JP2795355B2 - 現像剤 - Google Patents

現像剤

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JP2795355B2
JP2795355B2 JP1344190A JP34419089A JP2795355B2 JP 2795355 B2 JP2795355 B2 JP 2795355B2 JP 1344190 A JP1344190 A JP 1344190A JP 34419089 A JP34419089 A JP 34419089A JP 2795355 B2 JP2795355 B2 JP 2795355B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子写真法等の画像形成プロセスに使用さ
れる現像剤に関する。
〔従来の技術〕
電子写真法の一例においては、感光体上に、帯電、露
光により静電荷像が形成され、この静電荷像はトナーを
含む現像剤によって現像されてトナー像が形成され、次
いでこのトナー像が転写材に転写され、定着されて可視
画像が形成される。一方、転写材に転写されずに感光体
上に残留したトナーは、感光体の表面に圧接配置された
クリーニング部材によりクリーニングされる。
このような画像形成プロセスに使用される現像剤を構
成するトナーとしては、従来、着色粒子と、無機微粒子
により表面処理されてなる樹脂粒子からなる複合微粒子
とを含有してなるトナーが提案されている(特開昭64−
91143号公報)。
そして、上記公報には、樹脂粒子の表面積の10%以上
の部分が、保持された状態の無機微粒子によって覆われ
ていることが好ましいと記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕 しかし、上記公報の技術では、以下の問題のあること
が判明した。
(1)複合微粒子においては、一般に、樹脂粒子の表面
の全体が無機微粒子により覆われることが好ましいが、
しかし樹脂粒子の表面積の100%が完全に無機微粒子に
より覆われる場合には、無機微粒子が過剰量となるた
め、複合微粒子から遊離した無機微粒子が着色粒子の表
面に転移してトナーの摩擦帯電性が不安定となり、その
結果、画像濃度が低下し、またカブリが発生する問題が
ある。
(2)また、複合微粒子においては、樹脂粒子の表面に
無機微粒子が均一に付着することが好ましいが、樹脂粒
子の表面積の80〜100%が無機微粒子により均一に覆わ
れる場合には、無機微粒子による凹凸が小さくなり、そ
の結果、クリーニング工程において複合微粒子による良
好なコロ作用が発揮されず、さらには研磨効果が低下
し、そのためクリーニング性が低下する。また、画像の
形成を繰り返すに従って感光体の表面にトナー物質が付
着堆積し、感光体の表面特性が早期に劣化する問題があ
る。
(3)しかるに、無機微粒子による凹凸を形成するため
に、樹脂粒子の表面積の10〜80%が無機微粒子により覆
われる場合には、樹脂粒子の露出する表面が大きくな
り、そのためトナーの摩擦帯電性および流動性の向上を
図るために複合微粒子と共にシリカ微粒子等の外添用無
機微粒子を用いた場合には、トナーが現像器内で撹拌さ
れるに従って外添用無機微粒子が複合微粒子を構成する
樹脂粒子の露出した表面に転移して埋没されるようにな
り、その結果、着色粒子の表面に存在する外添用無機微
粒子が減少し、トナーの摩擦帯電性および流動性が不安
定となり、カブリ等の画像不良が発生し、また画像濃度
の低下を招来する。
本発明の目的は、複合微粒子によって良好なクリーニ
ング性が発揮されると共に、外添用無機微粒子によって
良好な摩擦帯電性および流動性が発揮されるトナーを提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために、本発明においては、少
なくとも樹脂と着色剤を含有してなる着色粒子の表面
に、樹脂粒子の表面に、一次粒子の平均径が3〜50nmの
