JPS60161948A - 変性カルボン酸アリルエステル - Google Patents

変性カルボン酸アリルエステル

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JPS60161948A
JPS60161948A JP1575984A JP1575984A JPS60161948A JP S60161948 A JPS60161948 A JP S60161948A JP 1575984 A JP1575984 A JP 1575984A JP 1575984 A JP1575984 A JP 1575984A JP S60161948 A JPS60161948 A JP S60161948A
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JP
Japan
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acid
allyl alcohol
caprolactone
modified
carboxylic acid
Prior art date
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Pending
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JP1575984A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Okitsu
清 興津
Takaaki Murai
孝明 村井
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Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
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Publication date
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はぎ一カプロラクトンで変性されたアリルエステ
ル化合物、更に詳しくは、耐熱性、電気特性に優れ、か
つ可続性、密着性の改良されたジアリルフタレート系樹
脂を与える6−カプロラクトン変性アリルエステル化合
物に関する。
アリルエステル化合物の中で最もよく使用されているジ
アリルフタレート系樹脂は1軍者用として1951年に
アメリカで開発されてから既に50年経過したが、その
優れた耐熱性、電気特性、寸法安定性のために現在でも
電子lf4科、化粧板等の分野で広く使われている。
しかしながらジアリルフタレート系樹脂は硬くてもろく
、かつ密着性が悪いという欠点を有しているため、その
浸れた耐熱性%電気特性、寸法安定性にもかかわらず、
使用分野が限られているのが現状である。この欠点を克
服するために一般には不飽和ポリエステル樹脂等の添加
が行なわれているか、このような添加方法では。
ジアリルフタレート系樹脂の特徴である耐熱性、電気特
性、寸法安定性が大巾に低下するという欠点がある。
そこで本発明者等はかかるジアリルフタレート系樹脂の
欠点を改良せんと鋭意&f究した結果。
ε−カプロラクトンでff1ilされたモノカルボン酸
又は多価カルボン酸のアリルエステルあるいはそのプレ
ポリマーはジアリルフタレート系樹脂の一成分として用
いることによシジアリル7タレート系樹脂の耐熱性、電
気tR性をほとんど損なうことなく、可撓性、低温特性
、密層性に優れたジアリル、フタレート系樹脂が得られ
ることを見い出して本発明を完成させた。
すなわち本発明は 一般式 (式中Rは1〜2個の芳香環を有する芳香族炭化水素基
、又は4〜37の炭素伯を有する脂環式炭化水素基、あ
るいは炭素数1〜60の炭素数を有する飽和又は不飽和
脂肪族基である。
nnn 及びれ、は0又は1〜50の整数で1.2.S
その和は1〜50である。
mum 及びm4は0又は1であシその相は1 2 5
1 1〜4である。)で表わされる変性カルボン酸アリルエ
ステルに関する。
本発明の変性カルボン酸アリルエステル馨製造する方法
としては (1) アリルアルコールにε−カプロラクトンを開場
付加してC−カプロラクトン変性アリルアルコールとし
、このg−カプロラクトン変性アリルアルコールとカル
ボン酸又はその無水物とのエステル化反応によシ製造す
る方法。
(2) 上記C−カプロラクトン変性アリルアルコール
とカルボン酸エステルとのエステル交換反応により製造
する方法。
(3) カルボン酸にC−カプロラクトンを開城付加し
て尊−カプロラクトン変性カルボン酸とし、このε−カ
プロラクトン変性カルボン酸とアリルアルコールとのエ
ステル化反応により製造する方法。
(4) カルボン酸又はその無水物あるいはそのエステ
ル、アリルアルコールおよび6−カプロラクトンを一度
に反応させて製造する方法。
が挙げられる。
しかしいずれの製造方法を採用するにしても1−カプロ
ラクトン又はオキシカプロン酸とアリルアルコールおよ
び有機カルボン酸又は多価カルボン酸あるいはその無水
物又はエステルとの反応によって製造されるものである
本発明の化合物を製造するのに必俊な成分である6−カ
プロラクトンはシクロヘキサノンを過酢酸でバイヤー・
ビリガー反応によって酸化することによって工業的に製
造されている。e−カプロラクトン以外に4員環のプロ
ピオラクト/等他のラクトン類を本発明の特徴を損なわ
