JPH0622727A - 天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品 - Google Patents
天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品Info
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- JPH0622727A JPH0622727A JP4201859A JP20185992A JPH0622727A JP H0622727 A JPH0622727 A JP H0622727A JP 4201859 A JP4201859 A JP 4201859A JP 20185992 A JP20185992 A JP 20185992A JP H0622727 A JPH0622727 A JP H0622727A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 天然型ビタミンCを高単位に且つ安定状態に
保持した栄養補助食品を提供する。 【構成】 ケール粉末、クロレラ粉末のような食用粉末
をベースパウダーに設定する。このベースパウダーに賦
形剤としてアセロラ果汁液を添加して任意の形状に成形
する。
保持した栄養補助食品を提供する。 【構成】 ケール粉末、クロレラ粉末のような食用粉末
をベースパウダーに設定する。このベースパウダーに賦
形剤としてアセロラ果汁液を添加して任意の形状に成形
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアセロラ果汁液を賦形剤
として用いた天然型ビタミンCを多量に含有してなる栄
養補助食品に関するものである。
として用いた天然型ビタミンCを多量に含有してなる栄
養補助食品に関するものである。
【0002】
【発明の背景】ビタミンCが保健上重要な栄養素である
ことは今更論ずるまでもないが、現在、ビタミンCは工
業的製造法としてブドウ糖の水溶液を原料として、濃硫
酸や塩酸等を使用して幾多の反応を繰り返し、最後にア
スコルビン酸として取り出しビタミンCとして使用して
いるのが殆どである。なお、調味料としてのアミノ酸等
も工業的には塩酸等を使用して製造されているが、塩酸
処理の副反応としてクロロプロパンジオール(MCP)
が生成されることが指摘されている。MCPはタンパク
質の塩酸分解物に含まれる変異原物質の一部で、有機塩
素系の副生成物であるが、遺伝子に傷を付け細胞に突然
変異を起こす物質として知られている。東京水産大学と
国立公衆衛生院の共同研究によるとタンパク質の塩酸加
水分解物83点のうち、有機塩素系物質のMCPが20
点から平均0.045ppm、最高0.29ppm検出
されている。また、このMCP以外にMCPよりも強い
未知の変異物質も含まれていることも判明している。
ことは今更論ずるまでもないが、現在、ビタミンCは工
業的製造法としてブドウ糖の水溶液を原料として、濃硫
酸や塩酸等を使用して幾多の反応を繰り返し、最後にア
スコルビン酸として取り出しビタミンCとして使用して
いるのが殆どである。なお、調味料としてのアミノ酸等
も工業的には塩酸等を使用して製造されているが、塩酸
処理の副反応としてクロロプロパンジオール(MCP)
が生成されることが指摘されている。MCPはタンパク
質の塩酸分解物に含まれる変異原物質の一部で、有機塩
素系の副生成物であるが、遺伝子に傷を付け細胞に突然
変異を起こす物質として知られている。東京水産大学と
国立公衆衛生院の共同研究によるとタンパク質の塩酸加
水分解物83点のうち、有機塩素系物質のMCPが20
点から平均0.045ppm、最高0.29ppm検出
されている。また、このMCP以外にMCPよりも強い
未知の変異物質も含まれていることも判明している。
【0003】一方、タンパク質の酵素分解や熱湯抽出等
自然的手法によって得られたアミノ酸からは、全く異常
物質は検出されていない。ビタミンCの工業的製造法に
おいてもブドウ糖を塩酸等で処理する関係上全く無害と
