JPS5940380B2 - 混合ハロゲン化マグネシウム化合物及びその製法 - Google Patents

混合ハロゲン化マグネシウム化合物及びその製法

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JPS5940380B2
JPS5940380B2 JP57016483A JP1648382A JPS5940380B2 JP S5940380 B2 JPS5940380 B2 JP S5940380B2 JP 57016483 A JP57016483 A JP 57016483A JP 1648382 A JP1648382 A JP 1648382A JP S5940380 B2 JPS5940380 B2 JP S5940380B2
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acid
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    • C07C65/24Compounds having carboxyl groups bound to carbon atoms of six—membered aromatic rings and containing any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, groups, groups, or groups containing ether groups, groups, groups, or groups polycyclic

Description

【発明の詳細な説明】 アリールアルカン酸の製造に最もひんぱんに使用されて
いる合成法の1つは、アリール有機金属試薬をハロアル
カン酸誘導体、たとえばハロアルカン酸エステルとカッ
プリングすることである。
この方法は価値ある抗炎症剤の2−(6−メトキシー2
一ナフチル)プロピオン酸の製造にとくに重要であるこ
とがわかつた。とくに、この化合物の製造に、α−ハロ
プロピオン酸エステルおよび2−(6−メトキシナフチ
ル)銅(米国特許3658863)、亜鉛(米国特許3
663584)およびカドミウム(米国特許36588
58および同3694476)試薬を含むカップリング
が利用されてきた。これらの方法の1つの欠点は、カッ
プリングに使用する有機金属試薬を対応するグリニヤー
ル試薬から製造しなければならず、これにより追加の化
学反応、追加の試薬などを必要とすることである。ドイ
ツ国公開明細書2145650に、ハロゲン化アリール
マグネシウムと2一ヨウドプロピオン酸カリウムとの直
接カップリングが記載された。
最近、米国、特許3959364に、アリールグリニャ
ール試薬と構造式CH3CH(X)COM(式中Xはブ
ロモであり、そしてMは0Li、ONa、O(Mg)%
またはO(Ca)ハである)の2一ブロモプロピオン酸
のリチウム塩、ナトリウム塩、マグネシウム塩またはカ
ルシウム塩との反応により改良された直接カップリング
を行なうことができることが示された(米国特許395
9364の表■参照)。しかしながら、この方法による
2一アリール−プロピオン酸、ことに価値ある化合物2
−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸の製造
はいくつかの固有の欠点、たとえぱカツプリング反応に
使用しなければならない非プロトン溶媒中のハロプロピ
オン酸塩の製造が、大規模な製造の場合、劣つた成績を
もたらす、という欠点をもつことがわかつた。したがつ
て、所望の2−アリール−プロピオン酸を容易に、再現
性ある高い収率かつ純度で与え、そして大規模の工業的
生産に適合しやすかつた、アリールグリニャール試薬と
