JPH08211657A - 画像形成方法及び現像剤 - Google Patents

画像形成方法及び現像剤

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JPH08211657A
JPH08211657A JP7305902A JP30590295A JPH08211657A JP H08211657 A JPH08211657 A JP H08211657A JP 7305902 A JP7305902 A JP 7305902A JP 30590295 A JP30590295 A JP 30590295A JP H08211657 A JPH08211657 A JP H08211657A
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健二 山根
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コーティング樹脂の摩耗、剥離及びスペント
を防止して、トナー飛散、地かぶりの無い良好な画像を
繰り返し複写にわたり得ることのできる現像剤及び画像
形成方法を開発する。 【構成】 キャリア及びトナーとからなる現像剤を用い
た画像形成方法において、該キャリアのコーティング被
膜厚、キャリアコアのグレイン粒径等を調整し、これに
より低電界現像、トナーリサイクルシステムにも良く適
合する、Fe23並びにLi,Be,Na,Mg,K,
Ca及びRbからなるグループから選択される元素の酸
化物を少なくとも1種を含有する現像剤及び画像形成方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真技術に関する
ものであり、より詳しくは電子写真現像剤及び画像形成
方法、特にその2成分現像方式に用いられる改良された
キャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子写真法で使用される現像
剤としてキャリアとトナーからなる2成分現像剤が多く
使用されている。
【0003】近年、キャリアの耐久性及び画質特に細線
再現性の改良の点から鉄、マグネタイト、フェライト等
の磁性体粒子に樹脂をコートしたコーティングキャリア
が主流になっている。しかし、繰り返し画像を形成して
いくとコーティング樹脂が摩耗、剥離により、コアであ
る磁性体粒子がキャリア表面に露出してくる。その結
果、キャリアのトナーに対する帯電付与効果が著しく低
下し、よってトナーの帯電量低下による地カブリの発生
及びトナーの機内飛散が発生する。また、トナー成分の
一部がキャリア表面に付着するいわゆるトナースペント
現象が加速される。特に連続複写においては、トナーと
キャリアに大きなせん断力がかかることからキャリアの
コーティング樹脂が摩耗、剥離し易く、かつトナースペ
ント現象が加速し耐久性が問題となる。
【0004】また、最近大きな問題となっている環境保
護対応(安全性)のひとつとして、セレン感光体から有
機感光体の使用が主流になっている。更に感光体の耐久
性を向上させるには現像時の感光体の表面電位を低電位
にすることが有効である。しかし、通常の2成分現像剤
を使用すると、電界強度が低くくなるため画像濃度が著
しく低下する。これを解決するために、キャリアに対す
るトナー濃度を増加させたり、帯電量を低下させたりす
ることが提案されているが、この場合、トナー飛散が生
じたり、或いは地カブリが発生したりする。
【0005】このための解決手段としては、特開平3−
213879号等にはキャリアのコーティング樹脂の層
厚を薄膜化し、キャリアを低抵抗化することが有効であ
ると提案されている。しかしこの場合、樹脂層を薄膜化
するためにキャリアの耐久性は、上述した理由によりか
なり低下するという問題を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方、環境保護対応
(安全性)のトナー側の観点からトナーを再利用するい
わゆるトナーリサイクルシステムを採用することが望ま
しくなっている。トナーリサイクルシステムとは、転写
されずに感光体に残留したトナーをクリーニング装置に
より回収し、回収したトナーを現像器又はトナー補給装
置に戻して再利用するものである。このとき回収された
トナーは現像器又はトナー補給装置に戻るまでのリサイ
クルパイプによる搬送時に大きな機械的ストレスを受け
るため、トナー表面上に存在する外部添加剤の埋め込み
が激しくなり、トナーの流動性が低下し、キャリアと均
一に混合されなかったり、或いはトナーの立ち上がり帯
電性(初期帯電性)が大きく低下し、トナー飛散及び地
カブリが発生する。この対策としては、現像器内でのキ
ャリアとの混合性を向上させるために、スクリュータイ
プの撹拌部材の撹拌速度を上げたり、撹拌羽根の数を増
加させたり、撹拌経路を長くし撹拌時間を延ばすなどの
対策が取られてきたが、何れの場合もキャリアに対する
せん断力が大きくなるため、キャリアの樹脂摩耗、剥離
の促進或いはスペントの増加につながるものである。特
にスペントに関しては、トナー表面上の外添剤が埋没す
るために、キャリアとトナーを構成する着色粒子(外添
剤を除いたもの)とが直接接触するためにスペントが生
じ易くなる傾向がある。
【0007】本発明の目的は、上記問題点を解消するこ
とであり、具体的には下記の課題に答えることにある。
【0008】(1) コーティング樹脂の摩耗、剥離及
びスペントを防止して、トナー飛散、地かぶりの無い良
好な画像を長期間繰り返し複写を行っても得ることので
きる現像剤を提供する。
【0009】(2) 低表面電位、低現像電位強度であ
る画像形成方法に適した現像剤を提供し、高濃度で、か
つトナー飛散、地かぶりの無い良好な画像を繰り返し複
写にわたり得ることのできる現像剤を提供する。
【0010】(3) コーティング樹脂の摩耗、剥離を
防止して、トナー飛散、地かぶり、キャリア付着の無い
良好な画像を繰り返し複写にわたり得ることのできる画
像形成方法を提供する。
【0011】(4) コーティング樹脂へのスペント量
を低減して、トナー飛散、地かぶりの無い良好な画像を
繰り返し複写にわたり得ることのできる画像形成方法を
提供する。
【0012】(5) トナーリサイクルシステムを備え
た複写装置において、コーティング樹脂の摩耗、剥離及
びスペントを防止して、トナー飛散、地かぶり、キャリ
ア付着の無い良好な画像を繰り返し複写にわたり得るこ
とのできる画像形成方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成の何れかを採ることにより達成される。
【0014】(1)感光体上の静電潜像をキャリア及び
トナーからなる現像剤を用い顕像化し、顕像化された感
光体上のトナー像を転写材に転写し、その後転写されず
に感光体上に残留したトナーをクリーング手段により回
収し、回収したトナーを現像器又はトナー補給装置に戻
して再利用するトナーリサイクルシステムを採用した画
像形成方法において、上記キャリアはFe23並びに、
Li,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグ
ループから選択される元素の酸化物の少なくとも1種を
含有することを特徴とする画像形成方法。
【0015】(2)磁性体粒子を樹脂により被覆してな
