JPS6018033Y2 - コンバインにおける刈取穀稈の上部搬送装置 - Google Patents

コンバインにおける刈取穀稈の上部搬送装置

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JPS6018033Y2
JPS6018033Y2 JP5389177U JP5389177U JPS6018033Y2 JP S6018033 Y2 JPS6018033 Y2 JP S6018033Y2 JP 5389177 U JP5389177 U JP 5389177U JP 5389177 U JP5389177 U JP 5389177U JP S6018033 Y2 JPS6018033 Y2 JP S6018033Y2
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JP
Japan
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culm
guide
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shell
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JP5389177U
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JPS53147232U (ja
Inventor
輝白 永木
博也 小川
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ヤンマー農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、操縦装置に近い側の殻稈通路と操縦装置から
遠い側の殻稈通路とを両通路の後部で横搬送通路により
連絡させ、横搬送通路と遠い側の殻稈通路との合流部か
ら後方にむけて殻稈揚上通路を設け、横搬送通路の後側
上方に穂先寄り部係引移送機構を設置して構成するコン
バインの刈取殻稈上部搬送装置に関する。
上記装置の従来技術としては、例えば実開昭51−42
248号公報に記述されたものが存るが、この従来技術
では、操縦装置に近い側の殻稈搬送通路に沿って設けら
れる茎稈ガイド板を、横搬送通路部分に彎曲延出させて
その延出端部に、後方搬送装置の搬送経路がわ縁部に設
置された茎稈ガイドの前端部を重複連続させるようにし
て構成されている。
したがってこの従来装置では、茎稈ガイド板によって形
成される茎稈通路が平面視で直線状とならず、茎稈上部
が移動する部分まで平面視クランク状となり、移送茎稈
はその上部すなわち糖部に至るまで、クランク状曲折経
路に沿って大きく動かされながら移送されることとなっ
て姿勢が乱れ易くなる難点がある。
しかも、後方搬送装置の茎稈ガイドはその装置の搬送経
路がわ縁部にあって立設されるから、茎稈の上部を支え
るに充分な大きさにしたものを後方搬送装置の収納ケー
スとは別にして設けねばならないのであり、操縦装置か
ら離れた個所に大きな茎稈ガイドが立設されるから、操
縦装置に居るオペークはその茎稈ガイドの起立によって
視野をさえぎられ茎稈搬送状況を確認しづらくなり、ま
た、搬送茎稈は糖部にいたるまで操縦装置から遠く離れ
た個所を移動するので、手作業で少し姿勢を修正してや
りたいようなことがあっても、そのようなことはできに
くくなってしまう。
そこで本考案は、上述した従来装置の難点に着目し、そ
の難点を解消できる装置の提供を目的として実施したも
ので、複数の通路から搬送合流されて後送される殻稈の
上部は、穂先案内機構収容ケースの上面を活用して移送
案内できるようにし、前記穂先寄り部係引移送機構に立
設する案内ガイド板は、係引突起が突出作動しない操縦
装置がわの縁部に設けて、操縦装置に近い側の殻稈通路
における上部案内ガイドと平面視で直線状に連なるよう
になし1、しかも、両ガイドの上縁は、穂先寄り部係引
移送機構が上下調節されても鋭角状となることなく連続
するように構成して、移送殻稈の上部をいたずらに大き
く動かすことなく搬送することができると共に、操縦装
置からの穀稈移送状況確認も行い易くして提供するもの
である。
以下、本考案を4条刈コンバインに実施した場合の具体
例を、図面を参照しながら詳細に説明する。
実施例のコンバインは、原動機1とその前部位置の座席
2、操縦装置3とを設置する機台4を、クローラ型走行
装置5上の右側部に固定的に設置すると共に、その左側
部に搭載台6を後部回動支点部7を中心として油圧昇降
装置8により揺動する如く設けて、該搭載台6上に脱穀
部9を、その扱口10側を前方にして載置し、かつ脱穀
部前方部で、座席・操縦部2,3左側部に刈取搬送部1
1を装着して構成される。
尚、12は脱穀部9のフィートチエン機構、13は後部
排藁口側に設ける排藁処理機 14は穀粒取出部である
このように構成されるコンバインの刈取搬送部11の詳
細構成を説明すると、刈取フレーム15.15’は前記
した脱穀部9と一体に揺動する如く搭載台6と脱穀部9
とに取付けられ、その下部フレーム15の適宜位置には
レシプロ形刈取装置16を横設すると共に、該刈取装置