はいえない。本発明は生命体の重大さに鑑み工業的製法
による前記した従来のビタミンCの欠点を憂慮して、安
全無害な天然型ビタミンCを多量に含有した栄養補助食
品を提供しようとするものである。
自然的手法によって得られたアミノ酸からは、全く異常
物質は検出されていない。ビタミンCの工業的製造法に
おいてもブドウ糖を塩酸等で処理する関係上全く無害と
はいえない。本発明は生命体の重大さに鑑み工業的製法
による前記した従来のビタミンCの欠点を憂慮して、安
全無害な天然型ビタミンCを多量に含有した栄養補助食
品を提供しようとするものである。
【0004】前記したように、現在はブドウ糖の水溶液
から塩酸等を使用してビタミンCが工業的に製造されて
いる。ところが塩酸処理によるビタミンCは有機塩素系
の副生成物等の危険をはらんでいることは明らかであ
る。また、ビタミンCの水溶液は光や熱、空気に触れる
と分解し易く保存性の点で問題があることが指摘されて
いる。本発明者らは、天然型ビタミンCを多量に含み、
且つ保存性にも優れた栄養補助食品を得るべく鋭意研究
開発に努めた結果、西インド諸島や南米など熱帯地方を
原産地とするトロピカルフルーツの一種であるアセロラ
(ACEROLA)の果実に多量の天然型ビタミンCが
含まれていることに着目し、このアセロラ果汁液の原液
または濃縮液を、ケール粉末、クロレラ粉末、穀類粉末
のような食用粉末からなるベースパウダーの賦形剤とし
て使用することにより所期する分量の天然型ビタミンC
を含み、且つ固体または粉体状で保存性にも優れた栄養
補助食品を得るに到り本発明を完成したものである。し
たがって本発明の目的は、化学合成的に製造されたビタ
ミンCの弊害を除去し、天然型ビタミンCの有効な栄養
効果を利用した栄養補助食品を提供することにある。
から塩酸等を使用してビタミンCが工業的に製造されて
いる。ところが塩酸処理によるビタミンCは有機塩素系
の副生成物等の危険をはらんでいることは明らかであ
る。また、ビタミンCの水溶液は光や熱、空気に触れる
と分解し易く保存性の点で問題があることが指摘されて
いる。本発明者らは、天然型ビタミンCを多量に含み、
且つ保存性にも優れた栄養補助食品を得るべく鋭意研究
開発に努めた結果、西インド諸島や南米など熱帯地方を
原産地とするトロピカルフルーツの一種であるアセロラ
(ACEROLA)の果実に多量の天然型ビタミンCが
含まれていることに着目し、このアセロラ果汁液の原液
または濃縮液を、ケール粉末、クロレラ粉末、穀類粉末
のような食用粉末からなるベースパウダーの賦形剤とし
て使用することにより所期する分量の天然型ビタミンC
を含み、且つ固体または粉体状で保存性にも優れた栄養
補助食品を得るに到り本発明を完成したものである。し
たがって本発明の目的は、化学合成的に製造されたビタ
ミンCの弊害を除去し、天然型ビタミンCの有効な栄養
効果を利用した栄養補助食品を提供することにある。
【0005】
【発明の構成】前記目的を達成するための本発明の構成
を詳述すれば、ケール粉末、クロレラ粉末、穀類粉末な
どの食用粉末をベースパウダーに設定し、当該ベースパ
ウダーに賦形剤としてアセロラ果汁液を添加し、これを
任意の形状に成形してなることを特徴とする天然型ビタ
ミンCを多量に含有する栄養補助食品であり、本発明栄
養補助食品100g中に150mg以上のビタミンCが
含有されていることが確認された。
を詳述すれば、ケール粉末、クロレラ粉末、穀類粉末な
どの食用粉末をベースパウダーに設定し、当該ベースパ
ウダーに賦形剤としてアセロラ果汁液を添加し、これを
任意の形状に成形してなることを特徴とする天然型ビタ
ミンCを多量に含有する栄養補助食品であり、本発明栄
養補助食品100g中に150mg以上のビタミンCが
含有されていることが確認された。
【0006】前記したように、ビタミンCは本来水に溶
け易く、且つ熱、光線、酸素等によって壊れ易いもの
で、アセロラ果実も例外なく腐敗が早くその保存は容易
なことではない。そのため通常冷凍保存が行われてい
る。また、アセロラの搾汁液も速やかに冷凍しなければ
ビタミンCの減少は免れない。そこで本発明ではアセロ
