JPS5940194B2 - 潤滑油組成物およびその製法 - Google Patents

潤滑油組成物およびその製法

Info

Publication number
JPS5940194B2
JPS5940194B2 JP53139362A JP13936278A JPS5940194B2 JP S5940194 B2 JPS5940194 B2 JP S5940194B2 JP 53139362 A JP53139362 A JP 53139362A JP 13936278 A JP13936278 A JP 13936278A JP S5940194 B2 JPS5940194 B2 JP S5940194B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
soluble polymer
ethylene
lubricating oil
alkyl ester
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53139362A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5566995A (en
Inventor
理一郎 長野
良輔 金重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Petrochemical Industries Ltd filed Critical Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Priority to JP53139362A priority Critical patent/JPS5940194B2/ja
Priority to US06/196,913 priority patent/US4388202A/en
Priority to DE7979901541T priority patent/DE2966681D1/de
Priority to PCT/JP1979/000289 priority patent/WO1980000976A1/ja
Priority to EP79901541A priority patent/EP0022871B2/en
Publication of JPS5566995A publication Critical patent/JPS5566995A/ja
Publication of JPS5940194B2 publication Critical patent/JPS5940194B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘度指数が高く、清浄分散性の優れた潤滑油組
成物に関する。
現在、当業界において、エチレン・プロピレン共重合ゴ
ム、ポリアルキルメタクリレート、ポリイノブチレン、
スチレン・インプレン共重合コムの水添物などが、潤滑
油の粘度指数向上剤として有用であることが知られてい
る。
しかし、これらの潤滑油添加剤は、清浄分散性や酸化安
定性に関しては未だ充分であるとは言い難く、例えば当
業界で周知のコーキングのテスト法であるパネルコーキ
ングテストを行うと、スラッジの生成量が多いなどの欠
点があるため、実際の使用に際しては、清浄分散剤を併
用する必要がある。
このため、これらの欠点を改良する検討が種々性われて
おり、例えばエチレン・プロピレン共重合ゴムを酸化し
た後、アクリロニトリルやメタクリル酸メチルの如き単
量体をグラフト重合したものが、粘度指数の向上と清浄
分散性の改善された潤滑油添加剤となることも知られて
いる(特公昭48−42685号、特公昭51−282
88号など)。
この技術では、共重合ゴムを一旦酸化した後、グラフト
重合するという二段階の変性を必要とするため、潤滑油
添加剤を得る操作が煩雑である上、変性反応の再現性が
乏しく、かつ酸化の段階で、ポリマー領土に、劣化の原
因となるハイドロパーオキシド基や炭素−炭素二重結合
が生成するため、その性能は必ずしも満足すべきレベル
にはない。
本発明者らは、潤滑油添加剤としてα−オレフィン系油
溶性重合体の有する利点を保持しつつ清浄分散性や低温
粘度を改良する方法について検討した結果、ラジカル開
始剤の存在下、一段で不飽和モノカルボン酸アルキルエ
ステルをグラフトする方法が有効であることを知った。
すなわち、本発明によれば、α−オレフィン系の油溶性
重合体に不飽和モノカルボン酸アルキルエステルをグラ
フトしてなる油溶性グラフト重合体、不飽和モノカルボ
ン酸アルキルエステルをグラフトしてなる潤滑用油およ
