JPS60168689A - 蒸着型ホツトスタムプフイルム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は蒸着型ポットスタムプフイルム、特にメタリ
ック型の転写型着色磁気テープに関する一ｂのである。

蒸着型ホットスタムプフイルムは磁気／Ｊ−ドを製造す
る場合等において、磁気層等を隠蔽するためにアルミニ
ウムやスズや或は亜鉛等の金属を蒸着して熱転写フィル
ムとして使用するものであるが、この金属蒸着層は、使
用時に腐蝕され溶解する現象が認められ、食塩中や酸、
アルカリ雰囲気下ではそのような現象が特に助長される
傾向にある。

例えば、従来のメタリック型の転写型着色磁気テープの
構成は第１図に示ずように、ポリエステル製の塁４４２
上に順次、剥１１１１層３、ＯＰニス層４、着色層５、
蒸着層７、磁気層１１及び接着剤層１２を積層しており
、このうち蒸＠層７は磁気層１１を隠蔽するためのもの
で、アルミニウムまたはスズの熱着金属ＭＩＮＩによっ
°Ｃ構成されるが、この蒸着層７を構成するアルミニウ
ム、スズ、亜鉛はかなり活性化の強い金属であり、イオ
ン雰囲気′トでイオン化し、電気反応を起して閥蝕し一
般的に密着性（接着性）が悪くなり、耐摩耗性やクロス
カットセロハンデーｊ剥離等の磁気デーｊの物理的特性
を低下させる。そこでこの蒸着層７の密着性（接着性）
の不足を補うためにアンカー剤によってアンカ一層６．
８を設けることが多い。このアンカー剤の材質としては
、ビニル系、ノｌクリル系、ウレタン系等の樹脂が使用
される。しかるに、このようなアンカー剤は磁気静特性
や電磁変換特性等の磁気特性はすぐれているが耐酸、耐
アルカリ性、耐溶剤性等の化学強度に問題がある。

また蒸着層の化学強度を改善するために耐湿性に優れた
樹脂（例えばビニリデン樹脂等）をアンカー剤として使
用づることも提案されているが、実用上、満足づべぎ効
果を得るに至っていない。特に食塩水、アルカリ水溶液
、酸性水溶液中ぐの２４１ｉｉＹ浸漬テストぐは蒸着層
は完全に浸され゛【しまう。

このようなことから、磁気デーｊ等の蒸着型ホットスタ
ムプフィルムの物理的強度、化学強度及び磁気特性のす
べてを満足し得る技術の開発が望まれている。

この発１１は上記の如き事情に１みてなされたものであ
って、物理的強度、化学的強度及び磁気特性のリベてを
実用上満足させ得る蒸稍型ホットスタムブフィルムを提
供することを目的とするものである。

この目的に対応して、この発明の蒸着型車ットスタムプ
フィルムは少なくとも磁気層と金属蒸着層との間にアン
カ一層を介在させてなる蒸着型ホットスタムブフィルム
であって、前記アンカ一層を構成Ｊるアンカー剤の主成
分として変性アルキッド系樹脂を使用してなることを特
徴としている。

以下、この発明の詳細な説明する。

この発明の蒸着型ホットスタムブフィルムをメタリック
型の転写型着色磁気テープ１に適用した場合のＭ構造は
第１図に示す通りであって、基材２上に順次、剥１Ｉｌ
１層３、ＯＰニス層４、着色層５、アンカ一層６、蒸着
［１７、アンカー１ＩＩ６．８、磁気層１１、及び接着
剤１１１２を積層して成っている。ここで特に重要なこ
とはアンカ一層８を構成づ６材料である。この発明では
アンカ一層８の材料として変１クアルキッド系樹脂を単
独または硬化剤と０１用して使用Ｊる。ここでいう変性
アルキッド系樹脂は脂肪酸変性アルキッド＠脂または樹
脂変性アルキッド樹脂等を示り。

更にアンカ一層の厚みは電磁変換特性に影響のない０．
５〜２．０μの範囲で充分に特性が得られる。またアン
カー樹脂は樹脂だ１）ぐも効果が得られるが、これに酸
化チタン（Ｔｉ０２）笠の安定１りのある顔料を添加し
てやつ゛【も、同様またはそれ以上の効果が得られる。

また着色層５と蒸着層７との間のアンカ一層６ｂ同じで
ね色層５の６色顔料と蒸着金属とが電気反応をおこしや
Ｊい場合は、同じように処理して効果が得られる。

アンカ一層に使用づる変性アルキッド樹脂は、油変性ア
ルキッド樹脂を基本とし、これに他成分系樹脂ぐ変性し
たものを使用Ｊ゛る。油変性の時の油長は、知油ぐは塗
膜が−く、もろくなりりぎ、また酸化チタン等の顔料分
散が悪く望ましくない。

