JP4243662B2 - 顆粒食品の製造方法 - Google Patents
顆粒食品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4243662B2 JP4243662B2 JP2002266677A JP2002266677A JP4243662B2 JP 4243662 B2 JP4243662 B2 JP 4243662B2 JP 2002266677 A JP2002266677 A JP 2002266677A JP 2002266677 A JP2002266677 A JP 2002266677A JP 4243662 B2 JP4243662 B2 JP 4243662B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paste
- viscosity
- weight
- fluidized bed
- powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Dairy Products (AREA)
- Confectionery (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
- Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
- Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、野菜、果物、肉類(魚肉を含む)、乳製品またはココア等の食品を乾燥臭が少なく、香味の高い乾燥させた顆粒状にした顆粒食品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の食品を顆粒にする方法は、加湿により粘着性を呈する微細粉末またはかかる粉末を含む混合微細粉末を、10〜60メッシュの篩目から個々の顆粒を形成するに十分な独立した集団として造粒塔中に落下せしめ、このような状態を保っている間に20cm/秒〜150cm/秒程度のゆるやかな蒸気拡散気流と接触せしめることにより、加湿して粘着性を与えて瞬間的に多孔質顆粒を形成せしめる技術が開示されている(特許文献1参照)。
【0003】
また、バインダーの原料としてココアパウダーに仕込水を加えて蒸気釜中で加熱する事によりココアパウダー中に含まれている糖質を糊化させて低粘度のバインダー液を得、流動層造粒機中で予め流動しているココアパウダーに該バインダー液をスプレーして造粒せしめる技術が開示されている(特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公昭50−26512号公報(第1頁〜3頁)
【特許文献2】
特開平11−69945号公報(第2頁〜4頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、野菜、果物等の植物を乾燥させた場合には、該植物が熱遍歴を受けることにより、香味の消失、変色及び加熱臭が生じて、味に劣化が生じることがある。
【0006】
また、蛋白質と糖とを含有する乳製品を乾燥させた場合にも、同様に該乳製品が熱遍歴を受け、香味の消失及びメイラード反応による褐変と加熱臭が生じることがあるため、乾燥の時間を短くする必要がある。
【0007】
前記植物、例えば、生鮮食料品の範疇であるトマトペースト、モモピューレ、スラリー状化した野菜等の場合には、固形物の一種であるパルプ質を多く含んでおり、また、乳製品の一種である練乳は乳蛋白や乳糖を多く含んでいる。
【0008】
これらは柑橘類の果汁あるいは葡萄果汁等に比べて粘度が高いため、外観的に乳化した状態を呈してバインダーとしての効果を有するペーストになり、これらは10000cP以上の高粘度のペーストとなる。
【0009】
しかしながら、従来のポンプを用いて固形物を含む高粘度のペーストを噴霧させた場合には、該ペーストがポンプ内で焼き付いて噴霧できなくなる、または一定した駆動ができなくなってしまうことがある。
【0010】
そのため、前記特許文献1または特許文献2の方法を用いて、上記の高粘度のペーストを乾燥して顆粒状にさせる場合には、低粘度の液体、即ち、水分を多く含む液体にしなければならず、該低粘度の液体を乾燥させる際に、乾燥に時間がかかることによって、好ましい香りが散失してしまい、香味の良い最終製品を得ることができないという問題点を有する。
【0011】
従って、比較的水分の少ない高粘度ペーストを顆粒化するには、該ペーストに加水する事なく乾燥の時間を短くして、味の劣化を少なくし、変色及び加熱臭を防いで、香味の良い最終製品を得ることを解決しなければならないという課題を有している。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記した従来例の課題を解決する具体的手段として本発明に係る第1の発明として、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることを特徴とする顆粒食品の製造方法を提供するものである。
【0013】
また、本発明に係る第2の発明として、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、該ペーストに、油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合して高粘度のペーストにする工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることを特徴とする顆粒食品の製造方法を提供するものである。
【0014】
この第1及び第2の発明においては、前記野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合した高粘度のペースト、又は該ペーストと、前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストは、40℃における粘度が10000〜80000cPであることを付加的な要件として含むものである。
【0015】
本発明に係る顆粒食品の製造方法は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることにより、香味の消失がなく、変色及び加熱臭のない顆粒状食品が得られ、味の劣化がほとんどなく且つ香味の高い食品にできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、本発明を具体的な実施の形態に基づいて詳しく説明する。
