JPS61213844A - 固形感光性樹脂版材 - Google Patents

固形感光性樹脂版材

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JPS61213844A
JPS61213844A JP5427285A JP5427285A JPS61213844A JP S61213844 A JPS61213844 A JP S61213844A JP 5427285 A JP5427285 A JP 5427285A JP 5427285 A JP5427285 A JP 5427285A JP S61213844 A JPS61213844 A JP S61213844A
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photosensitive resin
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intermediate layer
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Osamu Togashi
富樫 修
Junichi Fujikawa
藤川 淳一
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/11Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having cover layers or intermediate layers, e.g. subbing layers

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  • Structural Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高度の画像再現性、すぐれた印刷適性を有す
る感光性樹脂印刷版材に関するものである。さらに詳し
く言えば、金属またはプラスチック基材上に光重合性の
感光性樹脂層を設けた構造をもつ凸版、平版および凹版
印刷用の感光性樹脂版材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、これらの感光性樹脂版材は、透明部分をもつネガ
ティブまたはポジティブの原図フィルムを通して活性光
線を照射し、原図フィルムの透明部分に対応する感光性
樹脂層に光重合を起こし。
ついで未重合部分を適当な溶剤で除去することによって
基材上にレリーフ像を形成するものである。
このタイプの感光性樹脂層と金属やプラスチックから成
る寸法安定な基材とを接着するだめの中間層組成物とし
ては多くの公知例がある。このような公知例のうち、溶
剤可溶なポリエステル樹脂を中間層の基体樹脂とする系
は、基材との接着力が良好であるので非常に優れた中間
層であシ、いくつかの公知例がある。特公昭40−12
104号公報では、溶剤可溶なポリエステルをジイソシ
アネートで熱硬化した中間層が提案されている。また、
特公昭41−12987号公報では溶剤可溶なポリエス
テルに光重合性ビニルモノマを配合した中間層を適用す
る系が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
感光性樹脂層と金属やプラスチックからなる寸法安定な
基材とを接着するだめの中間層組成物としては溶剤可溶
なポリエステルをジイソシアネートで熱硬化する方法や
、溶剤可溶なポリニスチルに光重合ビニルモノマを配合
する方法などがあるが、これらの方法には、いずれも重
大な問題点がある。すなわち、特公昭40−12104
号公報のポリエステル/ジイソシアネート系では、感光
性樹脂層と中間層間の接着力と中間層のインキ溶剤に対
する耐性の両立が困難である。この原因は。
ジイソシアネートが一方ではポリエステル末端の水酸基
と反応して中間層に耐溶剤性を付与し、他方では残存し
たイソシアネート基で感光性樹脂層との接着力を発現す
るという2面性をもっためである。したがって、ジイソ
シアネートがポリエステルと過剰に反応すると接着力が
発現せず、逆に反応が不足するとインキ溶剤に対する耐
性が不十分となり問題が発生する。一方、特公昭41−
12987号公報の方法では、レリーフの形成されない
部分の中間層は全く硬化されないので非常に耐溶剤性が
悪い。これを解決するために、基材が透明である場合に
は、基材側から全面に活性光線を照射する方法が提案さ
れているが、この方法では感光性樹脂層の底部全面が光
重合して現像後も残存するのでレリーフ深部が浅くなる
問題点がある。本発明者らは、これらの点を改善したポ