ラ果汁液を公知の低温真空蒸溜法などで濃縮して適度に
酸度を調整した後、これをケール(無結球キャベツ)粉
末、クロレラ粉末あるいは焙煎処理した大豆粉末などの
穀類粉末からなるベースパウダー中に賦形剤として添加
し、ある程度乾燥させた後、既存の打錠機で成形して保
存性に優れた天然型のビタミンCを150mg/100
g以上含有する固体状の栄養補助食品としたものであ
る。なお、本発明栄養補助食品の形態は上記した固体状
以外にも、これをさらに解砕機にかけて粉体状になすよ
うにしてもよいのは勿論である。
け易く、且つ熱、光線、酸素等によって壊れ易いもの
で、アセロラ果実も例外なく腐敗が早くその保存は容易
なことではない。そのため通常冷凍保存が行われてい
る。また、アセロラの搾汁液も速やかに冷凍しなければ
ビタミンCの減少は免れない。そこで本発明ではアセロ
ラ果汁液を公知の低温真空蒸溜法などで濃縮して適度に
酸度を調整した後、これをケール(無結球キャベツ)粉
末、クロレラ粉末あるいは焙煎処理した大豆粉末などの
穀類粉末からなるベースパウダー中に賦形剤として添加
し、ある程度乾燥させた後、既存の打錠機で成形して保
存性に優れた天然型のビタミンCを150mg/100
g以上含有する固体状の栄養補助食品としたものであ
る。なお、本発明栄養補助食品の形態は上記した固体状
以外にも、これをさらに解砕機にかけて粉体状になすよ
うにしてもよいのは勿論である。
【0007】従来はケール粉末やクロレラ粉末、さらに
は澱粉等をベースとして栄養補助食品を製造する場合、
エタノール、アマノール、アミコールなどを賦形剤とし
て該粉体中に添加していたが、勿論これらの賦形剤では
食品中のビタミンCの増加は全く期待することができな
かった。本発明はこれらの賦形剤にかわりアセロラ果汁
液を用いて製品を成形し、同時に栄養補助食品中の天然
型ビタミンCの増強に成功したものである。特に、ケー
ル粉末やクロレラ粉末をベースパウダーに設定した場合
には、これら粉末が有する葉緑素は本来ビタミンCと共
存してこそ、その相乗効果によって諸効能を発揮するも
ので、本発明は天然型ビタミンCを補強することによっ
て食品中の葉緑素の栄養を保持すると共に、天然型ビタ
ミンCの安定した供給が可能となるものである。しかも
ビタミンCは果汁液のように水に溶けている場合は減少
が早いが、他の材料をベースにして粉末や固形化すると
比較的に安定して、水溶時よりも長期の保存が可能とな
るものである。
は澱粉等をベースとして栄養補助食品を製造する場合、
エタノール、アマノール、アミコールなどを賦形剤とし
て該粉体中に添加していたが、勿論これらの賦形剤では
食品中のビタミンCの増加は全く期待することができな
かった。本発明はこれらの賦形剤にかわりアセロラ果汁
液を用いて製品を成形し、同時に栄養補助食品中の天然
型ビタミンCの増強に成功したものである。特に、ケー
ル粉末やクロレラ粉末をベースパウダーに設定した場合
には、これら粉末が有する葉緑素は本来ビタミンCと共
存してこそ、その相乗効果によって諸効能を発揮するも
ので、本発明は天然型ビタミンCを補強することによっ
て食品中の葉緑素の栄養を保持すると共に、天然型ビタ
ミンCの安定した供給が可能となるものである。しかも
ビタミンCは果汁液のように水に溶けている場合は減少
が早いが、他の材料をベースにして粉末や固形化すると
比較的に安定して、水溶時よりも長期の保存が可能とな
るものである。
【0008】
(1)ケール乾燥粉末300gに対し、賦形剤としてア
セロラ果汁液(酸度1.26%、ビタミンC1.69
%)を100ミリリットル混合して攪拌し、約400g
のメッシュ1.4φの顆粒を得た後、40℃で約6時間
乾燥後粉末化して(製品は顆粒のまま、又は打錠機を使
用して任意の成形も可能である)表1中の1に示すビタ
ミンC及び葉緑素含有の栄養補助食品を得た。 (2)ケール乾燥粉末285g(95%)に、クロレラ
粉末15g(5%)を配合し、賦形剤としてアセロラ果
汁液(酸度1.56%、ビタミンC1.57%)150
ミリリットルを混合撹拌して、約450gのメッシュ
