JP2000066446A - 帯電用磁性粒子、帯電部材、帯電装置、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置 - Google Patents

帯電用磁性粒子、帯電部材、帯電装置、プロセスカ―トリッジ及び電子写真装置

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JP2000066446A
JP2000066446A JP16513799A JP16513799A JP2000066446A JP 2000066446 A JP2000066446 A JP 2000066446A JP 16513799 A JP16513799 A JP 16513799A JP 16513799 A JP16513799 A JP 16513799A JP 2000066446 A JP2000066446 A JP 2000066446A
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希克 溝江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 連続使用時に安定した帯電性を有し、従来よ
りも耐久性に優れる帯電用粒子、該磁性粒子を用いた帯
電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真
装置を提供する。 【解決手段】 5μm以上の粒子の短軸長さ/長軸長さ
の標準偏差が0.08以上であって、体積抵抗値が10
4 〜109 Ωcmである帯電用磁性粒子、該磁性粒子を
用いた帯電部材、帯電装置、プロセスカートリッジ及び
電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物体を帯電させる
部材に使用される磁性粒子、この帯電部材を利用した帯
電装置、プロセスカートリッジ及び電子写真装置に関す
るもので、複写機、プリンター及びファクシミリ等に適
用される。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法としては多数の方法が
知られているが、一般には光導電性物質を利用し、種々
の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで潜
像をトナーで現像を行って可視像とし、必要に応じて紙
等の転写材にトナー画像を転写した後、熱や圧力等によ
り転写材上にトナー画像を定着して複写物を得るもので
ある。また、転写材上に転写されずに感光体上に残った
トナー粒子はクリーニング工程により感光体上より除去
される。
【0003】この様な電子写真法での感光体帯電手段と
しては、所謂コロトロン及びスコロトロンと呼ばれるコ
ロナ放電を利用した帯電方法がある。更に、ローラー、
ファーブラシ及びブレード等の帯電部材を感光体表面に
接触させ、その接触部分近傍の狭い空間に放電を形成す
ることによりオゾンの発生を極力抑さえた帯電方法が開
発され実用化に至っている。
【0004】しかし、コロナ放電を利用した帯電方法に
おいては、特に負又は正コロナを生成する際に多量のオ
ゾンを発生することから、電子写真装置にオゾン捕獲の
ためのフィルタを具備する必要性があり、装置の大型化
又はランニングコストがアップする等の問題点があっ
た。また、ブレード及びローラー等の帯電部材を感光体
と接触させて帯電を行う方式においては、感光体上への
トナー融着といった問題が発生し易い傾向にある。
【0005】そのため帯電部材を感光体に近接させるに
留め、直接の接触を避けて用いる方法も検討されてい
る。感光体を帯電させる部材としては、前記のローラ
ー、ブレード、ブラシ及び抵抗層を有する細長い導電性
板状部材等が挙げられる。
【0006】しかしながらこの方法は帯電部材と感光体
との距離の制御が難しいという問題点があり、実用化に
難点があった。
【0007】そこで、比較的感光体への接触による負荷
の小さい、磁性粒子を磁石体にて保持することにより形
成した所謂磁気ブラシを帯電部材として用いる技術が検
討されている。磁性粒子を用いた帯電方法としては、感
光体との組み合わせにおいて2つの方法が提案されてい
る。1つは、感光体の表面層として電荷注入層を設け、
電荷注入層への接触を介して直接に電荷を注入し感光体
を帯電する方法である。もう一つは、通常の感光体を用
いて、磁性粒子と感光体表面の微小空隙の放電を利用し
た方法である。
【0008】帯電部材として使用される磁性粒子として
は、特開昭59−133569号公報に、鉄粉をコーテ
ィングした粒子をマグネットロールに保持させて電圧を
印加して帯電する方法が開示されている。しかしこの技
術は、連続使用時に安定な帯電性を得ることが難しいと
いう問題点を有しており、例えば特開平6−30126
5号公報に提案されている様に、磁気ブラシ中に存在す
るトナー量を一定とする様にトナーを補給し、抵抗の安
定化を図るような構成が提案されている。これらの方法
は、全て微小空隙における放電現象を利用したものであ
り、放電による生成物により感光体表面がダメージを受
け、劣化あるいは高温、高湿下での画像流れを生じ易い
という問題点が依然残っていた。
【0009】また、特開平6−258918号公報にお
いては、108 〜1010Ωcmの体積抵抗値を有し、粒
径が30〜100μmである粒子と、108 Ωcm以下
の体積抵抗値を有し、粒径が30〜100μmである粒
子を混合して帯電用粒子として用いることが、また特開
平6−274005号公報においては、5×105 Ωc
m以上の体積抵抗値を有する粒子と5×104 以下の体
積抵抗値を有する粒子を混合し帯電用粒子として用いる
ことが開示されている等、導電性の高い比較的小粒径の
粒子と導電性の低い比較的抵抗の高い粒子の混合という
形態の提案がなされている。
【0010】これらは、混合する粒子の粒径や抵抗によ
り良好な帯電性を呈するが、混合粒子の粒径が比較的近
くても抵抗値が離れていると、使用中に抵抗の低い粒子
が感光体表面に集まってくるため、初期において良好な
耐ピンホール性を有していても、使用中にピンホールリ
ークを生じる傾向にある。また、粒径が離れている場
合、抵抗の低い粒子の分離傾向を抑えることができる
が、特に低湿環境において抵抗の低い粒子が漏れ出す傾
向が強いという問題点がある。
【0011】更に、特開平8−6355号公報において
は、表面が平滑な磁性粒子と表面が凹凸な磁性粒子の混
合が提案されている。これらにおいては、耐久性を伸ば
す効果が記載されているが、更なる耐久性の向上が望ま
れている。
【0012】以上様々な提案が行われているが、実用化
という意味で本発明者が知りうる限り、上市されている
複写機等の電子写真装置に磁気ブラシを感光体帯電部材
として使用された例は皆無である。また、感光体帯電部
材としての磁性粒子に関しては、好ましい物性及びその
効果が如何なるものであるかという検討が不十分であ
り、帯電用途に用いられる磁性粒子の好適な構成の開発
が望まれている。
【0013】一方、電子写真におけるクリーニング工程
は、従来ブレードクリーニング、ファーブラシクリーニ
ング及びローラークリーニング等が用いられていた。い
ずれの方法も力学的に転写残余のトナーを掻き落とす
か、せき止めて廃トナー容器に捕集するものであった。
よって、この様な部材が感光体表面に押し当てられるこ
とに起因する問題が生じ易かった。
【0014】例えば、部材を強く押し当てることにより
感光体を摩耗させ、感光体が短命化することが挙げられ
ていた。かたや、装置面から見ると、かかるクリーニン
グ装置を具備するために装置が必然的に大きくなり、装
置のコンパクト化を目指すときのネックになっていた。
加えて、エコロジーの観点より、トナーを有効活用する
ために廃トナーのでないシステムが望まれていた。
【0015】それは、現像同時クリーニング又はクリー
ナレスと呼ばれる技術で、現像手段が実質的なクリーニ
ング手段であるシステム、即ち、転写位置と帯電位置の
間及び帯電位置と現像位置の間に、転写後の感光体上に
残留したトナーを回収し、貯蔵するクリーニング手段を
有さずに、現像手段によりクリーニングを行うシステム
である。例えば、特開昭59−133573号公報、特
開昭62−203182号公報、特開昭63−1331
79号公報、特開昭64−20587号公報、特開平2
−51168号公報、特開平2−302772号公報、
特開平5−2287号公報、特開平5−2289号公
報、特開平5−53482号公報及び特開平5−613
83号公報等に開示されている。但し、これらの公知の
技術は、帯電手段としてコロナ、ファーブラシあるいは
ローラーを用いており、放電生成物による感光体表面の
汚染や帯電不均一性等すべてを満足するには至っていな
い。
【0016】そのため、上述の磁気ブラシを帯電部材と