本発明に係る顆粒食品は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペースト状にしたものを用いるものである。
【0017】
このように、選択した食品を磨砕し混合して高粘度のペーストにすることにより、生鮮食料品を顆粒化する場合に、過度の熱遍歴を避けることができるのである。
【0018】
また、必要により野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合した高粘度のペーストと、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる副原料のペーストとを混合した高粘度のペーストを使用しても良く、更に、得られたペーストの粘度が低い場合は、濃縮して高粘度ペーストとして用いても良い。
【0019】
また、流動層造粒機内には、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を予め転動させておき、前記流動層造粒機内に、高粘度のペーストを噴霧手段、例えば、摩擦熱の発生が少なく、輸送圧が比較的低い一軸偏心ネジポンプまたは一軸回転定容積式ポンプ等を用いて前記高粘度のペーストを噴霧ノズルを介して噴霧することにより、該高粘度のペーストを前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させてこれらを顆粒化させる。
【0020】
この一軸偏心ネジポンプとしては、例えば、モーノポンプ(兵神装備株式会社製)などを使用することができ、該モーノポンプについてEP0713974B1には、内部が螺旋構造の中空体内壁を摺動する如く偏心する螺旋構造体のスクリュー(螺旋構造の中空体の中心軸とは異なる)によって流体を輸送可能とした構造のポンプであると説明されている。
【0021】
また、一軸回転定容積式ポンプとしては、サインポンプ(特殊機化工業株式会社製)などを使用することができ、該サインポンプについてUSP4575324には、サインカーブ状に凹凸を設けて成型した一枚の円形状波板を回転軸に直交する如く嵌入固定し、回転軸を回転させることによりサインカーブの山谷間が移動空間となり、それぞれの移動空間に流体を担持させて輸送可能とした構造のポンプであると説明されている。
【0022】
前記流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを噴霧する際、該高粘度のペーストは、40℃における粘度が10000〜80000cPであることが好ましい。40℃における粘度が10000cPよりも低い場合には、水分が多いため、顆粒の乾燥に時間を要し、また、40℃における粘度が80000cPよりも高い場合には、噴霧手段、例えば、一軸偏心ネジポンプまたは一軸回転定容積式ポンプから噴霧ノズルを介して均一な状態で噴霧することが困難になるからである。
【0023】
前記顆粒は、前記流動層造粒機内で乾燥させることにより、顆粒食品を得ることができる。この乾燥においては、約90℃より低い場合には、顆粒の乾燥に時間がかかるばかりでなく、流動層造粒機の内壁に粉体が固着して、製品の歩留まりが低下することになり、また、約100℃より高い場合には、風味の劣化と顆粒表面に対する過度の熱伝播による変色が生じるため、約90〜100℃の温度の送風により乾燥させることが好ましい。
【0024】
このように、水分含有量の少ない高粘度のペーストを噴霧手段を介して噴霧することによって、前記顆粒を乾燥させる時間を短くでき、香味の消失がなく、変色及び加熱臭を防ぐことができると共に、得られた顆粒食品を、例えば、熱湯で溶解して飲用に供したり、ピザパイ等のトッピングとして食しても、味の劣化がほとんどなく且つ香味の高い食品にできるのである。
【0025】
また、この最終製品の顆粒食品においては、例えば、篩等を用いて整粒し、粒径を略一定に揃えて、最終製品の全体としての見栄えを良くしても良い。
【0026】
以下により具体的な実施例を比較例と共に示す。
(実施例1)
実施例1においては、無塩可溶性固形分29重量%のトマトペースト(日本デルモンテ(株)製:デムコ(商品名))82.9重量%と精製パーム油17.1重量%とを混合して高粘度のペーストを得た。
【0027】
前記高粘度のペーストは、40℃においてB型粘度計(Brookfield Engineering Labo−ratories,Inc.製:DV−1+型)(スピンドルNo.6、50r.p.m.)で粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は12000cPであった。
【0028】
また、粉砂糖15.8重量%、澱粉38.9重量%、油分36重量%の粉末油脂27.8重量%、粉末食塩1.9重量%、グルタミン酸ソーダ3.4重量%、粉末ブイヨン12.2重量%を混合し、粉体の混合物を得た。
【0029】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−1)に前記粉体の混合物294.8gを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト105.2gをモーノポンプ(兵神装備株式会社製:3NY02型)によって輸送し、該モーノポンプを介して二流体ノズル(Spraying Systems Co.製:JACSS型)から液温約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.2MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、13.15g/分、8分間の条件下で噴霧した。
【0030】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒化させると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0031】
なお、この実施例1では野菜を代表してトマトについて説明したが、他の野菜、例えば、コーン、オニオン、人参、ピーマン等も使用できる。
【0032】
(比較例1)
比較例1においては、実施例1の無塩可溶性固形分29重量%のトマトペーストを、モーノポンプ(兵神装備株式会社製:3NY10型)によって通常のスプレードライ装置に輸送し、該モーノポンプを介して前記トマトペーストを常法によりスプレードライし、トマトパウダーを得た。
