JPS60163981A - 接着剤組成物 - Google Patents

接着剤組成物

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JPS60163981A
JPS60163981A JP1915684A JP1915684A JPS60163981A JP S60163981 A JPS60163981 A JP S60163981A JP 1915684 A JP1915684 A JP 1915684A JP 1915684 A JP1915684 A JP 1915684A JP S60163981 A JPS60163981 A JP S60163981A
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ethylene
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金島 保夫
Masahiro Domoto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は接着剤組成物に関するものであり、さらに詳し
くはエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンとア
ニオン性ポリウレタンエマルジョンとを含有することを
特徴とする、耐熱クリープ性、耐水性および耐溶着卜優
れた接着剤組成物に関するものである。
EVAはプラスチック、紙、アルミニュウム箔などの同
種材料または異種材料間の接着剤として使用されている
。なかでも塩化ビニル樹脂は種々の分野に使用されるた
め、その接着剤に対する要求性能もより高度になり、従
来のエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンでは
この要求を充分満足せしめ得なくなってきている。例え
ば、ステレオおよびテレビのキャビネットに使用されて
いる塩化ビニル樹脂化粧板用、もしくは自動車の内装材
として使用されている発泡ウレタン−塩化ビニル用の接
着剤などは、特に高度の耐熱クリープ性が要求されてい
る。
このような要求に対し、エチレン−酢酸ビニル系共重合
エマルジョンに塩化ビニルエマルルジョンまたは天然ゴ
ム′ラテックスを混合して接着剤の耐熱クリープ性を改
良する試みが特公昭55−42116号公報に記載され
てはいるが十分満足するものではない。
また建材用の塩化ビニル化粧板が水分ないし湿気の多い
水洗廻りなどの個所に使用された場合従来のエチレン−
酢酸ビニル系共重合体エマルジョンでは接着力の低下と
かフクレが発生するなどの問題があり、また、塩化ビニ
ル合板の表面にポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル
などを塗装した高級な塗装化粧合板では塗装剤中の浴剤
などにより接着層がおかされて塩ビシートが剥離したり
フクレが発生する等の問題があつり耐水性および耐溶剤
性も改善された接着剤が要望されていた。このような要
望に対して、酢酸ビニル系エマルジョンにカチオン性ポ
リウレタンとエポキシ樹脂を添加することが知られてい
る(特開昭58−19878号公報)が、この方法によ
る場合には、エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジ
ョンにカチオン性ウレタンを添加した時点でゲル化する
傾向にあり、安定性に欠けるという問題があった。。
本発明者らは、かかる現吠を解決すべく、鋭意検討を行
った結果、特定のエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマ
ルジョンとアニオン性ポリウレタンエマルジョンとを特
定比率で含有せしめた接着剤組成物が著しい耐熱クリー
プ性を示すのみならず著しい耐水性および耐溶剤性を示
すことを見い出し本発明を完成した。
すなわち本発明はエチレン含量5〜40重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンとアニオン性ウ
レタンエマルジョンとの固形分比率が95=5〜50:
50であることを特徴とする接着剤組成物を提供するも
のである。
本発明に用いられるエチレン−酢酸ビニル系共電体中の
エチレン含量は5〜40重量%が必要であり、5重量%