小径無機微粒子と平均粒径が0.01〜1μmの大径無機微
粒子とが固着されてなる複合微粒子と、一次粒子の平均
径が3〜50nmの外添用無機微粒子とが付着されてなるト
ナーを含む構成を採用する。
すなわち、本発明では、複合微粒子を構成する無機微
粒子として、粒径の異なる2種類の無機微粒子を用いる
ことにより、樹脂粒子の表面に均一であってかつ凹凸の
ある状態で無機微粒子を固着させることを可能にし、こ
れにより複合微粒子のコロ作用および研磨作用が十分に
発揮できるようにしてクリーニング性の向上を図ると共
に、外添用無機微粒子によりトナーの摩擦帯電性および
流動性の向上を図ったものである。
詳しく説明すると、複合微粒子の表面には小径と大径
の2種類の無機微粒子が固着されるため、これらの無機
微粒子によって樹脂粒子の表面のほぼ全体を覆ったとき
にも適度な凹凸が形成される。従って、クリーニング工
程において、当該複合微粒子による良好なコロ作用が発
揮されて、トナーの感光体の表面に対する付着力が軽減
され、さらに無機微粒子の凹凸層による研磨作用によっ
て十分なクリーニングを達成することができる。従って
クリーニング不良に起因する画像不良の発生が防止され
る。また、トナーの感光体の表面に対する付着力が軽減
されることから、トナー物質の感光体へのフィルミング
が抑制され、感光体の表面特性が良好に維持される。
そして、複合微粒子においては、クリーニング性を十
分に確保して、小径と大径の2種類の無機微粒子により
樹脂粒子の表面のほぼ全体を覆うことができるので、樹
脂粒子の露出する表面が相当に少なくなり、従って外添
用無機微粒子が着色粒子からの樹脂粒子の表面に転移す
るおそれが小さく、当該外添用無機微粒子が着色粒子の
表面に安定に存在するようになり、当該外添用無機微粒
子により良好な摩擦帯電性および流動性が安定に発揮さ
れる。
以下、本発明の構成を具体的に説明する。
本発明に用いる複合微粒子は、樹脂粒子の表面に、一
次粒子の平均径が3〜50nm好ましくは5〜30nmの小径無
機微粒子と、平均粒径が0.01〜1μm好ましくは0.01〜
0.5μmの大径無機微粒子とが固着されてなるものであ
る。
複合微粒子を構成する小径無機微粒子の一次粒子の平
均径とは、個々の粒子に分離した状態の平均粒子体であ
って、透過型電子顕微鏡により観察し、画像解析によっ
て測定される個数基準の平均粒径をいう。
また、複合微粒子を構成する大径無機微粒子の平均粒
径とは、走査型電子顕微鏡により観察し、画像解析によ
って測定される個数基準の平均粒径をいう。
このような小径と大径の2種類の無機微粒子を用いる
ことにより、樹脂粒子の表面のほぼ全体に均一であって
かつ凹凸のある状態で無機微粒子を固着させることがで
きる。従って、複合微粒子によって良好なコロ作用が発
揮されて、トナーのクリーニング性が格段に向上する。
また、大径無機微粒子は、感光体の表面に対する適度な
研磨作用を発揮するため、感光体の表面にフィルミング
した物質、感光体の表面の劣化した部分が適宜研磨され
て感光体の表面特性が安定化される効果も得られる。ま
た、小径無機微粒子は、高い流動性を付与する役割を果
たし、複合微粒子のコロ作用の向上に大きく寄与する。
これに対して、小径無機微粒子の一次粒子の平均径が
3nm未満のときには、当該小径無機微粒子を樹脂粒子の
表面に均一に固着させることが困難となる。逆に、小径
無機微粒子の一次粒子の平均径が50nmを超えるときに
は、十分な凹凸を形成することができず、クリーニング
性が低下する。
また、大径無機微粒子の平均粒径が0.1μm未満のと
きには、樹脂粒子中に埋没しやすく、クリーニング性が
不十分となる。逆に、大径無機微粒子の平均粒径が1μ
mを超えるときには、樹脂粒子の表面に固着することが
困難であり、遊離した無機微粒子により感光体の表面が
損傷されやすい。
小径無機微粒子を構成する材料としては、シリカ、酸
化チタン等を用いることができる。特に、表面が疎水化
