JPS59573Y2 - 走行距離積算計の逆転防止装置 - Google Patents

走行距離積算計の逆転防止装置

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JPS59573Y2
JPS59573Y2 JP15421278U JP15421278U JPS59573Y2 JP S59573 Y2 JPS59573 Y2 JP S59573Y2 JP 15421278 U JP15421278 U JP 15421278U JP 15421278 U JP15421278 U JP 15421278U JP S59573 Y2 JPS59573 Y2 JP S59573Y2
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JP
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spring member
rotation
drive gear
stopper
protrusion
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JP15421278U
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JPS5572114U (ja
Inventor
清三郎 川嶋
Original Assignee
株式会社デンソー
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に自動車用の走行距離積算計の逆転防止装置
に関するものである。
従来、この種のものは種々考えられており、そのうち一
般的なものは逆転時の数字輪の回転を阻止するロック機
構と、このロック機構により数字輪の回転が阻止された
ときに駆動歯車を数字輪に対して空転させるためのクラ
ッチ機構とを組合せたものがあるが、クラッチ機構とロ
ック機構とを有するため構造が複雑になるという欠点が
ある。
そこで、従来このような欠点を解消するものとして、実
公昭53−34128号公報(米国特許第398600
5号明細書)に示すごとく、駆動歯車の正逆回転に対応
してカムを揺動変位させ、正転時にはカムの先端が数字
輪の内歯に噛合うことによって駆動歯車の回転を数字輪
に伝達し、逆転時にはカムの先端と数字輪との噛合いが
外れて駆動歯車の回転が数字輪に伝わらないようにして
、ロック機構を用いることなく数字輪の逆転を防止する
ようにしたものもある。
ところが、このように駆動歯車の正逆回転に対応してカ
ムを揺動変位させるものでは、自動車が悪路走行した場
合等に生じる振動によりカムが揺動変位して正転時に正
常に積算しなくなる場合があるという問題がある。
本考案は上記の問題を解消するため、最下位の数字輪と
駆動歯車との各隣接面の一方に突起を設け、かつこの各
隣接面の他方に上記突起により押圧されるばね部材を設
け、このばね部材が突起により正転時と逆転時とで互い
に逆方向に押圧されることによって、このばね部材と同
じ側に設けたストッパーによりこのばね部材の移動を正
転時のみ規制してばね部材と突起とを保合状態にするこ
とにより、振動を受けても正常に積算することができる
と共に簡単な構成で逆転を確実に防止することのできる
走行距離積算計の逆転防止装置を提供することを目的と
するものである。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
まず、第1図乃至第3図に示す第1実施例について説明
する。
1〜7は互いに隣接して設けた数字輪でその外周にはO
から9の数字の等間隔で付してあり、下位の数字輪が1
回転するごとにその上位の数字輪が順次1/10ずつ回
転するようにしてあって、最下位の数字輪1がlkmで
1回転すると最上位の数字輪は100万kmで1回転す
るようにしである。
8は図示せぬフレームに固定されるシャフトで、上記各
数字輪1〜7の各中央穴に挿人させ、この各数字輪1〜
7を保持するものである。
そして、この各数字輪1〜7のうち最下位の数字輪1の
中央穴1aの径はシャフト8の径より若干小さくしてあ
って、この最下位の数字輪1は所定値以上の回転力が加
わらない限すシャツ)8に対し回転しないようにしてあ
り、残りの数字輪2〜7の中央穴の径はシャフト8の径
より若干大きくしてあって、この各数字輪2〜7は小さ
な回転力によってシャフト8に対し回転できるようにし
である。
9は自動車の車輪よりの回転力が伝達される駆動歯車で
最下位の数字輪1に隣接させて設けてあり、シャフト8
が挿入される中央穴9aの径はシャツ)Bの径より若干
大きくしてあってこの駆動歯車9が小さな回転力によっ
てシャフト8に対し回転できるようにしである。
10,11.12は最下位の数字輪1の側面に突出して
設けたピン、係止部およびストッパーで、これらは合成
樹脂により合成樹脂型の数字輪1と一体成型しであると
共にいずれも駆動歯車9と隣接する面に設けられ、かつ
ピン10は隣接面の外周側に位置し、係止部11は外周
端に位置し、ストッパー12は中央穴1aの周縁に位置
している。
13はピアノ線等の弾性体よりなるねじれスプリングで