以下では耐熱性が劣ろうここでエチレンと共重合せしめ
る酢酸ビニル系単量体としては、通常酢酸ビニルが用い
られるが、アクリル酸エステル、メタアクリル酸エステ
ル、塩化ビニルなどの共重合可能な単量体を酢酸ビニル
の一部として、あるいはカルボキシル基、エポキシ基、
スルフォン基、水酸基、メチロール基、アルコキシル基
、アミド基などを有する官能基含有ビニル単重体を酢酸
ヒニルの一部として置換して用いてもよく、あるいは両
者を共に置換成分として用いてもよい。この場合、それ
ぞれの直換成分の割合は酢酸ビニル中においてそれぞれ
50重量%以下、10重量%以下である。
また本発明に用いられる上記エチレン−酢酸ビニル系共
重合体は耐熱クリープ性、耐溶剤性からトルエン不溶分
が10]i量%以上が好ましく、特に20重量%以上が
好ましい。
本発明に用いられる上記エチレン−酢酸ビニル系共重体
エマルジョンは通常の乳化重合法により得られる。乳化
分散剤としてはポリビニルアルコールを用いることが、
接着剤組成物とした場合のウェットタック性およびロー
ル等の塗布適性などから好ましい。ポリビニルアルコー
ルとしては一般に乳化分散剤として用いられる平均ケン
化度70〜99.5モル%、平均重合度200〜2,7
00のものが好ましく使用されるが、該ポリビニルアル
コールをカルボン酸、スルフォン酸あるいはグリオキサ
ールなどで変性したポリビニルアルコールであってモ良
い。その使用量はエチレン−酢酸ヒニル系共重合体エマ
ルジョン固形分100部あたり、1−15重量部が好ま
しい。
また乳化分散剤としては、ポリビニルアルコ(5) 一部を上記量使用する他にこれ以外の水溶性高分子であ
るノニオンあるいはアニオン性界面活性などを併用して
も良い。
一方、本発明に使用されるアニオン性ポリウレタンエマ
ルジョンはウレタン樹脂の主鎖または側鎖にスルフォン
酸塩または、カルボン酸塩などを導入して水に乳化させ
しめたものである。
本発明は前記のエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマル
ジョンとアニオン性ポリウレタンエマルジョンとの固形
分重量比率が95:5〜50 : 50であることを特
徴とする接着剤組成物であるが、アニオン性ポリウレタ
ンの比率が5重量%以下では目的とする耐熱クリープ性
耐水性および耐溶剤性が改善されず、50重量%以上で
は、ウェットタック性などが劣り、さらにコスト的にも
好ましくない。
また本発明の接着剤組成物は上記エチレン−酢酸ビニル
系共重合体エマルジョンおよびアニオン性ポリウレタン
エマルジョンの他に、必要に応じてエポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂およびア(6) シリジン化合物などの硬化剤、増粘剤、溶剤、可塑剤、
充填剤などの一般に水性接着剤に使用される添加剤も含
有せしめることができる。
かくして得られた本発明の接着剤組成物は耐熱クリープ
性、耐水性および耐溶剤性に極めて優れる結果、高温に
さらされるステレオ、テレビなどのキャビネット用、水
洗廻りの建材用および塗装化粧合板用の接着に最も適し
た極めて優れた接着剤組成物であり、塩化ビニルフィル
ムおよびシートなどの被着材の他に、ポリスチレン、表
面処理を施したポリエチレン、ポリプロピレンなどのプ
ラスチック素材、紙、繊維および木材などのセルロース
素材、コンクリート、スレートおよび硅カル板などの無
機質素材、アルミニウム箔などの金属素材などの被着材
の同種材料または異種材料間の接着剤として使用される
以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 ケン化度88モル%で平均重合度1700および500
のポリビニルアルコールを酢酸ビニルに対しそれぞれ2
.5部(重量部、以下同様)を用いて乳化重合法により
酢酸ビニル85%(重量%、以下同様)、エチ1/ン1
5このエマルジョンの樹脂固形分100部に対しアニオ
ン性ポリウレタンエマルジョン、ハイトランHW−al
l(大日本インキ化学工業■製、樹脂固形分45%)を
樹脂固形分換算で20部添加しさらにこの混合物100
部に対してトルエン10部を添加して接着剤組成物を調
製した。
この接着剤をラワン合板(JIS、l類厚さ8 rra
n )に1809/rr? (見かけ)の割合テ塗布し
、塩化ビニルシート(半硬質木目ダブリング、厚さ0.
