JP3171540B2 - 成形天井の製造方法 - Google Patents

成形天井の製造方法

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JP3171540B2 JP12563095A JP12563095A JP3171540B2 JP 3171540 B2 JP3171540 B2 JP 3171540B2 JP 12563095 A JP12563095 A JP 12563095A JP 12563095 A JP12563095 A JP 12563095A JP 3171540 B2 JP3171540 B2 JP 3171540B2
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車などの成形天井の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サンルーフの開口部5を備える自動車の
成形天井1は図7に示すように、開口部5の周縁の芯材
2と表皮材3とを裏面側に巻き返して芯材2に貼り付
け、この天井材1を盲クリップ11で車体パネル12に
固定している。
【0003】以下に従来の成形天井の製造方法について
図8(a)乃至(e)を用いて説明する。
【0004】通常、自動車の成形天井1の芯材2にはレ
ジンフェルトが用いられることが多く、先ず、この芯材
2をプレス成形した後に、外形4をトリムしサンルーフ
の開口部5をピアスする。
【0005】次に、ホットメルトまたは接着剤つきの表
皮材3と芯材2表面とを加熱し、表皮材3を芯材2に貼
合わせた後に、表皮材3の巻き返し代3aを残して外形
4をトリムし、サンルーフの開口部5に巻き返し代9を
つけてピアスする。その後表皮材3の外形4と開口部5
との巻き返し代3a、9を芯材2裏面側に巻き返して芯
材2に貼り付けている。
【0006】この他に芯材がフレキシブルなものであれ
ば、表皮材と芯材とを同時に成形し、外形と開口部とを
トリム、ピアス後に芯材ごと巻き返す方法もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、芯材2の外形4と開口部5とを一旦トリ
ム、ピアスした後に、表皮材3を貼り付けてからさらに
表皮材3の外形4と開口部5とをトリム、ピアスする工
程が必要であるため、工数が極めて多くコスト高になる
などの問題点を有していた。また、表皮材と芯材とを同
時に成形し芯材ごと巻き返す方法では、芯材の剛性が高
い発泡ノリルなどの場合は巻き返しが容易でなく、見栄
えよくできないなどの不具合があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、開口部の巻き返しが容易で、工数がかからずコスト
の安い成形天井の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の成形天井の製造方法は、発泡ノリルからなる
芯材にウレタンを積層した表皮材を貼着して予熱し軟化
させて芯材と表皮材とを同時に成形する成形工程と、芯
材と表皮材とをトリムし、開口部をピアスするトリム・
ピアス工程と、開口部周縁の芯材をカット刃と下型とで
挟んで削ぎ落とすカット工程と、開口部周縁の表皮材を
芯材裏面側に巻き返して芯材に接着する巻き返し工程と
からなることを特徴としている。
【0010】
【作用】この方法によって、成形されトリム・ピアスさ
れた芯材と表皮材との間にウレタンが積層されているの
で、カット工程においてウレタン層で確実に芯材を削ぎ
落とすことが可能であり、工数がかからず容易に開口部
の巻き返しができてコストが安くなる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図1乃至図
3を参照しながら説明する。尚、従来例で示した部品と
同じ部品には同符号を付してある。
【0012】成形天井1はポリフェニレンオキシド(P
PO)変性品である発泡ノリルの芯材2に不織布やクロ
スなどの表皮材3が貼着されて構成されている。
【0013】発泡ノリルは熱可塑性プラスチックで、軟
い発泡層の両面を硬いスキン層が覆う三層構造をなして
おり、比重1.06で電気特性にすぐれ、機械的性質、
耐熱性、耐水、耐熱水蒸気性に優れていて、且つ難燃性
を有している。
【0014】成形天井1の製造方法を説明する。先ず、
表皮材3にウレタン6をホットメルトなどによって積層
したものを芯材2に貼着し、これを予熱して成形できる
状態まで軟化させてから、表皮材3と芯材2とを同時に
コールドプレスする。次に、成形された天井材1の外形
4をトリムし、サンルーフの開口部5をピアスした後、
