JPS60124649A - 全芳香族ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
全芳香族ポリエステル樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS60124649A JPS60124649A JP58233427A JP23342783A JPS60124649A JP S60124649 A JPS60124649 A JP S60124649A JP 58233427 A JP58233427 A JP 58233427A JP 23342783 A JP23342783 A JP 23342783A JP S60124649 A JPS60124649 A JP S60124649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- talc
- aromatic polyester
- fully aromatic
- heat resistance
- tio2
- Prior art date
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、高い耐熱性と小さい異方性(溶融体の流れ方
向と直角方向の性質の差)良好な流動性および優れた外
観を有する全芳香族ポリエステル樹脂組成物に関する。
向と直角方向の性質の差)良好な流動性および優れた外
観を有する全芳香族ポリエステル樹脂組成物に関する。
全芳香族ポリエステルは、その構造に基ずく種々の優れ
た性質を有してる。特に耐熱性の点ではあらゆる樹脂の
中でぬきんでている。
た性質を有してる。特に耐熱性の点ではあらゆる樹脂の
中でぬきんでている。
なかでもテレフタル酸やインフタル酸とバラヒドロキシ
安息香酸あるいはその誘導体と4゜4′−ジヒドロキシ
ジフェニルあるいはその誘導体から製造される全芳香族
ポリエステルは射逍成形可能でかつ高い耐熱性、耐薬品
性、耐油性、耐放射線性、絶縁性など数々の優れた性能
をもちあわせているため、電気電子分野中心に広範な用
途に使用されている。例示すると、モータ一部品(コン
ミテータ−、ブラシホルダー)、ヘアードライヤーグリ
ル、ランプホルダー、リレ一部品、プリント基板、コネ
クタ7ぎビン、IC製造装置部品(ICソケット、スリ
ーブ、ウェハーバスケットなど)、サーミスターケース
、ヒートシーラ一部品、製缶用冶具などがある。また誘
電正接が0.004〜0.02と従来のポリエステルと
同様に大きいにもかかわらず、結晶化度が妬く、熱変形
温度は293℃と非常に高いため、マイクロ波を照射し
ても、発熱は熱変形温度以下におさえられ、容易に変形
しないことから、マイクロ波照射とオーブン加熱方式が
加味された非理容器すなわちオーブンウェアへもその適
用が期待される。
安息香酸あるいはその誘導体と4゜4′−ジヒドロキシ
ジフェニルあるいはその誘導体から製造される全芳香族
ポリエステルは射逍成形可能でかつ高い耐熱性、耐薬品
性、耐油性、耐放射線性、絶縁性など数々の優れた性能
をもちあわせているため、電気電子分野中心に広範な用
途に使用されている。例示すると、モータ一部品(コン
ミテータ−、ブラシホルダー)、ヘアードライヤーグリ
ル、ランプホルダー、リレ一部品、プリント基板、コネ
クタ7ぎビン、IC製造装置部品(ICソケット、スリ
ーブ、ウェハーバスケットなど)、サーミスターケース
、ヒートシーラ一部品、製缶用冶具などがある。また誘
電正接が0.004〜0.02と従来のポリエステルと
同様に大きいにもかかわらず、結晶化度が妬く、熱変形
温度は293℃と非常に高いため、マイクロ波を照射し
ても、発熱は熱変形温度以下におさえられ、容易に変形
しないことから、マイクロ波照射とオーブン加熱方式が
加味された非理容器すなわちオーブンウェアへもその適
用が期待される。
しかしながら該芳香族ポリエステルは、射出成形する場
合、成形温度が高く、流動性は成形温度のわずかな差に