2 mm )を貼り、60 Kg/900cJの圧力、
20℃下で20時間圧締したのち解圧して8日間養生さ
せて塩化ビニル化粧板を作成し、下記の試験を行い結果
をHlに示した。
a)常態接着力試験 20℃下で25rrIIn幅の試験片について180°
角速度200 mm/min で剥離試験を行った。
b)耐水接着力試験 水に20℃下24時間浸漬した後、濡れたままで常態接
着力試験と同様な方法で試験を行った。
C)耐熱クリープ試験 25膿幅の試験片を60℃のオーブン内で90−に50
01の荷重をかけ1時間および24時間後における塩化
ビニルシートの剥離長をめた。
d)耐溶剤性試験 試験片の塩化ビニル面に不飽和ポリエステル樹脂の塗料
をのせて1日放置後に表面状態を観察した。
実施例2 (9) ケン化度88モル%、平均重合度1700のポリビニル
アルコールを酢酸ビニルと塩化ビニルの合量100部に
対して4.5部用い、乳化重合法により酢酸ビニル60
%塩化ビニフルジョンを得た。このエマルジョンを使用
して、実施例1と同様に接着剤組成物を調整し評価を行
い表1の結果を得た。
実施例8 ケン化度88モル%で平均重合度1.700のポリビニ
ルアルコールを酢酸ビニル100部に対し8部とノニオ
ン乳化剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
)1部を用いて酢酸ビニル80%エチレン20%、ポリ
このエマルジョンの樹脂固形分100部に対してアニオ
ン性ポリウレタンエマルジョン、メルシ455(東洋ポ
リマー■製、樹脂固形t1八A 分40%)を樹脂固形分換算で80部添加し、さらにこ
れの混合物100部に対しトルエン6部とポリアクリル
酸ナトリウム2部とを添加して接着剤組成物を調製した
。実施例1と同様な方法で評価を行い表1の結果を得た
実施例4 実施例1で調整した接着剤組成物100部に対してメラ
ミン樹脂、スミレ−ズレジン618(住友化学■製、樹
脂固形分80%)を樹脂固形分換算で2部添加し実施例
1と同様な方法で評価を行い表1の結果を得た。
部を添加して接着剤としての評価を実施例1と同様に行
い表1の結果を得た。
比較例2 酢酸ビニルのみを用いて実施例1と同様に重合を行い、
ポリマーのトルエン不溶分60%、樹脂固形分50%の
エマルジョンを得た。
このエマルジョンにジブチルテレフタレートを5部添加
して接着剤としての評価を実施例1と同様な方法で行い
表1の結果を得た。
固形分100部に対しカチオン性ポリウレタンエマルジ
ョン、メルシ5500(東洋ポリマー■製、樹脂固形分
40%)を固形分換算で20部添加しさらに、この混合
物に対してトルエン10部を添加して接着剤組成物を調
整した。このものは調製直後にゲル状となり接着剤とし
ての評価が不可能であっ′た。
手続補正書(自発) 昭和60年8月5日 1、事件の表示 昭和59年 特許願第 19156 号2、発明の名称 接着剤組成物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名称 (209
)住友化学工業株式会社代表者 土 方 、 武 4、代理人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地住友化学工業株
式会徊内<g;’ニア。
氏名 弁理士(8597)諸石光煕 5、 補正の対□象 明細書全文 6、補正の内容 (1) 明細書全文を別紙のとおり補正する。
以上 明 細 書 ■1発明の名称 接着剤組成物 2、特許請求の範囲 エチレン含量5〜40重t%のエチレン−酢酸ヒニル系
共IF合体エマルジョンとアニオン性ポリウレタンエマ
ルジョンとの固形分重量比率が95;5〜50:50で
あることを特徴とする接着剤組成物 8、 発明の詳細な説明 本発明は接着剤組成物に関するも、のであり、さらに詳
しくはエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンと
アニオン性ポリウレタンエマルジョンとを含有すること
を特徴とする、耐熱クリープ性、耐水性および耐溶剤性
に優れた接着剤組成物に関するものである。
エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンはプラス
チック、紙、アルミニュウム箔などの同種材料または異
種材料間の接着剤として使用されている。なかでも塩化