0.7φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥して打
錠機で成形し、表1中の2に示すビタミンC及び葉緑素
含有の栄養補助食品を得た。 (3)クロレラ粉末270g(90%)に、乳糖30g
(10%)を配合し、賦形剤としてアセロラ果汁濃縮液
(酸度3.21%、ビタミンC3.85%)を200ミ
リリットル混入撹拌して、約500gのメッシュ1.4
φの顆粒を得た後、約6時間乾燥させ、打錠機で成形し
て表1中の3に示すビタミンCと葉緑素を含有する栄養
補助食品を得た。 (4)ライズモロミ乾燥粉末(玄米醗酵乾燥粉末)27
0g(54%)、黒大豆焙炒粉末30g(6%)、乳糖
90g(18%)、粉糖90g(18%)、澱粉5g
(1%)、アミコール15g(3%)を混合して、それ
に賦形剤として実施例(2)と同様のアセロラ果汁液を
150ミリリットル混入撹拌して、約650gのメッシ
ュ0.8φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥した
後、打錠機で成形して表1の4に示すビタミンC含有の
栄養補助食品を得た。 (5)ケール乾燥粉末475g(95%)に、クロレラ
粉末25g(5%)を混合し、賦形剤としてアセロラ果
汁濃縮液(酸度3.21%、ビタミンC3.85%)を
250ミリリットルを混合撹拌して、約750gのメッ
シュ1.2φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥し
て、打錠機で成形し、表1の5に示すビタミンCと葉緑
素含有の栄養補助食品を得た。 (6)黄大豆焙炒粉末450g(90%)、ケール粉末
45g(9%)、クロレラ粉末5g(1%)を混合攪拌
して、それに賦形剤としてアセロラ果汁濃縮液(酸度
8.2%、ビタミンC15.3%)を450ミリリット
ル混合攪拌し、約1Kgのメッシュ1.2φの顆粒を得
た後、40℃で約6時間乾燥して打錠機で成形し、表1
の6に示すビタミンCと葉緑素含有の栄養補助食品を得
た。 (7)黄大豆焙炒粉末500g(100%)に実施例
(6)と同様のアセロラ果汁濃縮液を500ミリリット
ル混入攪拌して約1Kgのメッシュ1.2φの顆粒を得
た後、40℃で約6時間乾燥して打錠機で成形し、表1
の7に示すビタミンC含有の栄養補助食品を得た。
セロラ果汁液(酸度1.26%、ビタミンC1.69
%)を100ミリリットル混合して攪拌し、約400g
のメッシュ1.4φの顆粒を得た後、40℃で約6時間
乾燥後粉末化して(製品は顆粒のまま、又は打錠機を使
用して任意の成形も可能である)表1中の1に示すビタ
ミンC及び葉緑素含有の栄養補助食品を得た。 (2)ケール乾燥粉末285g(95%)に、クロレラ
粉末15g(5%)を配合し、賦形剤としてアセロラ果
汁液(酸度1.56%、ビタミンC1.57%)150
ミリリットルを混合撹拌して、約450gのメッシュ
0.7φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥して打
錠機で成形し、表1中の2に示すビタミンC及び葉緑素
含有の栄養補助食品を得た。 (3)クロレラ粉末270g(90%)に、乳糖30g
(10%)を配合し、賦形剤としてアセロラ果汁濃縮液
(酸度3.21%、ビタミンC3.85%)を200ミ
リリットル混入撹拌して、約500gのメッシュ1.4
φの顆粒を得た後、約6時間乾燥させ、打錠機で成形し
て表1中の3に示すビタミンCと葉緑素を含有する栄養
補助食品を得た。 (4)ライズモロミ乾燥粉末(玄米醗酵乾燥粉末)27
0g(54%)、黒大豆焙炒粉末30g(6%)、乳糖
90g(18%)、粉糖90g(18%)、澱粉5g
(1%)、アミコール15g(3%)を混合して、それ
に賦形剤として実施例(2)と同様のアセロラ果汁液を
150ミリリットル混入撹拌して、約650gのメッシ
ュ0.8φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥した
後、打錠機で成形して表1の4に示すビタミンC含有の