開口部5周縁の芯材2をカット刃7によって削ぎ落と
す。
【0015】カット刃7は図2及び図3に示すように、
天井材1をセットする下型8とこの下型8との間に間隔
aをもって上下動するように設定されており、下型8に
表皮材3を下にして天井材1をセットした後にカット刃
7を下降させて下型8から突き出た芯材2を削ぎ落とす
ように作用する。
【0016】この時、削ぎ落とし易いように芯材2と表
皮材3との間にウレタン6が入っているので、表皮材3
と芯材2との間のウレタン6部分を芯材2と共に確実に
削ぎ落とすことができ、あとに巻き返しの容易な表皮材
3とウレタン残物が残る。この巻き返し部9を芯材2裏
面側に巻き返して接着剤によって接着する。
【0017】発泡ノリルは剛性が高いため反力が強く、
芯材ごと巻き返すことは容易ではなく、特に開口部の四
隅では不可能でり、また、表皮材にウレタンの積層がな
い場合は、発泡層が削ぎ落とされて硬いスキン層が残り
巻き返しが困難であるが、以上のような方法によって成
形天井の開口部の巻き返し部を成形することにより、芯
材を予め成形しトリム・ピアスした後に、芯材を再び加
熱しプレス貼りし、さらに表皮材と共にトリム・ピアス
するような手間を省くことができる。
【0018】この方法は表皮材とウレタンとの間に不織
布やフィルムなどの材料を適宜に挿入した場合でも同様
に可能である。
【0019】図4に示すようなカット刃7と下型8との
隙a、上型10のと下型8との隙b、カット刃7の進入
距離cなどを種々変えて、芯材2に発泡ノリルを使用し
ウレタン6を積層した表皮材3にトリコットクロスを用
いた場合Aと、不織布を用いた場合Bの天井材1のカッ
トの難易度を実験した結果を図5に示す。
【0020】また、この方法は図5に示すようにカット
刃7の先端を尖らしておくと、開口部5内側の不用部の
芯材2と表皮材3のカットと巻き返し部9の芯材2削ぎ
を同時に行うことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明は、発泡ノリルから
なる芯材にウレタンを積層した表皮材を貼着して予熱し
軟化させて、芯材と表皮材とを同時に成形する成形工程
と、芯材と表皮材とをトリムし、開口部をピアスするト
リム・ピアス工程と、開口部周縁の芯材をカット刃と下
型とで挟んで削ぎ落とすカット工程と、開口部周縁の表
皮材を芯材裏面側に巻き返して芯材に接着する巻き返し
工程とからなることを特徴とするから、成形されトリム
・ピアスされた芯材と表皮材との間にウレタンが積層さ
れているので、カット工程においてウレタン層で確実に
芯材を削ぎ落とすことが可能であり、工数がかからず容
易に開口部の巻き返しができてコストが安い成形天井の
製造方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における成形天井の製造方法
によって製造された成形天井の平面図である。
【図2】同製造方法に使用されるプレス機の正面図であ
る。
【図3】(a)同プレス機のカット刃のカット前の動作
説明図である。 (b)同プレス機のカット刃のカット後の動作説明図で
ある。
【図4】同製造方法の実験に使用されるプレス機の要部
正面図である。
【図5】同製造方法の他のカット刃の動作説明図であ
る。
【図6】従来の製造方法によって製造された成形天井の
一部断面図である。
【図7】従来の製造方法の工程説明図である。
【符号の説明】
1 成形天井 2 芯材 3 表皮材 5 開口部 6 ウレタン 7 カット刃 8 下型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 69/00 - 69/02 B29D 31/00 B29C 51/00 - 51/46 B60R 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡ノリルからなる芯材にウレタンを積
    層した表皮材を貼着して予熱し軟化させて芯材と表皮材
    とを同時に成形する成形工程と、芯材と表皮材とをトリ
    ムし、開口部をピアスするトリム・ピアス工程と、開口
    部周縁の芯材およびウレタンをカット刃と下型とで挟ん
    で表皮から削ぎ落とすカット工程と、開口部周縁の表皮
    材を芯材裏面側に巻き返して芯材に接着する巻き返し工
    程とからなることを特徴とする成形天井の製造方法。
JP12563095A 1995-04-27 1995-04-27 成形天井の製造方法 Expired - Fee Related JP3171540B2 (ja)

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