より大きく変わり、配向しやすい性質があるため、得ら
れた成形品は溶融体の流れ方向(MD)と、それに直角
な方向(TD)での収縮率の差が大きくきい。また外観
は不均一な流れ模様の発生のため美麗でない。
合、成形温度が高く、流動性は成形温度のわずかな差に
より大きく変わり、配向しやすい性質があるため、得ら
れた成形品は溶融体の流れ方向(MD)と、それに直角
な方向(TD)での収縮率の差が大きくきい。また外観
は不均一な流れ模様の発生のため美麗でない。
したがって、該芳香族ポリエステルでオーブンウェアな
どの比較的大きい形状のものを成形した場合、反り、割
れなどを生ずることが多く、快い外観は得られない。
どの比較的大きい形状のものを成形した場合、反り、割
れなどを生ずることが多く、快い外観は得られない。
以上のような芳香族ポリエステルのもつ問題点を解決す
るために、従来から種々の方法が用いられている。流動
性を改良するための方法としては、より流動性の良い(
成形性の良い)制服をブレンドする方法がある。たとえ
ば、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートな
どとブレンドする方法である。
るために、従来から種々の方法が用いられている。流動
性を改良するための方法としては、より流動性の良い(
成形性の良い)制服をブレンドする方法がある。たとえ
ば、ポリエチレンテレフタレートやポリカーボネートな
どとブレンドする方法である。
しかしながら、先に述べtこパラヒドーロキシ安息香酸
あるいはその誘導体を中心として形成される芳香族ポリ
エステル、たとえばバラヒドロキシ安息香酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、4.4’ −ジヒドロキシジフェ
ニルなどから得られる全芳香族ポリエステルとポリエチ
レンテレフタレートやポリカーボネートとを混合、造粒
、成形を行なう際、全芳香族ポリエステルの溶融均一化
する温度域で処理すると、この温゛度ではポリエチレン
テレフタレートやポリカーボネートは熱分解を起しやす
く、また、これらの樹脂が安定的に溶融しうる温度域で
処理すると、全芳香族ポリエステルの流動が不十分なた
め、組成物の系全体が均一分散体とはならない。
あるいはその誘導体を中心として形成される芳香族ポリ
エステル、たとえばバラヒドロキシ安息香酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、4.4’ −ジヒドロキシジフェ
ニルなどから得られる全芳香族ポリエステルとポリエチ
レンテレフタレートやポリカーボネートとを混合、造粒
、成形を行なう際、全芳香族ポリエステルの溶融均一化
する温度域で処理すると、この温゛度ではポリエチレン
テレフタレートやポリカーボネートは熱分解を起しやす
く、また、これらの樹脂が安定的に溶融しうる温度域で
処理すると、全芳香族ポリエステルの流動が不十分なた
め、組成物の系全体が均一分散体とはならない。
別法として、全芳香族ポリエステルの構造中にエチレン
グリコール単位などの脂肪族基を導入することにより分
子間凝財力を減少させ、流動性の向上、貢方件の減少を
与えることもできるが、熱的性質の低下を招き、全芳香
族ポリエステルのもつ優れた性′坂を著しく低下させる
ことになる。
グリコール単位などの脂肪族基を導入することにより分
子間凝財力を減少させ、流動性の向上、貢方件の減少を
与えることもできるが、熱的性質の低下を招き、全芳香
族ポリエステルのもつ優れた性′坂を著しく低下させる
ことになる。
一方、一般に樹脂にグラス繊維や炭素繊維などの繊維状
強化材、または、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化アルミニウム、tfシラスース、酸化チタン、マ
イカ、二硫化モリブデン、グラファイト、ウオラストナ
イト、チタン酸カリウム繊維などの粉末状、針状もしく
は薄片状の無機充填材を配合することにより、耐熱性、
剛性、成形収縮率が改良されることが知られている。