して用いるクリーナレス技術が検討されている。例え
ば、特開平4−21873号公報においては、放電限界
値を超えるようなピーク値を有する交流電圧を印加した
磁気ブラシを用いてクリーニング装置を不要とするよう
な画像形成装置が提案されている。更に、特開平6−1
18855号公報において、独立のクリーニング装置の
ない磁気ブラシ帯電クリーニング装置を搭載した画像形
成装置が提案されている。
【0017】使用される磁性粒子の例示としては、鉄、
クロム、ニッケル及びコバルト等の金属あるいはそれら
の合金又は化合物、四三酸化鉄、γ−酸化第2鉄、二酸
化クロム、酸化マンガン、フェライト、マンガン−銅系
合金及びこれらをスチレン系樹脂、ビニル系樹脂、エチ
レン系樹脂、ロジン変性樹脂、アクリル系樹脂、ポリア
ミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂で被覆した
もの、あるいは磁性体微粒子を分散して含有した樹脂で
得られた粒子等がある。
【0018】しかし、帯電用磁性粒子の好ましい形態等
については開示されておらず、クリーナレス方法に好適
な磁性粒子という観点では更に検討すべき課題を残して
いた。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、連続
使用時に安定した帯電性を有し、従来よりも耐久性に優
れる帯電用磁性粒子、それを用いた帯電部材、帯電装
置、プロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供する
ことにある。
【0020】本発明の別の目的は、感光体削れの少ない
プロセスカートリッジ及び電子写真装置を提供すること
にある。
【0021】本発明の更に別の目的は、帯電磁気ブラシ
を用いたクリーナレスシステムを搭載し、長期にわたり
安定した特性を有する帯電装置及び電子写真装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、5μm
以上の粒径を有する磁性粒子の短軸長さ/長軸長さの標
準偏差が0.08以上であって、体積抵抗値が104
109 Ωcmであることを特徴とする帯電用磁性粒子で
ある。
【0023】また、本発明は、電圧が印加される導電性
部分を有する磁石体上に、上記帯電用磁性粒子を有する
ことを特徴とする帯電部材である。
【0024】また、本発明は上記帯電部材を有する帯電
装置、プロセスカートリッジ及び電子写真装置である。
【0025】
【発明の実施の形態】上述のように帯電用磁性粒子とし
ては、様々な粒子が例示として、あるいは実施例として
記載されている。しかしながら、本発明者らが検討した
結果によると、従来例にある様な磁性粒子では感光体の
帯電用途の磁性粒子としては、不十分な点が多々あり、
その状況を鑑み鋭意検討した結果、好ましい形態の一つ
を見出して本発明に至ったものである。
【0026】本発明の磁性粒子は、5μm以上の粒子の
短軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以上であっ
て、体積抵抗が104 〜109 Ωcmである。かかる構
成により、耐久性及び画質において顕著な効果が得られ
た。
【0027】耐久性の悪化する原因は、帯電部材へ混入
するトナー又はトナー成分、あるいは紙粉等の異物によ
り磁性粒子表面が汚染され、帯電部材の抵抗値が上昇
し、感光体表面を十分に帯電できなくなることであっ
た。特に、湿度の低い環境にて長期にわたり感光体を十
分に帯電できない、つまり十分な耐久性を得にくいのが
現状である。
【0028】この問題点に起因する画像への影響は、以
下の通りである。即ち、反転現像法を用いた場合の耐久
画像を例にとると、初期には問題のない画像であっても
使用を進めていくと、まず感光体周期でゴースト画像を
生じる。この時の感光体の帯電電位は、初期と同等であ
る。更に使用を進めると、地カブリを生じる。この時の
感光体の帯電電位は、初期よりも劣化しており、カブリ
のない画像を得るための十分な電位が得られない状態で
ある。
【0029】なお、ゴーストは感光体上の露光部と非露
光部で電位が異なることに起因する。即ち、電位の低い
部分(露光部)を帯電するときの帯電均一性が、電位の
高い部分(非露光部)を帯電するときの帯電均一性より
も劣ることに起因する。このため、感光体の電位の履歴
がゴースト画像として現れてしまうのである。
【0030】上記画像欠陥が生じるメカニズムは、次の
ように考えられている。 (1)感光体露光部と非露光部の帯電電位の差が大き
い。 (2)感光体露光部上にクリーニングしきれないトナー
成分が残存し、粒子と感光体表面の接触性を阻害し帯電
電位のむらを生じる。 これらは、従来の方法にて感光体電位を測定する限り画
像性との相関関係は得られず、粒子を用いた接触帯電方
法に特有の問題点である。また、現像キャリア用の磁性
粒子には全く求められない特性でもある。
【0031】更に、独立したクリーニング手段を持たな
い、いわゆるクリーナレス画像形成装置の場合は、特に
転写残トナーの存在する部分と感光体の露光部分が一致
するために、ゴースト画像について特に厳しい条件にあ
る。
【0032】そこで、クリーナレス画像形成装置を例に
とって、本発明の作用効果を説明すると、本発明の磁性
粒子を用いることにより (1)磁性粒子と感光体表面との接触性が向上し、転写
残りのトナー成分があっても感光体を十分に帯電するこ
とができる。 (2)磁性粒子同士の表面クリーニング効果があり、長
期使用によっても粒子表面への異物堆積が抑制され効果
の持続性が大きい。 という作用効果が得られる。この結果、湿度の低い環境
下において、感光体上に接触性を阻害する成分が多量に
存在する場合でも、長期にわたり安定した画像を形成す
ることが可能となった。現像キャリア用の磁性粒子は、
磁性粒子間に多量のトナーが存在するため、磁性粒子同
士の接触による表面クリーニング効果も期待できない。
このように、帯電と現像では磁性粒子をとりまく環境や
求められる特性が全く異なる。
【0033】5μm以上の粒子の短軸長さ/長軸長さの
標準偏差が0.08よりも小さいと、形状のばらつきが
少なすぎて、お互いの表面クリーニング効果が十分では
なくなる。形状のばらつきによって、帯電粒子同士の負
荷に対して、ある形状の磁性粒子に対して、クリーニン
グに好適な形状が存在し、負荷が集中し表面クリーニン
グ効果を生じるものと考えられる。また、帯電粒子の5
〜20μm部分の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.
08以上とすると、それより大きい粒子の表面クリーニ
ング効果が大きく好ましい構成であり、0.10以上で
あると更にクリーニング性が向上するのでより好まし
い。
【0034】ここで、短軸長さ/長軸長さの標準偏差の
測定法を記す。日立製作所製FE−SEM(S−80
0)を用い、500倍に拡大した粒子像を無作為に10
0個抽出し、その画像情報を元に、例えばImage
Analyzer V10(東洋紡績株式会社製)によ
り、画像解析した結果の統計処理を行う。解析の詳細
は、まず電子顕微鏡写真より実体顕微鏡を経由した画像
信号を解析装置に入力し、画像情報を2値化する。次い
で、2値化された画像情報を元に以下の様な解析を行
う。
【0035】詳しくは、Image Analyzer
V10(東洋紡績株式会社製)の説明書に詳しく記載
があるが、簡潔に方法を説明すれば、対象物の形状を楕
円に置き換える手続きを経て、その楕円の長軸と短軸の
長さの比をとるということである。その手続きは、以下
の様である。
【0036】磁性粒子の2値化された形状に対して、座
標(u,v)における微小面積Δs=Δu・Δvの比重
を1とした場合、原点(X,Y)に対して、粒子の2値
化された形状の重心を通り、水平軸及び垂直軸について
の2次モーメント(水平軸についての2次モーメントM
x、垂直軸についての2次モーメントMy)は、各々 Mx=ΣΣ(u−X)2 My=ΣΣ(v−Y)2 で表わされ、慣性相乗モーメントMxyは、 Mxy=ΣΣ(u−X)・(v−Y) であり、以下の式をみたす角度θは、2つの解を持つ。
【0037】θ=1/2・(2Mxy/Mx−My)
【0038】更に、水平軸と各θをなす軸方向の慣性モ
ーメントMθは、 Mθ=Mx・(cosθ)2 +My・(sinθ)2
Mxy・sin2θ で表され、前記θの2つの解を代入し、計算されたMθ
のうち小さい方が主軸となる。
【0039】更に、任意の軸上に(1/Mθ)0.5 に相
当する点をプロットすると、これらは楕円を作り、この
主軸が慣性主軸と一致するとすれば、Mθの小さな値を
取る方向をA、大きな方をBとすると以下の楕円とな
る。
【0040】A・x2 +B・y2 =1 本発明における短軸長さ/長軸長さは、以上の楕円に対