栄養補助食品を得た。 (5)ケール乾燥粉末475g(95%)に、クロレラ
粉末25g(5%)を混合し、賦形剤としてアセロラ果
汁濃縮液(酸度3.21%、ビタミンC3.85%)を
250ミリリットルを混合撹拌して、約750gのメッ
シュ1.2φの顆粒を得た後、40℃で約6時間乾燥し
て、打錠機で成形し、表1の5に示すビタミンCと葉緑
素含有の栄養補助食品を得た。 (6)黄大豆焙炒粉末450g(90%)、ケール粉末
45g(9%)、クロレラ粉末5g(1%)を混合攪拌
して、それに賦形剤としてアセロラ果汁濃縮液(酸度
8.2%、ビタミンC15.3%)を450ミリリット
ル混合攪拌し、約1Kgのメッシュ1.2φの顆粒を得
た後、40℃で約6時間乾燥して打錠機で成形し、表1
の6に示すビタミンCと葉緑素含有の栄養補助食品を得
た。 (7)黄大豆焙炒粉末500g(100%)に実施例
(6)と同様のアセロラ果汁濃縮液を500ミリリット
ル混入攪拌して約1Kgのメッシュ1.2φの顆粒を得
た後、40℃で約6時間乾燥して打錠機で成形し、表1
の7に示すビタミンC含有の栄養補助食品を得た。
【表1】
【0009】
(1)ケール乾燥粉末19.7Kg、コーンスターチ
0.2Kg、赤玉デキストリン0.1Kg、エタノール
4.25リットル、水5.25リットルを混合撹拌して
約29.5kgのメッシュ1.4φの顆粒を得て、40
℃で約6時間乾燥後、表2の1に示すビタミンC、葉緑
素含有の栄養補助食品を得た。 (2)ライズモロミ粉末(玄米醗酵乾燥粉末)5.4K
g(54%)、黒大豆焙炒粉末0.6Kg(6%)、乳
糖1.8Kg(18%)、粉糖1.8Kg(18%)、
澱粉0.1Kg(1%)、アミコール3Kg(3%)、
アマノール6リットル、酢酸液6リットルを混合撹拌し
て約25Kgのメッシュ0.8φの顆粒を得て、40℃
で約6時間乾燥後打錠機で成形して、表2の2に示すデ
ータの栄養補助食品を得た。 (3)ケール粉末単体のビタミンCは148mg/10
0g、葉緑素は701mg/100gであった。(表2
の3) (4)クロレラ粉末単体のビタミンCは24mg/10
0g、葉緑素は2.54%であった。(表2の4)
0.2Kg、赤玉デキストリン0.1Kg、エタノール
4.25リットル、水5.25リットルを混合撹拌して
約29.5kgのメッシュ1.4φの顆粒を得て、40
℃で約6時間乾燥後、表2の1に示すビタミンC、葉緑
素含有の栄養補助食品を得た。 (2)ライズモロミ粉末(玄米醗酵乾燥粉末)5.4K
g(54%)、黒大豆焙炒粉末0.6Kg(6%)、乳
糖1.8Kg(18%)、粉糖1.8Kg(18%)、
澱粉0.1Kg(1%)、アミコール3Kg(3%)、
アマノール6リットル、酢酸液6リットルを混合撹拌し
て約25Kgのメッシュ0.8φの顆粒を得て、40℃
で約6時間乾燥後打錠機で成形して、表2の2に示すデ
ータの栄養補助食品を得た。 (3)ケール粉末単体のビタミンCは148mg/10
0g、葉緑素は701mg/100gであった。(表2
の3) (4)クロレラ粉末単体のビタミンCは24mg/10
0g、葉緑素は2.54%であった。(表2の4)
【表2】
【0010】表1中の1は前記したように実施例(1)
に係る栄養補助食品のビタミンCと葉緑素のデータであ
る。ケール粉末単体のビタミンCと葉緑素の含有量は表
2中の3に示すとおりで、比較例(1)のアセロラ果汁
液を賦形剤として使用しない在来の製法によるケール製
品のビタミンCの122mg/100gに比べ、実施例
(1)のビタミンCの含有量は579mg/100gを
示し、約4.7倍で本発明の有効性が顕著である。表1
中の2はケール粉末にクロレラを混合してアセロラ果汁
液を賦形剤として使用したビタミンCと葉緑素のデータ
で、ビタミンCがアセロラ果汁液を賦形剤として使用し
ない比較例(1)に比べ、約6倍の816mg/100
gを示し、クロレラ添加で葉緑素も約2倍の465mg
/100gを示している。更に、実施例(3)のクロレ
ラと乳糖に、アセロラ果汁濃縮液を賦形剤として使用し
たビタミンCの含有量は、比較例の表2中の4のクロレ
ラ単体の24mg/100gに比べ、実に52倍の1.
