JPS60136755A - 静電潜像現像用乾式現像剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、正帯電性キャリアと負帯電性トナーとから成
る静電潜像現像用乾式現像剤に関する。

上記現像剤を電子写真複写機に適用する場合に、キャリ
ア粒子とトナー粒子とを混合攪拌し、その摩擦帯電によ
って両者を静電吸着させ、これを静電潜像にカスケード
させるかあるいは磁力でブラシ状に配列させて静電潜像
に摺擦させることによシ現像を行っている。

ところが、トナー粒子は現像に伴って消費されるものの
、キャリア粒子が消費されずにそのまま繰シ返して使用
されることになるため、現像剤を長期間にわたって使用
するに伴い、現像に寄与しないトナー、いわゆるスペン
トトナーがキャリア粒子の表面に融着するようになシ、
それに起因し、トナー粒子を摩擦帯電させるキャリア粒
子の能力が低下して現像画像の濃度低下やカブリを発生
するなど、画像に悪影響を及はす欠点があり、現像剤の
寿命が短くて早期に交換せざるを得ない欠点があった。

そこで、スペントトナーのキャリア粒子表面への融着を
防止して現像剤の寿命を長くするために、特公昭５４−
１６２１９号公報や特開昭５６−９２５４２号公報で示
されるように、トナーに、シリカやアルミナなどを添加
して後処理したものがあるが、負帯電性トナーを用いる
現像剤においてこの様な処理を行うと、コピーの繰返し
に伴って帯電量が上昇し、それに起因して画像濃度の低
下やキャリア粒子の付着を発生する欠点が経験された。

本発明は、上記の点に鑑み、流動性良好で、コピーの繰
返しにかかわらず帯電量の安定した現像剤を捉供できる
ようにすることを目的とする・ 本発明は、上記目的を達成するために、四頭に記載した
現像剤において、負帯電性トナーに、後処理剤として疎
水性シリカ微粉末と疎水性酸化チタン微粉末とを、両像
粉末の重量比が１：５〜１：１になる状態で添加しであ
ることを特徴とする。

つま勺、種々の実験の結果、疎水性シリカ微粉末のみを
添加した場合には、前述のようにコピーの繰返しに伴っ
て帯電量が上昇する欠点がちシ、そして、疎水性酸化チ
タン微粉末のみを添加した場合には、初期帯電量が低く
なりすぎ、トナーの飛散が多くて実用化できない欠点が
あシ、更に、親水性の後処理剤では処理直後と放置後の
帯電量の変化が大きくなる欠点があシ、大々において各
種の欠点があるものの、疎水性シリカ微粉末と、単独で
は使用できないものと考えられる疎水性酸化チタン微粉
末の両者を所定の重量比で添加することによシ、両者夫
々の欠点を互いに効果的に補って良好な結果が得られる
でおろうことを見出すに至ったのである。

即ち、詳述すれば、初期帯電量の低下や、流動性の低下
を、疎水性シリカ微粉末の添加によって抑制し、そして
、コピーの繰シ返しに伴って帯電量が上昇するという疎
水性５／リカ微粉末の欠点を、疎水性酸化チタン微粉末
のもつ、帯電量を低下させようとする特性を利用して防
止し、全体として、流動性良好で、コピーの繰り返しに
かかわらず帯電量の安定した現像剤が得られるものと考
えられるのである一 上記負帯電性トナーとしては、熱可塑性樹脂に着色剤を
分散してなるものであシ、また、それら以外に、電荷制
御剤として、クロム含金油溶性染料なども必要に応じて
含有されるものである。

熱可塑性樹脂としては、スチレンアクリル系ｍ脂、ポリ
エステル樹脂、メタクリ／Ｉ／樹脂、及び、それらの各
種誘導体、並びに、それらの混合物が使用できる。

以下、実施例、比較例及び比較実験結果について説明す
る。

〔実施例１〕 Ｏ熱可葱性ポリエステ／Ｌ’樹脂　１００重π部５分子
量（Ｍｎ：約６１００．Ｍｙ：約２０．２！；００）Ｏ
カ−ポ：ｙプｑッ１ＭＡ１００　ＩＩ重ｈ１部（ヨ菱化
成工業社ｆＲ） ０スビロングフツクＴＯＨ、３重量部 （作土ケ谷化学社＃） Ｏビヌコール５ｔｏｐ　３重量部 （三洋化成工業社製） 以上の原料をヘンシェルミキサーで良く混合した後、ニ
軸押出混練機で混練、冷却後に粗粉砕してジェット粉ｖ
ｔ−ｍと風力分級機により粉砕分級して粒径弘〜コＯμ
ｍ、平均粒子径／　／、ｊ　Ｊｉｍのトナーを得た・　
これをトナーＡとする。

