JPS5940429A - 自己保持型電磁接触器の接触子開閉方法 - Google Patents

自己保持型電磁接触器の接触子開閉方法

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JPS5940429A
JPS5940429A JP14955582A JP14955582A JPS5940429A JP S5940429 A JPS5940429 A JP S5940429A JP 14955582 A JP14955582 A JP 14955582A JP 14955582 A JP14955582 A JP 14955582A JP S5940429 A JPS5940429 A JP S5940429A
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政治 遠藤
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Sumitomo Special Metals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自己保持型電磁接触器の改良に関する。
通例の電磁接触器は、電気回路の開閉に当って接触子の
開閉を交流電磁石による吸引吸着力とヌプリングによる
復帰力とによって行なっているが、電気回路間の状態、
すなわち接触子が接触したま−の状態の保持には電磁石
に交流を通電しておかなければならない。この交流常時
通電のため、電力を消費するのみならず、時にうなりを
発生したシ、I?ut度上昇による電磁石コイルの損傷
による故障を起す等の欠点がある。
これらの欠点を解消する省電力型として、電磁石の代シ
に永久磁石を使用した自己保持型ソレノイドを設けた電
磁接触器(以下、単に自己保持型電磁接触器と云う)か
考案されている。
自己保持型電磁接触器においては、接触子の開閉を自己
保持型ソレノイドによる吸引吸着力と、−ヌプリングに
よる復帰力とによって制御するが、この自己保持型ソレ
ノイドの駆動は、交流電源を半波整流あるいは全波整流
することで直流電源をつくり、この電源によシ吸引釈放
して行なわれる。
すなわち、電気回路を閉にするには、自己保持型ソレノ
イドの励磁コイルに直流を瞬時通電することによυ、ヌ
プリングカに打ち勝つ吸引力でプランジャーを吸引吸着
するとともに接触子を閉状態にし、その後はヌプリング
力に打ち勝つ永久磁石の吸殻力により接触子の閉状態を
維持するものである。
また釈放時VCは、永久磁石からの磁束を打ち消す方向
の直流電流を励磁コイ/l/に通電することで、吸着力
をスプリング力以下にし、接触子を開状態とする。
このように自己保持型電磁接触器においては、瞬時の直
流通電以外は電力を不要とするため、省エネルギー型で
あシ、温度上昇による励磁コイルの損傷やうなシの発生
等を解消する優れた面が多い力S、他方、駆動電源が直
流のだめ、整流回路、電源J1′j’;、性変更スイッ
チが必要である等の問題点を有している。
本発明は、これらの諸問題を解決しようとするもので、
従来、自己保持型電磁接触器は直流によって駆動しなけ
ればならないとでれてきた通念を打破し、交流による駆
動を可能ならしめたものでβる0 自己保持型電磁接触器の釈放に際し励磁コイルに交流を
通電した場合、永久磁石のみで吸着力を有するところに
交流の正負両方に発生する保持吸着力を加えても釈放は
不可能の如く考えられるが発明者が種々笑験を繰シ返し
た結果、自己保持状態でのプランジャーの磁束密度′f
f:飽和あるいは略々飽和とすることによって、交流磁
界の方向が永久磁石による磁界と同一方向のときには磁
束密度の増加はあまシなく、永久磁石による磁界と反対
方向に磁界が加えられたとき印加起磁力に比例して減少
し釈放が可能になる事笑を確認し、この知見に基いて本
発明を完成しだのである。
第1図は本発明の一実施例に係る自己保持型電磁接触器
の機構を示す縦断正面図であって、外枠(1)内にフレ
ームヨーク(2)を収容し、プランジャー(3)及び固
定コア(4)全収容する非磁性管(5)を前記フレーム
ヨーク(2)内に収容し、前記非磁性管(5)とフレー
ムヨーク(2)間に永久磁石(6)を配置し、妊らにフ
レームヨーク内の前記永久磁石の下に吸引用励磁コイル
(7)、釈放用励磁コイル(8)全収容するとともに、
外枠(1)の上部に固定接触子aψを設け、これに対設
