JPS5910358B2 - 新規エルゴリン誘導体 - Google Patents

新規エルゴリン誘導体

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JPS5910358B2
JPS5910358B2 JP145576A JP145576A JPS5910358B2 JP S5910358 B2 JPS5910358 B2 JP S5910358B2 JP 145576 A JP145576 A JP 145576A JP 145576 A JP145576 A JP 145576A JP S5910358 B2 JPS5910358 B2 JP S5910358B2
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methyl
ergoline
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acid
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エドマンド・シ−・コ−ンフエルド
ニコラス・ジエイ・バ−ク
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Eli Lilly and Co
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Eli Lilly and Co
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 麦角粒から得られる製薬的に活性な化合物は麦角アルカ
ロイドとして従来から知られている。
麦角アルカロイドは広範囲にわたつて種々の価値ある生
理学的作用を有することが示されている。麦角アルカロ
イドおよびその誘導体の大部分は、一般式I)で示され
るテトラ環状系を有する点で類似している。12゛、l
o6N−H 11(I) 、。
6H 上記環系に含まれる麦角アルカロイド化合物は、通常、
次の二つのいずれかに分類できる。
即ち、D−6メチルー8−カルボキシー△9−エルゴリ
ンのアミド類(リセルグ酸);あるいはD−6−メチル
ー8−メチルー△8もしくは一〜 一エルゴリンの誘導
体(クラヴイン)に分類できる。特に、クラヴイン類の
化合物は多少のプロラグチッ抑制作用を持つている。こ
の特有な作用のために、これらの化合物はプロラグチッ
依存性の症状でプロラグチッの分泌が好ましくない影響
をもたらす場合の治療に有用である。最近、クラヴイン
類の半合成麦角アルカロイド誘導体が数多く製造され、
有用な諸性質を有することが報告されている。
例えば、Camerinoetal、は多数の8−アシ
ルアミノメチルエルゴリンを製造、評価し、(米国特許
第3238211号に記載)、またErichetal
、は強い子宮収縮作用を示す8−アシルオキシメチルエ
ルゴリン類を数多く製造している。更に、Arcamo
neetal。は8−アシルアミノメチルエルゴリン誘
導体を含む種々のエルゴリン誘導体を製造している(米
国特許第3324133号)。本発明の目的頃クラヴイ
ン類として特徴づけられる新しい麦角アルカロイド化合
物を得ることである。
本発明は新規麦角アルカロイド誘導体に関する。
更に詳述すると、本発明は構造式(至)で示される新規
6−メチル−8β−(置換)メチルエルゴリンに関する
。(式中、RはCH2SOCH3、NO2またはイソシ
アノを表わすものとする。
)本発明は、新規6−メチル−8β−(置換)メチルエ
ルゴリンおよびその製薬的に許容し得る非毒性の酸付加
塩を提供するものであり、構造式(ホ)(式中、Qは容
易に置換し得る残基を表わすものとする。
)で表わされる化合物を強塩基の存在下でジメチルスル
ホキシドと反応させて構造式(至)においてRがCH2
SOCH3を表わす化合物、あるいは硝酸ナトリウムと
反応させてRがNO2を表わす化合物を得る反応、ある
いは構造式絹で表わされる化合物をアシル化剤と反応さ
せて構造式(至)においてRがNHR,(但しR,はホ
ルミルを表わす)を表わす化合物を製造し、更に強塩基
の存在下でハロゲン化剤と反応させて構造式(6)にお
いてRがイソシアノを表わす化合物を得る反応を包含す
る。
本発明の新規エルゴリンは、構造式lにおいてエルゴリ
ン環系の炭素8位とCH2R間の実線により示したよう
に、8β位に置換基を有することを特徴とするので、新
規化合物の命名に際してはβの名称は省略する。
