JPS5930832B2 - 防染法 - Google Patents

防染法

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JPS5930832B2
JPS5930832B2 JP51105958A JP10595876A JPS5930832B2 JP S5930832 B2 JPS5930832 B2 JP S5930832B2 JP 51105958 A JP51105958 A JP 51105958A JP 10595876 A JP10595876 A JP 10595876A JP S5930832 B2 JPS5930832 B2 JP S5930832B2
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JP
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resist
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foaming
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JP51105958A
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真二 松原
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維製品の防染法に関する。
従来、防染法としては防水効果を利用する方法、活性炭
、活性白土のような物理的吸着剤を利用する方法、重金
属塩を用いて染料とのキレート効果もしくは染料の凝集
効果を利用する方法、アルカリ性還元剤で染料を脱色す
る方法等が知られている。
しかし、これらの方法は防染される染料の種類に制限が
あったり、染料の固着処理方法に制限があったり、防染
効果が不充分である等の欠点を有していた。
また上記方法の中で比較的防染効果の優れた活性炭吸着
法においてもスクリーンの目詰まりが激しく、型車への
付着を生じる等の致命的欠点を有していた。
本発明者は、上記欠点を解決して、しかも操業性の優れ
た白色防染法および着色防染法を開発するべく鋭意研究
の結果、本発明の方法に到達した。
すなわち、本発明は繊維製品に防水剤またはそれを含有
する防染糊もしくは疎水性糊を印捺または塗布した後、
起泡染液を付与することを特徴とする。
本発明の方法によるときは防染するべき染料に限定がな
いこと、従来法による防染においてはことに高温スチー
ミングによる固着で均一かつ返り効果の良好な着色防染
効果を得ることができないのに対し、本発明により起泡
染液を用いるときは高温スチーミングにおいても顕著な
返り効果を有する着色防染を得ることができ、したがっ
て、連続工程により操業性を著しく向上させることがで
きること等の特徴を有する。
またスクリーンの目詰まりや型車への付着等によるトラ
ブルもなく、繊細で尖鋭な防染柄が得られることも大き
な特徴である。
更に起泡染液を用いる本発明においては染料固着後の洗
浄が簡単で風合の良好なプリント品が得られるほか、洗
浄廃水中に廃山される糊剤の量を大巾に減少することが
でき廃液公害の問題もそれだけ減少する等多くの利点を
有する。
本発明で用いる起泡染液は糊剤で増粘した通常の捺染糊
と異なり、印捺後防染糊上において防染剤および空気と
の接触によって直ちに消泡し、しかも消泡後の染液粘度
が低いことから大部分は防染糊非印捺部分に移行して型
際を鮮明にすると共に優れた防染効果を発揮し、尖鋭、
繊細な防染品を提供することができる。
本発明において用いられる防水剤としては、パラフィン
ワックス、ミクロクリスタリンワックス、ろう、ポリオ
レフィンワックス、ジルコニウムワックス、高級脂肪酸
またはその塩、高級アルコール、高級脂肪酸アミド、高
級脂肪酸エステル、高級アルコールエステルのような天
然または合成のワックス類、オルガノポリシロキサン、
ポリフロロカーボン、パーフルオロアルキル基含有重合
体、高級アルキルアクリレート共重合体のような高分子
化合物類等が挙げられる。
該防水剤はそのまま溶融状、溶液状、分散状として用い
ることもできるが、捺染等に用いる通常の糊剤溶液に分