【0033】
このトマトパウダー7.5重量%、油分36重量%の粉末油脂39.0重量%、粉砂糖4.3重量%、澱粉34.0重量%、粉末食塩1.6重量%、グルタミン酸ソーダ3.0重量%、粉末ブイヨン10.6重量%を混合して粉体を得た。
【0034】
また、プルラン4重量%を水96重量%に溶解してバインダー液とした。該バインダー液の粘度は前記のB型粘度計(スピンドルNo.1、20r.p.m.)で粘度を測定した結果、40℃において30cPであった。
【0035】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−1)に前記粉体の混合物338.1gを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記バインダー液32gをチューブポンプ(東京理化器械株式会社製:MP−3型)によって輸送し、該チューブポンプを介して前記の二流体ノズルから前記バインダー液を粒径500μm以下、4g/分、8分間の条件下で噴霧した。
【0036】
この噴霧操作により、前記バインダー液を前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒化させると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0037】
この比較例1で使用した前記チューブポンプの構造を簡単に説明すると、弾性のあるチューブの一点をローラーで押し潰し、該ローラーをそのまま移動させてチューブ内部の液体を押し出し、前記ローラーが移動した後、その押し潰された箇所がチューブの復元力によって元の形状に戻る構造を有するものである。
【0038】
実施例1で得られた顆粒食品19gと、比較例1で得られた顆粒食品19gとを、それぞれ熱湯150mlに溶解させた顆粒食品のスープについて、専門のパネリスト20名により行った乾燥臭と香味についての嗜好試験における嗜好値の基準を表1に示し、その評価結果を表2に示す。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】
【0041】
この表2においては、表1の嗜好値の基準に従って20名の専門パネリストの評価結果の平均値の有意差検定をしたものであり、表2の結果から明らかなように、実施例1に示す本発明の製法で製造された製品は乾燥臭が低く、香味についての嗜好値も危険率1%で有意に高い製品であった。
【0042】
また、実施例1と比較例1との顆粒食品について、明度(L*)、赤色度(a*)及び黄色度(b*)についての対比を行った結果を表3に示す。この測定は色差計(日本電色工業株式会社製:SE−2000)を用いて反射測定を行ったものであり、明度(L*)、赤色度(a*)及び黄色度(b*)は、それぞれの値が高いほど明るい事、赤い事、及び黄色い事を示している。
【0043】
【表3】
【0044】
この表3の結果から明らかなように、実施例1と比較例1との顆粒食品を比較した場合、実施例1の顆粒食品は、赤色度(a*)及び黄色度(b*)において比較例1の顆粒食品よりも高い数値であることが解る。
【0045】
次に、実施例1で得られた顆粒食品19gと、比較例1で得られた顆粒食品19gとを、それぞれ熱湯150mlに溶解させた顆粒食品のスープの色調について、専門のパネリスト20名によりいずれの色調を好むかについての嗜好調査を行ったところ、20人中18人が実施例1により調製したスープの色調の方が好ましいと回答した。この結果も危険率1%において有意であった。
【0046】
(実施例2)
実施例2においては、前記実施例1と同様にして、高粘度のペーストと粉体の混合物を調製し、流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記粉体の混合物73.7kgを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト26.3kgをサインポンプ(特殊機化工業株式会社製:MR−120型)によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から約40℃の前記混合した高粘度のペーストを送圧約0.2MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、876g/分の条件下で30分間噴霧した。
【0047】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0048】
(実施例3)
実施例3においては、牛肉より得たビーフエキス(アリケンジャパン株式会社製)を実施例1と同様のB型粘度計(スピンドルNo.6、50r.p.m.)で40℃における粘度を測定した結果、粘度は10300cPであった。
【0049】
また、ビーフパウダー(池田糖化工業株式会社製)15.3重量%、食塩8.2重量%、果糖2.9重量%、グルタミン酸ソーダ5.9重量%、粉末乾燥玉葱1.2重量%、乳糖38.9重量%、グアガム2.1重量%、デキストリン25.5重量%を混合し、粉体の混合物を得た。
【0050】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記粉体の混合物85kgを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記ビーフエキスを高粘度のペーストとして15kgをサインポンプ(特殊機化工業株式会社製:MR−120型)によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.2MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、500g/分の条件下で30分間噴霧した。
【0051】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるコムタンの素の顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0052】
なお、この実施例3では、肉類を代表して牛肉を使用した例を示したが、豚肉または鶏肉、もしくは鰯等の魚肉も同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【0053】
(実施例4)