るキャリア及びトナーからなる現像剤において、上記キ
ャリアの磁性体粒子はFe23並びにLi,Be,N
a,Mg,K,Ca及びRbからなるグループから選択
される元素の酸化物を少なくとも1種を含有し、且つキ
ャリアの被覆される樹脂の層厚が0.01〜2.0μm
であることを特徴とする現像剤。
【0016】(3)感光体上の静電潜像をキャリア及び
トナーからなる現像剤を用いて顕像化し、顕像化された
感光体のトナー像を転写材に転写し、定着する画像形成
方法において、磁性体粒子を樹脂により被覆してなるキ
ャリア及びトナーからなる現像剤を用い、上記キャリア
の磁性体粒子はFe23並びにLi,Be,Na,M
g,K,Ca及びRbからなるグループから選択される
元素の酸化物を少なくとも1種を含有し、且つキャリア
が被覆される樹脂の層厚が0.01〜2.0μmである
ことを特徴とする画像形成方法。
【0017】(4)現像時の感光体の表面電位が400
〜800V、電界強度4000〜25000V/cmで
ある現像条件下に現像することを特徴とする(3)項記
載の画像形成方法。
【0018】(5)磁性体粒子を樹脂により被覆してな
るキャリア及びトナーからなる現像剤において、上記磁
性体粒子がグレインからなり、上記トナーの粒度分布に
おいて、前記グレイン平均径に相当する粒径以下のトナ
ー粒子が50個数%以下である現像剤。
【0019】(6)上記グレインはFe23並びにL
i,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグル
ープから選択される元素の酸化物の少なくとも1種を含
有することを特徴とする(5)項記載の現像剤。
【0020】(7)磁性体粒子を樹脂により被覆してな
るキャリア及びトナーからなる現像剤において、上記磁
性体粒子がグレインからなり、該グレインはFe23
びにLi,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからな
るグループから選択される元素の酸化物の少なくとも1
種を含有し、且つ該トナーの粒度分布において、前記グ
レイン個数平均径に相当する粒径以下のトナー粒子が5
0個数%以下である現像剤を用いることを特徴とする画
像形成方法。
【0021】電子写真画像形成装置において、2成分現
像剤の耐久性を大きく支配しているのはキャリアの耐久
性である。即ち繰り返し複写において、キャリア自身の
諸物性特にトナーに対する帯電付与効果が変化しないこ
とが重要である。通常コーティングキャリアの帯電付与
効果はコーティング樹脂の剥離、摩耗による露出したコ
アの影響、スペント量の影響によって左右される。つま
り、キャリアの耐久性を向上させるには、コーティング
樹脂の剥離、摩耗及びスペント量を低減させることであ
る。
【0022】キャリア粒子はトナーに所定の帯電量を付
与するために、現像器内でスクリュータイプ等の撹拌部
材により機械的せん断力を受け、混合される。その際、
撹拌部材及びキャリア同士でストレスを受け、その繰り
返しによりコーティング樹脂の剥離、摩耗及びトナーか
らのスペント現象が起きる。従って、これら現象を防止
するにはキャリアのコアである磁性体粒子を低比重化す
ることでコーティング樹脂に対するストレスを低減出来
ることが明かとなった。
【0023】また、磁性体粒子自身の強度を高めること
によって、ストレスによるキャリア自身の破壊をも防止
することができる。
【0024】本発明のキャリアのコアはFe23並びに
Li,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグ
ループから選択される元素の酸化物の少なくとも1種を
含有することを必須とし、更に望ましくはリン化合物を
も含有し、そしてFe23及び上記軽金属グループの成
分を除く他の成分の含有量が3重量%以下であるキャリ
アを使用することが望ましい。この時、コーティング樹
脂の摩耗、剥離及びスペントを防止して、トナー飛散、
地かぶりの無い良好な画像を繰り返し複写にわたり得る
ことのできる画像形成方法を提供することが可能であ
る。
【0025】本発明のキャリアのコアはFe23並びに
周期律表IA,IIA族の低密度元素即ち密度2.0g/
cm3以下の元素Li,Be,Na,Mg,K,Ca及
びRbからなるグループから選択される元素の酸化物を
少なくとも1種を含有し、それらの成分が相互に固溶し
合うことによって、適度な磁気特性及び低比重が得られ
るものである。また、リン化合物を添加することにより
キャリアの強度が向上させることができる。これは不明
な点が多いが、リン化合物の添加により、コアのグレイ
ンの結晶化を促進し、均一な成長を実現するために、キ
ャリアの強度が向上するものと推察される。
【0026】更に、Fe23及び上記軽金属グループの
成分、リン化合物を除く他の成分、たとえば焼結促進
剤、グレイン径制御剤等の成分の含有量が3重量%以下
にすることによって磁気特性及び低比重化に悪影響を及
ぼすこと無く、その効果を発揮することができる。
【0027】また、本発明のキャリアは磁性体粒子がト
ナーに対し比較的負帯電性を示すために、正帯電性現像
剤に使用した場合、たとえコーティング樹脂が摩耗或い
は剥離して、磁性体粒子が露出してもトナーの帯電性に
対する影響を最低限に抑えられるために、トナー飛散や
地かぶりを発生させること無く良好な画像が得られる。
即ち、現像剤としての耐久性が向上する。
【0028】一方、低表面電位、低電位強度である画像
形成方法において、使用されるキャリアは、高画像濃度
の達成の観点より、コーティング樹脂の層厚を薄膜化
し、キャリアを低抵抗化したものを用いるのが好まし
い。この場合、キャリアのコーティング樹脂の層厚を薄
膜化しているため、通常のキャリアに比べて、コーティ
ング樹脂の摩耗が速く、キャリアの耐久性は著しく低下
する。そこで本発明の現像剤を用いると、上述した理由
により、キャリアの耐久性が向上し、繰り返し複写にお
いて、高濃度で、かつトナー飛散、地かぶりの無い良好
な画質を得ることができる。
【0029】更に鋭意研究の結果、本発明者はキャリア
コアのグレイン径が連続複写におけるスペント量に大き
く影響していることを見いだした。
【0030】グレイン径とは磁性体粒子100個を走査
型電子顕微鏡により各粒子表面を250倍で観察し、任
意にきめた一定の方向に平行に2本の線でグレインの両
端を挟み、その間隔を粒子径とするフェレー(Fere
t)径(図6に示す径D)の平均をいう。
【0031】キャリアコアのグレイン径は、コーティン
グ樹脂の膜厚が薄い時、キャリア表面の凹凸形状に大き
な影響を与える。即ちグレイン径が大きい場合は、キャ
リア表面の凹凸は少ないが、小さい場合凹凸が多くな
る。又、もしコーティング樹脂の膜厚が厚い場合でも、
摩耗及び剥離により、薄くなって来た時、キャリアコア
のグレインが表面に出てくる。
【0032】スペントトナーの多くは、該トナーの微粉
成分がキャリア表面の凹部に付着し、その後数回の機械
的ストレスによりキャリア表面に融着して行くことが解
った。キャリア表面の凸部には、例えトナー微粒子成分
が付着してもはずれやすい為に、スペントトナーの付着
量は、多くはならないと考えられる。
【0033】従って、スペントするトナー粒子又はその
破片の大きさと、キャリア表面の凹凸の大きさの関係に
よっても、スペントの発生しやすさは変わってくる。即
ちキャリアを形成するグレイン径が小さいということ