する可動接触子α3を前記プランジャー(3)の上部に
固着する非磁性の支持部材(9)に取付け、プランジャ
ー(3)を固定コア(4ンよシ離間する方向に働くヌプ
リング(tOe支持部材(9)の腕と外枠(1)間に設
けた構造で、同図にプランジャー(3)と固定コア(4
)が離間し、従って可動接触子と固定接触子が開、電気
回路が開の状態VC6るところを示している。
以上の構造において、電気回路を閉にする、すなわち可
動接触子(13と固定接触子(14)とを閉にするだめ
には、吸引用励磁コイル(7)に瞬時、商用交流を通電
してプランジャー(3)と固定コア(4)とを吸着させ
る。
プランジャー(3)が固定コア(4)に吸着後は永久磁
石(6)の磁力によシ支持スプリングαOの力に打ち勝
ち電気回路を閉状態にて維持する。
さらに電気回路を開にする、すなわち可動接触子θ■と
固定接触子0Φとを開にするためには、釈放用励磁コイ
/l/ (8)に瞬時、商用交流を通電することでプラ
ンジャー(3)と固定コア(4)とを釈放する。
次にその釈放作用について説明する。
第2図に示すプランジャーの磁化曲線において、自己保
持状態におけるプランジャーの磁束密度(Ba)は永久
磁石による磁界によシ磁化曲線上A点の位置で示される
こ\で釈放用励磁コイルに交流電流工を通電すると、プ
ランジャーに交流磁界が加わりA点の位置はA→B→A
→Cと変化し、それに伴いプランジャーの磁束密度も変
化する。このとき図示の前記A点が略々飽和状態に位置
する場合、前記交流磁界の方向が永久磁石による磁界と
同一方向に加えられたときには、磁束密度Bpの増加は
殆んどなく、永久磁石による磁界と反対方向に磁界が加
えられたときは印加起磁力に比例して減少する。
このようなプランジャーの磁束密度の変化に伴いプラン
ジャーと固定コアの吸着面における吸着力も同様に変化
する。
第3図にプランジャーに発生する吸着力(磁束の2乗に
比例する)と時間との関係を示す。図中、Fmで示す破
線は永久磁石による吸着力、Fspで示す破線はプラン
ジャーに付加されるヌデリング(第1図10)力を表わ
している。
プランジャー(1)に発生する吸着力は永久磁石と釈放
用励磁コイルとによる合成吸着力(Fm−j−E’co
i−4)テあり1o、 1.領域では7プリンタカFs
p より強く、じ/、 tx領領域はスプリング力FS
pの方が強い。
プランジャーに発生する合成吸着力(Fm+FcoM)
が’Iwt・t−2領域にくるとスプリング力Fsp 
VCより1ランジヤーは吸着状態から釈放でれ、固定コ
アとプランジャーとの間に空隙が生じる。さらにtλ。
t3領域に移行したとき、プランジャーは吸引状態とが
υ、この吸引力が強すぎると再度、吸着され、プランジ
ャーは振動を起こすこととなる。しかし、本発明におい
て前述のごとく、tコt3領域においてプランジャーに
おける磁束密度の増加は少なく、すなわち吸着力の増加
が少なく設定てれている。
一方、永久磁石(第1図6)による吸引吸着力はグラン
ジャーと固定コアの空隙の増加とともに急激に減衰する
性質を有しているから、前記永久磁石と釈放用励磁コイ
ル(第1図8)との合成吸引吸着力も空隙の増加ととも
に急激に減衰する。
従って、t/、 ts領領域おけるこの空隙の発生と、
空隙がない場合にプランジャーに作用する力(Fm+F
coi4− Fsp )が小さくなるごとく設定でれて
いる2つの効果によυt、2.t3領域での合成吸引吸
着力は吸着時よシも急救に低下しておシ、従って実際に
tri 加、 t3の領域の永久磁石と励磁コイ)′V
vC,よる吸着力は、Fspよシ小てくなシ交流に基く
振動を起すことなく完全な釈放が維持てれるものと推察
てれる。
自己保持状態でのグランジャーの磁束密度を飽和るるい
は略々飽和ならしめる設計には、使用する永久磁石の特
性、プランジ’1−− ’i含む磁気回路の性質等を考
慮して決定する。
自己保持型電磁接触器は、停電時も永久磁石の吸着力に
より接触子θ:11(14)が密着のま\で電気回路が
閉の状態を維持する。これは用途によっては、停電解消
後に電磁接触器の操作なしで電気回路閉の状態にあるこ
とが、危険な場合がある。
この問題は、例えば第4図に示す回路を伺属てぜること
で容易に解決することができる。
同図において、(8)は自己保持型電磁接触器の釈放用
励磁コイル、α′5は自己保持型電磁接触器の吸引用励
磁コイルの励磁によシ開路刀1ら閉路に移る接点(a接