25%を示している。表1の4のデータは実施例(4)
のビタミンCの含有量を示すもので、本製品はアセロラ
果汁液を全く使用しない場合のビタミンCは、表2の2
に示す通り0であるのに比べ356mg/100gを示
し、アセロラ果汁液を賦形剤として使用する本発明の栄
養補助効果を証明している。表1の5のデータは実施例
(5)のデータで、ケールとクロレラの配合比は実施例
(2)と全く同一であるが、賦形剤として使用したアセ
ロラ果汁液の濃度が、実施例(5)の場合は実施例
(2)に比べて約2倍で、従ってビタミンCの含有量も
1.66%と約2倍であり、賦形剤として使用するアセ
ロラ果汁液の濃度によって、ビタミンCの含有量も異な
ることを意味する。表1の6のデータは実施例(6)の
データで、ベースパウダーに穀類粉末の黄大豆の焙炒粉
末とケール粉末を9対1の割合で混合して、賦形剤とし
てアセロラ果汁の高度の濃縮液を混入攪拌して製品を得
たもので、賦形剤としてのアセロラ果汁液の濃縮度が高
いほど製品中のビタミンCの含有量は多くなる。更に、
表1の7のデータは実施例(7)のデータで、全く葉緑
素を含有しない穀類等の粉末のみをベースパウダーに設
定しても、賦形剤としてのアセロラ果汁濃縮液でビタミ
ンCを高度に含有した栄養補助食品を得ることができ
る。このように、ビタミンCを高度に含有した栄養補助
食品ではごく少量の摂取で、一日分のビタミンCの必要
量の栄養補助が可能で、しかもビタミンCが粉体の場合
は水溶液に比べ、比較的に長期間安定しているので旅行
時などの天然型ビタミンCの補給にも、携帯も便利であ
るので好適である。
に係る栄養補助食品のビタミンCと葉緑素のデータであ
る。ケール粉末単体のビタミンCと葉緑素の含有量は表
2中の3に示すとおりで、比較例(1)のアセロラ果汁
液を賦形剤として使用しない在来の製法によるケール製
品のビタミンCの122mg/100gに比べ、実施例
(1)のビタミンCの含有量は579mg/100gを
示し、約4.7倍で本発明の有効性が顕著である。表1
中の2はケール粉末にクロレラを混合してアセロラ果汁
液を賦形剤として使用したビタミンCと葉緑素のデータ
で、ビタミンCがアセロラ果汁液を賦形剤として使用し
ない比較例(1)に比べ、約6倍の816mg/100
gを示し、クロレラ添加で葉緑素も約2倍の465mg
/100gを示している。更に、実施例(3)のクロレ
ラと乳糖に、アセロラ果汁濃縮液を賦形剤として使用し
たビタミンCの含有量は、比較例の表2中の4のクロレ
ラ単体の24mg/100gに比べ、実に52倍の1.
25%を示している。表1の4のデータは実施例(4)
のビタミンCの含有量を示すもので、本製品はアセロラ
果汁液を全く使用しない場合のビタミンCは、表2の2
に示す通り0であるのに比べ356mg/100gを示
し、アセロラ果汁液を賦形剤として使用する本発明の栄
養補助効果を証明している。表1の5のデータは実施例
(5)のデータで、ケールとクロレラの配合比は実施例
(2)と全く同一であるが、賦形剤として使用したアセ
ロラ果汁液の濃度が、実施例(5)の場合は実施例
(2)に比べて約2倍で、従ってビタミンCの含有量も
1.66%と約2倍であり、賦形剤として使用するアセ
ロラ果汁液の濃度によって、ビタミンCの含有量も異な
ることを意味する。表1の6のデータは実施例(6)の
データで、ベースパウダーに穀類粉末の黄大豆の焙炒粉
末とケール粉末を9対1の割合で混合して、賦形剤とし
てアセロラ果汁の高度の濃縮液を混入攪拌して製品を得
たもので、賦形剤としてのアセロラ果汁液の濃縮度が高
いほど製品中のビタミンCの含有量は多くなる。更に、
表1の7のデータは実施例(7)のデータで、全く葉緑
素を含有しない穀類等の粉末のみをベースパウダーに設
定しても、賦形剤としてのアセロラ果汁濃縮液でビタミ
ンCを高度に含有した栄養補助食品を得ることができ
る。このように、ビタミンCを高度に含有した栄養補助
食品ではごく少量の摂取で、一日分のビタミンCの必要
量の栄養補助が可能で、しかもビタミンCが粉体の場合
は水溶液に比べ、比較的に長期間安定しているので旅行
時などの天然型ビタミンCの補給にも、携帯も便利であ
るので好適である。
【0011】
【発明の効果】化学物質をはじめ人体に有害な諸々の物
質が体内に入ると、これらの有害物質を排除するため抗
酸化酵素が働くが、病気時や老化とともにその働きは衰
えるので、必然的に抗酸化物質としての栄養補助が必要
となる。ビタミンCは抗酸化物質としてその栄養効果が
もっとも注目されている。健康人の血液には1デシリッ
トル中に約1mgのビタミンCがあるのに対し、ガン患
者では0.26mgで健康人の4分の1であったという
報告もあるが、ガン患者はそれだけビタミンCの消費が
激しく、ビタミンCの栄養補助が必要になるとされてい
る。ビタミンCは野菜や果物に含まれているが、これら
の食品からだけのビタミンCの摂取では、化学物質の氾
濫している今日の食品の現状では健康な人でもその健康
を維持するには十分とはいえない。そのため1日100
0mg(1g)のビタミンCの栄養補助が必要ともされ
ている。このような健康への不安な現状下に安全で且つ