び必要に応じ潤滑用油、からなる潤滑油組成物が提供さ
れる。
本発明の潤滑油組成物を構成する油溶性グラフト重合体
はα−オレフィン系油溶性重合体に、不飽和モノカルボ
ン酸アルキルエステルをグラフトしたものである。
グラフト重合体の原料となる油溶性のα−オレフィン系
重合体としては、分子量が5000以上のものであって
、好ましくは190℃におけるメルトインデックスが0
.1ないし500、とくに好ましくは1ないし100で
あり、走査型差動熱量測定による吸熱ピークが実質的に
認められず、X線回折法による結晶化度が実質的に0%
であるような無定形ゴムがとくに適している。
たとえばエチレンと炭素数3ないし20のα−オレフィ
ンとの共重合ゴム、プロピレン・1−ブテン共重合ゴム
、プロピレン・4−メチル−1−ペンテン共重合ゴム、
スチレンとイソプレンのブロック共重合体の水添物(ス
チレンとα−インアミレンとのブロック共重合体)、ス
チレンとブタジェンのブロック共重合体の水添物(スチ
レンと1−ブテンとのブロック共重合体)のような共重
合ゴム、ポリイソブチレン、ポリブテンのような単独重
合体などを例示することができる。
とくに好ましいものは、エチレンとα−オレフィンの共
重合ゴム、中でもエチレン・プロピレン共重合ゴム又は
エチレン・1−ブテン共重合ゴムである。
これらの中でもエチレン含有量が40ないし80モル%
、とくに50ないし70モル%のものがもつとも適して
いる。
これらの油溶性重合体はオレフィン性不飽和結合ができ
るだけ少ない方が望ましく、したがってジエンやトリエ
ンなどのポリエン成分を全く含まないか又は該成分が含
まれている場合には水添処理が施されていることが望ま
しい。
何となれば、オレフィン性不飽和結合を含有する共重合
体は、不飽和モノカルボン酸アルキルエステルをグラフ
トする条件下で架橋し易く、該架橋されたグラフト共重
合体は潤滑用油に溶解せず、使用できないためである。
グラフト反応に用いられる不飽和モノカルボン酸アルキ
ルエステルのカルボン酸成分としては、アクリル酸、メ
タクリル酸ミクロトン酸、ビニル酢酸、アリル酢酸、ω
−ウンデシレン酸などを例示することができるが、特に
メタクリル酸が好ましい。
また、該不飽和エステルのアルコール成分としては、脂
肪族アルコール、脂環族アルコール、芳香族系アルコー
ルを挙げることができ、また該アルコール成分としては
、炭素数1ないし18のものを用いることが好ましい。
該アルコール成分を具体的に示せば、メチルアルコール
、エチルアルコール、n−7’ロピルアルコール、1s
o−7”ロピルアルコール、n−ブチルアルコール、1
so−プチルアルコーノ瓢 see −7”チルアルコ
ール、tert−ブチルアルコールの他、直鎖状あるい
は分枝状の以下のアルキルアルコール、スナワチ、ヘン
チルアルコール、ヘキシルアルコール、ヘプチルアルコ
ール、オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシル
アルコール、ウンデシルアルコール、ドデシルアルコー
ル、トリデシルアルコール、テトラデシルアルコール、
ペンタデシルアルコール、ヘキサデシルアルコール、ヘ
キサデシルアルコール、オクタデシルアルコールなどの
脂肪族アルコール、シクロヘキシルアルコールに例示さ
れる脂環族アルコール、ベンジルアルコールに例示され
る芳香族系のアルコール等を挙げることができるが、こ
れらの中では脂肪族アルコールを成分とするものが好ま
しい。
また、グラフト反応に際しては、これらの不飽和カルボ
ン酸エステルを2種以上間時に用いても良いし、更には
2種以上のアルコール成分からなる不飽和カルボン酸エ
ステルを用いても良い。
油溶性グラフト重合体は実質的にゲルを含んでおらず、
その190℃におけるメルトインデックスは0.1ない
し500、とくに1ないし300のものが好適である。
またその中の不飽和モノカルボン酸アルキルエステル単
位は、油溶性グラフト重合体11当り、10−2ないし
5ミリ1当量、とくに5X10−2ないし1ミリ2当量
であ葛ことが好ましい。
グラフト反応には、有機過酸化物やアゾニトリル等のラ
ジカル開始剤を使用することができる。
有機過酸化物には、アルキルパーオキシド、アリールパ
ーオキシド、アシルパーオキシド、アロイルパーオキシ
ド、ケトンパーオキシド、パーオキシカーボネート、゛
パーオキシカーボネートート、ヒドロパーオキシド等が
含まれる。
アルキルパーオキシドとしては、ジイソプロピルパーオ
キシドおよびジターシャリブチルパーオキシド、アリー
ルパーオキシドとしてはジクミルパーオキシド、アシル
パーオキシドとしてはジラウロイルパーオキシド、アロ
イルパーオキシドとしてはジベンゾイルパーオキシド、