は、通常良く用いる5〜10μm程度の粒径をもつトナ
ーに対してキャリア表面上に凹凸部が多数存在すること
であり、トナー微粉成分が凹部に付着しスペントは発生
し易くなるのである。
【0034】そこで、トナーの粒度分布において、キャ
リアコアの焼結一次粒子径(グレイン径)に相当するト
ナー粒径以下の個数%が50個数%以下であるトナーを
使用することにより、キャリア表面の凹凸部に付着しに
くくなり、スペント量が著しく低減することができるこ
とがわかった。
【0035】
【作用】
(キャリア)具体的には、Fe23並びに周期律表I
A,IIA族の低密度元素即ち密度2.0g/cm3以下
の元素Li,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbから
なるグループから選択される元素の酸化物を少なくとも
1種含有することを特徴とし、これらの成分が相互に固
溶し合うことによって、適度な磁気特性及び低比重が得
られるものと推察される。好ましくはLi或いはMgで
あり、特に好ましい酸化物はLi2Oである。ここで言
う低比重とは、4.9以下、好ましくは4.7以下を指
す。尚、比重の測定は気相置換法による高精度自動体積
計(VM−100エステック社製)によって行った。
【0036】軽金属酸化物はキャリアの磁性体粒子組成
物全量に対してモル比で5〜50モル%含有することが
好ましく、特に10〜45モル%含有することが好まし
い。軽金属酸化物が5モル%以下の場合、低比重化が達
成されにくく、一方、50モル%以上の場合、感光体上
に形成した静電潜像を正確に現像するために必要な磁気
特性が得られにくい。
【0037】キャリアを構成する軽金属酸化物は、原料
時に必ずしも酸化物である必要はなく、焼結後に酸化物
になっておればよい。たとえば、炭酸カルシウム、炭酸
マグネシウム、炭酸リチウム、硫酸リチウムなどの酸素
酸塩、ハロゲン化物、リチアキ石などの軽金属(リチウ
ム)を主成分とする鉱物などを使用し、焼結後に酸化物
を形成させてもよい。
【0038】キャリアの強度を向上させるためには磁性
体粒子にリン化合物を添加することが望ましい。リン化
合物としては、たとえば黄リン、赤リン、白リン、黒リ
ン、紫リン、金属リン又はリン酸化物などがある。リン
化合物はキャリアの磁性体粒子組成物全量に対して2重
量%以下を含有することが好ましく、特に1重量%以下
含有することが好ましい。リン化合物が2重量%より多
い場合キャリアの磁気特性及び低比重化に悪影響を及ぼ
すことがある。
【0039】また、Fe23及び上記軽金属グループの
成分を除く他の成分の含有量が3重量%以下にすること
によって磁気特性及び低比重化に悪影響を及ぼすこと無
く、且つその効果を十分に発揮することができる。
【0040】上記他の成分としては、キャリアの磁性体
粒子の電気抵抗及び帯電量を制御する成分或いは焼結促
進剤としてV25,As23,Bi23,Sb23Pb
2,CuO,B23,SiO2,CaO,Cs,Nb等
の希土類化合物、Li2CO3,CuSO4,CuCl2
CaCO3などの金属化合物がある。
【0041】キャリアコアのグレイン径は、0.5〜2
0μmが好ましく、特に好ましくは0.5〜10μmで
ある。
【0042】本発明のグレイン径を有するキャリア粒子
は、キャリア全重量の50重量%以上占めれば良い。
【0043】グレイン径が20μmより大きい場合は、
キャリア表面が滑らかになり、トナーとの接触機会が減
少す為に、特に初期の帯電付与効果が低下する。グレイ
ン径が0.5μmより小さい場合は、現像器内での機械
的ストレスにより凸部が破壊され、キャリア微粉いわゆ
る茶粉が発生し、現像剤の帯電性に悪影響を与える。
【0044】キャリアの磁性体粒子は焼結法、アトマイ
ズ法等の製造方法によって製造でき、必要に応じて2種
以上の微粉末を混合焼結することによって得られる。キ
ャリアのグレイン径は原料の粉砕粒径、焼結時の温度、
時間により制御される。
【0045】このような組成形態をとり、感光体上に形
成した静電潜像を正確に現像するためには、1000
(Oe)(エルステッド)における磁化の強さ(σ1
k)は35〜100(emu/g)が好ましく、より好
ましくは、45〜80(emu/g)である。35(e
mu/g)より小さい場合は、現像スリーブへの磁気束
縛力が小さいためキャリア付着が発生したり、磁気ブラ
シが小さくなるため、高濃度で良好な画像が得られな
い。100(emu/g)より大きい場合は、磁気ブラ
シが堅くなり、潜像に現像されたトナーを掃き取る即ち
スカベージョン現象を起こし、現像方向に対して垂直な
画像線を消失し易い。
【0046】また、保持力が100(Oe)以下が好ま
しく、より好ましくは、50(Oe)以下である。10
0(Oe)以上の場合は、キャリア自身の凝集が強くな
り、トナーとの混合性が低下したり、固定磁石を備えて
なる現像スリーブ上においてキャリアが強く密着し、現
像剤の搬送性が大きく低下するために、画像ムラが発生
する。
【0047】尚、磁気特性の測定は、直流磁化特性自動
記録装置(3257−35型 横河電気製)により測定
される。
【0048】キャリアの電気抵抗は107〜1013(Ω
cm)が好ましい。107(Ωcm)より小さい場合
は、キャリア粒子への感光体表面から電荷の注入による
キャリア付着が発生しやすく、1013(Ωcm)より大
きい場合は、高濃度の画像が得られにくい。
【0049】電気抵抗の測定は常温常湿環境下で、二つ
の電極間に常温常湿下で調湿されたキャリアを厚さ約3
(mm)にてはさみ込み、直流電圧500(V)を印加
し、電流値を測定して、算出する。
【0050】キャリア粒子の平均粒径は20〜300
(μm)が好ましく、より好ましくは、30〜200
(μm)である。20(μm)より小さい場合は、感光
体へのキャリア付着が発生しやすい。300(μm)よ
り大きい場合は、現像スリーブ上の現像ブラシが粗にな
り、良好な画像が得られなくなる。キャリアの平均粒径
は、湿式分散器を備えてなるレーザー回折式粒度分布測
定装置「HELOS」(シンパテック製)により測定さ
れる体積基準の平均粒径である。
【0051】キャリア表面をコートする樹脂としては、
公知の適当な樹脂を用いることができる。例えばフッ素
含有樹脂(フッ化ビニリデン、テトラフロロエチレン、
フッ化ビニリデン−テトラフロロエチレン系共重合体、
フッ化アルキル(メタ)アクリレート系共重合体等)・
シリコーン樹脂(メチルシリコーン、ジメチルシリコー
ン、フェニルシリコーン等)・スチレン系樹脂(スチレ
ン、クロルスチレン、メチルスチレン等)・アクリル系
樹脂(メチルメタクリレート、メチルアクリレート、プ
ロピルアクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリル
メタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、ブチルメ
タクリレート、ブチルアクリレート等)・スチレン−ア
クリル系樹脂・ポリエステル樹脂・エチレン系・ロジン
変性樹脂・ポリアミド樹脂等またこれらを組み合わせて
使用しても良い。特に好ましいのはシリコーン樹脂、フ
ッ素樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、アクリル系樹脂
である。
【0052】コーティング樹脂の層厚は0.01〜2.
