JPS5937224B2 - パツド材入り内装部品の端末処理方法 - Google Patents

パツド材入り内装部品の端末処理方法

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JPS5937224B2
JPS5937224B2 JP55047417A JP4741780A JPS5937224B2 JP S5937224 B2 JPS5937224 B2 JP S5937224B2 JP 55047417 A JP55047417 A JP 55047417A JP 4741780 A JP4741780 A JP 4741780A JP S5937224 B2 JPS5937224 B2 JP S5937224B2
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JP
Japan
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mold
sheet material
pad
sheet
core material
Prior art date
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Application number
JP55047417A
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English (en)
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JPS56144156A (en
Inventor
博清 森田
文彦 斎藤
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Publication date
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は自動車の内装あるいは家具等に用いられるパ
ッド材入り内装部品の端末処理方法に関する。
例えば自動車用ドアトリム等の内装部品は、従来第1図
に示すように、予めPVCシート等の表皮材1にパッド
材2をラミネート加工したラミネートシート3を、芯材
4の形状よりー廻り大きくトリムし、これを芯材4上に
被覆貼着するとともに、その縁部の巻き込みしろ3aを
芯材4の裏面に折り返し固着するようにしている。
ところが、この方法にあつては、その巻き込みしろ3a
の処理に問題があり、ラミネートシート3をそのままト
リムして芯材4側に巻き込んで固着したのでは(第2図
参照)、その部分が大きく脹らんで所望形状が得られず
、組立時に相手部品との嵌合が困難となる欠点があると
ともに、パッド材2の弾力によつて固着部分が剥がれ易
くなり、特に厚いパッド材2を用いたものでは温度差な
どの条件下で剥がれ易い欠点があつた。
そのため、特に製品縁部の仕上がり寸法が厳密に要求さ
れる場合や、比較的厚いパッド材2を使用してそのまま
では剥れ易い場合には、芯材4よりはみ出た部分のパッ
ド材2を表皮材1のみ残して剥取るか、あるいはウエル
ダ加工することによりパッド材を押潰すといつた工程を
加える必要があり、工数的な問題、仕上がり外観上の問
題があつた。
本発明は以上の如き問題点に鑑みなされたものであつて
、シート材に用いられるパッド材として独立気泡性の熱
可塑性プラスチック材料を用いるとともに、このシート
材を予熱して可塑化した後成形型を用いて芯材に貼着す
ると同時に、シート縁部の巻き込みしろが加圧されるこ
とによつて可塑的に変形され、パッド材中の各気泡が圧
潰消滅して薄肉偏平化されるようにしたパッド材入り内
装部品の端末処理方法を提供するものである。
以下この発明方法の一実施例を図面を参照して説明する
。第3図はこの発明に用いられるシート材10の模式的
断面を示すもので、このものはPVCシートなどからな
る表皮材11に独立気泡性の熱可塑性プラスチックから
なるパッド材12を予めラミネートしたものであり、図
においてはそのパッド材12は多数のセル12aの集合
体として描かれ、各セル毎に独立した気室が形成されて
いる。
そして、このように構成されたシート材10を加熱すれ
ば、パツド材12はその熱により可塑化するとともに、
個々のセル12a内は加熱により内部圧が高くなる結果
パツド材全体が膨化する。例えばパツド材12の材質と
して発泡ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル、
ブタジエン等の独立気泡発泡体の場合には130℃〜1
80℃で膨化する。また第4図はこの発明に用いられる
成形型を示すもので、このものは、予め製品形状にプレ
ス加工などされた芯材13をその形状に載置する下型1
4およびこの下型14に所望厚みのクリアランスdを設
けて係合される上型15とからなり、かつこれら上下型
15,14の型面15a,14aと連接する周縁部15
b,14bは平担状に形成され、かつその縁端において
、下型14には凹部14cが刻設されているとともに、
上型15にはこの凹部14cと対向して切刃15cが突
設されて上記シート材10のトリミングラインを構成し
ている。
次に以上のように構成された成形型を用いてシート材1
0と芯材13を接合する順序を説明する。
先ず準備工程として、上記シート材10を芯材13の形
状よりやや大きめに、その縁部に巻き込みしろを含む面
積分概略トリムしておく。次にこのシート材10を予熱
して可塑化させる一方、予め別工程で製品形状にプレス
加工された芯材13上に接着剤を塗布し、同第4図のよ
うに下型14の型面14a上に載置しておく。
この時迄にシート材10は軟化するとともに、そのパツ