点)、αQは主電気回路系に挿入された電磁コイルの励
磁により閉路から開路に移る接点(b接点)、a鶴8)
はスイッチ、a[相]は過電流継電器、翰ハダイオード
、QfJはコンデンサーでるる。
吸引用励磁コイル(7)匡交流を通電すると接触子(鴎
(1勺が密熱し、主電気回路が閉となり、またa接点Q
つも閉となるとともじ吸引用の励磁コイル(7)のb接
点(図示せず)が開になるが、この状態を保持するため
には電力を必要としない。ここで吸引用コイル(7)の
し接点はプランジャーと連動δせであるので、吸着時に
はい接点間の状態のため釈放作用を防止している。
停電等のトラブルがない通常の使用の場合は、スイッチ
07)をONすることで釈放用励磁コイル(8ンに交流
を通電し釈放か行なわれる。また主電気回路が閉になる
と前述の如く自動的にa接点α■が閉となるだめ、ダイ
オード翰を通してコンデンサーf2υが充電てれ、停電
発生時にはスイッチ(18)をONすることでコンデン
サーCI)に蓄えられだ衛5力が釈放用励磁コイ/I/
(8)に流れ釈放が行われる。
さらに停電発生と同時に釈放でれるようにするには、第
4図中、点線内に示すようv?−’bJX点(16)を
設けると、主電気回路系が停電すると同時にb接点a→
が閉となり、コンデンサー+21) vc蓄えられてい
る電力が釈放用励磁コイル(8)K流れ釈放が行われ主
電気回路系を開じすることができる。また電磁゛開閉器
としてこの電磁接触器を作用垢せる場合に過電流継電器
00を設りることでniJ記と同様な作用ycより、接
触子(+:1(14)を開にすることが可能でβる。
次に本発明の電磁接触器の実施例について記載する。
第10に例示の構造の自己保持型電磁接触器において、
ソレノイドのプランジャー(3)の材質515G。
直径12$、長袋50問とし、丑だ永久磁石(6)とし
てSmC0tからなる希土類永久磁石で磁気特性(BH
)max = ZOMGOe (D モ(7) f使用
した、自己保持の状態においてプランジャー(3)の磁
束密度は14KOでるった。この場合、吸引吸着、釈放
とも商用交流100■で完全に作動し、釈放時V/−は
商用交流70〜160■で釈放でき、商用交流電圧の変
動[1〕内で誤動作なく確笑に作動した。他の実施例で
はコイル設計を適切化することにより吸引吸着と釈放全
単一コイルにて行うことが可能であった。
上述の如く、本発明の自己保持型電磁接触器は、従来の
直流を用いる自己保持型電磁接触器と同様に電気回路の
閉状態(Cおける電力消費がない省エネルギー型であシ
、うなりの発生、湿度上昇q:による励磁コイル損傷の
恐れを解消するとともに、交流使用を可能にしたことで
、整流回路、電源極性変更ヌイツチ等を必要としない。
従って本発明の自己保持型電磁接触器は、従来の電磁石
のみを使用した電磁接触器の長所と、永久磁石を使用し
た自己保持型電磁接触器の長所とを併有した極めて工業
的価値の大きなものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一笑施例に係る自己保持型電磁接触器
の機構図で縦断正面図。第2図はソレノイドのプランジ
ャーの磁化曲線図。第3図は同じくプランジャーに発生
する吸着力と時間との関係を示す曲線図。第4図は停電
対策用のイτ]属屯気回路例図である。 3ニブランジヤー、4:固定コア、6:永久磁石、7:
吸引用励磁コイル、8:釈放用励磁コイル、10:ヌプ
リング、13:可動接触子、14:固定接触子、19:
過電流継電器、20:ダイオード・21:コンデンサー 第  1  図 第3図 □L 第2図 O 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気回路開閉を行なう電磁接触器において、固定
    接触子に対設する可動接触子を担持する支持部材と永久
    磁石を使用する自己保持型ソレノイドのプランジャーと
    を連結させるとともに、自己保持状態で前記プランジャ
    ーの磁束密度を飽和となし、電気回路の開閉を前記ソレ
    ノイドの励磁コイルに交流を印加して行なうことを特徴
    とする自己保持型電磁接触器。
JP14955582A 1982-08-27 1982-08-27 自己保持型電磁接触器の接触子開閉方法 Granted JPS5940429A (ja)

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