、そのリング状をしたねじれ部13 aはピン10に嵌
着され、その一端13 bは係止部11側に延びており
、他端13 Cはストッパー12の凹部12 a内に延
び゛ている。
14は駆動歯車9の側面に3個(個数は1以上のいくつ
でもよい)等間隔で突出して設けた円弧状の突起で、こ
の突起14は合成樹脂により合成樹脂型の駆動歯車9と
一体成型しであると共に最下位の数字輪1と隣接する面
に設けられ、かつストッパー12の外周からピン10ま
で゛の間に位置させである。
第4図および第5図は正転時および逆転時の作動状態を
説明するためのものである。
次に、上記構成においてその作動を説明する。
第4図の矢印で示すごとく駆動歯車9が正方向に回転す
ると、この駆動歯車9に設けた突起14により、ねじれ
スプリング13の一端13 Cがストッパー12側に押
圧されてその先端がストッパー12の凹部12 a端部
に当接する。
これにより、ねじれスプリング13の一端の移動がスト
ッパー12により規制され、ねじれスプリング13と突
起14とが係合状態となり、駆動歯車9の回転が突起1
4よりねじれスプリング13、ピン10(およびストッ
パー12)を介して最下位の数字輪1に伝達され、走行
距離が積算される。
ここで、自動車が悪路走行して積算計に振動が加わって
もねじれスプリング13のばね力によりこのスプリング
13の変位が防止されるため、振動の影響を受けること
なく正常な積算が可能である。
また、第5図の矢印で示すごとく駆動歯車9が逆方向に
回転すると、この駆動歯車9に設けた突起14により、
ねじれスプリング13の一端13 Cがストッパー12
と反対側に押圧されるため、ねじれスプリング13の先
端がストッパー12に当接す〜ることばなく、駆動歯車
9は最下位の数字輪1に対して空転する。
これによって、駆動歯車9が逆転したときには走行距離
が積算されることはない。
ここで、逆転時にもねじれスプリング13を押圧変位さ
せるだけの弱い回転力が最下位の数字輪1に伝達される
が、最下位の数字輪1の中央穴1aの径がシャツl−8
の径より若干小さくしてあって、この数字輪1に所定値
以上の回転力が加わらない限りこの数字輪1が回転しな
いようにしであるため、逆転時の弱い回転力によって数
字輪1が回転することはない。
第6図は本考案の第2実施例を示すものであり、上記第
1実施例に対しねしれスプリング13の代わりに合成樹
脂型のばね性を有するアーム15を用い、このアーム1
5の根本部分15 aをピン10に固着すると共に、こ
の根本部分より突起14を横切るようにわん曲させてそ
の先端15 bがストッパー12の凹部12 a内に延
びる形状にアーム15を成型したものである。
この正転時および逆転時の作動状態を第7図および第8
図に示す。
この第2実施例によれば、第7図の矢印で示すごとく駆
動歯車9が正方向に回転すると、突起14によりストッ
パー12側にアーム15の先端15 bが押圧されてこ
のアーム15の先端15 bがス1〜ツバ−12に当接
し、第1実施例と同様に駆動歯車9の回転に伴なって最
下位の数字歯車1が回転して走行距離が積算される。
また第8図の矢印で示すごとく駆動歯車9が逆方向に回
転すると、突起14によりストッパー12と反対側にア
ーム15の先端15bが押圧されて、第1実施例と同様
に駆動歯車9が最下位の数字輪1に対して空転して走行
距離の積算を防止する。
この第2実施例においても、ばね性を有するアーム15
を用いているため、積算計に振動が加わっても振動の影
響を受けることなく正常な積算が可能である。
第9図および第10図は本考案の第3実施例を示すもの
であり、上記第2実施例に対し、最下位の数字輪1に2
つのピン16.17を設け、このピン16.17間に合
成樹脂製のばね製を有する円弧状のアーム1Bの両端を
固着し、かつアーム1Bの一端に中心方向に延びる爪部
18 aを合成樹脂により一体成型し、さらに凹部を有
しない円形のストッパー12′を設けたものである。
この正転時および逆転時の作動状態を第11図および第
12図に示す。
この第3実施例によれば、第11図の矢印で示すごとく
駆動歯車9が正方向に回転すると、突起14により爪部
18 aの先端がストッパー12′側に押圧されてこの
爪部18 aの先端がストッパー12′の外周に当接し
、上記各実施例と同様に駆動車9の回転に伴なって最下
位の数字輪1が回転して走行距離が積算される。
また、第12図の矢印で示すごとく駆動歯車9が逆方向
に回転すると、突起14によりストッパー12′と反対
側に爪部18 aの先端が押圧されて、上記各実施例と
同様に駆動歯車9が最下位の数字輪1に対して空転して
走行距離の積算を防止する。
この第3実施例においても、ばね性を有するアーム18
を用いているため、積算計に振動が加わってもこの振動
の影響を受けることなく正常な積算力呵能である。
また、この第3実施例によれば突起14によって変形す
る部分は、アーム1Bの爪部18 aのみであってその
長さが比較的短かいため、この爪部18aの先端とスト
ッパー12′と外周との間の距離を適当に選定すること
によって、逆転時において、突起14によってストッパ
ー12′と反対側に押圧された爪部18aより突起14
