JPS5943349Y2 - リフテイングマグネツト - Google Patents

リフテイングマグネツト

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Publication number
JPS5943349Y2
JPS5943349Y2 JP13581481U JP13581481U JPS5943349Y2 JP S5943349 Y2 JPS5943349 Y2 JP S5943349Y2 JP 13581481 U JP13581481 U JP 13581481U JP 13581481 U JP13581481 U JP 13581481U JP S5943349 Y2 JPS5943349 Y2 JP S5943349Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
electromagnetic coil
magnet
yoke
magnetic
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Expired
Application number
JP13581481U
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English (en)
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JPS5841788U (ja
Inventor
政治 遠藤
真一 林
Original Assignee
住友特殊金属株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鋼板、鋼管等の磁性材料を磁気力により吊り
上げて運搬するリフティングマグネット(以下リフマグ
という)に関する。
リフマグには従来から、第1図に示すような電磁石型の
もの、第2図に示すような永久磁石に電磁石を組合せた
併用型のものがある。
第1図に示す電磁石型のリフマグは、3脚式ヨーク1の
中央脚部分に電磁コイル2を装着したものであるが、材
料吸着に材料重量の数倍にも及ぶ吸着力を必要とする関
係上、多大の電力を消費し、経済性が悪いのみならず、
何かのトラブルで電磁コイル2の励磁電流が切れた場合
には吸着材料が落下するので、非常用の直流電源を設け
る等の対策を必要とし、経済性の一層悪いものとなる。
これに対し、第2図に示す併用型のリフマグは、上記中
央脚部分に設けた永久磁石3で材料の吸着保持を行い、
電磁コイル2は材料の吸着時と釈放時に作用させるにす
ぎないから、電磁石型のものと較べて電力消費量が少な
く、トラブルが生じた場合の安全性も高いといわれてい
る。
しかしながら、この型のリフマグに問題がないわけでは
ない。
例えば、この型のリフマグでは、吸着材料の釈放時に永
久磁石3の磁力を保磁力付近まで低下させる必要から、
電磁コイル2にパルス的な電流を通じるが、その電流の
量は正確Cζコントロールされなければならず、取り扱
いを非常に複雑なものとする。
すなわち、材料釈放の際に電磁コイル2へ通じる電流量
が少なすぎる場合には熱論釈放不能となるが、逆に多す
ぎる場合にも永久磁石3の磁極が反転するだけで吸着材
料が吸着されたままになってしまうのである。
また、この併用型のリフマグは、電磁石型のものに較べ
れば確かに経済的ではあるが、再度材料吸着を行うため
には永久磁石3を大電流により完全に着磁しなおす必要
があり、絶対的に経済性が良いとは言い得ない。
本考案は、これらの問題点を全て解決し得る新規構造の
併用型リフマグを提供しようとするもので、その特徴と
するところは、従来永久磁石の磁気的補償に使用してい
た電磁コイルを永久磁石の機械的動作のために用い、こ
れにて従来の併用型リフマグに必須とされていた材料釈
放時の正確な電流コントロールを不要ならしめ、合せて
電力使用量の節減をも可能ならしめるようにした点にあ
る。
以下、図面に掲げる実施例に基づいて本考案を詳しく説
明する。
第3図において、4は非磁性体からなるフレームを表わ
している。
フレーム4には、所定の距離lをおいて対面する上下一
対のヨーク1t 、 122組が固定され、各ヨーク
10,1□にそれぞれ電磁コイル2が装着されている。
上記距離lについては後で説明する。
2本の上ヨーク1..1゜は上端部において水平ヨーク
5により連結され、下ヨーク1□、12は下端部をフレ
ーム4の下方に露出し、下端面6を材料吸着面としてい
る。
上ヨーク11、下ヨーク12はこの例ではそれぞれ2本
としているが、1本あるいは3本以上でもよく、その形
状も図示例のものに限るものではない。
特に、下ヨーク12の形状については、吸着しようとす
る材料の形状に応じたものにするのが好ましい。
上下ヨーク11.12の間には、それぞれ上下方向に磁
化された2個の永久磁石3,3が、非磁性体からなる適
当なガイド(図示せず)により上下方向に移動可能に設
けられている。
2個の永久磁石3,3は、2組の上下ヨーク18,12
との間で磁気回路IV12M2 (第4図参照)を形成
する関係上、極性が反転し、かつ相互に連結されたもの
となっている。
この例で永久磁石3を2個としたのは、他ならぬ上下ヨ
ーク11.12が2組あるためであり、上下ヨーク11
.12が1組あるいは3組以上の場合にはこれに応じて
