JPS6016997B2 - 感光性フレキソ版とゴムバツキング材の接着方法 - Google Patents

感光性フレキソ版とゴムバツキング材の接着方法

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JPS6016997B2
JPS6016997B2 JP12913876A JP12913876A JPS6016997B2 JP S6016997 B2 JPS6016997 B2 JP S6016997B2 JP 12913876 A JP12913876 A JP 12913876A JP 12913876 A JP12913876 A JP 12913876A JP S6016997 B2 JPS6016997 B2 JP S6016997B2
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JP
Japan
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plate
backing material
photosensitive
rubber
rubber backing
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JP12913876A
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JPS5354239A (en
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英史 楠田
泰夫 春田
高志 網野
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、感光性フレキソ版とゴムバッキング材の接着
方法に関する。
従来、段ボール、車袋、重包装紙等に印刷を施す版とし
て、手彫りのゴム版が多用されている。
しかし、今日の専門職人の不足化や印刷デザインの複雑
化の傾向に伴ない、手彫り版以外の版の作成が要請され
ている。かかる情況下で、金属腐食版から熱硬化性樹脂
を用いて加熱加圧して作られた母型に、天然ゴムを流し
込み成型して版を作成する方法が実施されているが、製
版工程が煩雑であったり、版仕上げまでに長時間を要す
るといった欠点を有する。また、通常の感光性樹脂に改
良を加えたり、あるいは新しくゴムに感光性をもたせた
りし、これらをフレキソ版に利用する試みがなされ既に
商品化されているものも数社に及ぶ。しかし、これらの
版は、いずれも版村コストが高価であるため、レリーフ
画像を形成するのに最低必要な版厚しか有しておらず、
せいぜい3肋厚のものである。このような感光性フレキ
ソ版が、段ボール、重袋、重包装紙などの印刷分野で使
用されるためには、印刷機の現状からして5〜8側の版
厚が要求され、これに適合させるためには例えばゴムバ
ッキング材などを下敷きすることにより、版厚の調整を
施さねばならない。そこで、上記感光性フレキソ版とゴ
ムバッキングー材を接着する方法として、例えば■接着
剤を用いる方法、および■両面接着テープを用いる方法
が行なわれている。
しかし、■法で溶剤型嬢着剤を使用する場合、溶剤が揮
散するまでに要するオープンタイム、ある一定の接着力
を発揮するまでに要する時間などの時間的制約が多い上
に、版の組成が接着剤の溶剤成分に悪影響され易いこと
もあって作業を標準化することが困難であり、接着力の
発現力もコントロールし難い。また、シア/アクリレー
トのような無溶剤型接着剤では、コスト高は免がれず、
且つ空気中の水分と反応し易いという固有の性質から版
材のサイズによっては非常に取扱いが難かしくなる。こ
れ以外に、ェポキシ系の二液型接着剤では、保存性や配
合などの取扱いの点で煩雑な作業を取除くことに限界が
ある。一方、■法も、充分な接着力が得難い上に、印刷
中にズレの現象が発生する危険性もある。
本発明者らは、かかる接着方法の欠点を解消せしめるた
め検討を進めた結果、ゴムバッキング材上に光硬化性組
成物を塗布し、その上に露光→溶出→乾燥の工程を経た
既にレリーフ画像を有する光透過性の感光性フレキソ版
材を重ね合わせ、次いで該版材の面より露光することに
より、感光性フレキソ版材の後露光と共に、ゴムバッキ
ング材との接着を完遂させることができ、これによって
