JPH0986854A - 磁気吸着装置 - Google Patents
磁気吸着装置Info
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- JPH0986854A JPH0986854A JP27176195A JP27176195A JPH0986854A JP H0986854 A JPH0986854 A JP H0986854A JP 27176195 A JP27176195 A JP 27176195A JP 27176195 A JP27176195 A JP 27176195A JP H0986854 A JPH0986854 A JP H0986854A
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- yokes
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- attracted
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被吸着物の着脱をスイッチ操作で簡単に行え
る利点を保有しつつ永久磁石の吸着力に近い、あるいは
それを越える吸着力で被吸着物を吸着する。 【解決手段】 磁気吸着装置は、永久磁石と、永久磁石
に連結された一対のヨークであって、吸着すべき被吸着
物が接触する接触面をそれぞれ有するヨークと、そし
て、一対のヨークを連結するコア、該コアの周囲に巻き
付けられたコイル及び該コアの両端が永久磁石のN極S
極と同じ極性を示すようにコイルに電流を流し得る電源
を有する電磁石部とを備えて構成されてなり、電磁石部
のコイルに微小電流を流した時、該電磁石部を起磁力源
とする磁気回路と永久磁石を起磁力源とする磁気回路と
が一対のヨークに接触した被吸着物を同一方向に通るこ
とにより被吸着物の吸着力が増大し、一方、電磁石部が
通電していない時、永久磁石を起磁力源とする磁気回路
がコアと一対のヨークに接触した被吸着物とに分枝して
通ることにより被吸着物の吸着力が減少するようにした
ことを特徴とする。
る利点を保有しつつ永久磁石の吸着力に近い、あるいは
それを越える吸着力で被吸着物を吸着する。 【解決手段】 磁気吸着装置は、永久磁石と、永久磁石
に連結された一対のヨークであって、吸着すべき被吸着
物が接触する接触面をそれぞれ有するヨークと、そし
て、一対のヨークを連結するコア、該コアの周囲に巻き
付けられたコイル及び該コアの両端が永久磁石のN極S
極と同じ極性を示すようにコイルに電流を流し得る電源
を有する電磁石部とを備えて構成されてなり、電磁石部
のコイルに微小電流を流した時、該電磁石部を起磁力源
とする磁気回路と永久磁石を起磁力源とする磁気回路と
が一対のヨークに接触した被吸着物を同一方向に通るこ
とにより被吸着物の吸着力が増大し、一方、電磁石部が
通電していない時、永久磁石を起磁力源とする磁気回路
がコアと一対のヨークに接触した被吸着物とに分枝して
通ることにより被吸着物の吸着力が減少するようにした
ことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、磁気を利用して被
吸着物を吸着する磁気吸着装置に係り、特に、被吸着物
の着脱をスイッチ操作で行うことができる磁気吸着装置
に関する。
吸着物を吸着する磁気吸着装置に係り、特に、被吸着物
の着脱をスイッチ操作で行うことができる磁気吸着装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気を利用して被吸着物を吸着する磁気
吸着装置には、大別して、永久磁石のみを利用するも
の、電磁石を利用するもの、そして、両者を併用するも
のの3種類に分けることができる。
吸着装置には、大別して、永久磁石のみを利用するも
の、電磁石を利用するもの、そして、両者を併用するも
のの3種類に分けることができる。
【0003】図5は、永久磁石のみを利用する磁気吸着
装置10を示すもので、非磁性体からなるスペーサ12
を介して一対のヨーク14が配置されている。一対のヨ
ーク14の対向する面には、断面円形のスライド溝14
aがそれぞれ形成されている。スライド溝14a、14
aには、両側面16aがスライド溝14aに倣う形状に
された永久磁石16が回転自在に挿入されている。
装置10を示すもので、非磁性体からなるスペーサ12
を介して一対のヨーク14が配置されている。一対のヨ
