JPS60129340A - 難燃性軟質遮音材 - Google Patents

難燃性軟質遮音材

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JPS60129340A
JPS60129340A JP23794083A JP23794083A JPS60129340A JP S60129340 A JPS60129340 A JP S60129340A JP 23794083 A JP23794083 A JP 23794083A JP 23794083 A JP23794083 A JP 23794083A JP S60129340 A JPS60129340 A JP S60129340A
Authority
JP
Japan
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parts
weight
sheet
sodium
soft sound
Prior art date
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Pending
Application number
JP23794083A
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English (en)
Inventor
敏信 今濱
博章 古川
上野 喜美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 を多量に添加することにより高い遮音性を示す難燃性軟
質辿音材に関するものである。
近年、フェライト等の高比重物質を樹脂に多量に充填さ
せた軟質遮音材は、そのすぐれた形状付与性と加工性に
よりカラオ゛ケ、−オーディオ、ピアノ等の生活騒音防
止に積極的に利用されつつある。
このような高比重軟質遮音材は、騒音防止の丸めの蓮音
材として極めて有用であるが、近年合成樹脂等の建築材
料について、壬の防炎性および燃焼時の発煙が藺題とな
っており、その規制は年漬強化さ五てきている。従って
、建築に用らられる軟質遮音材についても防炎性の付与
が必須である。防炎性とは、燃えにくいことはもちろん
のこと消炎後のグローの残留、即ち炭火のような状態で
数十秒から数分の間、火が残る゛という残嫌現象の短い
こと、炭化面積の小さいどとが要請されている。ちなみ
に消防法では残炎時間5秒以下、残置時間20秒以下、
炭化面積407以下と規定されている。
軟質遮音材に用いられるポリ塩化ビニルはそれ自身すぐ
れた防炎性能を有する樹脂であるが、充填物を多量に混
入させても加工性を損なうことなく、かつ柔軟性を保持
させるため相当量の可塑剤を加えるため、燃えやすくな
ってしまう。
そこで難燃助剤として三酸化アンチモンを少量添加する
ことによって難燃性を向上させる方法 ′が一般的にと
られている。しかしながらポリ塩化ビニルやポリ塩化ビ
ニルに三酸化アンチモンを加えた系はすぐれた難燃性を
示す一方、残−現象が長いという欠点があり防炎性に開
環を生。
じている。この残個現象は特に混入する高比重物質の種
類に依存しないため、ポリ塩化ビニルあるいはポリ塩化
ビニルと三酸化アンチモンの系で固有の現象と考えられ
る。
本発明者達は、軟質遮音材に見られる前記問題点を解決
すべく検討を重ねた結果、ポリ塩化ビニル系樹脂100
重量部、粒径150メツシユ以下で比重4以上の高比重
物質100〜800重量部、可塑剤50〜120重量部
、安定剤1〜10重量部、二酸化アンチモン3〜20重
量部、リン酸ソーダ塩10〜800重量部を配合してな
る遮音材が残侭時間が、短かく炭化面積が小さいことは
もとより、高い酸素指数を示すことを見い出し本発明に
到達した。
本発明で用゛′いられるポリ塩化ビニル系樹脂としては
、塩化ビニル単独重合体および塩化ビニル−酢酸ビニル
共重合体、塩化ビニル−エチレン共重合体などの塩(1
Zビニル共重合体、塩化ビール−耐酸レール共重合体あ
るいは塩化ビニル−エチレン共重合体(塩化ビニル盆グ
ラフトした塩化ビニルクラフト共重合体などの塩化ビニ
ル共重合樹脂および塩化ビニル樹脂とポリメチルメタク
リレート等の他の樹脂とのブレンド樹脂が挙げられる。
可塑剤としては、通常のものを用いることができる。そ
の量は50重量部〜120重量部が望ましい。50重量
部以下では軟質化の目的が達成されず、120重量部以
上では強度が低下する。
