JPH0367262B2 - - Google Patents

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JPH0367262B2
JPH0367262B2 JP57057857A JP5785782A JPH0367262B2 JP H0367262 B2 JPH0367262 B2 JP H0367262B2 JP 57057857 A JP57057857 A JP 57057857A JP 5785782 A JP5785782 A JP 5785782A JP H0367262 B2 JPH0367262 B2 JP H0367262B2
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JP
Japan
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photosensitive resin
adhesive
adhesive layer
layer
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JP57057857A
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JPS58174945A (ja
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Shohei Nakamura
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS58174945A publication Critical patent/JPS58174945A/ja
Publication of JPH0367262B2 publication Critical patent/JPH0367262B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、感光性樹脂の層を保持するための接
着剤層を有する感光性樹脂印刷版用支持体、さら
に詳しくは、イオン的付加反応によつて三次元的
に重合し、かつ末端にエチレン性不飽和結合を有
する重合体で接着剤層を形成させて成る優れた印
刷版用支持体に関するものである。 印刷版用支持体は、通常感光性樹脂層を強固に
接着させるため接着剤を設けた支持体が用いられ
る。この接着剤層は、印刷に際してレリーフが支
持基体から剥離することがないように、いわゆる
支持体と感光性樹脂硬化層とを強く結合させるた
めのもので、製版工程及び印刷工程における温
度、湿度あるいは溶剤等の影響を受けて、その接
着力が弱められるようなものは好ましくなく、実
質的に使用できない。 このような観点から、特に接着剤に関して多く
の研究がなされ、種々の接着剤層の支持体が提案
され、例えばアルコール性水酸基を有する化合物
とポリイソシアネート化合物の2成分を必須成分
とするウレタン結合形成型接着剤が知られている
(特公昭51−41674号公報)。しかし、この接着剤
は、2成分の単なる混合状態又は部分的に反応さ
せた状態で使用され、しかも光硬化して現像され
た版を支持体に貼り付けるのに用いられるもの
で、支持体上に感光性樹脂層を保持して印刷版を
製版する支持体用接着剤としては、接着力が弱
く、またその粘着性のために取扱い作業性も悪く
不適当である。 また、感光性樹脂組成物の硬化層を接着剤層と
して用いる方法も提案されているが(特公昭49−
43561号公報)、接着力不足、特に未露光部の洗い
出し工程における接着力不足及び表面粘着性によ
る取扱い作業性が悪いなどの欠点を有し満足しう
るものではない。 さらに、線状ポリウレタン樹脂と多官能性イソ
シアネートを反応させて形成させた架橋ポリエス
テルポリウレタン樹脂を接着剤層としたもの(特
公昭52−50563号公報)、イオン的付加反応の繰り
返しによつて三次元的に重合させた重合体に、ラ
ジカル的に付加重合しうる不飽和結合を有する化
合物及び光によつて活性化するラジカル的付加重
合開始剤を含有させたもの(特公昭50−17882号
公報)などが提案されているが、上記の全ての条
件を満足する支持体用接着剤は、これまで知られ
ていない。 本発明者は、従来知られた支持体用接着剤の欠
点を克服し、印刷版用として優れた接着剤層を有