更に、構造式(n)の化合物のすべてが8β一(置換)
メチル置換基を有することが理解できよう。構造式(n
)の化合物は一般に、当業者間では常法により製造でき
る。
新規エルゴリンの製造に用いた出発物質は公知化合物で
あり、常法により容易に製造できる。構造式(3)にお
いてRがCH2SOCH3を表わす場合の6−メチル−
8−(置換)メチルエルゴリンは、容易に置換し得る残
基を置換基とする8−(置換)メチル基を有するエルゴ
リン(構造式([l)を、ジメチルスルホキシドから誘
導された求核性カルボアニオンと反応させると製造でき
る。
容易に置換し得る残基というのは、求核性物質と反応し
て容易に置換する基のことである。このような基は有機
化学者間では良く知られており、通常ヨウ素、臭素ある
いは塩素のような・・ロゲン原子と同様にある種のエス
テル、特にメタンスルホニルオキシあるいはp−トルエ
ンスルホニルオキシが含まれる。容易に置換し得る残基
が8−メチル置換基と結合している代表的なエルゴリン
出発物質としては、D−6−メチル−8−プロモメチル
エルゴリン、D−6−メチル−8−クロロメチル−9−
エルゴレン、D−6−メチル−8−ブロモメチル9−エ
ルゴレン、D−6−メチル−8−ヨードメチルエルゴリ
ン、D−6−メチル−8−メタンスルホニルオキシメチ
ル−9−エルゴレン、D−6一メチル一8−(p−トル
エンスルホニルオキシ)メチルエルゴリンなどがあげら
れる。このような適当な置換エルゴリン誘導体は公知で
あり、容易に利用できる。例えば、D−6−メチル−8
−クロロメチルエルゴリンはSemOnskyetal
.の方法(米国特許第3732231号)に従つて、ま
た、6−メチル−8−メシルオキシメチル一9−エルゴ
レンのような化合物はFehretal.の方法(米国
特許第3821226号)に従つて製造できる。更に、
適当な置換エルゴリン誘導体を、ジメチルスルホキシド
、を強塩基と反応させて得られるカルボアニオンと反応
させると、適当な置換エルゴリンの容易に置換し得る残
基の置換が促進され、構造式(n)においてCH2SO
CH3で示されている置換基が導入される。
ジメチルスルホキシドのカルボアニオンはよく知られた
反応誘導体であり、ジメチルスルホキシドを水素化ナト
リウム、n−ブチルリチウム、リチウムメトキシド、リ
チウムジイソプロピルアミドなどの強塩基と反応させる
ことによつて得られる。適当な置換エルゴリン(例えば
6−メチル−8一プロモメチルエルゴリン)とジメチル
スルホキシドのカルボアニオンとの反応は、一般に非水
溶媒中で実施される。
このような置換反応に通常使用される代表的な溶媒とし
ては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サンなどがあげられる。置換反応は約−70から100
℃の温度範囲で実施し、約1から30時間以内に完了す
る。PHを適当に調整すると生成物を遊離塩基もしくは
酸付加塩として単離できる。代表的な単離工程において
は、例えばアルカリ性反応混合液を水で稀釈し、水に不
溶な生成物をジエチルエーテル、酢、酸エチル、クロロ
ホルムなど、水と混和しない有機溶媒で抽出することが
できる。有機溶媒を蒸発すると遊離塩基として構造式(
至)の新規化合物が得られ、必要ならば再結晶、クロマ
トグラフイ一、塩の形成などの常法によつて更に精製で
さる。構造式(6)においてRがニトロ基を示す場合の
化合物は実質上、上記と同じ方法により製造できる。例
えば、8−メチル基に容易に置換し得る基が結合してい
るエルゴリンを、ジメチルホルムアミドもしくはジメチ
ルスルホキシドのような有機溶媒中で亜硝酸ナトリウム
と反応させればよい。原料物質として通常使用されてい
る代表的なエルゴリンは、D−6−メチル−8−(p−
トルエンスルホニルオキシ)メチルエルゴリン、D−6
−メチル−8−プロモメチルエルゴリンなどである。亜
硝酸置換反応は一般に約0から100℃の温度範囲で実
施され、30から90時間以内に完了する。前述のよう
に、生成物(本発明の場合は8−ニトロメチルエルゴリ
ン誘導体)は遊離塩基もしくは酸付加塩として単離でき
、必要ならば結晶化あるいはクロマトグラフイ一により
精製できる。構造式(代)の8−アミノメチルエルゴリ
ンをクロラールと反応させて得られる8−(N−ホルミ
ル)アミノメチルエルゴリン(構造式(n)においてR
=NHRl、R1=ホルミル)は、対応する8−イソシ
アノメチルエルゴリン(構造式(3)においてR=イソ
シアノ)に変換される。トリエチルアミン、カリウムT