強化材、または、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、
水酸化アルミニウム、tfシラスース、酸化チタン、マ
イカ、二硫化モリブデン、グラファイト、ウオラストナ
イト、チタン酸カリウム繊維などの粉末状、針状もしく
は薄片状の無機充填材を配合することにより、耐熱性、
剛性、成形収縮率が改良されることが知られている。
該芳香族ポリエステルにおいても、上記強化材や充填材
を配合した場合、その配合量に応じで、耐熱性、剛性の
向上と成形収縮率の低−ドが認められる。しかしながら
、異方性の改良という点でみた場合、繊維状強化材の配
合においては効果はな(、該無機充填材の場合にはかな
りの役を配合する必要があり、そのため流動性を著しく
悪くするとともに外観の改良効果は得られない。
を配合した場合、その配合量に応じで、耐熱性、剛性の
向上と成形収縮率の低−ドが認められる。しかしながら
、異方性の改良という点でみた場合、繊維状強化材の配
合においては効果はな(、該無機充填材の場合にはかな
りの役を配合する必要があり、そのため流動性を著しく
悪くするとともに外観の改良効果は得られない。
本発明者らは、上記の問題点に鑑み、鋭意検討した結果
、該全芳香族ポリエステルに、タルクと酸化チタンを配
合することにより、高い耐熱性と小さい異方性、良好な
流動性および優れた外観を有する組成物を得、しかも該
組成物から得られた成形品はオーブンウェアとしても優
れた適性を有することを見出した。
、該全芳香族ポリエステルに、タルクと酸化チタンを配
合することにより、高い耐熱性と小さい異方性、良好な
流動性および優れた外観を有する組成物を得、しかも該
組成物から得られた成形品はオーブンウェアとしても優
れた適性を有することを見出した。
すなわち本発明は、一般式
4coe品体◎窃寅Oヲx紐執0磨
(式中Xは、CI%C,のアルキル基、−o−、−5o
2− 、−s−、または−CO2−であり、m 、 n
は0またはlである。d:eの比はl:lからlO:l
の範囲にあり、elfの比は9:lOからI O: 9
(7)間にある。また上式中の芳香環の置換基は互いに
パラまたはメタの位置にある。) であられされるくり返えし単位をもつ全芳香族ポリエス
テル30〜8Q wt%、タルク5〜6 g wt96
および酸化チタン5〜60 wt%とからなることを
特徴とする全芳香族ポリエステル樹脂組成物および該全
芳香族ポリエステル樹脂組成物からなるオーブンウェア
に関するものである。
2− 、−s−、または−CO2−であり、m 、 n
は0またはlである。d:eの比はl:lからlO:l
の範囲にあり、elfの比は9:lOからI O: 9
(7)間にある。また上式中の芳香環の置換基は互いに
パラまたはメタの位置にある。) であられされるくり返えし単位をもつ全芳香族ポリエス
テル30〜8Q wt%、タルク5〜6 g wt96
および酸化チタン5〜60 wt%とからなることを
特徴とする全芳香族ポリエステル樹脂組成物および該全
芳香族ポリエステル樹脂組成物からなるオーブンウェア
に関するものである。
本発明に用いられる全芳香族ポリエステルの成分として
は、たとえば、パラヒドロキシ安息香酸、メタヒドロキ
シ安息香酸、テレフタル酸、インフタル酸、ハイドロキ
ノン、レゾルシン、4..4’ −ジヒドロキシジフェ
ニ” 1414′ −ジヒドロキシジフェニルエーテル
、4.4’ −ジヒドロキシジフェニルスルホン、4.
4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4..4’
−ジヒドロキシベンゾフェノン、4.4’ −ジヒド
ロキシジフェニルメタンなどやこれらの誘導体を用いる
ことができる。
は、たとえば、パラヒドロキシ安息香酸、メタヒドロキ
シ安息香酸、テレフタル酸、インフタル酸、ハイドロキ
ノン、レゾルシン、4..4’ −ジヒドロキシジフェ
ニ” 1414′ −ジヒドロキシジフェニルエーテル
、4.4’ −ジヒドロキシジフェニルスルホン、4.