適当な・・口プロピオン酸誘導体を使用するカツプリン
グ法を見出すということはきわめて価値があることでぁ
ろぅ。
本発明は、既知の価値ある抗炎症剤、さらに詳しくは2
−アリール−プロピオン酸、たとえば、米国特許390
4682に記載されている2一(6−メトキシ−2−ナ
フチル)プロピオン酸の製造に関連する。さらに詳しく
は、本発明はこれらの価値ある治療剤の新規な製造法に
有用な混合ハロゲン化マグネシウム化合物及びその製法
を提供する。さらに詳細には、本発明は、所望の臭化ア
リールマグネシウムをα−ブロモプロピオン酸の混合ハ
ロゲン化マグネシウム錯体と高収率でカツプリングさせ
て、対応する2−アリール−プロピオン酸を生成する直
接カツプリング法に用いるのに有用な該混合ハロゲン化
マグネシウム化合物及びその製法に関する。
特に、本発明は、式CH3−CH(Br)COOMgX
(式中Xはクロロまたはブロモである)で表わされる化
合物またはそのエーテレートに関する。
本発明はまた、低級アルキル一もしくはフエニルーマグ
ネシウムプロマイド又はクロライドからなるグリニヤー
ル試薬をα−ブロモプロピオン酸で処理することを特徴
とする式CH3−CH(Br)COOMgX(式中Xは
クロロまたはブロモである)で表わされる化合物または
そのエーテレートの製法にも関する。
尚、本発明に於て、2−アリール−プロピオン酸という
語はこれらの化合物のラセミ体を示す。
本発明の混合ハロゲン化マグネシウム化合物を用いて製
造できる2−アリール−プロピオン酸の例は、アリール
部分が次のものであるものである:6−メトキシ−2−
ナフチル、すなわち2一(6−メトキシ−2−ナフチル
)プロピオン酸;4−アルキルフエニル、ここで「アル
キル」は炭素数が1〜4である直鎖または分枝鎖の飽和
炭化水素である、たとえば、2−(4−メチルフエニル
)プロピオン酸、2(4−イソプロピルフエニル)プロ
ピオン酸および2−(4−イソブチルフエニル)プロピ
オン酸;および 4/〜フルオロ−4−ビフエニル、すなわち2(4′−
フルオロ−4−ビフエニル)プロピオン酸。
前述のように、先行技術の米国特許3959364は、
アリールグリニャール試薬とα−ブロモプロピオン酸の
Na塩、Li塩、Ca%塩およびMg%塩との直接カツ
プリングによるアリールアルカン酸の製造を記載してい
る。
さて、本発明によれば、予期せざることには、前述の塩
の1種の代わりに、α−ブロモプロピオン酸の混合ハロ
ゲン化マグネシウム錯体、すなわち、式CH3CH(B
r)COOMgX(式中Xはクロロまたはブロモである
)の錯体を使用すると、改良されたカツプリング反応が
生ずることがわかつた。事実、α−ブロモプロピオン酸
のマグネシウム塩(米国特許3959364に記載され
る両方の方法により製造される)と本発明における新規
な錯体との直接的比較は、得られる最終生成物の収率に
おける著しい差(約2倍の差)を立証し、実施例にさら
に詳しく記載されている。米国特許3959364のカ
ツプリング法の収率が2−ブロモプロピオン酸塩の製造
法によつて影響を受ける(米国特許3959364の3
欄10〜11行参照)程度に、本発明の関連するカツプ
リング法の収率は混合ハロゲン化マグネシウム錯体の製
造法によつて影響を受けないということが、本発明の関
連するカツプリング法の追加の利点である。α−ブロモ
プロピオン酸の混合ハロゲン化マグネシウム錯体は、こ
の遊離酸を適当なグリニャール試薬で処理することによ
つて製造できる。グリニャール試薬の炭化水素部分の種
類は臨界的ではないが、α−ブロモプロピオン酸とグリ
ニャール試薬との反応において生成する遊離の炭化水素
はカツプリング工程または処理を妨害しないことが好ま
しい。結局、反応温度で気体または液体である炭化水素
から誘導されたグリニヤール試薬、たとえば炭素数1〜