リエステル系中間層組成物について鋭意検討した結果。
本発明に到達した。
本発明は、従来の感光性樹脂版材のもつ欠点を解決した
感光性樹脂組成物を提供するものである。
特に9本発明は2寸法安定な基材と感光性樹脂層を接着
するだめの中間層組成物として、接着性。
インキ溶剤に対する耐性が優れた感光性樹脂版材を提供
するものである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
すなわち9本発明はエチレン性不飽和結合を有する光重
合性成分を含有する感光性樹脂組成物を基材上に設けて
なる感光性樹脂版材において、該基材と感光性樹脂層の
間に下記のA、BおよびC成分を含有する組成物からな
る厚さ0.5〜100μの中間層を設けたことを特徴と
する感光性樹脂版材に関するものである。
A、有機溶剤に可溶な分子量5000〜50000の飽
和ポリエステル100重i部。
B00分子中2個以上のイソシアネート基を有する多価
イソシアネート5〜200重量部。
C0分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物o、
 i〜150重量部。
次に本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明が適用される感光性樹脂層は、エチレン性不飽和
結合を有する光重合成分を含有するものである。このよ
うな光重合成分としては1分子中に1個以上のエチレン
性不飽和基をもつビニルモノマまたはオリゴマ、不飽和
ポリエステル、不飽和ポリウレタンなどが挙げられる。
ビニルモノマやオリゴマの場合には、それらのモノマと
相溶性のある基体ポリマと混合されて感光性樹脂層を形
成する場合が多い。そのような基体ポリマとしては、ア
ルコール可溶性ポリアミド、水可溶性または水分散性ポ
リアミド、部分ケン化ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース
のようなセルロース誘導体。
ブタジェン−アクリロニトリルコポリマやポリブタジェ
ンなどの合成ゴムなどである。不飽和ポリエステルや不
飽和ポリウレタンを光重合性ビニルモノマまたはオリゴ
マと混合して使用することも多い。これらの感光性樹脂
は、適省な光増感剤を含むことが一般的であり、可塑剤
、熱重合禁止剤。
紫外線吸収剤、界面活性剤、消泡剤、染料および顔料な
どを含有することができる。
本発明において使用される基材としては次のような寸法
安定性の良好なものがあげられる。即ちスチール、アル
ミニウム、亜鉛、銅などの金属素材、ポリエチレンテレ
フタンート、ポリアミド。
ポリプロピレンのようなプラスチック素材1紙。
織布などである。金属素材の場合には、クロムメッキな
どのメッキ処理、リン酸処理などの化成処理、砂目立て
などの表面処理をしたものも含まれる。金属基材の表面
にあらかじめ防錆などの目的のためにエポキシ基などの
塗料を塗布・キュアしておくことも可能である。プラス
チック素材の場合にも、サンドブラスト処理、ケミカル
エツチング処理、コロナ放電などの放電処理、プラズマ
処理などの表面処理を行なったものも含まれる。これら
の素材は、平板や円筒など任意の形状で感光性樹脂版材
の基材として使用されるが、平板基材として使用される
ことが最も一般的である。
本発明の接着用中間層組成物のA成分として使用される
有機溶剤可溶な飽和ポリエステルとは。
飽和カルボン酸およびその誘導体と多価アルコール類カ
ラ合成すレ、ヘンゼン、トルエン、キシレ/、n−ヘキ
サンなどの炭化水素類、四塩化炭素などのハロゲン化炭
化水素類、アセトンやメチルエチルケト7などのケトン
類、酢酸エチルなどのエステル類、メチルエーテルなど
のエーテル類。
メチルアルコールなどのアルコール類等の通常の有機溶
剤単独または混合系の1種類以上に溶解しうるポリエス
テル樹脂である。したがって1合成繊維やフィルムに使
用されるポリエチレンテレフタレートは、有機溶剤に不
溶であるので含まれない。
A成分を構成する有機溶剤可溶な飽和ポリエステルの分
子量は、500[]〜50000の範囲にあることが必
要である。すなわち9分子量5000未満の場合に、B
成分の多価イソシアネートおよびC成分の不飽和化合物
の硬化が完了しても中間層の耐インキ溶剤性が不十分で
あることが多い。
分子量が50000を越えると中間層溶液の粘度が著し
く高くなり、粘度を調節するためには著しく低濃度にし
なければならないなどの中間層の塗布工程に問題が発生
する。このような理由から。
A成分の分子量は5000〜5ooooであり。
より好ましくは8000〜40000の範囲である。A
成分としては2種類以上のものを混合して使用すること
