JPS6245752Y2 - - Google Patents

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JPS6245752Y2
JPS6245752Y2 JP7826883U JP7826883U JPS6245752Y2 JP S6245752 Y2 JPS6245752 Y2 JP S6245752Y2 JP 7826883 U JP7826883 U JP 7826883U JP 7826883 U JP7826883 U JP 7826883U JP S6245752 Y2 JPS6245752 Y2 JP S6245752Y2
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JP
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flywheel
gear
ring
locking pawl
shaped
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JP7826883U
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JPS59184898U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフライホイルを用いた回転機構の安全
装置に関するものである。
たとえば玩具の自動車等において、車輪を床等
にこすりつけて強制的に回転させることにより、
ギヤ群を介して内部に設けられたフライホイルに
回転を与え、その慣性力を利用して、前記車輪の
回転を維持させるようにした機構が広く知られて
いる。
この場合、フライホイルは多量のエネルギーを
保有しつつ高速で回転するため、フライホイルに
連動する車輪等に不用意に触れたりすると、皮膚
を殺傷したり、強力なエネルギーで回転している
場合には指等が引き込まれて思わぬ怪我をする危
険性がある。
このため、特に幼・小児向けの玩具において
は、こうした危険を防止するための安全装置が必
要となる。
このようなことから、本考案者も先に実願昭57
−175646号(実開昭59−79652号公報)として新
たな安全装置を工夫した。
この安全装置は基本的には、フライホイルにリ
ング状の内歯ラチエツトを取り付け、このラチエ
ツトの内径部に係止爪を回転可能に装填せしめた
ものである。そしてフライホイルの回転を回転体
に伝達する場合には係止爪がラチエツトに係合
し、回転体に何等かの抵抗が加わつた際にはフラ
イホイルだけが空転するようにしたものである。
またこの出願の改良として、本考案者は実願昭
58−31658号(実開昭59−137439号公報)も提案
している。
この出願は第1図及び第2図に示すように、フ
ライホイル40の一側面にリング状ラチエツト4
1を取り付けるとともに、このリング状ラチエツ
ト41のフライホイル40側の面に突縁部42を
形成し、同突縁部42にS字状または逆S字状の
係止爪43を載せたような状態で取り付けるよう
にしたものである。
これにより、係止爪43がスムースに回転する
ようになつたが、その後の検討によれば、フライ
ホイル40が高速で回転した場合、係止爪43は
外方に飛び出そうとする力が生じるため、リング
状ラチエツトの内径部から外れたり、係止爪43
に設けられたギヤ44と噛合する伝達ギヤ45に
引掛つたり、する心配があつた。
また前記リング状ラチエツト41の内径部は、
第2図に示すように、係止爪43の外径とほぼ同
じ径であり、適所に切欠部46が形成されている
ため、係止爪43の外径より突き出た爪部43a
はフライホイル40の空転時、内径部の壁面と摺
接することになる。このため爪部43aは摩耗し
やすく、駆動時における爪43aと切欠部46の
噛み合いが悪くなるといつた欠点があつた。
本考案はこのような従来の欠点を改善するため
に工夫されたものである。
以下本考案の具体的実施例を添付図面に従つて
説明すると、まず第3図及び第4図において、1
は車輪等の回転体であり、この回転体1には同軸
に第1ギヤ2が固定されるとともに、これらはピ
ン3によつて側壁4,5間に枢着されている。
また6はアイドルとなつた第2ギヤで、この第
2ギヤは側壁5に軸7によつて片持状態に枢着さ
れ、かつ前記第1ギヤ2と後記第3ギヤ8とに噛
合している。
第3ギヤ8は、平歯車8aと、これに一体とな
つたロツド部8bとによつて構成されており、両
端部に形成された軸部9により側壁4,5間に枢
