JPS5945398B2 - 洗濯装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、洗い、すすぎ、脱水等の一連の工程を自動制
御する自動洗濯機の洗濯槽と非自動洗濯機の洗濯槽とを
有し、かかる両洗濯槽の各排水路に夫々排水弁を介在せ
しめると共に両排水路の先端を１本化したもので、自動
洗濯機の排水工程中は非自動洗濯機の排水弁を開弁でき
ないようにして、つまり自動洗濯機の排水を優先して行
ない、プログラムで定められた排水時間内に自動洗濯機
の排水を確実に終えることのできるようにするものであ
る。

以下図に基き説明する。

機枠１内には、非自動洗濯機の洗濯槽２と自動洗濯機の
洗濯兼脱水槽３を内装した外槽４（洗濯槽）とが並設さ
れている。

外槽４は機枠１上部より防振機溝を有する吊棒５にて吊
下され、外槽底部には、回転翼６及び脱水槽３を回転す
る駆動モーター７や軸受ケース８等が装着されている。

９はプーリー１０．１１を連結するベルトである。

１２は外槽の排水路で排水電磁弁１３を介して機外へ通
じている。

１４は外槽の溢水路で前記排水路１２に連結されている
。

１５は水栓に接続された給水路で、二つ１６゜１７に分
岐され、一方１６は給水電磁弁１８を介して洗濯兼脱水
槽３へ給水を行ない、油力１７は手動式給水弁１９を介
して洗濯槽２へ給水を行なうものである。

そして前記洗濯兼脱水槽３内で洗い、すすぎ、脱水等の
一連の工程がプログラムタイマーに基き自動的に行なわ
れる。

前記洗濯槽２の底部には、回転翼２０が設けられている
。

この回転翼２０はベース２１に取付けた回転翼駆動モー
ター２２にて回転される。

２３はブーＩＪ−２４，２５を連結するベルトである。

２６は洗濯槽２の排水路で、排水電磁弁２７を介して前
記排水路１２に連結されている。

つまり排水路２６と１２は一本化されている。

２８は溢水路で同じく排水路１２に連結されている。

洗濯槽２内では洗いやすすぎのみを行なうものである。

次に電気回路図について説明すると、２９は洗い、すす
ぎ、脱水等の一連の工程を自動的に行なう自動洗濯機側
の回路、３０は外槽４の水位を検知し規定水位に達する
と常閉接点３１から常開接点３２へ切換わる水位スイッ
チ、３３はプログラムタイマーを駆動するタイマーモー
ター、３４〜３９はプログラムタイマーに内蔵されたプ
ログラムスイッチで、第３図のプログラミングに従い開
閉制御される。

４０もプログラムタイマーに内蔵され比較的短周期で切
換わる自動反転スイッチ、４１は駆動モーター７の起動
コンデンサ、４２は上蓋（図示せず）開放時開成する上
蓋安全スイッチ、４３は電源である。

４４は前記回転翼駆動モーター２２を制御する洗濯タイ
マーで、メインスイッチ４５の曲に自動反転スイッチ４
６を有する。

４７は起動コンデンサである。

而して前記洗濯槽２の排水電磁弁２７の励磁回路には、
前記排水工程中のみ開成するプログラムスイッチ３９と
手動排水スイッチ４８が介挿されている。

手動排水スイッチ４８は第１図で押釦４９を押すと閉成
し、押釦５０を押すと開成するものである。

又前記プログラムスイッチ３９と並列にリレー５１の常
閉接点５２が接続されている。

このリレー５１は自動洗濯機の回路２９へ通電された時
励磁されるものである。

第１図で５３．５４は夫々洗濯タイマー４４及びプログ
ラムタイマーの設定嫡子、５５は手動式給水弁１９の操
作摘子である。

かかる構成のものにおいて、自動洗濯機を使用しない場
合リレー５１が励磁されず常閉接点５２が閉じているの
で、手動排水スイッチ４８を閉じることにより、排水電
磁弁２７を励磁して洗濯槽２の排水を行なうことができ
る。

勿論洗濯槽２へ給水して洗濯やすすぎを行なうこともで
きる。

プログラムタイマーを洗い工程に設定すると、第３図の
プログラミングに従い洗濯兼脱水槽３内で洗いから脱水
までを自動的に行なうことができる。

このように自動洗濯機と非自動洗濯機は独立して運転す
ることができる。

ところで両洗濯機を同時に使用する場合、もし前記両排
水電磁弁１３．２７が同時に開弁すると、排水できる総
量が一定なので各洗濯槽２，４の排水スピードが遅くな
り、排水に長時間を要することになる。

特に自動洗濯機側では排水時間が予じめプログラミング
により定められており、この定められた時間内に排水を
完了できなくなるという不都合なことが生ずる。

ところが本発明によれば、自動洗濯機が排水工程中は、
リレー５１が励磁されてその常閉接点５２が開成すると
共にプログラムスイッチ３９も開成しており、従ってた
とえ手動排水スイッチ４８が閉じていても非自動洗濯機
の排水電磁弁２７は励磁されず閉じるようになっている
。

つまり自動洗濯機の排水工程中は非自動洗濯機の洗濯槽
は排水はでき２自動洗濯機側が優先して排水されるよう
になっている。

自動洗濯機が排水工程以外の時は、プログラムスイッチ
３９が閉じているので排水電磁弁２７を励磁して洗濯槽
２の排水をすることができる。

−従って本発明によれば、自動洗濯機側の排水スピード
が遅くなって定められた時間内に排水が完了できなくな
るというようなことはなく、確実に排水ができ、以後の
すすぎ効果に悪影響を及ぼすようなことがない。

父子じめ排水時間を長く設定する必要もなく、全工程に
要する時間を最小限に押えることができる等の優れた効
果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の洗濯装置を示し、第１図は縦断面図、第
２図は電気回路図、第３図はプログラミング図である。 ４・・・外槽（自動洗濯機の洗濯槽）、２・・・非自動
洗濯機の洗濯槽、１２，２６・・・排水路、１３．２７
・・・排水電磁弁、３９・・・プログラムスイッチ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 洗い、すすぎ、脱水等の一連の工程を自動制御する
   自動洗濯機の洗濯槽と非自動洗濯機の洗濯槽の各排水路
   に夫々排水弁を介在せしめると共に、かかる両排水路の
   先端を１本化せしめ、前記自動洗濯機の排水工程中は前
   記非自動洗濯機の排水弁を開弁できないようにした洗濯
   装置。 ２ 前記非自動洗濯機の排水弁を電磁弁とし、該排水電
   磁弁の励磁回路に、自動洗濯機の排水工程中開成するプ
   ログラムスイッチを介挿してなる特許請求の範囲第１項
   記載の洗濯装置。