JPS61261354A - 成形用樹脂組成物 - Google Patents

成形用樹脂組成物

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JPS61261354A
JPS61261354A JP10142185A JP10142185A JPS61261354A JP S61261354 A JPS61261354 A JP S61261354A JP 10142185 A JP10142185 A JP 10142185A JP 10142185 A JP10142185 A JP 10142185A JP S61261354 A JPS61261354 A JP S61261354A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、特に300〜400℃の温度領域において良
好な溶融熱安定性を有し、かつ炭素繊維を含有しながら
成形性が良好で外観のすぐれた成形品を得ることができ
る成形用樹脂組成物に関するものである。
〈従来の技術〉 芳香族ポリエーテルイミド樹脂、芳香族ポリエーテルア
ミドイミド樹脂および芳香族ポリエーテルアミド樹脂な
どのエーテル結合単位を必須とし、アミド基および/ま
たはイミド基を含有する芳香族熱可塑性樹脂類(以下、
芳香族エーテルアミド・イミド樹脂類と称する)は、す
ぐれた耐熱性、摺動特性および機械的性質を有しており
、高温下で使用する電気・電子機器部品、宇宙・航空機
器部品、自動車部品など巾広い用途に活用されている。
しかしながら実際の実用用途には成形品を過酷な強度お
よび摺動条件下で使用する場合が多いため、素材たる樹
脂1こは一層すぐれた機械強度および摺動特性が要求さ
れている。
芳香族熱可塑性樹脂類の機械強度および摺動特性を同時
1こ改良するには一般的量こ炭素繊維チョッグドストラ
ンド(3層カット長以上)を溶融混練する方法が有効で
あることが知られており、その組成物そのものは公知で
ある。例えば長さ300〜1000μの炭素繊維を30
重量%配合した芳香族ポリアミドイミド樹脂が米国アモ
コ社からI+ )−口ン7030 I+という商標で市
販されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 この炭素繊維含有芳香族ポリアミドイミド樹脂を成形し
て得られる成形品は機械的強度が大巾に向上するが摺動
特性の向上効果は意外に小さい。また長さ300μ以上
の炭素繊維を多量に含有させた芳香族ポリアミドイミド
樹脂は。
その成形加工性が低下し、成形品の表面平滑性および外
観が悪くなるという欠点を有しているため商品価値が低
くなっている。
く問題点を解決するための手段〉 そこで本発明者らは、芳香族ポリエーテルアミド・イミ
ド樹脂類の機械的強度、摺動特性および成形品の表面平
滑性を同時に改良すべく、鋭意検討した結果、長さ20
0μ以下の炭素繊維を配合することが極めて効果的であ
ることを見出し1本発明に到達した。
すなわち、本発明は イ) 芳香族ポリエーテルイミド樹脂、芳香族ポリエー
テルアミドイミド樹脂および芳香族ポリエーテルアミド
樹脂から選ばれた1種以上の耐熱性熱可塑性樹脂および (ロ)炭素繊維 からなり、全組成物中の上記U)の割合が30〜97重
量%、上記(ロ)の割合が70〜3重量%であり、かつ
全炭素繊維中の長さ200μ以下の繊維の割合が30重
量%以上であることを特徴とする成形用樹脂組成物を提
供するものである。
本発明で用いられるポリエーテルアミドイミド樹脂(以
下、PH!!AI樹脂と略称する月よ好ましくは、一般
式 %式% で表わされる高分子主鎖中にエーテル結合、イミド結合
およびアミド結合を必須成分として含有する芳香族重合
体類であり、式中、2は3官能基のうちの2官能基が隣
接炭素に結合されている3官能性芳香族基、Arは2・
価の芳香族残基を示す。また、Ylは合成原料として用
いるジアミン(またはジイソシアネート)から誘導され
る残基を示し、好ましくは次の構造および組成(ただし
全体で100%]で構成される。
0〜100モル% 60〜0モル%   O [100H (ただし、R1は炭素数1〜4のアルキル基、R1は炭
素数1〜4の゛アルキル基またはハロゲン原子%Xは−