して、 短軸長さ/長軸長さ=(A/B)0.5 にて表されたものである。
【0041】また、5μm以上の粒径を有する磁性粒子
及び5μm〜20μmの粒径を有する磁性粒子の標準偏
差は、前記電子顕微鏡写真において、粒子の最大弦長が
5μm以上及び5μm〜20μmであるものについて解
析を行う。
【0042】帯電用磁性粒子の平均粒径及び分布は、レ
ーザー回折式粒度分布測定装置HELOS(日本電子
製)を用いて、0.5μm〜350μmの範囲を32対
数分割して測定し、体積50%メジアン径をもって平均
粒径とした。
【0043】本発明では、帯電用磁性粒子の平均粒径
は、10〜200μmの範囲が好ましく用いられる、1
0μmよりも小さいと粒子が漏れ易く、また磁気ブラシ
とした時の磁性粒子の搬送性に劣る。注入帯電方法に用
いる場合は、40μmを超えると本発明における注入帯
電方法の帯電一様性が劣化する傾向にある。更に好まし
くは15〜30μmである。
【0044】本発明に用いられる磁性粒子としては、フ
ェライト粒子が好ましく用いられる。フェイトの組成と
しては、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、鉄、リチ
ウム、ストロンチウム、バリウム等の金属元素を含むも
のが好適に使用される。
【0045】本発明におけるフェライト粒子の好ましい
製造方法としては、20μm〜200μmのフェライト
粒子を粉砕する方法が挙げられる。また、形状分布を制
御しつつ粉砕した後に、適宜分級を行い、そのまま使用
することができ、また必要に応じて、その他の粒子と混
合して用いることが可能である。また、フェライトの固
まりを粉砕することによる製造も可能であるが、その効
率という観点からは、フェライト粒子を粉砕することが
好ましい。
【0046】従来例としては、マグネタイトと樹脂を混
練粉砕した磁性粒子を使用するとの開示もあるが、樹脂
成分を多量に含むため帯電部材からの磁性粒子漏れが多
い傾向にある。更に樹脂磁性粒子においては、表面に樹
脂の存在比率が高く、その導通路である磁性粒子の存在
比率が少ない。この事実より、異物による表面汚染によ
って抵抗値が上昇し易くなっており、十分な耐久性向上
の効果が得られない傾向にある。
【0047】本発明の帯電用磁性粒子は、銅、マンガ
ン、またはリチウムと鉄を含むフェライト粒子であるこ
とが好ましく、最も好ましくは、銅またはマンガンと鉄
を含むフェイト粒子であることが好ましい。
【0048】その好ましい組成比率は (A1X1・(A2X2…(An)Xn・(Fe)Y
(O)Z (式中、A1 〜Anは元素を示し、A1 は銅、マンガン
及びリチウムから選択され、X1 〜Xn、Y及びZは含
有元素の原子個数比率を示し、X1 〜Xn及びYは酸素
以外の含有元素の原子個数比率を示し、0.02<X1
/Y<5である。)で示される。更に、好ましくは 0.03<X1 /Y<3.5 であり、更に好ましくは 0.05<X1 /Y<1 である。
【0049】A2 以降の好ましい元素としては、A1
使用されない元素で、銅、マンガン、リチウム、亜鉛及
びマグネシウムが挙げられる。
【0050】更に、本発明のフェライト粒子には、リ
ン、ナトリウム、カリウム、カルシウム、ストロンチウ
ム、ビスマス、珪素及びアルミニウム等を含有させるこ
とができる。
【0051】帯電用磁性粒子の好ましい構成として、磁
性粒子中の酸素を除く元素の総原子数の内、鉄、銅、マ
ンガン、リチウム、亜鉛及びマグネシウムの含有原子数
が80原子個数%以上のものが好ましく用いられ、更に
好ましくは90原子個数%以上、最も好ましくは95原
子個数%以上である。
【0052】フェライトは酸化物の固溶体であり、厳密
な化学量論に基づくとは限らないが、銅を用いた場合は (CuO)X1・(Fe23X1・(A2X2…(A
n)Xn・(Fe)Y-2X1 ・(O)Z-4X1 で表現可能である。マンガンを用いた場合は (MnO)X1・(Fe23X ・(A2X2…(A
n)Xn・(Fe)Y-2X1 ・(O)Z-4X1 であり、リチウムを用いた場合は (Li2 O)X1/2・(Fe235X1/2 ・(A2X2
…(An)Xn・(Fe)Y-5X1 ・(O)Z-8X1 である。
【0053】帯電用磁性粒子においては、その特徴的な
使用形態により、銅、マンガン及びリチウムを使用した
粒子において、特に耐久性に優れるという効果がある。
特に銅及びマンガンを使用した場合の効果が大きい。
【0054】このメカニズムについては、鋭意検討中で
あるが、電圧が印加されて、感光体を帯電する際にフェ
ライトを通して電流が流れるわけであるが、この電流パ
スが元素により異なり、特に銅またはマンガンで構成さ
れるフェライトにおいて、電流のパスが多く形成される
ためと推測される。また、表面の状態においても感光体
との電荷のやり取りがスムーズな表面を形成しているも
のと推測される。
【0055】また、本発明の帯電用磁性粒子は、体積抵
抗値が1×104 Ωcm以上1×109 Ωcm以下であ
る。1×104 Ωcmより低いと、ピンホールリークを
起こす傾向にあり、1×109 Ωcmを超えると、感光
体の帯電が不十分となり易い。磁性粒子漏れという観点
では、体積抵抗値は1×106 Ωcm以上1×109Ω
cm以下であることが好ましい。
【0056】磁性粒子の体積抵抗値は、図2に示すセル
Aに磁性粒子を充填し、磁性粒子に接する様に電極20
1及び202を配し、この電極間に電圧を印加し、その
時流れる電流を測定することによって得た。測定条件
は、温度23℃で相対湿度65%の環境下で充填された
磁性粒子と電極との接触面積が2cm2 、厚み(a)が
1mm、上部電極の荷重が10kg、印加電圧が100
Vである。図2中、203はガイドリング、204は電
流計、205は電圧計、206は定電圧装置、207は
測定サンプル、208は絶縁物である。
【0057】更に、本発明の好ましい抵抗分布は、比較
的粒径の小さい磁性粒子と比較的粒径の大きな磁性粒子
の抵抗差が小さいことである。好ましくは、5μm〜2
0μmの粒径を有する磁性粒子の体積抵抗値をRa、2
0μmを超える粒径を有する磁性粒子の体積抵抗値をR
bとしたときに、 0.5≦Ra/Rb≦5.0 であり、更に好ましくは、 1.0≦Ra/Rb≦5.0 である。
【0058】5μm〜20μmの粒径を有する磁性粒子
と20μmを超える粒径を有する磁性粒子は、以下の様
に分離する。
【0059】目開き5μm、20μm及び25μmのふ
るいを準備する。これらのふるいは、φ75mm×H2
0mmのサイズであり、これらの目開きは、必要に応じ
鍍金等により、ふるいの線径を太くする等して調整する
ことにより得ることができる。上から目開き、25μ
m、20μm及び5μmの順にふるいを重ね、目開き2
5μmのふるい上に磁性粒子を0.5gのせ十分振動を
与え、20μmパス5μmオンの磁性粒子を採取しす
る。更に、5μmのふるい上に残ったものを更に、20
0mmAqの差圧により5μmパスの粒子を除去する。
測定は、このサンプルを使用する。20μmを超えるも
ののサンプルは、上記ふるいのうち、20μm及び25
μm上の磁性粒子を混合したものとする。
【0060】体積抵抗値の測定は前出の通りである。
【0061】比較的粒径の小さい粒子の抵抗値が比較的
粒径の大きな粒子の抵抗値の1/10より低い場合、ま
た帯電部材に振動電圧を印加した場合、低湿環境下にお
いて、比較的粒径が小さくて抵抗の低い粒子が帯電部材
から脱落する傾向が強い。特に、クリーナレス画像形成
方法の場合、脱落傾向が更に強い。更に、比較的粒径が
近くて抵抗値が1桁以上異なる様な粒子を混合して用い
ると、使用中に抵抗の低い粒子が感光体表面側に偏り、
低抵抗粒子の偏りによりピンホールリークを生じる傾向
にある。
【0062】本発明を更に効果的にするため、本発明の
磁性粒子は、炭素原子が6個以上直鎖状に連なる構成を
含むカップリング剤にて処理されていることが好まし
い。帯電用磁性粒子は、感光体ときつく摺擦されるた
め、特に有機感光体に対しては、その削れにおいて厳し
い条件にある。本発明の構成を含むことによる効果とし
ては、長鎖アルキル基による潤滑性の付与が行われ、感
光体のダメージに対して効果を有するとともに帯電用磁
性粒子表面の汚染に関しても効果がある。特に感光体表
面層が、有機化合物にて構成されている場合に顕著な効
果を有する。
【0063】この観点からアルキル基は、炭素数6個以
上好ましくは8個以上連なることが必要であり、30個
以下であることが好ましい。炭素数が6個未満であると
上記効果が得られにくく、炭素数が30個を超えると、
溶剤に不溶となる傾向にあり、磁性粒子表面に均一に処
理することが難しくなり、更に処理された帯電用磁性粒
子の流動性が極めて悪化し、帯電性が不均一となる傾向
にある。
【0064】また、カップリング剤の存在量は、カップ
