JPS5944078B2 - 洗濯装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は洗いやすすぎのみを行なう手動洗濯機と、洗い
、すすぎ、脱水等の一連の工程をプログラムタイマーに
より自動制御する自動洗濯機とを有し、夫々の洗濯機を
独立して運転できることは勿論、手動洗濯機をプログラ
ムタイマーにより制御し、自動洗濯機と同時に平行して
手動洗濯機でも自動的に洗いからすすぎまで行なうこと
のできる洗濯装置を得んとするものである。

以下図に基き説明する。

機枠１内には、手動洗濯機の洗濯槽２と自動洗濯機の洗
濯兼脱水槽３を内装した外槽４（洗濯槽）とが並設され
ている。

外槽４は機枠１上部より防振機構を有する吊棒５にて吊
下され、外槽底部には、回転翼６及び脱水槽３を回転す
る駆動モーターＩや受軸ケース８等が装着されている。

９はブーＩＪ−１０，１１を連結するベルトである。

１２は外槽の排水路で排水電磁弁１３を介して機外へ通
じている。

１４は外槽の溢水路で前記排水路１２に連結されている
。

１５は水栓に接続された給水路で、二つ１６゜１７に分
岐され、一方１６は給水電磁弁１８を介して洗濯兼脱水
槽３へ給水を行ない、他方１７は手動式給水弁１９を介
して洗濯槽２へ給水を行なうものである。

そして前記洗濯兼脱水槽３内で洗い、すすぎ、脱水等の
一連の工程がプログラムタイマーに基き自動的に行なわ
れる。

前記洗濯槽２の底部には、回転翼２０が設けられている
。

この回転翼２０はベース２１に取付けた回転翼駆動モー
ター２２にて回転される。

２３はブーＩＪ−２４，２５を連結するベルトである。

２６は洗濯槽２の排水路で、手動式排水弁２７を介して
前記排水路１２に連結されている。

２８は溢水路で同じく排水路１２に連結されている。

洗濯槽２の上端は延出されて前記脱水槽３への衣類投入
口２９を有する上面板３０となっている。

洗濯槽２内では洗いやすすぎのみを行なうものである。

而して前記洗濯槽２の底部と外槽４の底部とは連絡路３
１にて連通せしめられ、この連結路３１中には連通用電
磁弁３２が設けられている。

次に電気回路図について説明すると、３３は洗い、すす
ぎ、脱水等の一連の工程を自動的に行なう自動洗濯機側
の回路、３４は外槽４の水位を検知し規定水位に達する
と常閉接点３５から常開接点３６へ切換わる水位スイッ
チ、３７はプログラムタイマーを駆動するタイマーモー
ター、３８〜４５はプログラムタイマーに内蔵されたプ
ログラムスイッチで、第３図のプログラミングに従い開
閉制御される。

４６もプログラムタイマーに内蔵され比較的短周期で切
換わる自動反転スイッチ、４７は駆動モーター７の起動
コンデンサ、４８は上蓋（図示せず）開放時開酸する上
蓋安全スイッチ、４９は第４図で示す釦５０を押すと閉
成し釦５１を押すと開成する脱水前停止スイッチで、該
スイッチの開成時は最終注水すすぎ工程が終了した時点
で運転を停止せしめる。

５２は電源である。５３は前記回転翼駆動モーター２２
を制御する洗濯タイマーで、メインスイッチ５４の他に
自動反転スイッチ５５を有する。

６９は起動コンデンサである。

５６．５７は第１のセレクトスイッチ及び第２のセレク
トスイッチで、第４図の切換嫡子５８により制御され、
該嫡子５８を１同時運転」に合わせるとどちらも閉成し
、「排水」や「洗い、すすぎ」に合わせるどちらも開成
するものである。

第１のセレクトスイッチ５６にはリレー５９が接続され
、このリレーの常閉接点６０．６１が前記洗濯タイマー
５３と回転翼駆動モーター２２間に介挿され、又常開接
点６２，６３を介して回転翼駆動モーター２２を洗濯兼
脱水槽内の回転翼６を回転する洗濯用モーター（駆動モ
ーター７）に並列接続する。

又リレー５９と第１のセレクトスイッチ５６及び「洗い
」 「すすぎ」 「注水すすぎ」工程時閉酸するプログ
ラムスイッチ４３の直列回路が、洗濯用モーター７と自
動反転スイッチ４６からなる洗濯用モーターの駆動回路
と並列になっている。

第２のセレクトスイッチ５７には前記連通用電磁弁３２
が接続され、セレクトスイッチ５７、電磁弁３２それに
「洗い」 「すすぎ」工程時閉酸するプログラムスイッ
チ４５のａ接点の直列回路が、前記給水電磁弁１８に並
列接続されている。