着されている。そして、前記ロツド部8bの端部
にはギヤ8cが形成されており、該ギヤ8cに前
記第2ギヤ6が噛合されている。
10は第4ギヤで、大径歯車10aと小径歯車
10bとから構成され、ピン11により側壁4に
片持状態に枢着されるとともに、小径歯車10b
を前記第3ギヤ8の平歯車8aと噛合せしめてい
る。
なお、上記した各歯車は本実施例では硬質合成
樹脂で作られている。
一方、12はフライホイルで、本考案では第5
−b図に示すごとく、同径の3枚の金属製円盤1
2a,12b,12cが重ね合せられて固定され
ており、一側の円盤12aには第5−a図に示す
ごとく、小径孔13が周方向の等分位置に複数形
成されている。
このような構成にすると、1枚の薄い円盤に小
径孔を穿孔するだけで、後記するラチエツト嵌合
突部18の嵌合溝14を形成することができる。
なお、15はフライホイル中心部に固定された
シヤフトである。
こうしたフライホイル12には第6−a図、第
6−b図に示したようなリング状ラチエツト16
が取り付けられる。
このリング状ラチエツト16は外径が前記フラ
イホイル12と同じであり、内径は後述する係止
爪21の外径よりやや大きく形成されている。ま
たこのリング状ラチエツト16の内周部には、内
心方向にやや突出した歯部17が対称位置に2箇
所形成されている。
さらに、このリング状ラチエツト16の一側面
には、前記フライホイル12の嵌合溝14と対応
した位置に、嵌合突部18が形成されるととも
に、他側面には内径部20の全周にわたつて延出
した突縁部19が形成されている。
こうしたリング状ラチエツト16の内径部20
には第7図で示すような係止爪21が装填される
ことになる。
この係止爪21はS字状または逆S字状となつ
ており、両端部には前記ラチエツト歯部17と係
合する爪部21aが、該係止爪21の外径より突
き出して形成されている。またその中心部には第
5ギヤ22が固定されており(第8図参照)、こ
の第5ギヤ22は、第3図及び第4図に示す第3
ギヤの大径歯車10aと噛合するようになつてい
る。
第8図は上記したフライホイル12、リング状
ラチエツト16、係止爪21を組み立てた場合の
断面図である。
すなわち、係止爪21の中心部をフライホイル
12のシヤフト15に回転可能に貫通させるとと
もに、フライホイル12の嵌合溝14にリング状
ラチエツト16の嵌合突部18を嵌入し、リング
状ラチエツト16をフライホイル12に固定する
ものである。これにより、前記係止爪21はリン
グ状ラチエツト16の内径部20に収納されると
ともに、突縁部19によつてフライホイル12の
金属製円盤12aの表面に対して軽く押えられる
状態となる。
以上説明したような本考案によるときは、回転
体1を床にこすりつけるなどして、強制的に回転
させると、第1ギヤ2、第2ギヤ6、第3ギヤ
8、第4ギヤ10が回転し第4ギヤ10の大径歯
車10aによつて、係止爪21に固定された第5
ギヤ22が回転する。
このとき係止爪21にはリング状ラチエツト1
6の歯部17の向きと反対方向の回転力(第7図
の矢視方向)が与えられ、爪21aが歯部17に
引掛つて第5ギヤ22の回転がフライホイル12
に伝えられ、同フライホイル12が回転すること
になる。
こうしてフライホイル12が回転すると、今度
はこのフライホイル12の慣性力により前記各ギ
ヤを介して回転体1に回転が与えられるものであ
る。
一方、前記回転体1が高速で回転する際に、そ
の回転体1に何等かの抵抗、たとえば指等が触れ
たりすると、各ギヤ及び係止爪21にも抵抗力が
加わるが、このときフライホイル12だけは係止
爪21の爪21aとの係合関係が解除され、単独
回転することになる。したがつて、フライホイル
12の回転力は各ギヤに伝わらないため、その回
転体1は小さな力で停止することになる。
なお、上記した実施例は、本考案を玩具オート
バイに適用した場合について説明しているが、本
考案はその他の玩具や、別のフライホイル機構に
も適用できる。
以上説明したように、本考案によれば特にリン
グ状ラチエツト16における嵌合突部18の反対
の面の内径部に突縁部19を形成しているため、
係止爪21は突縁部19とフライホイル12の面
との間に介在された状態となり、したがつて、フ
ライホイルが高速で回転しても係止爪21が外方
に飛び出してはずれたりするような心配はない。
また第4ギヤ10の大径平歯車10bが、係止
爪21に直接触れなくなるため、その歯車10b
が係止爪21に引掛かる等の故障がなくなる。
さらに前記リング状ラチエツト16の内径部2
0は係止爪21の外径よりもやや大きくしている
