようにそれぞれ温度条
件を設定して、 500m1分の紡糸速度で溶融紡糸を
行ったところ、いずれの場合も曳糸性は良好であった。
温度条件を設定して、500m/分の紡糸速度で溶融紡
糸を行つて糸径12/Jのピッチ繊維を得た。紡糸中糸
切れは起こらず曳系゛性は良好であった・ 実施例 2゜ 実施例1で得られたピッチを粘度が500ポアズ、70
0ポアズ、1200ポアズとなるようにそれぞれ温度条
件を設定して、 500m1分の紡糸速度で溶融紡糸を
行ったところ、いずれの場合も曳糸性は良好であった。
比較例 1゜
実施例1で得られたピッチを100ポアズの粘度条件下
にて500y+z/分の紡糸速度で溶融紡糸を行ったと
ころ、糸切れが頻発し、良好なピッチ繊維を得ることが
できなかつ′fcマ実施例 3゜ 実施例1で得られたピッチ繊維を、空気雰囲気下で5℃
/分の昇温速度で300℃まで加熱して15分間保持し
た。その後、窒素雰囲気中で20℃/分の昇温速度で1
500℃まで加熱して炭素繊維を得た、得られた炭素繊
維の引張強度は280Kg/−であった。
にて500y+z/分の紡糸速度で溶融紡糸を行ったと
ころ、糸切れが頻発し、良好なピッチ繊維を得ることが
できなかつ′fcマ実施例 3゜ 実施例1で得られたピッチ繊維を、空気雰囲気下で5℃
/分の昇温速度で300℃まで加熱して15分間保持し
た。その後、窒素雰囲気中で20℃/分の昇温速度で1
500℃まで加熱して炭素繊維を得た、得られた炭素繊
維の引張強度は280Kg/−であった。
Claims (1)
- 光学的に異方性の領域を80〜100%含有し、かつキ
ノリンネ溶分が60wt%以下であるピッチを、300
〜1500ポアズの粘度条件下にて紡糸することを特徴
とするピッチ繊維の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3150984A JPS60181313A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | ピツチ繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3150984A JPS60181313A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | ピツチ繊維の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60181313A true JPS60181313A (ja) | 1985-09-17 |
Family
ID=12333184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3150984A Pending JPS60181313A (ja) | 1984-02-23 | 1984-02-23 | ピツチ繊維の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60181313A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62250226A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 炭素繊維の製造法 |
EP0384761A2 (en) * | 1989-02-22 | 1990-08-29 | Nippon Oil Company, Limited | Pitch based carbon fibres and process for producing the same |
EP0387829A2 (en) * | 1989-03-15 | 1990-09-19 | PETOCA Ltd. | Carbon fibers and non-woven fabrics |
US5536486A (en) * | 1989-03-15 | 1996-07-16 | Petoca Ltd. | Carbon fibers and non-woven fabrics |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498634A (ja) * | 1972-05-30 | 1974-01-25 | ||
JPS57125289A (en) * | 1981-01-28 | 1982-08-04 | Toa Nenryo Kogyo Kk | Preparation of optically anisotropic carbonaceous pitch |
JPS5926525A (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 高速紡糸可能な炭素繊維用メソフエイズピッチ及びそれから得られる炭素繊維 |
-
1984
- 1984-02-23 JP JP3150984A patent/JPS60181313A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS498634A (ja) * | 1972-05-30 | 1974-01-25 | ||
JPS57125289A (en) * | 1981-01-28 | 1982-08-04 | Toa Nenryo Kogyo Kk | Preparation of optically anisotropic carbonaceous pitch |
JPS5926525A (ja) * | 1982-08-03 | 1984-02-10 | Dainippon Ink & Chem Inc | 高速紡糸可能な炭素繊維用メソフエイズピッチ及びそれから得られる炭素繊維 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62250226A (ja) * | 1986-04-18 | 1987-10-31 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | 炭素繊維の製造法 |
EP0384761A2 (en) * | 1989-02-22 | 1990-08-29 | Nippon Oil Company, Limited | Pitch based carbon fibres and process for producing the same |
EP0387829A2 (en) * | 1989-03-15 | 1990-09-19 | PETOCA Ltd. | Carbon fibers and non-woven fabrics |
US5536486A (en) * | 1989-03-15 | 1996-07-16 | Petoca Ltd. | Carbon fibers and non-woven fabrics |
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