ert.−ブトキシド、炭酸ナトリウム、ピリジンなど
の塩基の存在下で構造式(1)の8−(N−ホルミル)
アミノメチルエルゴリンを塩化チオニル、塩化ホスホリ
ル、ホスゲンなどのハロゲン化剤と反応させると変換は
成し遂げられる。反応は、D−6−メチル−8−(N−
ホルミル)アミノメチルエルゴリンのようなエルゴリン
原料物質をジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ド、クロロホルム、ピリジンなどの有機溶媒中でハロゲ
ン化剤と約−70から50℃の温度範囲で反応させるこ
とによつて実施され、約15から30時間以内に完了す
る。生成物は、反応混液を水で稀釈し、酢酸エチルもし
くはジエチルエーテルのように水と混和しない溶媒で抽
出すると単離され、得られたイソニトリルは必要に応じ
て再結晶あるいはクロマトグラフイ一により更に精製で
きる。選択的に、8−イソシアノメチルエルゴリンを以
下に記述の常法に従つて適当な酸と反応させると、製薬
的に許容し得る非毒性塩が得られる。本発明の化合物は
、一般に白色の結晶性固体として存在し、無機酸および
有機酸を含む種々の酸と反応して容易に製薬的に許容し
得る非毒性の酸付加塩を形成する。通常用いられる無機
酸としては、塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸、ヨウ化
水素酸、硝酸などの鉱酸があげられる。更に、麦角アル
カロイド誘導体をメタンスルホン酸、p−トルエンスル
ホン酸、n一酪酸、イソ酪酸、マロン酸、安息香酸、マ
レイン酸、コハク酸、フエニル酢酸、p−ヒドロキシフ
エニル酢酸などの有機酸と反応させると塩が得られる。
構造式(n)を有するエルゴリンの製薬的に許容し得る
酸付加塩は、一般にエルゴリン塩基を1当量の酸、ある
いは必要であれば過剰の酸と反応させる、という公知方
法により製造する。
.反応は特にジエチルエーテル、酢酸エチル、テトラヒ
ドロフランのような溶媒中で実施し、適当な酸を加える
ことによつて反応混液のPHを調整して形成される酸付
加塩を単離する。構造式(6)で表わされる本発明の化
合物はプロラグチッ抑制剤として有用である。
構造式(3)の化合物によるプロラグチッ分泌の抑制は
次の実験に明示されている;実験には、体重約200r
f)Spr&Que−Dawlq系の成ラツト(雄)を
使用した。
全ラツトは、空調した部屋で照射をコントロールし(光
の照射時間は午前6時から午後8時まで)、任意に実験
用飼料と水を与えて飼育した。各実験において、ラツト
は苫を切つて殺し、血清の各150μlをプロラグチッ
検定用に採取した。
各ラツト(雄)には、エルゴリン誘導体を投与する18
時間前に、レゼルピン2.0ηを溶かした懸濁液を腹腔
内に注射した。レゼルピンを投与した目的は、プロラグ
チッ濃度を一様に上昇させるためである。エルゴリン誘
導体は10%エタノールに、濃度10μr/dで溶かし
、標準投与量50μf/Kf!で腹腔内に注射した。各
化合物はラツト10匹のグルーブに投与し、コントロー
ルグループ(未処理の雄ラツト10匹)には10%エタ
ノールを同量投与した。1時間後に全ラツトの首を切つ
て殺し、前述の如く、プロラグチッ検定用に血清を採取
した。
処理ラツトとコントロールラツトとの間のプロラクチ7
濃度の差をコントロールラツトのプロラグチッ濃度で割
ると、構造式鋤の化合物のプロラグチッ分泌抑制率が得
られる。
次に示す表は、構造式(6)の範囲に含まれる化合物を
、10μP/ラツトの投与量でテストした際に得られた
プロラグチッ抑制率を示したものである。表において第
1欄は化合物名を、第2欄はプロラグチッ抑制率を表わ
す。本発明の他の化合物は10μf/ラツト前後でプロ
ラグチッ抑制作用を示すが、投与量が多ければ(100
μt−1T!9)より強力に作用する。
プロラグチッ抑制剤としての本発明化合物は、分娩後の
乳汁分泌および乳汁漏症のような不適当な乳汁分泌の治
療に有用であり、更に、以下に記す病状と同様に、プロ
ラグチッ依存性腺癌およびプロラグチッ分泌性下垂体腫
の治療にも有用である:フオルブスーアルプライト(F
Orbes−Albright)症候群、シアリーフロ
メル(Chiari−FrOmmel)症候群、女性型
乳房および前立腺肥大のためにエストロゲンステロイド
を投与した結果生じる女性型乳房、胸部の嚢様変性線維
腫系の疾病(良性細胞小集合体)、胸部癌の予防、ソラ
ジンのような向精神薬の投与もしくは前立腺肥大による
胸部隆起。製薬的に許容し得る塩を含む構造式(3)の
