JP2000289147A - 木質系材料とアルミ材との積層体 - Google Patents

木質系材料とアルミ材との積層体

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JP2000289147A
JP2000289147A JP11098960A JP9896099A JP2000289147A JP 2000289147 A JP2000289147 A JP 2000289147A JP 11098960 A JP11098960 A JP 11098960A JP 9896099 A JP9896099 A JP 9896099A JP 2000289147 A JP2000289147 A JP 2000289147A
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Koji Higuchi
晃司 樋口
Kaichiro Murakami
嘉一郎 村上
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Eidai Co Ltd
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    • B27NMANUFACTURE BY DRY PROCESSES OF ARTICLES, WITH OR WITHOUT ORGANIC BINDING AGENTS, MADE FROM PARTICLES OR FIBRES CONSISTING OF WOOD OR OTHER LIGNOCELLULOSIC OR LIKE ORGANIC MATERIAL
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐水接着性、耐熱接着性、接着作業性、作業
環境、及びコストのすべてを満足する木質系材料とアル
ミ材との積層体を得る。 【解決手段】 木質系材料10とアルミ材12とを水溶
性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤11
により貼り合わさせて積層体を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質系化粧材や木
質系床暖房用材料などとして用いられる木質系材料とア
ルミ材との積層体に関する。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボード、MDF、OSBの
ような加工木質材や合板のような木質系材料の表面にア
ルミ箔やアルミ板のようなアルミ材を貼り付けて木質系
化粧材とすること、及び、上記のような木質系材料にア
ルミ板を均熱板として貼り付けてガス温水式あるいは電
気ヒータ式の木質系床材を構成することは知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようといる課題】アルミ材を積層した積
層体を木質系化粧材あるいは木質系床材などとして製品
化する場合には、当然に、貼り付け積層面の高い耐水接
着性や耐熱接着性が要求され、また、貼り付け作業性及
び作業環境が良好なこと、低コストで製品が得られるこ
とも求められる。アルミ材に関しては、アルミニウムは
難接着性であることから、高い接着性を得るために、木
質系材料の表面にアルミ材を貼り付けるに際して、通
常、クロム酸−硫酸エッチングのような表面処理を施す
必要があり、大きな作業負担となっている。
【0004】また、用いる接着剤の種類、接着方法、接
着条件も限られており、現在、アクリル系接着剤、水性
ビニルウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、酢酸ビニ
ル系接着剤のような接着剤が主に使用されてはいるが、
例えばアクリル系接着剤は、常温での接着性に優れるな
どの利点はあるものの、耐水接着性、耐熱接着性の点で
問題を有している。また、水性ビニルウレタン系接着剤
は、耐水接着性、耐熱接着性では優れているものの、高