ケトンパーオキシドとしてはメチルエチルケトンパーオ
キシド、シクロヘキサノンパーオキシド、ヒドロパーオ
キシドとしてはターシャリブチルヒドロパーオキシド、
クメンヒドロパーオキシド等を挙げることができる。
アゾニトリルとしてはアゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソプロピオニトリル等を例示できる。
反応溶媒としては、潤滑油自体を用いる。
ラジカル開始剤としては、前記の内では、例えばジター
シャリブチルパーオキシド、ターシャリブチルパーオキ
シイソブチレート、ターシャリブチルパーオキシオクト
エート等、該ラジカル開始剤の分解生成物の沸点が、使
用するエステル単量体の沸点より低いか、あるいは同等
であるような開始剤を使用することが好ましい。
なぜならば、反応終了後反応液に対し通常の脱気処理を
施すことにより、未反応のエステル単量体とともに開始
剤の分解物も同時に除去できるからである。
この方法は、グラフトの反応液からグラフト化ゴムを単
離する工程を省略することができ、反応液をそのまま又
は必要に応じて潤滑油で希釈して本発明の潤滑油組成物
とすることができる。
更にこの方法によれば、油溶性重合体と同時に潤滑用油
も不飽和エステル単量体と反応する。
このような変性物は潤滑油組成物にいっそう好ましい性
質を付与する。
グラフト反応は、反応温度80ないし250℃、とくに
100ないし200℃の範囲で行うのが好ましい。
反応温度が前記範囲より低い場合は、不飽和カルボン酸
エステルのホモポリマーの生成を抑制することができず
、かつ油溶性重合体の架橋が起こり易くなり、潤滑油添
加剤として適したものが得難くなる。
また、反応温度が前記温度よりも高いと、グラフト反応
が起こりにくくなるため好ましくない。
グラフト反応は、潤滑油1000容量部に対し油溶性重
合体10ないし300重量部程度、またラジカル開始剤
を0.2ないし20重量部程度の濃度となる条件で行う
のがよい。
また不飽和エステル単量体の単独重合体が生成しない反
応方法を選ぶことが好ましい。
例えば、該油溶性重合体を潤滑油に溶解し、80℃ない
し250℃、好ましくは100℃ないし200℃の範囲
の温度で、不飽和エステル単量体とラジカル開始剤を同
時に供給する方法が好ましい。
更には、該油溶性重合体および不飽和エステル単量体を
潤滑油に溶解し、上記温度範囲でラジカル開始剤を供給
する方法、該油溶性重合体、不飽和エステル単量体、ラ
ジカル開始剤を潤滑油に均一に溶解させたあと、上記温
度範囲で反応を行う方法なども採用することができる。
上記の場合において、反応液をそのままあるいは必要に
応じて反応終了後、脱気処理を施したのち、さらに同−
又は他の潤滑用油で稀釈して潤滑油として使用すること
ができる。
この場合、不飽和エステル単量体の全供給量の10ない
し90%程度が潤滑用油と反応している。
潤滑油組成物中の油溶性グラフト重合体の濃度は、通常
0.5ないし30重量%程度である。
潤滑油組成物中には、他の潤滑油添加剤が配合されてい
てもよい。
例えば、他の粘度指数向上剤、清浄分散剤、極圧添加剤
、流動点降下剤、消泡剤、酸化防止剤などが配合されて
いてもよい。
本発明の潤滑油組成物は、粘度指数が高い上に低温粘度
が低く清浄分散性も優れている。
次に実施例によりさらに詳細に説明する。
なお実施例中における各試験は次のようにして行った。
(1)動粘度 JISK2283に従い、キャノン−フェンスケ粘度管
を用い、100下又は210下の温度で測定した。
(2)粘度指数 JIS K2284に従い、粘度指数を求めた。
(3)剪断安定性 ASTM D−2603−70に準じて測定した。
すなわち、試料油に対し、100WIOKH2の超音波
を30分間照射し、テスト前後の210’Fにおける動
粘度(各々η1、η2とする)を測定し、次式により求
めた。
剪断安定性(粘度低下率) (4)CC8低温粘度 JISK2606に従い、O’Fの低温粘度をキャノン
社製低温粘度計を用いて測定した。
(5)清浄分散性 Fed Te5t Method STD、A、
791 B(Coking Tendency of
Oil )の規格に準拠して製作されたパネルコーキ
ングテスターを用いて試験を行った。
Alパネル温度285℃、試料温度125℃の条件で、
スプラッシャ−回転1秒−静止9秒のサイクルを繰り返
し、5時間後にテストピース面に付着したカーボンスラ
ッジ分の重量(Tv)を測定した。
(6)オイル溶液の透明度 JISKOIOIにおける水の濁度測定法に準じて精製
カオリンと蒸留水を用い、カオリン濃度5.10.15
.20.30.40.50.100.200.400.
