JPS5943959B2 - イソソルビド−5−ニトレ−トの選択的製造法 - Google Patents

イソソルビド−5−ニトレ−トの選択的製造法

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JPS5943959B2
JPS5943959B2 JP55011948A JP1194880A JPS5943959B2 JP S5943959 B2 JPS5943959 B2 JP S5943959B2 JP 55011948 A JP55011948 A JP 55011948A JP 1194880 A JP1194880 A JP 1194880A JP S5943959 B2 JPS5943959 B2 JP S5943959B2
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nitrate
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ester
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クラウス・ザンドロツク
ギユンタ−・コルデス
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ZANORU ARUTSUNAIMITSUTERU DOKUTORU SHUWARUTSU GmbH
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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/04Ortho-condensed systems

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は式 およびイソゾルヒト−5−ニトレートなる国際一般名を
有する1・4−3・6−ジアンヒドロソルビトール−5
−ニトレートの新規な製造法に関する。
イソゾルヒト−2・5−ジニトレート(ISD)は古く
から知られている生成物であり、多年にわたつて冠状動
脈性心臓病たとえば狭心症の治療に使用されてきた。
この化合物の多数の薬学的製剤は商品となつている。こ
の化合物は経口投与の際に肝臓で強い一次通過効果を受
ける。すなわち代謝物たとえばイソゾルヒト−2−モノ
ニトレート(2−1SM)、イソゾルヒト−5−モノニ
トレート(5−1SM)、イソゾルヒト、ソルビトール
ならびに対応する抱合体が生成される〔Sisenwi
neおよびRuelius両氏「J.PharmacO
l.Exper.Therap.」第176巻第296
頁(1970年)、Chasseau砥ら[EurOp
.J.Clln.PharmacOl.」第8巻第15
7頁(1975年)、ChasseaudおよびDOw
n両氏「J.Pharm.Sci.」 第63巻第11
47頁(1974年)を参照〕。
これらの研究においてイソゾルヒト−2−ニトレートお
よびイソゾルヒト−5−ニトレートはイソゾルヒト−2
・5−ジニトレートと同様の効果を及ぼし、従つて投与
されたイソゾルヒト−2・゛5−ジニトレートの活性は
・」部この代謝により生成されたモノニトレートにより
引き起こされるということが示された〔R.L.Wen
dt氏「J.PharmacOl.Exper.The
rap.」第180巻第732頁(1971年)、Mi
chel氏[Herz−Kreislallf」第8巻
第444頁(1976年)およびStauch氏ら「V
erh.Dtsch.Ges.KreislauffO
rschg.」第41巻第182頁(1975年)参照
〕。さらに上記の研究によりたとえばモノニトレートに
おいては一次通過効果があまり強くなく、代謝による変
換の程度における個々の変化がそれに応じて小さい場合
には、モノニトレート特にイソゾルヒト−5−ニトレー
トの投与はイソゾルヒト2・5−ジニトレートの投与よ
りも有利であるということが示された。
しかしながら今までに知られているこの化合物の複雑で
きわめて不経済な製造法は現在までその直接の適用に対
する障害となつていた。イソゾルヒト−5−ニトレート
は1.G.CsizmadiaおよびD.L.Hayw
ard両氏〔「PhOtOchem.PhOtObiO
l.」第4巻第657頁(1965年)参照〕によりイ
ソゾルヒト(1・4−3・6−ジアンヒドロソルビトー
ル)を直接ニトロ化することにより生成される。
それによりわずかに少量のイソゾルヒト−5−ニトレー
トを含有するニトレートの混合物が得られる。この化合
物は吸着クロマトグラフによる方法でその混合物から分
離される。イソゾルヒト−5−ニトレートの収率は極め
て低く、そしてその単離操作は非常に時間を費やし且つ
費用がかかるのでイソゾルヒト−5−ニトレートのこの
生成法は決して実際的な重要性を有しない。第二の方法
においてはまず最初にイソゾルヒト一2・5−ジニトレ
ートが既知の方法によりイソゾルヒトから生成される。
得られたイソゾルヒト2・5−ジニトレートはその後部
分的にけん化されて今度もイソゾルヒト−2・5−ジニ
トレート、イソゾルヒト−2−ニトレート、イソゾルヒ
ト−5−ニトレートおよびイソゾルヒトの混合物が得ら
れ、この場合も上記の時間を費やし且つ費用のかかる方
法でそれらを分離し且つ単離しなければならない〔An
teunis氏ら「0rg.MagneticRes0
nance−1第3巻第363頁(1971年)および
D.L.Hayward氏ら「Can.J.Chem.