ーク14の対向する面には、断面円形のスライド溝14
aがそれぞれ形成されている。スライド溝14a、14
aには、両側面16aがスライド溝14aに倣う形状に
された永久磁石16が回転自在に挿入されている。
【0004】鉄板18を吸着する場合は、図5(a)に
示すように、永久磁石16の両側面16aが各ヨーク1
4のスライド溝14a内に位置するように回転する。こ
の時、永久磁石16を起磁力源とする磁気回路は、図の
一点鎖線に示すように、一方のヨーク14、鉄板18、
そして、他方のヨーク14を通って閉じており、これに
より、一対のヨーク14の下面に鉄板18を吸着するこ
とができる。
示すように、永久磁石16の両側面16aが各ヨーク1
4のスライド溝14a内に位置するように回転する。こ
の時、永久磁石16を起磁力源とする磁気回路は、図の
一点鎖線に示すように、一方のヨーク14、鉄板18、
そして、他方のヨーク14を通って閉じており、これに
より、一対のヨーク14の下面に鉄板18を吸着するこ
とができる。
【0005】一方、吸着を解除する場合には、永久磁石
16を図5(a)の状態から90度回転する。図5
(b)に示すように、永久磁石16を起磁力源とする磁
気回路は、図の一点鎖線に示すように、各ヨーク14内
を通って閉じている。このように、鉄板18を通る磁気
回路が形成されないため、一対のヨーク14の下面に鉄
板18は吸着しないようになる。
16を図5(a)の状態から90度回転する。図5
(b)に示すように、永久磁石16を起磁力源とする磁
気回路は、図の一点鎖線に示すように、各ヨーク14内
を通って閉じている。このように、鉄板18を通る磁気
回路が形成されないため、一対のヨーク14の下面に鉄
板18は吸着しないようになる。
【0006】電磁石を利用するものは、鉄芯の周囲にコ
イルを巻いたもので、コイルに電流を流している間だ
け、鉄芯の下面に被吸着物を吸着しておくことができ
る。
イルを巻いたもので、コイルに電流を流している間だ
け、鉄芯の下面に被吸着物を吸着しておくことができ
る。
【0007】図6は、極性不可逆永久磁石と極性可逆永
久磁石を組み合わせたタイプのものである(特開昭61
−257734号参照)。
久磁石を組み合わせたタイプのものである(特開昭61
−257734号参照)。
【0008】この磁気吸着装置20は、コ字形のヨーク
21の内側に第2のヨーク21が設置されている。第2
のヨーク21とコ字形のヨーク21との間には左右一対
の可逆永久磁石22、22と天井部の不可逆永久磁石2
3とが設置されている。なお、各可逆永久磁石22は、
コア22aとその周囲に巻かれたコイル22bとから構
成されている。
21の内側に第2のヨーク21が設置されている。第2
のヨーク21とコ字形のヨーク21との間には左右一対
の可逆永久磁石22、22と天井部の不可逆永久磁石2
3とが設置されている。なお、各可逆永久磁石22は、
コア22aとその周囲に巻かれたコイル22bとから構
成されている。
【0009】そして、可逆永久磁石22のN極S極を切
り換える事により鉄板などの磁性材料24を吸着解放す
る。
り換える事により鉄板などの磁性材料24を吸着解放す
る。
【0010】なお、図6(b)は、図6(a)に記載さ
れた構造を本発明の構造に対応させた場合の配置を示し
ている。
れた構造を本発明の構造に対応させた場合の配置を示し
ている。
【0011】図7は永久磁石と電磁石を直列につなぎ途
中にフランジ部を設けたタイプのものである(特開平2
−261791号参照)。
中にフランジ部を設けたタイプのものである(特開平2
−261791号参照)。
【0012】この磁気吸着装置25は、コ字形のヨーク
26とその内側に第2のヨーク26が設置されている。
第2のヨーク26の頂部にはフランジが設けられてお
り、その上面とコ字形のヨーク26との間には永久磁石
28が配置されており、第2のヨーク26のフランジよ
り下方にはコイル27が巻かれている。
26とその内側に第2のヨーク26が設置されている。
第2のヨーク26の頂部にはフランジが設けられてお
り、その上面とコ字形のヨーク26との間には永久磁石
28が配置されており、第2のヨーク26のフランジよ
り下方にはコイル27が巻かれている。
【0013】コイル27に通電又は通電停止する事によ
り磁性材料24を吸着解放する。
り磁性材料24を吸着解放する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図5に示された永久磁