実施例4においては、剥皮・除核した桃を磨砕して裏漉を行い桃ペーストにした。これを真空濃縮して糖度32の1/4濃縮モモピューレー56kgにして、CMC Na(カルボキシメチルセルロースのナトリウム塩)7kgを添加し、高圧ホモゲナイザーにより12.5MP(ゲージ圧)で均一化し、高粘度ペーストを得た。
【0054】
この1/4濃縮モモピューレーからなる高粘度ペーストを実施例1と同様のB型粘度計(スピンドルNo.6、10r.m.p.)で40℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は52000cPであった。
【0055】
また、粉砂糖70kg、DE5のデキストリン10kg、α化澱粉2kg、粉末クエン酸0.75kgを混合し、粉体の混合物を得た。
【0056】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記粉体の混合物を投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト63kgをサインポンプ(特殊機化工業株式会社製:MR−120型)によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.3MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、1.7kg/分、37分間の条件下で噴霧した。
【0057】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が6.5重量%の顆粒からなるネクター用のモモの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0058】
なお、この実施例4では、果物を代表して桃を使用した例を示したが、アプリコットまたは梨等も同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【0059】
(実施例5)
実施例5においては、加糖練乳50重量部とDE5のデキストリン10重量部とを混合して混合液にした。この混合液からなる高粘度ペーストを実施例1と同様のB型粘度計(スピンドルNo.6、10r.p.m.)で40℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は63000cPであった。
【0060】
また、乳糖36重量部、全脂粉乳20重量部、粉砂糖44重量部、油分12重量%のココアパウダー32重量部を混合して、粉体の混合物を得た。
【0061】
この粉体の混合物を皿型回転釜に投入し、プルラン4重量部を水96重量部に溶解してバインダー液とし、前記皿型回転釜の開口部に常温の送風をしながら該皿型回転釜を回転させて前記バインダー液32重量部を均一に前記粉体の混合物に噴霧して造粒した。
【0062】
この造粒品を横型の連続式通風乾燥機内に投入して通過させ、約90℃の熱風を送りながら水分が5重量%になるまで乾燥させた後、該乾燥品を篩を用いて凡そ粒径62μm〜210μmに整粒した。
【0063】
次に、流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記造粒品66kgを投入して予め転動させ、前記高粘度ペースト48kgをモーノポンプ(兵神装備株式会社製:3NY10型)によって輸送し、該モーノポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から液温約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.4MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、2kg/分、24分間の条件下で噴霧した。
【0064】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを凡そ粒径62μm〜210μmの整粒品に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が6.0重量%の顆粒からなるココアの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0065】
なお、この実施例5では、乳製品を代表して加糖練乳を使用した例を示したが、真空濃縮した加糖ヨーグルトも同様に調製可能であり、必要により副原料のペーストを混合させた高粘度のペーストを噴霧させても良い。
【0066】
(実施例6)
実施例6においては、無塩可溶性固形分29重量%のトマトペースト(日本デルモンテ(株)製:デムコ(商品名))82.9重量%とマーガリン17.1重量%とを混合して高粘度のペーストを得た。
【0067】
前記高粘度のペーストは、液温40℃において実施例1と同様のB型粘度計(スピンドルNo.6、50r.p.m.)で粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は20000cPであった。
【0068】
また、粉砂糖15.8重量%、澱粉38.9重量%、油分36重量%の粉末油脂27.8重量%、粉末食塩1.9重量%、グルタミン酸ソーダ3.4重量%、粉末ブイヨン12.2重量%を混合し、粉体の混合物を得た。
【0069】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記粉体の混合物3.7kgを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト26.3kgをサインポンプ(特殊機化工業株式会社製:MR−120型)によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.2MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、820g/分の条件下で32分間噴霧した。
【0070】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmの顆粒食品に揃えた。
【0071】
(実施例7)
実施例7においては、無塩可溶性固形分29重量%のトマトペースト(日本デルモンテ(株)製:デムコ(商品名))を用いた。このトマトペーストからなる高粘度ペーストを実施例1と同様のB型粘度計(スピンドルNo.6、10r.p.m.)で液温40℃における粘度を測定した結果、前記高粘度ペーストの粘度は43000cPであった。
【0072】
また、粉糖21.8重量%、DE5のデキストリン54.0重量%、粉末食塩2.7重量%、グルタミン酸ソーダ4.6重量%、粉末ブイヨン16.9重量%を混合し、粉体の混合物を得た。
