JPS6047315B2 - 新規なる感圧接着剤 - Google Patents
新規なる感圧接着剤Info
- Publication number
- JPS6047315B2 JPS6047315B2 JP51149240A JP14924076A JPS6047315B2 JP S6047315 B2 JPS6047315 B2 JP S6047315B2 JP 51149240 A JP51149240 A JP 51149240A JP 14924076 A JP14924076 A JP 14924076A JP S6047315 B2 JPS6047315 B2 JP S6047315B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- pressure
- unsaturated carboxylic
- sensitive adhesive
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成樹脂エマルジョンになる感圧接着剤に関す
る。
る。
さらに詳しくはプラスチックをはじめとして広範囲な対
象材料に対して改良された粘着力と接着力とを有するα
−オレフィン−ビニルエステルー不飽和カルボン酸エス
テル共重合体エマルジョンを使用する感圧接着剤を提供
する。従来の感圧接着剤は、合成ゴム、天然ゴム、アク
リル樹脂などの有機溶剤に可溶な基剤に粘着付与物、そ
の他助剤を配合したものが多い。このため基質材料上に
塗布する段階で溶剤による火災発生の原因や、公害上の
種々の問題を引きおこす。そのため溶剤による火災およ
び公害防止の立場から溶剤型の感圧接着剤を水性化する
ことが必要となつている。水性化された感圧接着剤とし
てはアクリル酸の高級アルキルエステルに代表されるア
クリルエステル類、もしくはそれらと酢酸ビニルに代表
されるビニルエステルとの共重合体エマルジョンを基剤
とするものが提案され、既に実用化されている。ところ
がこうしたアクリルエステル系のエマルジョンを基剤と
する感圧接着剤は粘着力という点では好ましいが接着力
とくに極性の小さいプラスチック類に対しては接着力に
乏しくポリオレフィン系のプラスチック容器、シート、
フィルムなどに対しては実用的な接着強度が得られない
のが現状である。
象材料に対して改良された粘着力と接着力とを有するα
−オレフィン−ビニルエステルー不飽和カルボン酸エス
テル共重合体エマルジョンを使用する感圧接着剤を提供
する。従来の感圧接着剤は、合成ゴム、天然ゴム、アク
リル樹脂などの有機溶剤に可溶な基剤に粘着付与物、そ
の他助剤を配合したものが多い。このため基質材料上に
塗布する段階で溶剤による火災発生の原因や、公害上の
種々の問題を引きおこす。そのため溶剤による火災およ
び公害防止の立場から溶剤型の感圧接着剤を水性化する
ことが必要となつている。水性化された感圧接着剤とし
てはアクリル酸の高級アルキルエステルに代表されるア
クリルエステル類、もしくはそれらと酢酸ビニルに代表
されるビニルエステルとの共重合体エマルジョンを基剤
とするものが提案され、既に実用化されている。ところ
がこうしたアクリルエステル系のエマルジョンを基剤と
する感圧接着剤は粘着力という点では好ましいが接着力
とくに極性の小さいプラスチック類に対しては接着力に
乏しくポリオレフィン系のプラスチック容器、シート、
フィルムなどに対しては実用的な接着強度が得られない
のが現状である。
感圧接着剤に要求される性能は種々であるが、最も重要
な点は粘着力と接着力である。
な点は粘着力と接着力である。
この両者は同じような概念と考えがちであるが明らかに
別種のものてあり、粘着力は単に粘着する強さであつて
必すしも粘着力があればそれを剥離するときの抵抗力、
即ち接着力が強いとは限らない。粘着力は感圧接着剤の
粘性の問題てあり、接着力は感圧接着剤の被着体への親
和力の問題てある。本発明者らは粘着力に加えて接着力
も兼備した粘着基剤を種々研究した結果、ある種のα−
オレフインービニルエステル共重合体エマルジョンが有
用であることを見い出し、とくに極性の低いポリオレフ
ィン系のプラスチックに対して好ましい粘着性、すなわ
ち粘着力と接着力を示すことを発見した。しかし広範に
実用化するには低温時の粘着力が不足する場合があり、
他の粘着付与成分の混合が必要であり、その分だけ凝集
力および接着が犠性となり、本来のエチレンー酢酸ビニ
ル共重合体に代表されるα−オレフインービニルエステ
ル共重合体の有するポリオレフィン系プラスチックへの
接着力が損なわれることになる。また、特開昭49−1
24137号には酢酸ビニル含有率50〜90重量%の
エチレンー酢酸ビニル共重合体エマルジョンを粘着基材
とした感圧接着剤の提示があるが、この場合にも粘着増
強剤としてアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂な
どの粘着付与剤およびジエポキシ化合物を多量に混合す