500ppmの濁度標準液を調製し、標準液との比較を
目視で行った。
この方法によると、カオリン含量20ppm相当までは
完全に透明又はほとんど透明で、カオリン30〜50p
pmではやや白濁し、1100ppを越えるとかなり濁
って見える。
繰り返し試験後の判定誤差は±5ppmであった。
実施例 1 エチレン・プロピレンゴム(エチレン含量60モル%、
デカリン135℃における還元比粘度(R8V )
1.o、190℃テノメルトインテックス(荷重216
0グ、オリフィス径2mmφ)30(yZio分)、数
平均分子量1.8万、GPCによるMw/Mn=1.9
(DSCによる吸熱ピークなく、X線による結晶化
度O%)200Pを市販の#100中性油(100下、
210下における動粘度が各々22.5 cst、
4.27 cstであり、粘度指数が104、流動点−
17,5℃)sooyに加え、液の窒素ガス置換を1時
間行った。
液温を150℃に昇温し、共重合ゴムを完全に溶解させ
た。
このゴム−オイル溶液11に対し150℃の温度で71
.2Pのn−ブチルメタクリレート18.31のジター
シャリブチルパーオキシドを4時間かげて滴下した。
更に後反応として攪拌を2時間続けた。
引き続き、系の温度を180℃に上げ、反応液に窒素ガ
スを2時間吹込むことにより、系内の未反応ノモノマー
、パーオキシドの分解物など揮発分を除去した。
得られた変性液は透明で、カオリン含有20ppmの標
準液に相当していた。
この変性液を市販の#150中性油(100下、210
下における動粘度が各々33.1.5.36cstで、
粘度指数105、流動点−17,5℃)に125wt%
添加することにより210下で17cstの試料油Aを
調製した。
参考例 1 実施例1で得られた変性液100TLlに対し、アセト
ンとヘキサンを加えることによってポリマーを沈殿させ
た。
得られたポリマーをアセトンで繰返し洗浄し精製クラフ
トゴム16グを得た。
このもののn−ブチルメタクリレート含量は3.9wt
%(0,27ミリ当量/グ)、R8Vは1.08であっ
た。
この変換液と揮発分のトラップ液を分析した結果、使用
したn−ブチルメタクリレートのうち、ぬポリマーにグ
ラフトしたものは13%、中性油を反応したもの85%
、揮発分としてトラップされた未反応物2%、脱気処理
後の変性液に残った未反応物O%であった。
得られた精製グラフトゴムを一旦、#100の中性油に
溶解し、ポリマー分20wt%の透明なオイル溶液を得
た。
更に、これを実施例1で用いた#150の中性油に12
.3%添加し、210下における動粘度17cstの試
料油Bを調製した。
これらAおよびBの試料油についての各種テスト結果を
表1に示した。
比較例 1 実M例1と同じエチレン・プロピレンゴム200グを実
施例1と同一の#100中性油5ooyに加え、実施例
1と同様にポリマー分20wt%のオイル溶液を調製し
た。
この溶液の透明度は濁度標準液でカオリン15ppmの
液に相当していた。
この溶液を更に実施例1の#150中性油に12.7w
t%添加し、210下の動粘度17 cstの試料油C
を調製した。
このテスト結果を表1に示した。
参考例 2 市販のポリメタクリレート系粘度指数向上剤を参考例1
で用いた#150中性油に12.4wt%添加し、21
0下における動粘度17 cstの試料油りを調製した
テスト結果を表2に示した。比較例 2 比較例1で用いたエチレン・プロピレンゴムの#100
中性油溶液(ポリマー分20wt%)と、参考例2で用
いたポリメタクリレート系粘度指数向上剤とを4:1の
割合で混合し、この混合液を参考例1で用いた#150
中性油に12.5wt%添加することにより、試料油E
を調製した。
テスト結果を表2に示した。
表1および表2の結果から、本発明方法によるグラフト
共重合ゴムは、変性前の良好な粘度指数向上性および剪
断安定性を維持しながら、清浄分散性を著しく改善して
いることが明らかである。
更に、この結果は、エチレン共重合ゴムにメタクリレー
トエステルを本発明方法に従ってグラフトした時のみに
発現するものであり、それ自身は清浄分散性を持たない
市販のポリメタクリレート系の粘度指数向上剤を単にプ
1/ンドしただけでは到底達し得ないものであることも
、これらの実験事実から明らかである。
実施例 3ないし6 グラフトするモノマーとして、メチルメタクリレート、