ド材12中の個々のセル12aの容量は大となり、パツ
ド材12が大きく膨化する。
次にこのシート材10を芯材13上に位置決めし、載置
すれば、シート材10は軟化した状態で芯材13の曲面
形状に沿つて仮止めされる。しかる後第5図に示すよう
に上型15を下型14上に加圧係合すれば、膨化してい
たパツド材12の個々のセル12aがその加圧力に応じ
て収縮し、両型面14a,15aに位置するセルはその
クリアランスα分上下方向に圧縮される結果、第6図に
示すようにだ円形に変形し、かつ一部のセル同士の気室
は連絡した形状となりこの状態のまま冷却し、芯材13
に貼着される。また周縁部14b,15bに位置するパ
ツド材12は第6図の状態から更に圧縮される結果、そ
の各セル12aが破れて圧潰し、各気室が次々と連鎖状
に連絡して一個の気泡となつた状態で外部にその気泡が
逃れ、薄肉偏平化する。
この状態で更に上型15の加圧を継続すると、更に周縁
部のシート材10が偏平化されるとともに、切刃15c
が凹部14c内に喰い込み、この部分に位置するシート
材10を喰い切り、トリミングする。シート材10が冷
却した後上型15を取外せば、第7図に示すようにシー
ト材10と芯材13とが一体化され、かつその縁部巻き
込みしろ10aが偏平化され、かつ精度よくトリムされ
た製品を得る。したがつて、この巻き込みしろ10aを
芯材13の裏面に矢印の如く折返して接着すれば製品を
完成するのである。
そして、このようにして得た内装部品の表面は、土型1
5の型面15aの精度に相当して精度よく成形され、か
つ内装材特有の弾力性を保つとともに、その縁部の折返
し部分は芯材13の外形に薄肉偏平化されたシート材1
0の巻き込みしろ10aの厚みを加えただけでなので寸
法精度が向上し、かつ裏面貼着作業も極めて簡素化する
なお、成形型としては一般のコールドプレス型か、この
プレス型とヒータを組合せ、成形直前にシート材を加熱
させるもの、あるいはプレスと同時に両型を真空吸引す
る形式のもの等種々の成形型を用いることが可能であり
、更に長尺状のシート材を1シヨツト毎に連続して送り
ながら成形を行うようにすれば更に工程が簡略化する。
以上説明したようにこの発明に係るパツド材入り内装部
品の端末処理方法にあつては、シート材に用いられるパ
ツド材として独立気泡性の熱可塑性プラスチツク材料を
用いるとともに、このシート材を予熱して可塑化した後
成形型を用いて芯材に貼着すると同時に、シート縁部の
巻き込みしろが加圧されることによつて可塑的に変形さ
れ、パツド材中の各気泡が圧潰消滅して薄肉偏平化され
るようにしたものであるから、折返し後の製品の外形精
度が向土し、その誤差も実寸で詣単位以下のものとなる
ため相手部品に対する取付け精度が格段に向上し、かつ
一成形工程毎にその端末を同時に処理できるため工数も
一工程削減できるなどの利点を有する。
更にこの発明にあつては一担成形した後はその形状を維
持し、パツド材として例えばウレタン発泡樹脂等を用い
た場合に比して再加熱や加圧を解除した後形状の戻りが
ないため、製品表面をその型精度に応じて精度よく成形
できるという大きな利点を有するとともに、実施例に示
すように成形と同時に縁部を喰い切つてトリミングする
ようにすれば、面倒なトリミング作業も不要となり、工
数を削減する上で極めて有効となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の端末処理の方法を示す説明図、
第3図は本発明に用いるシート材を模式的に示す部分断
面図、第4図は本発明に用いる成形型の部分断面図、第
5図は同成形型を係合した状態の説明用断面図、第6図
はその部分を模式化して示す断面図、第7図は製品の完
成状態を示す部分断面図である。 10・・・・・・シート材、11・・・・・・表皮材、
12・・・・・・パツド材、12a・・・・・・セル、
14・・・・・・下型、15・・・・・・上型。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 独立気泡性の熱可塑性プラスチックからなるパッド
    材、及び表皮材とを2層に積層してなるシート材を、そ
    の縁部に巻き込みしろを含む面積分子熱して可塑化した
    後、このシート材を下型に載置された芯材上に仮止めし
    、しかる後上型を下型に加圧係合してシート材をその型
    形状に沿つて芯材上に貼着するとともに、その縁部巻き
    込みしろを上記加圧により可塑的に変形させてパッド材
    中の各気泡をその内圧に抗して圧潰消滅せしめて薄肉偏
    平化させたことを特徴とするパッド材入り内装部品の端
    末処理方法。
JP55047417A 1980-04-10 1980-04-10 パツド材入り内装部品の端末処理方法 Expired JPS5937224B2 (ja)

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JPS56144156A JPS56144156A (en) 1981-11-10
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970569A (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 高島屋日発工業株式会社 パツド材付表皮材を芯板に被套した内装板の製造法
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JPH0822553B2 (ja) * 1991-02-08 1996-03-06 河西工業株式会社 表皮材の成形方法

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