温で発泡する問題を抱えており塗布量の管理が難しく、
また、イソシアネートの反応性が高い理由から、可使時
間が短いという不都合を抱えている。さらに、作業終了
後の洗浄性が良好でなく、また、イソシアネートが人体
に有害であることから、作業環境が良好とはいえない。
エポキシ系接着剤は金属に対する接着性は良好であり接
着剤としては優れているもののきわめて高価であり、コ
スト上の問題がある。酢酸ビニル系接着剤は耐熱性や耐
水性に欠けるというような不都合がある。
【0005】さらに、溶剤系接着剤は、一般に、作業現
場環境が問題となる不都合を抱えており、また、水性2
液タイプのものは混合の手間、混合不良などの問題を抱
えている。架橋剤としてエチレンイミンなどを用いる接
着剤は反応性に富み、接着性に優れる利点があるが、そ
のような架橋剤は人体に有害である場合があり、やはり
問題を残している。
【0006】上記のように、現在、木質系材料にアルミ
材を接着剤を用いて貼り付けて積層体を製造するに際し
ては、耐水接着性、耐熱接着性、接着作業性、作業環
境、あるいはコストなどの面で、何らかの不都合を抱え
ており、すべてにおいて満足するものはあり得ないもの
とされているのが実状である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、木質系材
料とアルミ材との積層体を製造するに際し生じている上
記のような不都合を解消する手段を模索すべく多くの実
験と研究を行う過程において、接着剤として水溶性かつ
一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤を用いるこ
とにより、耐水接着性、耐熱接着性、接着作業性、作業
環境、及びコストのすべての面で満足した積層体が得ら
れるという、驚くべき事実を知った。
【0008】本発明は、上記知見に基づくものであり、
本発明による積層体は、木質系材料とアルミ材とが水溶
性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤によ
り貼り合わされていることを特徴とする。本発明におい
て、木質系材料は、従来の木質系化粧材あるいは木質系
床材の基材として用いられている、パーティクルボー
ド、MDF、OSBのような加工木質材あるいは合板の
ような任意の木質系材料であってよく、制限はない。
【0009】本発明において、アルミ材は、従来の木質
系化粧材あるいは木質系床材の基材に貼り付けられてい
るアルミ材をすべて含むものであり、厚さ10〜200
μm程度のアルミ箔、アルミフィルム、及び、ガス温水
式あるいは電気ヒータ式の木質系床材において従来均熱
板として貼り付けられる厚さ0.2〜5mm程度のアル
ミ板なども含まれる。
【0010】本発明において、水溶性かつ一液タイプの
耐水木工用酢酸ビニル系接着剤とは、合板の練り合わ
せ、集成材の化粧貼り、フラッシュパネル化などの木工
用途において主に用いられる、初期接着性、作業性に優
れ、かつ、耐水性・耐熱性を有する接着剤であり、酢酸
ビニルモノマーを主成分とし、エチレン、アクリル、ウ
レタン、ゴム成分などで変性し、耐水性のあるポリビニ
ルアルコール(エパール、アセトアセチル化ポパール)
で乳化された接着剤である。
【0011】接着に際しては、上記接着剤を木質系材料
あるいはアルミ材の一方又は双方にスプレッダーのよう
な通常の塗布手段により塗布し、両者を通常の圧力(8
kg/cm2程度であってよい)でコールドプレスすれ
ばよい。水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル
系接着剤は、安価であり、人体に悪影響を与えるような
溶剤や揮発成分を含まないので、作業環境はきわめて良
好である。また、単に塗布し圧着するだけであり、作業
性も良好である。さらに、後記する実施例に示されるよ
うに、十分な耐水接着性及び耐熱接着性が得られる。
【0012】好ましくは、水溶性かつ一液タイプの耐水
木工用酢酸ビニル系接着剤は、(a)ポリビニルアルコ
ールを保護コロイドに持つ耐水木工用酢酸ビニル系接着