SO鵞−1&、 −C−基または −C−基、aは1〜25%bはHs 0または1〜4、Cは0または1〜2、αは1〜100
の整数を示す。ン この前記式(I)、(I[)の各々で示される構造(I
)およびCI[)の中でのイミド結合の一部(たとえば
30モ1v%未満)が、その閉環前駆体としてのアミド
酸結合 II   F! の状態でとどまっているものも含まれる。ここで2の好
ましい例としては、 などの構造を具体的に列挙することができる。
Arは少なくとも一つの炭素6員環を含む2価の芳香族
基であり、たとえば、好ましくは、(式中Xはo%s%
co、so、 %so、炭素原子数1〜6個のアルキ〃
基を示す)などがあげられる。
上記式CI)で示されるP]!lA工樹脂CI)はジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドン、フレジーpなどの極性有機溶媒中で ′せを反応させることにより合成される。
また、上記式(f[)で示されるPKA工樹脂(II)
OII                 OOまたは
FIOC−Ar−00f!  で置換して反応させるこ
とにより合成される。
Y1単位の好ましい具体例としてはたとえば、CFis CH3 OH3 CH3CF13 OH。
FIO[TOHO HO0H HOOH などがあげられる。
これらジアミン(またはジイソシアネート)残基丁を構
成する成分中%(1i)の構造体が90モ/L/96を
越えるとPIA工が次第に結晶性となって溶融成形性が
著しく低下するので好ましくない。また( Lu )お
よび(1v)の構造体が6096を越えると、PEAX
の物性特に強靭性が目立って低下し、組成物の力学特性
を減退させるので実用土価値がない。
本発明で使用されるPEA工樹脂の好ましい典型例とし
て次の5種をあげることができる。
m / n = 70 / 30モM比本発明で用いら
れる芳香族ポリエーテルイミド樹脂(以下PKX樹脂と
略称する)は一般式0式% で表わされる繰返し単位を主要単位とし、工−テμ結合
とイミド結合の2者を必須の結合単位として構成される
芳香族重合体である。ここでいう2及びArは上記(1
)式及び([)式で示すものと同じである。その代表的
な好ましい例としては、次のような構造式からなるもの
があげられる。
II      Ogm      l+11    
  CFix      ItII         
   11 II          CH,i II          OHs          
 IIIf           CHs      
       IIIf          CFig
          It         CEls
If                    If 
       CHsII             
       COFim本発明で用いられる芳香族ポ
リエーテルアミド樹脂(以下、PEA樹脂と略称する)
は一般式%式% で表6される繰返し単位を主要構成単位とする芳香族重
合体(ここでいうArはいずれも(II)式で定義され
たものと同じ)である。その好ましい代表例として次の
ような構造式からなるものが挙げられる。
cE!s            HHEI CH菖           HE1 本発明で用いられる炭素繊維は太さくL1〜30(好ま
しくは1〜20)μ、かつ、組成物中こおける繊維長分
布が200μ以下、好ましくは130μ以下xoi量%
以上、好ましくは30重量%以上という特徴を有する特
定のものであり、通称ミルドファイバーとして分類され
る炭素繊維である。
繊維長分布が200μ以下30重量%以下では成形品の
表面平滑性が顕著をこ低下するため不適当である。炭素
繊維の好適な例として次のものを挙げることができる。
(1)”)レカ’IMI、D−30 (長さ30μ、径7μφ、東し] (2)”)Vカ’IMLD−70 (長さ70μ、径7μφ、東し) (3)  II )レカ”MLD−100(長さ100
μ、径7μφ、東し) 本発明の組成物は芳香族ポリエーテルアミド・イミド類
97〜30重量%Sよび炭素繊維3〜70重量%で構成
されている。炭素繊維配合量が3重量%より少ないと摺
動特性および機械的性質の改良効果が小さいため好まし
くない。
また70重量%以上では成形が困難になるので好ましく
ない。