る必要がある。
別種のものてあり、粘着力は単に粘着する強さであつて
必すしも粘着力があればそれを剥離するときの抵抗力、
即ち接着力が強いとは限らない。粘着力は感圧接着剤の
粘性の問題てあり、接着力は感圧接着剤の被着体への親
和力の問題てある。本発明者らは粘着力に加えて接着力
も兼備した粘着基剤を種々研究した結果、ある種のα−
オレフインービニルエステル共重合体エマルジョンが有
用であることを見い出し、とくに極性の低いポリオレフ
ィン系のプラスチックに対して好ましい粘着性、すなわ
ち粘着力と接着力を示すことを発見した。しかし広範に
実用化するには低温時の粘着力が不足する場合があり、
他の粘着付与成分の混合が必要であり、その分だけ凝集
力および接着が犠性となり、本来のエチレンー酢酸ビニ
ル共重合体に代表されるα−オレフインービニルエステ
ル共重合体の有するポリオレフィン系プラスチックへの
接着力が損なわれることになる。また、特開昭49−1
24137号には酢酸ビニル含有率50〜90重量%の
エチレンー酢酸ビニル共重合体エマルジョンを粘着基材
とした感圧接着剤の提示があるが、この場合にも粘着増
強剤としてアルキルフェノールホルムアルデヒド樹脂な
どの粘着付与剤およびジエポキシ化合物を多量に混合す
る必要がある。
一般に感圧接着剤は主として接着力の発揮する基材と粘
着力を付与する粘着付与剤の二成分が中心てあり、その
他に老化防止剤、架橋剤等を配合するがそれらは補助的
成分であり、感圧接着剤としての性能は前記二成分によ
つて決定される。
着力を付与する粘着付与剤の二成分が中心てあり、その
他に老化防止剤、架橋剤等を配合するがそれらは補助的
成分であり、感圧接着剤としての性能は前記二成分によ
つて決定される。
ところて粘着付与剤自体は接着力、凝集力に対してむし
ろ好ましくない効果を示すため出来れば少ない配合量で
所望の粘着力を出すことが望ましい。本発明の目的はα
−オレフインービニルエステル共重合体エマルジョンよ
りなる感圧接着剤に対してさらに改良された粘着力およ
び接着強度を有する共重合体エマルジョンを使用するこ
とを特徴とする感圧接着剤を提供することにある。すな
わち、α−オレフインービニルエステルおよび不飽和カ
ルボン酸エステルを主成分とする共重合体からなり、そ
の単量体組成比率がα−オレフィン5〜3呼量%、ビニ
ルエステル20〜6鍾量%、および不飽和カルボン酸エ
ステル25〜6唾量%からなる共重合体エマルジョンを
使用することによる感圧接着剤を提供する。
ろ好ましくない効果を示すため出来れば少ない配合量で
所望の粘着力を出すことが望ましい。本発明の目的はα
−オレフインービニルエステル共重合体エマルジョンよ
りなる感圧接着剤に対してさらに改良された粘着力およ
び接着強度を有する共重合体エマルジョンを使用するこ
とを特徴とする感圧接着剤を提供することにある。すな
わち、α−オレフインービニルエステルおよび不飽和カ
ルボン酸エステルを主成分とする共重合体からなり、そ
の単量体組成比率がα−オレフィン5〜3呼量%、ビニ
ルエステル20〜6鍾量%、および不飽和カルボン酸エ
ステル25〜6唾量%からなる共重合体エマルジョンを
使用することによる感圧接着剤を提供する。
本発明によれば粘着付与剤を全く用いないか、あるいは
少量の使用で十分な粘着力を発揮するとともに、極性の
小さいプラスチック類に対しても実用上充分な接着強度
を発揮することが特徴てある。
少量の使用で十分な粘着力を発揮するとともに、極性の
小さいプラスチック類に対しても実用上充分な接着強度
を発揮することが特徴てある。
さらに本発明になる感圧接着剤は耐候性などにも優れた
特徴を有する。また、特開昭48−28043号には脂
肪酸及び(又は)脂環式炭化水素中で共重合せしめたエ
チレン(10〜5呼量%)、酢酸ビニル(40〜70重
量%)、少なくとも2個のオレフィン性不飽和分を有す
るモノマー(イ).1〜5重量%)、炭素原子数3〜1
8の脂肪族アルコールのアクリルエステル及び(又は)
炭素原子数3〜18のカルボン酸のビニルエステル(イ
)〜4呼量%、好ましくは25重量%まで)からなる粘
着剤分散液の提示がある。
特徴を有する。また、特開昭48−28043号には脂
肪酸及び(又は)脂環式炭化水素中で共重合せしめたエ
チレン(10〜5呼量%)、酢酸ビニル(40〜70重
量%)、少なくとも2個のオレフィン性不飽和分を有す
るモノマー(イ).1〜5重量%)、炭素原子数3〜1
8の脂肪族アルコールのアクリルエステル及び(又は)
炭素原子数3〜18のカルボン酸のビニルエステル(イ
)〜4呼量%、好ましくは25重量%まで)からなる粘
着剤分散液の提示がある。
例えばベンジンフラクシヨン炭化水素溶剤中で分散安定
剤としてポリイソブチルビニルエーテルの存在下に共重
合したエチレン/酢酸ビニル/トリアリルシアヌレート
/アクリル酸ブチル共重合体の有機溶剤分散液の例があ
る。これに対して、本発明は有機溶剤を使用することな
く、水系エマルジョンであるため有機溶剤を使用すこと