]第45巻第2191頁(1967年)参照〕。最後に
ドイツ特許出願公告第P275l934号および対応す
る米国特許第4065488号明細書には、第一段階で
イソゾルヒトを低級アルカン酸無水物、クロリドまたは
プロミド特に無水酢酸との反応によりエステル化する方
法が記載されている。
第二段階においては、つぎのニトロ化反応で爆発性を有
するために危険であるイソゾルヒト−2・5−ジニトレ
ートの生成を避けるためにイソゾルヒトをこの混合物か
ら抽出する。第三段階ではイソゾルヒト−2−アンレー
ト、イソゾルヒト−5−アンレートおよびイソゾルヒト
−2・5−ジアンレートの混合物を硝酸を用いてニトロ
化に付し、そして得られたイソゾルヒト−2−アンレー
ト−5−ニトレート、イソゾルヒト−5アンレート−2
−ニトレートおよびイソソルビドー2・5−ジアンレー
トの混合物を部分的けん化に付してイソゾルヒト−2−
ニトレート、イソゾルヒト−5−ニトレートおよびイソ
ゾルヒトの混合物を得る。最後にイソゾルヒト−5−ニ
トレートを適当な溶媒からの再結晶によりこの混合物か
ら分離する。したがつてこの方法もまた反応段階が多い
ことを特徴とし、そしてさらに最初の反応段階で得られ
た混合物に含まれているイソゾルヒトは、つぎのニトロ
化反応において爆発性のイソゾルヒト−2・5−ジニト
レートの生成を避けるために抽出されなければならない
という不利点を有する。イソゾルヒト−5−ニトレート
を選択的に生成することはできないが、常に混合物が得
られ、それを適当な分離操作たとえば吸着クロマトグラ
フイ一または再結晶により分離しなければならないとい
うことがすべての既知の方法に共通している。
しかしながらそのような分離操作特にクロマトグラフ法
は時間および費用を費やす。それらは単にかなり低収率
で所望の最終生成物を与えるだけである。したがつてそ
のような方法によるイソゾルヒト−5−ニトレートの生
成はかなり高価である。本発明はイソゾルヒト−5−ニ
トレートの選択的製造法に関する。それはつぎのことに
より特徴づけられる。すなわち(a)イソマンニド(1
・4−3・6−ジアンヒドロマンニトール)は当量の一
般式1〔ただし式中、Aはベンゼンまたはナフタレン環
(好ましくはベンゼン環)であり、Rは1〜4個の炭素
原子を有する低級アルキル(好ましくはメチル)、1〜
4個の炭素原子を有する低級アルコキシ(好ましくはメ
トキシ)または・・ロゲン(好ましくは塩素または臭素
)であり、そしてnはOから3までの数である〕の芳香
族スルホン酸、または1〜4個の炭素原子を有するペル
フルオロ低級アルカンスルホン酸(好ましくは1個また
は2個の炭素原子を有するもの特にトリフルオロメチル
スルホン酸)、または1〜4個の炭素原子を有する低級
アルカンスルホン酸(好ましくは1個または2個の炭素
原子を有するもの、特にメタンスルホン酸)、またはそ
のアルカン基に1〜4個の炭素原子を有するペルフルオ
ロ低級アルカン酸(好ましくはそのアルカン基に1個ま
たは2個の炭素原子を有するもの、特にトリフルオロ酢
酸)、またはカルバミン酸、または亜硫酸の酸ハロゲン
化物(好ましくは酸クロリドまたはプロミド、最も好ま
しくは酸クロリド)とともに酸結合剤の存在下に加熱す
ることにより反応に付されるか、または当量の一般式1
を有する上記の芳香族スルホン酸、ペルフルオロ低級ア
ルカンスルホン酸、アルカンスルホン酸またはペルフル
オロアルカン酸の無水物とともに加熱することにより反
応に付され、(b)得られたイソマンニド一2−エステ
ルは溶媒の存在下に、そしておそらくは加熱することに
より一般式〔ただし式中、R牡1〜4個の炭素原子を有
する低級アルキル基(好ましくはメチル)、1〜4個の
炭素原子を有する低級アルコキシ基(好ましくはメトキ
シ)またはハロゲン(好ましくは弗素、塩素または臭素
、特に塩素または臭素)であり、そしてmはO〜3の数
(好ましくはOまたは1)である〕を有する安息香酸ま
たはそのアルカン基に1〜4個の炭素原子を有する低級
アルカン酸(好ましくはそのアルカン基に1個または2
個の炭素原子を有するもの特に酢酸)または蟻酸のアル
カリ金属塩またはアンモニウム塩との反応に付され、(
c)得られたイソゾルヒト−2−エステルの5位におけ
る遊離のヒドロキシ基はニトロ化される。
すなわちそれ自体既知の方法で硝酸を用いて硝酸エステ
ル基−0N02に変換され、そして(d)得られたイソ
ゾルヒト−2−エステル−5ニトレートはそれ自体既知
の方法により有機または水性有機溶媒中でアルカリ金属
水酸化物を用いて選択的に加水分解され、そして/また
は再度エステル化され、したがつてイソソルビドー2−
エステル−5−ニトレートのエステル基を解裂させると