剤であるか、(b)他のビニルモノマーによって変性さ
れた酢酸ビニル樹脂を持つ耐水木工用酢酸ビニル系接着
剤であるか、(c)架橋機能を有する金属塩を含有する
耐水木工用酢酸ビニル系接着剤である。
【0013】(a)の接着剤では、ポリビニルアルコー
ルがアルミ表面との密着性を向上させる利点があり、
(b)の接着剤では、変性させることにより、耐熱性、
耐水性、あるいは弾性を自由に変えられる利点があり、
また、(c)の接着剤では、金属塩がアルミ表面と錯体
をつくり密着性を向上させる利点がある。
【0014】さらに好ましくは、水溶性かつ一液タイプ
の耐水木工用酢酸ビニル系接着剤には、アルミ材への濡
れ性を向上させるために、溶剤及び/又は揮発性界面活
性剤がそれぞれ0.1〜10重量%さらに添加される。
溶剤は、トルエンなどであってよく、揮発性界面活性剤
は、アセチレン系アルコールなどであってよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。先
ず、木質系材料としてパーティクルボードを用いた実施
例(実施例1〜4)と比較例(比較例1〜3)を示す。 〔実施例1〕PVA(ポリビニルアルコール)を保護コ
ロイドとした水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビ
ニル系接着剤に架橋機能を有する金属塩(塩化アルミニ
ウム)を添加し、さらにアルミへの濡れ性を向上させる
ためにトルエンを5%添加した。図1に示すように、1
2mmパーティクルボード10に前記接着剤11を8g
/尺角になるように塗布し、50μmアルミ箔12を貼
った後、8kg/cm2で2時間コールドプレスした。
【0016】〔実施例2〕アセトアセチル化変性PVA
を保護コロイドとした水溶性かつ一液タイプの耐水木工
用酢酸ビニル系接着剤を用いた。12mmパーティクル
ボードに前記接着剤を8g/尺角になるように塗布し、
50μmアルミ箔を貼った後、8kg/cm2で2時間
コールドプレスした。
【0017】〔実施例3〕酢酸ビニルがアクリルモノマ
ーで変性されている水溶性かつ一液タイプの耐水木工用
酢酸ビニル系接着剤を用いた。12mmパーティクルボ
ードに前記接着剤を8g/尺角になるように塗布し、5
0μmアルミ箔を貼った後、8kg/cm2で2時間コ
ールドプレスした。
【0018】〔実施例4〕PVAを保護コロイドとした
水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤
に架橋機能を有する金属塩(塩化アルミニウム)を添加
し、さらにアルミへの濡れ性を向上させるために揮発性
界面活性剤(アセチレン系アルコール)を0.1%添加
した。12mmパーティクルボードに前記接着剤を8g
/尺角になるように塗布し、50μmアルミ箔を貼った
後、8kg/cm2で2時間コールドプレスした。
【0019】〔比較例1〕水性ビニルウレタン系接着剤
を用いた。12mmパーティクルボードに前記接着剤を
8g/尺角になるように塗布し、50μmアルミ箔を貼
った後、8kg/cm2で2時間コールドプレスした。
作業中かなりの粘度増加が見られ上記作業が非常に行い
づらかった。
【0020】〔比較例2〕アクリル系接着剤を用いた。
12mmパーティクルボードに前記接着剤を8g/尺角
になるように塗布し、50μmアルミ箔を貼った後、8
kg/cm2で2時間コールドプレスした。作業雰囲気
中アクリル臭が漂い、作業環境が非常に悪かった。
【0021】〔比較例3〕一般の酢酸ビニル系接着剤を
用いた。12mmパーティクルボードに前記接着剤を8
g/尺角になるように塗布し、50μmアルミ箔を貼っ
た後、8kg/cm2で2時間コールドプレスした。上
記の実施例1〜4及び比較例1〜3について、下記の試
験を行った。その結果を表1と表2に示す。
【0022】180度剥離試験 各試料から100×25mmの試験体を切り出し、アル
ミ箔を基材(パーティクルボード)に対して180度方
向に剥離させ、基材とアルミ箔を試験器のつかみに取り
付ける。そのまま180度方向に引張、接着強度を求め