による火災および公害上の問題もない。本発明における
α−オレフィンとは、一般式JCH2=CH−R1(但
しR1は水素或いは炭素数12以下のアルキル基を表わ
す)て表示されるものてあり、エチレン、プロピレン、
ブテンー1、ヘキセンー1、ドデセンー1等が例示され
、特に好ましくはエチレンてある。
剤としてポリイソブチルビニルエーテルの存在下に共重
合したエチレン/酢酸ビニル/トリアリルシアヌレート
/アクリル酸ブチル共重合体の有機溶剤分散液の例があ
る。これに対して、本発明は有機溶剤を使用することな
く、水系エマルジョンであるため有機溶剤を使用すこと
による火災および公害上の問題もない。本発明における
α−オレフィンとは、一般式JCH2=CH−R1(但
しR1は水素或いは炭素数12以下のアルキル基を表わ
す)て表示されるものてあり、エチレン、プロピレン、
ブテンー1、ヘキセンー1、ドデセンー1等が例示され
、特に好ましくはエチレンてある。
また本発明におけるビニルエステルとは、一般式CH2
工・CH−ーー0C0−φ−R3(但しR2,R3,R
4は水素或いは炭素数の合計が18以下のアルキル基を
表わす)で表示されるものであり、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酪゛酸ビニル、ピバリン酸ビニル、ラウ
リ酸ビニル、バーサチツク酸ビニル等が例示され、特に
好ましくは酢酸ビニル又は酢酸ビニルと他のビニルエス
テルの混合物である。
工・CH−ーー0C0−φ−R3(但しR2,R3,R
4は水素或いは炭素数の合計が18以下のアルキル基を
表わす)で表示されるものであり、酢酸ビニル、プロピ
オン酸ビニル、酪゛酸ビニル、ピバリン酸ビニル、ラウ
リ酸ビニル、バーサチツク酸ビニル等が例示され、特に
好ましくは酢酸ビニル又は酢酸ビニルと他のビニルエス
テルの混合物である。
さらに本発明における不飽和カルボン酸エステルとは、
アルキル基の炭素数2〜18のアクリル酸エステルおよ
び(又は)アルキル基の炭素数が4〜18のメタクリル
酸、2塩基性不飽和カルホン酸エステルである。
アルキル基の炭素数2〜18のアクリル酸エステルおよ
び(又は)アルキル基の炭素数が4〜18のメタクリル
酸、2塩基性不飽和カルホン酸エステルである。
さらに具体的にはアクリル酸エステル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリン、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸ステアリル、フマール酸、マレ
イン酸またはイタコン酸のジブチルエステル、ビス(2
−エチルヘキシル)、ジラウリルエステル等およびこれ
らの混合物を使用することができる。これらの中で、特
に本発明において好ましい不飽和カルボン酸エステルと
しては、炭素数が5〜14のアルキル基を有する不飽和
カルボン酸エステル、又はこれと上記の不飽和カルボン
酸エステルとの混合物である。本発明において前記の単
量体組成割合はきわめて重要な部分をなしている。すな
わち、α−オレフィンの含有量が5重量%未満では極性
の小さいプラスチックへの接着力が発揮されず3呼量%
より以上になると粘着力および凝集力が損なわれるため
これ以上は好ましくない。また、構成成分のうちビニル
エステルは接着あるいは感圧接着剤の擬集力に寄与する
成分であり加重量%未満の含有量ではそれらが不足し、
6呼量%より以上ては共重合体が硬くなり粘着力が低下
してくる。さらに、不飽和カルボン酸エステルは25重
量%未満では粘着力が不十分であり、7鍾量%より以上
にすると従来のアクリルエステル系のエマルジョンと同
様の欠点すなわちプラスチックへの接着力が失なわれる
。とくに共重合体中に炭素数5〜14のアルキル基を有
する不飽和カルボン酸エステルを25〜6唾量%含有す
るものが粘着力と接着力との性能において好ましい。本
発明においては上記の共重合体必須の単量体成分以外に
も第4成分として、必須単量体成分の合計の1鍾量%以
下の他の共重合可能な単量体を共重合したものを用いる
ことができる。
ル、アクリル酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル
酸ヘプチル、アクリル酸オクチル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸デシル、アクリル酸ラウリル、
アクリル酸ステアリン、メタクリル酸ブチル、メタクリ
ル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸
ラウリル、メタクリル酸ステアリル、フマール酸、マレ
イン酸またはイタコン酸のジブチルエステル、ビス(2
−エチルヘキシル)、ジラウリルエステル等およびこれ
らの混合物を使用することができる。これらの中で、特
に本発明において好ましい不飽和カルボン酸エステルと
しては、炭素数が5〜14のアルキル基を有する不飽和