本発明の組成物には必要1こ応じて0〜70重量%の範
囲で次のような充填剤類を追加含有させることかできる
(a)耐摩耗性向上剤:グラファイト、カーボランダム
、ケイ石粉、二硫化モリブデン、フッ素樹脂など%(1
11補強剤ニガラス繊維、ボロン繊維、炭化ケイ素繊維
、カーボンウィスカー、アスベスト繊維、石綿、金属繊
維など、(0)難燃性向上剤二三酸化アンチモン、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウムなど、tdl電気特性向
上剤:りV−、マイカなど、 felmft )ラッキ
ング向上剤二石綿。
シリカ、グラファイトなど、(f)耐酸性向上剤:硫酸
バリウム、シリカ、メタケイ酸カルシウムなど、(g)
熱伝導度向上剤:鉄、亜鉛、アルミニウム、銅などの金
属粉末、(h)その他ニガラスビーズ、ガラス球、炭酸
カルシウム、アルミナ、タルク、ケイソウ土、水利アル
ミナ、マイカ、シラスパルーン、石綿、各種金属酸化物
、無機質顔料類など300℃以上で安定な合成および天
然の化合物嬌が含まれる。
本発明の組成物を加熱溶融混合調製するにあたっては、
通常のゴムまたはプラスチックな溶融ブレンドするのに
用いられる装置、たとえば、熱ロール、バンバリーミキ
サ−、プヲペンダー、押出機などを利用することができ
る。混合操作は、均一な配合物が得られるまで継続され
る。
混合温度は300〜400(好ましくは320〜380
)℃が適当である。芳香族ポリエーテルアミド・イミド
樹脂類、炭素繊維(ミルドファイバー)および必要に応
じて添加される充填剤類は各々別々に溶融混合機に供給
することが可能であり、また、あらかじめこれら原料類
を乳鉢、ヘンシェルミキサー、ポールミ〃、リボンプレ
ンダーなどを利用して予備混合してから溶融混合機に供
給することもできる。また3成分系溶融混合するにあた
っては炭素繊維(ミルドファイバー)、芳香族ポリエー
テルアミド・イミド樹脂類8よび充填剤類の一括3者溶
融ブレンドを行なう方式でも製造することができる。
本発明の組成物は均一溶融ブレンド体を形成し、射出成
形または押出成形を行なうことが可能であるが、その他
の圧縮成形、焼結成形などに適用してもなんらさしつカ
ーえない。
〈実施例〉 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳述する。なお、
本実施例に示す%、比および部の値は、特にことわらな
い限りそれぞれ重量%、重量比および重量部を示す。
また、本実施例で用いた重合体の重合度指標である対数
粘度の測定は、溶媒二N−メチp−2−ピロリドン、ポ
リマー濃度: a s g7al 。
温度=30℃の条件下に行なった。
実施例1〜4および比較例1〜2 酸クロリド法による低温溶液重合で合成した式 %式% で示される対数粘度a、60のPICA工樹脂および炭
素繊維(東し社”MLD−3011、長さ30μ、径7
μφンを第1表の組成でトライブレンドしたのち、プラ
ベンダープラストグラフエクストμダーに供給して処理
温度340〜330℃、スクリュー回転数30 rpm
で溶融混練して均一溶融ブレンドペレットを得た。
次をこ上記で得た均一溶融ブレンドペレットを温度36
0℃、圧力130〜200 kg/cm”で圧縮成形し
て130Wφの円板成形品を作成した。
成形品は良好な外観を有し、表面光沢性のすぐれたもの
であった。
次に上記円板成形品を165℃で1日、245℃で1日
続いて260℃で2日の熱処理をしたのち、切削加工し
てテストピースを作成し摺動特性および機械的強度を測
定したところ第1表のような結果を得た。
第1表の結果から明らかなように実施例1〜4の場合、
炭素繊維” MLD −30”’を配合しない比較例1
に比較して、摺動特性および機械的強度の改良効果が顕
著であった。
実施例1.2,3,4の順をこ炭素繊維”MLD+ 3
 Q 11の配合量が増加するにつれて、摺動特性およ
び機械的強度が改良されるが、それ1こつれて流動性お
よび成形品の外観が悪くなる。そして比較例2に示した
ように炭素繊維配合量を75%tこ大巾をこ増加すると
流動性が大巾に低下して、溶融押出しができなかった。
第  1  表 実施例5および比較例3 式 %式% で示されるPKA工樹脂(アモコ社”Torlon−4
000T ’l ) 70部および炭素繊維(束し社”