も可能である。
B成分の多価イソシアネート化合物としては。
分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化金物は
全て使用可能である。具体的には1次のものが挙げられ
るが、これに限定されるものではない。2.4− )リ
レンジイソシアネート、2,6−ドリレンジイソシアネ
ート、インホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、リジンジイソシアネート、キシリレン
ジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート
、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメテレンボ
リフェニルインシア不−ト、フェニルイソシアネートお
よびこれらの多価イソシアネートをトリメチロールプロ
パンなどに付加して合成されるアダクト体などである。
また、フェノール等でイソシアネート基をブロック化し
、加熱時にこれらのブロック化剤が解離するいわゆるブ
ロック化多価イソシアネートも使用可能である。特に好
ましくは。
ポリメチレンポリフェニルイソシアネートである。
B成分の多価イソシアネートは、A成分の有機溶剤可溶
ポリエステル100重量部に対して5〜200重量部の
範囲にあることが必要である。多価イソシアネートは、
A成分のポリエステルの末端にある水酸基やカルボキシ
ル基と反応し、さらにイソシアネート基同士による反応
や、水と反応が起って架橋構造を形成して中間層に耐溶
剤性を付与する。したがって、添加量が5重量部未満で
あると架橋密度が不足するために中間層の耐溶剤性が不
十分である。逆に、200重量部を越えると架橋密度が
過剰になるために、感光層と中間層間の接着力が低下し
たり、中間層が脆くなってクラックが入るなどの問題が
発生する。このような理由から、B成分の添加量はA成
分1[30重量部に対して5〜200重量部の範囲にあ
ることが必要であり、よシ好ましくは10〜100重量
部である。B成分として2種類以上のものを混合して使
用することも可能である。
C成分の分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物
とは、ビスフェノールA、  ビスフェノールFなどの
ビスフェノール型エポキシ、テトラヒドロキシフェニル
ナトのヒドロキシフェニル型エポキシ、レゾルシン型エ
ポキシ、ノボラック型エポキシ、ポリグリコール型エポ
キシ、ポリオレフイン型エポキシ、グリシジルエーテル
型のエポキシ化合物は全て含まれる。これらのエポキシ
化合物ハ、ヘンゼン、トルエン、キシレン、n−ヘキサ
ンなどの炭化水素類、アセトンやメチルエチルケトンな
どのケトン類、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類
、酢酸エチルなどのエステル類。
エチルセロソルブなどのセロソルブ類、オキシトールア
セテートなどのグリコールエーテル類等の通常の有機溶
剤単独または混合系の1種類以上に溶解してAおよびB
成分と混合することが多い。
C成分としては2種類以上のものを併用することも可能
である。特に好ましくは、ビスフェノールA型のエポキ
シである。
C成分は、それ自体が熱または硬化剤、触媒の作用によ
って重合することによって中間層に耐溶剤性を付与する
作用がある。前述したように、B成分の多価イソシアネ
ートも中間層に耐溶剤性を付与する働きをもつので、C
成分の作用はB成分に対して補助的な機能を果たす。す
なわち、B成分のイソシアネートだけで中間層の耐溶剤
性を十分に向上させようとするならば、大部分のイソシ
ア+−上基を架橋反応に消費して感光層との接着力発現
に寄与する残存インシア坏−ト基が不足する。しかし1
本発明ではC成分のエポキシか硬化して耐溶剤性を付与
しうるので、接着発現に必要なイソシアネート基を残し
て良好な耐溶剤性を得ることが可能になると考えられる
。C成分の添加量は、A成分のポリエステル100重量
部に対して0.5〜150重量部の範囲にあることが必
要である。0,5重量部未満の添加では、C,534分
の添加効果が発現せず、150重量部を越えると架橋密
度が過剰となる。以上の理由から、C成分の添加量は、
A成分100重量部に対して05〜150重量部であり
、より好ましくは1〜100重量部である。
中間層組成物には、他の少量成分を添加することができ
る。そのような添加物としては、可塑剤。
顔料、染料、紫外線吸収剤、ハレーション防止剤。
界面活性剤、光重合性ビニルモノマなどが挙げられる。
染料としては、特にアゾ系染料が挙げられる。また、C