カルボン酸エステル、又はこれと上記の不飽和カルボン
酸エステルとの混合物である。本発明において前記の単
量体組成割合はきわめて重要な部分をなしている。すな
わち、α−オレフィンの含有量が5重量%未満では極性
の小さいプラスチックへの接着力が発揮されず3呼量%
より以上になると粘着力および凝集力が損なわれるため
これ以上は好ましくない。また、構成成分のうちビニル
エステルは接着あるいは感圧接着剤の擬集力に寄与する
成分であり加重量%未満の含有量ではそれらが不足し、
6呼量%より以上ては共重合体が硬くなり粘着力が低下
してくる。さらに、不飽和カルボン酸エステルは25重
量%未満では粘着力が不十分であり、7鍾量%より以上
にすると従来のアクリルエステル系のエマルジョンと同
様の欠点すなわちプラスチックへの接着力が失なわれる
。とくに共重合体中に炭素数5〜14のアルキル基を有
する不飽和カルボン酸エステルを25〜6唾量%含有す
るものが粘着力と接着力との性能において好ましい。本
発明においては上記の共重合体必須の単量体成分以外に
も第4成分として、必須単量体成分の合計の1鍾量%以
下の他の共重合可能な単量体を共重合したものを用いる
ことができる。
第4成分とした用いる単量体は種々の単量体が用いられ
るが、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
スチレン、アクリロニトリル、塩化ビニルなどのビニル
モノマーおよびアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
等の不飽和カルボン酸、イタコン酸、マレイン酸および
フマール酸などの多塩基性不飽和カルボン酸のモノエス
テル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド
、N−ブトキシメチルアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド、グリシジル
アクリレート、グリンジルメタアクリレートなどのエポ
キシ基含有ビニル単量体、あるいは2ーヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどのヒドロキ
シ基含有単量体群から選ばれる。これらの第4成分単量
体はエマルジョンの安定化、反応性の付与、架橋性の付
与などの感圧性接着剤としての本来の性質を損なうこと
”なく改良するために用いることができる。本発明に使
用するα−オレフインービニルエステルー不飽和カルボ
ン酸エステル共重合体エマルジョンの製造は、α−オレ
フィン、ビニルエステルおよび不飽和カルボン酸エステ
ルをラジカル重・合開始剤、PH調整剤、乳化剤および
(または)保護コロイドの存在下において水性分散液系
て共重合することにより行なわれる。さらに感圧接着剤
の基剤として使用する本発明のエマルジョンの固型分は
少なくとも3唾量%以ノ上好ましくは45重量%以上の
高固型分てあることが基質材料上に塗布する段階におい
て乾燥負荷が小さくてすむことにより望ましい。前記共
重合体エマルジョンを使用した感圧接着剤は粘着テープ
、粘着シートなどに広く適用できる。
るが、例えばアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、
スチレン、アクリロニトリル、塩化ビニルなどのビニル
モノマーおよびアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸
等の不飽和カルボン酸、イタコン酸、マレイン酸および
フマール酸などの多塩基性不飽和カルボン酸のモノエス
テル、アクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド
、N−ブトキシメチルアクリルアミド、ジアセトンアク
リルアミドなどの不飽和カルボン酸アミド、グリシジル
アクリレート、グリンジルメタアクリレートなどのエポ
キシ基含有ビニル単量体、あるいは2ーヒドロキシエチ
ルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート
、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどのヒドロキ
シ基含有単量体群から選ばれる。これらの第4成分単量
体はエマルジョンの安定化、反応性の付与、架橋性の付
与などの感圧性接着剤としての本来の性質を損なうこと
”なく改良するために用いることができる。本発明に使
用するα−オレフインービニルエステルー不飽和カルボ
ン酸エステル共重合体エマルジョンの製造は、α−オレ
フィン、ビニルエステルおよび不飽和カルボン酸エステ
ルをラジカル重・合開始剤、PH調整剤、乳化剤および
(または)保護コロイドの存在下において水性分散液系
て共重合することにより行なわれる。さらに感圧接着剤
の基剤として使用する本発明のエマルジョンの固型分は
少なくとも3唾量%以ノ上好ましくは45重量%以上の