する支持体を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、
極めて特殊な重合体が感光性樹脂印刷版用支持体
の接着剤層に極めて好適であることを見出し、本
発明をなすに至つた。 すなわち、本発明は、基体上に接着剤層を設け
た感光性樹脂層保持用支持体において、該接着剤
層が (A) 活性水素をもつた官能基を複数個有する化合
物と、 (B) 活性水素をもつ官能基によつてイオン的に付
加されうる官能基を複数個有する化合物と、 (C) イオン的付加反応に関与する官能基及び末端
エチレン性不飽和結合を有する化合物 の3種の化合物から成り、かつこれら(A)ないし(C)
の化合物のいずれかは、イオン的付加反応に関与
する官能基3個以上を有するものを含み、その化
合物が全成分の5モル%以上を占める混合物のイ
オン的付加反応生成物であつて、分子構造中に末
端エチレン性不飽和結合を有する三次元重合体で
形成されていることを特徴とする感光性樹脂印刷
版用支持体を提供するものである。 本発明においてイオン的付加反応とは、低分子
量化合物の脱離なしに求核又は求電子的に官能基
が互いに結合する反応をいう。このような反応
は、活性水素を有する官能基とこれによつてイオ
ン的に付加されうる官能基との反応であつて、例
えばウレタン化反応及びエポキシ開環反応等を挙
げることができる。 本発明の接着剤層として用いられる分子構造中
に末端エチレン性不飽和結合を有する三次元的重
合体は、 (A) 活性水素をもつた官能基を複数個有する化合
物、 (B) 活性水素をもつ官能基によつてイオン的に付
加されうる官能基を複数個有する化合物、及び (C) イオン的付加反応に関与する官能基と末端エ
チレン性不飽和結合を同時に有する化合物 の3種の化合物を触媒の存在下又は不存在下に反
応させることにより得られる。 上記(A)に属する化合物としては、例えばポリオ
ール、ポリチオール、ポリアミン等を挙げること
ができ、(B)に属する化合物としては、例えば有機
多価イソシアネート、有機多価イソチオシアネー
ト、多価エポキシ化合物等を挙げることができ
る。また、(C)に属する化合物は、末端エチレン性
不飽和結合CH2=C<とイオン的付加反応に関与
する官能基を分子中に有するもので、例えばアク
リロイル基、メタクリロイル基、アリル基又はビ
ニロキシ基(CH2=CH−O−)等の末端エチエ
ン性不飽和結合を有する基の少なくとも1個と水
酸基、アミノ基、チオール基、イソシアネート
基、イソチオシアネート基又はエポキシ基等のイ
オン的付加反応に関与する官能基の少なくとも1
個を分子中に有するものである。そのような化合
物としては、例えばトリメチロールプロパンのモ
ノ又はジ−メタクリレートやアクリレート、ペン
タエリスリトールのモノ、ジあるいはトリ−メタ
クリレートやアクリレート、一般式
【式】(式中のRは水素又は 炭素数1〜4のアルキル基で、nは1〜1000の整
数)で表わされるジオール類のモノメタクリレー
トやアクリレート、2−ヒドロキシエチルアミン
のメタクリレートやアクリレート、N−アミノエ
チルアクリルアミド、N−アミノヘキシルアクリ
ルアミド等を挙げることができるが、分子中にイ
オン的に付加反応に関与する官能基と末端エチレ
ン性不飽和結合基をそれぞれ1個以上有する化合
物は実質的にすべて使用できる。 本発明における接着剤層を形成させる重合体を
製造する場合、上記(A)、(B)及び(C)の各化合物はそ
れぞれ1種でもよいし、2種以上組み合わせて使
用することもできる。その場合、本発明で用いる
接着性重合体は三次元的に重合していることが重
要であるから、使用する化合物の少なくとも1種
はイオン的付加反応に関与する官能基を3個以上
有していることが必要である。また、反応成分に
おいて、活性水素をもつ官能基の合計数と活性水
素をもつ官能基によつてイオン的に付加されうる
官能基の合計数との比は0.5〜2の範囲から通常
選ばれるが、その比が1に近いほど好ましく、三
次元重合体のより大きい分子量及びより優れた接
着性の反応物を得ることができる。 また、イオン的付加反応に関与する官能基を3
個以上有する化合物は、全体の5モル%以上用い
ることが必要である。5モル%未満では十分な三
次元重合体が得られないので不都合である。好ま
しくは30モル%以上が用いられる。 また、必要に応じて、化合物(A)又は(B)の一部を
イオン的付加反応に関与する官能基を1つだけも