MLD−10011,長さ100μ、径7μφ)30部
をトライブレンドしたのち、45gφ2軸押出機(処理
温度300〜530℃)に供給し、溶融混練して均一配
合ペレットを得た。
次に上記で得た均一配合ペレットを射出成形機(バレル
温度530〜330℃、射出圧力1800 z/cm”
 、金型温度200℃)にかけて物性試験片、を作成し
た。成形品は良好な外観を有し、表面光沢性のすぐれた
ものであった。
次1こ上記成形品を165℃x1日、245℃×1日お
よび26 (1’CX 2日の熱処理をしたのち、物理
的特性を測定したところ、第2表の結果を得た。
第2表の結果から明らかなように本実施例組成物は炭素
繊維を配合しない比較例5と比較して、摺動特性および
機械的強度の改良効果が顕著であった。また、表面光沢
の低下もほとんどよられなかった。
比較例4 実施例5と同一のPEA工樹脂70部および繊維長6頭
の炭素繊維(東しく株ン製’1TOO8A”330部を
実施例5と同様の方法で溶融混練したのち射出成形を行
なったが、成形品の表面の大部分がスリガラス状態にな
り、光沢のよい成形品は得られなかった。成形品を超薄
切片にカットして、光顕観察したところ、繊維長は20
0μ〜1300μ(平均的700μ)#こ分布していた
次に上記成形品を実施例5と同一条件の熱処理をしたの
ち物性を測定したところ、第2表の結果を得た。
第2表の結果から明らかなようをこ比較例4組成物は実
施例5と比較して摺動特性改良効果が意外に小さなもの
であった。
第  2  表 実施例6および比較例5 で示されるPE工樹脂(ゼネラルエレクトリック社” 
Ultem−1000” 360部および炭素繊維(東
V社” ML D−71)u、長さ70μ、径7μφ)
40部をトライブレンドしたのち、実施例5と同様の方
法で溶融混練したのち、射出成形m(処理温度300〜
560℃)1こかけて物性試験片を作成した。成形品は
良好な外観および表面光沢性のすぐれたものであった。
次に上記成形品の摺動特性および機械的強度を測定した
ところ第5表の結果を得た。
第3表の結果から明らかなようtこ本実施例組成物は炭
素繊維を配合しない比較例5と比較して、摺動特性およ
び機械的強度の改良効果が顕著であった。
第  3  表 実施例7および比較例6 4.4’ −2,2−グロビスビス(p−)ユニしンオ
キシ)ジアニリンとイソフタル酸ジクロリドとの等七〃
混合物から溶液重合により合成した式 で示され、対数粘度(L98の特性を有するPEA樹脂
および実施例1と同一の炭素繊維を第4表の組成でトラ
イブレンド後、実施例1と同一の方法で溶融混練して均
一配合ペレットを得た。
次tこ上記均一配合ペレットを温度330℃、圧力18
0 Kg/ex ”で圧縮成形して成形試験片を作成し
た。成形品は良好な外観を有し、表面光沢性のすぐれた
ものであった。
次に上記成形品の摺動特性および機械的強度を測定した
ところ、第4表の結果を得た。
第4表の結果から明らかなように本実施例組成物は、比
較例6のPEA樹脂単独の物性値と比較して、摺動特性
および機械的強度の改良効果が顕著であった。
第  4  表 〈発明の効果〉 本発明の組成物は、特に−S OO〜400℃の温度領
域において良好な熱安定性を有し、かつ成形性が良好で
圧縮成形、押出成形、射出成形方法で容易に外硝良好な
成形物品を得ることができる。
・本発明の組成物は耐熱性、摺動特性、機械的特性など
のすぐれた性質を有しており、多くの用途に活用するこ
とができる。
たとえば、自動車部品、電気・電子機器部品、給配水機
器部品、摺動部品などに使用できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (イ)芳香族ポリエーテルイミド樹脂、芳香族ポリエー
    テルアミドイミド樹脂および芳香 族ポリエーテルアミド樹脂から選ばれた1 種以上の耐熱性熱可塑性樹脂および (ロ)炭素繊維 からなり、全組成物中の上記(イ)の割合が30〜97
    重量%、上記(ロ)の割合が70〜3重量%であり、か
    つ全炭素繊維中の長さ200μ以下の繊維の割合が30
    重量%以上であることを特徴とする成形用樹脂組成物。
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