ビニル樹脂は種々の分野に使用されるため、その接着剤
に対する要求性能もより高度になり、従来のエチレン−
酢酸ビニル系共重合体エマルジョンではこの要求を充分
満足せしめ得なくなってきている。例えば、ステレオお
よびテレビのキャビネットに使用されている塩化ビニル
樹脂化粧板用、もしくは自動車の内装材として使用され
ている発泡ウレタン−塩化ビニル用の接着剤などは、特
に高度の耐熱クリープ性が要求されている。このような
要求に対し、エチレン−酢酸ビニル系共重合エマルジョ
ンに塩化ビニルエマルジョンまたは天然ゴムラテックス
を混合して接着剤の耐熱クリープ性を改良する試みが特
公昭55−42116号公報に記載されてはいるが十分
満足するものではない。
また建材用の塩化ビニル化粧板が水分ないし湿気の多い
水洗廻りなどの個所に使用された場合従来のエチレン−
酢酸ビニル系共重合体エマルジョンでは接肴力の低下と
かフクレが発生するなどの問題があり、また、塩化ビニ
ル合板の表面にポリウレタン樹脂、不飽和ポリエステル
などを塗装した高級な塗装化粧合板では塗装剤中の溶剤
などにより接着層がおかされて塩ビシートが剥離したり
フクレが発生する等の問題がおこり耐水性および耐溶剤
性も改善された接着剤が要望されていた。このような要
望に対して、酢酸ビニル系エマルジョンにカチオン性ポ
リウレタンとエポキシ樹脂を添加することが知られてい
る(特開昭58−19878号公報)が、この方法によ
る場合には、エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジ
ョンにカチオン性ウレタンを添加した時点でゲル化する
傾向にあり、安定性に欠けるという問題があった。
本発明者らは、かかる現状を解決すべく、鋭意検討を行
った結果、特定のエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマ
ルジョンとアニオン性ポリウレタンエマルジョンとを特
定比率で含有せしめた接着剤組成物が著しい耐熱クリー
プ性を示すのみならず著しい耐水性および耐溶剤性を示
すことを見い出し本発明を完成した。
すなわち本発明はエチレン含量5〜40重量%のエチレ
ン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンとアニオン性ウ
レタンエマルジョンとの固形分比率が95:5〜50:
50であることを特徴とする接着剤組成物を提供するも
のである。
本発明に用いられるエチレン−酢酸ビニル系共重合体中
のエチレン含量は5〜40重量%が必要であり、5重量
%以下では低温接着性が劣り、40重量%以上では耐熱
性が劣る。ここでエチレンと共重合せしめる酢酸ビニル
系単量体としては、通常酢酸ビニルが用いられるが、ア
クリル酸エステル、メタアクリル酸エステル、塩化ビニ
ルなどの共重合可能な単量体を酢酸ビニルの一部として
、あるいはカルボキシル基、zボキシ基、スルホン酸基
、水酸基、メチロール基、アルコキシル、基、アミド基
などを有する官能基含有ビニル単量体を酢酸ビニルの一
部として置換して用いてもよく、あるいは両者を共に置
換成分として用いてもよい。この場合、それぞれの置換
成分の割合は酢酸ビニル中においてそれぞれ50重量%
以下、10重量%以下である。
また本発明に用いられる上記エチレン−酢酸ビニル系共
重合体は耐熱クリープ性、耐溶剤性からトルエン不溶分
が10重Ji%以上が好ましく、特に20重量%以上が
好ましい。
本発明に用いられる上記エチレン−酢酸ビニル系共重体
エマルジョンは通常の乳化重合法により得られる。乳化
分散剤としてはポリビニルアルコールを用いることが、
接着剤組成物とした場合のウェットタック性およびロー
ル等の塗布適性などから好ましい。ポリビニルアルコー
ルとしては一般に乳化分散剤として用いられる平均ケン
化度70〜99.5モル%、平均重合度200〜2,7
00のものが好ましく使用されるカ、該ポリビニルアル
コールをカルボン酸、スルホン酸あるいはグリオキザー
ルなどで変性したポリビニルアルコールであっても良い
。その使用量はエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマル
ジョン固形分100部あたり、1〜15重量部が好まし
い。
また乳化分散剤としては、ポリビニルアルコールを上記
量使用する他にこれ以外の水溶性高分子、ノニオンある
いはアニオン性界面活性などを併用しても良い。
一方、本発明に使用されるアニオン性ポリウレタンエマ
ルジョンはウレタン樹脂の主鎖または側鎖にスルホン酸
塩または、カルボン酸塩などを導入して水に乳化させし
めたものである。
本発明は前記のエチレン−酢酸ビニル系共重合体エマル
ジョンとアニオン性ポリウレタンエマルジョンとの固形
分重量比率が95:5〜50:50であることを特徴と
する接着剤組成物であるが、アニオン性ポリウレタンの
比率が5重量%以下では目的とする耐熱クリープ性、耐
水性および耐溶剤性が改善されず、50重量%以上では
、ウェットタック性などが劣り、さらにコスト的にも好
ましくない。
また本発明の接着剤組成物は上記エチレン−酢酸ビニル
系共重合体エマルジョンおよびアニオン性ポリウレタン
エマルジョンの他に、必要に応じてエポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂およびアジリジン化合物などの硬化剤、増粘剤
、溶剤、可塑剤、充填剤などの一般に水性接着剤に使用
される添加剤も含有せしめることができる。
かくして得られた本発明の接着剤組成物は耐熱クリープ
性、耐水性および耐溶剤性に極めて優れる結果、高温に
さらされるステレオ、テレビなどのキャビネット用、水
洗廻りの建材用および塗装化粧合板用の接着に最も適し
た極めて優れた接着剤組成物であり、塩化ビニルフィル
ムおよびシートなどの被着材の他に、ポリスチレン、表
面処理を施したポリエチレン、ポリプロピレンなどのプ
ラスチック素材、紙、繊維および木材などのセルロース
素材、コンクリート、スレートおよび硅カル板などの無
機質素材、アルミニウム箔などの金属素材などの被着材
の同種材料または異種材料間の接着剤として使用される
以下に本発明を実施例により具体的に説明する。
実施例1 ケン化度88モル%で平均重合[1700および500
のポリビニルアルコールを酢酸ビニルに対しそれぞれ2
.5部(重量部、以下同様)を用いて乳化重合法により
酢酸ビニル85%(重量%、以下同様)、エチレン15
%、ポリマーのトルエン不溶分が58%、樹脂固形分5
6%、PEIが5.5のエチレン−酢酸ビニル系共重合
体エマルジョンを得た。このエマルジョンの樹脂固形分
100部に対しアニオン性ポリウレタンエマルレヨン、
ハイトランEIW−811(大日本インキ化学工業物製
、樹脂固形分45%)を樹脂固形分換算で20部添加し
さらにこの混合物100部に対してトルエン10部を添
加して接着剤組成物を調製した。
この接着剤をラワン合板(JIS、1類厚さ8襲)に1
80 P/m2(見かけ)の割合で塗布し、塩化ビニル
シート(半硬質木目ダブリング、厚さ0.211B) 
を貼り、60 K4/90 oc、2の圧力、20℃下
で20時間圧締したのち解圧して8日間養生させて塩化
ビニル化粧板を作成し、下記の試験を行い結果を表1に
示した。
a) 常態接着力試験 20℃下で2511!幅の試験片について180°角速
度200謳/iで剥離試験を行った。
b) 耐水接着力試験 水に20℃下24時間浸漬した後、濡 れたままで常態接着力試験と同様な方法で試験を行った
C) 耐熱クリープ試験 25fi幅の試験片を60℃のオーブン内で90°角に
500?の荷重をかけ1時間および24時間後における
塩化ビニルシートの剥離長をめた。
d) 耐溶剤性試験 試験片の塩化ビニル面に不飽和ポリエ ステル樹脂の塗料をのせて1日放置後に表面状態を観察
した。
実施例2 ケン化度88モル%、平均重合度1700のポリビニル
アルコールを酢酸ビニルと塩化ビニルの合量100部に
対して4.5部用い、乳化重合法により酢酸ビニル60
%、塩化ビニル25%、エチレン15%、ポリマーのト
ルエン不溶分が45%、樹脂固形分52%の共重合体エ
マルジョンを得た。このエマルションを使用して、実施
例1と同様に接着剤組成物を調製し評価を行い結果を表
1に示した。
実施例8 ケン化度88モル%で平均重合1i1700のポリビニ
ルアルコールを酢酸ビニル100部に対し8部とノニオ
ン乳化剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
)1部を用いて酢酸ビニル80%エチレン20%、ポリ
マーのトルエン不溶分が40%、樹脂固形分55%の共
重合体エマルジョンを得た。
このエマルジョンの樹脂固形分100部に対シてアニオ
ン性ポリウレタンエマルジョン、メルシ455(東洋ポ