新規エルゴリンは、プロラグチッ分泌を抑制する目的で
被験者に投与することができる。
本発明化合物は適当に製剤し、体重1kgあたり0.0
1〜10ηの割合で一日4回、非経口的あるいは経口的
に投与することができる。構造式(3)の新規化合物は
特に経口投与法に適しており、錠剤、懸濁液あるいはカ
プセルに好都合に製剤できる。新規化合物を皮下注射、
静脈注射、筋肉注射用に製剤すると非経口投与法に対し
て効果的である。構造式(有)の化合物は、稀釈剤、賦
形剤、およびデンプン、ラクトース、滑石、ステアリン
酸マグネシウムのような担体、あるいは一般に調剤に用
いる他の賦形剤を用いて常法により製剤できる。以下に
記載の実施例は本発明の具体例を示したものであるが、
本発明は実施例に記載の特定の化合物に制限されるもの
ではない。
実施例 1 D−6−メチル−8−(2−メチルスルフイニルエチル
)エルゴリン水素化ナトリウム2.47をジメチルスル
ホキシド60WLIに溶かした溶液を窒素雰囲気中で攪
拌し、80℃で30分間加熱した。
反応混液を約25℃に冷却し、D−6−メチル−8−ク
ロロメチルエルゴリン1.447をジメチルスルホキシ
ド100m1に溶かした懸濁液を60分間にわたつて滴
下した。反応混液を窒素雰囲気中、室温で3、5時間攪
拌し、氷一水浴中で5℃に冷却して水100m1を加え
、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出液を合して水洗
乾燥後、溶媒を減圧下に留去するとあわが得られ、これ
をエタノールから再結晶するとD−6−メチル−8−(
2−メチルスルフイニルエチル)エルゴリン1.30V
が得られた。Mp.2O3−205℃元素分析 Cl8
H24N2OS 計算値 C,68.32;Hl7.64;Nl8.85
;S,lO.l3 実験値 Cl68.O7;Hl7.7l;Nl9.OO
;SllO.49 実施例 2 D−6−メチル−8−(N−ホルミル)アミノメチルエ
ルゴリンD−6−メチル−8−アミノメチルエルゴリン
610W19をベンゼン100dに溶かした溶液を24
℃で攪拌し、抱水クロラール675〜を徐々に加えた。
反応混液は、水を除去するためのDean−Stark
U字管を備え付けたフラスコ内で窒素雰囲気中還流温度
において4時間加熱攪拌した。反応混液を室温に冷却し
、溶媒を減圧下に留去すると油状物質が得られ、これを
クロロホルムおよびヘキサンから結晶化するとD−6−
メチル−8−(N−ホルミル)アミノメチルエルゴリン
340711fが得られた。元素分析 Cl,H,,N
,O 計算値 Cl72.O6;H,7.47:Nll4.8
3 実験値 Cl7l.82;Hl7.36;Nll4.6
2 実施例 3 D−6−メチル−8−イソシアノメチルエルゴリンD−
6−メチル−8−(N−ホルミル)アミノメチルエルゴ
リン17をジメチルホルムアミド25m1に溶かした溶
液を窒素雰囲気中で攪拌し、ドライアイス−エタノール
浴で−50℃に冷却した。
塩化チオニル400r119をジメチルホルムアミド1
0m1に溶かした溶液を30分間にわたつて反応混液に
滴下して攪拌し、−32℃に暖めて炭酸ナトリウム85
0〜を徐々に加えた。反応混液を更に24℃に暖めて2
0時間攪拌し、水100m1を加えて生成物を水溶液か
らクロロホルムに抽出した。有機抽出液を合して水洗乾
燥後、溶媒を減圧下に留去すると油状物質が得られ、こ
れをクロロホルムおよびリグロインから結晶化するとD
−6−メチル−8−イソシアノメチルエルゴリン300
ηが得られた。Mp.25O−255℃ 元素分析 Cl7Hl9N3 計算値 Cl76.95;Hl7.22;Nll5.8
4 実験値 Cl76.93;Hl7.24;Nll5.5
4 実施例 4 D−6−メチル−8−ニトロメチルエルゴリンD−6−
メチル−8−(p−トルエンスルホニルオキシメチル)
エルゴリン1.077、ジメチルスルホキシド25WL
1および亜硝酸ナトリウム1.5tから成る溶液を窒素
雰囲気中25℃において46時間攪拌した。
反応混液を水100WLIIに注ぎ込み、水に不溶な生
成物を酢酸エチルに抽出した。有機抽出液を合して塩化
ナトリウム飽和水溶液で洗浄し、乾燥後、溶媒を減圧下
に留去するとあわが得られた。このあわはフロリシル5
0Vで被われたクロマトグラフイーカラムに流し込み、
クロロホルムで溶出させた。薄層クロマトグラフイ一に
よつて所望の生成物を含む、と検定された溶出分画を合
して溶媒を減圧下に留去するとD−6−メチル−8−ニ
トロメチルエルゴリン75即が得られた。Mp.263