同時にイソゾルヒト−5−ニトレート分子から解裂され
た安息香酸のもう一つのエステルを部分的にか、または
完全に生成する(たとえばイソゾルヒト−2−ベンゾエ
ート5−ニトレートはイソゾルヒト−5−ニトレートの
ほかにもう一つの安息香酸エステルに変換される。最初
の反応段階においてイソマンニドをp−トルエンスルホ
ン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、メタンスルホン
酸またはトリフルオロ酢酸の酸クロリド、プロミドまた
は無水物との反応に付すのが好ましい。
本発明の方法の好ましい具体例によりイソマンニドは第
一段階で生成したイソマンニド一2−エステルが実質的
に完全に沈澱するような量のそのような有機溶媒または
水性有機反応媒質中で反応せしめられる。
このことにより収率は驚くほど増大する。最も好ましい
p−トルエンスルホン酸を使用した場合には、水性−有
機反応媒質は水と混和しない有機水性媒質であり、その
有機相は容量比9:1の四塩化炭素COl4およびメチ
レンジクロリドCH2Cl2の混合物である。また本発
明の方法の第二段階で使用されるアンモニウム塩は第4
級アンモニウム塩を含む。
好ましいアンモニウム塩はアンモニアNH3およびアミ
ンN(R2)3〔ただし式中、R2は水素またはC1〜
4の低級アルキル(好ましくはC1〜2の低級アルキル
)であり、そしてR2のうちの少なくとも1つはそのよ
うな低級アルキル基である〕の塩およびテトラ−(C1
〜4の低級アルキル)アンモニウム塩(好ましくはテト
ラ−n−ブチル−アンモニウム塩)である。本発明の方
法のもう一つの好ましい具体例により最初の反応段階で
得られたイソマンニド一2一エステルは安息香酸のアル
カリ金属塩好ましくは安息香酸のカリウム塩とか、また
はテトラブチルアンモニウムアセテートまたはホルミエ
ートとの反応に付される。
本発明の方法の第二段階における適当な溶媒は完全に水
性のか、水性−有機のか、または完全に有機の溶媒特に
アセトン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリルまた
はグリコールまたはジグリコールエーテル(いわゆるグ
ライム溶媒)または数種のそのような溶媒の混合物であ
る。最も好ましくはイソマンニド一2−エステルはジメ
チルホルムアミド中で安息香酸ナトリウムと反応せしめ
られる。イソゾルヒト−2−エステルの5位における遊
離のヒドロキシ基のニトロ化は、たとえばそのエステル
を酢酸および無水酢酸の混合物中で濃硝酸との反応に付
すことにより行なわれる。
そのような反応はたとえばHayward氏ら〔1−“
Can.J.Chem.」第45巻第2191頁(19
67年)参照〕により知られている。2−エステル基の
加水分解的解裂または再度のエステル化反応はそれぞれ
たとえばドイツ特許出願公告第P275l934号に他
のポリヒドロキシ化合物とともに詳細に記載されている
ように水酸化ナトリウムまたはカリウムの存在下に有機
または水性一有機反応媒質中でか、またはナトリウムま
たはカリウムエチレートの存在下にエチルアルコール中
で行なわれるo本発明をさらによく理解せしめるために
以下に実施例をあげて説明するが、本発明はそれらによ
り限定されるものではない。
実施例 1 (a) イソマンニド一2−p−トルエンスルホン酸エ
ステノレイソマンニド730.71および水酸化カリウ
ム308.67を水4.61に溶解する。
四塩化炭素3,61およびメチレンジクロリド0.41
1]p−トルエンスルホン酸クロリド1070.0tの
溶液を+5℃でそれに加える。この混合物を+5℃で6
時間強く攪拌する。イソマンニド2−p−トルエンスル
ホン酸エステルは継続的に沈澱する。その後この反応生
成物を吸引濾過し、四塩化炭素0.41およびメチレン
ジクロリド0.1fの混合物で洗浄し、そして水流ポン
プ真空下で乾燥する。イソマンニド一2−pトルエンス
ルホン酸エステル1073.07が得られ、それは10
5.5℃で融解する。収率は出発物質であるイソマンニ
ドの量に対して計算して理論値の71.5%である。こ
の生成物はまたイソマンニドを水3.351に溶解し、
p−トルエンスルホニルクロリドの溶液をそれに加え、
そしてつぎに水1.251に溶解された水酸化カリウム
を+5℃で強く攪拌しながらそれに滴加することにより
得られる。
攪拌を+5℃で3時間続行し、そして得られた反応混合
物をさらに上記のようにしで後処理する。M.p.lO
565℃o収率は出発物質であるイソマンニドの量に対
して計算して理論値の74.9%である。(b) イソ
ゾルヒト−2−ベンゾエートジメチルホルムアミド2.