2−エチルへキシルメタクリレート、ラウリルメタクリ
レート、ステアリルメタクリレートを用いる以外は、実
施例1と全く同一の方法により、各々透明な変性−中性
油溶液を得た。
各変性液を#150中性油に各々12.0、■3.1.
13.4.13.7%添加することにより、試料油G、
H1■、Jを得た。
各試料油のテスト結果を表3に示した。
実施例 7ないし9 実施例1で調製した試料油Aで用いたn−ブチルメタク
リレート変性液(添加量12.5wt%)の一部を比較
例1で用いた未変性のエチレン−プロピレンゴムの#1
50中性油溶液で置換することにより、試料油A中の変
性ゴム溶液を未変性ゴム溶液で希釈した試料油に、 L
、 Mを得た。
これらの結果を表4に示した。
実施例 10ないし13 n−ブチルメタクリレートとジターシャリブチルパーオ
キシドの供給量を増減させる他は実施例1と全く同じ方
法により、エチレン・プロピレン共重合ゴム中のグラフ
ト量の異なる変性液を得た。
これを更に、実施例1と同様に、#150の中性油に溶
解し、210下において17 cstである試料油N、
0、P、Qを調製した。
テスト結果を表5に示した。
BMA: n−ブチルメタクリレート 実施例 14.15 エチレン含量が異なるエチレン・プロピレン共重合ゴム
を用いる以外は実施例1と同じ方法でn−ブチルメタク
リレート変性液を得た。
これを#150中性油に添加することにより、2IQ’
Fにおいて17 cstである試料油R,Sを調製した
結果を表6に示した。
実施例16.17および比較例3 変性剤であるn−ブチルメタクリレートとジターシャリ
ブチルパーオキシドの添加方法を表7のように変更する
以外は、実施例1と同様の方法に従い、n−ブチルメタ
クリレートで変性したエチレン・プロピレン共重合ゴム
の#100中性油溶液を調製した。
これを、実施例1と同じ方法により市販の#150中性
油に添加し、210下において17cstである試料油
T、U、Vを調製した。
テスト結果を表7に示した。
BMA : n−ブチルメタクリレート。
DTBPOニジターシャリブチルパーオキシド。
一括:エチレン・プロピレン共重合ゴムを#100中性
油に溶解し、150℃に昇温後、一括して添加。
4 hr滴下:エチレン・プロピレン共重合ゴムを#1
00中性油に溶解し、150℃に昇温後、4 hr か
げて滴下。
BPR:エチレン・プロピレン共重合ゴム。
実施例 18 ラジカル開始剤としてベンゾイルパーオキシド6.05
1?(60mlのアセトン溶解)、反応温度ヲ100℃
とする他は実施例1と同様にして、n−プチルメタクリ
レート変性#100中性油溶液を得た。
潰裂グラフトゴム中のn−ブチルメタクリレートの含量
は9.3wt%(0,65ミリ当量/グ)であった。
この変性中性溶液を実施例1と同様に#150中性油に
13.6wt%添加することにより、210下において
17 cstである透明な試料油Zを調製した。
この試料油Zについてテストした結果、粘度指数163
であり、パネルコーキングテスト後のスラッジ付着量は
95m9、超音波照射後の粘度低下率も8.0%と良好
な性能を示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 α−オレフィン系の油溶性重合体に不飽和モノカル
    ボン酸アルキルエステルをグラフトしてなる油溶性グラ
    フト重合体、不飽和モノカルボン酸アルキルエステルを
    グラフトしてなる潤滑用油および必要に応じ潤滑用油、
    からなる潤滑油組成物。 2 該α−オレフィン系油溶性重合体がエチレン共重合
    ゴムである特許請求の範囲1記載の組成物。 3 該エチレン共重合ゴムがエチレン・プロピレン共重
    合ゴムである特許請求の範囲2記載の組成物。 4 該α−オレフィン系油溶性重合体の190’Cにお
    けるメルトインデックスが0.1ないし500の範囲に
    ある特許請求の範囲1又は2に記載の組成物。 5 該エチレン共重合ゴム中のエチレン組成が40ない
    し80モル%の範囲にある特許請求の範囲2又は3に記
    載の組成物。 6 該α−オレフィン系油溶性重合体が無定形ゴムで走
    査型差動熱量測定による吸熱ピークが実質的に認められ
    ず、X線回折法による結晶化度が0%である特許請求の