−265℃(分解) 元素分析 Cl6H,,N3O2 計算値 Cl67.35:Hl6.7l;Nll4.7
3 実験値 Cl67.O9;Hl6.8l;Nll4.9
3 実施例 5 D−6−メチル−8−ニトロメチルエルゴリンの塩酸塩
実施例4に記載の方法によつで製造したD−6−メチル
−8−ニトロメチルエルゴリン2tをジエチルエーテル
50dに溶かした溶液を攪拌し、過剰の塩化水素を反応
混液に吹き込んだ。
反応混液を▲取すると、D−6−メチル−8−ニトロメ
チルエルゴリンの塩酸塩が白色の結晶性固体として得ら
れた。実施例 6 D−6−メチル−8−(N−メタンスルホニル)アミノ
メチルエルゴリンD−6−メチル−8−アミノメチルエ
ルゴリン720W19をピリジン100dに溶かした溶
液にメタンスルホニルクロリド0.2m1を加えて24
℃で10分間攪拌し、アンモニア水で稀釈して酢酸エチ
ルで抽出した。
有機層を分離して水および飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナ
トリウムで乾燥して蒸発するとD−6−メチル−8−(
N−メタンスルホニル)アミノメチルエルゴリン330
ηが得られた。Mp.225℃(分解) 元素分析 Cl7H23N3SO2 計算値 Cl6l.23;Hl6.95;Nll2.6
O;S,9.62 実験値 Cl6l,29;H,6.72;Nll2.4
l:Sl9.35 実施例 7 D−6−メチル−8−(N−メタンスルホニル)アミノ
メチルエルゴリン メタンスルホネート実施例6に記載
の方法によつて製造したD−6一メチル一8−(N−メ
タンスルホニル)アミノメチルエルゴリン3001!1
fをメタノール150r111に溶かした溶液を攪拌し
て24℃に冷却し、メタンスルホン酸0.2dおよびメ
タノール10dから成る溶液を滴下した。
減圧下に溶触を留去してテトラヒドロフラン75dで稀
釈し、結晶化してr取するとD−6−メチル−8−(N
−メタンスルホニル)アミノメチルエルゴリンメタンス
ルホネート230119が結晶性の固体として得られた
。Mp.242−244℃(分解)元素分析 Cl8H
27N3O5S2 計算値 Cl5O.33:Hl6.34;Nl9.78
;Sll4.93 実験値 Cl5O.26;Hl6.2l Nl9.55;Sll4.65 実施例 8 D−6−メチル−8−(2−メチルスルフイニルエチル
)エルゴリン メタンスルホネート実施例1に記載の方
法によつて製造したD−6ーメチル−8−(2−メタン
スルフイニルエチル)エルゴリン4107!9をテトラ
ヒドロフラン75m1に溶かした溶液を攪拌し、メタン
スルホン酸0.10dおよびテトラヒドロフラン10m
1から成る溶液を加えた。
反応混合物を▲取し、メタノール−テトラヒドロフラン
混液から再結晶して乾燥するとD−6−メチル−8−(
2−メチルスルフイニルエチル)エルゴリンメタンスル
ホネート340ηが結晶性の固体として得られた。Mp
.224−225℃(分解) 元素分析 Cl9H28N2O4S2 計算値 Cl55.3l;Hl6.84;Nl6.79
;Sll5.54 実験値 Cl55.O8:Hl7.lO;Nl6,62
;Sll5.25 実施例 9 D−6−メチル−8−(N−ホルミル)アミノメチルエ
ルゴリン水素化ナトリウム960W1gをジメチルスル
ホキシド100dに溶かした溶液を窒素雰囲気中で攪拌
し、80℃で40分間加熱した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式で表わされる化合物およびその薬学的に
    許容される塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Rは−CH_2SOCH_3、ニトロまたはイ
    ソシアノを表わす。 〕。
JP145576A 1976-01-01 1976-01-01 新規エルゴリン誘導体 Expired JPS5910358B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01120556U (ja) * 1988-02-05 1989-08-15
JPH0482052U (ja) * 1990-11-27 1992-07-16
JPH086121Y2 (ja) * 1990-02-28 1996-02-21 油谷重工株式会社 建設機械のアーム構造

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