〔実施例２〕 熱可塑性ポリエステル樹脂を熱可塑性スチレンアクリル
酸エステル樹脂多分子ｉｌｌ　（Ｍ　ｎ　：約り！；０
０．ＭＷ：約２７ｊｒ００　）に代えた以外は実施例１
と同様にして粒径！−２０μｍ、平均粒子径／／、５μ
ｍのトナーを得た。　これをトナーＢとする。

上記トナ―Ａに以下の後処理剤を所定量、あるいは適宜
組合わせによシ所定量づつ添加混合してサンプルトナー
慮／〜／ざを得た。（第１表参照） ０疎水性シリカ、アエロジ／Ｌ／Ｒり７ｊ：”平均粒子
径／６ｍμ　（日本アエロジル社製）ｏＷ、水性シリカ
、アエロジルＲデフ６；平均粒子径７ｍμ　（７′グサ
社ｆＡ） Ｏ疎水性酸化チタン、アエロジ／Ｉ／１ＩｌｌｒＯよ＝
平均粒子径３０ｍμ　（デグサ社製） Ｏ親水性酸化チタン、アエロジ／ｌ／Ｐ−，ｘｓ：平均
粒子径３０ｍμ　（デグサ社＃） ０親水性シリカ、アエロジｔｖｓｏｏ：平均粒子径！２
ｍμ　（日本プエロジｐ社！！１り０疎水性酸化チタン
Ｂ：平均粒子径２０ｍμ親水性酸化チタン（帝国化工社
製）をジメチルジクロＭシヮンで疎水化処理したもの０
疎水性酸化チタンＣ：平均粒子径３’０ｍμ親水性酸化
チタン（アエロジ／Ｌ／Ｐ−ｒｓ）をアルミニウム系カ
ップリング剤（ＡＬ−Ｍ（味の素社製）〕で疎水化処理
したものＯ疎水性酸化チタンＤ：平拘粒子径３００ｍμ
上記疎水性酸化チタンＢと同じもので平均粒子径を大に
したもの をジメチルジクロルシランで疎水化処理したもの ０疎水性シリカＣ：平均粒子径／’Ｊｍμ親水性シリカ
（アエロジル、ｚｏｏ）をアルミニウム系カップリング
剤（ＡＬ−Ｍ）で疎水化処理したもの また、上記トナーＢに疎水性シリカ（アエロジＪｖＲり
７６）：平均粒子径７ｍμと疎水性酸化チタン（アエロ
ジＮＴｒ０！；）：平均粒子径３０ｍμとを混合添加し
てサンプルトナー滅／りを得た。

上記７７種類のサンプルトナーにおけるトナーに対する
後処理剤の添加量（％表示であるが第　１　表 （峯のものが本発明の実施例におけるトナーである。）
次に正帯電性キャリアの製法について説明する。

０ヌチレンアクリ１Ｌ／ｕ４１’ｉｓ　ｚｏｏ重量部プ
ヲイオライトＡＣＬ（グツドイヤー社製）Ｏ磁性粉　２
００重量部 マビコブラックＢＬｓｏｏｃチタン工業社＃） ０カーポンプフツク　５重量部 Ｍｈ１０Ｏｃ三菱化成工業社製） 以上のものをボールミμで混合し、３本ロールで混練し
た後、ビンミルによシ微粉砕し、その後風力分級機で分
級して平均粒子径１ｆ０Ｍの正帯電性キャリアを得た。

この正帯電性キャリア７０重量部と、前述の負帯電性ト
ナーを後処理剤で処理した各種サンプル夫々の９０重量
部とを短時間混合し、磁気刷子現像装置内へ充填して、
装置作動時におけるトナーの飛散量を判別した。

また、上述同様に混合処理して現像剤を調製し、それら
現像剤夫々を用い、（＋）帯電性Ｓｅ糸感光体とテフロ
ンティングした加熱定着ロールとを備えた複写機を用い
て磁気刷子現像法によシ靜電潜像を現像して複写テスト
し、３万枚複写した後のトナーの帯電−量を測定すると
ともにフィルミングの発生状況を観察し、かつ、反射濃
度計によシ、複写テスト初期の画像濃度と３万枚複写後
の画像濃度夫４を測定した。