リング剤をも含んだ帯電用磁性粒子に対し0.0001
質量%以上0.5質量%以下が好ましい。0.0001
質量%より少ないとカップリング剤の効果が得られにく
く、0.5質量%を超えると帯電用磁性粒子の流動性が
悪化し、帯電が不均一になり易い。更に好ましくは、
0.001質量%以上0.2質量%以下の量である。
【0065】存在量は加熱減量で評価することができ
る。加熱減量は0.5質量%以下であることが好まし
く、更に好ましくは0.2質量%以下である。ここで加
熱減量とは、熱天秤による分析において、窒素雰囲気中
での温度150℃から800℃まで加熱したときの質量
減少分である。
【0066】本発明においては、基本的に帯電用磁性粒
子の表面は、カップリング剤のみにて構成されることが
望ましいが、微量の樹脂成分をコートすることも可能で
ある。この場合、カップリング剤の量に比して、同等程
度以下の量が好ましい。また、樹脂をコーティングした
帯電用磁性粒子との併用も可能である。その場合の混合
比率は、樹脂コート磁性粒が帯電器中の全磁性粒子質量
の50質量%以下が好ましい。50質量%を超えると本
発明の帯電用磁性粒子の効果が薄れるからである。
【0067】上記カップリング剤は、同一分子内に加水
分解可能な基と疎水基を有し、珪素、アルミニウム、チ
タン、ジルコニウム等の中心元素に結合している化合物
で、この疎水基部分に長鎖アルキル基を有するものであ
る。
【0068】加水分解基としては、例えば比較的親水性
の高い、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基及びブ
トキシ基等のアルコキシ基等が用いられる。その他、ア
クリロキシ基、メタクリロキシ基、これらの変性体及び
ハロゲン等も用いられる。また疎水基としては、その構
造中に炭素原子が6個以上直鎖状に連なる構成を含むも
のであればよく、中心元素との結合形態においては、カ
ルボン酸エステル、アルコキシ、スルホン酸エステル及
び燐酸エステルを介して、あるいはダイレクトに結合し
ていてもよい。更に疎水基の構造中に、エーテル結合、
エポキシ基及びアミノ基等の官能基を含んでもよい。
【0069】本発明において使用できる化合物の具体例
を一部挙げると、 (CH3 O)3 −Si−C1225 (CH3 O)3 −Si−C1837 (CH3 O)3 −Si−C817 (CH3 O)2 −Si−(C1225
【0070】
【外1】
【0071】本発明の帯電用磁性粒子がカップリング剤
を表面に存在させる場合、その存在量が0.5質量%、
好ましくは0.2質量%以下であるから、抵抗値的には
表面に存在させない磁性粒子とほぼ同等の抵抗値が得ら
れるため、導電性粒子分散樹脂を用いる場合等に比べて
製造上の安定性や品質の安定性が高い。
【0072】更に、カップリング剤の反応率が80%以
上であることが好ましく、更には好ましくは85%以上
である。本発明においては、比較的長いアルキル基を有
するカップリング剤を用いるため、未反応物の割合が多
いと流動性の悪化につながるからである。また、使用す
る感光体表面が、実質的に非架橋樹脂である場合、未反
応の処理剤が感光体表面に浸透し、くもりや割れを生じ
る場合がある。この理由により、磁性粒子表面と反応で
きるカップリング剤を用いるのが好ましい。
【0073】また、カップリング剤の反応率の測定方法
としては、使用するカップリング剤を溶解可能な溶媒を
選択し、洗浄前後の存在率を測定すればよい。例えば、
処理された磁性粒子の100倍量の溶媒に浸し、溶媒中
のカップリング剤成分を、クロマトグラフィーで定量す
る手段、また洗浄後の磁性粒子表面に残るカップリング
剤成分を、XPS、元素分析及び熱重量分析(TGA)
等の方法で定量し、洗浄前後の存在量を定量する手段等
が可能である。
【0074】本発明の帯電装置、電子写真装置において
は、注入帯電方法が好ましく使用できる。注入帯電方法
としては、電子写真感光体に支持体の最外層に電荷注入
層を有する様な感光体を用いることにより、帯電部材に
直流電圧のみを印加したとき、印加電圧の80%以上、
更には90%以上の帯電電位を得ることができるという
効果を得ることができる。従って、パッシェンの法則に
より解釈される帯電方法に対して、更なるオゾンレス帯
電方法を実現することができる。
【0075】電荷注入層は、十分な帯電性と画像流れを
起こさない条件を満足するために、体積抵抗値が1×1
Ωcm〜1×1015Ωcmの範囲であることが好
ましい。より好ましくは、画像ながれ等の点から1×1
10Ωcm〜1×1015Ωcm、更に環境変動等も考慮
すると1×1012Ωcm〜1×1015Ωcmであること
が好ましい。1×108 Ωcmより小さい体積抵抗値で
は静電潜像を保持できにくく、特に高温、高湿環境下に
おいて画像流れを発生し易い。一方、1×1015Ωcm
より大きい体積抵抗値であると帯電部材からの電荷を十
分受け取ることができず、帯電不良を生じる傾向にあ
る。
【0076】更に、本発明の帯電装置及び電子写真装置
において感光体帯電部材に印加する電圧としては、振動
電圧を印加することが好ましい。振動電圧を印加するこ
とによる効果は、機械的な精度等の外乱に対して安定し
た帯電を得ることができることが挙げられる。注入帯電
法において、振動電圧を印加する場合、前記の様な利点
が得られるが、反面、その印加振動電圧に対しては制限
があり、100Hz〜10kHz程度の周波数が好まし
く、そのピーク間電圧は1000V以下であることが好
ましい。
【0077】なぜなら注入帯電法においては、印加電圧
に対して感光体電位が追随するため、ピーク間電圧が大
きすぎると、感光体帯電面の電位が波打ってしまうた
め、カブリ又は反転カブリを生じることがあるからであ
る。また、振動電圧については、その効果のあるピーク
間電圧は100V以上、好ましくは300V以上であ
る。波形は、サイン波、矩形波及び鋸波等が使用でき
る。
【0078】電荷注入層としては、絶縁性の結着樹脂に
光透過性で且つ導電性の粒子を適量分散させて中抵抗と
した材料で構成することが可能であり、上記抵抗を有す
る無機層を形成することも有効な手段である。この様な
機能層表面を設けることによって、帯電部材より注入さ
れた電荷を保持する役割を果たし、更に露光時にはこの
電荷を感光体支持体に逃がす役割を果たし残留電位を低
減させる。
【0079】ここで、感光体の表面層の体積抵抗は、表
面に金を蒸着させたポリエチレンテレフタレート(PE
T)上に表面層と同様の層(厚さ3μm)を作成し、こ
れを体積抵抗測定装置(ヒューレットパッカード社製4
140B pAMATER)にて、温度23℃、相対湿
度65%の環境下で、100Vの電圧を印加し測定し
た。
【0080】導電性粒子の粒径は、透光性の観点から
0.3μm以下が好ましく、最適には0.1μm以下で
ある。結着樹脂100質量部に対して2〜250質量
部、好ましくは2〜190重量部である。2質量部より
も少ないと、好ましい体積抵抗値が得られにくく、25
0質量部を超えると膜強度が低下する傾向があり、電荷
注入層が削れ易くなる傾向にある。電荷注入層の膜厚
は、好ましくは0.1〜10μm、最適には1〜7μm
である。
【0081】また、好ましくは前記電荷注入層に滑材粉
末が含有される。期待される効果としては、帯電時に感
光体と帯電部材の摩擦が低減され、帯電に関与するニッ
プが拡大され帯電特性が向上することが挙げられる。ま
た、感光体表面の離型性が向上するため、磁性粒子が付
着しにくくなる。特に滑材粒子としては、臨界表面聴力
の低い、フッ素樹脂、シリコーン樹脂又はポリオレフィ
ン樹脂等を用いるのが好ましい。特に好ましくは、4フ
ッ化ポリエチレン樹脂が用いられる。
【0082】この場合、滑材粉末の添加量は、好ましく
は、結着樹脂100質量部に対して2〜50質量部、よ
り好ましくは5〜40質量部である。2質量部より少な
いと滑材粉末の量が十分でないため、感光体帯電性の向
上効果が十分でなくクリーナレス装置という観点から
は、転写残トナーが増える傾向にある。また、50質量
部を超えると、画像の分解能や感光体の感度が低下する
傾向にある。
【0083】また、表面層に無機層を被覆する際は、そ
の下層の感光層は、アモルファスシリコンであることが
好ましく、グロー放電等によってシリンダー上に阻止
層、感光層及び電荷注入層を順次形成することが好まし
い。感光層としては、従来公知のものが使用できる。例
えば、有機材料であれば、フタロシアニン顔料、アゾ顔
料等が挙げられる。
【0084】更に、電荷注入層と感光層の間に中間層を
設けることもできる。この様な中間層は、電荷注入層と
感光層の接着性を高め、あるいは電荷のバリアー層とし
て機能させることを目的とする。中間層としては、例え
ば、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂
等の市販の樹脂材料が使用可能である。
【0085】前記感光体用の導電性支持体としては、ア
ルミニウム、ニッケル、ステンレス及びスチール等の金
属、導電性膜を有するプラスチックあるいは硝子及び導
電化した紙等を用いることができる。
【0086】本発明の別の効果として、印加電圧が振動
電圧を重畳した直流電圧である場合、振動電界に起因す
る振動音が軽減されることが挙げられる。形状のばらつ
きにより、振動が吸収されることによると考えられる。
更に、感光体の導電性支持体の厚みが、0.5mm以上
3.0mm以下の場合にその効果が顕著である。0.5
mmより小であると振動音が大きくなり易く、また、寸
法安定性に乏しい。3mmを超えると回転トルクが増加
し、また材料費のアップ等コスト面で不利である。
【0087】使用されるトナーと帯電部材の磁性粒子間
の摩擦帯電性においても好ましい範囲があり、帯電部材
磁性粒子100に対して、使用されるトナー7の割合に
て、測定されるトナーのトリボ値が、感光体の帯電極性
と同じであり、その絶対値が1〜90mC/Kg、好ま
しくは5〜80mC/Kg、更に好ましくは10〜40
mC/Kgであるとトナーの取り込み、掃き出し、感光
体の帯電の特性に対し特に良好な特性を付与し得る。
【0088】好ましい測定方法は以下の通りである。ま
ず、温度23℃で相対湿度60%の環境下、測定する磁
性粒子40gにトナー200mgを加えた混合物を50
〜100ml容量のポリエチレン製の瓶に入れ150回
手で震盪する。使用するトナーと帯電用磁性粒子の混合
物を帯電用磁性粒子として装填する。次いで、使用する
感光体と同寸法の金属ドラムを装填しトナー帯電極性と
同極性の直流バイアスを帯電部分に印加し、感光体を帯
電するときの条件で駆動させ、金属ドラム上に帯電部材
より移行したトナーの帯電量を測定する。
【0089】本発明の電子写真装置においては、感光体
に接触する帯電部材として磁性粒子により形成された磁
気ブラシを用いるが、帯電部材の構成としては、磁性粒
子保持部材として、マグネットロール又は、内部にマグ
ネットロールを持つ導電性スリーブ(電圧が印加される
導電性部分を有する磁石体)の表面に磁性粒子を均一に
コーティングしたものが用いられるが、特にマグネット
ロールを持つ導電性スリーブの表面に磁性粒子を均一に
コーティングしたものが好適に用いられる。
【0090】帯電用磁性粒子保持部材と感光体の最近接
ギャップは、0.3mm〜2.0mmであることが好ま
しい。0.3mmより近くなると印加電圧によっては、
帯電用磁性粒子保持部材の導電性部分と感光体間にリー
クを生じ、感光体にダメージを与えることがある。帯電
用磁気ブラシの移動方向は、感光体の移動方向に対し
て、その接触部分において順、逆を問わないが、転写残
りのトナーの取り込み姓及び帯電均一性の観点からは逆
方向に移動するのが好ましい。
【0091】帯電用磁性粒子保持部材に保持される帯電
用磁性粒子の量は、好ましくは50〜500mg/cm
2 、更に好ましくは100〜300mg/cm2 であ
る。この範囲であると、特に安定した帯電性を得ること
ができる。また、帯電器内に余分の帯電用磁性粒子を保
持し、循環等させてもよい。
【0092】また、クリーナレス画像形成方法において
は、転写工程後、且つ帯電工程前に感光体の電位制御を
することで、電子写真装置として更に安定性が向上す
る。
【0093】感光体電位制御部材としては、光を発し感
光体の電位を制御する部材、感光体に接触又は近接して
配置された導電性のローラー、ブレード、ファーブラシ
等が用いられる。それらのうちでも、特にローラー及
び、ファーブラシが好ましく用いられる。また、これら
に電圧を印加して感光体の電位制御を行う場合は、感光
体帯電工程と逆極性に制御することが好ましい。その理
由は、感光体帯電工程前に感光体電位を低い方に揃え、
前に形成した画像の履歴を消して帯電均一性の助けとす
るためである。
【0094】本発明における露光手段としては、レーザ
ー及びLED等の公知の手段を用いることができる。
【0095】現像手段としては、特に選ばないがクリー
ナレス画像形成装置の場合には反転現像が好ましく、ま
た現像剤と感光体が接触する様な構成が好ましい。例え
ば、接触2成分現像法や接触1成分法等が好適な現像方
法として挙げられる。現像剤と転写残りトナーが感光体
上にて接触している場合、静電気的力に、摺擦力が加わ
り、効果的に転写残りのトナーを現像手段にて回収でき
る傾向にあるからである。現像に印加されるバイアスに
ついては、その直流成分は、黒字部(反転現像の場合露
光部分)と白字部の電位の間にくることが好ましい。
【0096】また転写手段としては、コロナ、ローラー
及びベルト等の公知の方法が用いられる。
【0097】本発明においては、電子写真感光体と帯電
手段、更に必要に応じて現像手段やクリーニング手段を
一体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在のプロセス
カートリッジ(図1の116)とすることができる。ま
た、現像手段を電子写真感光体を有するカートリッジと
は別体のカートリッジにすることもできる(図1の11
7)。
【0098】本発明においては、転写残りトナーを一時
的に回収した帯電器から、感光体表面を利用して、現像
部分に搬送し回収再利用するために、感光体の帯電バイ
アスを変更する必要はない。但し、ジャムが生じた場
合、あるいは画像比率の高い画像を連続して得る場合
は、帯電器に混入する転写残りトナーが非常に多くなる
ことがある。
【0099】この場合は、画像形成の動作中、感光体上
に画像を形成しない時を利用して、帯電器から現像器へ
とトナーを移動させることが可能である。この画像非形
成時とは、前回転時、後回転時及び転写紙間等である。
その場合、トナーが帯電器より感光体に移り易いような
帯電バイアスに変更することも好ましい。帯電器から放
出し易くする方法としては、交流成分をピーク間電圧小
さ目にする、直流成分のみとする。あるいは、ピーク間
電圧を変えずに、波形を変更して交流実効値をさげる等
が挙げられる。
【0100】更に、本発明において、帯電器部分の寿命
及びマグネット内包非磁性スリーブを用いることを考慮
すると、そのコスト面の要請によりトナーを更に追加で
きるような構成とすることが好ましい。その場合、帯電
用磁性粒子としても、必要最低限の量よりも多量に帯電
部分に存在させ、循環させることによる耐久性を更に伸
ばす構成が好ましい。
【0101】循環させる手段としては、機械的に撹拌す
るか、あるいは磁性粒子を循環できるような磁極構成、
あるいは磁性粒子を格納する容器内で磁性粒子を移動さ
せるような部材を設けることが好ましい。例えば、磁気
ブラシ背後に撹拌するスクリュウ部材、または反発極を
設け磁性粒子をはがしながら再コートするような構成、
磁性粒子の流れを阻害するような邪魔部材等を設けるこ
とが挙げられる。
【0102】以下、本発明実施例によって説明するが、
これによって本発明が限定されるものではない。まず、
本発明に使用される部材の構成、材質、製造方法等を例
示する。
【0103】〈帯電用磁性粒子製造例1〉Fe23
3モル%、CuO24モル%、ZnO23モル%の10
0質量部に、リンを0.05質量部添加し、ボールミル
にて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加えスラリ
ーとした後、スプレードライヤーにより造粒操作を行っ
た。適宜分級した後に、大気中1100℃にて焼成を行
った。
【0104】得られたフェライトを解砕処理の後に分級
を行い、平均粒径50μmのフェライト粒子を得た。フ
ェライト粒子の体積抵抗は1×107 Ωcmである。特
性の詳細は表1にまとめて示す。また、形状は非常に良
好な球形である。
【0105】〈帯電用磁性粒子製造例2〉Fe23
4モル%、MnO30モル%、MgO16モル%をボー
ルミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加え
スラリーとした後、スプレードライヤーにより造粒操作
を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調整した雰囲
気中1200℃にて焼成し、解砕分級を行い、平均粒径
55μm、体積抵抗3×107 Ωcmのフェライト粒子
を得た。形状は、非常に良好な球形である。特性を表1
にまとめて示す。
【0106】〈帯電用磁性粒子製造例3〉スプレードラ
イヤーによる造粒操作の後、分級条件を変更し、細かめ
の造粒品を収集したことを除いて、〈帯電用磁性粒子製
造例1〉と同様にしてフェライト粒子を製造した。平均
粒径27μm。特性を表1にまとめて示す。
【0107】〈帯電用磁性粒子製造例4〉スプレードラ
イヤーによる造粒操作の後、分級条件を変更し、細かめ
の造粒品を収集したことを除いて、〈帯電用磁性粒子製