4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、4..4’
−ジヒドロキシベンゾフェノン、4.4’ −ジヒド
ロキシジフェニルメタンなどやこれらの誘導体を用いる
ことができる。
これらの組み合わせのうち、バラヒドロキシ安息香酸あ
るいは、そのエステル、テレフタル酸あるいはそのエス
テル、4.4’ −ジヒドロキシジフェニルあるいはそ
のエステルの組み合せが特に好ましい。該全芳香族ポリ
エステルの重合法としては、特開昭56−104932
、特開昭57−44622などに開示される方法が可能
であるが、特にこれらに限定されるものではない。
るいは、そのエステル、テレフタル酸あるいはそのエス
テル、4.4’ −ジヒドロキシジフェニルあるいはそ
のエステルの組み合せが特に好ましい。該全芳香族ポリ
エステルの重合法としては、特開昭56−104932
、特開昭57−44622などに開示される方法が可能
であるが、特にこれらに限定されるものではない。
本発明に用いられるタルクは、Mg5(’Siρ+o)
(OH)2で表わされる化学組成式をもつ白色微粉末テ
、ソノ構造(j S i02 トMg (OH)2 ト
S i02の三1偕状をなし、1裔間結合カが弱いので
底面に完全なへき開が生じ、剥離しゃすく、一般に滑剤
として使用されている。平均粒径については、特に限定
はないが1〜10μが好ましい。市販されているものの
例としては、ミクロンホワイト#5000A、#500
0S(体化成製)、ミストロンペーパー(シェラ。
(OH)2で表わされる化学組成式をもつ白色微粉末テ
、ソノ構造(j S i02 トMg (OH)2 ト
S i02の三1偕状をなし、1裔間結合カが弱いので
底面に完全なへき開が生じ、剥離しゃすく、一般に滑剤
として使用されている。平均粒径については、特に限定
はないが1〜10μが好ましい。市販されているものの
例としては、ミクロンホワイト#5000A、#500
0S(体化成製)、ミストロンペーパー(シェラ。
タルク社製)などがある。本発明に用いられる酸化チタ
ンは、二酸化チタンT i O2のことで一般的に陰ぺ
い力の大きい白色顔料として広く使用されているもので
ある。結晶系にはアナタース形とルチル形があり、11
1者は準安定性であり、高温で安定なルチル形に転移す
る。
ンは、二酸化チタンT i O2のことで一般的に陰ぺ
い力の大きい白色顔料として広く使用されているもので
ある。結晶系にはアナタース形とルチル形があり、11
1者は準安定性であり、高温で安定なルチル形に転移す
る。
またルチル形はアナタース形より屈折率が大きく隠ぺい
力も約85%高くなることから、本発明においてもルチ
ル形の方が好ましい。
力も約85%高くなることから、本発明においてもルチ
ル形の方が好ましい。
粒径としては0.10−0.40ミクロンのものが一般
的である。またAeやSiなどの含水酸化物や樹脂と相
溶性のよい有機物でその表面を処理したものも、熱安定
性に悪影響を与えない範囲で使用することができる。市
販されているものの例としてはタイベークCpL−50
゜CR−6o、A=too (石原産業製)、1131
0(チタン工業製)などがある。配合量としては全芳香
族ポリエステル30〜8Q wt%、タルク5〜5 Q
wL%、FJP化チクチタン5〜5 wL%(タルク
と酸化チタンの合計量としては、全樹脂組成物の20〜
70W【%)配合したものが有効である。
的である。またAeやSiなどの含水酸化物や樹脂と相
溶性のよい有機物でその表面を処理したものも、熱安定
性に悪影響を与えない範囲で使用することができる。市
販されているものの例としてはタイベークCpL−50
゜CR−6o、A=too (石原産業製)、1131
0(チタン工業製)などがある。配合量としては全芳香
族ポリエステル30〜8Q wt%、タルク5〜5 Q
wL%、FJP化チクチタン5〜5 wL%(タルク
と酸化チタンの合計量としては、全樹脂組成物の20〜
70W【%)配合したものが有効である。
すなわち、タルクと酸化チタンの合計量が樹脂組成物の
7 Q wt%を超え、全芳香族ポリエステルの量が3
0 wt%未満の時は、混合が不十分であり、均一な組
成物が得られず、樹脂組成物の流動性が失なわれ、成形
が困難となる。またタルクと酸化チタンの合計量が20