成分の硬化反応を促進するためには。
エポキシの硬化剤および硬化促進剤、または、硬化触媒
の添加が効果的である。このようなエポキシの硬化剤お
よび硬化促進剤、または、硬化触媒としては公知のもの
は全て使用可能である。
中間層を寸法安定な基板の上に設ける方法としては、中
間層用組成物溶液を所定の厚さに塗布した後溶剤を除去
するのが最も簡便である。塗布方法としてid、 ロー
ルコータ、カーテン70−コータ、スリットダイコータ
、グラビアコータ、スプレーなど公知の方法が適用でき
る。溶剤の除去は。
乾燥炉中で熱風を吹きつける方法が一般的である。
この乾燥時に、B成分のイソシアネートの一部が反応し
、C成分の大部分が硬化反応して中間層に耐溶剤性を付
与する。C成分の硬化反応を促進するためには、前述し
たように、エポキシ硬化剤および硬化促進剤または、硬
化触媒をあらかじめ添加しておくのが有効である。この
ようなエポキシ硬化剤および硬化促進剤、硬化触媒とし
ては、ジエチレントリアミ7、N−アミノピペラジン、
ポリアミド樹脂などの一級、二級アミン系、エチルメチ
ルイミダゾールなどのイミダゾール系、無水フタル酸な
どの酸無水物、)!j(2−エチルへクリエート)など
の三級アミン系、など公知のものは全て使用可能である
が、中間層用組成物溶液のポットライフを長くするため
には、 BFj5分の多価イソシアネートと反応が進み
にくい三級アミン系および酸無水物系が特に好ましく、
これらの添加物としては2種類以上のものを混合して使
用することも可能である。
中間層の厚さは、0.5〜100μの範囲にあることが
必要である。厚さが0.5μ未満の場合には感光層と中
間層間の接着力が発現しない場合が多い。逆に中間層の
厚さが100μを越えると凸版材の場合には全体の厚さ
は印刷機によって限定されているのでレリーフの深度が
浅くなり、レリーフのない部分の版材表面にも印刷イン
キが供給される問題が発生する。以上の理由から中間層
の厚さは0.5〜1DOμの範囲にあることが必要であ
り、より好ましくは2〜50μである。
本発明の中間層を設けた基材上に感光層を設ける方法と
しては、公知の方法が全て可能である。
例えば、感光性樹脂溶液から乾式製膜法で感光性シート
を得て、これを中間層に熱ラミネートする方法、感光性
樹脂溶液を直接中間層上に流延した後に乾燥炉で溶剤を
除去して感光層を形成する方法、感光層樹脂溶液から大
部分の溶剤を留出した後に押出機で加熱して中間層上に
吐出して乾燥工程なしで感光層を形成する方法などであ
る。
本発明の中間層組成物は、A成分のポリエステルをB成
分の多価イソシアネートとC成分のエポキシ化合物の双
方で架橋して耐溶剤性を付与することに特徴がある。特
公昭40−12104号公報のようにイソシアネート化
合物単独で耐溶剤性を付与しようとする場合には、イソ
シアネート基の大部分を架橋に使用してしまうために感
光層との接着を発現する作用のある残存イソシアネート
基が不足して、十分な接着力を得られないことが多い。
しかし1本発明では、C成分は、それ自体が熱または硬
化剤、触媒の作用によって硬化することによって耐溶剤
性が付与されるので感光層との十分な接着力発現に必要
なイソシアネート基を中間層に安定して残存させ、同時
に十分な耐溶剤性を付与することが可能となるものと考
えられる。
また、特公昭41−12987号公報で提案されている
ポリエステルと光重合性ビニルモノマから成る系にくら
べると、B成分の多価イソシアネートとC成分のエポキ
シ化合物によって中間層全面に耐溶剤性が付与されてお
り、感光層との接着性も残存イソシアネート基の効果で
より優れている。
以上の理由から本発明は従来のポリエステル系の接着用
中間層にくらべて、優れた接着性と耐溶剤性をもつ中間
層を与えるものである。
本発明の中間層をもつ感光性樹脂版材は凸版材として使
用する際に最もその特徴を発揮するが。
平版材、グラビア版材のような凹版材、フォトレジスト
に適用することも可能である。
次に実施例で本発明をより具体的に説明する。
実施例1 感光層用組成物を次のようにして調製した。まず、アル
コール可溶性ポリアミドである“アミラン” CM−9
000(東し■製品)100重量部をエタノール/水=
8[]/20(重量比)の混合溶媒150重量部に80
℃に加熱して溶解した。
次いで、光重合モノマとしてエチレングリコールジグリ
シジルエーテルとメタクリル酸の付加反応物70重量部
とメチレンビスアクリルアミド18重量部を添加し、さ
らに光重合開始剤としてジメチルベンジルケタールを2
重量部、耐熱安定剤としてハイドロキノンモノメチルエ
ーテルo、 i z量部を添加して十分に攪拌混合した
中間層用組成物溶液を次のようにして調整した。