    範囲1又は2に記載の組成物。 7 不飽和モノカルボン酸アルキルエステルのアルコー
    ル成分の炭素数が1ないし18である特許請求の範囲1
    記載の組成物。 8 不飽和モノカルボン酸アルキルエステルのカルボン
    酸成分がメタクリル酸である特許請求の範囲1記載の組
    成物。 9 不飽和モノカルボン酸アルキルエステル単位が、油
    溶性重合体11当り、10ないし5ミリ当量含有されて
    いる特許請求の範囲1.7.8のいずれかに記載の組成
    物。 10 潤滑用油中、α−オレフィン系油溶性重合体を
    溶解させ、実質的に不飽和モノカルボン酸アルキルエス
    テルのホモポリマーが生成しない条件下に不飽和モノカ
    ルボン酸アルキルエステルを該α−オレフィン系油溶性
    重合体と潤滑用油に反応せしめ、必要に応じ潤滑用油で
    希釈することを特徴とする潤滑油組成物の製造方法。 11 該α−オレフィン系油溶性重合体がエチレン共
    重合ゴムである特許請求の範囲10記載の方法。 12該工チレン共重合ゴムがエチレン・プロピレン共重
    合ゴムである特許請求の範囲11記載の方法。 13 該α−オレフィン系油溶性重合体の190℃に
    おけるメルトインデックスが0.1ないし500の範囲
    にある特許請求の範囲11又は12に記載の方法。 14 該エチレン共重合ゴムのエチレン組成が40な
    いし80モル%の範囲にある特許請求の範囲11又は1
    2に記載の方法。 15 該α−オレフィン系油溶性重合体が無定形ゴム
    で走査型差動熱量測定による吸熱ピークが実質的に認め
    られず、X線回折法による結晶化度が0%である特許請
    求の範囲10又は11に記載の方法。 16 不飽和モノカルボン酸アルキルエステルのアル
    コール成分の炭素数が1ないし18である特許請求の範
    囲10記載の方法。 17不飽和モノカルボン酸アルキルエステルのカルボン
    酸成分がメタクリル酸である特許請求の範囲10記載の
    方法。 18 反応温度を80℃ないし250℃とする特許請
    求の範囲10記載の方法。
JP53139362A 1978-11-14 1978-11-14 潤滑油組成物およびその製法 Expired JPS5940194B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53139362A JPS5940194B2 (ja) 1978-11-14 1978-11-14 潤滑油組成物およびその製法
US06/196,913 US4388202A (en) 1978-11-14 1979-11-13 Lubricating oil composition and process for preparation thereof
DE7979901541T DE2966681D1 (en) 1978-11-14 1979-11-13 Lubricating oil composition and process for producing same
PCT/JP1979/000289 WO1980000976A1 (fr) 1978-11-14 1979-11-13 Composition d'huile de lubrification et son procede de fabrication
EP79901541A EP0022871B2 (en) 1978-11-14 1979-11-13 Lubricating oil composition and process for producing same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53139362A JPS5940194B2 (ja) 1978-11-14 1978-11-14 潤滑油組成物およびその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5566995A JPS5566995A (en) 1980-05-20
JPS5940194B2 true JPS5940194B2 (ja) 1984-09-28

Family