安定剤としては、ポリ塩化ビ=、xに添加する通常の安
定剤を添加することができる。添加量はi重量部〜10
重量部が望ましく、10重量部以上入れてもそれ以上の
効果は望めないし、1重、置部以下では安定剤としての
効果が発現しない。
高比重の充填物としては、Fe0、Fe2O8、Fe3
O4等の酸化鉄、鉄、硫酸バリウム、鉛等の微粉がある
が、経済性の点から酸化鉄か硫酸バリウムが望ましい。
これらの充填物の粒、径は遮音材の物性、表面性状等を
考慮すれば150メツシユよシ細かいものが望ましい。
また、配合量は100重量部〜800重量部が望ましい
100重量部以下では遮音性能が満足されず、800重
都部具上では加工が困難となシ軟質蓮音材としての各柚
物性も低下する。
三酸化アンチモンは1.〜20重量部が望ましい。1重
量部以下では難燃効果が発現せず、2重量部以上入れて
もそれ以上の効果は望めない。
リン酸ソーダ塩としては、ヘキサメタリン酸ソーダ、ト
リポリリン酸ジーダ、ポリリン酸ソーダ、リン酸三ナト
リウム及び結晶水を有するそれらの塩が挙げられる。こ
れらは、その種類に関係なく残侭防止にすぐれた効果を
発揮する。
配合量につりてはリン−ソーダ塩の種類により勢来は多
少異なるが10乃至800重量部が望ましい。10部以
下刃は、効果が小さく、逆に800部以上では著しい防
燐効果を与えるものの、配合物の加工性が劣ってきて望
ましくない。
、尚、有機物で表門処理、したり、<酸ソーダ塩を用い
ることによって防塾効果が未、処理のもの短間等でやり
、、かつ遮音、材の使用用途によっては、好ま七くない
ブリード現−の発現を防止するこ−1〜 とができる。
、赤面処理のための有機物としては、有機高分子に充填
される無機粉末の表面処理剤として一般に公知であるも
のすべて適応しうる。例えば■シランおよびチタン系等
のカップリング剤、■界面活性剤、■高級飽和及び/又
は不飽和脂肪酸又はその塩等が挙げられる。これらはす
べてリン酸ソーダ塩の成形後のブリードを防止すること
ができる。但し、現在のところ、これらのうちで経済的
観点から界面活性剤が有利である。
界面活性剤を具体的に挙げれば、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ、スルホコハク酸ジオクチルエステルナト
リウム塩等のアニオン界面活性剤ニジステアリルジメチ
ルアンモニウムクロライド、ポリオキシエチレンアルキ
ルアミン、ラウリルアミンアセテート等のカチオン界面
活性剤ニラウリルベタイン、ステアリルベタイン等の両
性界面活性剤:ソルビタンモノラウレート、ポリオキシ
エチレン−ポリオキシプロピレンエチルアルコールエー
テル、ポリオキシプロピレンエチルアルコールエーテル
等のノニオン界面活性剤である。これらの化合物のうち
特にドデシルベンゼンスルホン酸ソーダおよびHLB価
8〜17のノニオン界面活性剤が好結果を与える。
前記有機物をリン酸ソーダ塩の表面に処理する方法とし
ては、それぞれの有機物で従来公知の処理方法が適応し
つる。例えば、ポリリン酸ソーダを界面活性剤であるド
デシルベンゼンスルホン酸ソーダで表面処理する場合、
ポリリン酸ソーダの粉末を攪拌しながら上部より界面活
性剤水溶液を一定量、噴霧した後、該粉末を乾燥すると
いう処理方法がある。
本発明の遮音材は、シート状が最も一般的であるが加工
手段によってはシート状以外の形をとることもできる。
本発明の遮音材は、酸化鉄や鉄粉を充填物として用いた
場合、遮音効果以外に電気伝導性や磁性の効果も付与す
ることができ、帯電防止シート、磁石シート、電磁波シ
ールドシートとしても利用できる。
以下実施例をあげて本発明を説明する。
なお、実施例および比較例中の部はすべて重量部である
。また、各組成物はブラベンダーにて混合後、8インチ
ロールにて160〜170℃の温度で約15分間混練し
、シート化した後、170℃×4分間のプレスにより厚
さ11m1Kのシートに成形した。そのシートから試験
片を切シ出シ、防炎性のEM(JIS−Z−2150)
 ・および酸素指数の評価(JIS−に−7201)を
行なった。ブリード性は該シートを恒温室に80℃×2
00時間靜置した後取り出し、ブリード物の有無を目視
により判定し◎、○、△で評価した。(◎ニブリードナ
シ、Oニブリード若干アリ、Δニブリードアリ。)配合
及び前記評価結果をまとめて表に示した。
比較例1 ポリ塩化ビニル樹脂(重合度約1300)100部、可
塑剤としてDOP70部、塩素系パラフィン(トヨパラ