永久磁石3の数も変わることになる。
上記構成になるリフマグの作用を第4図a”−cに基づ
いて次に説明する。
第4図aは材料7を吸着保持している状態を示す。
すなわち、永久磁石3は自身の発生する磁束によりMl
なる磁気回路を下ヨーク1□及び材料7との間に形成し
て、下ヨーク12に自ら吸着するとともに、下ヨーク1
2の下端面6に材料7を吸着するのである。
したがって、この場合には電力を一切必要としない。
下ヨーク12に吸着されている材料1を釈放するには、
第4図すに示すように、電磁コイル2をパルス電流によ
り励磁して下ヨーク12の上端面に永久磁石3を反撥さ
せる磁極を形成するとともに、上ヨーク1、の下端面に
永久磁石3を吸着させる磁極を形成する。
その結果、永久磁石3は、自身の発生する磁束と上記電
磁コイル2の磁束とにより第4図Cに示すように、上ヨ
ーク1、に吸着されることになり、下ヨーク12との間
にLgなる距離の空隙が形成されて下ヨーク1□に吸着
する材料7を釈放するのである。
上記距離Lgは、永久磁石3から発生される磁束の影響
が下ヨーク12に事実上及ばない大きさにしておく必要
があるが、この部分は純然たる空隙で透磁率が小さいか
ら、僅かで済み、それほど厳密に考える必要もない。
前述した上下ヨーク11゜12の離間距離lは、この空
隙距離Lgに永久磁石3の厚みを加算したものとなる。
電磁コイル2への通電は瞬時に終るが、上ヨーク11に
一度吸着した永久磁石3は、第4図Cに示すように自身
の発生する磁束によりM2なる磁気回路を形成して吸着
状態を自己保持する。
材料7を再吸着するには、釈放の時と逆方向のパルス電
流を電磁コイル2に通じて第4図aの状態に復帰させれ
ばよい。
本考案のリフマグに使用する永久磁石3としては、保持
力の大きなフェライト磁石等が適しており、フェライト
磁石を使用した場合には、電磁コイル2から発生される
磁束によって永久磁石3が減磁することなく長期間安定
に上下移動する。
また、永久磁石3が上下ヨーク11.12に衝突する際
の衝撃を緩和するために、永久磁石3、上下ヨーク11
.12の少なくとも一方にダンパー機構を設けることも
一考である。
以上の説明から明らかなように、本考案のリフマグは、
電磁コイルを磁石本体の吸引、反撥に使用するから、電
流量のコントロールが事実上不要となり、従来の併用型
のものに較べて取り扱いが極めて容易となるとともに、
吸引、反撥の切換えが瞬時に行われるから電磁コイルへ
の通電時間を短かくし、通電量についても、磁石の吸引
、反撥に自身の発生する磁束が活用されるから非常に少
なく、特に、釈放から吸着への切換には磁石の自重も利
用されるから、全体として電力消費量を少くし、経済性
の非常に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来のリフティングマグネットの
構造を例示する縦断面図、第3図は本考案のリフティン
グマグネットの構造を例示する縦断面図、第4図a ”
cは同リフティングマグネットの動作を段階的に示す
模式図である。 図中、1.11 .12:ヨーク、2:電磁コイル、3
:永り磁石、4:フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定の距離をおいて対向する上下一対のヨーク11.1
    2にそれぞれ電磁コイル2を装着するとともに、上下ヨ
    ーク1i 、12の間に上下方向に磁化された永久磁石
    3を上下方向に移動可能に取付け、前記電磁コイル2へ
    の通電反転操作による永久磁石との吸引、反撥作用に基
    き上下ヨーク11゜1□間を前記永久磁石3が移動して
    下ヨーク12の下端において材料の吸着釈放を行わしめ
    るようにしたことを特徴とするリフティングマグネット
JP13581481U 1981-09-12 1981-09-12 リフテイングマグネツト Expired JPS5943349Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP13581481U JPS5943349Y2 (ja) 1981-09-12 1981-09-12 リフテイングマグネツト

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13581481U JPS5943349Y2 (ja) 1981-09-12 1981-09-12 リフテイングマグネツト

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Publication Number Publication Date
JPS5841788U JPS5841788U (ja) 1983-03-19
JPS5943349Y2 true JPS5943349Y2 (ja) 1984-12-21

Family

ID=29929164

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JP13581481U Expired JPS5943349Y2 (ja) 1981-09-12 1981-09-12 リフテイングマグネツト

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