造例1〉と同様にしてフェライト粒子を製造した。平均
粒径15μm。特性を表1にまとめて示す。
【0108】〈帯電用磁性粒子製造例5〉〈帯電用磁性
粒子製造例2〉の原材料100質量部にリンを3質量部
添加した以外は同様にしてフェライトを製造したとこ
ろ、粒子同士が焼結したフェライトの固まりを得た。固
まりを、ハンマーミルにて粉砕を繰り返し、更に振動ボ
ールミルにて粉砕し、適宜分級し、平均粒径26μmの
フェライト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0109】〈帯電用磁性粒子製造例6〉〈帯電用磁性
粒子製造例1〉を気流式ジェットミルにて粉砕し平均粒
径27μmのフェライト粒子を得た。特性を表1にまと
めて示す。
【0110】〈帯電用磁性粒子製造例7〉〈帯電用磁性
粒子製造例2〉を気流式ジェットミルにて粉砕した後
に、風力分級機により微粉をカットした。特性を表1に
まとめて示す。
【0111】〈帯電用磁性粒子製造例8〉〈帯電用磁性
粒子製造例3〉50質量部と〈帯電用磁性粒子製造例
6〉50質量部を混合した。特性を表1にまとめて示
す。
【0112】〈帯電用磁性粒子製造例9〉〈帯電用磁性
粒子製造例3〉80質量部と〈帯電用磁性粒子製造例
6〉20質量部を混合した。特性を表1にまとめて示
す。
【0113】〈帯電用磁性粒子製造例10〉〈帯電用磁
性粒子製造例4〉を窒素中加熱し、低抵抗粒子を得た。
特性を表1にまとめて示す。
【0114】〈帯電用事性粒子製造例11〉〈帯電用磁
性粒子製造例3〉70重量部と〈帯電用磁性粒子製造例
10〉30質量部を混合した。特性を表1にまとめて示
す。
【0115】〈帯電用磁性粒子製造例12〉シランカッ
プリング剤であるドデシルトリメトキシシラン0.07
質量部をメチルエチルケトン20質量部に溶解した溶液
に〈帯電用磁性粒子製造例6〉にて製造した磁性粒子1
00質量部を加え、撹拌しながら70℃に保ち、溶媒を
蒸発した後に、150℃のオーブンに入れ、キュアリン
グを行った。特性については表1にまとめて示す。
【0116】〈帯電用磁性粒子製造例13〉チタンカッ
プリング剤であるイソプロポキシトリイソステアロイル
チタネート0.03質量部をトルエン20質量部に溶解
した溶液に〈帯電用磁性粒子製造例6〉にて製造した磁
性粒子100質量部を加え、撹拌しながら70℃に保
ち、溶媒を蒸発した後に、200℃のオーブンに入れ、
キュアリングを行った。特性については表1にまとめて
示す。
【0117】〈帯電用磁性粒子製造例14〉〈帯電用磁
性粒子製造例4〉70質量部と〈帯電用磁性粒子製造例
5〉30質量部を混合した。特性を表1にまとめて示
す。
【0118】〈帯電用磁性粒子製造例15〉 Fe23 83モル% Li2 Co3 17モル% 以上の100質量部に、リンを0.8質量部添加し、ボ
ールミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加
えスラリーとした後、スプレードライヤーにより造粒操
作を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調整し、1
200℃にて焼成を行った。
【0119】得られらフェライトを解砕処理の後分級を
行い、平均粒径50μmの粒子と27μmの粒子(A)
を得た。共に形状は非常に良好な球形である。
【0120】次いで、該平均粒径50μmのフェライト
粒子を気流式ジェットミルで形状調整し、風力分級機に
より分級し、平均粒径27μmの粒子(B)を得た。該
形状調整した粒子(B)20質量部と粒子(A)80質
量部を混合し、体積抵抗値3×107 Ωcmのフェライ
ト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0121】〈帯電用磁性粒子製造例16〉 CuO 6モル% ZnO 12モル% MgO 41モル% Fe23 41モル% 以上の100質量部に対して、リン1質量部を加え、ボ
ールミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加
えスラリーとした後、スプレードライヤーにより造粒操
作を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調整し、1
200℃にて焼成を行った。
【0122】得られたフェライトを解砕処理の後分級を
行い、平均粒径50μmの粒子と27μmの粒子(C)
を得た。共に形状は非常に良好な球形である。
【0123】次いで、該平均粒径50μmのフェライト
粒子を気流式ジェットミルで形状調整し、風力分級機に
より分級し、平均粒径27μmの粒子(D)を得た。該
形状調整した粒子(D)20質量部と粒子(C)80質
量部を混合し、体積抵抗値6×107 Ωcmのフェライ
ト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0124】〈帯電用磁性粒子製造例17〉 CuO 16モル% ZnO 11モル% MgO 23モル% MnO 7モル% Fe23 53モル% 以上の100質量部に対して、リン1質量部を加え、ボ
ールミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加
えスラリーとした後、スプレードライヤーにより造粒操
作を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調整し、1
200℃にて焼成を行った。
【0125】得られたフェライトを解砕処理の後分級を
行い、平均粒径50μmの粒子と27μmの粒子(E)
を得た。共に形状は非常に良好な球形である。
【0126】次いで、該平均粒径50μmのフェライト
粒子を気流式ジェットミルで形状調整し、風力分級機に
より分級し、平均粒径27μmの粒子(F)を得た。該
形状調整した粒子(F)20質量部と粒子(E)80質
量部を混合し、体積抵抗値7×106 Ωcmのフェライ
ト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0127】〈帯電用磁性粒子製造例18〉 MnO 57モル% Fe23 43モル% 以上をボールミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤
と水を加えスラリーとした後、スプレードライヤーによ
り造粒操作を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調
整し、1200℃にて焼成を行った。
【0128】得られたフェライトを解砕処理の後分級を
行い、平均粒径50μmの粒子と27μmの粒子(G)
を得た。共に形状は非常に良好な球形である。
【0129】次いで、該平均粒径50μmのフェライト
粒子を気流式ジェットミルで形状調整し、風力分級機に
より分級し、平均粒径27μmの粒子(H)を得た。該
形状調整した粒子(H)20質量部と粒子(G)80質
量部を混合し、体積抵抗値7×106 Ωcmのフェライ
ト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0130】〈帯電用磁性粒子製造例19〉 NiO 25モル% ZnO 22モル% Fe23 53モル% 以上の100質量部に対して、リン1質量部を加え、ボ
ールミルにて粉砕、混合し、分散剤及び結着剤と水を加
えスラリーとした後、スプレードライヤーにより造粒操
作を行った。適宜分級した後に、酸素濃度を調整し、1
200℃にて焼成を行った。
【0131】得られたフェライトを解砕処理の後分級を
行い、平均粒径50μmの粒子と27μmの粒子(I)
を得た。共に形状は非常に良好な球形である。
【0132】次いで、該平均粒径50μmのフェライト
粒子を気流式ジェットミルで形状調整し、風力分級機に
より分級し、平均粒径27μmの粒子(J)を得た。該
形状調整した粒子(J)20質量部と粒子(I)80質
量部を混合し、体積抵抗値4×107 Ωcmのフェライ
ト粒子を得た。特性を表1にまとめて示す。
【0133】〈帯電用磁性粒子製造例20〉鉄粉を粉砕
分級し、表面酸化を施し平均粒径25μmの粒子を得
た。体積抵抗値は3×103 Ωcmである。特性を表1
にまとめて示す。
【0134】〈帯電用磁性粒子製造例21〉スチレン系
樹脂100重量部と平均粒径0.2μmのマグネタイト
粒子300重量部を溶融混練した後に粉砕分級し、平均
粒径25μmの粒子を得た。体積抵抗値は、5×109
Ωcmである。特性を表1にまとめて示す。
【0135】〈帯電用磁性粒子製造例22〉〈帯電用磁
性粒子2〉振動ミルで粉砕した後に、風力分級により微
粉カットをして、平均粒径12μmのフェライト粒子を
得た。特性を表1にまとめて示す。
【0136】
【表1】
【0137】(感光体製造例1)φ30mm、厚み0.
