JP2000239646A - 突板化粧板用接着剤組成物 - Google Patents

突板化粧板用接着剤組成物

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JP2000239646A
JP2000239646A JP11040216A JP4021699A JP2000239646A JP 2000239646 A JP2000239646 A JP 2000239646A JP 11040216 A JP11040216 A JP 11040216A JP 4021699 A JP4021699 A JP 4021699A JP 2000239646 A JP2000239646 A JP 2000239646A
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resin
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Hirotoshi Noguchi
博敏 野口
Toshiaki Adaka
利明 阿高
Yoshiyasu Kuroyanagi
義康 黒柳
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Shoei Chemical Inc
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Shoei Chemical Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホルムアルデヒドを放散させる材料を含有せ
ず、かつ紙間剥離が生じにくい突板化粧板を与える突板
化粧板用接着剤組成物を提供する。 【解決手段】 本発明の接着剤組成物は、基材と突板と
の間に緩衝紙が配置された構造の突板化粧板の製造にお
いて好適に用いられる接着剤組成物であって、合成樹脂
エマルジョンおよび合成ゴム系ラテックスから選択され
る少なくとも一種の乳濁液(a)と、アミド基を有する
水溶性樹脂(b)とからなり、上記乳濁液(a)の固形
分100重量部に対して上記水溶性樹脂(b)の固形分
0.5〜40重量部を含有することを特徴とする。上記
水溶性樹脂(b)はポリアクリルアミド樹脂であること
が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、突板化粧板の製造
において基材表面に積層構造を形成する際に用いられる
接着剤組成物に関する。本発明の組成物は、基材と突板
との間に突板の干割れ防止用の緩衝紙が配置された突板
化粧板の製造において、この緩衝紙を基材や突板と接着
する用途に特に好適である。本発明の接着剤組成物を用
いることにより、ホルムアルデヒドを放散せず、かつ紙
間剥離が生じにくい突板化粧板を製造することができ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、突板化粧板は、合板、MDF(中
比重ファイバーボード)などの木質基材または珪カル板
などの不燃板(以下、これらをまとめて「基材」とい
う。)の表面に化粧突板を接着して製造され、例えば床
材、壁材などの住宅部材、あるいは家具部材などとして
使用されている。この突板と基材との接着には、合成樹
脂エマルジョン(たとえば酢酸ビニル樹脂エマルジョ
ン)または合成ゴムラテックス(たとえばスチレン−ブ
タジエンラテックス)などの水性接着剤組成物に、ユリ
ア−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン−ホルムアルデヒ
ド樹脂などのアミノ樹脂および増量剤などを配合した接
着剤組成物が用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
て製造された突板化粧板が熱や湿気などの環境変化に曝
されると、基材と突板とでは伸縮の方向および程度が異
なるなどの原因により、これらの接着界面に応力が発生
する。このためしばしば突板に干割れ(クラック)が生
じて美観を損ない、商品価値が低下するという問題があ
った。この干割れ対策として接着剤の組成比の検討、エ
ポキシ樹脂添加の検討などが行われているが、未だ実用
レベルには達していない。
【0004】このため、現在の干割れ対策としては、突
板化粧板の基材と突板との間に不織布、紙などの緩衝材