有機溶剤可溶なポリエステル樹脂である“ニチゴーポリ
エスター″LP−035(日本合成化学■製品1分子量
約20000 ) 10 ’O重量部をトルエン/メチ
ルエチルケトン=80720(重量比)の混合溶剤20
00重量部に80℃に加温して溶解した。冷却後、多価
イノシアネートとしてヘキサメチレンジイソシアネート
170重量部、エポキシ化合物として“エピコート″8
28(油化シェルエポキシ■製品1公子量約!180)
60重量部、エポキシ硬化剤としてバエポン″DMP−
ろO(半井化学■製品)50重量部、硬化触媒としてエ
チルメチルイミダゾール1重量部、ノ・レーション防止
剤としてアゾ系黄色顔料である“イエ;コー″PR,3
59(住化カラー■裂品)10重量部添加して十分攪拌
混合した。
このようにして得られた中間層用組成物溶液をクロムメ
ッキ鋼板(厚さ200μ)上に乾燥後の膜厚が25μと
なるようにスリットダイコータで塗布した後に、250
cのオーブンに1分間入れて溶剤を除去した。このよう
にして得られた基板の中間層上に、先に得られた感光性
樹脂層を乾燥後の厚さが725μとなるように流延し、
60cのオーブンに4時間式れて溶剤を除去した。以上
つようにして、中間層でスチール基板と感光層とが結合
した全体の厚さが950μの感光性樹脂凸版材が得られ
た。
この版材の感光層上にテスト用ネガフィルム(幅40μ
および70βの細線部、直径200μおよび600μの
独立点あり)を真空密着して。
超高圧水銀灯からの紫外線で2分間露光した。次いで、
エタノール/水=85/15 (重量比)の現像液を入
れたブラシ式現像装置(液温50C)で3分間洗い出し
を行なったところ、非画線部が完全に除去されて、基板
上に十分に接着したレリーフ像が得られた。幅40μ細
線や直径200μ独立点などの微細な部分も完全に再現
していることを確認した。
得られた刷版で印刷テストを行なったところ。
50万通しまでレリーフが基板から剥離するなどの問題
の発生も全くなく印刷を終了した。中間層のインキ溶剤
による膨潤や溶解も全く見られなかった。
実施例2 感光性樹脂組成物溶液を次のようにして調整した。ケン
化度80モル%1重合度600の部分ケン化ポリ酢酸ビ
ニル100重量部をエタノール/水、、50150(重
量比)の混合溶剤180重量部中に80℃に加温して溶
解した。次いで、光重重性ビニルモノマとしてフロピレ
ングリコールジグリンジルエーテルとアクリル酸の付加
反応物80重量部、および相溶助剤としてジエチレング
リコール15重量部、光増感剤としてベンゾインイソフ
ロビルエーテル2重量部、耐熱安定剤としてt −ブチ
ルカテコール0.1重量部を添加して十分に攪拌混合し
た。
次に中間層用組成物溶液を次のようにして調整した。溶
剤可溶なポリエーテルトシテ“バイロン″3tJO(東
洋紡績■製品1分子量20000〜2sooo)i o
o重量部をトルエン/メチルエチルケトン=80/20
(重量比)混合溶剤200重量部に80℃に加温して溶
解した。冷却後、多価ジイソシアネートとしてポリメチ
レンポリフェニルイソシアネートである”ミリオネート
“MR(日本ポリウレタン■製品)を100重量部、エ
ポキン化合物として“エピコート″○L−53−D40
(油化シェルエポキシ■製品2公子量約55000)2
重量部、紫外線吸収剤として”テヌピン″′527 (
aiba−Geigy製品)を0.5重量部添加して十
分に攪拌混合した。
このようにして得られた中間層用塗料を厚さ250μの
アルミニウム基板上に乾燥後の膜厚が10μになるよう
にフローカーテンコータで塗布し。
200℃のオーブンに2分間通して溶剤を完全に除去す
ると同時に中間層を熱硬化させた。
この中間層をもつ基板上に、先に得られた感光層用組成
物溶液を膜厚が410μとなるように流延し、60℃の
オーブンに2時間入れて溶剤を完全に除去した。このよ
うにして、中間層で感光層がアルミニウム基板と結合さ
れた全厚700μの感光性樹脂凸版材が得られた。
この版材の感光層表面に実施例1と同じテストネガフィ
ルムを密着し、ケミカル灯からの紫外線を4分間露光し
た。次いで、水道水を入れたスプレ式現像装置(水温3
0c、スプレ圧力4 kg/、2)で2分間洗い出しを
行ない未露光部分を除去し。
乾燥を行なった。得られたレリーフを調べたところ幅4
0μ細線や直径200μ独立点などの微細な部分まで十
分な接着力で基板矧固着されていることを確認した。
得られた刷版で印刷テストを行なったが、レリーフ剥離
やインキによる中間層の膨潤などの問題は全く発生しな
いことを確認した。
実施例6 感光層用組成物溶液を次のようにして調整した。
まず1分子量400のポリエチレングリコールセグメン