なお、前記複写機において、画像部電位（ｖｏ）は＋ｔ
　００Ｖ、非画像部Ｎ　位（ＶｉＲ）　ｉｔ　＋　！；
　０〜＋１０ＯＶであり、そして、現像バイアス電位（
Ｖｂ）は＋７３０Ｖである。

上記飛散量、長期複写テスト後の帯電量、画像濃度、長
期複写テスト後の画像濃度、並びにトナー飛散発生の欄
における記号としては、非４で示した。　そして、総合
判定の欄においては、結果が良好なものを○、不良なも
のを×で示した。

籐　ｇ＊ ※すｙプル１１・１２に関しては、トナーの帯電量力鳴
激に０内の値に減衰することが確認遇れている。

以上の結果から次の事が明らかである。

Ｏ一般的な疎水性シリカのみでは複写テスト中帯電量が
極端に上昇し、画像濃度も大幅に低下する。　（Ａ／、
２） Ｏ疎水性酸化チタンのみでは初期帯電量が不足でトナー
飛散の発生が顕著である。（崖３）０疎水性シリカと疎
水性酸化チタンの２重処理でシリカ、酸化チタンの絶対
量を増加したものはトナーの帯電不均一となりトナー飛
散大である。　（Ｘざ） Ｏ上記２重処理で絶対量少なすぎるものは酸化チタンの
効果なく帯電量が極端に上昇し、トナー飛散も多い。　
（Ａ６） Ｏ上記コ重処理でシリカの比重大のものはシリカ単独の
特性が強くなシ帯電別が極端に上昇する６　（墓り） ０上記２重処理で酸化チタンの比重大のものは初期帯電
量が不足である。　（Ａ１０’）ｂ上記２重処理で処理
剤が親水性のものは帯電量が急激に減衰する。　（Ａ／
／、／２）０上記−重処理で酸化チタンの粒径大のもの
はシリカの影響大となシ帯電量が極端に上昇するＯ　（
崖／１ なお、トナーサンプＶ’ｌ、！、７．／３゜／乙〜／り
を用いた複写テストに際しては、複写テスト全般に渡っ
て良好な画質の複写画像が得られることが確認されてい
る。　また、フィルミング発生もほとんど疫いことが確
認されている。

また、疎水性シリカ微粉末と疎水性酸化チタン微粉末と
を、両者の重量比が／：Ｓ〜／：／になる状態で混合し
ながら、疎水性シリカ微粉末の添加量を変化させたとこ
ろ、０．０！；ｗｔ％未満では流動性が低下する傾向に
あり、逆に／、０ｗｔ％を越えるとコピーの繰り返しに
伴って帯電量が上昇する傾向にあシ、疎水性シリカ微粉
末の絶対量としての添加量を０．０！ｖｔｔ％〜／、０
ｗｔ％にすることが好ましいことが明らかであシ、更に
、疎水性酸化チタン微粉末の添加量が多すぎる場合に、
感光体表面を傷付ける虞があったｐ１トナーへの混合不
安定、並びに、トナーの初期帯電量が不充分であるとい
った問題があシ、であった。

ころ、平均粒子径が１００ｍ１ｉ　を越えた場合に、上
述添加量内でも流動性並びにトナーへの混合いずれもが
不良となシ、両像粉末いずれにおいても平均粒子径を１
００ｍμ以下にするのが好ましいことが明らかであった
。

代進人弁駕士北村　修 手続補正書 特許庁　長官　殿 １、事件の表示　了ｐ−２’ｒ／７公５昭和　年　第　
号 昭和５８年１２月２６日付提出の特許願２、発明の名利
、 静電着像現像用乾式現像剤 ３、補正をする者 事件との関係　特　許　出願人 住所　大阪府大阪市東区安土町２丁目Ｊθ番地大収国際
ビル 名　称　（６０７）　ミノルタカメラ株式会社４代理人 ｂ５３１ ７、　補正の内容 明細書中、第１０貞、第１コ行目の「平均粒子径＄’　
０　ｍ　Ｊ　ｋ　ｒ平均粒子径ｙｏ）ｔｔｒ」に訂正す
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 正帯電性キャリアと負帯電性トナーとから成る静電潜像
   現像用乾式現像剤において、前記負帯電性トナーに、後
   処理剤として、トナーに対してＯ，ＯＳ〜／、０　ｗｔ
   ％の疎水性シリカ微粉末（平均粒子径１００ｍμ以下）
   と０．／　〜３．０　ｗｔ％の疎水性酸化チタン微粉末
   （平均粒子径７００ｍμ以下）とを、両微粉末の重量比
   が／：ｊ〜／：／になる状態で添加しである静電潜像現
   像用乾式現像剤。