81中のイソマンニド一2−p−トルエンスルホン酸エ
ステル1073.0yおよび安息香酸カリウム574,
77を攪拌しながら2〜4時間還流する。
得られた反応混合物を100〜110℃に冷却し、そし
て氷水10f,に注ぐ。この混合物をメチレンジクロリ
ド21ずつで3回抽出する。合した抽出液を飽和の水性
炭酸水素ナトリウムNaHCO3溶液1.51ずつで2
回、そして1N塩酸1.51で1回洗浄する。
得られたメチレンジクロリド溶液を活性炭88yととも
に沸騰するまで加熱し、濾過し、そして蒸発させる。油
状の黄褐色のイソゾルヒト−2−ベンゾエート約850
7が得られる。→ イソゾルヒト−2−ベンゾエート−
5−ニトレート無水酢酸432.9tおよび100%酢
酸254.6yの混合物を約−5℃に冷却し、そして1
00%硝度244.47をその混合物の温度を5℃〜0
℃に保持するようにそれに滴加する。
上記の油状のイソゾルヒト−2−ベンゾエート8507
をメチレンジクロリド1400CCに溶解し、そしてそ
の溶液を約15℃に冷却する。上記の硝酸の混合物を得
られた反応混合物の温度が25℃を越えないようにそれ
に滴加する。この混合物を室温で一夜放置し、その後攪
拌しがら氷水2。51に注ぐ。
得られた混合物の有機相を分離し、そして水相をメチレ
ンジクロリド1000CCで1回抽出する。合したメチ
レンジクロリド抽出液を水1fで1回、そして飽和の水
性炭酸水素ナトリウム溶液11ずつで2回洗浄する。得
られた溶液を蒸発させると油状残留物が得られる。収量
イソゾルヒト−2−ベンゾエート−5−ニトレート95
5,8701) イソゾルヒト−5−ニトレート イソソノレビド一2−ベンゾエート−5−ニトレート9
55,87を50℃で攪拌しながらエタノール4500
CCに溶解する。
エタノール500CC中水酸化カリウム45.5′?の
溶液をそれに加え、そしてその混合物を50℃の温度で
15〜30分間攪拌する。室温まで冷却したのちPHが
6,5〜7.5になるまで25%塩酸を撹拌しながら加
える。その反応混合物を蒸発乾固し、そして残留物を飽
和の水性炭酸水素ナトリウム溶液11に加熱して溶解す
る。この溶液をメチレンジクロリド31で1回、そして
同一溶媒11ずつで4回抽出する。合したメチレンジク
ロリド抽出液を蒸発乾固する。油状残留物を加熱し且つ
強く攪拌することによりへキサンまたは四塩化炭素1.
51と混合して安息香酸エチルエステルを除去する。つ
ぎに得られた混合物を継続的に攪拌しながら室温まで冷
却する。沈澱した生成物を吸引濾過し、へキサンまたは
四塩化炭素で洗浄し且つ乾燥する。得られた粗イソゾル
ヒト−5−ニトレート(約5327)を沸騰クロロホル
ム1000CCに溶解し、そして四塩化炭素1000C
Cを沸騰温度でそれに徐々に加える。得られた溶液から
室温でインソルビド一5−ニトレート475,1tが結
晶化により分離される。その生成物は無色針状晶(M.