12のアルキルマグネシウムグリニャール試薬または炭
素数6〜9のアリールマグネシウムグリニヤール試薬が
とくに適する。本発明方法で用いる好ましいグリニヤー
ル試薬は、次に例示するようなC1〜C3アルキルの如
き低級アルキル一もしくはフエニルーマグネシウムプロ
マイド又はクロライドからなるグリニヤール試薬である
:塩化メチルマグネシウム、臭化メチルマグネシウム、
塩化エチルマグネシウム、臭化エチルマグネシウム、塩
化イソプロピルマグネシウム、塩化フエニルマグネシウ
ム、塩化0−、m−またはp−トリルマグネシウムなど
。塩化メチルマグネシウムおよび臭化メチルマグネシウ
ムは、商業的に容易に入手でき、安価であり、反応混合
物から逃散しかつ反応と処理を妨害しないメタンガスを
生成するかぎり、とくに好ましい。前述のグリニャール
試薬の1種をα−ブロモプロピオン酸に加えると、主と
して前述の錯体が生成することが、予測せざることに、
わかつた。グリニャール試薬のカルボン酸のカルボニル
部分を横切る付加、すなわち通常大きな程度で起こるこ
とが期待される反応は、モル過剰量のグリニャール試薬
を用いたときでさえ、最小であるようにみえる。本発明
の混合ハロゲン化マグネシウム錯体の製造は、通常、エ
ーテル、たとえばジエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、1・2−ジメトキシエタン、ジ一(n−ブチル)エ
ーテルなどからなる非プロトン溶媒中で実施する。
この溶媒は他の非プロトン溶媒、たとえば芳香族炭化水
素、たとえばベンゼンまたはトルエンを含むことができ
る。錯体の製造に好ましい溶媒はテトラヒドロフランで
ある。試薬の添加の順序は狭く臨界的ではないが、グリ
ニヤール試薬をα−ブロモプロピオン酸に加えることが
通常好ましい。溶液中のグリニャール試薬は好ましくは
約1〜4モル、最も好ましくは約2〜約3モルである。
直接カツプリング工程に使用する最終の錯体溶液は、約
1〜約2モル、好ましくは約1,0〜1.5モルである
ことが望ましい。錯体生成工程の温度は通常約−20〜
+30℃、好ましくは約−10〜+20℃に維持する。
本発明の混合・・ロゲン化マグネシウム化合物を用いる
カツプリング反応自体は、α−ブロモプロピオン酸の混
合・・ロゲン化マグネシウム錯体の溶液を臭化アリール
マグネシウムと無水の非プロトン有機溶媒中で接触させ
ることによつて、実施することが適当である。この反応
に適当な溶媒の例は、錯体の生成工程に前述した有機エ
ーテルおよび有機エーテルと芳香族炭化水素との混合物
である。カツプリング反応にとくに好ましい溶媒は、テ
トラヒドロフランである。臭化アリールマグネシウムの
溶液は好ましくは0.5〜2モル、最も好ましくは約1
.0モルである。カツプリング反応自体は、約0〜約+
100℃、好ましくは約10〜60℃の温度において実
施できる。
添加工程中温度を約40〜60℃まで徐々に上昇するに
まかせ、次いで所望温度の反応が実現するまで温度を周
囲温度にもどすことがとくに好ましい。カツプリング反
応は試薬をお互いに変化する比率で使用して実施できる
が、ほぼ等モル量の混合ハロゲン化マグネシウムとアリ
ールグリニヤール試薬を用いることが好ましい。
好ましい比は約0.9:1.1〜1.1:0.9の錯体
:グリニャール試薬である。溶媒中で2種類の試薬をこ
の技術分野でふつうの任意の方法で都合よく接触させる
ことによつて、反応を実施できる。
しかしながら、混合・・ロゲン化マグネシウム錯体をグ
リニヤール試薬に加え、所望反応が本質的に完結するま
で、これらの試薬を均質に混合して保持することがとく
に好ましい。所望反応の実施に要する時間は、もちろん
、試薬、溶媒および反応温度の特定の選定によつて影響
されるであろうが、通常熟練した実施者により所望生成
物を最適に製造できるように調節されるであろう。しか