を挿んで接着することにより応力緩和を図る方法が多く
採用されている。この緩衝材として不織布を用いるとコ
ストアップが大きいため、特に紙(以下、「緩衝紙」と
いう。)を挿む方法が一般的である。しかし、上記のよ
うに緩衝紙を挿んだ構造とすると、基材と緩衝紙、また
緩衝紙と突板とを接着する接着剤が緩衝紙の厚み方向に
十分浸透してない場合、得られた突板化粧板において緩
衝紙がその厚みの途中で層状に剥離する、いわゆる「紙
間剥離」の問題が生じる。
【0005】この紙間剥離を防止するために、水性接着
剤組成物に配合するアミノ樹脂の量を増すことにより、
この接着剤組成物の緩衝紙への浸透性を向上させる方法
が考えられる。しかし、緩衝紙と突板との接着において
接着剤組成物の浸透性が大きすぎると、突板表面(すな
わち、反緩衝紙側)に接着剤が滲み出す恐れがある。通
常、突板表面には美観や保護などの目的で表面塗装が施
されるが、この塗装時において接着剤が突板表面に滲み
出していると表面塗装が不均一になり、突板化粧板の美
観が損われる。このため、アミノ樹脂の増量による紙間
剥離防止には限界がある。さらに、近年はアミノ樹脂を
用いて製造された建築部材からのホルムアルデヒドの放
散が問題となっており、アミノ樹脂の増量どころか、む
しろアミノ樹脂を用いることなく製造された突板化粧板
が望まれている。
【0006】アミノ樹脂を使用しない突板化粧板用接着
剤組成物としては、水性高分子イソシアネート系接着剤
や、硬化型ビニル樹脂エマルジョン系接着剤、硬化型合
成ゴムラテックス系接着剤などが検討されている。しか
し、これらの接着剤はいずれも紙間剥離防止効果に乏し
い。さらに、水性高分子イソシアネート系接着剤の場合
には、二液型であるため硬化剤を混合する手間がかか
る、硬化剤混合時に発泡が起こる、混合後の接着剤は経
時増粘するため可視時間の制約がある、など作業性が悪
いという問題がある。また、イソシアネート系硬化剤の
取り扱いに注意を要する。
【0007】本発明の目的は、ホルムアルデヒドを放散
させる材料を含有せず、かつ基材と突板との間に緩衝紙
が配置された構造の突板化粧板の製造に用いた場合に紙
間剥離が生じにくい突板化粧板が得られる突板化粧板用
接着剤組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、水性接着
剤組成物に所定の水溶性樹脂を適量配合した接着剤組成
物によれば、上記課題を解決できることを見出した。
【0009】すなわち、本発明の請求項1記載の突板化
粧板用接着剤組成物は、突板化粧板の製造において基材
表面に積層構造を形成する際に用いられる接着剤組成物
であって、合成樹脂エマルジョンおよび合成ゴム系ラテ
ックスから選択される少なくとも一種の乳濁液(a)
と、アミド基を有する水溶性樹脂(b)とからなり、上
記乳濁液(a)の固形分100重量部に対して上記水溶
性樹脂(b)の固形分0.5〜40重量部を含有するこ
とを特徴とする。ここで、上記積層構造とは、基材表面
に突板を積層した構造、基材表面に緩衝紙および突板を
積層した構造などを指す。
【0010】本発明の接着剤組成物は、緩衝紙を用いな
い突板化粧板の製造において基材表面に突板を接着する
用途にも使用できるが、緩衝紙を用いた突板化粧板の製
造において緩衝紙と突板との接着および/または緩衝紙
と基板との接着に用いる接着剤組成物として特に有用で
ある。この用途においては、緩衝紙の紙間剥離防止性に
優れるという本発明組成物の特長が発揮されるためであ
る。すなわち、請求項2記載の突板化粧板用接着剤組成
物は、請求項1記載の組成物において、上記突板化粧板
は上記基材と突板との間に緩衝紙が配置された構造であ
り、上記接着剤組成物は上記緩衝紙の接着に用いられる
ことを特徴とする。
【0011】(1)乳濁液(a)について 本発明の組成物における乳濁液(a)に用いられる合成
樹脂エマルジョンとしては、酢酸ビニル樹脂エマルジョ
ン、エチレン−酢酸ビニル樹脂エマルジョン、エチレン
−酢酸ビニル−塩化ビニル樹脂エマルジョン、エチレン
−塩化ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル−アクリル
樹脂エマルジョン、アクリル樹脂エマルジョン、エチレ
ン−アクリル樹脂エマルジョン、アクリル−スチレン樹
脂エマルジョン、アクリル−ウレタン樹脂エマルジョ
ン、ウレタン樹脂エマルジョン、塩化ビニリデン樹脂エ
マルジョンなどが例示される。
【0012】また、合成ゴム系ラテックスとしては、ブ
タジエンラテックス、スチレン−ブタジエンラテック
ス、アクリロニトリル−ブタジエンラテックス、クロロ
プレンラテックスなどが例示される。これらのエマルジ
ョンまたはラテックスにカルボキシル基、N−メチロー
ル基、グリシジル基、アミノ基、アミド基、水酸基など
の官能基を導入した変性エマルジョンまたは変性ラテッ
クスを用いてもよい。上記合成樹脂エマルジョンおよび
合成ゴム系ラテックスから選択される一種または二種以
上を乳濁液(a)として使用することができる。
【0013】本発明における乳濁液(a)の好ましい例
としては、スチレン−ブタジエンラテックスまたはその
変性ラテックスが挙げられ、カルボキシル基を導入した
変性スチレン−ブタジエンラテックスが特に好ましく用
いられる。
【0014】(2)水溶性樹脂(b)について 本発明の組成物における水溶性樹脂(b)は、アミド基
を有するものであって、ポリアクリルアミド樹脂、ポリ
アミドエポキシ樹脂などが例示される。ポリアクリルア
ミド樹脂の市販品としては、荒川化学工業株式会社製の
商品名「ポリストロン117」、住友化学工業株式会社
製の商品名「スミレーズレジンA−215」、昭和高分
子株式会社製の商品名「コーダム15H」、播磨化成工
業株式会社製の商品名「ハーマイドB−15」、星光化
学工業株式会社製の商品名「スターガムA−15」など
があり、ポリアミドエポキシ樹脂の市販品としては住友
化学工業株式会社製の商品名「スミレーズレジン65
0」および「スミレーズレジン675」、荒川化学工業
株式会社製の商品名「アラフィックス100」、昭和高
分子株式会社製の商品名「ポリフィックス301」、播
磨化成工業株式会社製の商品名「ハーマイドPY−55
0」などがある。本発明においては、請求項3記載のよ
うに、ポリアクリルアミド樹脂を用いることが好まし
い。
【0015】(3)配合比について 本発明の接着剤組成物においては、乳濁液(a)と水溶
性樹脂(b)との配合比を、乳濁液(a)の固形分10
0重量部に対して水溶性樹脂の固形分(b)0.5〜4
0重量部(より好ましくは1〜25重量部、さらに好ま
しくは2〜20重量部)の範囲とする。水溶性樹脂
(b)の配合比が0.5重量部未満では、接着剤組成物
の緩衝紙への浸透性が不足するため、紙間剥離防止効果
が充分に発揮されない。一方、水溶性樹脂(b)の配合
比が40重量部を超えると、緩衝紙と基材や突板との接
着性、耐水性などが不十分となり、また接着剤組成物の
浸透性が高くなりすぎて突板表面にまで滲み出し、これ
により突板化粧板の意匠性が損なわれる恐れがある。
【0016】(4)その他成分について 本発明の接着剤組成物は、上記必須成分以外に、乳濁液
(a)中の樹脂または水溶性樹脂(b)に含まれる官能
基と反応しうる架橋剤として、エポキシ樹脂、アミノ系
樹脂、酸無水物、グリオキザール樹脂、ポリエチレンイ
ミン樹脂、無水マレイン酸系共重合樹脂などを含有する
ことができる。これらの架橋剤の使用により、接着力の
向上、硬化時間の短縮などの効果が得られる。架橋剤の
添加量は特に限定されないが、通常は上記必須成分の固
形分100重量部に対して架橋剤の有効成分が0.1〜
30重量部(より好ましくは0.5〜15重量部)とな
る量を用いることが好ましい。
【0017】また、増量剤、隠蔽剤などとして、小麦
粉、米粉、コーンスターチ、木粉などの有機質粉末およ
び/または炭酸カルシウム、タルク、クレー、水酸化ア
ルミニウム、ホワイトカーボンなどの無機質粉末を配合
してもよい。本発明の接着剤組成物には、接着性能など
を損なわない範囲内でさらに他の成分を配合してもよ
く、たとえば亜硫酸塩、重亜硫酸塩、メタ重亜硫酸塩、
チオ亜硫酸塩などの亜硫酸塩類またはこれとエチレンジ
アミン四酢酸(またはその塩)からなる安定化剤;消泡
剤、防腐剤、香料、増粘剤などを使用可能である。
【0018】本発明の接着剤組成物は、乳濁液(a)と
水溶性樹脂(b)とが予め混合された一液型接着剤組成
物として製造、保管および使用を行ってもよく、また乳
濁液(a)と水溶性樹脂(b)とを使用時に混合する二
液型接着剤組成物として製造、保管および使用を行って
もよい。通常は、化粧板製造時の作業性に優れることか
ら、一液型とすることが好ましい。製造時または使用時
に各成分を混合する際には、スクリュー式縦型ミキサ
ー、横型ニーダーなどを用いて組成物が均一になるまで
攪拌すればよい。
【0019】(5)突板化粧板について 本発明の接着剤組成物により製造される突板化粧板に用
いられる基材としては、合板、MDF(中比重ファイバ
ーボード)、パーティクルボードなどの木質基材、また
は珪カル板、パルプセメント板などの不燃板などが例示
される。本発明の組成物は、基材表面に突板を接着す
る用途、基材表面に緩衝紙を接着する用途、緩衝紙
と突板とを接着する用途のいずれにも適する。特に、
およびの用途のいずれか一方または両方(両方である
ことがより好ましい)に用いる場合には、本発明の特長
が有効に生かされるため好ましい。この組成物により接
着される緩衝紙の秤量は特に限定されないが、通常は1
8〜42g/m2の範囲であり、18〜35g/m2の範
囲であることが好ましく、18〜30g/m2の範囲で
あることがより好ましい。秤量18g/m2以上の緩衝
紙を用いて製造された突板化粧板においては、この緩衝
紙と基板との接着に本発明の接着剤組成物を用いたこと
による紙間剥離防止効果が顕著に現れる。
【0020】この接着剤組成物を用いて突板化粧板を製
造する際には、たとえばスプレッダーなどの塗布機を用
いて接着剤組成物を基材に塗布し、ホットプレスなどに
より接着すればよく、作業工程は従前の方法通りに行え
ばよい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、実施例及び比較例により本
発明をさらに具体的に説明する。
【0022】(1)接着剤組成物の調製 (接着剤組成物1)カルボキシ変性スチレン−ブタジエ
ン合成ゴムラテックス(旭化成工業株式会社製、商品名
「A−7610」、固形分濃度49重量%)100重量
部(固形分換算で49重量部)に対して、ポリアクリル
アミド樹脂水溶液(荒川化学工業株式会社製、商品名
「ポリストロン117」、固形分濃度15重量%)20
重量部(固形分換算で3重量部)を添加混合した。さら
に、この混合物100重量部(有姿)に対して、小麦粉
50重量部、水40重量部、および架橋剤としての水溶
性エポキシ樹脂(坂本薬品工業株式会社製、商品名「S
R−GLG」)4重量部を添加混合して接着剤組成物1
を得た。この組成物1は、乳濁液(a)の固形分100
重量部に対して水溶性樹脂(b)の固形分6.1重量部
を含有する。以下、これを(as)/(bs)=100/
6.1と表す。
【0023】(接着剤組成物2)組成物1に用いたカル
ボキシ変性スチレン−ブタジエン合成ゴムラテックス1
00重量部(固形分換算で49重量部)に対して、ポリ
アミドエポキシ樹脂水溶液(住友化学工業株式会社製、
商品名「スミレーズレジン675」、固形分濃度25重
量%)20重量部(固形分換算で5重量部)を混合し
た。さらに、この混合物100重量部(有姿)に対し
て、小麦粉50重量部、水40重量部、および実施例1
で用いた水溶性エポキシ樹脂4重量部を添加混合して接
着剤組成物2を得た。この組成物2は(as)/(bs
=100/10.2である。
【0024】(接着剤組成物3)組成物1に用いたカル
ボキシ変性スチレン−ブタジエン合成ゴムラテックス1
00重量部(固形分換算で49重量部)、および水性ウ
レタン樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製、商品名
「HW−333」、固形分濃度40重量%)25重量部
(固形分換算で10重量部)に対して、組成物1の調製
に用いたポリアクリルアミド樹脂水溶液30重量部(固
形分換算で4.5重量部)を添加混合した。さらに、こ
の混合物100重量部(有姿)に対して、小麦粉50重
量部、水40重量部、および実施例1で用いた水溶性エ
ポキシ樹脂4重量部を添加混合して接着剤組成物3を得
た。この組成物3は(as)/(bs)=100/7.6
である。
【0025】(接着剤組成物4)組成物1に用いたカル
ボキシ変性スチレン−ブタジエン合成ゴムラテックス1
00重量部(固形分換算で49重量部)、およびイソブ
チレン−無水マレイン酸共重合樹脂(株式会社クラレ
製、商品名「イソバン110」)の20重量%水溶液5
0重量部(固形分換算で10重量部)に対して、組成物
1の調製に用いたポリアクリルアミド樹脂水溶液60重
量部(固形分換算で9重量部)を添加混合した。さら
に、この混合物100重量部(有姿)に対して、小麦粉
50重量部、水40重量部、および実施例1で用いた水
溶性エポキシ樹脂1重量部を添加混合して接着剤組成物
4を得た。この組成物4は(as)/(bs)=100/
18.4である。
【0026】(接着剤組成物5)ポリアクリルアミド樹
脂を添加しなかった点以外は組成物1の調製と同様にし
て、比較例としての接着剤組成物5を得た。すなわちこ
の組成物5は、特許請求の範囲に記載の成分(b)を含
有しない。
【0027】(接着剤組成物6)ポリアクリルアミド樹
脂の添加量を1重量部(固形分換算で0.15重量部)
とした点以外は組成物1の調製と同様にして、比較例と
しての接着剤組成物6を得た。この組成物6は(as
/(bs)=100/0.3である。
【0028】(接着剤組成物7)ポリアクリルアミド樹
脂の添加量を150重量部(固形分換算で45重量部)
とした点以外は組成物1の調製と同様にして、比較例と
しての接着剤組成物7を得た。この組成物7は(as
/(bs)=100/45.9である。
【0029】(接着剤組成物8)ポリアクリルアミド樹
脂に代えてポリビニルアルコール水溶液(ポリビニルア
ルコールのケン化度88%、重量平均分子量1,70
0、固形分濃度15重量%)100重量部(固形分換算
で15重量部)を添加混合し、他の点は組成物1の調製
と同様にして、比較例としての接着剤組成物8を得た。
すなわちこの組成物8は、特許請求の範囲に記載の成分
(b)を含有しない。
【0030】(接着剤組成物9)カルボキシ変性スチレ
ン−ブタジエン合成ゴムラテックス(松栄化学工業株式
会社製、商品名「LB−320」、固形分濃度42重量
%)120重量部、ユリア−メラミン共縮合樹脂水溶液
(松栄化学工業株式会社製、商品名「エスレジンSA−
22」、固形分濃度52重量%)80重量部、小麦粉1
00重量部、水60重量部および塩化アンモニウム1重
量部を添加混合して、比較例としての接着剤組成物9を
得た。この組成物9は、水性接着剤組成物にアミノ樹脂
および増量剤を配合した従来の接着剤組成物に相当す
る。
【0031】(2)性能評価 得られた接着剤組成物1〜9を用いて、次の作業工程に
より突板化粧板1〜9を作成した。すなわち、まず基材
に接着剤組成物を塗布し緩衝紙を載せて圧着ロールで圧
着する。この緩衝紙の上に再度、基材に塗布したものと
同種の接着剤組成物を塗布し、突板を載せてホットプレ
スで加熱および加圧を行って突板化粧板を得た。作業条
件は以下のとおりである。
【0032】[接着条件] 基 材;12mm厚のラワン合板 緩衝紙;25g/m2オーバーレイ紙 突 板;0.25mmホワイトオーク板 接着剤塗布量;基材と緩衝紙との接着 100g/m2
(有姿) 緩衝紙と突板との接着 75g/m2(有姿) 接着条件;温度110℃、圧力0.7MPaで45秒間
の加熱圧着 養 生;温度23℃で1日間
【0033】得られた突板化粧板に対して下記〜の
試験を行った。その結果を表1に示す。 滲み出し試験 突板表面に接着剤が滲み出して表面塗装に影響を与えな
いかどうかを調べるため、突板化粧板の表面にワイピン
グ塗料を塗布し、ウェスで拭き取ってワイピング塗装し
た後、目視にてワイピング塗料の塗りムラを観察するこ
とにより滲み出し汚染の程度を調べた。評価結果は以下
の3段階で示す。 ○:滲み出し汚染が認められない。 △:僅かに滲み出し汚染が認められる。 ×:滲み出し汚染が甚だしい。
【0034】日本農林規格(JAS)1類浸せき剥離
試験 75mm角の試験片を沸騰水中に4時間浸せきした後、
60±3℃で20時間乾燥し、再度沸騰水中に4時間浸
せきした後、60±3℃で3時間乾燥し、接着層の剥離
長さを測定する。接着層の剥離しない部分の長さがそれ
ぞれの側面において50mm以上の場合を合格、50m
m未満の場合を不合格とする。なお、表1においては合
格を○、不合格を×で表した。
【0035】JAS 2類浸せき剥離試験 75mm角の試験片を70±3℃の温水中に2時間浸せ
きした後、60±3℃で3時間乾燥し、接着層の剥離長
さを測定する。接着層の剥離しない部分の長さがそれぞ
れの側面において50mm以上の場合を合格、50mm
未満の場合を不合格とする。なお、表1においては合格
を○、不合格を×で表した。
【0036】紙間剥離試験 試験片の端部において、25mmの平型のヘラを緩衝紙
の層に差し込んで突板を端から10〜20mm剥離させ
る。剥離させた突板を持って接着層に対して直角に引っ
張る。このとき、紙間剥離する場合と突板が材料破壊す
る場合とがあるので、紙間剥離が生じた部分の長さを計
測する。各突板化粧板につき8回試験を行い、紙間剥離