トを40重重量含有するポリエーテルアミド100重量
部をエタノール/水±70750(重量比)の混合溶剤
100重量部に80℃で溶解した。次いで、光重合性モ
ノマとしてβ−ヒドロキシエチル−β′−アクロイルオ
キシエチルフタレート50重量部およびペンタエリスリ
トールトリアクリレート20重量部を添加し、光増感剤
としてペンゾフエノノを5重量部添加して十分に攪拌混
合した。
次に、中間層用組成物を次のようにして調整した。溶剤
可溶なポリエステルとして“ニチゴーポリエスター”L
P−011(分子量約200 CIO)100重量部を
トルエン/メチルエチルヶトンー80/20(重量比)
200重量部に80℃で溶解した。冷却後、多価ジイソ
シアネートとしてトリフェニルメタントリイソシアネー
)50重量部。
エポキシ化合物として“ブナコール”zx−920(長
潮産業■製品)25重量部、エポキシ硬化剤としてP−
P’ジアミノジフェニルメタン20重量部、硬化促進剤
としてベンジルジメチルアミンを1重量部、紫外線吸収
剤として“UV工NUL−D−50(G AF  Co
rporationg品)1.0重量部を添加して十分
に攪拌混合した。
このようにして得られた中間層用組成物溶液を厚さ20
0μのポリエチレンテレフタレートフィルム上に乾燥膜
厚が10μになるようにリバースロールコータで塗布し
、180℃のオープンに2分間通して溶剤の除去と中間
層の熱硬化を行なった。このようにして、中間層を塗布
したフィルム基板を得た。
先に得られた感光層用組成物溶液を膜厚490μとなる
ようにガラス板に流延した。次いで、60℃のオープン
に3時間式れて溶剤を完全に除去した後に、塗膜をガラ
ス板から剥離して感光性シー1を得た。この感光シート
を先に得られた中間層塗布基板に、100℃に加熱され
たラミネートロールを使用して熱圧着した。このように
して。
中間層フィルム基板と感光層が固定された全厚700μ
の感光性樹脂凸版材が得られた。
この版材の感光層表面に実施例1と同じネガフィルムを
密着し、メタルハライドランプからの紫外線で4分間露
光した。次いで、水道水を入れたブラシ式現像装置(水
温25℃)で1分間洗い出しを行なって、未露光部を完
全に除去した。得られたレリーフを調べたところ微細な
部分まで十分に再現しており、レリーフと基板の接着力
も十分であることがわかった。
得られた刷版で印刷テストを行なったが、レリーフ剥離
や中間層膨潤等の問題は見られなかった。
〔発明の効果〕
本発明は2寸法安定な基材と感光性樹脂層を接着するだ
めの中間層組成物として、接着性およびインキ溶剤に対
する耐性が優れた感光性樹脂版材を提供するものである
。これらの性質は、溶剤可溶なポリエステル樹脂を基体
樹脂として、多価イソシアネートと分子中に2個以上の
エポキシ基を有する化合物を併用することによシ、イン
キ溶剤に対する耐性と接着性の相反する性質を併せ持た
せるものである。すなわち、エポキシ樹脂は、それ自体
が熱または硬化剤および触媒の作用によって硬化するこ
とによって中間層に耐溶剤性を付与する作用がある。前
述したように、多価イソシアネートも中間層に耐溶剤性
を付与する働きをもつので、エポキシ樹脂成分の作用は
多価イソシアネーt4分に対して補助的な機能を果たす
。すなわち、多価イソシアネートだけで中間層の耐溶剤
性を十分に向上させようとするならば、大部分のイソシ
アネート基を架橋反応に消費して感光層との接着力発現
に寄与する残存イソシアネート基が不足する。しかし1
本発明ではエポキシ樹脂成分の補助機能によって接着発
現に必要なイソシアネート基を残すことが可能となり、
インキ溶剤に対する耐性と接着性の相反する性質を併せ
持たせることが可能となった。以上のように、従来の感
光性樹脂版材にくらべて優れた性能を有している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エチレン性不飽和結合を有する光重合成分を含有する感
    光性樹脂層を基材上に設けて成る感光性樹脂版材におい
    て、該基材と感光性樹脂層の間に下記のA、BおよびC
    成分を含有する組成物から成る厚さ0.5〜100μの
    中間層を設けたことを特徴とする感光性樹脂版材。 A、有機溶剤に可溶な分子量5000〜50000の飽
    和ポリエステル100重量部。 B、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価
    イソシアネート5〜200重量部。 C、分子中に2個以上のエポキシ基を有する化合物0.
    1〜150重量部。
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