ID=15243554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53139362A Expired JPS5940194B2 (ja) 1978-11-14 1978-11-14 潤滑油組成物およびその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5940194B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2940675B2 (ja) * 1989-03-06 1999-08-25 三井化学株式会社 潤滑油組成物
JP7189754B2 (ja) * 2018-12-13 2022-12-14 三井化学株式会社 潤滑油用粘度指数向上剤および潤滑油組成物
JP7261596B2 (ja) * 2019-01-31 2023-04-20 三井化学株式会社 潤滑油用粘度指数向上剤および潤滑油組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5566995A (en) 1980-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4070027B2 (ja) 潤滑油用分散剤粘度指数改良剤の製造方法
DE3382781T2 (de) Öl- und Kraftstoffzusammensetzungen, Verwendung von Polymeren als Zusätze in diesen und Verfahren zur Herstellung der Polymere.
DE3880401T2 (de) Schmieroelgemisch.
US4810754A (en) High temperature peroxide induced telomerization processes for grafting vinyl nitrogen containing monomers onto olefin polymers
JPS5947686B2 (ja) グラフト共重合体の製造方法
DE102005031244A1 (de) Öllösliche Kammpolymere
JP2001521049A5 (ja)
JPH07501832A (ja) アルケニル琥珀酸無水物の遊離ラジカルを触媒とした二工程製造方法
DE102007032120A1 (de) Verwendung von Kammpolymeren zur Verringerung des Kraftstoffverbrauchs
JP3027164B2 (ja) グラフトコポリマーの製造法
EP0022871B1 (en) Lubricating oil composition and process for producing same
DE102007046223A1 (de) Verwendung von Kammpolymeren zur Verringerung des Kraftstoffverbrauchs
JPS61181528A (ja) 濃厚重合体ブレンド用相溶化剤の製造方法及び濃厚潤滑油添加剤としてそれらを使用する方法
DE4021095A1 (de) Viskositaetsindex-verbesserer und verfahren zu seiner herstellung
JPS5940194B2 (ja) 潤滑油組成物およびその製法
US4816172A (en) Clear high-performance multifunction VI improvers
JPS6011998B2 (ja) 潤滑油組成物およびその製造方法
JPS6248717B2 (ja)
JP2002522579A (ja) アクリルポリマーの熱的酸化安定性の改善
JP2928919B2 (ja) 粘度指数向上剤
JPH08176576A (ja) 潤滑油用粘度指数向上剤
JPH07228642A (ja) 粘度指数向上剤および粘度指数向上方法
JPS638159B2 (ja)
CN115461433B (zh) 聚(甲基)丙烯酸烷基酯聚合物的制备方法
EP0292652B1 (en) Oil and fuel compositions, polymers useful as additives therein and methods of making the polymers