しながら、一般に、このような反応時間は約10分〜約
20時間、通常約1〜約5時間であろう。カツプリング
反応が所望の完結状態に進行したのち、カツプリングし
た錯体のアリールCH(CH3)COOMgXを含有す
る反応混合物を希酸、好ましくは希水性鉱酸、たとえば
塩酸または硫酸で、グリニヤール反応にふつうの方法に
おいて、急冷する。
次いで遊離の2−アリール−プロピオン酸生成物を、急
冷した反応混合物から、ふつうの手段によつて単離し、
精製できる。たとえば、急冷した反応混合物を水性アル
カリ(たとえば、水性水酸化ナトリウムまたは水酸化カ
リウム)で抽出し、アルカリ性の水相を有機相から分離
し、このアルカリ性の水相を酸性化して所望の酸を遊離
し、この酸を必要に応じて有機溶媒中に抽出するか、ま
たは常法、たとえば洗浄および/または結晶化により直
接精製できる。必要に応じて、精製反応生成物をこのカ
ルボン酸の製薬上許容される誘導体、たとえば、その塩
、エステルまたはアミドに直接転化するか、または光学
異性体に分割できる。
本発明の方法は大規模で容易にかつ都合よく実施でき、
精製された生成物を50〜75%の範囲の高収率で与え
る。
次の実施例により、本発明を説明する。
これらの実施例は、本発明の精神または範囲をいかなる
方法によつても限定するものではない。製造 1 臭化2−(6−メトキシナフチル)マグネシウムの製造
2−ブロモ−6−メトキシナフタレン(23.77、0
.1モル)をトルエン(30m1)とテトラヒドロフラ
ン(40m0に加熱しながら溶かす。
次いで、この溶液を10〜15分間かけて、過剰のマグ
ネシウム金属(37、0.12モル)、トルエン(15
m0とテトラヒドロフラン(15d)に窒素ふん囲気中
で加える。次いで、この反応混合物を冷却し、25〜3
0℃においてさらに1時間かきまぜる。この反応混合物
を次いで過剰のマグネシウムから、窒素ふん囲気のもと
に、きれいな乾燥した容器に移し、10℃で貯蔵して1
.0モルのグリニヤール試薬を得る。同様な方法に従(
・、唯一の溶媒としてテトラヒドロフランを用いて前記
のグリニャール試薬を製造できる。
同様に、上より少ない溶媒を用いて、上より濃厚な、た
とえば1.5モルのグリニャール試薬を製造できる。
製造 2 α−ブロモプロピオン酸の混合ハロゲン化マグネシウム
錯体の製造(実施例1)15.3y(0.1モル)のα
−ブロモプロピオン酸と40モルのトルエンを10℃に
冷却し、次いでテトラヒドロフラン/トルエン(1:1
)中の2モルの臭化メチルマグネシウムの溶液50m1
をゆつくり加え、15〜20分の添加時間中温度を10
〜20℃に維持する。
次いで、この反応混合物を5℃でさらに20分間かきま
ぜて錯体の1.1モルの溶液を得る。同様な方法に従い
、唯一の溶媒としてテトラヒドロフランを使用して混合
・・ロゲン化マグネシウムを製造できる。
同様に、他のグリニヤール試薬、たとえば塩化メチルマ
グネシウム、塩化イソプロピルマグネシウム、塩化フエ
ニルマグネシウムなどを、臭化メチルマグネシウムの代
わりに、約1〜約4モルの範囲の濃度で使用できる。
α−ブロモプロピオン酸の混合塩化マグネシウム錯体(
前述のようにしてテトラヒドロフラン中の3−モルのC
H3MgClを用いて製造した)を、テトラヒドロフラ
ン溶液からテトラヒドロフランを蒸留したのち、そのテ
トラヒドロフランモノエーテレートとして結晶の形で単
離でき、分析値は次のとおりであつた:融点147〜1
55℃;IR(KBr)1625、1450、1420
、1372、1291、120011070、1030
、988および890?−1 ;Nmr(D2O)デル
タ1.8(多重線、7)、3.7(多重線、4)、およ
び4.35ppm(四重線、J−7),元素分析:C7
Hi2BrClMgO3についての計算値:Mgl8.