長さの平均値にて評価する。評価結果は下記の3段階で
表した。 ○:紙間剥離長さの平均値が15mm未満。 △:紙間剥離長さの平均値が15mm以上25mm未
満。 ×:紙間剥離長さの平均値が25mm以上。
【0037】JAS ホルムアルデヒド放散量試験 150mm×50mmの試験片を10枚ずつ作成し、デ
シケーター法によりホルムアルデヒド放散量(mg/リッ
トル)を測定した。なお、各突板化粧板の基材として用い
た合板のホルムアルデヒド放散量は0.1mg/リットルで
ある。
【0038】
【表1】
【0039】表1に示すように、本発明の接着剤組成物
を用いて製造された突板化粧板1〜4は、突板表面への
滲み出しがなく、耐水接着力にも優れ、紙間剥離防止性
も良好であった。また、これらの化粧板のホルムアルデ
ヒド放散量はいずれも0.5mg/リットルを大きく下回
り、JASにおけるF−1規格(平均値0.5mg/リッ
トル以下)を十分に満たしていた。
【0040】これに対して、接着剤組成物1からポリア
クリルアミドを除いた組成である接着剤組成物5により
製造された化粧板5は紙間剥離防止性が不十分であり、
ポリクリルアミドの添加量が本発明範囲よりも少ない組
成物6により製造された化粧板6も紙間剥離防止性が低
かった。一方、ポリアクリルアミドの添加量が本発明範
囲よりも多い組成物7により製造された化粧板7では、
紙間剥離防止性は良好であったが滲み出し汚染が見ら
れ、1類浸漬剥離試験の結果が示すように耐水性も低下
した。また、アミド基を有する水溶性樹脂に代えてポリ
ビニルアルコールを添加した組成物8により製造された
化粧板8では耐水性が低下し、しかも十分な紙間剥離防
止効果は得られなかった。そして、従来の接着剤組成物
に相当する組成物9により製造された化粧板9では、接
着性および紙間剥離防止性は良好であったが、やや滲み
出し汚染が見られ、しかもアミノ樹脂を配合しているこ
とからホルムアルデヒド放散量が著しく多かった。
【0041】なお、本発明においては、前記具体的実施
例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の
範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の接着剤組
成物は、突板化粧板に用いられる緩衝紙に対して適度に
浸透し硬化することにより紙間剥離を防止する。また、
この組成物はアミノ系樹脂等のホルムアルデヒドを放散
させる材料を含有せず、かつ耐水接着性に優れるので、
住宅部材、家具部材などに利用される突板化粧板の製造
に好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒柳 義康 愛知県名古屋市熱田区六野1丁目3番18号 松栄化学工業株式会社名古屋工場内 Fターム(参考) 4J040 CA051 CA071 CA081 CA151 DA031 DA051 DA061 DB061 DC041 DC051 DC071 DE021 DE031 DF041 DF102 EC432 EF001 EF181 GA22 JA03 LA06 MA08 MA09 NA13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突板化粧板の製造において基材表面に積
    層構造を形成する際に用いられる接着剤組成物であっ
    て、 合成樹脂エマルジョンおよび合成ゴム系ラテックスから
    選択される少なくとも一種の乳濁液(a)と、アミド基
    を有する水溶性樹脂(b)とからなり、上記乳濁液
    (a)の固形分100重量部に対して上記水溶性樹脂
    (b)の固形分0.5〜40重量部を含有することを特
    徴とする突板化粧板用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 上記突板化粧板は上記基材と突板との間
    に緩衝紙が配置された構造であり、上記接着剤組成物は
    上記緩衝紙の接着に用いられる請求項1記載の突板化粧
    板用接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 上記水溶性樹脂(b)はポリアクリルア
    ミド樹脂である請求項1または2記載の突板化粧板用接
    着剤組成物。
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