リマー■製、樹脂固形分40%)を樹脂固形分換算で8
0部添加し、さらにこれの混合物100部に対しトルエ
ン6部とポリアクリル酸ナトリウム2部とを添加して接
着剤組成物を調製した。実施例1と同様な方法で評価を
行い表1の結果を得た。
実施例4 実施例1で調整した接着剤組成物100部に対してメラ
ミン樹脂、スミレ−ズレジン618(住友化学物製、樹
脂固形分80%)を樹脂固形分換算で2部添加し実施例
1と同様な方法で評価を行い結果を表1に示した。
実施例5 ケン化度94モル%、平均重合度1760のポリビニル
アルコールを酢酸ビニル100部に対して4.5部用い
て乳化重合法により、酢酸ビニル85%、エチレン15
%、ポリマーのトルエン不溶分が51%、樹脂固形分5
8%の共重合体エマルジョンを得た。
このエマルジョンの樹脂固形分100 部ニ対してアニ
オン性ポリウレタンエマルジョン、デスモコールKA−
s o 66 (住友バイエルウレタン特製、樹脂固形
分40%)を樹脂固形分換算で15部添加し、これらの
混合物100部に対しトルエン10部とポリアクリル酸
ナトリウム8部を添加して接着剤組成物を調製した。実
施例1と同様な方法で評価を行い結果を表1に示した。
比較例1 実施例1で合成した共重合体エマルジョンに、トルエン
10部を添加して接着剤としての評価を実施例1と同様
に行い表1の結果を得た。
比較例2 酢酸ビニルのみを用いて実施例1と同様に重合を行い、
ポリマーのトルエン不溶分60%、樹脂固形分50彩の
エマルジョンを得た。
このエマルジョンにジブチルテレフタレートを5部添加
して接着剤としての評価を実施例1と同様な方法で行い
表1の結果を得た。
比較例8 実施例1で合成した共重合体エマルジョンに該エマルジ
ョンの樹脂固形分100部に対しカチオン性ポリウレタ
ンエマルジョン、メルシ5500 (東洋ポリマー■製
、樹脂固形分40%)を固形分換算で20部添加しさら
に、この混合物に対してトルエン10部を添加して接着
剤組成物を調整した。このものは調製直後にゲル状とな
り接着剤としての評価が不可能であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. エチレン含量5〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル系
    共重合体エマルジョンとアニオン性ポリウレタンエマル
    ジョンとの固形分重量比率が95=5〜50:50であ
    ることを特徴とする接着剤組成物
JP1915684A 1984-02-03 1984-02-03 接着剤組成物 Granted JPS60163981A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1915684A JPS60163981A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 接着剤組成物

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JP1915684A JPS60163981A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 接着剤組成物

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Publication Number Publication Date
JPS60163981A true JPS60163981A (ja) 1985-08-26
JPH0354149B2 JPH0354149B2 (ja) 1991-08-19

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ID=11991547

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1915684A Granted JPS60163981A (ja) 1984-02-03 1984-02-03 接着剤組成物

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Cited By (11)

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