JPS597429B2 - 食塩代替調味料 - Google Patents
食塩代替調味料Info
- Publication number
- JPS597429B2 JPS597429B2 JP56048467A JP4846781A JPS597429B2 JP S597429 B2 JPS597429 B2 JP S597429B2 JP 56048467 A JP56048467 A JP 56048467A JP 4846781 A JP4846781 A JP 4846781A JP S597429 B2 JPS597429 B2 JP S597429B2
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- Japan
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- salt
- sodium
- seasoning
- salt substitute
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通常の食品に添加される食塩分を減らした低塩
乃至減塩食品に適した食塩代替調味料に関するものであ
る。
乃至減塩食品に適した食塩代替調味料に関するものであ
る。
腎臓病患者あるいは高血圧症患者ばかりでなく近年は一
般の人達に対しても健康に対する意識の向上から塩分の
少ない食品が望まれている。
般の人達に対しても健康に対する意識の向上から塩分の
少ない食品が望まれている。
食塩に代る調味料として塩化カリウムが欧米では許可さ
れているところがあるが、本邦では食品添加物として許
可されておらず、食塩代替調味料で実用化されているも
のはない。
れているところがあるが、本邦では食品添加物として許
可されておらず、食塩代替調味料で実用化されているも
のはない。
米国特許第２８２９０５６号明細書にはヒスチジン塩酸
塩等、グルタミン酸カリウム等及び塩化カリウムからな
るダイエット用調味料が開示されているが、本邦ではグ
ルタミン酸カリウム及び前述の如く塩化カリウムの両者
が食品への添加を許可されていないため、上記の調味料
は実用性がない。
塩等、グルタミン酸カリウム等及び塩化カリウムからな
るダイエット用調味料が開示されているが、本邦ではグ
ルタミン酸カリウム及び前述の如く塩化カリウムの両者
が食品への添加を許可されていないため、上記の調味料
は実用性がない。
またヒスチジン塩酸塩等は塩味性はあるが、単独では苦
味や酸味を有するため、そのままでは食塩の代替として
使用できない。
味や酸味を有するため、そのままでは食塩の代替として
使用できない。
本発明は、かかる現状に鑑み、食品添加物として許可さ
れている成分を用い、風味的に食塩に劣らぬ食塩代替調
味料を得るべく研究を重ねた結果完成されたもので、ヒ
スチジン塩酸塩、リ浣ン塩酸塩のいずれか単独又は両者
の混合物１０部（重量。
れている成分を用い、風味的に食塩に劣らぬ食塩代替調
味料を得るべく研究を重ねた結果完成されたもので、ヒ
スチジン塩酸塩、リ浣ン塩酸塩のいずれか単独又は両者
の混合物１０部（重量。
以下同じ）、イノシン酸ソーダ３〜７部、グアニル酸ソ
ーダ５〜２０部、甘味成分０〜２００部、クエン酸ソー
ダ０〜７部からなる食塩代替調味料に係る。
ーダ５〜２０部、甘味成分０〜２００部、クエン酸ソー
ダ０〜７部からなる食塩代替調味料に係る。
上記のイノシン酸ソーダ、グアニル酸ソーダは核酸系呈
味料といわれ、これらとさらに，ウリジル酸ソーダ及び
シチジル酸ソーダからなる５′−リボヌクレオチドソー
ダと呼ばれる配合物も市販されている。
味料といわれ、これらとさらに，ウリジル酸ソーダ及び
シチジル酸ソーダからなる５′−リボヌクレオチドソー
ダと呼ばれる配合物も市販されている。
イノシン酸ソーダ及びグアニル酸ソーダをそわぞれ単独
に用いなくても、これら配合物である５′−リボヌクレ
オチドソーダ系呈味成分を用いてもよいが、イノシン酸
ソーダとグアニル酸ソーダとの割合は前述のとおり一定
の範囲になるように調整する必要がある。
に用いなくても、これら配合物である５′−リボヌクレ
オチドソーダ系呈味成分を用いてもよいが、イノシン酸
ソーダとグアニル酸ソーダとの割合は前述のとおり一定
の範囲になるように調整する必要がある。
また甘味成分としては次のようなものがある。
すなわちアミノ酸系甘味成分としては、グリシン、アラ
ニン、メチオニン、セリン、スレオニン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリンなど、糖類としてはシヨ糖、ブドウ糖
、果糖、マルトース、ソルビトール、蜂蜜など、天然甘
草製剤としては、ステビア、スピルリナ、グリチルリチ
ンなど、あるいはそれらにデキストリンを配合したもの
でもよい。
ニン、メチオニン、セリン、スレオニン、プロリン、ヒ
ドロキシプロリンなど、糖類としてはシヨ糖、ブドウ糖
、果糖、マルトース、ソルビトール、蜂蜜など、天然甘
草製剤としては、ステビア、スピルリナ、グリチルリチ
ンなど、あるいはそれらにデキストリンを配合したもの
でもよい。
またグリチルリチン（ １ ７．５％）、クエン酸ソー
ダ（ ３ ５．５％）、及びデキストリン（ ４ ７．
０％）を配合したものがグリチミンと称して市販されて
いるが、このようなものでもよい。
ダ（ ３ ５．５％）、及びデキストリン（ ４ ７．