0μmが好ましく、特に0.01〜1.0μmが好まし
い。層厚が2.0μmより厚い場合、画像濃度が低く、
良好な画像が得られない。層厚が0.01μmより薄い
場合、現像スリーブから電荷が注入され、感光体表面に
キャリア付着が発生しやすくなる。
【0053】コーティング樹脂の層厚の測定はキャリア
粒子を破壊し、その破断面を走査型顕微鏡で観察し、無
作為に30カ所を抽出し、その平均値を層厚とした。
【0054】樹脂コーティング方法としては、湿式法と
して浸積法、スプレードライ法等、乾式法として機械的
衝撃力を加えて磁性粒子表面にコーティング樹脂微粒子
を固着させ被覆する方法などが挙げられる。被覆樹脂量
は磁性体粒子に対して0.01〜15重量%であること
が好ましく、特に0.05〜10重量%であることが好
ましい。
【0055】〈画像形成方法〉図1は、本発明の画像形
成方法に適用できる画像形成装置の一例を示す。14は
静電荷像担持体としての感光体であり、この感光体14
は回転ドラム状の形態を有しており、特に易廃棄性の観
点から有機感光体が好ましい。感光体14の周囲にはそ
の回転方向上流側から下流側に向かって、順に帯電器
1、露光光学系2、現像装置12、転写器5、分離器
6、クリーニング装置15が配置されている。10は熱
ローラー定着器である。
【0056】この画像形成装置においては、帯電器1に
より感光体14の表面が一様な電位に帯電され、次いで
露光光学系2により像様露光されて感光体14の表面に
静電潜像が形成される。そして、現像装置12内に収容
された後述する特定のトナー及びキャリアからなる現像
剤により、上記の静電潜像が現像されてトナー像が形成
される。このトナー像は転写器5により給紙部より給送
された記録材Pに静電転写され、トナー像を転写した記
録材Pは、分離器6により感光体14から分離され、そ
の後、記録材P上のトナー像は熱ローラー定着器10に
より加熱定着されて定着画像が形成される。一方、転写
器5を通過した感光体はクリーニング装置15により残
留トナーがクリーニングされて次の画像の形成に供され
る。更にクリーニング装置に回収されたトナーは後述す
るトナーリサイクルシステムにより再び現像装置12及
び又はトナー補給ボックス11に戻されて再使用に供さ
れる。
【0057】トナーリサイクルシステムの具体例を図2
及び3に示す。この例において12は現像装置、13は
現像スリーブ、14は感光体、15はクリーニング装
置、16はトナー搬送スクリュー1、17はトナー搬送
スクリュー2、18はトナー搬送スクリュー3、11は
トナー補給ボックスである。本例の装置はトナー搬送ス
クリュー1,2及び3により順次クリーニング装置15
で回収したトナーを搬送し、現像装置に具備されたリサ
イクルトナー専用の分配器19(ニュートナー供給口と
は別体)に供給する様にしたものである。即ち、16の
トナー搬送スクリュー1、17のトナー搬送スクリュー
2、18のトナー搬送スクリュー3はそれぞれ内部に回
転軸とこの回転軸に沿ってスパイラル状に設けた羽根を
有してなり、トナーは回転軸の回転に伴って羽根により
順次搬送される。即ち、16のトナー搬送スクリュー1
は、感光体14の感光面に略平行にクリーニング装置1
5内に設けられ、トナー搬送スクリュー1によって、搬
送された回収トナーは、感光体14の端部に設けられた
17のトナー搬送スクリュー2によって搬送され、そし
て18のトナー搬送スクリュー3によって搬送され、分
配器19に供給され、それから現像装置12に戻され、
このようにして回収したトナーは再び感光体14上の静
電潜像の現像に供される。
【0058】一方、図3は、回収したトナーを補給トナ
ー補給ボックス11へ戻した例で、同図中12〜18は
図2と同じで、本例の装置ではトナー搬送スクリュー
1,2及び3により、順次クリーニング装置15で回収
したトナーを搬送し、トナー補給ボックス15に供給す
るようにした例である。図3の例の図2の例との差異は
トナー補給ボックス11内で新トナーと回収したリサイ
クルトナーを予め撹拌混合した後、現像装置12にトナ
ーを供給するところに特徴がある。
【0059】〈現像剤担持体(現像スリーブ)と現像プ
ロセス条件〉本発明に用いる現像装置は、多数のN,S
極を備えたマグネットロールが、アルミニウム等の非磁
性材料からなる現像剤担持体13内に収容されている。
この現像剤担持体13は微小間隙(Dsd)をおいて、
静電荷像担持体としての感光体14の感光面と向かい合
うように設けられている。現像剤担持体13及び感光体
14は各々機枠に回転可能に支持されており、そして各
々は同方向又は逆方向に回転する。本発明においては、
現像位置における現像剤担持体13、感光体14の移動
方向が同方向(回転方向は互いに逆方向)となるように
駆動されるのが望ましい。
【0060】図4は本発明に用いられる現像装置周辺の
概念図である。
【0061】現像剤担持体13内には固定主磁極(N
1)及び固定磁極(N2)、固定磁極(S1,S2,S
3)が配置され、固定主磁極(N1)の傾き角度(θ)
は、現像剤担持体13と静電荷像担持体14との互いの
回転中心を結ぶ線(L1)と、固定主磁極とが成す角度
で求められ、固定主磁極がL1よりも現像剤担持体13
の回転方向上流側にある場合にはプラスの値で、固定主
磁極がL1よりも現像剤担持体13の回転方向下流側に
ある場合にはマイナスの値で表わされる。
【0062】この現像剤担持体13内に具備された固定
主磁極(N1)の傾き角度(θ)は、+2〜+15°の
範囲にあるのが本発明において好ましい。固定主磁極
(N1)の傾き角度が+2°未満の場合、キャリア付着
の発生が顕著となったり、静電荷像担持体14表面に傷
が発生しその結果画像不良を生じてしまう可能性があ
る。また固定主磁極の傾き角度が+15°より大きい場
合、現像剤担持体13上の現像剤が感光体14の表面を
擦過できる幅(擦過幅)が過度に小さくなってしまい、
その結果該感光体14表面の静電荷像を充分に現像でき
ずにベタ部の濃度低下を引き起こしてしまう可能性があ
る。
【0063】現像剤担持体13とその周縁部の間には、
磁性現像剤層厚を規制し、現像剤の穂の長さを一定にで
きるように穂切り機構板を配置することが好ましい。現
像剤担持体13と穂切り機構板との間隔(Hcut)
は、300〜5000μmの範囲が好ましい。
【0064】本発明の画像形成方法において、現像剤担
持体と静電荷像担持体としての感光体の移動速度比(現
像剤担持体表面の移動速度をVs、感光体表面の移動速
度をVpとしたときの秒動速度比Vs/Vp)は1.0
〜4.0の範囲であるのが好ましい。Vs/Vpが1.