長油は、塗膜強度が弱く、硬化までに時間がかかり１ぎ
て実用的でなく、本発明に使用づ°る油長は中油が最も
良い結果を示す。

変性用樹脂としては、中油変性アルキッド樹脂単独にも
良好な結果を示１−が、これと相溶性があるものであれ
ば同じように良い結果が得られ、中でも特にスチレン変
性、アクリル変性、スチレンアクリル変性の樹脂が密着
性、耐湿、耐水性、耐食塩水性、耐酸、耐アルカリ性等
に優れた特性を示した。

この他、１ボキシ変性、ポリニスデル変性、ビニル変性
等の樹脂も使用可能である。

この変性アルキッド樹脂は、酸化臆台型なので特に硬化
剤を使用しないが酸化重合を促進させるコバルトを添加
すると、更に良い結果が得られる。

特に重要なこととして、この変性アルキッド樹脂に硬化
剤としてイソシアネートを使用すると従来の変性アルキ
ッド樹脂がもつ塗膜物性より数段と優れた物質が得られ
る。特に、コバルト系硬化剤とともに併用すれば塗膜強
度（密着性、強靭性、耐水性、耐湿性、耐溶剤性、耐薬
品性）が更に向」−される。

更に油変性アルヤツドが主成分であるためこの塗膜は親
油性となり、蒸着金属層と磁気層の間で生じる電気化学
反応を抑制する働きを示し蒸着層の電気Ｍ蝕反応を防止
づる。また、非常に安定性の良い酸化チタンの分ｌｌｌ
１！竹をＪ：クシ通常の白色顔料に比べると約倍位に顔
料含有比率を＾めることがでさ、これにＪこり史に蒸る
層と磁気層の反応を防止づる効果が畠まる。

〈実施例〉 次の条件で本発明を適用したメタリック型の転写型着色
磁気テープを製造し、各種テストを行った。

■、メタリック型の転写型着色磁気テープの層構成 ポリエステル樹脂性基材（２） 剥離層（３）　厚さ０．５μ ＯＰニス層（４）　厚さ１．０μ 着色１１１！（５）　厚さ２．０μ アン力一層（６）　厚さ１．０μ アルミニウム蒸着１１！（７）　厚さ５００’Ａアン力
一層（８）　厚さ１．０μ 磁気層（１１）　厚さ１２μ 接着剤層（１２）　厚さ５μ Ｈ，アンカー剤 変性アルキッド樹脂　５０ｔＪ　（１００％）イソシア
ネート　１２ｇ（１（１０％）コバルトドライｔ７−　
０．２９　（１００％）■、テスト結果 本発明　従来 のもの　品 耐／ｉ！　５００Ｑ　５０００回　磁気ヘッド　適　適
りロスカットセロハンデーブ　適　適 耐湿　（４０℃　９０％　４８日）　適　×耐食塩水（
５％　ＮａＣｌ　４８ｔ−１）　適　×耐アルカリ（１
％　Ｎａ０ｌ」　４８Ｈ）適　×耐酸（５％　ＣＨ３Ｃ
ＯＯ１−１４８１１）適　×耐熱アｔｅｌ−ン（ガーげ
２０回）　適　×以上の説明から明らか通り、この発明
によれば、物理的１１１　、化学的強度及び磁気特性の
すべてを実用上満足させ得る蒸着型ホットスタムプフイ
ルムを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はメタリック型の転写型着色磁気テープの横断面
拡大説明図である。 ２・・・基材　３・・・剥離層　４・・・ＯＰニス層５
・・・着色層　６・・・アンカ一層　７・・・蒸着層８
・・・アンカ一層　１１・・・磁気層　１２・・・接着
剤層 特ｒ（出願人　共同印刷株式会社 代理人弁理士　川　井　治　男

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）少なくとも磁気層と金属蒸上にりとの１〜にアン
   カ一層を介在さけてｈる蒸＠　’ｊＵ　’ｌ’ットスタ
   ムプフイルムであって、前記アンノＪ一層を４Ｆ４成す
   るフｌンカー剤の主成分としく変性ユアルキツ１：系４
   酎１指を使用し′Ｃなることを特徴とする蒸６ハ＋７　
   Ｊ、ツＩ−スタム／フィルム。
2. （２）前記変性ｉ１ル４−ツド系４耐脂を峻１ヒさＵる
   映化剤としてイソシアネーｌ−系硬イヒ作１及びま／、
   ：４よコバル１−系硬化剤を快Ｉｌｌ　Ｌ、　’（なる
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載σ）蒸ｉ型
   ｌｌ−ツ１−スタムプフイルム。