JPH0449990B2 - - Google Patents

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JPH0449990B2
JPH0449990B2 JP63134592A JP13459288A JPH0449990B2 JP H0449990 B2 JPH0449990 B2 JP H0449990B2 JP 63134592 A JP63134592 A JP 63134592A JP 13459288 A JP13459288 A JP 13459288A JP H0449990 B2 JPH0449990 B2 JP H0449990B2
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JP
Japan
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salt
weight
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sodium
chloride
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JP63134592A
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Hiroshi Takagaki
Koichi Nishikawa
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、吸湿性の少ない、実質的に食塩分の
摂取量が少なくなるような食塩に関する。
(従来の技術) 塩化ナトリウムの含有量を減じ、その代りに塩
化カリウムを補填し高血圧や腎臓病の予防となる
食塩がある。この食塩は、塩化カリウム特有の苦
味を呈するのでこれを抑えるため、塩化カルシウ
ム及び/又は塩化マグネシウムを添加するように
したものが、「辛味組成物」として特公昭60−
15299号等に開示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかし乍ら、上記のようなものにあつては、高
性能の混合機を使用しても充分に混ざらず、その
理由はよく判らないが、強いで云うならば比重差
よりくるものであろうと本発明者等は推察してい
るが、各成分が均一に混じりにくく、製品ロツト
毎に成分が異なつて品質が揃わないと云う製法上
の問題が起り、又塩化カリウムの苦味を抑えるた
めクエン酸を添加したものもあるが、経時するに
従い製品に“黄ばみ”が生じたり、吸湿して“べ
た”ついたり、固まつたりする不具合が起つてい
た。
そこで、本発明者は、従来の塩化カリウム入り
塩味料の持つ上記欠点に鑑み、塩化カリウムを使
用しても苦味のない、また日常の食生活において
も調味料として使用に耐えうる食塩単独の場合と
同様の塩味を備え、且つ吸湿したり黄ばんだりし
ない品質の揃つた塩味料を完成するに至つた。本
発明はこの塩味料組成物の提供を目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本発明の減塩塩味
料組成物を以下に詳述する。
即ち、本発明に係る請求項1の発明は、塩化ナ
トリウム78〜57重量%と、塩化カリウム20〜30重
量%と、クエン酸ナトリウム1〜10重量%と、硫
酸マグネシウム1〜3重量%とより成る減塩塩味
組成物である。
また、請求項2の発明は、請求項1の組成物
100重量部、塩化カルシウム1.0〜0.5重量部およ
び/または炭酸マグネシウム0.5〜0.2重量部を混
合した減塩塩味組成物である。
更に、請求項1又は2の組成物に更にグルタミ
ン酸ソーダ、イノシン酸ソーダ等の呈味成分を添
加することが好ましい。
(作用) 請求項1の発明において、塩化ナトリウムは謂
わゆる食塩で、本塩味料の主成分であることは当
然であるが減塩を目的として補填する塩化カリウ
ムの割合が、30重量%を超えるとカリウムの苦味
の消去が困難となり、多生の差はあつても摂取す
ると後味の悪い不快感を与えてしまう。他方20重
量%の満たない添加量では当然減塩低減効果が小
さくなる。
クエン酸ナトリウムは、結晶で用いるが、本塩
味料に直接クエン酸を混合することによつて水分
と鉄分との反応を抑制し、本塩味料の黄ばみと、
べとつきを防止する。適量は1〜10重量%の範囲
内で湿度などに合せて調整するとよい。
硫酸マグネシウムは、天然塩にも含有している
成分であり、生理的摂取性が良く、又、吸湿性の
高い塩化カリウムの防湿剤として用いるが、1〜
3重量%が適量で、あまり多く用いると硫酸マグ
ネシウムに帰因する特異な味が顕著となり好まし
くない。
これら混合成分の組成範囲によつて塩化ナトリ
