JPS5942860A - 芳香性顆粒状組成物の製造法 - Google Patents

芳香性顆粒状組成物の製造法

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JPS5942860A
JPS5942860A JP57152100A JP15210082A JPS5942860A JP S5942860 A JPS5942860 A JP S5942860A JP 57152100 A JP57152100 A JP 57152100A JP 15210082 A JP15210082 A JP 15210082A JP S5942860 A JPS5942860 A JP S5942860A
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JP
Japan
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extraction residue
protein
soybean
weight
granular composition
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Pending
Application number
JP57152100A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Bessho
別所 和敏
Naganori Kitawaki
北脇 永典
Toshihiko Yamazaki
俊彦 山崎
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、大豆抽出残渣を利用する顆粒状組成物の製造
法に関する。
水分を多量に含有する食品素材、飼料素材は商品的にみ
ると流通時に取扱いが不便であること、腐敗を起こしや
すく保存性が悪いことなどの欠点があシ、また水を含む
が故に用途も限定されることが多い。このために、近年
の乾燥技術の進歩に伴ない、従来は液状またはペースト
状で用いていたものであっても、これを乾燥し粉末化す
ることが多くなった。たとえば、粉末味噌、粉末しよう
油はこのような状況から生まれたものであって、粉末化
したことによシ即席スープの累のような粉末状調味料組
成物への混入も可能となった。
しかしながら、従来の粉末化技術、たとえば噴霧乾燥、
凍結乾燥によって得られる粉末品には、微粉末であるこ
とから使用時に粉塵を生ずるなど取扱いが不便で、さら
に他の粉末原料と混合使用する場合に、粒度の違いによ
って分級するなどの欠点がある。特に、乾燥工程で本来
の芳香性が減少し、品質的に満足すべきものが得られて
いない。
そこで、最近は、上記のような粉末化に伴なう欠点をな
くするために、液状またはペースト状の食品素材または
飼料素材を顆粒化する方法が種々検討されている。しか
しながら、従来の顆粒化法は、液体またはペーストの原
料を−たん粉末化して造粒しているためにやはシ芳香性
の良好なものが得られないし、さらにこのような粉末品
を用いると顆粒化が困難であって作業性が悪いばかシか
形状的にも劣るものである。
こうした状況に鑑み、本発明者らは液状またはペースト
状の食品素材または飼料素材を水分を含んだtま造粒化
する方法につき種々検討した結果、大豆から可溶性成分
の一部または全部の可溶性成分を除去して得られる大豆
抽出残渣を混和して顆粒化することによシ、上記の種々
の欠点が悉く解消できることを見出し、さらに検討して
本発明を完成した。
すなわち、本発明は乾物基準でタンパク質含量が50重
重量以下、タンパク質以外の可溶性成分が30重量%以
下でかつ不溶性成分が40重重量以上の大豆抽出残渣を
、固形分20〜80M量%の芳香性を有したままでは粉
末化困難す粘稠性流動物に混和せしめ、次いで造粒する
ことを特徴とする芳香性顆粒状組成物の製造法、である
本発明でいう大豆抽出残渣とは、たとえば次の方法によ
り製造されたものである。すなわち、大豆または脱脂大
豆から何らかの方法で一部または全部の、タンパク質お
よびその他の可溶性成分を除去して、乾物基準でタンパ
ク質約50M、1196以下、タンパク質以外の可溶性
成公約30重i%以下かつ不溶性成分約40重量%以上
を含むものをいう。さらに好ましくは、タンパク質含量
約30重景%以下、タンパク質以外の可溶性成公約i。
重量%以下かつ不溶性成分約60重量%以上のものがよ
い。原料の大豆は、脱脂しているものでもよいし脱脂し
ていないものでもよい。
ここで、タンパク質以外の可溶性成分としては、たとえ
ば蔗糖、ヲフイノーヌ、スタキオースのような少糖類、
クエン酸、リンゴ酸などの有機酸。
可溶性無機塩類などかあシ、また不溶性成分としては、