0未満では、現像領域へ十分なだけの現像剤を搬送しき
れないためか、低い画像濃度のものしか得ることができ
ないことがある。また、Vs/Vpが4.0を越えると
現像剤の搬送は十分であるが、非常に速い速度で感光体
表面を摺擦するために、該感光体表面に傷を生じさせる
ことによる削れ粉が発生することがある。
【0065】現像電界強度は以下の式により求められる
ものである。
【0066】 現像電界強度E=(V−Vs)/d(V/cm) V:表面電位 Vs:直流バイアス電位 d:現像スリーブと感光体との現像ギャップ ここにおいて現像電界強度が4000〜25000(V
/cm)である現像条件に本発明の現像剤を適用するこ
とにより、好適な作用効果を生じるものである。現像電
界強度が4000(V/cm)より小さい場合、高濃度
の画像が得られない可能性があり、一方、現像電界強度
が25000(V/cm)より大きい場合、感光体と現
像スリーブとの間でリークし、画像形成ができないこと
がある。
【0067】現像時の感光体(静電荷像担持体)の表面
電位は耐久性の観点より400〜800(V)が好まし
い。又、現像スリーブ(現像剤担持体)と感光体との現
像ギャップは100〜2000μmが好ましく、特に3
00〜1000μmが好ましい。現像ギャップが200
0μmより大きい場合、高濃度の画像が得にくく、10
0μmより小さい場合、現像ブラシにより感光体を掃刷
し、横線が消失したり、ベタ部に掃き目がみられること
がある。また、通常は現像スリーブ13と感光体14の
間には現像バイアス電源(図示せず)によりバイアス電
圧が印加されている。バイアスは直流バイアスのみでも
良いし、交流バイアスと組み合わせても良い。何れにし
ろ直流バイアスは正規現像の場合50〜300Vが好ま
しい。
【0068】使用できる感光体としては、通常使用され
るセレン感光体、セレン−テルル感光体、アモルファス
シリコン感光体、有機感光体などが挙げられる。
【0069】〈クリーニング装置〉クリーニング装置と
しては、ブレードクリーニング装置を好ましく用いるこ
とができる。また、クリーニングブレードの感光体に対
する当接方法としては、カウンター当接方式やトレイル
当接方式などがあるが、カウンター当接方式が低荷重領
域でのクリーニング性能に優れており、有機感光体との
組み合わせにおいては特に好ましく用いられる。
【0070】図5は本発明に用いられるクリーニング装
置15内部の概念図であり、感光体14表面に当接した
クリーニングブレード9、クリーニングしたトナーを導
くためのガイドプレート21、16はトナー搬送スクリ
ュー1である。
【0071】転写後の感光体14表面上に残留するトナ
ーはクリーニングブレードにより掻き落とされ、落下し
たトナーはガイドプレートによりクリーニング装置15
内に回収される。この回収したトナーは16のトナー搬
送スクリュー1により搬送され、図2,3に記した手段
により現像装置12へ供給される。
【0072】クリーニングブレードの感光体14に対す
る当接角(α)は、クリーニングブレードと感光体14
との接点から接線方向へ延長した線とクリーニングブレ
ードとの成す角度で求められ、その当接角は6°〜25
°の範囲で使用するのが好ましい。当接角が6°未満で
あると、有機感光体上に残存している転写残トナーを十
分にクリーニングすることができないことがあり、ま
た、当接角が25°より大きくなると、クリーニングブ
レードと感光体14との摺擦力が大きくなり、該感光体
表面の摩耗が過度となったり、クリーニングブレードの
反転が生じることがある。
【0073】クリーニングブレードの感光体に対する押
圧荷重(P)は、クリーニングブレード並びにそれを支
持する部材の全重量をクリーニングブレードの自由長で
割った値として定義されるが、その押圧荷重は、6〜3
0g/cmの範囲で使用するのが好ましい。押圧荷重が
6g/cm未満であると、感光体上に残存している転写
残トナーを十分にクリーニングすることができず、ま
た、押圧荷重が30g/cmよりも大きくなると、有機
感光体表面に傷を生じやすくなる。
【0074】本発明においては、静電荷像担持体として
の感光体は、有機光電性物質と有する有機感光体が好ま
しい。
【0075】〈本発明に用いられるトナー〉本発明にも
ちいるトナーは、顕電性、着色性及び定着性を有するそ
れ自体公知の任意のトナーであって、バインダー樹脂中
に、着色剤、その他の特性改良剤を含有したものであ
る。バインダー樹脂としては、スチレン−アクリル系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニル
アセタール樹脂、フェノール樹脂等、従来公知のものを
用いることができる。
【0076】本発明に用いる着色剤としては、カーボン
ブラック、ニグロシン染料(C.I.No.50415
B)、アニリンブルー(C.I.No.50405)、
カルコオイルブルー(C.I.No.azoic Bl
ue3)、クロムイエロー(C.I.No.1409
0)、ウルトラマリンブルー(C.I.No.7710
3)、デュポンオイルレッド(C.I.No.2610
5)、キノリンイエロー(C.I.No.4700
5)、メチレンブルークロライド(C.I.No.52
015)、フタロシアニンブルー(C.I.No.74
160)、マラカイトグリーンオクサレート(C.I.
No.42000)、ランプブラック(C.I.No.