75mmのアルミニウムシリンダー上に機能層を5層設
ける。
【0138】第1層は下引き層であり、アルミニウムシ
リンダーの欠陥等を均すため、またレーザ露光の反射に
よるモアレの発生を防止するために設けられている厚さ
約20μmの導電層である。
【0139】第2層は正電荷注入防止層であり、アルミ
ニウムシリンダーから注入された正電荷が感光体表面に
帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果た
し、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって
106 Ωcm程度に抵抗調整された厚さ約1μmの中抵
抗層である。
【0140】第3層は、電荷発生層であり、オキシチタ
ニウムフタロシアニン系の顔料を樹脂に分散した厚さ約
0.3μmの層であり、レーザ露光を受けることによっ
て正負の電荷対を発生する。
【0141】第4層は電荷輸送層であり、ポリカーボネ
ート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導
体である。従って、感光体表面に帯電された負電荷はこ
の層を移動することはできず、電荷発生層で発生した正
電荷のみを感光体表面に輸送することができる。厚さ1
5μmとした。電荷輸送層の体積抵抗値は、3×1015
Ωcmであった。
【0142】第5層として電荷注入層を形成する。電荷
注入層は、光硬化性のアクリル樹脂にSnO2 超微粒子
を分散したものである。具体的には、アンチモンをドー
ピングし、低抵抗化した粒径約0.03μmのSnO2
粒子をアクリル樹脂100質量部に対して150質量
部、更に4フッ化エチレン樹脂粒子を20質量部、分散
材を1.2質量部分散したものである。膜厚2.5μ
m。電荷注入層の体積抵抗値は、2×1013Ωcmであ
る。
【0143】(感光体製造例2)φ30mm、厚み1.
0mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
(感光体製造例1)と同様に感光体を製造した。
【0144】(感光体製造例3)φ30mm、厚み2.
5mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
(感光体製造例1)と同様に感光体を製造した。
【0145】(感光体製造例4)φ30mm、厚み3.
5mmのアルミニウムシリンダーを用いたことを除いて
(感光体製造例1)と同様に感光体を製造した。
【0146】「現像剤製造例1」 ポリエステル樹脂 100質量部 含金属アゾ染料 2質量部 低分子量ポリプロピレン 3質量部 カーボンブラック 5質量部
【0147】上記材料を乾式混合した後に、150℃に
設定した2軸混練押出機にて混練した。得られた混練物
を冷却し、気流式粉砕機により微粉砕した後に風力分級
して粒度分布の調整されたトナー組成物を得た。このト
ナー組成物に、疎水化処理された酸化チタン1.6重量
%を添加して、重量平均粒径7.1μmのトナーを作成
した。また、平均粒径50μmのニッケル亜鉛フェライ
トに、シリコーン樹脂をコートしたものを100質量部
に対し、トナーを6質量部を混合し現像剤とした。
【0148】「現像剤製造例2」 スチレン 88質量部 n−ブチルアクリレート 12質量部 ジビニルベンゼン 0.2質量部 低分子量ポリプロピレン 3質量部 カーボンブラック 4質量部 含金属アゾ染料 1.2質量部 アゾ系開始剤 3質量部
【0149】上記材料を分散混合し、上記溶液を燐酸カ
ルシウム4質量部を分散した純水500質量部に加えホ
モミキサーにより分散し、70℃で8時間重合し得られ
た重合体をろ過し、洗浄を行った後に、乾燥分級し、ト
ナー組成物を得た。
【0150】上記トナー組成物に、疎水化処理された酸
化チタン1.4重量%を添加し、重量平均粒径6.4μ
mのトナーを作成した。得られたトナーは、重合法によ
り形成されており、電子顕微鏡にて観察したところ真球
状を示している。また、平均粒径50μmのニッケル亜
鉛フェライトに、シリコーン樹脂をコートしたものを1
00質量部に対し、トナーを6質量部を混合し現像剤と
した。
【0151】次いで本発明の実施例及び比較例において
使用される評価用機械及び方法、及び実施例及び比較例
を用い本発明を説明する。
【0152】(デジタル複写機1)電子写真装置として
レーザービームを用いたデジタル複写機(キヤノン製:
GP55)を用意した。装置の概略は、感光体の一次帯
電手段としてコロナ帯電器を備え、現像手段として1成
分ジャンピング現像方法を採用した1成分現像器を備
え、転写手段としてコロナ帯電器、ブレードクリーニン
グ手段、帯電前露光手段を備える。また、感光体、一次
帯電用帯電器及びクリーニング手段は一体型のユニット
(プロセスカートリッジ)となっている。プロセススピ
ードは150mm/sである。このデジタル複写機を以
下の様に改造した。
【0153】まず、プロセススピードを200mm/s
に改造した。現像部分を1成分ジャンピング現像から、
2成分現像剤を使用可能に改造した。更に、一次帯電手
段としてマグネットローラーを内包した16φ導電性比
磁性スリーブを配し、帯電用磁気ブラシを形成するよう
にした。帯電用の導電性スリーブと感光体との最小のギ
ャップは、0.5mmと設定した。また、現像バイアス
は、−500Vの直流成分にピーク間電圧(Vpp)1
000V、周波数3KHzの矩形波を重畳する。また、
コロナ帯電器を用いた転写手段をローラー転写方式に変
更し、帯電前露光手段を取り除いた。更に、クリーニン
グブレードを取り去り、クリーナレス複写装置とした。
図1に概略図を示す。図中、101は定着器、102は
帯電器、103は帯電用磁性粒子、104はマグネット
ローラー内包導電性スリーブ、105は感光体、106
は露光光、107は現像スリーブ、108は現像器、1
09及び110は撹拌スクリュー、111は現像剤、1
12は紙搬送ガイド、113は転写紙、114は転写ロ
ーラー、115は紙搬送ベルト、116はプロセスカー
トリッジ、117は現像カートリッジを示す。
【0154】(実施例1)デジタル複写機1を用い、磁
性粒子のコーティング密度が180mg/cm2となる
様に帯電器に装着し、感光体を装着する。180mg/
cm2 となる様に装着するためには、最低限約30gの
磁性粒子量を必要とする。磁気ブラシ帯電器は、感光体
との接触部において逆方向になるように回転させる。こ
の時の、帯電器回転周速は240mm/sとする。
【0155】帯電部材に印加するバイアスは、印加電圧
−700Vの直流電圧及び1KHz、700Vppの矩
形波振動電圧とした。また、現像バイアスは−500V
の直流電圧に1000Vpp/3KHzの矩形波交流電
圧を重畳した電圧とし、温度15℃、相対湿度10%の
条件下で、画像比率3%の文字画像(A4)を形成し
た。得られた画像の評価は目視で行う。
【0156】また、耐久試験は以下の様に行う。画像比
率3%の文字画像(A4)を回転周速300mm/sの
条件下にて50枚間欠モードで400サイクル、つま
り、20000枚コピーし、初期と同様の評価を行う。
この際、非画像形成部については、連続通紙時、最初の
一枚目の画像が形成され得る以前の帯電時(前回転時)
及び画像形成間(紙間)及び50枚目の画像形成終了の
後の感光体帯電時(後回転時)については、−700V
の直流電圧及び1KHz、500Vppの矩形波交流電
圧を印加し、感光体を帯電させつつ、帯電磁気ブラシ中
に混入するトナーを感光体上に移動させ、現像部分にて
回収する。
【0157】〈磁性粒子製造例6〉、「現像剤製造例
2」及び(感光体製造例1)を用い上記評価を行う。耐
久試験中、帯電部材に印加する電圧により、帯電用磁性
粒子と感光体が干渉することにより発生する音について
は、ほとんど気にならないレベルであった。
【0158】結果、帯電器回転用速240mm/sにお
いて、実質的にカブリのない画像であり、良好な結果を
得た。更に耐久試験を進め、50000枚時に感光体削
れに起因するかぶりを生じたため、感光体を交換し60
000枚まで耐久試験をしたが、画像性はかぶりがなく
良好であった。また、20000枚毎に帯電用磁性粒子
をサンプリングし、汚染量を測定する。ここで汚染量
は、熱天秤による分析において、窒素雰囲気中で温度1
50℃から400℃まで加熱したときの質量減少分か
ら、使用前磁性粒子の加熱したときの質量減少分を差し
引いた量をサンプル量に対する百分率で表す。
【0159】表2に結果をまとめて示す。また、〈磁性
粒子製造例6〉と「現像剤製造例2」において使用され
たトナーの摩擦帯電性を確認したところ、本実施例の感
光体の帯電極性と同じ極性であるマイナスであった。
【0160】(実施例2〜7)表2にような組み合わせ
にて、実施例1と同様の評価を行った。表2に結果をま
とめて示す。各実施例の耐久中、帯電部材に印加する電
圧により、帯電用磁性粒子と感光体が干渉することによ
り発生する音については、ほとんど気にならないレベル
である。