高固型分てあることが基質材料上に塗布する段階におい
て乾燥負荷が小さくてすむことにより望ましい。前記共
重合体エマルジョンを使用した感圧接着剤は粘着テープ
、粘着シートなどに広く適用できる。
これらの製品はプラスチックフィルム、紙、金属箔など
の基質材料に通常の公知の装置と方法を用いて前記のエ
マツジヨンを塗布することによつて良好な感圧接着特性
を有する製品が得られる。また、前記のエマルジョンを
感圧接着剤として使用する段階において、本来の特性を
損なわない限り粘度調整剤、充填剤また粘着付与剤など
の添加剤、および従来から用いられる合成ゴムラテック
ス、天然ゴムラテックスあるいはアクリル系エマルジョ
ンなどを混合して使用することもできる。
の基質材料に通常の公知の装置と方法を用いて前記のエ
マツジヨンを塗布することによつて良好な感圧接着特性
を有する製品が得られる。また、前記のエマルジョンを
感圧接着剤として使用する段階において、本来の特性を
損なわない限り粘度調整剤、充填剤また粘着付与剤など
の添加剤、および従来から用いられる合成ゴムラテック
ス、天然ゴムラテックスあるいはアクリル系エマルジョ
ンなどを混合して使用することもできる。
以下本発明を実施例によつて説明する。
実施例1
エチレン20重量%、酢酸ビニル2唾量%、およびアク
リル酸2−エチルヘキシル60重量%の組成を有するエ
チレンー酢酸ビニル−アクリル酸2−エチルヘキシル共
重合体エマルジョン(固型分濃度50.3%)をフィル
ム厚25ミクロンのポリエステルフィルムに粘着剤の塗
布厚が乾燥後、25ミクロンになるようにハンドアプリ
ケーターを用いて均一に塗布した後、110゜Cの温風
で3分間乾燥して感圧接着シートを得た。
リル酸2−エチルヘキシル60重量%の組成を有するエ
チレンー酢酸ビニル−アクリル酸2−エチルヘキシル共
重合体エマルジョン(固型分濃度50.3%)をフィル
ム厚25ミクロンのポリエステルフィルムに粘着剤の塗
布厚が乾燥後、25ミクロンになるようにハンドアプリ
ケーターを用いて均一に塗布した後、110゜Cの温風
で3分間乾燥して感圧接着シートを得た。
この感圧接着シートの粘着性能はJ.DOw法(PrO
c.Inst.Rubl)ErInd.,l,lO5(
1954))に準じ、傾斜300のステンレス板上−の
斜面に長さ10cmの感圧接着シートを貼りつけ、釧面
の上方10cmの位置より直径1132インチから1イ
ンチまでの3冴重類の大きさのステンレス製ボールを初
速度0てころがして粘着シート上て停止する最大径の球
の大きさで表示した。球の大きいNO..のものほど瞬
間接着力が強いことを示す。またこの感圧接着シートの
接着性能は、JISR−6253による28幡の耐水研
磨紙でよくみがいたステンレス板に2k9のゴムローラ
ーで圧着を3往復して行ない、圧着したものを20℃、
65%RHの条件下で180圧角の方向に300Tf0
n/分の速度て剥離したときの剥離強度(常態接着力、
単位y/25Tmm)をテンシロン引張試験機によつて
測定した。また、同様な方法でステンレス板の代りに各
種のプラスチック板を被着体にして、それぞれの被着体
に対する常態接着力を測定した。この結果を表1に示す
。
c.Inst.Rubl)ErInd.,l,lO5(
1954))に準じ、傾斜300のステンレス板上−の
斜面に長さ10cmの感圧接着シートを貼りつけ、釧面
の上方10cmの位置より直径1132インチから1イ
ンチまでの3冴重類の大きさのステンレス製ボールを初
速度0てころがして粘着シート上て停止する最大径の球
の大きさで表示した。球の大きいNO..のものほど瞬
間接着力が強いことを示す。またこの感圧接着シートの
接着性能は、JISR−6253による28幡の耐水研
磨紙でよくみがいたステンレス板に2k9のゴムローラ
ーで圧着を3往復して行ない、圧着したものを20℃、
65%RHの条件下で180圧角の方向に300Tf0
n/分の速度て剥離したときの剥離強度(常態接着力、
単位y/25Tmm)をテンシロン引張試験機によつて
測定した。また、同様な方法でステンレス板の代りに各
種のプラスチック板を被着体にして、それぞれの被着体
に対する常態接着力を測定した。この結果を表1に示す
。
実施例2〜7
実施例1と同様にして、各種のα−オレフインービニル
エステルー不飽和カルボン酸共重合体エマルジョンを使
用した感圧接着シートの性能を測定した。
エステルー不飽和カルボン酸共重合体エマルジョンを使
用した感圧接着シートの性能を測定した。
この結果を表1に示す。参考例1〜5
実施例との比較参考するにあたり、各種の共重合体エマ
ルジョンを使用した感圧接着シートの性能を実施例1と
同様な方法で測定した。
ルジョンを使用した感圧接着シートの性能を実施例1と
同様な方法で測定した。
この結果を表1に示す。実施例のα−オレフインービニ
ルエステルー不飽和カルボン酸エステル共重合体エマル
ジョンから得られた感圧接着剤は、まず参考例1のエチ
レンー酢酸ビニル共重合体エマルジョンを使用した感圧
接着剤よりも粘着力および接着力の性能において著しく
優れる性能であることが認められる。
ルエステルー不飽和カルボン酸エステル共重合体エマル
ジョンから得られた感圧接着剤は、まず参考例1のエチ
レンー酢酸ビニル共重合体エマルジョンを使用した感圧
接着剤よりも粘着力および接着力の性能において著しく
優れる性能であることが認められる。
Claims (1)
- 1 (A)一般式CH_2=CH−R_1(但しR_1
は水素或いは炭素数12以下のアルキル基を表わす)で
表示されるα−オレフィンを5−30重量%、(B)一
般式▲数式、化学式、表等があります▼(但しR_2,
R_3,R_4は水素或いは炭素数の合計が18以下の
アルキル基を表わす)で表示されるビニルエステルを2
0〜60重量%、および(C)アルキル基の炭素数が2
〜18のアクリル酸エステルおよび(又は)アルキル基
の炭素数が4〜18のメタクリル酸、2塩基性不飽和カ
ルボン酸のエステルから選ばれる1種又は2種以上であ
る不飽和カルボン酸エステルを25〜60重量%からな
る単量体組成比率を有するα−オレフィン−ビニルエス
テル−不飽和カルボン酸エステル共重合体エマルジョン
を使用することを特徴とする感圧接着剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51149240A JPS6047315B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 新規なる感圧接着剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51149240A JPS6047315B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 新規なる感圧接着剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5373235A JPS5373235A (en) | 1978-06-29 |
JPS6047315B2 true JPS6047315B2 (ja) | 1985-10-21 |
Family
ID=15470937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51149240A Expired JPS6047315B2 (ja) | 1976-12-10 | 1976-12-10 | 新規なる感圧接着剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6047315B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04156105A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Nec Corp | トランジスタ電力増幅器 |
Families Citing this family (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557867A (en) * | 1978-07-03 | 1980-01-21 | Kuraray Co Ltd | Water-based coating composition giving elastic and thick coating film |
JPS57147564A (en) * | 1981-03-06 | 1982-09-11 | Kuraray Co Ltd | Adhesive composition |
JPH0613684B2 (ja) * | 1984-02-20 | 1994-02-23 | 住友化学工業株式会社 | 接着剤 |
DE3531601A1 (de) * | 1985-09-04 | 1987-03-05 | Wacker Chemie Gmbh | Waermefester haftklebestoff |
US4812547A (en) * | 1985-12-11 | 1989-03-14 | National Starch & Chemical Corp. | Pressure sensitive adhesives comprising ethylene vinyl acetate dioctyl maleate terpolymers |
US4753846A (en) * | 1987-02-02 | 1988-06-28 | National Starch And Chemical Corporation | Adhesive compositions for use on vinyl substrates |
US4892917A (en) * | 1987-02-02 | 1990-01-09 | National Starch And Chemical Corporation | Adhesive compositions for use on vinyl substrates |
US4822676A (en) * | 1987-03-16 | 1989-04-18 | National Starch And Chemical Corporation | Pressure sensitive adhesive compositions for use on vinyl substrates |
US4911960A (en) * | 1988-01-19 | 1990-03-27 | National Starch And Chemical Corporation | Laminating adhesive for film/paper microwavable products |
US4908268A (en) * | 1988-03-17 | 1990-03-13 | National Starch And Chemical Corporation | Ethylene vinyl acetate-dioctyl maleate-2-ethylhexyl acrylate interpolymers |
US4939220A (en) * | 1988-03-17 | 1990-07-03 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Ethylene vinyl acetate-dioctyl maleate-2-ethylhexyl acrylate interpolymers |
US4961993A (en) * | 1988-03-17 | 1990-10-09 | National Starch And Chemical Investment Holding Corporation | Ethylene vinyl acetate-dioctyl maleate-2-ethylhexyl acrylate interpolymers |
US4826938A (en) * | 1988-04-21 | 1989-05-02 | National Starch And Chemical Corporation | Substrates coated with pressure sensitive adhesives comprising ethylene vinyl acetate dioctyl maleate polymers |
US4829139A (en) * | 1988-04-21 | 1989-05-09 | National Starch And Chemical Corporation | Pressure sensitive adhesives comprising ethylene vinyl acetate dioctyl maleate terpolymers |
JP2009269956A (ja) * | 2008-05-01 | 2009-11-19 | Chuo Rika Kogyo Corp | 水系エマルジョン型感圧接着剤 |
JP5733672B2 (ja) * | 2013-01-10 | 2015-06-10 | ジャパンコーティングレジン株式会社 | 水系エマルジョン型感圧接着剤 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1925353A1 (de) * | 1969-05-19 | 1970-11-26 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Polyvinylesterdispersionen |
US3697618A (en) * | 1967-03-16 | 1972-10-10 | Nat Starch Chem Corp | Pressure-sensitive adhesive |
JPS4828043A (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-13 | ||
JPS48102850A (ja) * | 1972-04-10 | 1973-12-24 | ||
JPS50133239A (ja) * | 1974-04-10 | 1975-10-22 | ||
JPS5112653A (ja) * | 1974-06-14 | 1976-01-31 | Siemens Ag | Teiatsuhyuuzu |
JPS5140587A (ja) * | 1974-10-03 | 1976-04-05 | Hitachi Cable | Dojikugatakeeburunotanmatsubukeiseihoho |
-
1976
- 1976-12-10 JP JP51149240A patent/JPS6047315B2/ja not_active Expired