77266)、ローズベンガル(C.I.No.454
35)、これらの混合物、その他を挙げることができ
る。着色剤は、十分な濃度の可視像が形成されるに十分
な割合で含有されることが好ましく、通常バインダー樹
脂に対して1〜20重量%の割合とされることが好まし
い。
【0077】本発明に用いるトナーにおいては、上記以
外に特性改良剤を用いることができる。この特性改良剤
として、例えば低分子量ポリエチレン、ポリプロピレン
などの低分子量オレフィン重合体若しくは共重合体、ア
ルキレンビス脂肪酸アミド類、脂肪酸アルコールエステ
ル類、などのオフセット防止剤を添加することができ
る。これらのオフセット防止剤は1種又は2種以上のも
のを組み合わせて使用してもよい。また、その使用割合
はバインダー樹脂に対して1〜20重量%の割合とされ
ることが好ましい。
【0078】また、ニグロシンベース(CI5041
5)、オイルブラック(CI20150)、スピロンブ
ラック等の油溶性染料、ピリジニウム塩、トリフェニル
メタン、アンモニウム塩等の窒素原子を含有する4級塩
化合物、その他の任意の荷電制御剤を添加してもよい。
【0079】このトナーは従来公知の製造方法によって
得る事ができる。トナーの粒度分布はコールターカウン
ター(コールターカウンター社製)により測定する。
【0080】トナーの体積平均粒径は2〜25μmで、
4〜20μmが好ましい。
【0081】キャリアに対するスペント量を低減するに
は、キャリアのグレイン径に相当するトナー粒径以下の
ものが個数分布基準で50個数%以下が好ましく、特に
35個数%以下が好ましい。
【0082】キャリアのグレイン径に相当するトナー粒
径以下のものが個数分布基準で50個数%より大きい場
合、スペント量減少の効果が小さい。
【0083】〈その他の添加剤等〉流動化剤について
は、従来公知の無機微粒子や、その他を用いることがで
きる。
【0084】又、無機微粒子としては、例えばシリカ、
チタニア、アルミナ、酸化カルシウム、酸化マグネシウ
ム、酸化バリウム、酸化ベリリウム、などの金属酸化物
の微粒子を挙げることができる。これらの金属酸化物の
微粒子は疎水化してもよい。
【0085】また、摩擦減少物質(滑剤)として、ステ
アリン酸亜鉛等の高級脂肪酸の金属塩を着色粒子へ添加
してもよい。
【0086】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0087】(実施例1〜6、比較例1、2) (キャリアコアの製造)モル比で表1のごとき組成にな
るように原料をそれぞれ秤量し、ボールミルで混合し
た。得られた混合粉を仮焼、粉砕し、バインダーを加え
スプレードライヤーにより造粒した。その後、焼成し、
体積平均粒径80μmの所望のキャリアコアC1〜C8
を得た。
【0088】
【表1】
【0089】(キャリアの製造) (1)キャリアCC1、CC2及びCC7 メチルシリコーン樹脂2重量部をキシレン50重量部に
溶解してなる被覆樹脂溶液中に、キャリアコアC1 1
00重量部を浸積した後、加熱してキシレンを除去し、
更に180℃で3時間にわたり熱処理して、ついで凝集
物をふるい分けし、キャリアCC1を得た。コアC1の
代わりにC2及びC7を用いて同様に処理し、キャリア
CC2及びCC7を得た。
【0090】(2)キャリアCC3、CC4及びCC8 フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体1
0重量部をアセトン160重量部に溶解した溶液をキャ
リアコアC3 1000重量部にスプレーコートし、つ
いで凝集物をふるい分けし、キャリアCC3を得た。コ
アC3の代わりにC4及びC8を用いて同様に処理し、
キャリアCC4及びCC8を得た。
【0091】(3)キャリアCC5、CC6 キャリアコアC5 1000重量部とメチルメタクリレ
ート−ブチルメタクリレート共重合体20重量部を混合
した後、温度80〜90℃で高速撹拌型混合装置により
機械的衝撃力を繰り返し付与して、キャリアCC5を得
た。コアC5の代わりにC6を用いて同様に処理し、キ
ャリアCC6を得た。
【0092】(トナーの製造)スチレン−アクリル共重
合体100重量部と、カーボンブラック10重量部と、
荷電制御剤(4級アンモニウム塩)1重量部、ポリプロ
ピレン4重量部とを混合した後、溶融混練し、冷却後粉
砕及び分級し体積平均径が8.5μmの着色粒子を得
た。この着色粒子にシリカ微粉体を1.0重量%添加
し、高速撹拌型混合機により着色粒子表面に付着させト
ナーを得た。
【0093】(実施例1〜6及び比較例1、2)各実施
例及び比較例においては、トナーの含有濃度が4.5重
量%になるように、それぞれのキャリアと上記トナーと
を混合し、現像剤を調整した。
【0094】実施例1〜6は、キャリアCC1〜CC6
を用い、比較例1、2は、キャリアCC7、CC8を用
いた。
【0095】(現像剤の評価) (評価項目) 〈画像濃度〉マクベス濃度計(RD−918)によりコ
ピー画像及びプリント画像のベタ黒部分の絶体反射濃度
を4点測定し平均値を示した。
【0096】〈かぶり〉サクラデンシトメーター(コニ
カ(株)社製)により、転写紙の白地部分(反射濃度
0.0)に対応するコピー画像又はプリント画像の白地
部分の相対濃度を測定した。0.01未満は問題ないレ
ベルであり、一方、0.01以上は実用上問題のあるレ
ベルである。
【0097】〈キャリア付着〉コピー画像を目視により
キャリア付着の有無を判定した。
【0098】〈スペント〉現像剤から界面活性剤を用い
てキャリアのみを分離し、そのキャリア3.0gを10
0mlのメチルエチルケトン中に入れ、スペント物を溶
かし、その溶液の500nmにおける透過率を分光光度
計(330型日立自記分光光度計)により測定し、その
値をスペント量(キャリア汚染度)とした。スペント物
がない場合は100%であり、スペントの増加により値
は小さくなる。100〜90%の場合を「○」、90〜
70%の場合を「△」、70%以下の場合現像剤の帯電
量が著しく低下し、トナー飛散、かぶりを発生するので
「×」とした。「△」までは実用可能水準である。
【0099】〈トナー飛散〉現像領域の下の部分に白紙
を置き、飛散するトナーを付着させ、その白紙を同評価
機と同じ定着条件で定着させ、その濃度をサクラデンシ
トメーターにより、紙の白地部分(反射濃度0.0)に
対応する相対濃度を測定し、相対濃度が0.01未満の
場合を「○」、0.01以上0.02未満の場合を
「△」、0.02以上の場合を「×」とした。「△」ま
では実用可能水準である。
【0100】(現像剤の評価)負帯電性有機感光体を搭
載し、トナーリサイクルシステムを備えてなる電子複写
機(KonicaU−BIX 3135 コニカ(株)
社製)改造機を使用して、20万コピーにわたる実写テ
スト(環境条件:温度25℃、湿度55%)を行い、評
価結果を表2に示す。
【0101】
【表2】
【0102】表2から明かなように、実施例1〜6で
は、20万コピーまで画像濃度が高く安定しており、か
ぶり、キャリア付着、トナー飛散の発生もなく、高画質
な画像が得られた。またスペントの発生も殆ど無くキャ
リアとしても十分な耐久性が得られた。
【0103】一方、比較例1、2は比重が大きく、現像
器内で機械的ストレスを受け易く、実写評価の比較的早