【0161】実施例2〜7において使用された、磁性粒
子と「現像剤製造例1」及び「現像剤製造例2」におい
て使用されたトナーの摩擦帯電性を確認したところ、本
実施例の感光体の帯電極性と同じ極性であるマイナスで
あった。
【0162】(実施例8及び9)表2のような組み合わ
せにて、実施例1と同様の評価を行った。表2に結果を
まとめて示す。各実施例の耐久中、帯電部材に印加する
電圧により、帯電用磁性粒子と感光体が干渉することに
より発生する音については、ほとんど気にならないレベ
ルである。また、感光体については、50000枚時点
においても交換の必要が無かった。
【0163】実施例8及び9において使用された、磁性
粒子と「現像剤製造例2」において使用されたトナーの
摩擦帯電性を確認したところ、本実施例の感光体の帯電
極性と同じ極性であるマイナスであった。
【0164】(実施例10〜15)表2の組み合わせに
て、実施例1と同様の評価を行った。表2に結果をまと
めて示す。
【0165】実施例10において、60000枚時にや
やかぶりを生じた。実施例11、12及び13において
は、銅及びマンガンを用いたフェライト粒子が良好な結
果を得ていることから、リチウムを用いたことに起因す
るものと考えられる。
【0166】また、実施例14において、40000枚
時に汚染量は特に多いこともないことから、短軸/長軸
長さの標準偏差0.1であるために、汚染量自体は、低
く抑えられているにもかかわらず、ニッケルを用いたた
めにややかぶりを生じたと考えられる。
【0167】(比較例1〜5)表2の組み合わせにて、
実施例と同様の評価を行った。表2に結果をまとめて示
す。但し、画像形成中に帯電部材に印加する電圧によ
り、帯電用磁性粒子と感光体が干渉することにより発生
する音についてやや気になるレベルであったため、気に
ならないレベルまで低めるために、アルミニウムシリン
ダーの厚みが3.5mmである(感光体製造例4)を使
用した。
【0168】以上の比較例の結果より、比較例1におい
て、カブリについては、初期は良好であるが、4000
0枚程度において、ややかぶりの目立つ画像となり、汚
染量も0.85%と多めであった。これは使用した磁性
粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が小さいことに起
因すると考えられる。
【0169】比較例2においては、標準偏差が小さいこ
とに加え、帯電粒子の体積抵抗値が低すぎ、初期から異
常画像となった。比較例3においては、初期は問題のな
いレベルであったが、標準偏差が小さいことに加え、5
〜20μmの粒径を有する磁性粒子の体積抵抗値がやや
低めのために、磁性粒子が徐々に漏れ、また低抵抗粒子
の偏りに起因すると考えられる、耐久中のリーク画像を
生じた。
【0170】比較例4においては、抵抗値が低すぎるた
めに、初期からリーク画像となった。
【0171】比較例5においては、初期からかぶり画像
を生じた。これは、標準偏差が小さいことに加え、抵抗
値が高すぎることに起因する。
【0172】
【表2】
【0173】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、長期に
わたり安定した画像を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子写真方式のデジタル複写機の構成例の概略
図である。
【図2】磁性粒子の体積抵抗値の測定装置の概略断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高森 俊夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 荒平 文弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 5μm以上の粒径を有する磁性粒子の短
    軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以上であって、
    体積抵抗値が104 〜109 Ωcmであることを特徴と
    する帯電用磁性粒子。
  2. 【請求項2】 磁性粒子の5μm〜20μmの粒径を有
    する粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.08以
    上である請求項1に記載の帯電用磁性粒子。
  3. 【請求項3】 磁性粒子の5μm〜20μmの粒径を有
    する粒子の短軸長さ/長軸長さの標準偏差が0.10以
    上である請求項2に記載の帯電用磁性粒子。
  4. 【請求項4】 磁性粒子が銅、マンガン及びリチウムの
    少なくともひとつと鉄を含むフェライト粒子である請求
    項1乃至3のいずれかに記載の帯電用磁性粒子。
  5. 【請求項5】 フェライト粒子の組成比率が下記式 (A1X1・(A2X2…(An)Xn・(Fe)Y
    (O)Z (式中、A1 〜Anは元素を示し、A1 は銅、マンガ
    ン及びリチウムから選択され、X1〜Xn、Y及びZは
    含有元素の原子個数比率を示し、X1 〜Xn及びYは酸
    素以外の含有元素の原子個数比率を示し、0.02<X
    1 /Y<5である。)で示される請求項4に記載の帯電
    用磁性粒子。
  6. 【請求項6】 フェライト粒子が銅及びマンガンの少な
    くとも一方と鉄を含む請求項4または5に記載の帯電用
    磁性粒子。
  7. 【請求項7】 X1 及びYが0.03<X1 /Y<3.
    5を満足する請求項5または6のいずれかに記載の帯電
    用磁性粒子。
  8. 【請求項8】 X1 及びYが0.05<X1 /Y<1を
    満足する請求項7に記載の帯電用磁性粒子。
  9. 【請求項9】 磁性粒子の体積抵抗値が106 〜109
    Ωcmである請求項1乃至8のいずれかに記載の帯電用
    磁性粒子。
  10. 【請求項10】 磁性粒子の5μm〜20μmの粒径を
    有する粒子の体積抵抗値をRa、磁性粒子の20μmを
    超える粒径を有する粒子の体積抵抗値をRbが下記式 0.5≦Ra/Rb≦5.0 を満足する請求項1乃至9のいずれかに記載の帯電用磁
    性粒子。
  11. 【請求項11】 Ra及びRbが下記式 1.0≦Ra/Rb≦5.0 を満足する請求項10に記載の帯電用磁性粒子。
  12. 【請求項12】 電圧が印加される導電性部分を有する
    磁石体上に、請求項1乃至11のいずれかに記載の帯電
    用磁性粒子を有することを特徴とする帯電部材。
  13. 【請求項13】 磁石体が磁石を内包する導電性スリー
    ブである請求項12に記載の帯電部材。
  14. 【請求項14】 像担持体に接触配置され、電圧を印加
    されることにより該像担持体を帯電する請求項12また
    は13に記載の帯電部材を有することを特徴とする帯電
    装置。
  15. 【請求項15】 像担持体が支持体上に感光層を有する
    電子写真感光体である請求項14に記載の帯電装置。
  16. 【請求項16】 電子写真感光体が表面層として帯電注
    入層を有する請求項14乃至16のいずれかに記載の帯
    電装置。
  17. 【請求項17】 支持体が0.5〜3.0mmの厚さを
    有する請求項15または16に記載の帯電装置。
  18. 【請求項18】 支持体上に感光層を有する電子写真感
    光体、及び該電子写真感光体に接触配置され、電圧を印
    加されることにより該電子写真感光体を帯電する請求項
    12または13に記載の帯電部材を有する帯電手段を一
    体に支持し、電子写真装置本体に着脱自在であることを
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 電子写真感光体が表面層として電荷注
    入層を有する請求項18に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  20. 【請求項20】 支持体が0.5〜3.0mmの厚さを
    有する請求項18または19に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  21. 【請求項21】 支持体上に感光層を有する電子写真感
    光体、該電子写真感光体に接触配置され、電圧を印加さ
    れることにより該電子写真感光体を帯電する請求項12
    または13に記載の帯電部材を有する帯電手段、露光手
    段、現像手段及び転写手段を有することを特徴とする電
    子写真装置。
  22. 【請求項22】 電子写真感光体が表面層として電荷注
    入層を有する請求項21に記載の電子写真装置。
  23. 【請求項23】 支持体が0.5〜3.0mmの厚さを
    有する請求項21または22に記載の電子写真装置。
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