又プログラムスイッチ４５の「排水」 「注水すすぎ」
工程時閉酸するｂ接点は、電源側に接続されている。

・前記切換嫡子５８は手動式排水弁２７をも操作し、「
排水」に合わせると開弁じ、「洗い、すすぎ」及び「同
時運転」に合わせると閉じるものである。

第４図で６４．６５は夫々洗濯タイマー５３及びプログ
ラムタイマーの設定嫡子である。

次に動作を説明する。

洗濯槽２で洗いやすすぎを行なうには、切換嫡子５８を
「洗い、すすぎ」に合わせ洗濯タイマー５３を時限設定
すれば、自動反転スイッチ５５及びリレーの常閉接点６
０あるいは６１を介して回転翼駆動モーター２２が通電
され、回転翼２０を自動反転回転して洗いやすすぎを行
なう。

この状態でプログラムタイマーを１洗い」工程に設定し
て洗濯兼脱水槽３で洗いから脱水までを自動的に行なっ
ても、第１１第２のセレクトスイッチ５６．６７が開成
しているので、リレー５９が励磁されてその常閉接点６
０，６１が開成して常開接点６２，６３が閉成するよう
なことなく、又連通用電磁弁３２が励磁されて開弁じ、
洗濯槽２と外槽４とが連通ずるようなことはない。

つまり手動洗濯機と自動洗濯機とを夫々独立して運転で
きる。

次に切換嫡子５８を「同時運転」に合わせた場合を説明
する。

この場合、第１１第２のセレクトスイッチ５６．５７が
閉じる。

そこでプログラムタイマーを「洗い」工程に設定すると
、水位スイッチ３４の常閉接点３５及びプログラムスイ
ッチ４４のｂ接点を介して給水電磁弁１８が励磁され、
洗濯兼脱水槽つまり外槽４へ給水が行なわれると共に、
プログラムスイッチ４５のａ接点及び第２のセレクトス
イッチ５７を介して連通用電磁弁３２が励磁されて開弁
し、外槽４と洗濯槽２とを連通ずる。

従って外槽４へ給水された水は洗濯槽２へも供給され、
両槽４，２に同時に給水される。

規定水位に達し水位スイッチ３４が常開接点３６へ切替
わると、給水電磁弁１８及び連通用電磁弁３２への励磁
を断ち、給水を停止すると共に連通用電磁弁３２を閉弁
し、両槽２，４を独立させる。

更にプログラムスイッチ４２のｂ接点及び自動反転スイ
ッチ４６を介して駆動モーター７が通電され、回転翼６
を自動反転回転せしめて洗濯兼脱水槽３内で洗いを開始
すると共に、プログラムスイッチ４３及び第１のセレク
トスイッチ５６を介してリレー５９を励磁し、その常閉
接点６０゜６１を開成し常開接点６２．６３を閉成する
。

従って回転翼駆動モーター２２が、プログラムタイマー
内蔵の自動反転スイッチ４６及び常開接点６２又は６３
を介して駆動され、回転翼２０を自動反転スイッチ４６
により自動反転回転して洗濯槽２でも洗いを開始する。

即ち洗濯槽２の回転翼２０は、洗濯タイマー５３に関係
なくプログラムタイマーにて制御され、洗濯槽２側で洗
濯兼脱水槽３側と同時に自動的に洗濯が行なわれる。

洗い工程が終了するとプログラムスイッチ４３が開成す
るので、リレー５９の励磁が断たれ、その常閉接点６０
，６１が復帰し回転翼駆動モーター２２を停止して洗濯
槽２での洗濯を終える。

同時にプログラムスイッチ４１のｂ接点及び４２のａ接
点を介し排水電磁弁１３が励磁され、外槽４の排水を開
始するが、この時プログラムスイッチ４５がｂ接点に切
替わっているので、このｂ接点及び第２のセレクトスイ
ッチ５７を介して連通用電磁弁３２を励磁して開弁する
。

従って洗濯槽２の液も連結路３１及び排水路１２を介し
て排水される。

排水工程が終わり脱水工程に入ると、プログラムスイッ
チ４５がどちらの接点をも開成するので連通用電磁弁３
２が閉弁し、プログラムスイッチ４４のａ接点を介して
駆動モーター７を一方向に回転せしめ洗濯兼脱水槽３を
回転して脱水を行なう。

この時回転翼駆動モーター２２へはリレー５９が励磁さ
れないので通電されない。

脱水工程が終わるとすすぎ工程に入るが、この時も洗い
工程と同様に、連通用電磁弁３２を開弁じて洗濯槽２へ
も同時に給水し、又リレー５９を励磁して洗濯用モータ
ー７と同時に回転翼駆動モーター２２を駆動して、洗濯
槽２でもすすぎを行なう。

そ９後先の排水工程と同じく両槽２，４の排水を行ない
注水すすぎ工程に入る。

この注水すすぎ工程時は、先のすすぎ工程と同様回転翼
駆動モーター２２を洗濯用モーター７と同時に駆動し、
一方連通用電磁弁３２がプログラムスイッチ４５のｂ接
点を介して開弁じ続け、又給水電磁弁１８も励磁されて
給水をし続ける。