たとえば常温の水で抽出されないあるいはサレにくいヘ
ミセルロース、セルロース、ペクチン質のような多糖類
などがある。
大豆または脱脂大豆からタンパク質およびそれ以外の可
溶性成分を除去する方法としては、たとえば大豆または
脱脂大豆を約2〜20倍量の水または弱アμカリ水溶液
(例、約pH9の水酸化ナトリウム水溶液)などの水性
溶媒で抽出し、濾過・遠心分離などで抽出液を除去して
大豆抽出残渣を得る方法などがあげられる。このとき抽
出温度、抽出時間などは適宜さだめられるが一般には約
15〜100℃、約15分〜2時間が用いられるこのよ
うな抽出操作を2回以上くυ返えしてもよい。また、と
くに低タンパク含量の大豆抽出残渣を得たい場合には、
抽出に用いる溶媒のpHを高めればよい(例、pH約1
1の水酸化ナトリウム水溶液)。以上の例はタンパク質
とそれ以外の可溶性成分を同時に除去する方法であるが
、まず、可溶性成分を抽出除去し、次にタンパク質を抽
出除去して目的とする大豆抽出残渣を得ることもできる
。たとえば、大豆または脱脂大豆をまずpH約4.5前
後に調整した水溶液、あるいはエタノールのような親水
性有機溶媒を含む水溶液で抽出して非タンパク態の可溶
性成分を除き、次いで中性ないしアルカリ性の水性溶媒
でタンパク質を抽出除去して大豆抽出残渣を得ることも
できる。以上何れの方法においてもタンパク質の抽出を
たすけるため、タンパク質分解酵素(例、プロナーゼハ
ハイン)を利用してもよい。
本発明においては、通常、上記のような方法で得た大豆
抽出残渣を適宜の方法で水分含量を約10重量%以下と
なるように乾燥したものを用いる。
その粒度は、特に限定されないが、通常、0.15關よ
シ細かい粒径のものが約80%以上含まれるものを用い
るのが好ましい。
次に、本発明で顆粒化の対象となるものは、固形分20
〜80重量%の芳香性を有したままでは粉末化困難な流
動性粘稠物である。すなわち、液状またはペースト状を
呈し、粉末化によって有効な芳香成分が失なわれるよう
なものは全てその対象とすることができるが、主たる対
象としては、各種の食品または飼料、あるいはこれらの
素材が挙げられる。
粘稠性流動物の具体例としては、果汁類(例、オレンジ
果汁、リンゴ果汁、ぶどう果汁、プμmン果汁、ももピ
ユーレ、トマトピユーレ)、野菜・薬草エキス類(例、
ガーリックエキス、オニオンエキス、朝鮮人参エキス、
祠杷エキヌ、アロエエキス)、天然調味料類(例、動植
物たん白加水分解物、酵母エキス、畜肉エキス、魚肉エ
キス、貝エキス、茸エキス、海藻エキス)、醗酵調味料
類(例、味噌、しょう油)、ソース類(例、ウスターソ
ース、トマトソース、タルタルソース、ドミグラスソー
ス)などが挙げられる。これらの流動性粘稠物は必要に
応じ2種以上配合したものでもよい。
次に、本発明において大豆抽出残渣を粘稠性流動物に混
和せしめ、造粒する方法としては、たとえば次のような
実施方法が挙げられる。
大豆抽出残渣の混和量は、顆粒化の対象となる粘稠性流
動物の種類・水分量や造粒の方法によって異なるが、通
常、出来上りの顆粒状組成物中に占める割合が約10〜
80重量%、好ましくは約10〜50重量%となるよう
な範囲から適宜選択される。上記の混和量よシも少ない
場合には、芳香性の捕捉効果が顕著でなかったシ造粒化
が困難となることが多く、また上記の量よシも多い場合
には相対的に製品中に占める流動性粘稠物の含量が少な
くなし、好ましくないことが多い。
具体的な造粒方法としては、押出造粒法あるいは攪拌造
粒法が有利に適用できる。押出造粒法を採用する場合に
は予じめ大豆抽出残渣と流動性粘稠物は最初に充分に混
和される。この混和の目的は、粘稠性流動物の水分を大
豆抽出残渣に吸収せしめ、次工程の造粒化が円滑に実施
できるような均一な混合物を調製することにある。混和
方法は特に限定がなく、たとえば従来公知の捏和機、摺
潰機、混合機(例、リボンミキサー、高速混合機)を用
いることができる。次いで、得られた混合物を、たとえ
ばスクリュー型押出造粒機、ブレード型押出造粒機に供
給し、穴径0.5〜5imφのスクリーンを通して造粒
する。
一方、攪拌造粒法の場合は大豆抽出残渣およびその他の
粉末原料を攪拌造粒機に投入し混合を行なった後、攪拌
を続けなから粘稠性流動物質を滴下もしくは噴霧し、両
者を混和しつつ造粒を行なうことができる。
上記の方法で得られた造粒物は、通常、約50〜100
℃で乾燥に付し、水分約10%以下の乾燥物とし、必要
に応じて篩別し、芳香性顆粒状組成物を得る。
本発明の製造法においては、大豆抽出残渣および流動性
粘稠物以外に適宜の副原料あるいは添加物を使用するこ
とができる。その例としては、甘味料(例、蔗糖、乳糖
、ブドウ糖)、酸味料(例、クエン酸、リンゴ酸)、呈
味料(例、L−グルタミン酸ナトリウム、核酸系調味料