処理されたシリカ微粒子を好ましく用いることができ
る。
大径無機微粒子を構成する材料としては、酸化ケイ
素、酸化アルミニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジ
ルコニア、酸化クロム、酸化セリウム、酸化タングステ
ン、酸化アンチモン、酸化銅、酸化スズ、酸化テルル、
酸化マンガン、酸化ホウ素、チタン酸バリウム、チタン
酸アルミニウム、チタン酸マクネシウム、チタン酸カル
シウム、チタン酸ストロンチウム等の酸化物、炭化ケ
イ素、炭化ダングステン、炭化ホウ素、炭化チタン等の
炭化物、窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の窒
化物、等を用いることができる。
複合微粒子の樹脂粒子を構成する樹脂としては、特に
限定されるものではないが、具体的には、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、アクリル系およびメタクリル系共
重合体樹脂、スチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合
体樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ベンゾグアナミ
ン樹脂、アミノメタクリレート、ビニルピリジン等から
なる含窒素樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等から
なるポリオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合
体などのエチレン系共重合体樹脂、ABS樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、ナイ
ロン樹脂等を用いることができる。
複合微粒子を構成する樹脂粒子の平均粒径は、0.1〜
7μmの範囲が好ましく、特に0.2〜5μmの範囲が好
ましい。ここで、樹脂粒子の平均粒径は、レーザ回析式
粒度分布測定装置「HELOS−COMPETITION/3」(SYMPATEC
社製)により測定される体積基準の平均粒径をいう。
樹脂粒子の平均粒径が斯かる範囲にあれば、複合微粒
子による良好なコロ作用が発揮されるため、すなわち着
色粒子間に好適な大きさの複合微粒子が介在することに
よって良好な潤滑作用が発揮されるため、トナーのクリ
ーニング性が向上し、またトナーの摩擦帯電性が阻害さ
れるおそれがないため、画像濃度の高い画像を形成する
ことが可能となる。なお、樹脂粒子の平均粒径が過小の
ときには、複合微粒子によるコロ作用が不十分となって
クリーニング性が低下する場合がある。逆に、樹脂粒子
の平均粒径が過大のときには、トナーの摩擦帯電性が阻
害されやすく、画像濃度の低下を招来する場合がある。
複合微粒子は、樹脂粒子の表面に、小径無機微粒子お
よび大径無機微粒子が固着されて構成される。ここで固
着とは、無機微粒子が樹脂粒子に単に静電気力により付
着しているのではなくて、無機微粒子の樹脂粒子中に埋
め込まれた部分の長さが5〜95%である状態をいう。こ
のような状態は、透過型電子顕微鏡または通常の電子顕
微鏡により複合微粒子の表面を観察することにより確認
することができる。
小径無機微粒子および大径無機微粒子を樹脂粒子の表
面に固着させるに際しては、まず樹脂粒子を球形化し、
その後に小径無機微粒子を樹脂粒子の表面に固着させ、
次いで大径無機微粒子を樹脂粒子の表面に固着させるの
が好ましい。これは、樹脂粒子が球形であると、無機微
粒子が均一に固着されるようになって、無機微粒子の遊
離が有効に防止されるからである。なお、不定形の樹脂
粒子を用いたときには、樹脂粒子の表面に対する無機微
粒子の固着が不均一となって無機微粒子が遊離する場合
があり、また樹脂粒子の表面が大きく露出する場合があ
る。また、大径無機微粒子よりも小径無機微粒子を先に
樹脂粒子の表面に固着させることにより、樹脂粒子の表
