JPH046789Y2 - - Google Patents

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JPH046789Y2
JPH046789Y2 JP16092085U JP16092085U JPH046789Y2 JP H046789 Y2 JPH046789 Y2 JP H046789Y2 JP 16092085 U JP16092085 U JP 16092085U JP 16092085 U JP16092085 U JP 16092085U JP H046789 Y2 JPH046789 Y2 JP H046789Y2
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gear
spring plate
main shaft
main
child
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JP16092085U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はミニカー等小型の玩具のゼンマイ機
構に関するものである。
〔考案の背景〕
従来、この種のゼンマイ機構は渦巻状のバネ板
を巻締めたときの戻りの反撥力で主軸を回転し、
その回転力を複数の歯車を介して増幅し、出力軸
(自動車玩具の場合は車輪)に効率的に伝達する
ようになつている。このゼンマイ機構においては
バネ板の巻締めが過度に行われた場合にバネ板が
切断されたり、外箱あるいは主軸に対する取付端
が外れる等の虞れがあるので、これを防止するた
め、従来、第4図示のような巻切り防止機構が組
込まれている。この機構は渦巻状のバネ板20を
巻締めたときの戻りの反撥力で回転する主軸22
にバネ性部材21を固着し、該バネ性部材21を
前記主軸22に遊嵌した親歯車25と一体のドラ
ム24で被嵌するとともに、該ドラム24の内周
面に前記バネ性部材21の外端が係止する係合溝
23を配設してなる。この親歯車25はこれに噛
合する子歯車26を介して車輪27を固着した出
力軸28に歯車連繋している。従つて、前記車輪
27を走行方向と逆方向(自動車玩具の場合はバ
ツク方向)に回転させると、親歯車25はこれと
一体のドラム24の内周の係合溝23と主軸22
に固着したバネ性部材21との係合により主軸2
2と一体化し、前記渦巻状のバネ板20の巻締め
を行う。この場合において、バネ板20の巻締め
が過度になると、前記バネ性部材21はその負荷
に耐えられなくなり、変形して前記係合溝23か
ら外れてしまい、それ以上、前記バネ板20の巻
込みが行われなくなるようになつていた。
しかしながら、上記の巻切り防止機構は親歯車
25にドラム24を一体成形し、しかも、その内
周面に多数の係合溝23を形成すること、この係
合溝23に係合するバネ性部材21を主軸22に
固着するなど、その構造が複雑で部品点数が多く
なり、組み立て作業が面倒となるばかりでなく、
コスト的にも高価となる等の問題があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の問題を解消するためのもの
で、部品点数を減少して巻切り防止できるように
し、組み立て作業の簡易化とコストの低減化を企
図した玩具のゼンマイ機構を提供することを目的
としている。
〔考案の構成〕
上記の目的を達成するため、この考案は渦巻状
のバネ板を巻締めたときの戻りの反撥力で回転す
る主軸に歯の一部に欠如部を有する親歯車を固着
し、該親歯車に噛合した子歯車を介して出力軸に
歯車連繋するように構成したものである。
〔実施例〕
次に、この考案を第1図〜第3図に示す実施例
に基づいて説明する。
1は外箱、2は外箱1に軸支された主軸であ
る。主軸2は渦巻状のバネ板3を巻締めたときの
戻りの反撥力で回転するもので、該主軸2には歯
の一部に欠如部5を設けた親歯車4が固着されて
いる。6は該親歯車4に噛合した子歯車6′を有
する子歯車で、該子歯車6は前記外箱1に上下方
向に長径に設けた軸受孔7に遊動自在に軸支され
ている。8は前記子歯車6に噛合した小歯車8′
を有する中間歯車、9は該中間歯車8に噛合した
歯車10を固着した出力軸、10は車輪である。
即ち、前記主軸2が渦巻状のバネ板3を巻締めた
ときの戻りの反撥力で回転すると、その回転力は
親歯車4はこれみ噛合した子歯車6から前記歯車
群を介して出力軸9に伝達され、これに固着した
車輪11を矢印a方向に回転させ、玩具本体(図
示せず)を走行させる一方、前記車輪11を玩具
本体の走行方向と逆方向(矢印b方向)に回転さ
せるときはその回転力は前記歯車群を介して子歯
車6に伝わり、親歯車4をバネ板3が巻締められ
に方向に回転させるようになつている。
12は前記親歯車4の側面に立設した突起、1
3は該突起12が当接するように外箱1に設けた
ストツパーである。この突起12及びストツパー
13は前記親歯車4の歯の欠如部5の一端側、即
ち、前記バネ板3の反撥力で回転する親歯車4の
回転方向前端に隣接した歯端4aが前記子歯車6
の小歯車6′との噛合位置で停止できるようにし
たものである。この停止位置は前述した如く車輪
11を矢印b方向に回転させて前記親歯車4をバ
ネ板3が巻締められる方向に回転させるときの出
発点となる。また、この親歯車4の巻締め方向の
回転が進行し、前記子歯車6の噛合位置に欠如部
5の他端側に隣接した歯端4bが達すると、子歯
車6の回転力は親歯車4には伝達されなくなる。
即ち、この時点以降は前記バネ板3の巻締めが行
われず、巻切りが防止できるようになつている。
この巻締め終了時点では子歯車6の親歯車4の歯
端4bにおいて空廻りし、そのときに子歯車6の
歯と終端の歯との衝突音がカチカチと響くので、
この音を合図に巻締め完了が判り、玩具本体を床
面に置いて手を離せば、玩具本体は巻締めされた
バネ板3の反撥力を推進源として上述の如く走行
することとなる。
なお、前記子歯車6が外箱1に上下方向に遊動
自在に軸支したのは推進時の負荷を軽減するため
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案は渦巻状のバネ
板を巻締めたときの戻りの反撥力で回転する主軸
に歯の一部に欠如部を有する親歯車を固着し、該
親歯車に噛合した子歯車を介して出力軸に歯車連
繋したことを特徴としているので、バネ板の過度
の巻締め防止が簡単な構成により実現でき、従来
に比し部品点数を著しく簡素化乃至減少でき、組
み立て作業の容易化とコストの低減化が可能とな
るとの優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案の実施例を示すも
ので、第1図は要部の斜視図、第2図は同平面断
面図、第3図は同側面図。 1……外箱、2……主軸、3……バネ板、4…
…親歯車、4a,4b……歯端、5……欠如部、
6……子歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 渦巻状のバネ板を巻締めたときの戻りの反撥力
    で回転する主軸に歯の一部に欠如部を有する親歯
    車を固着し、該親歯車に噛合した子歯車を介して
    出力軸に歯車連繋したことを特徴とする玩具のゼ
    ンマイ機構。
JP16092085U 1985-10-21 1985-10-21 Expired JPH046789Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16092085U JPH046789Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16092085U JPH046789Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6270593U JPS6270593U (ja) 1987-05-06
JPH046789Y2 true JPH046789Y2 (ja) 1992-02-24

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JP16092085U Expired JPH046789Y2 (ja) 1985-10-21 1985-10-21

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JPS6270593U (ja) 1987-05-06

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