い時期(5万コピー)から、コーティング樹脂の剥離、
摩耗及びスペント量の増加を導き、キャリアの帯電付与
効果が著しく低下し、かぶり、トナー飛散、キャリア付
着の発生を引き起こした。
【0104】(実施例7〜13、比較例3、4) (キャリアコアの製造)モル比で表3のごとき組成にな
るよう原料をそれぞれ秤量し、ボールミルで混合した。
得られた混合粉を仮焼、粉砕し、バインダーを加えスプ
レードライヤーにより造粒した。その後、焼成し、体積
平均粒径65μmの所望のキャリアC9〜C16を得
た。これらのトナー(後述記載)(キャリアコアに対し
て4重量%添加混合)に対する帯電性をブローオフ粉体
帯電量測定装置(東芝ケミカル社製:TB−200)に
より測定したところC16を除いて全て負帯電性を示し
た。
【0105】
【表3】
【0106】(キャリアの製造) (1)キャリアCC9、CC10 メチルシリコーン樹脂1重量部をキシレン50重量部に
溶解してなる被覆樹脂溶液中に、キャリアコアC9 1
00重量部を浸積した後、加熱してキシレンを除去し、
更に180℃で3時間にわたり熱処理して、ついで凝集
物をふるい分けし、表4に示すキャリアCC9を得た。
CC10については、表3のコアを使用しメチルシリコ
ーン樹脂量を変えることで膜厚を調整した以外は同様に
製造した。
【0107】(2)キャリアCC11〜CC13及びC
C16 フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体1
0重量部をアセトン160重量部に溶解した溶液をキャ
リアコアC11 1000重量部にスプレーコートし、
ついで凝集物をふるい分けし、表4に示すキャリアCC
11を得た。CC12,CC13及びCC16について
は、表3のコアを使用しフッ化ビニリデン−テトラフル
オロエチレン共重合体樹脂量を変えることで膜厚を調整
した以外は同様に製造した。
【0108】(3)キャリアCC14、CC15、CC
17 キャリアコアC14 1000重量部とメチルメタクリ
レート−ブチルメタクリレート共重合体10重量部を混
合した後、温度80〜90℃で高速撹拌型混合装置によ
り機械的衝撃力を繰り返し付与して表4に示すキャリア
CC14を得た。CC15及びCC17については、表
3のコアを使用しメチルメタクリレート−ブチルメタク
リレート共重合体樹脂量を変えることで膜厚を調整した
以外は同様に製造した。
【0109】
【表4】
【0110】(トナーの製造)スチレン−アクリル共重
合体100重量部と、カーボンブラック8重量部と、荷
電制御剤(ニグロシン染料)2重量部、ポリプロピレン
4重量部とを混合した後、溶融混練し、冷却後粉砕及び
分級し体積平均径が8.0μmの着色粒子を得た。この
着色粒子にシリカ微粉体を0.6重量%添加し、高速撹
拌型混合機により着色粒子表面に付着させトナーを得
た。
【0111】(実施例7〜13及び比較例3,4)各実
施例及び比較例においては、トナーの含有濃度が5.5
重量%になるように、それぞれのキャリアと上記トナー
とを混合し、正帯電用現像剤を調整した。帯電性はブロ
ーオフ粉体帯電量測定装置(東芝ケミカル社製:TB−
200)により測定し、全現像剤が正帯電性現像剤であ
ることを確認した。
【0112】実施例7〜13は、キャリアCC9〜CC
15を用い、比較例3,4は、キャリアCC16、CC
17を用いた。
【0113】(現像剤の評価)負帯電性有機感光体を搭
載し、トナーリサイクルシステムを備えた電子複写機
(Konica U−BIX 3135 コニカ(株)
社製)改造機を使用して、現像条件を感光体表面電位6
00V、現像電界強度9000V/cm(直流バイアス
電位150V、現像スリーブと感光体との現像ギャップ
500μm現像スリーブと穂切り機構板との間隔(Hc
ut)450μm、Vs/Vp=2.3))とし、10
万コピーにわたる実写テスト(環境条件:温度25℃、
湿度55%)を行った。評価項目基準は実施例1に準じ
た。
【0114】評価結果を表5に示す。
【0115】
【表5】
【0116】表5で明らかなように、実施例7〜13で
は、10万コピーまで画像濃度が高く安定しており、か
ぶり、キャリア付着、トナー飛散の発生もなく、高画質
な画像が得られた。またスペントの発生も殆ど無くキャ
リアとしても十分な耐久性が得られた。
【0117】比較例3及び4は比重が大きく、現像器内
で機械的ストレスを受け易く、コーティング樹脂の剥
離、摩耗及びスペント量の増加を導き、キャリアの帯電
付与効果が著しく低下し、かぶり、トナー飛散、更にキ
ャリア付着を発生した。
【0118】(実施例14〜22、比較例5、6) (キャリアコアの製造)モル比で表6のごとき組成にな
るように原料をそれぞれ秤量し、ボールミルで混合し
た。得られた混合粉を仮焼、粉砕し、バインダーを加え
スプレードライヤーにより造粒した。その後、焼結し、
体積平均粒径80μmの所望のキャリアC17〜C25
を得た。
【0119】
【表6】
【0120】(キャリアの製造) (1)キャリアCC20〜CC22 メチルシリコーン樹脂1重量部をキシレン50重量部に
溶解してなる被覆樹脂溶液中に、キャリアコアC17
100重量部を浸積した後、加熱してキシレンを除去
し、更に180℃で3時間にわたり熱処理して、ついで
凝集物をふるい分けし、コーティングキャリアCC20
を得た。キャリアコアをC18及びC19に代え、他は
同様に処理してCC21及びCC22を得た。
【0121】(2)キャリアCC23〜CC25 フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン共重合体1
0重量部をアセトン160重量部に溶解した溶液をキャ
リアコアC20 1000重量部にスプレーコートし、
ついで凝集物をふるい分けし、コーティングキャリアC
C23を得た。キャリアをC21及びC22に代え、他
は同様に処理してCC24及びCC25を得た。
【0122】(3)キャリアCC26〜CC28 キャリアコアC23 1000重量部とスチレン−メチ
ルメタアクリレート共重合体30重量部を混合した後、
温度80〜90℃で高速撹拌型混合装置により機械的衝
撃力を繰り返し付与してコーティングキャリアCC26
を得た。キャリアをC24及びC25に代えてCC27
及びCC28を得た。
【0123】(トナーの製造)スチレン−アクリル共重
合体100重量部と、カーボンブラック12重量部と、
荷電制御剤(ニグロシン染料)2重量部、ポリプロピレ
ン4重量部とを混合した後、溶融混練し、冷却後粉砕及
び分級し、表7に示すような粒度分布を持つ3種の着色
粒子を得た。この着色粒子にシリカ微粉体を0.6重量
%添加し、高速撹拌型混合機により着色粒子表面に付着
させトナーT1、T2及びT3を得た。
【0124】
【表7】
【0125】(実施例14〜22及び比較例5、6)各
実施例及び比較例においては、トナーの含有濃度が4重
量%になるように、それぞれのキャリアと上記トナーと
を表8に示すような組み合わせで、現像剤を調整した。
【0126】
【表8】
【0127】(現像剤の評価)負帯電性有機感光体を搭
載し、トナーリサイクルシステムを備えてなる電子複写
機(U−BIX 3135 コニカ(株)社製)改造機
を使用して、16万コピーにわたる実写テスト(環境条