面を均一に無機微粒子で覆うことができる。
樹脂粒子を球形化する手段としては、樹脂粒子を熱
によっていったん溶融し、その後噴射造粒を行う方法、
熱溶融した樹脂粒子を水中にジェットで放出して球形
化する方法、懸濁重合法あるいは乳化重合法によって
球形の樹脂粒子を合成する方法、等を挙げることができ
る。
樹脂粒子の表面に、無機微粒子を固着する手段として
は、無機微粒子と樹脂粒子とを混合し、その後に熱を加
える方法、樹脂粒子の表面に無機微粒子を機械的に固着
するいわゆるメカノケミカル法等を用いることができ
る。具体的には、樹脂粒子と無機微粒子とを混合し、
ヘンシェルミキサー、V型混合機、タービュラーミキサ
ー等により撹拌混合を行い、樹脂粒子の表面に静電気力
により無機微粒子を付着させ、次いで表面に無機微粒子
が付着した樹脂粒子をニロアトマイザー、スプレードラ
イヤー等の熱処理装置に導入し、熱を加えて樹脂粒子の
表面を軟化させて当該表面に無機微粒子を固着させる方
法、樹脂粒子の表面に静電気力により無機微粒子を付
着させた後に、衝撃式粉砕機を改造した機械的エネルギ
ーを付与することのできる装置、例えばオングミル、自
由ミル、ハイブリダイザー等の装置を使用して樹脂粒子
の表面に無機微粒子を固着させる方法、等を採用するこ
とができる。
複合微粒子を得るに際して、樹脂粒子に対する小径無
機微粒子の配合量は、樹脂粒子の0.1〜20重量%の範囲
が好ましく、特に0.2〜10重量%の範囲が好ましい。ま
た大径無機微粒子の配合量は、樹脂粒子の5〜50重量%
の範囲が好ましく、特に5〜40重量%の範囲が好まし
い。
また、小径無機微粒子と大径無機微粒子の合計の配合
量は、これらの比重によって異なるが、通常は、樹脂粒
子に対して5〜60重量%、好ましくは5〜40重量%の範
囲である。このような配合量であれば、樹脂粒子の表面
の全体に均一で、かつ適度な凹凸ができるような小径無
機微粒子および大径無機微粒子を固着させることができ
る。なお、合計の配合量が過小のときにはクリーニング
性が低下する場合があり、逆に合計の配合量が過大のと
きには無機微粒子が樹脂粒子から遊離する場合がある。
複合微粒子の着色粒子に対する配合量は、着色粒子0.
01〜2.0重量%の範囲が好ましい。斯かる範囲にあれ
ば、良好なクリーニング性が得られ、またトナーの摩擦
帯電性も阻害されるおそれがなく、そして良好な流動性
が発揮される。なお、複合微粒子の配合量が過小のとき
にはクリーニング性が低下する場合がある、逆に複合微
粒子の配合量が過大のときにはトナーの摩擦帯電性が阻
害されやすく、また、流動性が低下しやすくて、画像濃
度が低下する場合がある。
本発明においては、以上の複合微粒子と共に、一次粒
子の平均径が3〜50nmの外添用無機微粒子を用いる。こ
の外添用無機微粒子は、着色粒子に対して外部から添加
混合されて使用される。
斯かる外添用無機微粒子は、着色粒子の表面に存在す
ることによって、トナーの摩擦帯電性および流動性を向
上させる役割を果たす。
しかし、外添用無機微粒子の一次粒子の平均径が過小
のときには、着色粒子に完全に埋め込まれてしまうた
め、流動性の向上を十分に図ることができない。逆に、
外添用無機微粒子の一次粒子の平均径が過大のときに
は、着色粒子から遊離しやすくて、摩擦帯電性が不安定
となる。
斯かる外添用無機微粒子を構成する材料としては、シ
リカ、酸化チタン等を用いることができる。特に、表面
が疎水化処理されたシリカ微粒子を好ましく用いること
ができる。
斯かる外添用無機微粒子の配合量は、着色粒子の0.01
〜2.0重量%の範囲が好ましい。斯かる範囲にあれば、
良好な摩擦帯電性および流動性が十分に発揮される。
本発明に用いる着色粒子は、少なくとも樹脂と着色剤
を含有してなる着色粒子である。
着色粒子の平均粒径は、通常、1〜30μmの範囲であ
る。
着色粒子を構成する樹脂としては、ポリエステル樹
脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン−アク
リル系共重合体樹脂、エポキシ樹脂等を用いることがで
きる。
着色粒子を構成する着色剤としては、カーボンブラッ
ク、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブ
ルー、クロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポ
ンオイルレッド、キノリンイエロー、メチレンブルーク
ロライド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーン
オクサレート、ランプブラック、ローズベンガル等を用
いることができる。
着色粒子中には、必要に応じてその他の添加剤が含有
されていてもよい。斯かるその他の添加剤としては、電
荷制御剤、定着性改良剤等を挙げることができる。
電荷制御剤としては、例えばニグロシン系染料、含金
属アゾ染料、金属錯体、その他を用いることができる。
定着性改良剤としては、例えばポリオレフィン、脂肪
酸金属塩、脂肪酸エステルおよび脂肪酸エステル系ワッ
クス、部分ケン化脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高級ア
ルコール、流動または固形のパラフィンワックス、アミ
ド系ワックス、多価アルコールエステル、シリコンワニ
ス、脂肪族フロロカーボン等を用いることができる。
また、磁性トナーを得る場合には、着色粒子中に添加
剤として磁性体粒子が含有される。斯かる磁性体粒子と
しては、平均粒径が0.1〜2μmのフェライト、マグネ
タイト等の粒子を用いることができる。磁性体粒子の添
加量は、複合微粒子等の外部添加剤を除いた状態の着色
粒子全体の通常20〜70重量%となる範囲である。
本発明の現像剤を構成するトナーの製造方法の一例を
挙げると、着色粒子を構成する樹脂と、着色剤と、その
他に応じて用いられる添加剤とを混合し、溶融混練冷却
後粉砕し、分級して所望の平均粒径の着色粒子を得る。
次いで、この着色粒子と、複合微粒子と、外添用無機微
粒子とを、ヘンシェルミキサー等の装置により混合し
て、着色粒子の表面に複合微粒子および外添用無機微粒
子を静電気力により付着させてトナーを製造する。
本発明の現像剤は、上記トナーにキャリアが混合され
て構成された二成分系現像剤であってもよいし、トナー
が磁性トナーである場合には、当該磁性トナーのみによ
り構成された一成分系現像剤であってもよい。
二成分系現像剤を構成するキャリアとしては、現像剤
の耐久性を高める観点から、磁性体粒子の表面が樹脂に
より被覆されてなるコーティングキャリアを好ましく用
いることができる。
斯かる磁性体粒子としては、フェライト、マグネタイ
ト等の粒子を用いることができる。
また被覆用樹脂としては、スチレン−アクリル系共重
合体樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂等を用いる
ことができる。
キャリアの平均粒径は、通常、30〜150μmの範囲で
ある。
本発明の現像剤は、感光体上に静電荷像を形成し、こ
の静電荷像を現像剤により現像してトナー像を形成し、
このトナー像を転写材に転写した後、感光体上に残留し
たトナーをクリーニングする工程を含む画像形成プロセ
スに好適に使用される。
静電荷像形成工程においては、感光体の表面をコロナ
帯電器等により一様に帯電し、次いで露光光学系にい像
露光を施して、当該感光体上に静電荷像を形成する。
現像工程においては、本発明の現像剤を現像剤搬送担
体により現像領域に搬送し、当該現像領域において感光
体の表面に形成された静電荷像を現像する。現像剤搬送
担体としては、バイアス電圧を印加し得る構造のものが
好ましく、例えば表面に現像剤層が担持される筒状のス
リーブと、このスリーブの内部に配置した複数の磁極を
有する磁石体とにより構成されたものを用いることがで
きる。スリーブおよび/または磁石体の回転によってス
リーブ上の現像剤層が現像領域に搬送される。現像領域