16の前部から後上方に傾斜して引起し装置17,17
’。
18.1B’を設け、これらの引起し装置により複数条
の殻稈引起し経路19.20を構成させこの殻稈引起し
経路19.20に対応する後下方部分には中央案内ガイ
ド21と左右の上部案内ガイド22.23とで形成する
殻稈通路24,25および両通路の後部を連絡する横搬
送通路26を設ける。
そして、夫々の殻稈引起し経路19,20の刈取装置1
6上部に、その刈取装置の前方から後方にまたがって回
動する株元掻込機構aを設け、これに連絡する株元挟持
移送機構21を設置して該機構27を長短稈調節装置兼
用の株元揚上機構30に連絡せしめて、揚上機構の終端
部は前述した脱穀部のフィートチエン機構12に連絡せ
しめる。
殻稈通路24.25の株元挾持移送機構27よりも適宜
上方位置には、それぞれ突起付強制移送機構31.32
を設けると共に、中央案内ガイド21の後方殻稈通路2
6後側から後上方に傾斜して穂先寄り部係引移送機構3
3を設ける。
この穂先寄り部係引移送機構33は、収納ケース34内
に突起付回動チェノを収納しており、その突起34aは
殻稈通路26部からケースの左側部にわたって突出回動
し、殻稈の稈身中間部を係引し穂先を脱穀供給口部にむ
けて移送するよう構成されており、かつ後部取付部を中
心に収納ケース34前部が上下動可納となっている。
なお、収納ケース34を上下動可能とすることは、殻稈
の稈長が異なる場合前記の突起34aが、殻稈通路こと
に横搬送通路を移送される殻稈に対し稈身最適位置を係
引するように調整するためのものである。
この収納ケース34の突起が突出回動しない側、即ち操
縦部3側には収納ケース34よりも上方に延出する立上
り案内ガイド25を有しており、その先端部36は水平
状態で前方に突出せしめられ、その突出先端部36は殻
稈通路25を構成する右上部案内ガイド23の後上端部
37と重合状態で接合される。
この立上り案内ガイド35の突出先端部36と、右上部
案内ガイド23の後上端部37の重合接合は、穂先寄り
部係引移送機構収納ケース34が平常状態にあるとき、
両部36.37の上縁が略直線状になり、収納ケース3
4が下向した位置になったとき両部36,37の上縁が
鋭角状態にならないような構成にすると共に、右上部案
内ガイド23と立上り案内ガイド35とは平面視状態に
おいても略々直線状に連続するよう構成したものであり
、殻稈通路を移送される殻稈の稈身中間部から糖部にか
けての部分は、操縦部側に立上り案内ガイドが設けられ
ている収納ケースの上面に寄り掛って移動するように威
されるのである。
尚、38.39は殻稈分草板、40はサイドデバイダ、
41.42は機体の走行速度変速機構、刈取部昇降機構
の操作装置である。
このように構成する本考案コンバインで作業するときは
、原動機1を始動し、各構成機構を所定の通り作動させ
乍ら機体を進行せしめれば、圃場の植立殻稈は引起し装
置17.17’1B、18′によって姿勢を整えられな
がら株元掻込機構aに保持されつつ、刈取装置16によ
って刈取られ、引継いで株元部は株元挾持移送機構27
に挾持され、上部は殻稈通路24,25の突起付強制移
送機構31.32によって移送されて、右側通路25に
集収される殻稈は殻稈通路26を経て、殻稈通路24に
集収されるものと合流して株元部は長短稈調節装置30
に受継がれて揚上されると同時に、殻稈の上部は穂先寄
り部係引移送機構33の突起34によって移送されて、
殻稈全体は順次水平状態になりながら脱穀部9の供給口
部に移送されて、糖部は扱室に入り、株元部をフィート
チエン機構12で移送され脱穀される。
扱室内で脱穀され選別された穀粒は取出部14に収集さ
れ、脱穀後の排藁はフィートチエン機構12の後端から
排藁処理機13に移送されて適宜処理されるのであって
、この作業が連続して進行し、刈取脱穀作業が行えるで
あるが、本考案装置では特に右側つまり操縦装置側の殻
稈通路25を構成する上部案内ガイド23の上縁部後端
と穂先寄り部係引移送機構の右側部立上り案内ガイド3
5の上縁先端部とを略直線状態で重合連続し、且つ、平
面視では両ガイドが直線状に連なるようにしているので
、殻稈通路25及びそれから後方に移送される殻稈の流
れが停滞したり、運転者側(操縦装置側)にはみ出した
りすることなく、極く円滑に所要通り移送できるのであ
る。
以上の説明からも明らかであるように、本考案では、操
縦装置3に近い側の殻稈通路25と操縦装置から遠い側
の殻稈通路24の後部とを横搬送通路26で連絡し、横
搬送通路26と操縦装置から遠い側の殻稈通路24との
合流部から後方にむけて殻稈揚上通路を設け、前記横搬
送通路26の後側上方には、収納ケース34上面が殻稈
稈身中間部載置案内面となる穂先寄り部係引移送機構3
3を設置して、該穂先寄り部係引移送機構33の孫引突
起34aが横搬送通路から殻稈揚上通路にかけての部分
で通路に起立して作動するようにしたコンバインにおい
て、前記穂先寄り部係引移送機構は殻稈の穂先寄り部分
を係引する突起34aの係引作用高さを変更調節できる
よう上下揺動調節自在にして設けるとともに、前記突起
34aが突出しない操縦装置側収納ケースの側縁部には
上方に延出する立上り案内ガイド35を立設し、この立