p.9l.O℃)として結晶化する。収率はイソマンニ
ド一2−p−トルエンスルホン酸エステルに対して計算
して理論値の69.5%であり、またイソマンニドに対
して計算して理論値の49.7%である。実施例 2 イソマンニド一2−p−トルエンスルホン酸エステノレ
イソマンニド1467をピリジン1747およびメチレ
ンジクロリド900CCに溶解する。
+5℃に冷却したのちメチレンジクロリド900CCに
溶解したp−トルエンスルホニルクロリド208yを4
時間以内でそれに滴加し、そして得られた反応混合物を
一夜放置する。その後この溶液を25%塩酸430CC
および飽和の水性炭酸水素ナトリウム溶液430CCで
洗浄し、そして無水硫酸ナトリウム上で乾燥する。蒸発
させたのちその油状残留物を沸騰メタノールに溶解する
。冷却するとイソマンニド一2・5−ジ一p−トルエン
スルホン酸エステルが沈澱する。この生成物を吸引濾過
し、そして水を加えることによりその濾液の容量を2倍
にする。生成した沈澱生成物を濾別する。105.8℃
で融解するイソマンニド一2−p−トルエンスルホン酸
エステル1137が得られ、それは実施例1b〜1dに
記載されたようにしてさらに反応せしめられてイソゾル
ヒト−5−ニトレートを与える。
収率はイソマンニドに対して計算して理論値の37.7
%である。実施例 3 イソソビド一5−ニトレート 実施例1cに記載されたようにして製造された油状のイ
ソゾルヒト−2−ベンゾエート−5−ニトレート690
.97を攪拌しながら50℃でエタノール2.81に溶
解する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するイソソルビド−5−ニトレートを選択的に製造
    するにあたり、(a)イソマンニドを有機溶媒または水
    性有機反応媒質中で当量の一般式 I ▲数式、化学式、
    表等があります▼ (ただし式中、Aはベンゼンまたはナフタレン環であり
    、Rは1〜4個の炭素原子を有する低級アルキル基、1
    〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ基またはハロ
    ゲンであり、そしてnは0から3までの数である)の芳
    香族スルホン酸、1〜4個の炭素原子を有するペルフル
    オロアルカンスルホン酸、1〜4個の炭素原子を有する
    アルカンスルホン酸、そのアルカン基において1〜4個
    の炭素原子を有するペルフルオロアルカン酸、カルバミ
    ン酸または亜硫酸の酸ハロゲン化物との、または当量の
    これらの芳香族スルホン酸、ペルフルオロアルカンスル
    ホン酸、アルカンスルホン酸およびペルフルオロアルカ
    ン酸のうちの一つの酸無水物との反応に付し、(b)得
    られたイソマンニド−2−エステルを溶媒の存在下に、
    そして場合により加熱することにより一般式II▲数式、
    化学式、表等があります▼ (ただし式中、R′は1〜4個の炭素原子を有する低級
    アルキル基、1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキ
    シ基またはハロゲンであり、そしてmは0から3までの
    数である)の安息香酸またはそのアルカン基に1〜4個
    の炭素原子を有する低級アルカン酸または蟻酸のアルカ
    リ金属塩またはアンモニウム塩との反応に付し、(c)
    得られたイソソルビド−2−エステルの5位におけるヒ
    ドロキシ基をそれ自体既知の方法で硝酸と反応させるこ
    とにより硝酸エステル基に変換してイソソルビド−2−
    エステル−5−ニトレートを得、そして(d)このイソ
    ソルビド−2−エステル−5−ニトレートを有機または
    水性−有機溶媒中アルカリ金属水酸化物を用いて選択的
    加水分解に付すことを特徴とする前記イソソルビド−5
    −ニトレートの選択的製造法。 2 イソマンニドをp−トルエンスルホン酸、トリフル
    オロメタンスルホン酸、メタンスルホン酸またはトリフ
    ルオロ酢酸の酸クロリド、ブロミドまたは無水物との反
    応に付すことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 最初の反応段階においてその有機相が容量比9:1
    の四塩化炭素とメチレンジクロリドとの混合物よりなる
    水非混和性有機−水性反応媒質中でイソマンニドをp−
    トルエンスルホン酸の酸クロリドまたは無水物と反応せ
    しめることを特徴とする前記特許請求の範囲第2項記載
    の方法。 4 最初の反応段階から得られたイソマンニド−2−エ
    ステルを安息香酸のアルカリ金属塩またはテトラブチル
    アンモニウムアセテートまたはテトラブチルアンモニウ
    ムホルミエートとの反応に付すことを特徴とする前記特
    許請求の範囲第1〜3項のいずれか一つに記載の方法。 5 イソマンニド−2−エステルをジメチルホルムアミ
    ド中で安息香酸カリウムとの反応に付すことを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第4項記載の方法。
JP55011948A 1979-02-02 1980-02-01 イソソルビド−5−ニトレ−トの選択的製造法 Expired JPS5943959B2 (ja)

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DE29039278 1979-02-02

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CA (1) CA1132993A (ja)
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