57%、C1、12.49%o分析値:Mgl8.63
%、Cl、12.97%o製造 3 臭化アリールマグネシウムの製造 0.025モルの臭化アリールをテトラヒドロフラン(
18m1)中に溶かす。
次いで、この溶液を、過剰のマグネシウム金属(37、
0.02モル)とテトラヒドロフラン(7m0に窒素ふ
ん囲気のもとに加える。温度は10〜15分の添加中冷
却しながら50〜60℃に維持する。次いで、この反応
混合物を過剰のマグネシウムから、窒素ふん囲気中で、
きれいな乾燥した容器に移し、10℃で貯蔵して1.0
モルのグリニャール試薬を得る。この方法で、次のグリ
ニヤール試薬を製造した:臭化2−(6−メトキシナフ
チル)マグネシウム臭化4−(41 ウム 臭化1−(4 シウム 臭化1 ウム フルオロビフエニル)マグネジ イソプロピルフェニル)マグネ (4−イソブチルフエニル)マグネジ 臭化1−(4−メチルフエニル)マグネシウム製造 4
A.α−ブロモプロピオン酸の混合ハロゲン化錯体の製
造(実施例2)α−ブロモプロピオン酸(3.87、0
.025モル)をテトラヒドロフラン(8T111)に
溶かし、この溶液を−10℃に冷却する。
この溶液にテトラヒドロフラン(8m1)中の3モルの
塩化メチルマグネシウムを15分間にわたつて加え、そ
の間温度を−10−0℃に維持する。これにより錯体の
1.1モルの溶液が得られ、これを使用するまでO℃以
下において貯蔵する。同様にして、3モルの塩化メチル
マグネシウムの代わりに1モルの臭化メチルマグネシウ
ムを使用すると、対応する臭化マグネシウム錯体を製造
できる。
B.α−ブロモプロピオン酸のマグネシウム塩の製造α
−ブロモプロピオン酸(3.87、0.025モル)を
メタノール(6m1)に溶かし、この溶液を−10℃に
冷却する。
これにメタノール溶液(25m1)中の0.5モルのマ
グネシウムメトキシドを10分間にわたつて加え、その
間温度を−10〜0℃に維持する。次いで、メタノール
を減圧除去すると、固体塩が得られ、これを50℃で1
2時間真空乾燥して、乾燥マグネシウム塩を得る(4.
1y.0.0125モル、純度97.2%)。この塩を
カツプリング反応のため19m1のテトラヒドロフラン
に溶かす。参考例 1 A.製造2からの錯体の溶液を製造1からのグリニャー
ル溶液へゆつくり加え、10〜15分間の添加の間温度
を15〜20℃に維持する。
この反応混合物を室温まで温め、次いで2時間かきまぜ
る。次いで、反応混合物を氷浴中で冷却し、20m1の
12Nの塩酸と150m1の水との溶液を加える。5分
間かきまぜたのち、この2相系を沢過し、r過ケーキを
55m1のトルエンと50m1の水で洗う。
有機相を10%水酸化カリウム溶液(2×150m1)
で洗い、合わせた塩基性抽出液をトルエン(30m1)
で洗い、12N塩酸でPHlに中和する。この白色固体
の2−(6−メトキシ−2−ナフチル)プロピオン酸を
減圧▲過し、55℃で真空乾燥すると、15,27(6
6%)の生成物、融点149.5〜153.5℃が得ら
れる。B.別法として、沢過後、有機相を10%水酸化
カリウム溶液(2×150m1)で抽出することができ
、この抽出液をトルエン(30m0で洗い、r過する。
15m1のメタノールと12m1のトルエンを加え、次
いで十分な量の12N塩酸でPH4〜5とする。
次いで、生じたスラリーを1時間加熱し、冷却し、▲過
する。沈殿を水(20m0、トルエン(2×3m0およ
びヘキサン(2×3m1)で洗い、55℃で真空乾燥す
ると、15.0y(65.1%)の生成物、融点154
.5〜155℃が得られる。参考例 2 テトラヒドロフラン中のα−ブロモプロピオン酸の混合
塩化マグネシウム錯体の1.5モル溶液67m1(3モ
ルの塩化メチルマグネシウムを使用して製造した)を、
テトラヒドロフラン(67m1)中の1.5モルの臭化
2−(6−メトキシナフチル)マグネシウムの冷却した
(10℃)の溶液に、温度が55℃以下に保持されるよ
うな速度で、ゆつくり加える。
生じたスラリーを50℃で1時間かきまぜ、次いで加熱
還流し、テトラヒドロフランの30〜40%を蒸留する
にまかせる。この反応混合物を50℃に冷却し、30m