た。なお、引張速度は200mm/minとした。この
試験方法は、JIS6854接着剤の剥離接着強さ試験
方法に準じている。
【0023】耐熱180度剥離試験 上記180度剥離試験体を80℃雰囲気中に3時間曝し
た直後の耐熱引張試験を行った。なお、引張速度は20
0mm/minとした。この試験方法は、JIS685
4接着剤の剥離接着強さ試験方法に準じている。
【0024】2類浸漬剥離試験 各試料から75mm平方の試験片を作製する。試験片を
70℃±3℃の温水中に2時間浸漬した後、60℃±3
℃の温度で3時間乾燥する。試験後に、剥離しない部分
がそれぞれの側面において50mm以上であるとき合格
とした。この試験方法は、JAS普通合板の日本農林規
格に準じている。
【0025】1類浸漬剥離試験 各試料から75mm平方の試験片を作製する。試験片を
沸騰水中に4時間浸漬した後、60℃±3℃の温度で2
0時間乾燥し、再び沸騰水中に4時間浸漬した後、60
℃±3℃の温度で3時間乾燥する。試験後に、剥離しな
い部分がそれぞれの側面において50mm以上であると
き合格とした。この試験方法は、JAS普通合板の日本
農林規格に準じている。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】次に、木質系材料として合板を用いた実施
例(実施例5〜8)と比較例(比較例4〜6)を示す。 〔実施例5〕PVAを保護コロイドとした水溶性かつ一
液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤に架橋機能を
有する金属塩(塩化アルミニウム)を添加し、さらにア
ルミへの濡れ性を向上させるためにトルエンを5%添加
した。図2に示すように、12mm合板20に前記接着
剤11を8g/尺角になるように塗布し、50μmアル
ミ箔12を貼った後、さらに、アルミ箔上に前記接着剤
11を8g/尺角になるように塗布し、2.7mm合板
21を乗せた後、8kg/cm2で2時間コールドプレ
スした。
【0029】〔実施例6〕アセトアセチル化変性PVA
を保護コロイドとした水溶性かつ一液タイプの耐水木工
用酢酸ビニル系接着剤を用いた。12mm合板に前記接
着剤を8g/尺角になるように塗布し、50μmアルミ
箔を貼った後、さらに、アルミ箔上に前記接着剤を8g
/尺角になるように塗布し、2.7mm合板を乗せた
後、8kg/cm2で2時間コールドプレスした。
【0030】〔実施例7〕酢酸ビニルがアクリルモノマ
ーで変性されている水溶性かつ一液タイプの耐水木工用
酢酸ビニル系接着剤を用いた。12mm合板に前記接着
剤を8g/尺角になるように塗布し、50μmアルミ箔
を貼った後、さらに、アルミ箔上に前記接着剤を8g/
尺角になるように塗布し、2.7mm合板を乗せた後、
8kg/cm2で2時間コールドプレスした。
【0031】〔実施例8〕PVAを保護コロイドとした
水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤
に架橋機能を有する金属塩(塩化アルミニウム)を添加
し、さらにアルミへの濡れ性を向上させるために揮発性
界面活性剤(アセチレン系アルコール)を0.1%添加
した。12mm合板に前記接着剤を8g/尺角になるよ
うに塗布し、50μmアルミ箔を貼った後、さらに、ア
ルミ箔上に前記接着剤を8g/尺角になるように塗布
し、2.7mm合板を乗せた後、8kg/cm2で2時
間コールドプレスした。
【0032】〔比較例4〕水性ビニルウレタン系接着剤
を用いた。12mm合板に前記接着剤を8g/尺角にな
るように塗布し、50μmアルミ箔を貼った後、さら
に、アルミ箔上に前記接着剤を8g/尺角になるように
塗布し、2.7mm合板を乗せた後、8kg/cm2
2時間コールドプレスした。作業中かなりの粘度増加が
見られ上記作業が非常に行いづらかった。
【0033】〔比較例5〕アクリル系接着剤を用いた。
12mm合板に前記接着剤を8g/尺角になるように塗
布し、50μmアルミ箔を貼った後、さらに、アルミ箔
上に前記接着剤を8g/尺角になるように塗布し、2.