【0073】
流動層造粒機(株式会社大川原製作所製:フローコーターFLO−120)に前記粉体の混合物71.0kgを投入して予め転動させ、この流動層造粒機内に前記高粘度のペースト29.0kgをサインポンプ(特殊機化工業株式会社製:MR−120型)によって輸送し、該サインポンプを介して噴霧ノズル(株式会社大川原製作所製:FO型ガン)から約40℃の前記高粘度のペーストを送圧約0.3MPa(ゲージ圧)、粒径500μm以下、725g/分の条件下で40分間噴霧した。
【0074】
この噴霧操作により、前記高粘度のペーストを前記粉体の混合物に相互に付着させて顆粒状にすると共に、前記流動層造粒機内には約90℃の熱風を送風して前記顆粒を乾燥させ、水分含量が5重量%の顆粒からなるトマトスープの顆粒食品を得て、目開き1mmと2mmの篩を用いて整粒し、粒径約1〜2mmにして、ピザパイのトッピング用顆粒にした。尚、前記いずれの実施例においても、香料を使用した例を示していないが、必要に応じて、適宜の香料を添加することができる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の第1の発明に係る顆粒食品の製造方法は、野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなることによって、水分含有量の少ない高粘度のペーストを顆粒化して乾燥させるので、顆粒を乾燥させる時間を短くでき、香味の消失、変色及び加熱臭を防ぐことができると共に、味の劣化が少なく、香味の良い最終製品を得ることができるという優れた効果を奏する。なお、第2の発明に係る製造方法で得られた顆粒状食品についても、同様である。
Claims (3)
- 野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、
油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、
該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなること
を特徴とする顆粒食品の製造方法。 - 野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合して高粘度のペーストを得る工程と、
該ペーストに、油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合して高粘度のペーストにする工程と、
油脂、糖質、調味料の一種以上からなる粉体及び/又は顆粒体を流動層造粒機内に投入し転動させる工程と、
該流動層造粒機内に前記高粘度のペーストを一軸偏心ネジポンプ又は一軸回転定容積式ポンプと連接した噴霧ノズルからなる噴霧手段により噴霧し、予め転動している前記粉体及び/又は顆粒体に相互に付着させて顆粒化する工程とからなること
を特徴とする顆粒食品の製造方法。 - 前記野菜、果物、肉類、乳製品、ココアの内から一種又は二種以上を選択し、磨砕し混合した高粘度のペースト、
又は該ペーストと、前記油脂、糖質、調味料の一種以上からなるペーストとを混合した高粘度のペーストは、
40℃における粘度が10000〜80000cPであること
を特徴とする請求項1乃至2に記載の顆粒食品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266677A JP4243662B2 (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 顆粒食品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002266677A JP4243662B2 (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 顆粒食品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004097146A JP2004097146A (ja) | 2004-04-02 |
JP4243662B2 true JP4243662B2 (ja) | 2009-03-25 |
Family
ID=32265424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002266677A Expired - Fee Related JP4243662B2 (ja) | 2002-09-12 | 2002-09-12 | 顆粒食品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4243662B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007040020A1 (de) * | 2007-08-24 | 2009-02-26 | Granmalt Brewing Solutions Gmbh | Verfahren zur Herstellung eines Granulats aus Datteln |
JP5923265B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2016-05-24 | 株式会社ササクラ | 蒸発濃縮装置および蒸発濃縮方法 |
JP2013066843A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-04-18 | Sasakura Engineering Co Ltd | 蒸発濃縮装置および蒸発濃縮方法 |
CN104968220A (zh) * | 2013-02-04 | 2015-10-07 | 株式会社明治 | 一种含有提高分散稳定性或再分散性的粉末状可食用植物加工物的饮料的制造方法 |
JP5689551B1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-03-25 | ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社 | 澱粉を含有する顆粒状スープ類の製造方法 |