ックス−145、東北東ソー化学社製)15部、安定剤
として鉛系複合安定剤(OG−756、水沢化学社製)
4部、粒径100メ、シュ以下の芒硝製造過程で得られ
た酸化鉄(Fe304) 380部、三酸化アンチモン
5部を配合し、前記の方法・条件でシートを得た。該シ
ートの防炎性の評価項目のうち、表で示された如く残線
時間が504秒と著しく長く、消防法における防炎性の
認定を受けるこ□ とは不可能でちった。酸素指数も31.3と実施例に比
べてかなり低かった。
実施例1 酸化鉄粉を350部にし、ポリリン酸ソーダ(オルガノ
社!!り60部を加えた以外はすべて比較例1と同様な
方法・条件でシートを得た。
該シートの残線時間は8秒と著しく短かくなり、また酸
素指数も大巾に向上した。
実施例2 酸化鉄粉を300部にし7、ポリリン酸ソーダ(オルガ
ノ社製)500部加えた以外はすべて比較例1、実施例
1と同様な方法・条件でシートを得た。該シートの残線
時間は1秒であった。
さらに酸素指数は40.5であった。
実施例6 ポリリン酸ソーダをへキサメタリン酸ソーダ(試薬:和
光紬薬)に変えた以外はすべて実施例1と同様な配合、
方法・条件でシートを得た。
防炎性、酸素指数ともに、実施例1と同程度であシ優れ
ていた。
比較例2 酸化鉄粉380部の代りに硫酸バリウム550部を入れ
た以外はすべて比較例1と同様の配合、方法e条件でシ
ートを得た。残線時間、炭化面積がそれぞれ509秒、
67dlでsb防炎性が著しく劣っていた。
実施例4 ポリリン酸ソーダ(オルガノ社製)60部をさらに添加
した以外は比較例2と同様な配合、方法・条件でシート
を得た。比較例2と比べてポリリン酸ソーダの添加によ
シ残線時間が11秒と著しく短小化した。酸素指数も大
巾に上昇した。
実施例5 実施例1のポリリン酸ソーダの代シにドデシルベンゼン
スルホン酸ソーダで表面処理し奪ポリリン酸ソーダを用
いた以外は実施例1と同様な配合一方法・条件でシート
を得た。このものの防炎性は実施例1と同程度であった
。ブリード性は全く認められなかった。
表面処理したポリリン酸ソーダは詳細な説明で既述した
方法で処理したものであり、コーテング量は0.5グラ
ム/100Fポリリン酸ソーダであった。
実施例6 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダで表面処理したポリ
リン酸ソーダ(オルガノ社製)を用いた以外はすべて実
施例2と同様の配合・方法φ条件でシートを得た。この
ものの防炎性は実施例2と同等で優れていた。ブリード
性は全く認められなかった。尚、ここでの表面処理方法
は実施例5と同じ方法であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ′(1) ポリ塩化ビニル系樹脂100重量部、粒径1
    50メツシユ以下で比重4以上の高比□重物質100〜
    800重量部、可塑剤50〜120重量部、安定剤1〜
    10重量部、三酸化アンチモン1〜20重量部、リン酸
    ソーダ塩10〜800重量部が配合されていることを韓
    徴、とする難燃性軟質遮音材 □ (2) リン酸ソーダ塩が有機物で表面処理されてムる
    リン酸ソーダ塩である特許請求の範囲□第(3)′ 有
    機物が界面活性剤である特許請求の範囲i2項記載の難
    燃性軟質遮音材
JP23794083A 1983-12-19 1983-12-19 難燃性軟質遮音材 Pending JPS60129340A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51122192A (en) * 1975-04-04 1976-10-26 Hitachi Chem Co Ltd A flame-retardant phenolic resin composition
JPS541156A (en) * 1977-06-06 1979-01-06 Kouji Shimizu Nail clipper
JPS57118064A (en) * 1981-01-14 1982-07-22 Mitsubishi Petrochemical Co Flame-retardant sound-insulating formed body

Patent Citations (3)

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