石のみを利用する磁気吸着装置10は、被吸着物の着脱
を手動による永久磁石16の回転によって行っていた
が、かかる作業は繁雑で、また、大きな吸着力を得るこ
とは構造上困難である欠点を有していた。
石のみを利用する磁気吸着装置10は、被吸着物の着脱
を手動による永久磁石16の回転によって行っていた
が、かかる作業は繁雑で、また、大きな吸着力を得るこ
とは構造上困難である欠点を有していた。
【0015】電磁石のみを利用するタイプのものは、被
吸着物の着脱をスイッチ操作で簡単に行えるため好まし
いものであったが、大きな吸着力を得る場合には、コイ
ルの巻数を増やす必要があり嵩が大きくなり且つ重量も
重くなる欠点があった。また、大きな電流を必要とする
ためランニングコストも高いという欠点があった。さら
に、かかる磁気吸着装置を天井に取り付けて重量物を搬
送する用途に使用する場合、大電流を流すことができる
太い電線も併せて配置しなければならないなど種々の問
題があった。
吸着物の着脱をスイッチ操作で簡単に行えるため好まし
いものであったが、大きな吸着力を得る場合には、コイ
ルの巻数を増やす必要があり嵩が大きくなり且つ重量も
重くなる欠点があった。また、大きな電流を必要とする
ためランニングコストも高いという欠点があった。さら
に、かかる磁気吸着装置を天井に取り付けて重量物を搬
送する用途に使用する場合、大電流を流すことができる
太い電線も併せて配置しなければならないなど種々の問
題があった。
【0016】また、図6に示された磁気吸着装置20は
瞬間的に大きな電流を必要とし、図7のものは非吸着時
に電流を流す必要があった。
瞬間的に大きな電流を必要とし、図7のものは非吸着時
に電流を流す必要があった。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
方法の問題点に鑑み、被吸着物の着脱をスイッチ操作で
簡単に行える利点を保有しつつ微小電流で永久磁石の吸
着力に近い、あるいは、それを越える吸着力で被吸着物
を吸着することができる磁気吸着装置を提供することを
目的とする。
方法の問題点に鑑み、被吸着物の着脱をスイッチ操作で
簡単に行える利点を保有しつつ微小電流で永久磁石の吸
着力に近い、あるいは、それを越える吸着力で被吸着物
を吸着することができる磁気吸着装置を提供することを
目的とする。
【0018】本発明は、また、最大吸着力と通常吸着力
との比率を簡単に変更することができる磁気吸着装置を
提供することを目的とする。
との比率を簡単に変更することができる磁気吸着装置を
提供することを目的とする。
【0019】本発明に係る磁気吸着装置は、永久磁石
と、永久磁石に連結された一対のヨークであって、吸着
すべき被吸着物が接触する接触面をそれぞれ有するヨー
クと、そして、一対のヨークを連結するコア、該コアの
周囲に巻き付けられたコイル及び該コアの両端が永久磁
石のN極S極と同じ極性を示すようにコイルに電流を流
し得る電源を有する電磁石部とを備えて構成されてな
り、電磁石部のコイルに微小電流を流した時、該電磁石
部を起磁力源とする磁気回路と永久磁石を起磁力源とす
る磁気回路とが一対のヨークに接触した被吸着物を同一
方向に通ることにより被吸着物の吸着力が増大し、一
方、電磁石部が通電していない時、永久磁石を起磁力源
とする磁気回路がコアと一対のヨークに接触した被吸着
物とに分枝して通ることにより被吸着物の吸着力が減少
するようにしたことを特徴とする。
と、永久磁石に連結された一対のヨークであって、吸着
すべき被吸着物が接触する接触面をそれぞれ有するヨー
クと、そして、一対のヨークを連結するコア、該コアの
周囲に巻き付けられたコイル及び該コアの両端が永久磁
石のN極S極と同じ極性を示すようにコイルに電流を流
し得る電源を有する電磁石部とを備えて構成されてな
り、電磁石部のコイルに微小電流を流した時、該電磁石
部を起磁力源とする磁気回路と永久磁石を起磁力源とす
る磁気回路とが一対のヨークに接触した被吸着物を同一
方向に通ることにより被吸着物の吸着力が増大し、一
方、電磁石部が通電していない時、永久磁石を起磁力源
とする磁気回路がコアと一対のヨークに接触した被吸着
物とに分枝して通ることにより被吸着物の吸着力が減少
するようにしたことを特徴とする。
【0020】
【実施の形態】以下、図面を用いて本発明に係る磁気吸
着装置について詳細に説明する。
着装置について詳細に説明する。
【0021】本発明に係る磁気吸着装置の一実施例を図
1に示した。
1に示した。
【0022】本発明に係る磁気吸着装置30は、概略的
に、永久磁石32と、永久磁石32に連結された一対の
ヨーク34、34と、そして、電磁石36とを備えて構
成されている。
に、永久磁石32と、永久磁石32に連結された一対の
ヨーク34、34と、そして、電磁石36とを備えて構
成されている。
【0023】図示された好ましい実施例では、永久磁石
32は1つであるが、図2(a)及び(b)に示されて
いるように、永久磁石32を2ケ設けることもできる。
その場合、図2(a)のように、一対の永久磁石32を
磁性材料からなる板部材33で連結することもできる
し、図2(b)のようにエアギャップとすることもでき
る。なお、各永久磁石片は、図示されているように、N
極S極が直列となるように配置されていることが必要で
ある。
32は1つであるが、図2(a)及び(b)に示されて
いるように、永久磁石32を2ケ設けることもできる。
その場合、図2(a)のように、一対の永久磁石32を
磁性材料からなる板部材33で連結することもできる
し、図2(b)のようにエアギャップとすることもでき
る。なお、各永久磁石片は、図示されているように、N
極S極が直列となるように配置されていることが必要で
ある。
【0024】各ヨーク34、34の下面には、吸着すべ
き被吸着物、本実施例においては、鉄板38が接触する
平坦な接触面34aが設けられている。鉄板38の吸着
力は、鉄板38と実際に接触している接触面34aの面
積に起因するため、接触面34aは平坦面であることが
好ましい。
き被吸着物、本実施例においては、鉄板38が接触する
平坦な接触面34aが設けられている。鉄板38の吸着
力は、鉄板38と実際に接触している接触面34aの面
積に起因するため、接触面34aは平坦面であることが
好ましい。
【0025】電磁石36は、従来周知のように、一対の
ヨーク34、34を連結するコア36a、該コア36a
の周囲に巻き付けられたコイル36b及びコア36aの
両端が永久磁石32のN極S極と同じ極性を示すように
コイル36bに電流を流し得る図示されていない電源と
を有する。
ヨーク34、34を連結するコア36a、該コア36a
の周囲に巻き付けられたコイル36b及びコア36aの
両端が永久磁石32のN極S極と同じ極性を示すように
コイル36bに電流を流し得る図示されていない電源と
を有する。
【0026】電磁石部36のコイル36bに通電してい
ない時は、図1(a)に一点鎖線で示したように、永久
磁石32を起磁力源とする磁気回路がコア36aと一対
のヨーク34、34に吸着した鉄板38とに分枝して通
る。これにより、永久磁石32の吸着力の最大値よりも
小さな吸着力で鉄板38は一対のヨーク34、34に吸
着される。従って、通電していない状態では、吸着力は
コア36aの断面積に依存するが、十分な断面積をとれ
ば、吸着力はほとんど発生しない。
ない時は、図1(a)に一点鎖線で示したように、永久
磁石32を起磁力源とする磁気回路がコア36aと一対
のヨーク34、34に吸着した鉄板38とに分枝して通
る。これにより、永久磁石32の吸着力の最大値よりも
小さな吸着力で鉄板38は一対のヨーク34、34に吸
着される。従って、通電していない状態では、吸着力は
コア36aの断面積に依存するが、十分な断面積をとれ
ば、吸着力はほとんど発生しない。
【0027】一方、電磁石部36のコイル36bに微小
電流を流すと、図1(b)に点線で示したように、該電
磁石部36を起磁力源とする磁気回路と、同図にて一点
鎖線で示したように、永久磁石32を起磁力源とする磁
気回路とが一対のヨーク34、34に接触した鉄板38
を同一方向に通る。永久磁石32を起磁力源とする磁気
回路は、図1(a)の場合と異なり、コア36aを通る
磁束がないため、永久磁石32に起因する吸着力は、永
久磁石32の最大値となる。これに、電磁石36に起因
する吸着力が加算されて、鉄板38は一対のヨーク3
4、34に吸着される。
電流を流すと、図1(b)に点線で示したように、該電
磁石部36を起磁力源とする磁気回路と、同図にて一点
鎖線で示したように、永久磁石32を起磁力源とする磁
気回路とが一対のヨーク34、34に接触した鉄板38
を同一方向に通る。永久磁石32を起磁力源とする磁気
回路は、図1(a)の場合と異なり、コア36aを通る
磁束がないため、永久磁石32に起因する吸着力は、永
久磁石32の最大値となる。これに、電磁石36に起因
する吸着力が加算されて、鉄板38は一対のヨーク3
4、34に吸着される。
【0028】図3は、本発明に係る磁気吸着装置の他の
実施例を示したもので、ヨーク34の接触面34aに、
プラスチックフィルム、紙、ステンレス鋼板、アルミ箔
などの非磁性体からなる薄い層39が設置されている。
これにより、コア36aの断面積が不足していても無通
電時の吸着力を低下させることができる。なお、この薄
い層39は、接触面34aの表面に限らず、磁気回路を
横断する位置であればどこにあっても良い。
実施例を示したもので、ヨーク34の接触面34aに、
プラスチックフィルム、紙、ステンレス鋼板、アルミ箔
などの非磁性体からなる薄い層39が設置されている。
これにより、コア36aの断面積が不足していても無通
電時の吸着力を低下させることができる。なお、この薄
い層39は、接触面34aの表面に限らず、磁気回路を
横断する位置であればどこにあっても良い。
【0029】図示しないが、磁気吸着装置を、それぞれ
の接触面がほぼ同一平面内にあるようにして複数並列配
置すると、トータルの吸着力は当然増大する。
の接触面がほぼ同一平面内にあるようにして複数並列配
置すると、トータルの吸着力は当然増大する。
【0030】
【実施例1】図4に示す磁気吸着装置を用いてワークの
吸着力を測定した。この磁気吸着装置は、基本的に図1
に示されたものと同一の構成を有している。従って、同
一の構成要素については同一の参照番号を付した。
吸着力を測定した。この磁気吸着装置は、基本的に図1
に示されたものと同一の構成を有している。従って、同
一の構成要素については同一の参照番号を付した。
【0031】永久磁石32は希土類磁石を使用し断面積
は、6平方センチメートルで、電磁石の巻数は400
回、コア36aの断面積は16.6平方センチメートル
とした。コイル36bには直流0.24Aを流した。
は、6平方センチメートルで、電磁石の巻数は400
回、コア36aの断面積は16.6平方センチメートル
とした。コイル36bには直流0.24Aを流した。
【0032】ワーク38の重量、断面積及び吸着面積
(片側)は、それぞれ、0.3Kg、4.1平方センチ
メートル及び4.1平方センチメートルであった。
(片側)は、それぞれ、0.3Kg、4.1平方センチ
メートル及び4.1平方センチメートルであった。
【0033】
【比較例1】永久磁石32をはずした。
【0034】
【比較例2】電磁石36をはずした。
【0035】
【表1】 電磁石だけの場合、すなわち、永久磁石を外した場合の
吸着力は、8Kgであった。永久磁石だけの場合、すな
わち電磁石をはずした場合は25kgであった。一方両
者を組み合わせると電流が流れていない時2kg、流れ
ている時25kgであった。
吸着力は、8Kgであった。永久磁石だけの場合、すな
わち電磁石をはずした場合は25kgであった。一方両
者を組み合わせると電流が流れていない時2kg、流れ
ている時25kgであった。
【0036】
【発明の効果】本発明は、電磁石部のコイルに微小電流
を流すことにより、永久磁石の吸着力に近い、あるい
は、それを越える吸着力を得ることができる磁気吸着装
置が提供される。それにより、被吸着物の着脱をスイッ
チ操作で簡単に行える利点を有する。
を流すことにより、永久磁石の吸着力に近い、あるい
は、それを越える吸着力を得ることができる磁気吸着装
置が提供される。それにより、被吸着物の着脱をスイッ
チ操作で簡単に行える利点を有する。
【図1】 本発明に係る磁気吸着装置の一実施例を示す
概略図であり、(a)及び(b)はそれぞれ電磁石部に
通電していない状態及び通電した状態の磁気回路を示
す。
概略図であり、(a)及び(b)はそれぞれ電磁石部に
通電していない状態及び通電した状態の磁気回路を示
す。
【図2】 (a)及び(b)は、本発明に係る磁気吸着
装置の他の実施例を示す概略図である。
装置の他の実施例を示す概略図である。
【図3】 本発明に係る磁気吸着装置のさらに他の実施
例を示す概略図である。
例を示す概略図である。
【図4】 実施例1に用いられた磁気吸着装置を示す概
略図である。
略図である。
【図5】 従来の永久磁石のみを用いた磁気吸着装置を
示す概略図であり、(a)及び(b)はそれぞれ被吸着
物を吸着している状態及び吸着していない状態の磁気回
路を示す。
示す概略図であり、(a)及び(b)はそれぞれ被吸着
物を吸着している状態及び吸着していない状態の磁気回
路を示す。
【図6】 (a)及び(b)は、それぞれ、従来の極性
不可逆永久磁石と極性可逆永久磁石とを組み合わせた磁
気吸着装置を示す概略図及び本発明の構造に対応させた
概略図である。
不可逆永久磁石と極性可逆永久磁石とを組み合わせた磁
気吸着装置を示す概略図及び本発明の構造に対応させた
概略図である。
【図7】 (a)及び(b)は、それぞれ、従来の永久
磁石と電磁石とを直列につなぎ途中にフランジ部を設け
たタイプの磁気吸着装置を示す概略図及び本発明の構造
に対応させた概略図である。
磁石と電磁石とを直列につなぎ途中にフランジ部を設け
たタイプの磁気吸着装置を示す概略図及び本発明の構造
に対応させた概略図である。
30 磁気吸着装置 32 永久磁石 34 ヨーク 36 電磁石 36a コア、36b コイル 38 鉄板 39 薄い層
Claims (1)
- 【請求項1】永久磁石と、前記永久磁石に連結された一
対のヨークであって、吸着すべき被吸着物が接触する接
触面をそれぞれ有するヨークと、そして、 前記一対のヨークを連結するコア、該コアの周囲に巻き
付けられたコイル及び該コアの両端が永久磁石のN極S
極と同じ極性を示すようにコイルに電流を流し得る電源
を有する電磁石部と、 を備えて構成されてなり、前記電磁石部のコイルに微小
電流を流した時、該電磁石部を起磁力源とする磁気回路
と永久磁石を起磁力源とする磁気回路とが一対のヨーク
に接触した被吸着物を同一方向に通ることにより被吸着
物の吸着力が増大し、一方、前記電磁石部が通電してい
ない時、永久磁石を起磁力源とする磁気回路がコアと一
対のヨークに接触した被吸着物とに分枝して通ることに
より被吸着物の吸着力が減少するようにしたことを特徴
とする磁気吸着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27176195A JPH0986854A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 磁気吸着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27176195A JPH0986854A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 磁気吸着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0986854A true JPH0986854A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17504480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27176195A Pending JPH0986854A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | 磁気吸着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0986854A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537712A (ja) * | 2010-09-20 | 2013-10-03 | グァン チェ,テ | 永久磁石と電磁石とを組み合わせた磁性体保持装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03274711A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-12-05 | Konica Corp | 磁気吸着装置 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP27176195A patent/JPH0986854A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03274711A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-12-05 | Konica Corp | 磁気吸着装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013537712A (ja) * | 2010-09-20 | 2013-10-03 | グァン チェ,テ | 永久磁石と電磁石とを組み合わせた磁性体保持装置 |
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