上り案内ガイド35はその前端部を、操縦装置3に近い
側の殻稈通路25を形成する上部案内ガイド23の後方
端に重複させながら平面視で上部案内ガイド25に直線
状に後方へ延長するように連ならせ、かつ、立上り案内
ガイド35を上部ガイド23の上縁は、前記穂先寄り部
係引移送機構33が上下調節されても重複部が側面視で
鋭角状となることなく直線に近い状態で連続するように
して構成したので、操縦装置に近い側の殻稈通路を移送
される殻稈の中間稈身部から糖部の部分は上部案内ガイ
ドに誘導されて横搬送通路から合流後送される過程では
穂先寄り部係引移送機構の収容ケース上面に支持されて
株元部に比し動きを少なくして移送されることとなって
糖部の乱れを少なくでき、横搬送通路部分から以降の移
送においては殻稈稈身に対して孫引突起34aが適正位
置を係引するように収納ケースの上下揺動で調整できる
ので、移送方向前後に殻稈を倒れさせたりすることもな
くなって益々良好姿勢に移送できる。
そして、殻稈通路の上部案内ガイドと穂先寄り部係引移
送機構における立上り案内ガイドとは平面視で直線状に
連なり、且つ連なり部の上縁が常に鋭角状となることが
ないので、殻稈の糖部が段部に引掛ってすごかれたり、
停滞することがなくなって円滑な搬送が行える。
更に、殻稈の中間稈身部から糖部にかけての部分の支持
案内は穂先寄り部係引移送機構の収容ケース上面を活用
して行い、穂先寄り部係引移送機構における立上り案内
ガイドは、操縦装置に近い側に立設するので、従来の後
送経路近傍に高い案内板を立設していたものに比すと殻
稈搬送状況の看視が行い易く、収容ケース上面に寄り掛
る穀稈の中間稈身部から糖部にかけての部分の姿勢修正
所作なども簡単に行えながら、操縦部側への糖部のはみ
出しは案内ガイドの立設により防止できる。
といった利点がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の具体例を例示するもので、第1図は本考
案を実施しコンバインの全体平面図、第2図はその一部
切欠側面図、第3図は要部の拡大側面図、第4図は要部
の斜視説明図である。 2・・・・・・座席、3・・・・・・操縦装置、9・・
・・・・脱穀部、10・・・・・・扱口部、12・・・
・・・フィートチエン機構、16・・・・・・刈取配装
、17.17’、18.18’・・・・・・引起し装置
、21・・・・・・中央案内ガイド、22・・・・・・
左上部案内ガイド、30・・・・・・右上部案内ガイド
、27・・・・・・株元挾持移送機構、3o・・油長短
稈調節機構、31,32・・・・・・突起付強制移送機
構、33・・・・・・穂先移送機構、34a・・・・・
・突起、34・・・・・・収納ケース、35・・・・・
・立上り案内ガイド、36・・・・・・立上り案内ガイ
ド先端部、37・・・・・・右上部案内ガイド後端部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操縦装置3に近い側の殻稈通路25と操縦装置から遠い
    側の殻稈通路24の後部とを横搬送通路26で連結し、
    横搬送通路26と操縦装置から遠い側の殻稈通路24と
    の合流部から後方にむけて殻稈揚上通路を設け、前記横
    搬送通路26の後側上方には、収納ケース34上面が殻
    稈稈身中間部載置案内面となる穂先寄り部係引移送機構
    33を設置して、該穂先寄り部係引移送機構33の係引
    突起34aが横搬送通路から殻稈揚上通路にかけての部
    分で通路に起立して作動するようにしたコンバインにお
    いて、前記穂先寄り部係引移送機構は殻稈の糖部寄り部
    分を係引する突起34aの係引作用高さを変更調節でき
    るよう上下揺動調節自在にして設けるとともに、前記突
    起34aが突出しない操縦装置側収納ケースの側縁部に
    は上方に延出する立上り案内ガイド35を立設し、この
    立上り案内ガイド35はその前端部を、操縦装置3に近
    い側の殻稈通路25を形成する上部案内ガイド23の後
    方端に重複させながら平面視で上部案内ガイド23を直
    線状に後方へ延長するように連ならせ、かつ、立上り案
    内ガイド35と上部ガイド23の上縁は、前記穂先寄り
    部係引移送機構33が上下調節されても重複部位が側面
    視で鋭角状となることなく連続するようにして構成した
    ことを特徴とする刈取殻稈の上部搬送装置。
JP5389177U 1977-04-26 1977-04-26 コンバインにおける刈取穀稈の上部搬送装置 Expired JPS6018033Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS53147232U JPS53147232U (ja) 1978-11-20
JPS6018033Y2 true JPS6018033Y2 (ja) 1985-06-01

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ID=28947594

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