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3697618A (en) * | 1967-03-16 | 1972-10-10 | Nat Starch Chem Corp | Pressure-sensitive adhesive |
DE1925353A1 (de) * | 1969-05-19 | 1970-11-26 | Wacker Chemie Gmbh | Verfahren zur Herstellung von Polyvinylesterdispersionen |
JPS4828043A (ja) * | 1971-08-13 | 1973-04-13 | ||
JPS48102850A (ja) * | 1972-04-10 | 1973-12-24 | ||
JPS50133239A (ja) * | 1974-04-10 | 1975-10-22 | ||
JPS5112653A (ja) * | 1974-06-14 | 1976-01-31 | Siemens Ag | Teiatsuhyuuzu |
JPS5140587A (ja) * | 1974-10-03 | 1976-04-05 | Hitachi Cable | Dojikugatakeeburunotanmatsubukeiseihoho |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04156105A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Nec Corp | トランジスタ電力増幅器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5373235A (en) | 1978-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6047315B2 (ja) | 新規なる感圧接着剤 | |
KR101602515B1 (ko) | 저 표면 에너지 접착제 | |
JP5683483B2 (ja) | 天然ゴムおよびポリアクリラート系の感圧接着剤 | |
US5242963A (en) | Pressure sensitive adhesives comprising tackified aqueous vinyl acetate/ethylene/acrylate copolymer dispersions | |
EP2652060B1 (en) | Pressure sensitive adhesives for low surface energy substrates | |
US4713412A (en) | Emulsion polymerized sec-butyl acrylate latexes suitable for use as pressure sensitive adhesives | |
US5760153A (en) | Polar pressure-sensitive adhesives | |
JPH06207151A (ja) | アクリル系感圧接着剤組成物及び両面テープ | |
US4731402A (en) | Floor covering adhesive based on aqueous polymer dispersions | |
JPS6049235B2 (ja) | 感圧性粘着テ−プ | |
JP4351834B2 (ja) | フィルム基材用水性粘着剤組成物 | |
JP4559084B2 (ja) | ゴム‐アクリル接着剤配合物 | |
JPH07138544A (ja) | アクリル系感圧性接着剤組成物 | |
JPS6328949B2 (ja) | ||
JPS5948047B2 (ja) | 共重合体エマルジョンおよびそれを有効成分とする感圧接着剤 | |
JPH0613684B2 (ja) | 接着剤 | |
WO2018189686A1 (en) | Pressure-sensitive adhesive compositions | |
Baraghoosh et al. | Effect of Different Tackifiers on Emulsion-Based Pressure-Sensitive Adhesive (PSA) | |
JPH08253750A (ja) | 再剥離型感圧接着剤とその接着シ―ト類 | |
JPH04161477A (ja) | 感圧接着剤組成物 | |
JPS5879068A (ja) | エマルジヨン型感圧性接着剤 | |
JPH08143843A (ja) | 再剥離用粘着剤とその粘着シ―ト類 | |
JPH03281585A (ja) | アクリル系感圧接着剤組成物 | |
JPH07188621A (ja) | 再剥離型粘着剤組成物 | |
JPH0551566A (ja) | アクリル系感圧性接着剤組成物および感圧性接着テープ、ラベルまたはシート |