つた化合物におきかえてもよいが、このような部
分置換は20%以下に抑えることが好ましい。 本発明におけるイオン的付加反応による三次元
的重合は化合物(A)及び(B)を混合接触状態で、例え
ば1〜3週間、加温下にエージングすることによ
り得られる。(C)のイオン的付加反応に関与する官
能基の末端エチレン性不飽和結合を同時に分子内
に有する化合物は、イオン的付加反応によつて得
られる三次元的重合体の分子構造中に末端エチレ
ン性不飽和結合を導入するために使用される。そ
の使用量は通常全体の0.1モル%以上、好ましく
は、2モル%以上である。 本発明の支持体に用いる上記重合体接着剤は、
上記特公昭51−41674号公報に開示されたような
単なる混合物あるいは部分的にイオン的付加反応
させた非三次元的接着成分とは本質的に異なり、
熱、水、酸、アルカリ、有機溶剤さらに印刷イン
キなどによつて接着力が低下することがなく、極
めて安定でかつ強い接着力を有するので、感光性
樹脂印刷版用支持体の接着剤層形成成分として極
めて優れた特性を有する。また、本発明の接着剤
層に用いられる三次元的重合体は、高分子構造中
の末端エチレン性不飽和結合が感光性樹脂と反応
して化学的に結合するために、強固な接着が得ら
れるものと推定され、感光層と接着剤層間の剥離
現象は全くみられない。このことは、例えば前記
特公昭50−17882号公報に開示されているような
イオン的付加反応の繰り返しによつて三次元的に
重合した重合体層に、末端エチレン性不飽和結合
を有する化合物を含浸させた接着剤組成物を支持
体の接着剤層に用いた場合には、接着剤層と感光
樹脂層の十分満足しうる接着力が得られないこと
からも推察されるように、不飽和結合含有化合物
と感光性樹脂との化学的反応は起つても、実質的
に接着剤層を構成する三次元的重合体と感光性樹
脂との化学的な結びつきがなく、本発明に係る三
次元的重合体に比べてはるかに低い接着力しか得
られない。 また、イオン的付加反応によつて三次元的に重
合した重合体の高分子構造中に末端エチレン性不
飽和結合ではなく、例えば
【式】のような非末端エチレン 性不飽和結合を導入したものでは、その不飽和結
合の反応性が低いため感光樹脂層との十分な接着
力は得られない。 さらに、特公昭49−43561号公報には、末端エ
チレン性不飽和結合を複数個有する線状ポリマ
ー、エチレン性不飽和化合物及び光重合開始剤又
は熱重合開始剤からなる樹脂組成物を光照射又は
加熱によつて不完全に重合させて構造中に末端エ
チレン性不飽和結合を有する三次元的重合体を得
ることが記載されている。しかし、この方法は、
ラジカル的重合によつて三次元的重合体を形成さ
せるので、反応の制御がむずかしく、重合反応が
進みすぎると残存末端エチレン性不飽和結合が少
なくなつて十分な接着力が得られないし、遂に重
合反応が不十分な場合には、十分に三次元化した
重合体とならないので満足しうる接着特性が得ら
れない。このように、特公昭49−43561号公報に
開示された技術は、感光性樹脂印刷版用複合支持
体用接着剤として優れた接着特性を有する品質的
に安定した接着剤を得る手段としては不適切であ
り、高品質の支持体を工業的に得ることは困難で
ある。 これに対し、本発明の支持体に用いる接着剤
は、エチレン性不飽和結合を全く反応させない
で、イオン的付加反応のみによつて三次元的に重
合させるので、常に重合体中に所定数の末端エチ
レン性不飽和結合が分子端部に確保され、しかも
十分な三次元的構造の重合体が形成される。した
がつて、優れた接着特性を有する高品質の重合体
が安定に得られるので、感光性樹脂印刷版用とし
て極めて適した支持体が提供できる。 本発明の支持体には、上記のような優れた接着
剤が通常0.5〜400μの厚さに塗布されて接着剤層
が形成される。これより薄いと接着力が不十分と
なり、厚すぎると得られる印刷版のたわみ性を損
なうばかりでなく工業的に不利となる。実用上好
ましい層厚は5〜100μである。 本発明の支持体には、所望に応じてハレーシヨ
ンを防止する目的で、好ましくは接着剤層中に紫
外線吸収剤、染料や顔料などを添加することがで
き、あるいはこれらを含む層を、例えば支持体と
接着剤層との間に設けることもできる。 また、本発明の支持体に用いられる接着剤層に
公知の光重合開始剤を、例えば0.1〜10重量%程
度含有させてもよい。 しかし、光重合開始剤が接着剤層に存在する