、上述の感光性フレキソ版を段ボール、車袋、重包装紙
等の印刷事情に即応した版として使用可能にすべく、該
版とゴムバッキング材との有効な接着方法を提供するこ
とに成功した。本発明は、上述の知見に基づき完成され
たもので、その要旨は、レリーフ画像の形成された光透
過性の感光性フレキソ版材とゴムバッキング材との間に
光陵化性組成物を介在させた後、感光性フレキソ版材の
面より露光することにより、該版材の後露光と同時にゴ
ムバッキング材との接着を完遂することを特徴とする感
光性フレキソ版とゴムバッキング材の接着方法に存する
本発明で使用する感光性フレキソ版材とは、通常の感光
性フレキソ版の製造工程において、最終工程の後露光を
省略した段階のものであって、それ自体光透過性を有す
るものを指称する。
具体的には、例えば感光性樹脂板面に適当なネガを密着
し、ケミカルランプ、ブラックライト、高圧水銀灯、超
高圧水銀灯等の光源で露光せしめ、次いで適当な有機溶
剤(トリクロルェタン、パークロルェチレン、トルェン
、キシレンなど)で未露光部を溶出した後、レリーフ画
像(露光部)を有する版材を乾燥仕上げすることにより
、得られるものである。本発明で使用するゴムバツキン
グ材としては、当該印刷の要求するゴム硬度によってそ
の材質を適宜選定されてよく、合成ゴムあるいは天然ゴ
ムのいずれであってもよい。
なお、使用に際しては、予めその接着面を通常の方法で
粗面化したり、あるいは塩酸などで前処理しておくこと
が好ましい。かかる酸処理により、接着効果をより一層
高めることができる。本発明で使用する光硬化性組成物
は、分子内にフリーのヒドロキシル基を有するモノアク
リレートもしくはモノメタクリレート(以下、モノマ‐
と略する)と光重合開始剤から構成される。
上記モノマーとしては、例えばヒドロキシアルキルアク
リレートもしくはメタクリレート(2−ヒドロキシエチ
ルアクリレートもしくはメタクリレート、2−ヒドロキ
シプロピルアクリレートもしくはメタクリレ−ト、2ー
ヒドロキシブチルアクリレートもしくはメタクリレート
など)、(ジー2−ヒドロキシエチル)フタレートモノ
メタクリレート、(ジー2−ヒドロキシプロピル)フタ
レートモノアクリレートもしくはメタクリレート、o−
カルボキシベンゾイルオキシエチルメタクリレートおよ
びo−カルポキシベンゾイル一2ーオキシプロピルメタ
クリレートが挙げられ、これらの少なくとも1種を使用
に供する。上記光重合開始剤としては、通常のものが使
用されてよく、例えばカルボニル化合物(ベンゾフエノ
ン、アセトフエノンなど)、およびアシロイン化合物(
ベンゾィンメチルェーテル、ベンゾィンエチルエーテル
、ベンゾインイソプoピルエーテル、ベンゾィンnーブ
チルェーテルなど)が挙げられ、これらの1種もしくは
2種以上の混合物を使用に供する。
使用量は、通常上記モノマ−10の重量部に対し0.1
〜2の重量部、好ましくは1〜1の重量部の範囲で選定
すればよい。0.1重量部未満であると、充分な光硬化
が得られず、また2の重量部を越えてもそれ以上の光硬
化は期待できず、逆に当該組成物の保存性に支障(析出
分離など)を来たす恐れがある。
以下、本発明方法の手順について詳述する。
先ず、上記ゴムバッキング材上に光硬化性組成物を刷毛
、ガラス棒、バーコーター、ドクターグレードまたはア
プリケーターを用いて塗布し、次いでその塗布面に上述
の感光性フレキソ版材を重ね合わせる。このように光硬
化性組成物を介在させた後、上記版材の面より通常の条
件で露光すればよい。このようにして、所期目的の接着
効果が充分に達成され、物性的には従来の手彫りゴム版
と同等もしくはそれ以上の、且つ解像力の優れたレリー
フ画像を有する所望の積層版が得られることになる。し
かも、この積層版は全面後露光により接着作業が完了さ
れているので、製版時間が短縮されるという利点を奏す
る。以上の構成から成る本発明方法によれば、感光性フ
レキソ版が段ボール、車袋、重包装紙などの印刷分野に
応用されるのみならず、レリーフの要求と版厚の要求に
よっては広く種々の版厚への挑戦が可能となり、製版工
程においても後露光工程の中に接着作業が組み込まれて
いるため、作業工程が殖えるという問題も生じない。
次に、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