散させて使用するのが好ましい。
また防水剤としてミネラルターペン、ラノリン油等の油
状物を乳化させて得られるW10型エマルジョン、0/
W型エマルジヨンを使用することもできる。
更に疎水性糊剤としては高度にエーテル化またはエステ
ル化された澱粉、セルロース、たとえばとうもろこし澱
粉のメチルエーテル化物、馬鈴薯澱粉のメチルエーテル
化物、セルロースのエチルエーテル化物、馬鈴薯澱粉の
酢酸エステル化物等のほか友禅糊等も例示することがで
きる。
もちろん防水剤、疎水性糊剤は単独で使用してもよいし
または2種以上を混合して使用することもできる。
また防水剤と疎水性糊剤とを併用してもよい。
本発明においては起泡染液を用いるために疎水性糊剤の
みからなる印捺糊でも充分に防染効果を発揮することが
できるが、このような効果を糊剤で増粘した通常の捺染
糊で得ることは全く不可能である。
なお、白色防染の場合はそのまま防水剤またはそれを含
有する防染糊もしくは疎水性糊を印捺または塗布するが
、着色防染の場合には該糊液に適宜染料を添加すればよ
い。
また防染糊の疎水性が小さい場合でも従来用いられてい
るアルカリ還元法、キレート法、吸着法等を併用して本
発明の起泡染液を使用するときはかなりの防染効果を得
ることができるが染料の限定、スクリーンの目詰まり等
の欠点を生じることは従来法と同様である。
本発明において用いられる起泡染液としては線維製品に
対し親和性を有する染料と起泡剤および所望により泡安
定剤、染色助剤等を含む水性染液をホモミキサー、コロ
イドミル、空気注入等によって攪拌起泡して得られる好
ましくは染液と空気との体積比率が1:1〜10ことに
1.8〜3の起泡染液である。
用いる起泡剤としては放置に対し形状安定な泡を形成す
る起泡剤であり、具体的にはラウリル硫酸ナトリウム、
オレイル硫酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸
ナトリウム、ラウリン酸ナトリウム、オレイン酸ナトリ
ウム、ステアリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウ
ム、石けん、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ルサルフエートのようなアニオン界面活性剤、ラウリン
酸ジェタノールアミド、ステアリン酸ジェタノールアミ
ド、ラウリン酸トリエタノールアミド、ポリオキシエチ
レンソルビタンモノラウレートのような非イオン界面活
性剤、ラウリルベタイン、セチルベタインのような両性
界面活性剤等が好ましい起泡剤として例示される。
もちろん使用染料がイオン性を有する場合には起泡剤の
イオン性によって安定性が損われることがあり注意が必
要である。
起泡剤使用量は染液に対し通常0.5〜15重量%であ
り、好ましくは2〜8重量%である。
また泡安定剤としてはラウリルアルコール、オレイルア
ルコールのようなアルコール類、ポリビニルピロリドン
、アルブミン、カゼイン、カルボキシメチルセルロース
、アルギン酸ソーダのような水溶性高分子、シリカ、ア
ルミナのような微細粒子等が好適である。
その使用量はアルコール類で0.5〜30重量%、好ま
しくは1〜10重量%であり、水溶性糊剤、微細粒子で
は5重量%以下が好ましい。
本発明の方法を更に詳細に説明すると、上記防水剤また
はそれを含有する防染糊もしくは疎水性糊に所望により
染料、助剤を添加した後、該防染糊を繊維製品に印捺ま
たは部分塗布し、次いで通常好ましくは湿潤状態のまま
起泡染液をオーバー印捺または塗布した後、常法によっ
て染料の固着処理を施し、湯洗または水洗して仕上げる
なお、防染糊印捺後乾燥するときは防染剤が繊維間隙に
浸入するために防染効果が低下し、したがって乾燥しな
い場合に比べて多量の印捺量が必要である。
本発明を適用する繊維製品としてはセルロース系繊維、
蛋白質系繊維のような天然または再生繊維、セルロース
アセテート、蛋白−アクリロニトリル共重合体のような
半合成繊維、ポリエステルポリアミド、ポリアクリロニ
トリルのような合成繊維およびこれらの混合からなる編
織物、不織布、敷物、合成紙、テープ等が例示されるが
、ことにポリエステルが好ましい。
もちろん、重縮合および繊維製造における任意の段階ま
たは繊維製造後の後処理によって種々改質たとえば制電
親水性改質、可染性改質、難燃性改質を施した繊維であ
ってもよい。
使用する染料は繊維に対し親和性を有する染料から選ば
れるが、ことに通常防染が困難な分散染料に適用して効
果が顕著である。
以下、実施例により本発明を説明する。
なお、実施例中の部および%は重量部および重量%であ
る。
実施例 1 ポリニスエルスェード織物に下記処方の返し糊(防染糊
)をスクリーンを用いて印捺した後、引き続いて下記処
方の染液を予めホモミキサーにより体積が2倍になるよ
うに起泡して得られた起泡染液をスクリーンを用いてオ
ーバープリントしてから170℃で10分間蒸熱処理し
、染料を固着した後、湯洗、乾燥した。
返し糊 馬鈴薯澱粉のメチルエーテル化物 20部尿素
4部 クエン酸 2部0−クロル
ベンゼン 2部高粘度ジメチルポ
リシロキサン(302部%分散液) 水 70部染液
(オーバープリント用) セチルベタイン(起泡剤) 5部カヤロン
ポリライトオレンジ4 RL 3 部(日本化某
社、分散染料) カルボキシメチルセルロース 3部水
89部その結果、返し
糊印捺部分が白色に防染された型際の尖鋭かつ鮮明な防
染柄を得ることができた。
一方、オーバープリント糊として通常の捺染糊を使用し
た比較例は完全な返しが不可能で商品価値の乏しいもの
であった。
実施例 2 ポリエステルインターロック編地に下記処方の返し糊を
スクリーン印捺した後、引き続いて下記処方の染液を予
めホモミキサーにより体積が3倍になるように起泡して
得られた起泡染液をスクリーンを用いてオーバープリン
トしてから170℃で10分間蒸熱処理し、染料を固着
処理した後、湯洗、乾燥した。
返し糊 ンルビトーゼ C−5(20%)(第 40部−工業製
薬社、カルボキシメチルセル ロース) エマルジョン(1) 4 Q部
リンゴ酸 2部尿素
7部 スミカロンバイオレット 4R8(住 3部友化学社
、分散染料) 水 8部注(
1)ミネラルターペン 60部 ノニルフェノール・ 3部 エチレンオキシド (50モル)付加体 ジ17 水 37部 染液 ラウリル硫酸ナトリウム 5部カヤロン
ポリライトオレンジ4RL 2部(日本化某社、
分散染料) ラウリルアルコール 1部水
92部、その結果、返
し糊印捺部分が黄色の地の中に鮮明に現われた優雅な着
色防染柄が得られた。
実施例 3 ポリエステルスェード織物に下記処方の返し糊をハンド
スクリーンプリントした後、引き続いて下記処方の染液
を予めホモミキサーにより体積が3倍になるように起泡
して得られた起泡染液をハンドスクリーンでオーバープ
リントしてから170℃で10分間蒸熱処理し、染料を
固着処理した後、水洗、乾燥した。
返し糊 友禅糊 50部カヤロンポ
リライトオレンジ4RL 3部(日本化某社、分
散染料) ソルビトーゼ C−5(20%) 40部水
7部染液 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ 6部ダイアニ
ソクス グレー R8E(三 3部菱化成社、分散染
料) ラウリルアルコール 1部水
90部その結果、返し
部のオレンジ色が鮮明に現われた優雅な着色防染柄が得
られた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維製品に防水剤またはそれを含有する防染糊もし
    くは疎水性糊を印捺または塗布した後、起泡染液を付与
    することを特徴とする繊維製品の防染法。
JP51105958A 1976-09-03 1976-09-03 防染法 Expired JPS5930832B2 (ja)

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JP51105958A JPS5930832B2 (ja) 1976-09-03 1976-09-03 防染法

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JPS5331886A JPS5331886A (en) 1978-03-25
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