7mm合板を乗せた後、8kg/cm2で2時間コール
ドプレスした。作業雰囲気中アクリル臭が漂い、作業環
境が非常に悪かった。
【0034】〔比較例6〕一般の酢酸ビニル系接着剤を
用いた。12mm合板に前記接着剤を8g/尺角になる
ように塗布し、50μmアルミ箔を貼った後、さらに、
アルミ箔上に前記接着剤を8g/尺角になるように塗布
し、2.7mm合板を乗せた後、8kg/cm2で2時
間コールドプレスした。上記の実施例5〜8及び比較例
4〜6について、下記の試験を行った。その結を表3と
表4に示す。
【0035】引張せん断試験 各試料から、アルミと合板との接着層において単板の繊
維方向と引張荷重が平行になるように25×80mmの
試験片を作製し、これに試験面積が25×25mmとな
るように基材の表面と裏面からアルミと合板との接着層
まで切り込みを入れ、状態のまま引張試験に共する。な
お、引張速度は10mm/minとした。この試験方法
は、JAS普通合板の日本農林規格に準じている。
【0036】耐熱引張せん断試験 引張試験せん断試験片を80℃の雰囲気中に3時間曝し
た後の耐熱引張試験も行った。なお、引張速度は10m
m/minとした。この試験方法は、JAS普通合板の
日本農林規格に準じている。 2類浸漬剥離試験 前記2類浸漬剥離試験と同様に行った。 1類浸漬剥離試験 前記1類浸漬剥離試験と同様に行った。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】なお、表3及び表4において、( )内は
木破率を示している。表1から表4を比較すればわかる
ように、実施例品は、比較例品と比べて、高い耐水接着
性及び耐熱接着性を示している。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、耐水接着性、耐熱接着
性、接着作業性、作業環境、及びコストのすべてを満足
する木質系材料とアルミ材との積層体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による積層体の一例を示す斜視図。
【図2】本発明による積層体の他の例を示す斜視図。
【符号の説明】
10…木質系材料(パーティクルボード)、11…水溶
性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤、1
2…アルミ箔、20、21…木質系材料(合板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09J 129/04 C09J 129/04 4J040 131/04 131/04 Z S E04F 15/18 E04F 15/18 X // F24D 19/00 F24D 19/00 E Fターム(参考) 2B200 AA01 BB06 CA11 EE13 EF05 FA24 HB02 2B250 AA05 BA06 BA07 CA11 DA04 EA02 EA13 FA21 FA31 GA03 2B260 AA02 AA03 BA01 BA13 CB01 CB04 CD03 DA01 DA08 DB03 DC04 DC05 DD02 EA04 EB06 EB19 EB21 3L073 BB03 BB06 4F100 AB10B AB33 AK21C AK21G AK22C AK22G AL06C AL06G AP00A BA03 BA07 BA10A BA10B CA18C CA18G CB00 CB01C CB01G EC18 EH46 GB07 GB08 HB00 JB07C JB07G JB09C JB09G JJ03 JL05 JL11 JM01C JM01G YY00G 4J040 DD022 DE021 DE031 JA03 JA12 KA38 LA07 LA08 LA11 MA02 MA08 NA12

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質系材料とアルミ材とが水溶性かつ一
    液タイプの耐水木工用酢酸ビニル系接着剤により貼り合
    わされていることを特徴とする積層体。
  2. 【請求項2】 水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸
    ビニル系接着剤が、ポリビニルアルコールを保護コロイ
    ドに持つ耐水木工用酢酸ビニル系接着剤であることを特
    徴とする請求項1記載の積層体。
  3. 【請求項3】 水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸
    ビニル系接着剤が、他のビニルモノマーによって変性さ
    れた酢酸ビニル樹脂を持つ耐水木工用酢酸ビニル系接着
    剤であることを特徴とする請求項1記載の積層体。
  4. 【請求項4】 水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸
    ビニル系接着剤が、架橋機能を有する金属塩を含有する
    耐水木工用酢酸ビニル系接着剤であることを特徴とする
    請求項1記載の積層体。
  5. 【請求項5】 水溶性かつ一液タイプの耐水木工用酢酸
    ビニル系接着剤が、アルミ材への濡れ性を向上させるた
    めに、溶剤及び/又は揮発性界面活性剤がそれぞれ0.
    1〜10重量%さらに添加されている請求項2ないし4
    いずれか記載の耐水木工用酢酸ビニル系接着剤であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の積層
    体。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5いずれか記載の積層体
    を用いて作られる木質系化粧板。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5いずれか記載の積層体
    を用いて作られる木質系床暖房用材料。
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