に厚さの均一な現像剤層を搬送するために、現像剤搬送
担体における現像領域の上流側に、厚さ規制部材を設け
るのが好ましい。現像スリーブに印加するバイアス電圧
としては、直流電圧、あるいは直流電圧に交流電圧を重
畳した電圧を用いることができる。
転写工程においては、現像により得られた有機感光体
上のトナー像を紙等の転写材に転写する。この転写工程
においては、静電転写方式を好ましく用いることができ
る。具体的には、例えば直流コロナ放電を生じさせる転
写器を、転写材を介して感光体に対向するように配置
し、転写材にその裏面側から直流コロナ放電を作用させ
ることにより感光体の表面に担持されていたトナーを転
写材の表面に転写する。
クリーニング工程においては、感光体に圧接配置され
たクリーニングブレード等のクリーニング部材を備えた
クリーニング装置を用いて、転写されずに感光体上に残
留したトナーをクリーニングする。なお、このクリーニ
ング工程の前段においては、クリーニングを容易にする
ために感光体の表面を除電する除電工程を付加すること
が好ましい。この除電工程は、例えば交流コロナ放電を
生じさせる除電器により行うことができる。
定着工程においては、転写工程によって、トナー像が
転写された転写材を、熱ローラ定着器等の定着装置によ
り定着処理し、もって定着画像を形成する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を比較例と共に説明するが、本
発明の実施の態様はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、「部」は「重量部」を表す。
<複合微粒子を構成する樹脂粒子> (1)樹脂粒子A アクリル系重合体よりなる平均粒径が2.5μmの樹脂
粒子。
(2)樹脂粒子B フッ素系樹脂よりなる平均粒径が4.0μmの樹脂粒
子。
(3)樹脂粒子C 低密度ポリエチレンよりなる平均粒径が0.5μmの樹
脂粒子。
(4)樹脂粒子D シリコーン樹脂よりなる平均粒径が0.8μmの樹脂粒
子。
(5)樹脂粒子E 低密度ポリエチレンよりなる平均粒径が3.5μmの樹
脂粒子。
<複合微粒子を構成する無機微粒子> (1)小径無機微粒子A 酸化ジルコニウムよりなる一次粒子の平均径が50nmの
無機微粒子。
(2)小径無機微粒子B 酸化ケイ素よりなる一次粒子の平均径が8nmの無機微
粒子。
(3)小径無機微粒子C 炭化ケイ素よりなる一次粒子の平均径が30nmの無機微
粒子。
(4)大径無機微粒子D 酸化チタンよりなる平均粒径が0.1μmの無機微粒
子。
(5)大径無機微粒子E 窒化ケイ素よりなる平均粒径が0.5μmの無機微粒
子。
<複合微粒子の製造> 後記第1表に示す組合せおよび配合量の樹脂粒子と無
機微粒子とをV型混合機を用いて十分に撹拌混合して無
機微粒子を樹脂粒子の表面に静電気力により付着させ
た。ただし、本発明に用いる複合微粒子の製造において
は、V型混合機により、はじめに樹脂粒子と小径無機微
粒子とを混合し、その後これに大径無機微粒子を加えて
十分に撹拌混合した。
次いで、得られた混合物を通常の衝撃式粉砕装置を改
良した装置に仕込み、当該混合物衝撃力を与え、樹脂粒
子の表面に無機微粒子が固着された複合微粒子を製造し
た。
得られた複合微粒子は、電子顕微鏡による表面観察お
よび透過型電子顕微鏡による観察により、樹脂粒子の表
面に静電気力により付着していた無機粒子が、当該樹脂
粒子の表面に一部埋め込まれて保持された状態となって
いることが確認された。
なお、無機微粒子の保持率、すなわち樹脂粒子に対し
て無機微粒子が被覆している割合は、EDSで表面に存在
している無機微粒子の量を測定する方法を使用して求め
られたものである。具体的には、複合微粒子を界面活性
剤を含有した水中に分散し、超音波を加えた後の複合微
粒子を、そのメッシュ系が無機微粒子の平均粒径よりも
大きくかつ樹脂粒子の平均粒径よりも小さいフィルター
を使用して濾過し、EDSにより表面に存在する無機微粒