と、該層と感光性樹脂層との接着力が若干向上す
る反面、複合支持体の取扱い時や保存中に光を受
けると接着剤重合体の末端エチレン性不飽和結合
間で反応し、感光性樹脂層との接着力に悪影響を
与えるので、扱いを慎重にしなければならない。 また、本発明の支持体の接着剤層には、公知の
熱重合防止剤を含有させることができ、貯蔵中な
どにおける接着剤重合体の末端エチレン性不飽和
結合の反応による変質を効果的に防ぐことができ
る。 本発明の支持体における基体は、各種印刷版の
製造に利用できるものを包含する。それらに用い
られる基体としては、例えば鉄、ステンレス鋼、
亜鉛、アルミニウム等からなる金属板、天然ゴ
ム、合成ゴム等からなるゴムシート、あるいはセ
ルロース、セルロース誘導体、ポリオレフイン、
ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスルホ
ン、ポリメチルメタクリレート、ポリアミド等そ
の他の合成重合体からなるフイルム、シート、
紙、布等や、これらに充てん剤や補強剤を存在さ
せたもの、さらには光重合性組成物の重合によつ
てできたシートなどを挙げることができる。この
ような基体は透明であつても不透明であつても差
つかえない。また、通常0.05〜5mmの厚さのもの
が好都合に用いられる。 本発明の支持体を用いて印刷版を製造するため
に用いられる感光性樹脂ないし樹脂組成物は、可
溶性ポリマー、エチレン性不飽和化合物、光重合
開始剤を必須成分としてなるものであれば液状で
あつても固体シート状であつてもかまわない。 本発明の支持体と感光性樹脂層との間の強固な
接着力は、接着剤重合体構造中の末端エチレン性
不飽和結合と感光性樹脂との反応によつて得られ
るのであるから、未硬化の感光性樹脂の層を該接
着剤層の上に設けた感光版を露光し、現像などの
製版作業を行うことにより化学的にいうそう強固
な接着を形成させることができる。 以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。 実施例 1 トリメチロールプロパン1モル、アジピン酸3
モル及びネオペンチルグリコール3モルの縮合に
より製造された両末端OH型ポリエステル樹脂30
部、アジピン酸3モルと1,4−ブチレングリコ
ール4モルとを縮合させて得たポリエステル樹脂
とトルイレンジイソシアネート2モルを反応させ
て得た末端イソシアネート基を有するポリエステ
ルウレタンの40%メチルエチルケトン溶液189重
量部、トリメチロールプロパンモノメタクリレー
トの40%酢酸エチル溶液7.5重量部及びジメチル
ベンジルアミン0.6重量部を混合して均一溶液と
した。ホエラーを用いて100μ厚のポリエステル
フイルム上にこの溶液を塗布し、80℃で30分間加
熱乾燥したのち20μ厚のポリプロピレンフイルム
を接着剤層上にラミネートした。これを50℃で2
週間エージングを行い、ウレタン化反応を完結さ
せて複合支持体とした。 接着剤層上のポリプロピレンフイルムをはぎと
り、特公昭56−29260号公報の実施例2で得られ
た感光性樹脂組成物のシートの片側のポリエステ
ルフイルムを剥いで、この感光性樹脂層と上記接
着剤層とが接するようにゴムロールを用いて密に
圧着ラミネートし感光性樹脂版を作成した。次い
で20Wの紫外線蛍光灯10本を並べた露光装置を用
いて、上記感光性樹脂版を光源から10cmの位置に
置いて、まず支持体側から3分間露光したのち、
ポリエステル支持体の反対側の面のポリエステル
フイルムを剥ぎとり、その感光性樹脂層にネガフ
イルムを密着させて、これを光源から10cmのとこ
ろに置き、20分間露光した。 次に、この露光板をクロロセンとイソプロパノ
ールの混合液(2/1)を用いてブラシで未硬化
部分の洗い出しを行つた。これを60℃で10分間乾
燥後、上記光源の下で10分間後露光を行い印刷版
を得た。この印刷版においては感光性樹脂硬化層
と支持体とは強固に接着しており、これを用いて
印刷を行つたところ安定した印刷が得られ、途中
で剥がれが起こることはなかつた。 比較例 1 50℃で2週間のエージングを行わない他は実施
例1と同様にして得た支持体を用い、実施例1と
同様にして印刷版を作成した。これを用いて印刷
を行つたところ、印刷中に感光性樹脂硬化層と接
着剤層との間の剥離が起り、途中で印刷を打ち切
らざるを得なかつた。 実施例 2 2−ヒドロキシエチルメタクリレート135重量