ウムの割合は78〜57重量%に定まり、この範囲は
充分に食塩低減効果を生じせしめる量である。
次に本塩味料組成物を均質な混合組成にするた
め、次の順序により混合を行うと、よりよく混合
することが判明した。
まづ、塩化ナトリウム原料を加熱し、粒度を30
メツシユ程度に調整した無水の純良焼塩と、硫酸
マグネシウム結晶とを予備混合し、これに、塩化
カリウム結晶とクエン酸ナトリウム結晶とを予備
混合した減食塩成分とを、夫々前記の重量%の範
囲内で主混合して製造するとよい。
そして請求項2の発明は、上記のように製造し
た塩味料組成物に、塩化カルシウムおよび/また
は炭酸マグネシウムを添加することによつて、塩
化カルシウムは苦味抑えに、炭酸マグネシウムは
固化防止に作用するが、塩味料組成物100重量部
に対して、塩化カルシウムは1重量部を、炭酸マ
グネシウムは0.5重量部を夫々上限として添加す
るに留めるべきである。なぜならば、この上限を
越えるとこれらの添加物による異味が顕著に現れ
れるためである。一方、少な過ぎると当然効果が
低下することになる。
また、請求項1又は2の組成物に更にグルタミ
ン酸ソーダやイノシン酸ソーダなどを通常の調味
料範囲添加すると、一層美味なる塩味料となり、
食欲が増進して、結果的に健康維持の一助とな
る。
(実施例) 次に、実施例について、次の通り施行した。
(混合割合はいづれも塩味料組成物100重量%に対
する各重量%にて示す) 塩化ナトリウム 67.0 (原料溶解液状より加熱して結晶回収、30メツ
ユ程度に粒度調整した純良焼塩) 硫酸マグネシウム 2.0 (原料溶解液状より結晶させて回収) 上記、を無水状態で予備混合する。
塩化カリウム 26.0 (原料溶解液状より結晶させて回収) クエン酸ナトリウム 5.0 (クエン酸原料とナトリウムを結晶反応させて
回収) 上記、を予備混合する。
そして、以上の、の混合物と、の混合
物とを、主混合して本発明の減塩塩味料組成物を
造る。
この塩味料組成物100重量部に対して、塩化カ
ルシウム1.0重量部と、炭酸マグネシウム0.5重量
部とを混合して、表面コーテングを施し、再度粒
度調整をして商品とした。
この実施例に於ける各成分の原料は、水分を
夫々0.02W%以下とし、主混合後、ロータリキル
ンによつて加熱処理、表面コーテングして、篩に
よる粒度調整を経て完成商品とした。混合工程に
おいては、水分を制限し、粒度を揃えたので均質
に混ぜることが出来た。
(発明の効果) 本発明の減塩塩味料組成物は、上述の通り組成
されているから、次に記載する効果を奏する。
請求項1の組成においては、減食塩成分であり
乍ら、食塩単独の場合と同様の塩辛さと苦味を殆
ど感じさせないさらさらした、黄ばむことのない
固化しにくい、生理的摂取性が良好な、品質の揃
つた減塩塩味料組成物が生まれ、また請求項2の
発明において、塩化カリウムや塩化カルシウムに
は、塩化ナトリウムの体外排泄を促進させる働き
もあり、食塩分の摂取を極力減らすことにより高
血圧など循環器系の病気の原因を排除し、脳卒中
の予防に、また腎臓病の患者用としても適する。
そして請求項1又は2の減塩塩味料組成物に更
にグルタミン酸ソーダ、イノシン酸ソーダそし
て、ビタミン、ミネラルなどの呈味料を添付する
と、美味であり栄養価を伴つた塩味料となる。こ
れらの本発明は一般人の食欲を高進し、病人の病
状回復の一助となり、健康食品添加物として貢献
するところ大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 塩化ナトリウム78〜57重量%と、塩化カリウ
    ム20〜30重量%と、クエン酸ナトリウム1〜10重
    量%と、硫酸マグネシウム1〜3重量%とより成
    る減塩塩味組成物。 2 請求項1の組成物100重量部に対し塩化カル
    シウム1.0〜0.5重量部および/または炭酸マグネ
    シウム0.5〜0.2重量部を混合した減塩塩味料組成
    物。 3 請求項1又は2の組成物に更にグルタミン酸
    ソーダ、イノシン酸ソーダ等の呈味成分を添加し
    た減塩塩味料組成物。
JP63134592A 1988-05-31 1988-05-31 減塩塩味料組成物 Granted JPH01304860A (ja)

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JPH01304860A JPH01304860A (ja) 1989-12-08
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CN1044080C (zh) * 1992-10-06 1999-07-14 河嶋善一 咸味组合物
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