モして外槽４の溢水路１４より溢水する一方、連結路３
１を介して洗濯槽２へも水が移り、洗濯槽２の溢水路２
８からも溢水する。

ここで溢水路２８の上端の方が溢水路１４の上端よりも
高い位置で開口しているのは、連結路３１の洗濯槽２側
が、翼座６６と回転翼裏羽根６７とで構成されるポンプ
室６８の吸込側に連通しており、回転翼２０の回転によ
る裏羽根６７のポンプ作用で外槽４の水を洗濯機２へ移
送する作用があり、このため洗濯槽２の水位が外槽４の
水位より高くなるからである。

注水すすぎ工程時は、洗濯兼脱水槽３へは上方から注水
され、洗濯槽２へは下方から注水されることになって共
に注水すすぎを行なっていることになる。

注水すすぎ工程が終わると前述と同様両槽２゜４の排水
を行ない、洗濯槽２での作業を終える一方、洗濯兼脱水
槽３では引き続き最終の脱水が行なわれる。

ここで注水すすぎを終えた洗濯槽２内の洗濯物を洗濯兼
脱水槽３へ移し変えることにより、脱水槽３内の洗濯物
と一緒に脱水を行なうことができる。

これまでの説明は、脱水前停止スイッチ４９が閉成して
いる場合であるが、このスイッチ４９を開成しておけば
、洗濯槽２及び洗濯兼脱水槽３で注水すすぎを終了した
時点で排水せずに停止するので、仕上剤を投入する際に
便利であり、又排水しなかった水を再利用することもで
きる。

以上の実施例では、洗濯槽２で洗い、すすぎ、注水すす
ぎと自動洗濯機と平行して自動的に行なうことができる
ようにしたが、プログラムスイッチ４３及び４５が注水
すすぎ工程時開成するものであれば、洗濯槽２での注水
すすぎを省くことができる。

そしてこの場合洗濯槽２で手動式給水弁１９を開弁する
ことにより上からの注水による注水すすぎを行なったり
、単なるすすぎを行なったり自由にすることができる。

又第１１第２のセレクトスイッチ５６．５７は切換嫡子
５８により同時にＯＮ、ＯＦＦするようにしたが、夫々
別個に操作するようにしてもよい。

従って本発明によれば、洗いやすすぎのみを行なう手動
洗濯機と、洗い、すすぎ、脱水等の一連の工程をプログ
ラムタイマーにより自動制御する自動洗濯機とを有し、
夫々の洗濯機を独立して運転できることは勿論、手動洗
濯機をプログラムタイマーで制御して、自動洗濯機と同
時に平行して手動洗濯機でも洗いからすすぎまでを自動
的に行なうことができ、つまり手動洗濯機の自動化がで
き、大量の洗濯物を洗濯する場合、両洗濯機をフルに活
用して短時間のうちに全作業を終えることができる等、
使用上極めて便利な洗濯装置を提供できるものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の洗濯装置を示し、第１図は縦断面図、第
２図は電気回路図、第３図はプログラミング図、第４図
は操作パネルの正面図である。 ２・・・・・・手動洗濯機の洗濯槽、４・・・・・・外
槽（自動洗濯機の洗濯槽）、３２・・・・・・電磁弁、
３１・・・・・・連結路、２２・・・・・・回転翼駆動
モーター、７・・・・・・駆動モーター（洗濯用モータ
ー）、５６・・・・・・第１のセレクトスイッチ、５９
・・・・・・リレー、６２．６３・・・・・・リレーの
常開接点、４３・・・・・・プログラムスイッチ、５７
・・・・・・第２のセレクトスイッチ、４５・・・・・
・プログラムスイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 手動洗濯機の洗濯槽と、洗い、すすぎ、脱水等の一
   連の工程をプログラムタイマーにより自動制御する自動
   洗濯機の洗濯槽とを電磁弁を有する連結路にて連通せし
   め、前記手動洗濯機の回転翼駆動モーターを前記洗い及
   びすすぎ工程時に前記自動洗濯機の洗濯用モーターに対
   して並列に接続するか否かを選択する第１のセレクト装
   置を設けると共に、前記電磁弁を給水時及び排水工程時
   に開弁するか否かを選択する第２のセレクト装置を設け
   、前記両モーターを並列にして前記電磁弁を開弁するよ
   うに選択した際、手動洗濯機の洗濯槽で、自動洗濯機と
   平行して自動的に洗いからすすぎが行なわれるようにし
   た洗濯装置。 ２ 前記両セレクト装置を連動させ、前記両モーターを
   洗い及びすすぎ工程時に並列に接続する際は、前記電磁
   弁が給水時や排水工程時に開弁するようにした特許請求
   の範囲第１項記載の洗濯装置。 ３ 注水すすぎ工程時にも前記第１セレクト装置により
   前記両モーターを並列に接続するか否かを選択できるよ
   うにすると共に、前記第２セレクト装置により前記電磁
   弁を開弁するか否かを選択できるようにした特許請求の
   範囲第１項記載の洗濯装置。