０％）を配合したものがグリチミンと称して市販されて
いるが、このようなものでもよい。
甘味成分及びクエン酸ソーダは好みにより添加しても、
しなくてもよいが、これらを併用した場合、塩味効果が
増大する場合がある。
しなくてもよいが、これらを併用した場合、塩味効果が
増大する場合がある。
本発明は以上のように特定の成分を特定の割合で配合す
ることによりヒスチジン塩酸塩、リジン塩酸塩を単独で
使用した場合の苦味を解決したものである。
ることによりヒスチジン塩酸塩、リジン塩酸塩を単独で
使用した場合の苦味を解決したものである。
また本発明で採用している各成分は全て食品として安全
衛生上問題がなく、食品添加物としても特に使用基準の
規制がなく、許可されているという利点がある。
衛生上問題がなく、食品添加物としても特に使用基準の
規制がなく、許可されているという利点がある。
本発明の調味料は通常の食品に添加される食塩の代替物
として使用でき、食塩のみ使用のものに比して塩味性が
伺ら劣らぬ低塩乃至減塩食品を得ることができる。
として使用でき、食塩のみ使用のものに比して塩味性が
伺ら劣らぬ低塩乃至減塩食品を得ることができる。
本発明の食塩代替調味料は、一般の加工食品の製造時や
、料理の際に食塩と置き換えて用いるものであり、食塩
の摂取を減らすことができるから健康に資するところ極
めて犬である。
、料理の際に食塩と置き換えて用いるものであり、食塩
の摂取を減らすことができるから健康に資するところ極
めて犬である。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 １
ヒスチジン塩酸塩１０部（重量。
以下同じ）、５′−グアニル酸ソーダ１０部、５′−イ
ノシン酸ソーダ５部を■型混合機で均一に混合し、食塩
代替調味料をつくった。
ノシン酸ソーダ５部を■型混合機で均一に混合し、食塩
代替調味料をつくった。
このものは苦味もなく、風味的に食塩代替物としてすぐ
れていた。
れていた。
実施例 ２
ヒスチジン塩酸塩１０部、５′−グアニル酸ソーダ１０
部、５′−イノシン酸ソーダ５部、グリチミン（グリチ
ルリチン０．９部、クエン酸ソーダ１．８・部、デキス
トリン２．４部の配合物、丸善化学■製品）５．１部を
■型混合機で均一に混合（．ッ、風味的にすぐれた食塩
代替調味料をつくった。
部、５′−イノシン酸ソーダ５部、グリチミン（グリチ
ルリチン０．９部、クエン酸ソーダ１．８・部、デキス
トリン２．４部の配合物、丸善化学■製品）５．１部を
■型混合機で均一に混合（．ッ、風味的にすぐれた食塩
代替調味料をつくった。
実施例 ３
ヒスチジン塩酸塩１０部、５′−グアニル酸ソーダ１０
部、リボクイド（５′−グアニル酸＝５′−イノシン酸
＝１：１の配合物、武田薬品■製品）５部、グリチミン
５部を■型混合機で均一に混合し食塩代替物をつくった
。
部、リボクイド（５′−グアニル酸＝５′−イノシン酸
＝１：１の配合物、武田薬品■製品）５部、グリチミン
５部を■型混合機で均一に混合し食塩代替物をつくった
。
実施例 ４
ヒスチジン塩酸塩１０部、５′−グアニル酸ソーダ１３
部、５′−イノシイ酸ソーダ５部、グリシン７部を■型
混合機で均一に混合し食塩代替調味料をつくった。
部、５′−イノシイ酸ソーダ５部、グリシン７部を■型
混合機で均一に混合し食塩代替調味料をつくった。
実施例 ５
ヒスチジン塩酸塩１０部、５′−グアニル酸ソーダ５部
、リボタイド５部、グリチミン２部、ステビア０．５部
をＶ型混合機で均一に混合し食塩代替調味料をつくった
。
、リボタイド５部、グリチミン２部、ステビア０．５部
をＶ型混合機で均一に混合し食塩代替調味料をつくった
。
実施例 ６
実施例３において、ヒスチジン塩酸塩の代りにリジン塩
酸塩を用いて食塩代替調味料をつくった。
酸塩を用いて食塩代替調味料をつくった。
実施例 ７
実施例３の食塩代替調味料を用いて食塩の一部を代替し
、マヨネーズ様食品を製造し、塩味料として食塩のみを
用いたものと比較試験した結果を表−１に示す。
、マヨネーズ様食品を製造し、塩味料として食塩のみを
用いたものと比較試験した結果を表−１に示す。
風味試験は１９人のパネルによる官能検査を行ない、ク
レーマーの表から判定した。
レーマーの表から判定した。
この結果標準品（対照品１）の食塩を２．２％から１．
０％に約１／２に減らしても、本発明の調味料を０．４
％添加することにより標準品と有意差がない、風味のよ
い健康性志向のマヨネーズ様食品をつくり得た。
０％に約１／２に減らしても、本発明の調味料を０．４
％添加することにより標準品と有意差がない、風味のよ
い健康性志向のマヨネーズ様食品をつくり得た。
本発明の調味料を添加せず単に減塩をした対照品２は有
意差があり、風味的に著しく劣りよくなかった。
意差があり、風味的に著しく劣りよくなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ヒスチジン塩酸基、リジン塩酸基のいずれか単独又
は両者の混合物１０部（重量。 以下同じ）、イノシン酸ソーダ３〜７部、グアニル酸ソ
ーダ５〜２０部、甘味成分Ｏ〜２００部、クエン酸ソー
ダＯ〜７部からなる食塩代替調味料。 ２ 甘味成分が甘味性アミノ酸、糖類又は天然甘草製剤