1のトルエンを加え、反応混合物を塩酸水溶液で急冷し
、参考例1Bにおけるように処理すると、2−(6−メ
トキシ−2−ナフチル)プロピオン酸、融点156〜1
57℃、が73%の収率で得られる。参考例 3 A.α−ブロモプロピオン酸のマグネシウム塩、すなわ
ち〔CH3CH(Br)COO〕2Mgを、酸を0.5
モル当量の炭酸マグネシウムと反応させ、次いでこの塩
を60℃で真空乾燥することによつて、製造した。
参考例2に使用した混合塩化マグネシウム錯体の代わり
に、この塩を使用すると、34.7%の収率で生成物が
得られた。
B.部Aの塩を、また、0.5モル当量のマグネシウム
メトキシドを用い、メタノールを共沸蒸留物として除去
した。
参考例2の方法においてこの塩を使用すると、43.0
%の収率で生成物が得られた。参考例 4 カツプリング反応前に0.5モル当量の無水塩化マグネ
シウムをマグネシウム塩に加える以外は、参考例3Aを
反復した。
5.1%の収率で生成物が得られた。
参考例 5 等モル量のα−ブロモプロピオン酸とマグネシウムメト
キシドを使用した以外、参考例3Bの方法を反復した。
この生成物の収率は35.1%であつた。参考例 6, 混合ハロゲン化マグネシウム錯体とMg%塩を用いる比
較カツプリング反応α−ブロモプロピオン酸の混合塩化
マグネシウム錯体(製造4Aにおけるようにして製造)
またはα−ブロモプロピオン酸のマグネシウム塩(製
1造4Bと同じようにして製造)の両者と対応するグリ
ニヤール試薬(製造3におけるようにして製造)とを用
いて、次のカツプリング反応(下に示す規模で)を実施
した。
方法(0.025モルの規模で説明した)は、次のとお
りである:臭化アリールマグネシウムの1.0モルの溶
液を10℃に冷却し、テトラヒドロフラン中のマグネシ
ウム塩または塩化マグネシウム錯体のいずれかの溶液を
5分間かけて加え、その間温度10〜55℃に維持する
次いで、この反応混合物を25〜30℃において2時間
かきまぜる。次いで、この反応混合物を10℃に冷却し
、12Nの塩酸(10m0と水(50m1)との溶液を
加える。次いでトルエン(50m0を加え、水相を分離
し、廃棄する。有機相を10%の水酸化カリウム(50
m1)で2回抽出する。塩基性抽出液を合わせ、塩酸で
中和して沈殿を形成し、これを▲過し、50℃で乾燥す
る。結果を下表に記載する: 上かられかるように、各場合において、混合塩化マグネ
シウム錯体から、純度がより大きい生成物がより高い収
率(約2倍)で得られた。
同様な方法において、匹敵しうる結果を次の2−アリー
ルプロピオン酸の製造について達成できる:2−(4−
イソブチルフエニル)プロピオン酸;2−(4−メチル
フエニル)プロピオン酸。
土の方法を水性酸による急冷前に中断し、かつ溶媒を真
空除去すると、カツプリングしたハロゲン化マグネシウ
ム錯体、アリールCH(CH3)COOMgXまたはそ
のエーテレートを単離できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式CH_3−CH(Br)COOMgX(式中Xは
    クロロまたはブロモである)で表わされる化合物または
    そのエーテレート。 2 化合物CH_3CH(Br)COOMgClまたは
    そのエーテレートである特許請求の範囲第1項記載の化
    合物またはそのエーテレート。 3 化合物CH_3CH(Br)COOMgClのテト
    ラヒドロフランモノエーテレートである特許請求の範囲
    第1項記載のエーテレート。 4 低級アルキル−もしくはフェニル−マグネシウムブ
    ロマイド又はクロライドからなるグリニヤール試薬をα
    −ブロモプロピオン酸で処理することを特徴とする式C
    H_3−CH(Br)COOMgX(式中Xはクロロま
    たはブロモである)で表わされる化合物またはそのエー
    テレートの製法。
JP57016483A 1977-02-16 1982-02-05 混合ハロゲン化マグネシウム化合物及びその製法 Expired JPS5940380B2 (ja)

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