W【%未満の時は異方性の改良についての効果は得られ
ない。
7 Q wt%を超え、全芳香族ポリエステルの量が3
0 wt%未満の時は、混合が不十分であり、均一な組
成物が得られず、樹脂組成物の流動性が失なわれ、成形
が困難となる。またタルクと酸化チタンの合計量が20
W【%未満の時は異方性の改良についての効果は得られ
ない。
またタルクと酸化チタンの合計kが20〜70W【%で
あってもタルクが5 wt%未満であれは、流動性の改
良効果が不十分で、逆に酸化チタンか5 wt%未満で
あれば外観の改良効果が不十分である またタルクの:辻が5 Q wL%をこえると、得られ
tこ成形品の強度低下が顕著となり、酸化チタンの−1
か60W【%をこえると、混合が不十分となりコンパウ
ンド化の工程が困難になり、均一な組成物が得られない
。
あってもタルクが5 wt%未満であれは、流動性の改
良効果が不十分で、逆に酸化チタンか5 wt%未満で
あれば外観の改良効果が不十分である またタルクの:辻が5 Q wL%をこえると、得られ
tこ成形品の強度低下が顕著となり、酸化チタンの−1
か60W【%をこえると、混合が不十分となりコンパウ
ンド化の工程が困難になり、均一な組成物が得られない
。
本発明の組成物の配合手段は特に限定されない。全芳香
族ポリエステ1%タルク、酸化チタンを各々別々に溶融
混合機に供給することが可能であり、また、あらかじめ
これら原料ツ1゛1をヘンシェルミキサー、ボールミル
、リボンブレンダーなどを利用して予備混合してから溶
融混合機に供給することもできる。
族ポリエステ1%タルク、酸化チタンを各々別々に溶融
混合機に供給することが可能であり、また、あらかじめ
これら原料ツ1゛1をヘンシェルミキサー、ボールミル
、リボンブレンダーなどを利用して予備混合してから溶
融混合機に供給することもできる。
なお、本発明組成物に対して、本発明の目的をそこなわ
ない範囲で、酸化防止剤および凸安定剤、紫外線吸収剤
、滑剤、離型剤、染料、顔料などの着色剤、難燃剤、難
燃助剤、帯電防止剤などの通店の添加剤を1種以上添加
することもできる。
ない範囲で、酸化防止剤および凸安定剤、紫外線吸収剤
、滑剤、離型剤、染料、顔料などの着色剤、難燃剤、難
燃助剤、帯電防止剤などの通店の添加剤を1種以上添加
することもできる。
また、本発明組成物で、射出成形により比較的大きな皿
、箱型の形状のものを成形しても、流動性は良好で、異
方性が小さいため、反り、割れなどを生ずることもなく
、良好な外観が得られ、その耐熱性、耐薬品性について
も全芳香ポリエステル本来の性賀を有しており、オープ
ンウェアとして使用した場合にも極めて優れた特性を有
している。
、箱型の形状のものを成形しても、流動性は良好で、異
方性が小さいため、反り、割れなどを生ずることもなく
、良好な外観が得られ、その耐熱性、耐薬品性について
も全芳香ポリエステル本来の性賀を有しており、オープ
ンウェアとして使用した場合にも極めて優れた特性を有
している。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これ
らは好適な態様の例示であって、実施例の組成物に限定
されるものではない。
らは好適な態様の例示であって、実施例の組成物に限定
されるものではない。
実施例1〜7
熊。合0¥co合ωヤ0(R初吠
で示されるくり返えし単位をもつ全芳香族ポリエステル
を第1表に示した組成で混合し、二軸押出機(池U鉄工
製PCM−30)を用いて360℃の温度で押出し造粒
を行ない、ペレットを得た。これらを1oz4出成形を
畏(住友市機製ネオマット47/28)を用いてシリン
ダ一温度380℃、射出圧力1500 Kg〆・d、射
出速度制速、金型温度120℃の条件で成形収縮率測定
用試験片(40個幅X l 00 eM長さ×3額厚さ
)、引IJコテスト用A S TM 4号ダンベル、熱
変形温度測定用試験片、バーフロー長(射出成形時の流
動性の尺度となる値)測定用試験片(8is幅X 3
KM厚さ)の成形を行なっjこ 。
を第1表に示した組成で混合し、二軸押出機(池U鉄工
製PCM−30)を用いて360℃の温度で押出し造粒
を行ない、ペレットを得た。これらを1oz4出成形を
畏(住友市機製ネオマット47/28)を用いてシリン
ダ一温度380℃、射出圧力1500 Kg〆・d、射
出速度制速、金型温度120℃の条件で成形収縮率測定