である特許請求の範囲第１項記載の食塩代替調味料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56048467A JPS597429B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | 食塩代替調味料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56048467A JPS597429B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | 食塩代替調味料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57163464A JPS57163464A (en) | 1982-10-07 |
| JPS597429B2 true JPS597429B2 (ja) | 1984-02-18 |
Family
ID=12804175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56048467A Expired JPS597429B2 (ja) | 1981-04-02 | 1981-04-02 | 食塩代替調味料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS597429B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142022U (ja) * | 1986-03-01 | 1987-09-08 | ||
| IT202100030395A1 (it) * | 2021-12-01 | 2023-06-01 | Attilio Morrone | Sostitutivo sale |
Families Citing this family (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988006850A1 (en) * | 1987-03-10 | 1988-09-22 | Center For Innovative Technology | Salt taste enhancer |
| CN1993059B (zh) * | 2004-08-03 | 2011-04-20 | 味之素株式会社 | 调味品组合物、调味品材料和使用它们制造食品的方法 |
| WO2008074770A1 (en) * | 2006-12-19 | 2008-06-26 | Dsm Ip Assets B.V. | Reduced-salt dairy product with improved taste |
| IL180308A0 (en) * | 2006-12-25 | 2007-06-03 | Gan Shmuel Foods Ltd | Natural salt substitute |
| JP5536178B2 (ja) * | 2012-11-06 | 2014-07-02 | 伊藤ハム株式会社 | 塩化ナトリウム添加量を低減した食肉加工食品及びその製造方法 |
| CN104247938A (zh) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | 江苏天晟药业有限公司 | 甘草甜素复合甜味剂 |
| CN105876738A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-24 | 王胜 | 一种植物盐及采用风干结晶工艺制备盐地碱蓬植物盐的方法 |
| CN105901638A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-31 | 王胜 | 一种含有茶多酚的植物盐及其制备方法 |
| CN105901639A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-31 | 王胜 | 一种植物盐及采用超声波辅助热浸提工艺从盐地碱蓬中提取植物盐的方法 |
| CN105935140A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-09-14 | 王胜 | 一种植物盐及采用壳聚糖生物脱重金属工艺制备盐地碱蓬植物盐的方法 |
| CN105876739A (zh) * | 2016-04-19 | 2016-08-24 | 王胜 | 一种植物盐及采用几丁聚糖生物脱重金属工艺制备盐地碱蓬植物盐的方法 |
| CN105901650A (zh) * | 2016-05-13 | 2016-08-31 | 王胜 | 一种含玉米须提取物的植物盐及其制备方法 |
-
1981
- 1981-04-02 JP JP56048467A patent/JPS597429B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62142022U (ja) * | 1986-03-01 | 1987-09-08 | ||
| IT202100030395A1 (it) * | 2021-12-01 | 2023-06-01 | Attilio Morrone | Sostitutivo sale |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57163464A (en) | 1982-10-07 |
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