なお、実施例中「部」とあるは「重量部」を意味する。
実施例 1 光硬化性組成物の組成 (ジー2−ヒドロキシエチル)フタレートモノメタクリ
レート …10碇部ペンゾィンプ
ロピルェーテル …1部上記光硬化性組成物を、ゴ
ムバッキング材(明和ゴム社製、布人天然ゴム、厚さ5
肋)上にガラス棒でロール塗布し、その上にレリーフ画
像を有する感光性フレキソ版材(日本ペイント社製商品
名「ニッベルナフレックスハ版厚3肌、レリーフ深さ2
.5側)を重ね合わせ、次いで該版材の面より靴W高圧
水銀灯(オーク社製商品名「ジェットライト」)で80
肌の距離から6分間全面露光する。
このようにして、光硬化性組成物の硬化が達成され、ゴ
ムバッキング材と感光性フレキソ版材とが接着してトー
タル版厚約8側の段ボール印刷用積層版が得られる。か
かる積層版を1万枚通しの印刷に使用したが、その間は
がれの現象は起こらなかった。実施例 2 光硬化性組成物の組成 2−ヒドロキシエチルアクリレート …10碇都ペンゾ
ィンイソプロピルェーテル …3部先ず、ゴムバッキ
ング材(呉羽ゴム工業社製、布入天然ゴム、厚さ4肌)
の表面を洲−HCIで処理した後、それに上記光硬化性
組成物をガラス棒でロール塗布し、その上にレリーフ画
像を有する感光性フレキソ版材(日本ペイント社製商品
名「ニツベールナフレツクスハ版厚3側、レIJ−フ深
さ1.5側)を重ね合わせ、次いで該版材の面より次W
高圧水銀灯(オーク社製商品名「ジェットライトJ で
70肌の距離から8分間全面露光する。
このようにして、実施例1と同様な印刷実績を有するト
ータル版厚約7側の段ボール印刷用積層版が得られる。
実施例 3 光硬化性組成物の組成 2−ヒド。
キシエチルアクリレート …8碇邦2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート …2碇部ペンゾィンィソプロピル
ェーテル …3部実施例2の接着方法において、上記
光硬化性組成物およびゴムバッキング材として明和ゴム
社製の合成ゴム(厚さ2側)を使用する以外は、同様な
条件で酸処理、塗布、重ね合わせ、次いで露光を行いト
ータル版厚約5側の印刷用積層版を得る。かかる積層版
を剥離試験に供した所、3.8k9/ィンチの強度を示
した。実施例 4 光硬化性組成物の組成 2ーヒドロキシプロピルアクリレート…10碇部ペンゾ
ィンィソプロピルェーテル …1部実施例1の接着方
法において、上記光硬化性組成物を使用する以外は、同
様な条件で塗布、重ね合わせ、次いで露光を行いトータ
ル版厚約8側の印刷用積層版を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レリーフ画像の形成された光透過性の感光性フレキ
    ソ版材とゴムバツキング材との間に、分子内にフリーの
    ヒドロキシル基を有するモノアクリレートもしくはモノ
    メタクリレートと光重合開始剤から成る光硬化性組成物
    を介在させた後、感光性フレキソ版材の面より露光する
    ことにより、該版材の後露光と同時にゴムバツキング材
    との接着を完遂することを特徴とする感光性フレキソ版
    とゴムバツキング材の接着方法。 2 光硬化性組成物の成分割合が、分子内にフリーのヒ
    ドロキシル基を有するモノアクリレートもしくはモノメ
    タクリレート100重量部に対し、光重合開始剤0.1
    〜20重量部である上記第1項記載の方法。 3 分子内りフリーのヒドロキシル基を有するモノアク
    リレートが2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
    ドロキシプロピルアクリレートまたは2−ヒドロキシブ
    チルアクリレートである上第1項記載の方法。 4 分子内にフリーのヒドロキシル基を有するモノメタ
    クリレートが、(ジ−2−ヒドロキシエチル)フタレー
    トモノメタクリレートである上記第1項記載の方法。 5 ゴムバツキング材を予め塩酸処理して使用する上記
    第1項記載の方法。
JP12913876A 1976-10-27 1976-10-27 感光性フレキソ版とゴムバツキング材の接着方法 Expired JPS6016997B2 (ja)

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