、コハク酸、アミノ酸)、栄養素(例、ビタミン類、ミ
ネヲμ類)、抗生物質、賦形剤(例、デキストリン、小
麦粉、コーンスターチ、馬鈴薯デンプンl:a)。
香料1着色料などが挙げられる。
本発明の製造法によると、液状またはペースト状を呈す
る流動性粘稠物の芳香性成分等の有効成分を高含量に有
した状態で作業性良く顆粒化することができる。しかも
、その顆粒状組成物は吸湿性が防止されておシ、保管あ
るいは輸送中等においても品質的に極めて安定なもので
ある。
上記のような効果は、大豆抽出残渣の使用によってはじ
めて得られるもめである。たとえば、吸水性および保水
性に富む物質としては、大豆たん白質、小麦たく白質、
卵白粉末、寒天、ゼラチン、天然糊料(例、グアーガム
、ローカストビーンガム)が知られているが、これらを
使用すると、l)少量の添加でも粘着力が強すぎて顆粒
化に困難をきたす、2)防湿効果が弱い、3)pHある
いは加熱による影響を受は案すい、4)原料コストが高
い、等の欠点がある。大豆抽出残渣には、上記のような
欠点は実用上にkんど認められない。
この結果、本発明方法は各種調味料類、飼料用組成物、
果汁含有組成物、健康食品等の顆粒化に広範に適用でき
る。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 常法によシ得たガーリックエキス(固形分70% ) 
30 kg 、米糖57.5kgに大豆抽出残渣(商品
名:5Z−2,式日薬品工業)12.5kgを加えて回
分式捏和機によって室温で十分に混合した。
次いで、得られた混合物をス、クリユー型押出造粒装置
で穴径2mmφのスクリーンを通して造粒した。
このものを、温度約80〜90tEで流動層乾燥を行な
って、水分6%の顆粒状組成物を得た。木製品は、吸湿
性が防止されてお夛保管時の固結現象が認められず、し
かもガーリックフレーバーが顕著に感じられて飼料用組
成物として好適であった。
実施例2 攪拌造粒装置を用い、グラニュー糖52.5kg、大豆
抽出残渣(商品名:sz−2)x5kg、 クエン酸1
.5kgおよび香料1kgを均一に混合した後、常法に
よシ得た濃縮オレンジ果汁(固形分54%)30kgを
滴下しなから造粒を行った。得られた粒状物を温度約7
0℃で流動層乾燥を行ない、水分15Mの顆粒状組成物
を得た。
本製品を食したところ、オレンジ果汁の良好なフレーバ
ーが感じられ、果汁入食品として好適であった。
実施例3 常法によシ得た動物たん白加水分解物(固形量50%)
39kg、L−グルタミン酸ナトリウム10kg、食塩
15kg、乳糖30kg、クエン酸0.5kgおよび大
豆抽出残渣(商品名:5Z−2)14゜51(gを均一
に混合した。このものを、スクリュー型押出造粒装置で
穴径1.2闘φのスクリーンを用いて造粒後、約80℃
で流動層乾燥を行なって水分296の顆粒状組成物を得
た。
木製品は、吸湿性が弱く、保管時の固結現象が認められ
ず、しかも動物たん白加水分解物としての良好な呈味性
が1りり、食品加工用調味料として好ましいものであっ
た。
Q1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 乾物基準でタンパク質含量が50重量%以下、タンパク
    質以外の可溶性成分が30重量%以下でかつ不溶性成分
    が40重量%以上の大豆抽出残渣を、固形分20〜80
    重量%の芳香性を有したままでは粉末化困難な粘稠性流
    動物に混和せしめ、次いで造粒することを特徴とする芳
    香性顆粒状組成物の製造法。
JP57152100A 1982-09-01 1982-09-01 芳香性顆粒状組成物の製造法 Pending JPS5942860A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622727A (ja) * 1992-07-07 1994-02-01 Togo Kuroiwa 天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品
JPH07213250A (ja) * 1994-02-03 1995-08-15 Matsutani Chem Ind Ltd 顆粒状調味料の製造法
JP2015198588A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 理研ビタミン株式会社 食用エキス加工品の製造方法及び食用エキス特有の不快臭のマスキング方法
CN111838486A (zh) * 2020-08-03 2020-10-30 姜学工 一种肉苁蓉固体颗粒饮料及其制备方法

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