部、メチルアクリレート550重量部を過酸化ベン
ゾイル2重量部を重合開始剤として、メチルイソ
ブチルケトン300重量部及びトルエン350重量部の
混合溶剤中で加熱共重合させてアクリル樹脂溶液
を得た。 次に、トルイレンジイソシアネート522重量部
とトリメチロールプロパン134重量部とを酢酸エ
チル220重量部の溶剤中でトリ−n−ブチルアミ
ンを触媒として反応させて得たポリイソシアネー
ト溶液40重量部と、上記アクリル樹脂溶液110重
量部、ポリプロピレングリコール(数平均分子量
1000)のモノメタクリレート55重量部、及び酢酸
エチル40重量部を混合して均一な溶液とした。ホ
エラーを用いて100μ厚のポリエステルフイルム
上にこの液を塗布し、80℃で30分間加熱乾燥した
のち、20μ厚のポリプロピレンフイルムを接着剤
層上にラミネートした。これを50℃で2時間エー
ジングし、ウレタン化反応を完結させて複合支持
体とした。 厚さ7mmのガラス板の上にネガフイルムを置
き、その上を厚さ9μとポリエステルフイルムで
覆つた。次に特公昭52−38762号公報の実施例1
に記されている試料No.1と同じ液状感光性樹脂を
ドクターナイフを用いて1mmの厚さに塗布した。
上記複合支持体のポリプロピレンフイルムを剥ぎ
とり、感光性樹脂層の上に、接着剤層が接するよ
うにして、気泡が入らないように注意しながらラ
ミネートした。これを20Wの紫外線蛍光灯を10本
並べた光源の下方15cmに位置に置き、支持体フイ
ルムを通して30秒露光し、次いでこれを上記光源
の上方15cmの位置に移して、ガラス板及びネガフ
イルムを通しての露光を10分間行つた。露光終了
後未硬化部分を0.3%カセイソーダ水溶液で洗い
落とし、50℃で15分間乾燥したのち、上記光源か
ら15cmの位置に置いてさらに10分間後露光し印刷
版を得た。この印刷版は感光性樹脂硬化層と支持
体とが強固に接着しておりこれを用いて印刷して
も途中で剥がれが起こることはなかつた。 比較例 2 実施例2においてポリプロピレングリコール
(数平均分子量1000)モノメタクリレートにかえ
てポリプロピレングリコールモノブチルエーテル
55重量部を用い、新たにジエチレングリコールジ
メタリレート15g及びベンゾインエチルエーテル
2gを加えた他は全く同様にして複合支持体を作
成した。 接着剤層上のポリプロピレンフイルムをはぎと
り、実施例1に用いたと同じ感光性組成物のシー
トから実施例1と同じ方法で印刷版を作成した。
この版においては硬化樹脂層と接着剤層との接着
力は弱く、印刷機上で位置あわせのために版の貼
り直し作業をしている段階で剥離が生じ印刷に使
用することができなかつた。 比較例 3 実施例2におけるポリプロピレングリコール
(数平均分子量1000)のモノメタクリレート55重
量部をポリプロピレングリコール(数平均分子量
1000)モノブチルエーテル55重量部におきかえた
他は全く同様にして複合支持体を作つた。実施例
2に使用した液状感光性樹脂を用いて実施例2と
全く同じ方法で印刷版を作成しようとしたが、洗
い出し工程においてバツク析出層の剥離及び独立
細線のトビが生じ、印刷可能な版を得ることはで
きなかつた。 比較例 4 厚さ7mmのガラス板を9μの厚さのポリエステ
ルフイルムでおおい、この上に実施例2で用いた
のと同じ液状感光性樹脂をドクターナイフを用い
て1mmの厚さに塗布した。実施例2において得ら
れた複合支持体のポリプロピレンフイルムを剥ぎ
とり、感光性樹脂層の上に、接着剤層が接するよ
うにし、かつ気泡が入らないように注意しながら
ラミネートした。これを20Wの紫外線けい光灯を
10本並べた光源の下方15cmの位置に置き、支持体
フイルムを通して60秒露光した。露光終了後、未
硬化部分を0.3%カセイソーダ水溶液で洗い落と
し、50℃で15分間乾燥した。ここで得られた支持
体上の硬化感光性樹脂層は完全には反応していな
いため、その表面は著しく粘着性を有するもので
あつた。 厚さ7mmのガラス板の上にネガフイルムを置
き、その上を厚さ9μとポリエステルフイルムで
おおつた。この上に上記したのと同じ液状感光性
樹脂をドクターナイフを用いて厚さ1mmに塗布し
た。 上記硬化感光性樹脂層を設けた支持体を、この
上に感光性樹脂硬化層と感光性樹脂層とが接する
ようにして、気泡が入らないように注意しながら
ラミネートした。これを20Wの紫外線けい光灯10