子の量を検量線を使用して定量することにより複合微粒
子に固着している無機微粒子の重量を定量する。その
後、無機微粒子の粒径、比重から投影面積を求め、この
面積と樹脂粒子の表面積から表面の被覆率すなわち無機
微粒子の保持率を算出する。
<実施例1> ポリエステル樹脂 ……100部 カーボンブラック ……10部 低分子量ポリプロピレン ……5部 以上の物質を、混合、練肉、粉砕、分級して、平均粒
径12.0μmの非磁性の着色粒子1を得た。
この着色粒子1に、複合微粒子Aを0.4重量%、外添
用無機微粒子(日本アエロジル社製の疎水性シリカ微粒
子、アエロジルR−812、一次粒子の平均径8nm)を0.6
重量%となる割合で加え、ヘンシェルミキサーにより混
合して、トナー1を製造した。
このトナー1の3部と、フェライト粒子の表面をスチ
レン−アクリル系共重合体樹脂(スチレン/メチルメタ
クリレート=3/7)により被覆してなる平均粒径が80μ
mのコーティングキャリア97部とを混合して、本発明に
係る二成分系の現像剤Aを製造した。
<実施例2> 実施例1において、複合微粒子Aを、複合微粒子Bの
1.5重量%に変更したほかは同様に処理して本発明に係
る二成分系の現像剤Bを製造した。
<実施例3> 実施例1において、複合微粒子Aを、複合微粒子Cの
0.8重量%に変更したほかは同様に処理して本発明に係
る二成分系の現像剤Cを製造した。
<実施例4> ポリエステル樹脂 ……55部 マグネタイト ……40部 低分子量ポリプロピレン ……3部 サリチル酸誘導体(荷電制御剤) ……2部 以上の物質を実施例1と同様に処理して、平均粒径1
1.0μmの磁性の着色粒子2を得た。
この着色粒子2に、複合微粒子Dを1.0重量%、外添
用無機微粒子(日本アエロジル社製の疎水性シリカ微粒
子、アエロジルR−972、一次粒子の平均径16nm)を0.4
重量%となる割合で加え、へンシェルミキサーにより混
合して、磁性トナー2を製造した。この磁性トナー2の
みにより本発明に係る一成分系の現像剤Dを構成した。
<実施例5> 実施例4において、複合微粒子Dを、複合微粒子Eの
0.6重量%に変更したほかは同様に処理して本発明に係
る一成分系の現像剤Eを製造した。
<比較例1> 実施例1において、複合微粒子Aを、比較用の複合微
粒子aの0.4重量%に変更したほかは同様に処理して比
較用の二成分系の現像剤aを製造した。
<比較例2> 実施例4において、複合微粒子Dを、比較用の複合微
粒子bの1.0重量%に変更したほかは同様に処理して比
較用の一成分系の現像剤bを製造した。
<比較例3> 実施例4において、複合微粒子Dを、比較用の複合微
粒子cの1.0重量%に変更したほかは同様に処理して比
較用の一成分系の現像剤cを製造した。
<画像形成テスト> 以上のようにして得られた各現像剤をそれぞれ用い
て、感光体上に形成した静電荷像を現像してトナー像を
形成し、このトナー像を転写材に転写し、転写したトナ
ー像を定着し、転写後に感光体上に残留したトナーをク
リーニングブレードによりクリーニングする工程を含む
画像形成プロセスを遂行してコピー画像を形成するテス
トを行った。
なお、二成分系現像剤である現像剤A、B、Cおよび
aについては、セレン感光体と、二成分系現像剤用の現
像器と、クリーニングブレードを有するクリーニング装
置とを備えた二成分系現像剤用のコニカ(株)製の電子
写真複写機U−Bix 5000改造機を用い、最高50万回にわ
たりコピー画像を形成するテストを行った。
また、一成分系現像剤である現像剤D、Eおよびb、
cについては、アモルファスシリコン感光体と、現像領
域に振動電界を作用させる非接触型現像器と、クリーニ
ングブレードを有するクリーニング装置とを備えた一成
分系現像剤用の電子写真複写機の試作機を用い、最高50
万回にわたりコピー画像を形成するテストを行った。
以上のテストにより、下記の項目について評価した。
結果を後記第2表に示す。
クリーニング性 クリーニングブレードによりクリーニングされた直後