有効な天然型ビタミンCを、栄養補助食品として提供す
る本発明は、国民の健康維持に大いに寄与するものであ
る。
質が体内に入ると、これらの有害物質を排除するため抗
酸化酵素が働くが、病気時や老化とともにその働きは衰
えるので、必然的に抗酸化物質としての栄養補助が必要
となる。ビタミンCは抗酸化物質としてその栄養効果が
もっとも注目されている。健康人の血液には1デシリッ
トル中に約1mgのビタミンCがあるのに対し、ガン患
者では0.26mgで健康人の4分の1であったという
報告もあるが、ガン患者はそれだけビタミンCの消費が
激しく、ビタミンCの栄養補助が必要になるとされてい
る。ビタミンCは野菜や果物に含まれているが、これら
の食品からだけのビタミンCの摂取では、化学物質の氾
濫している今日の食品の現状では健康な人でもその健康
を維持するには十分とはいえない。そのため1日100
0mg(1g)のビタミンCの栄養補助が必要ともされ
ている。このような健康への不安な現状下に安全で且つ
有効な天然型ビタミンCを、栄養補助食品として提供す
る本発明は、国民の健康維持に大いに寄与するものであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ケール粉末、クロレラ粉末、穀類粉末な
どの食用粉末をベースパウダーに設定し、当該ベースパ
ウダーに賦形剤としてアセロラ果汁液を添加し、これを
任意の形状に成形してなることを特徴とする天然型ビタ
ミンCを多量に含有する栄養補助食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4201859A JPH0622727A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4201859A JPH0622727A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0622727A true JPH0622727A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16448075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4201859A Pending JPH0622727A (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 天然型ビタミンcを多量に含有する栄養補助食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0622727A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1070A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Arusoa Oushiyou:Kk | 美容・健康に有用な加工食品 |
JPH1069A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Arusoa Oushiyou:Kk | 加工食品用バインダーおよびこれを用いる加工食品 |
JP2005320262A (ja) * | 2004-05-06 | 2005-11-17 | Nichirei Foods:Kk | アセロラ種子抽出物を含む血糖値上昇抑制剤およびage生成阻害剤ならびにそれらを含む食品 |
JP2008072974A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Umeken:Kk | ケール100%の造粒物及びその製造方法 |
JP2008086311A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-04-17 | Fancl Corp | 緑色野菜青汁用粉末及びその製造方法 |
JP2009067761A (ja) * | 2007-09-18 | 2009-04-02 | Asuka Corporation:Kk | 錠剤サプリメント |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4949299A (ja) * | 1972-09-14 | 1974-05-13 | ||
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JPS6439977A (en) * | 1987-08-06 | 1989-02-10 | Japan Maize Prod | Production of water-soluble powder food |
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-
1992
- 1992-07-07 JP JP4201859A patent/JPH0622727A/ja active Pending
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950404 |