用試験片(40個幅X l 00 eM長さ×3額厚さ
)、引IJコテスト用A S TM 4号ダンベル、熱
変形温度測定用試験片、バーフロー長(射出成形時の流
動性の尺度となる値)測定用試験片(8is幅X 3
KM厚さ)の成形を行なっjこ 。
成形収縮率についてはMD力方向TD方向を測定し、引
張特性、熱変形温度についテハ、そhぞれAs rM
D−638゜ASTMD−648iこ準餡して測定した
。なおバーフロー長については、成形温度を360℃と
して行なった。これらの結果を第1表にまとめて記す。
張特性、熱変形温度についテハ、そhぞれAs rM
D−638゜ASTMD−648iこ準餡して測定した
。なおバーフロー長については、成形温度を360℃と
して行なった。これらの結果を第1表にまとめて記す。
表から明らかなように本組成物は、MD力方向TD方向
の収縮率比(T”D/MD)がいずれも5倍以下でjΔ
方性の改良効果が太き(、オープンウェアなどとしても
実用的に高い価値を有する機械的強度を有し熱変形温度
は300℃以りで、外観の良好なものであった。また)
く−フロー長の測定力)ら、良好な流動性を有している
ことは明らかである。
の収縮率比(T”D/MD)がいずれも5倍以下でjΔ
方性の改良効果が太き(、オープンウェアなどとしても
実用的に高い価値を有する機械的強度を有し熱変形温度
は300℃以りで、外観の良好なものであった。また)
く−フロー長の測定力)ら、良好な流動性を有している
ことは明らかである。
実施例8.9
実施例3.4.6の組成物について、10オンス射出成
形機(口調11aN140A)を用いて、シリンダ一温
度360℃で、底面の直径200闘、高さ40四、厚さ
3aのトレイを成形し、外観、反りの状態を確認したが
、共に良好であった。これらのトレーを2450メがf
−1zのマイクロ波照射と250Cまでヒーター加熱可
能な電子レンジ(松下電器製NE−8300型)のター
ンテーブルにのせ、10分間マイクロ波を照射した後、
600Wの慮気ヒーターで250℃まで加熱し10分間
保持した後取り出し、寸法、外観を調べたが特に変化は
認められなかうた。
形機(口調11aN140A)を用いて、シリンダ一温
度360℃で、底面の直径200闘、高さ40四、厚さ
3aのトレイを成形し、外観、反りの状態を確認したが
、共に良好であった。これらのトレーを2450メがf
−1zのマイクロ波照射と250Cまでヒーター加熱可
能な電子レンジ(松下電器製NE−8300型)のター
ンテーブルにのせ、10分間マイクロ波を照射した後、
600Wの慮気ヒーターで250℃まで加熱し10分間
保持した後取り出し、寸法、外観を調べたが特に変化は
認められなかうた。
比較例1〜5
全芳香族ポリエステル単独、および実施例中のタルク、
酸化チタンの組成を有効な範囲以外の各種組成比につい
て同様の検討を行なった結果をlf、 1表に示す。全
芳香族ポリエステル単独(比較例1)およびタルクと酸
チタンの合計量が29 wt%未調のもの(比較例2)
は、異方性は非常に大きく外観も不均一な流れ模様の発
生がみられ好ましくなかった。またタルクが5 wt%
未満のもの(比較例3)は異方性、流動性の改良効果は
小さく酸化チタンが5wt%未満のもの(比較例4)は
、外観は好ましくなかった。タルクと酸化チタンの合計
量が70W(%をこえるもの(比較例5)は成形困難で
あった。
酸化チタンの組成を有効な範囲以外の各種組成比につい
て同様の検討を行なった結果をlf、 1表に示す。全
芳香族ポリエステル単独(比較例1)およびタルクと酸
チタンの合計量が29 wt%未調のもの(比較例2)
は、異方性は非常に大きく外観も不均一な流れ模様の発
生がみられ好ましくなかった。またタルクが5 wt%
未満のもの(比較例3)は異方性、流動性の改良効果は
小さく酸化チタンが5wt%未満のもの(比較例4)は
、外観は好ましくなかった。タルクと酸化チタンの合計
量が70W(%をこえるもの(比較例5)は成形困難で
あった。
比較例1および外観の比較的良かった比較例3の組成物
について実施例8.9と同様にトレイを成形したが、反
りが非常に大きく続いて、実在例8.9と同様の電子レ
ンジテストを行なつtこが、いずれも変形した。
について実施例8.9と同様にトレイを成形したが、反
りが非常に大きく続いて、実在例8.9と同様の電子レ