ない限シにおいてε−カプロラクトンに併用することも
可能である。
一方アリルアルコールはプロピレンオキシドを異性化す
ることによって工業的に製造されている。
本発明に用いるモノカルボン酸または多価カルボン酸と
し【は、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イン酪酸、吉草酸
、イン吉草酸、ピノ(ル酸、ラクリン#、、+リスチン
酸、)(ルミチン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、クロトン酸、オレイン酸、リノール酸、リル
ン酸、シクロヘキセンカルボン酸、メチルシクロヘキ七
ンカルボン酸、安息香酸、トルイル酸、シニウ酸、マロ
ン酸、コノ)り酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、マレイン
酸、フマル酸、シ)ラコン酸、メサコン酸、ナジック酸
、ヘット#li、ブト2ヒドロンタル酸、へキサヒドロ
フタル酸、6−メチルテトラヒドロフタル酸、5−メチ
ルへキサヒドロフタル酸、フタル酸、インフタル酸、テ
レフタル酸、メチルテレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、テトラクロル7タル酸、テトラブロム7タル酸、
1,5−ジメチル−1,2゜5−シクロヘキサントリカ
ルボン酸、1−カルボキシ−4−メチルシクロヘキシル
コハク酸、トリメリット酸、トリメシン酸、メチルシク
ロヘキセンテトラカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾ
フエノンテトラカルボン酸等を挙げることができる。さ
らにはこれらの酸無水物あるいは低級アルコールのエス
テルを用いることもできる。
上記+1) 、 +21の製造法におけるg−カプロラ
クト7変性アリルアルコールの合成に関し、アリルアル
コールへの6−カプロラクトンの付加量は、アリルアル
コール90へ5重量部に対してε−カグロラクトン10
〜95隻量部な用いる。
その理由は少なすぎる場合は目的とする元方な可撓性を
得ることが出来ず、反対に多すぎる場合には樹脂が柔ら
かくなり過ぎるからである。
アリルアルコールの水酸基へのC−カプロラクトンの開
環付加反応は100〜170℃、好ましくは140−1
50℃で行なう。100℃より低い場合は反応速度が小
さく、また170℃よシ高い場合にはアリルアルコール
が沸騰し反応系外に逃げてしまうため、共に好ましくな
いO この反応には触媒を用いることが好ましい。
触媒としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピ
ルチタネート、テトラエテルチタネート等のチタン化合
物、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチル
スズシラクレート等の有機スズ化合物、さらには塩化第
1スズ、臭化第1スズ、ヨク化第1スズ等のハロゲン化
スズ化合物を用いることが出来る。使用量は11000
ppから0.01 ppm 、好ましくは500 pp
mから0・2 ppmである。
反応は無溶剤で行なっても良いし、トルエン、キシレン
、メチルエチルケトン、メチルインブチルケトン等の活
性水素を持たlよい溶剤中で行なっても良い。ただし、
エステル結合を有する溶剤は好ましくない。その理由は
反応中にポリカプロラクトンのエステル基とエステル交
換反応を起こし、アリルアルコールに結合していないポ
リカプロラクトンの生成が予想されるからである。
またC−カプロラクトン変性アリルアルコールはアリル
アルコールとω−オキシカプロン酸とのエステル化反応
によって得ることも可能である。
本発明でのエステル化反応は通常の方法で行なうことが
出来る。例えば反応混合物中のエステル化反応の際に生
ずる水分を系外に除くために加熱した反応混合物中へ不
活性ガスを通したシ、あるいはそれと−緒に上記水分が
共梯混台物として蒸留によって除去されるトルエン、キ
シレンのような適当な不活性溶剤の存在下で100℃か
ら250℃まで加熱して行なっても良い。好ましくは生
成するエステル化合物においてカルボン酸末端および水
酸基末端の割合がエステル化合物19につき水酸化カリ
ウムの量がそれぞれ10〜以下、20IIv以下であり
、そして特に好ましくはそれぞれ1〜(酸価1)以下、
5 my (水酸基価5)以下になるまて反応な続ける
エステル化反応の際に通常使用される触媒、例えば硫f
i、P−)ルエンスルホン酸、リン酸、スズ酸、塩化亜
鉛、塩化アルミニウム、酢酸亜鉛、酸化鉛、テトライン
グロビルチタネート、テトラブチルチタネート、有機ス
ズ化合物等を。
必資に応じ上記混合物へ加えても良い。使用される触媒
の意は反応混合物の全重量に対して0.0001重量%
から2重量%の範囲が適当である。
本発明でのC−カプロラクトン変性アリルアルコールと
カルボン酸エステルとのエステル交換反応は通常の方法
で行なうことが出来る。本発明で用いられるカルボン酸
エステルとしてはメチルエステル、エチルエステル、プ
ロピルエステル、ブチルエステル、オクチルエステルな
どを挙げることができるが、エステル交換の際の脱アル
コールの容易さから、好ましくはメチルエステル、エチ
ルエステルが用いられる。
かかるエステル交換反応で用いられるエステル交換触媒
としては、酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸マ
ンガン、酢酸亜鉛等の有機カルボン酸の金属塩、酸化ア
ンチモン等の金属酸化物、およびテトラメチルチタネー
ト、テトラエテルチタネート、テトラエテルチタネート
、テトラブチルチタネート等の有機チタン化合物等が挙
げられ、使用量は反応物九対してlppm〜1.0%が
適当である。
反応は1−カプロラクトン変性アリルアルコールの水酸
基に対して0.9〜1.5倍当麓のカルボン醜エステル
を混合し、エステル交換触媒を添加し、120℃〜25
0℃で生成するアルコールを反応系外に除去しながら反
応を行なう。
アルコールの生成がなくなったならば減圧で過剰のカル
ボン酸エステルを蒸留し、反応系外に除去することによ
って目的物を得ることができる。
以上の如き方法で得られた本発明の質性カルボン酸アリ
ルエステルおよびそれから誘導されるそのプレポリ−t
r−は、それ自身硬化させたり。
ジアリルフタレート樹脂の改質剤として用いたシ、不飽
和ポリエステルの一成分として用いる等広範な用途に使
用して優れた性能を発揮するものである。
以下実施例なもって本発明を説Ql[るが、これによっ
て本発明を限定するものではない。なお例中の部数は重
量部を表わす。
実施例1 窒素導入管、温度計、冷却管、攪拌装置を備えた214
ツロフ、ラスコにアリルアルコール290部、6−カプ
ロラクトン1710部、テトラブチルチタネート0.0
20部を仕込み%閘素雰囲気下140〜150℃で約6
時間反応させることにより未反応C−カグロラクトン0
.52wt%のラクトン変性アリルアルコールを得た。
得られた2クトン変性アリルアルコールは次の性状を有
していた。
外観(APHA)80 酸 価CWKOH/I) 0.96 oH価(lvKOH/J’) 140.5粘 度(OP
/25℃)58.8 次に窒84人管、温度計、冷却管、脱水管、攪拌装置を
備えた245ツロフラスコに、上記ラクトン変性アリル
アルコール880部、無水7タル$148.テトラブチ
ルチタネートα105部を仕込み、窒素気流下160へ
210℃で脱水エステル化反応を行なった。約40時間
反応させてラクトン変性ジアリルフタレート組成物を得
た。
得られたラクトン変性ジアリルフタレート組成物は次の
性状を有していた。
外鋭CAPRA) 250 酸 価(ダKOH/Ii) 0.85 oH価(ダxoH/#) 2.s 実施例2 実施例1と同様なフラスコ内に上記ラクトン変性アリル
アルコール880部、7タル酸ジメチル256.5部、
テトラブチルチタネー)(L114部を仕込み、N2気
流下150〜210℃でエステル交換反応を行なった。
約13時間で脱メタノールが終了し、続いて減圧丁未反
応7タル酸ジメチルな留去して、ラクトン変性ジアリル
フタレート組成物な得た。
得られたラクトン変性ジアリルフタレート組成物は次の
性状を有していた。
外観(APHA) 120 酸 価(IIvKos/I) 0.94OH価(qxo
H/l 3.5 未反応7タル酸ジメチル 0.52重量%実施例5 実施例1と同様なフラスコ内にアリルアルコール65.
8部、C−カプロラクト1570部、アジピン酸146
部、テトラブチルチタネート0.0078fllを仕込
み、i1素雰囲気下140〜150℃で約6時間反応さ
せた*180〜240℃で約20時間反応さセてラクト
ン変性アジピン酸ジアリルエステル組成物を侍た。 ゛
得られたラクトン変性アジピン酸ジアリルエステル組成
物は次の性状を有していた。
外 観(APHA) i 50 酸 価(ダKOH/11) 0.72 oH価(ダKOH/E) 4.2 出願人代理人 古 谷 馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式 (式中Rは1〜2個の芳香環を有する芳香族炭化水素基
    又は4〜37の炭素数を有する脂環式炭化水素基、ある
    いは炭素数1〜5゜の炭素数を有する飽和又は不飽和脂
    肪族基である。 nl、n2.nB、及びn4は0又は1へ50の整数で
    、その和は1〜50である。 111 、m 2.町、及びm4は0又は1であシその
    相は1〜4である。〕で表わされる涙性カルボン酸アリ
    ルエステル。
JP1575984A 1984-01-31 1984-01-31 変性カルボン酸アリルエステル Pending JPS60161948A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5164122A (en) * 1988-04-18 1992-11-17 The Lubrizol Corporation Thermal oxidatively stable synthetic fluid composition
JP2007177159A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Arakawa Chem Ind Co Ltd 新規脂環式化合物、その製造法、当該化合物の重合体、光学材料、電子材料およびレンズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5164122A (en) * 1988-04-18 1992-11-17 The Lubrizol Corporation Thermal oxidatively stable synthetic fluid composition
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