ため、係止爪21の爪部21aが空転時に絶えず
内径部20の壁面に摺接するようなことはなく、
したがつて容易に摩耗することはない。
しかも爪21aが歯部17に係合して回転する
ときは、係止爪21の各アームは外に開こうとす
る力が加わるため、爪21aが多少摩耗しても、
爪部21aと歯部17の噛み合いに不都合を生ぜ
ず、耐用寿命が向上する等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のフライホイルの安全機構の断面
図、第2図は同じく平面図、第3図は本考案にお
ける回転機構の概念図、第4図は第3図の上面
図、第5−a図は本考案に係るフライホイルの平
面図、第5−b図は同じくA−A断面図、第6−
a図は本考案に係るリング状ラチエツトの平面
図、第6−bは同じくB−B断面図、第7図は本
考案に係るリング状ラチエツトに係止爪を装填し
た状態を示す平面図、第8図は本考案に係る機構
の要部を示す断面図である。 図中、1は回転体、12はフライホイル、13
は嵌合溝、16はリング状ラチエツト、17は歯
部18は嵌合突部、19は突縁部、20は内径
部、21は係止爪、21aは爪部、22は第5ギ
ヤを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フライホイルの回転力をギヤ群を介して回転体
    に伝達する機構において、前記フライホイルと外
    径がほぼ同径のリング状ラチエツトと、該リング
    状ラチエツトの内径部に装填されるS字状または
    逆S字状の係止爪から構成され、前記リング状ラ
    チエツトの内径は前記係止爪の外径よりもやや大
    きくするとともに、前記フライホイルの一側面に
    は複数の嵌合溝を形成し、前記リング状ラチエツ
    トにおける前記嵌合溝と対応した位置には嵌合突
    部を形成せしめ、また、該リング状ラチエツトに
    おける前記嵌合突部が形成された反対側の面には
    内径部方向に延出した突縁部を形成し、さらに前
    記係止爪には後続ギヤへの回転伝達ギヤを固定す
    るとともに、該係止爪をフライホイルの軸に回転
    可能に貫通せしめ、しかも前記リング状ラチエツ
    トの嵌合部をフライホイルの嵌合溝に嵌合して同
    リング状ラチエツトをフライホイルに取り付け、
    前記係止爪をフライホイルの一側面と突縁部の間
    に介在させたことを特徴とするフライホイルを用
    いた回転機構の安全装置。
JP7826883U 1983-05-26 1983-05-26 フライホイルを用いた回転機構の安全装置 Granted JPS59184898U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7826883U JPS59184898U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 フライホイルを用いた回転機構の安全装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7826883U JPS59184898U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 フライホイルを用いた回転機構の安全装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59184898U JPS59184898U (ja) 1984-12-08
JPS6245752Y2 true JPS6245752Y2 (ja) 1987-12-07

Family

ID=30208271

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JP7826883U Granted JPS59184898U (ja) 1983-05-26 1983-05-26 フライホイルを用いた回転機構の安全装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0443276Y2 (ja) * 1985-01-23 1992-10-13
JPH0443278Y2 (ja) * 1986-07-10 1992-10-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59184898U (ja) 1984-12-08

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