が通り過ぎ、その反力によって爪部18 aがストッパ
ー12′側に戻る際に爪部18 aがストッパー12′
に当らないようにすることが可能であるため、爪部18
aがストッパー12′に当ることによって発生する戻
り音を防止することができる。
なお、上記の各実施例においては、ねじれスジ1ング1
3やアーム15.18等のばね部材を最下位の数字輪1
に固定するために、いずれもピン10゜16.17を用
いたが、ピン以外の固定手段によって固定してもよいこ
とは勿論である。
また、上述した各実施例においては、最下位の数字輪1
側にばわ部材とストッパーとを設け、駆動歯車9側に突
起14を設けたが、駆動歯車9側にばね部材とストッパ
ーとを設け、最下位の数字輪1側に突起14を設けるよ
うにしてもよい。
また、上述した各実施例において、駆動歯車9と最下位
の数字輪1との間に、この最下位の数字輪1の10倍の
回転数(0,1km、で1回転する)補助回転輪(数字
の積算表示に使用しないもの)を設け、この補助回転輪
と駆動歯車9との間に上述したごとき逆転防止機構を設
けることも可能である。
以上述べたように本考案においては、最下位の数字輪と
駆動歯車との各隣接面の一方に突起を設け、かつこの各
隣接面の他方に上記突起により押圧されるばね部材を設
け、このばね部材が突起により正転時と逆転時とで互い
に逆方向に押圧されることによって、このばね部材と同
じ側に設けたストッパーによりこのばね部材の移動を正
転時のみ規制してばね部材と突起とを保合状態にするか
ら、簡単な構成にて数字輪の逆転を確実に防止すること
ができると共に、積算計に振動が加わってもばね部材の
ばね力によりこのばね部材の変位を防止することができ
て、振動の影響を受けることなく正常に積算することが
できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の第1実施例を示す一部分解要部断
面正面図、第2図は第1図図示装置における最下位の数
字輪を示す右側面図、第3図は第1図図示装置における
駆動歯車を示す左側面図、第4図および第5図は第1図
図示装置の正転時と逆転時との作動状態を示す部分断面
右側面図、第6図は本考案装置の第2実施例における最
下位の数字輪を示す右側面図、第7図および第8図は上
記第2実施例の正転時と逆転時との作動状態を示す部分
断面右側面図、第9図は本考案装置の第3実施例を示す
一部分解要部断面正面図、第10図は第9図図示装置に
おける最下位の数字輪を示す右側面図、第11図および
第12図は第9図図示装置の正転時と逆転時との作動状
態を示す部分断面右側面図である。 1〜7・・・数字輪、9・・・駆動歯車、12.12’
・・・ストッパー、13・・・ばね部材としてのねじれ
スプリング、14・・・突起、15.18・・・・・・
ばね部材としてのアーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動歯車よりの回転を複数個の数字輪に順次伝達して走
    行距離を積算する走行距離積算計において、前記複数個
    の数字輪のうち最下位の数字輪と前記駆動歯車との各隣
    接面の一方に設けた突起と、前記各隣接面の他方に設け
    られ前記突起により正転時と逆転時とで互いに逆方向に
    押圧されるばね部材と、このばね部材と同じ側の隣接面
    に設けらればね部材が前記突起により正転時と逆転時と
    で互いに逆方向に押圧されることによって正転時のみ前
    記ばね部材の移動を規制してこのばね部材と前記突起と
    を保合状態にするためストッパーとを備えることを特徴
    とする走行距離積算計の逆転防止装置。
JP15421278U 1978-11-09 1978-11-09 走行距離積算計の逆転防止装置 Expired JPS59573Y2 (ja)

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JP15421278U JPS59573Y2 (ja) 1978-11-09 1978-11-09 走行距離積算計の逆転防止装置

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JP15421278U JPS59573Y2 (ja) 1978-11-09 1978-11-09 走行距離積算計の逆転防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS5572114U JPS5572114U (ja) 1980-05-17
JPS59573Y2 true JPS59573Y2 (ja) 1984-01-09

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ID=29142127

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JP15421278U Expired JPS59573Y2 (ja) 1978-11-09 1978-11-09 走行距離積算計の逆転防止装置

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