ンジテストを行なつtこが、いずれも変形した。
手続補正書(自発)
特許庁長官 若 杉 和 夫 殿
1、事件の表示
昭和58年 特許願第288427号
211発明の名称
全芳香族ポリエステル樹脂組成物
8、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称 (20
9)住友化学工業株式会社代表者 土 方 武 4、代理人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地6、補正の内容 (1)明細書5頁下から2〜1行目の[、ウオラストナ
イト、チタン酸カリウム徽−−井≠塩繊維]を削除する
。
9)住友化学工業株式会社代表者 土 方 武 4、代理人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15番地6、補正の内容 (1)明細書5頁下から2〜1行目の[、ウオラストナ
イト、チタン酸カリウム徽−−井≠塩繊維]を削除する
。
(2)明細書5頁最下行〜6頁上から1行目の[、針状
]を削除する。
]を削除する。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 %式% (式中Xは、01〜C4のアルキル基、0 、−8O2
,S−マタハーco−テアリ、m、nは0またはlであ
る。d:eの比はl:lからlO:lの範囲にあり、e
:Eの比は9:10からLO:9の間にある。また上式
中の芳香環のIM換基は互いにパラまたはメタの位置に
ある。) であられされるくり返えし単位をもつ全芳香族ポリエス
テル30〜3 Q wt%、タルク5〜6Q wt%お
よび酸化チタン5〜5 Q wt%とからなることを特
徴とする全芳香族ポリエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233427A JPS60124649A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 全芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58233427A JPS60124649A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 全芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60124649A true JPS60124649A (ja) | 1985-07-03 |
Family
ID=16954876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58233427A Pending JPS60124649A (ja) | 1983-12-09 | 1983-12-09 | 全芳香族ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60124649A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62179780A (ja) * | 1986-02-03 | 1987-08-06 | Polyplastics Co | 発光素子装置 |
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US5141985A (en) * | 1990-03-14 | 1992-08-25 | Sumitomo Chemical Company, Limited | Wholly aromatic polyester resin composition and ovenware obtained by molding said composition |
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-
1983
- 1983-12-09 JP JP58233427A patent/JPS60124649A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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