件:温度25℃、湿度55%)を行い、画像濃度、かぶ
り、スペント、トナー飛散について評価した。評価項目
基準は実施例1に準じた。
【0128】評価結果を表9に示す。
【0129】
【表9】
【0130】表9で明らかなように、実施例14〜22
では、16万コピーまで画像濃度が高く安定しており、
かぶり、トナー飛散の発生もなく、高画質な画像が得ら
れた。またスペントの発生も殆ど無くキャリアとしても
十分な耐久性が得られた。(実施例17、19がやや悪
いが、実用レベルにある。) 一方、比較例5及び6ではトナーの微粉量が多いためス
ペントが著しく増加し、トナー飛散、かぶりの発生につ
ながった。
【0131】
【発明の効果】本発明により、以下の効果が得られる。
【0132】(1) 本発明の現像剤は、コーティング
樹脂の摩耗、剥離及びスペントを防止して、トナー飛
散、地かぶりの無い良好な画像を長期間繰り返し複写を
行っても得ることができる。
【0133】(2) 本発明の現像剤は、低表面電位、
低現像電位強度である画像形成方法に適し、高濃度で、
かつトナー飛散、地かぶりの無い良好な画像を繰り返し
複写にわたり得ることができる。
【0134】(3) 本発明の画像形成方法は、コーテ
ィング樹脂の摩耗、剥離を防止して、トナー飛散、地か
ぶり、キャリア付着の無い良好な画像を繰り返し複写に
わたり得ることができる。
【0135】(4) 本発明の画像形成方法は、コーテ
ィング樹脂へのスペント量を低減して、トナー飛散、地
かぶりの無い良好な画像を繰り返し複写にわたり得るこ
とができる。
【0136】(5) 本発明の画像形成方法は、トナー
リサイクルシステムを備えた複写装置において、コーテ
ィング樹脂の摩耗、剥離及びスペントを防止して、トナ
ー飛散、地かぶり、キャリア付着の無い良好な画像を繰
り返し複写にわたり得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の断面図。
【図2】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
【図3】本発明に用いるトナーリサイクルシステムを説
明する図。
【図4】本発明に用いられる現像装置周辺の概念図。
【図5】本発明に係るクリーニング装置内部の概念図。
【図6】フェレー(Feret)径の概念図。
【符号の説明】
11 トナー補給ボックス 12 現像装置 13 現像剤担持体(現像スリーブ) 14 静電荷像担持体(感光体) 15 クリーニング装置 16 トナー搬送スクリュー1 17 トナー搬送スクリュー2 N1 固定主磁極 θ 固定主磁極の傾き角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上の静電潜像をキャリア及びトナ
    ーからなる現像剤を用い顕像化し、顕像化された感光体
    上のトナー像を転写材に転写し、その後転写されずに感
    光体上に残留したトナーをクリーング手段により回収
    し、回収したトナーを現像器又はトナー補給装置に戻し
    て再利用するトナーリサイクルシステムを採用した画像
    形成方法において、上記キャリアはFe23並びに、L
    i,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグル
    ープから選択される元素の酸化物の少なくとも1種を含
    有することを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 磁性体粒子を樹脂により被覆してなるキ
    ャリア及びトナーからなる現像剤において、上記キャリ
    アの磁性体粒子はFe23並びにLi,Be,Na,M
    g,K,Ca及びRbからなるグループから選択される
    元素の酸化物を少なくとも1種を含有し、且つキャリア
    の被覆される樹脂の層厚が0.01〜2.0μmである
    ことを特徴とする現像剤。
  3. 【請求項3】 感光体上の静電潜像をキャリア及びトナ
    ーからなる現像剤を用いて顕像化し、顕像化された感光
    体のトナー像を転写材に転写し、定着する画像形成方法
    において、磁性体粒子を樹脂により被覆してなるキャリ
    ア及びトナーからなる現像剤を用い、上記キャリアの磁
    性体粒子はFe23並びにLi,Be,Na,Mg,
    K,Ca及びRbからなるグループから選択される元素
    の酸化物を少なくとも1種を含有し、且つキャリアが被
    覆される樹脂の層厚が0.01〜2.0μmであること
    を特徴とする画像形成方法。
  4. 【請求項4】 現像時の感光体の表面電位が400〜8
    00V、電界強度4000〜25000V/cmである
    現像条件下に現像することを特徴とする請求項3記載の
    画像形成方法。
  5. 【請求項5】 磁性体粒子を樹脂により被覆してなるキ
    ャリア及びトナーからなる現像剤において、上記磁性体
    粒子がグレインからなり、上記トナーの粒度分布におい
    て、前記グレイン平均径に相当する粒径以下のトナー粒
    子が50個数%以下である現像剤。
  6. 【請求項6】 上記グレインはFe23並びにLi,B
    e,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグループか
    ら選択される元素の酸化物の少なくとも1種を含有する
    ことを特徴とする請求項5記載の現像剤。
  7. 【請求項7】 磁性体粒子を樹脂により被覆してなるキ
    ャリア及びトナーからなる現像剤において、上記磁性体
    粒子がグレインからなり、該グレインはFe23並びに
    Li,Be,Na,Mg,K,Ca及びRbからなるグ
    ループから選択される元素の酸化物の少なくとも1種を
    含有し、且つ該トナーの粒度分布において、前記グレイ
    ン個数平均径に相当する粒径以下のトナー粒子が50個
    数%以下である現像剤を用いることを特徴とする画像形
    成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003076121A (ja) * 2001-09-07 2003-03-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成プロセスユニット
JP2006053201A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Ricoh Co Ltd 電子写真用キャリア、現像剤及び画像形成装置
JP2012144401A (ja) * 2011-01-14 2012-08-02 Dowa Electronics Materials Co Ltd フェライト粒子並びにそれを用いた電子写真現像用キャリア及び電子写真用現像剤
US8252497B2 (en) 2009-04-13 2012-08-28 Seiko Epson Corporation Toner, toner production method, and image forming device using the same

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