の感光体の表面を目視により観察して、次の3段階で評
価した。
○:付着物がほとんど認められず良好 △:付着物があるが許容レベルである ×:付着物が多くて実用不可である 感光体の損傷 感光体の表面を目視により観察し、損傷の有無を調べ
た。なお、観察は実写テストの終了後に行った。
画像濃度 コニカ(株)製のサクラデンシトメーターを用いて反
射濃度を測定し、次の3段階で評価した。
○:反射濃度が1.25以上である △:反射濃度が1.1 以上で1.25未満である ×:反射濃度が1.1 未満である カブリ コニカ(株)製のサクラデンシトメーターを用いて、
原稿濃度が0.00の白地部分の相対濃度を測定し、次の3
段階で評価した。なお白地反射濃度を0.00とした。
○:相対濃度が0.01未満である △:相対濃度が0.01以上で0.03未満である ×:相対濃度が0.03以上である 以上の第2表から明らかなように、本発明の現像剤A
〜Eによれば、感光体の表面を常に良好な状態に維持す
ることができ、良好なクリーニング性が発揮され、感光
体の表面の損傷も認められない。また、良好な摩擦帯電
性および流動性が発揮されるため、カブリがなくて画像
濃度の高い画像を多数回にわたり安定に形成することが
できる。
これに対して、比較用の現像剤aでは、複合微粒子を
構成する樹脂粒子の表面に固着された無機微粒子が小径
無機微粒子のみであるため、無機微粒子の保持率が23%
と小さくて樹脂粒子の露出する表面積が大きく、そのた
め外添用無機微粒子が着色粒子から樹脂粒子へ転移して
トナーの摩擦帯電性が不安定となり、画像濃度の低下、
カブリを招来した。
また、比較用の現像剤bでは、複合微粒子を構成する
樹脂粒子の表面に固着された無機微粒子が大径無機微粒
子のみであるため、無機微粒子の保持率が91%と大きい
が、無機微粒子による凹凸が少ないため、クリーニング
工程において複合微粒子によるコロ作用が十分に発揮さ
れず、そのためクリーニング不良を招来し、感光体の表
面の残留物によって画像不良が発生した。
また、比較用現像剤cでは、複合微粒子を構成する樹
脂粒子の表面の固着された無機微粒子が大径無機微粒子
のみであり、そして大径無機微粒子の保持率が100%で
あって大径無機微粒子の量が過剰となるため、当該大径
無機微粒子が着色粒子に表面に転移して、トナーの摩擦
帯電性が不安定になり、画像濃度が低下し、またカブリ
が発生し、さらにクリーニング不良、感光体の表面の損
傷を招来した。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、本発明の現像剤によれ
ば、複合微粒子を構成する無機微粒子として、小径およ
び大径の2種類の無機微粒子を用いたので、外添用無機
微粒子の樹脂粒子の表面への転移を防止し得るように、
小径および大径の無機微粒子を樹脂粒子の表面のほぼ全
体を覆う状態に固着したときにも、複合微粒子の表面に
小径および大径の無機微粒子により適度な凹凸が形成さ
れる。
従って、クリーニング工程においては、複合微粒子に
よる良好なコロ作用および研磨作用が発揮されてクリー
ニング性が向上し、また感光体の損傷も防止される。ま
た、外添用無機微粒子の樹脂粒子への転移が防止される
ので、安定した摩擦帯電性および流動性が発揮され、カ
ブリがなくて、画像濃度の高い画像を多数回にわたり安
定に形成することができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも樹脂と着色剤を含有してなる着
    色粒子の表面に、 樹脂粒子の表面に、一次粒子の平均径が3〜50nmの小径
    無機微粒子と平均粒径が0.01〜1μmの大径無機微粒子
    とが固着されてなる複合微粒子と、 一次粒子の平均径が3〜50nmの外添用無機微粒子と が付着されてなるトナーを含むことを特徴とする現像
    剤。
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