本を並べた光源から下方15cmの位置に置き、支持
体フイルムを通して20秒露光した。次いでこれを
上記光源の上方15cmの位置に移して、ガラス板及
びネガフイルムを通しての露光を10分間行つた。
露光終了後、未硬化部分を0.3%カセイソーダ水
溶液で洗い落とそうとしたところ、バツク析出層
の剥離及び独立細線のトビが生じ、印刷可能な版
を得ることはできなかつた。 実施例 3 トリメチロールプロパン1モル、ネオペンチル
グリコール3モル、アジピン酸2モル及びイソフ
タール酸1モルを縮合して得られた両末端OH型
のポリエステル樹脂40重量部、セバシン酸2モ
ル、アジピン酸1モルと、1,4−ブチレングリ
コール2モル、1,6−ヘキシレングリコール2
モルとを縮合させて得た両末端OH型のポリエス
テル樹脂とトルイレンジイソシアネート2モルを
反応させて得た末端イソシアネート型ポリエステ
ルウレタンの40%−メチルエチルケトン溶液240
重量部、ペンタエリスリトールジメタクリレート
の30%酢酸エチル溶液8.5重量部及びジメチルベ
ンジルアミン0.6重量部を混合して均一溶液とし
た。ホエラーを用いて厚さ0.2mmの鉄板上にこの
溶液を塗布し、80℃で30分間乾燥したのち、50℃
で2週間エージングを行い、ウレタン化反応を完
結させて複合支持体とした。 厚さ7mmのガラス板上にネガフイルムを置き、
その上を9μのポリエステルフイルムでおおつた。
この上に特公昭52−7363号公報の実施例4実験No.
14の液状感光性樹脂をドクターナイフを用いて
0.7mmの厚さに塗布した。この上に上記複合支持
体を接着剤層が感光性樹脂層に接するように、気
泡が入らないように注意しながらラミネートし
た。この構成体を20Wの紫外線けい光灯10本を並
べた光源の上方10cmの位置に置き、ガラス及びネ
ガフイルムを通しての露光を15分間行つた。露光
終了後、界面活性剤水溶液を用いて未硬化部分を
洗い出した。50℃で15分間乾燥後、上記光源の下
で15分間後露光して印刷版を得た。この印刷版は
レリーフと支持体とが強固に接着しており、印刷
を行つても途中で剥がれが生じることはなかつ
た。 実施例 4 トリメチロールプロパン1モル、アジピン酸1
モル、イソフタル酸2モル及びネオペンチルグリ
コール3モルとから製造した両末端OH型ポリエ
ステル樹脂とエピクロルヒドリン3モルとを反応
させて得たエポキシ樹脂のメチルエチルケトン20
%溶液250重量部に、ヘキサメチレンジアミン6
重量部及びエチルアミノメタクリレート6.3重量
部を加えて均一混合液を調製し、ホエラーを用い
て100μ厚のポリエステルフイルム上に塗布した。
次いで、これを80℃で30分間加熱乾燥したのち、
50℃に2週間放置してエポキシ基とアミノ基のイ
オン的付加反応を完結させ三次元的に重合した重
合体接着剤層を有する支持体を得た。 実施例1で用いた感光性樹脂シートと上記支持
体とから実施例1と同様にして印刷版を得た。こ
の印刷版は感光性樹脂硬化層と支持体とが強固に
接着しており、これを用いて印刷しても途中で剥
離が生じることはなかつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基体上に接着剤層を設けた感光性樹脂層保持
    用支持体において、該接着剤層が (A) 活性水素をもつた官能基を複数個有する化合
    物と、 (B) 活性水素をもつ官能基によつてイオン的に付
    加されうる官能基を複数個有する化合物と、 (C) イオン的付加反応に関与する官能基及び末端
    エチレン性不飽和結合を有する化合物 の3種の化合物から成り、かつこれら(A)ないし(C)
    の化合物のいずれかは、イオン的付加反応に関与
    する官能基3個以上を有するものを含み、その化
    合物が全成分の5モル%以上を占める混合物のイ
    オン的付加反応生成物であつて、分子構造中に末
    端エチレン性不飽和結合を有する三次元重合体で
    形成されていることを特徴とする感光性樹脂印刷
    版用支持体。 2 接着剤層が、厚さ0.5〜400μを有する特許請
    求の範囲第1項記載の支持体。
JP5785782A 1982-04-07 1982-04-07 感光性樹脂印刷版用支持体 Granted JPS58174945A (ja)

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