JP6289215B2 (ja) * | 2014-03-31 | 2018-03-07 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 顆粒スープおよびその製造方法、並びに顆粒スープを用いた即席食品 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59230633A (ja) * | 1983-06-13 | 1984-12-25 | Ajinomoto Co Inc | 被覆された粉粒体物質の製造法 |
US4980181A (en) * | 1989-01-11 | 1990-12-25 | Nestec S.A. | Chocolate coated beverage mixes |
JPH0698713A (ja) * | 1992-09-17 | 1994-04-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 顆粒状組成物およびその製造方法 |
JPH0975024A (ja) * | 1995-09-12 | 1997-03-25 | Kao Corp | 加工パン粉とその製造方法及びこれを付着してなる加熱調理用食品材料、並びに食品の製造方法 |
JPH09220460A (ja) * | 1995-12-14 | 1997-08-26 | Takeda Chem Ind Ltd | 冷却造粒方法およびその装置 |
JP3610688B2 (ja) * | 1996-08-13 | 2005-01-19 | 不二製油株式会社 | 大豆蛋白含有ココア顆粒及びその製造法 |
JPH11290024A (ja) * | 1998-04-16 | 1999-10-26 | Nitto Denko Corp | ウコギ科人参エキス組成物 |
JP4147624B2 (ja) * | 1998-06-03 | 2008-09-10 | 日油株式会社 | 粉末状組成物の製造方法、および粉末状組成物 |
-
2002
- 2002-09-12 JP JP2002266677A patent/JP4243662B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004097146A (ja) | 2004-04-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6412558B2 (ja) | 低ナトリウム塩組成物 | |
US4551347A (en) | Process of preparing instant, flaked, wheat farina | |
RU2445782C2 (ru) | Цельнозерновые рисовые композиции и способы нанесения покрытия | |
EP2509449B1 (en) | Granular savoury food concentrate | |
CN105611846A (zh) | 制备食用组合物的方法 | |
JPH0478259B2 (ja) | ||
US3666491A (en) | Instant soup product and method of preparation | |
JP4243662B2 (ja) | 顆粒食品の製造方法 | |
JPH07284380A (ja) | 顆粒状含油食品の製造法 | |
JP2004222550A (ja) | 穀類加工食品の品質改良 | |
JPH0856608A (ja) | 粉末マヨネーズ様調味料およびその製造法 | |
US4614664A (en) | Process of preparing instant, flaked, wheat farina | |
JP2011036172A (ja) | ふりかけの製造方法 | |
JPH08149957A (ja) | フライ用ミックス組成物及びこれが付着されてなる加熱調理用被覆食品材料、並びに食品の製造方法 | |
EP2415357A1 (en) | Food product with flavour encapsulate | |
JPH09275914A (ja) | 固形増粘剤 | |
HU204420B (en) | Method for producing cereals, snacks and products of instant pulp feature | |
JP3404472B2 (ja) | 固形状ルウの製造方法 | |
WO2021065520A1 (ja) | 麺用ほぐれ向上剤 | |
JP3155467B2 (ja) | 油脂含量の少ないカレールウ | |
JP2004065236A (ja) | 米糠顆粒状物及びその製造方法 | |
JPS6219062A (ja) | 高油脂含有穀粉顆粒の製造方法 | |
KR940011813B1 (ko) | 용해성이 우수한 인스탄트 죽의 제조 방법 | |
JP3157379B2 (ja) | 外観、食感の改善された粉末食品素材 | |
WO2015056457A1 (ja) | 揚げ物衣用小麦粉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050728 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080612 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081111 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20081203 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20081203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20081203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4243662 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120116 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130116 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140116 Year of fee payment: 5 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |