JPH08260365A - インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材 - Google Patents

インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材

Info

Publication number
JPH08260365A
JPH08260365A JP7091783A JP9178395A JPH08260365A JP H08260365 A JPH08260365 A JP H08260365A JP 7091783 A JP7091783 A JP 7091783A JP 9178395 A JP9178395 A JP 9178395A JP H08260365 A JPH08260365 A JP H08260365A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base material
water
printing
dye
interior base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7091783A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3597592B2 (ja
Inventor
Akira Fukunishi
彬 福西
Takashi Sumiya
隆 住谷
Yukio Zenitani
幸雄 銭谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Chemical Industries Ltd filed Critical Sanyo Chemical Industries Ltd
Priority to JP9178395A priority Critical patent/JP3597592B2/ja
Publication of JPH08260365A publication Critical patent/JPH08260365A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3597592B2 publication Critical patent/JP3597592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 厚みのあるインテリア基材に捺染方式によ
りプリントするに際し、水を含浸させると共に水不溶性
吸水性樹脂を付与し、インテリア基材の含水率が10〜
250重量%の状態で染料捺染色糊を用いてプリントす
る。 【効果】 立体的に厚みのある基材やモケットのよう
な毛足の長い厚みのある基材に対しても基材の深部に至
るまで均一プリントでき、かつ尖鋭性、ビルドアップ性
にも著しく優れたプリントされたインテリア基材を得る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインテリア基材を捺染方
式によりプリントすることに関する。詳細には、立体的
に厚みのあるインテリア基材に対し、捺染方式によって
染料捺染色糊をプリントした際に、基材の深部にまで均
一に染料を浸透させることにより、インテリア基材の表
面から深部まで均一にプリントし、かつ尖鋭性良好なプ
リントパターンが得られるインテリア基材のプリント方
法及びこの方法でプリントされたインテリア基材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来インテリア基材のプリントは捺染方
式等によって行われている。すなわち、インテリア基材
(布はく、カーペット基材、紙等)に適度に粘度の高い
染料捺染色糊をプリントし、絵際が比較的シャープな
(尖鋭性良好)なプリント物を得ていた。しかしなが
ら、従来方法はインテリア基材の表面上(平面上)での
比較的尖鋭性良好なパターンは得られるが、少し立体的
な構造体を持った厚みのある基材(凹凸のある基材)や
モケットのような毛足の長い厚みのある基材の場合、粘
度のある染料捺染色糊は深部にまで浸透しにくく、表面
から深部に至るまで均一にプリントされた(浸透効果良
好)価値あるプリント物は得られない。この様なインテ
リア基材を深部まで染色させる手段として、事前にべた
染め等の方法でベース色を染色した後更にスクリーン捺
染方式でインテリア基材表面を染色する方法が既に一般
的に実施されており、他の方法としては、スクリーン捺
染においてスキージ速度を大幅に低下させ染料捺染色糊
を浸透させる方法、染料捺染色糊の粘度を大幅に低下さ
せ色糊の浸透性をアップする方法などが考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ベース
色をべた染めした後更にインテリア基材表面を染色させ
る方法では、ベース色の上に染色するため染料本来の色
が出しずらく、更に二度塗りを行うためコストアップと
なるといった問題点があった。一方、スキージ速度を大
幅に低下させる方法は、浸透性は向上するものの生産性
の大幅な低下を招くといった問題点あり、また染料捺染
色糊の粘度を大幅に落とす方法は、染料捺染色糊の粘度
が低すぎるため色糊がスクリーン上で広がってしまい必
要としない部分まで染色されたり、スクリーンの一部を
通じて多量の染料捺染色糊がインテリア基材に供給され
てしまい絵柄がにじんだり絵柄が得られなかったりする
ため現実化にはいたっていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この目的
を達成すべく鋭意検討した結果、インテリア基材に特定
量の水不溶性吸水性樹脂及び水を付着させ、特定の含水
率で捺染方式でプリントすることにより、立体的な構造
体を持った厚みのある基材(凹凸のある基材)やモケッ
トのような毛足の長い厚みのある基材に対しても、基材
の表面から深部に至るまで均一にプリントされ、かつ尖
鋭性及びビルドアップ性に著しく優れた価値あるプリン
ト物が得られることを見い出し本発明に至った。すなわ
ち、本発明は厚みのあるインテリア基材に捺染方式によ
りプリントするに際し、該インテリア基材に水を含浸さ
せると共に、該インテリア基材の重量に対して、0.0
5〜10重量%の水不溶性樹脂(A)及び0〜20重量
%の親水性有機溶剤(B)を付着させ、インテリア基材
の含水率が10〜250重量%の状態で、粘度500〜
10,000CPSの染料捺染色糊(C)をプリント
し、加熱発色させることを特徴とするインテリア基材の
プリント方法並びにこの方法により厚みのあるインテリ
ア基材の表面から深部に至るまで均一にプリントされた
インテリア基材である。
【0005】本発明に於て使用する該水不溶性吸水性樹
脂(A)としては、たとえばデンプンまたはセルロー
ス(a)と、カルボキシル基もしくはスルホン酸基を有
する水溶性単量体および加水分解により水溶性となる単
量体から選ばれる単量体(以下、水溶性単量体と記す)
(b)と、架橋剤(c)とを必須成分として重合させ、
必要により加水分解を行うことにより得られる水不溶性
吸水性樹脂(以下、デンプンまたはセルロース系架橋体
と記す)があげられる。
【0006】上記に例示した水不溶性吸水性樹脂の製造
に用いられる(a)、(b)、および(c)の詳細、
(a)、(b)、および(c)の割合、製造法および水
不溶性吸水性樹脂の具体例は特開昭52−25886
号、特公昭53−46199号、特公昭53−4620
0号および特公昭55−21041号公報に記載されて
いる。
【0007】上記に例示した以外の水不溶性吸水性樹脂
としては、たとえば(a)と(b)とを重合させたも
の(デンプン−アクリロニトリルグラフト重合体の加水
分解物、セルロース−アクリロニトリルグラフト重合体
の加水分解物等、以下デンプンまたはセルロース−アク
リロニトリルグラフト重合物と記す);(a)の架橋
物(カルボキシメチルセルロースの架橋物等);
(b)と(c)との共重合体(架橋ポリアクリルアミド
の部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリルア
ミド共重合体、架橋されたスルホン化ポリスチレン、特
開昭52−14689号および特開昭52−27455
号公報記載のビニルエステル−不飽和カルボン酸共重合
体ケン化物、架橋されたポリアクリル酸塩、架橋された
アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋された
イソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および架橋さ
れたカルボン酸変性ポリビニルアルコール);並びに
自己架橋性を有する(b)の重合物(自己架橋型ポリア
クリル酸塩等)があげられる。また、以上例示した水不
溶性吸水性樹脂は2種以上併用してもよい。
【0008】これらのうち、好ましいものは、;並び
にとして例示したもののうち、架橋ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリル
アミド共重合体、架橋されたポリアクリル酸塩、架橋さ
れたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋さ
れたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および架
橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールである。
水不溶性吸水性樹脂(A)のイオン交換水に対する吸水
能は、通常50〜1,000ml/g、好ましくは10
0〜1,000ml/gである。イオン交換水に対する
吸水能が50ml/g未満の場合、捺染方式でプリント
した場合、染料捺染色糊のにじみ防止効果(尖鋭性)は
乏しくなる。1000ml/gを越えた場合、にじみ防
止効果はもはや平衡に達する。また水不溶性吸水性樹脂
(A)の形状は特に限定しないが、粉末状でその粒径が
0.1〜200ミクロン、特に0.1〜100ミクロン
の微粉が好ましい。粒径が0.1ミクロン未満の場合、
インテリア基材上で粒子と粒子が隣接し過ぎ染料捺染色
糊の浸透性が乏しくなる。一方200ミクロンを越える
と、水不溶性樹脂の吸水速度が遅くなりプリントした場
合の絵際がシャープ(尖鋭性良好)でなくなる。水不溶
性吸水性樹脂(A)は、該インテリア基材の重量に対し
て、通常0.05%〜10重量%、好ましくは0.1%
〜5重量%付着させる。付着量が、0.05重量%未満
では、にじみ防止効果(尖鋭性)が乏しくなり、付着量
が10重量%を越えると、水不溶性吸水性樹脂(A)が
染料捺染色糊(C)の浸透性阻害する。
【0009】本発明において、染料捺染色糊(C)の浸
透性や水不溶性吸水性樹脂(A)の該インテリア基材へ
の分散性を向上させる目的で、必要により親水性有機溶
剤(B)を水不溶性吸水性樹脂(A)と共にインテリア
基材に付着させる。親水性有機溶剤(B)としては、
「溶剤便覧」(昭和42年4月5日初版発行、発行所槙
書店)第26〜29頁に記載されている親水性有機溶剤
が使用できる。具体的には、メタノール、エタノール、
イソプロパノール等のアルコール系溶剤、エチレングリ
コール、グリセリン、ジエチレングリコール等の多価ア
ルコール系溶剤、ジオキサン、セロソルブ、ブチルセロ
ソルブ、カルビトール等のエーテル系溶剤、アセトン、
メチルエチルケトン等のケトン系溶剤あげられる。親水
性有機溶剤として好ましいものは、アルコール系溶剤、
多価アルコール系溶剤およびエーテル系溶剤であり、特
に好ましいものは多価アルコール系溶剤である。インテ
リア基材に対する親水性有機溶剤(B)の付着量は、通
常0〜20重量%、好ましくは0〜10重量%である。
付着量が、20重量%を越えると、にじみが起こりやす
くなり、絵際がシャープ(尖鋭性良好)でなくなる。
【0010】本発明において、該インテリア基材に水を
含浸させ、インテリア基材の重量に対する含水率が通常
10〜250重量%、好ましくは、50〜200重量%
の状態で染料捺染色糊をプリントする。含水率が、10
重量%未満で染料捺染色糊をプリントした場合、インテ
リア基材の深部への染料捺染色糊の浸透性が悪く、深部
までプリントされたインテリア基材が得られない。一
方、水の付着量が250重量%を超えると、基材表面で
染料捺染色糊がにじんでしまい、捺染の絵際のシャープ
性(尖鋭性)が得られず、プリント物としての価値がな
くなる。
【0011】本発明いおいて、該インテリア基材に付着
させる水は、通常の水で良いが、浸透性を更に向上させ
る目的で、界面活性剤を含有した水を用いても良い。水
に含有させる界面活性剤としては、染料捺染色糊の浸透
性向上や表面張力の低下に効果がある界面活性剤で、使
用する染料による染色に悪影響を及ぼさない界面活性剤
であればいずれでも良く、実際には染料捺染色糊の染料
の種類、粘度によっても適当な界面活性剤は異なるが、
例えば下記の界面活性剤を例示することができる。 アニオン性界面活性剤;脂肪酸塩、N−アシルアミノ
酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシ
ル化ペプチド、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸エ
ステル塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスル
ホン酸塩、N−アシルメチルタウリン、硫酸化油(ロー
ト油、トルコ赤油)、高級アルコール硫酸エステル塩、
アルキルエーテル硫酸塩、高級アルコールエトキシサル
フェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキ
ルリン酸エステル塩など カチオン性界面活性剤;脂肪族アミン塩、脂肪族4級
アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩、ピリジニウム
塩、イミダゾリニウム塩など 両性界面活性剤;カルボキシベタイン型、アミノカル
ボン酸塩、イミダゾリウムベタイン、レシチンなど ノニオン性界面活性剤;ポリオキシアルキレンエーテ
ル、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレン、ポ
リオキシプロピレン、ポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンプロピレンエーテル、ポリオキシエチ
レングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒ
マシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシレチレンソルビトール脂肪酸エステル、
ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグ
リセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン
脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アル
キルアミンオキシドなど シリコン系界面活性剤;ジメチルシロキサンメチル
(ポリオキシエチレン)共重合体、ジメチルシロキサン
メチル(ポリオキシプロピレン)共重合体、ジメチルシ
ロキサンメチル(オリオキシエチレン・ポリオキシプロ
ピレン)共重合体など フッ素系界面活性剤;フルオロアルキルカルボン酸、
N−パーフルオロオクタンスルホニルグルタミン酸ジナ
トリウム、3−[フルオロアルキルオキシ]−1−アル
キルスルホン酸ナトリウム、3−[フルオロアルカノイ
ル−N−エチルアミノ]−1−スルホン酸ナトリウム、
パーフルオロオクタンスロホン酸ジエタノールアミド、
パーフルオロアルキルスルホン酸塩、パーフルオロアル
キルスルホンアミドプロピルトリメチルチルアンモニウ
ム塩、モノパーフルオロアルギルエチルリン酸エステ
ル、リン酸ビス(N−パーフルオロオクチルスルホニル
−Nーアミノエチル)など 該インテリア基材に含浸させる水中の界面活性剤の含量
は、通常10重量%以下である。界面活性剤の含量が1
0重量%を越えると、染料捺染色糊がにじんでしまい、
捺染の絵際のシャープ性(尖鋭性)が得らず、また染色
にも悪影響を及ぼす場合がある。
【0012】本発明において、該インテリア基材に水を
含浸させると共に、水不溶性吸水性樹脂(A)、及び必
要により親水性有機溶剤(B)を付着させる方法は、所
定量の水不溶性吸水性樹脂(A)、及び必要により所定
量の親水性有機溶剤(B)を付着でき、且つ該インテリ
ア基材が所定量の含水率となる方法であればいずれでも
良く、例えば、水不溶性吸水性樹脂(A)と必要により
親水性有機溶剤(B)を必要量の水と混合した溶液を該
インテリア基材にパッディング法、ディッピング法、ス
プレー法、コーティング法、プリント法などで添加する
方法;該インテリア基材に水不溶性吸水性樹脂(A)を
粉体スプレーするか水不溶性吸水性樹脂(A)を親水性
有機溶剤(B)に分散させた分散液をスプレー付着させ
た後、更に水を含浸させ該インテリア基材の含水率を調
整する方法などを例示することができる。
【0013】本発明において用いられる捺染方式はスク
リーン捺染、ローラー捺染等任意の方式を用いることが
できる。その方式は例えば「浸染・捺染」[昭和42年
11月30日初版発行、(株)地人書館]第153〜2
70頁、「捺染用色糊の調液法」[昭和54年2月1日
初版発行、(株)繊維研究者]第38〜272頁に詳細
に記載されている。
【0014】(1)スクリーン捺染 スクリーン捺染はスクリーン捺染機を用いて捺染するも
のである。捺染台の側面にレールを取り付け、この上を
型枠の取り付け装置、スケージの摺動装置、移動用動力
等を装備した捺染車を電気的に走行させる。レールには
定められたピッチに従って捺染車を停止させるストッパ
ーがあり、停止後型枠は降下し、生地の厚さに応じて定
められた回数スケージングを行い型枠は上昇して捺染車
は始動する。以上の操作を反復し1色づつ捺染してゆ
く。 (2)ローラー捺染 ローラー捺染はローラー捺染機(片面式、両面式、間欠
式)を用いて捺染するものであるが、銅製ロールに凹刻
し、この凹部に捺染色糊を供給し、生地上に押印する方
式で、一種の凹版印刷である。これら捺染方式は本発明
に於ては適宜選択して採用することができる。
【0015】本発明において用いられる染料捺染色糊
(C)は、水に溶解させた糊剤に染料を溶解させた粘性
を有する組成物である。糊剤としては、アルギン酸ソー
ダ、カラーゲナン、キチンなどの海産物系糊剤;小麦粉
澱粉、ブリティッシュガムなどの澱粉系糊剤;アラビア
ガム、ローカストビーンガム、グアーガムなどのガム系
糊剤;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
などの繊維素系糊剤;ポリビニールアルコール、アクリ
ル酸共重合体などの合成糊剤があげられる。糊剤は使用
する染料、染料の発色性、絵際のシャープ性(尖鋭性)
などによって使い分け、或は2種以上併用することもあ
る。
【0016】染料捺染色糊(C)に用いる染料としては
インテリア基材に対し染着可能な染料を用いることが必
要であり、この染料としては酸性染料、直接染料、反応
染料、カチオン染料、分散染料などがあげられる。
【0017】染料捺染色糊(C)を構成する染料は使用
する繊維素材に対応して変更させなければならない。た
とえば、インテリア基材を構成する繊維素材がポリエス
テル、アセテート繊維である場合は染料捺染色糊は分散
染料を用いて構成される。インテリア基材を構成する繊
維素材が羊毛、絹、ポリアミド、綿、レーヨンなどアニ
オン性染料可染素材の場合は染料として、直接染料、酸
性染料、反応染料などのアニオン性染料が適用される。
また、アクリル繊維やカチオン可染ポリエステル系繊維
などのカチオン性染料可染素材の場合は染料としてカチ
オン染料が適用される。
【0018】分散染料としては、アゾ系、アンスラキノ
ン系、ニトロジフェニルアミン系、ナフタルイミド系、
ナフトキノンイミド系、メチン系などがあげられる。具
体的には新版染料便覧(発行所:丸善株式会社)第72
5〜816頁記載の染料があげられる。直接染料として
は、アゾ系、スチルベン系、チアゾール系、ジオキサジ
ン系、フタロシアニン系などがあげられる。具体的には
同染料便覧第317〜396頁記載の染料があげられ
る。酸性染料としては、アゾ系、アントラキノン系、ト
リフェニルメタン系、キサンチン系などがあげられる。
具体的には、同染料便覧第393〜526頁記載の染料
があげられる。反応染料としては、アゾ系、アントラキ
ノン系、フタロシアニン系染料などがあげられる。具体
的には、同染料便覧第881〜934頁記載の染料があ
げられる。カチオン染料としては、具体的には同染料便
覧第529〜562頁記載の染料があげられる。
【0019】染料捺染色糊(C)には糊剤および染料以
外に軟化剤(無水第三リン酸ソーダ、ピロリン酸四ソー
ダ、トリポリリン酸ソーダなどのポリリン酸塩、EDT
A、ゼオライト等)、染料溶解剤(チオジエチレングリ
コール、ジメチルホルムアミドなど)、消泡剤(2−エ
チルヘキシルアルコール、シリコーン化合物など)、染
色助剤(浸透剤、均染剤、緩染剤など)、保湿剤(グリ
セリン、尿素、ピロリドンカルボン酸ソーダなど)等の
添加剤が配合される。
【0020】本発明のプリント方法に用いられる染料捺
染色糊(C)の粘度は、通常500〜10,000cp
s(20℃)、好ましくは1,000〜8,000cp
s、特に好ましくは2,00〜5,000cpsであ
る。粘度が500cps未満の場合、捺染の絵際のシャ
ープ性(尖鋭性)が得られずまた染料捺染色糊が捺染機
のスクリーン上などで広がってしまい必要な部分だけの
捺染が行えない。一方、10,000cpsを越えると
インテリア基材の深部にまで均一に染料が浸透(浸透
性)しない。
【0021】本発明に於ける厚みのあるインテリア基材
としては織物、編物、不織布等の布はく;起毛布、植毛
布等のモケット布、織カーペット、編カーペット、タフ
テッドカーペット、スティッチドオンパイルカーペッ
ト、ボンデッドパイルカーペット、フロックドカーペッ
ト、ノッテドパイルカーペット等のカーペット基材;洋
紙、和紙等の紙などをあげることができる。
【0022】これらの布はくやカーペット基材の繊維素
材としては、任意の合成繊維(ポリエステル、ポリアミ
ド、アクリル繊維など)、半合成繊維(アセテート、レ
ーヨンなど)、天然繊維(綿、絹、羊毛など)、これら
の混合品(混紡品、交撚品、交編織品)などすべての繊
維素材を適応することができる。
【0023】本発明において、染料捺染色糊(C)を捺
染方式によりプリントし、次いでインテリア基材に付与
させた染料を蒸熱または乾熱処理により加熱発色させ
る。加熱発色条件は使用される染料の種類や被染着体の
種類によって異なるが、蒸熱する場合、100〜130
℃で10〜30分、乾熱する場合、180〜210℃で
1〜5分処理する。続いて未染着染料色糊および水不溶
性吸水性樹脂、親水性有機溶剤、界面活性剤などを除去
するためにソーピングまたは還元洗浄を行い、最後に必
要により仕上げ処理(撥水加工、防汚加工、防燃加工、
防カビ加工等)をする。
【0024】本発明の方法によりプリントされた厚みの
あるインテリア基材は天井材、壁材、床材(カーペット
も含む)、壁掛け材、カーテン類、ブラインド類、照明
傘、車両座席シート(カーシートを含む)、航空機や船
舶等の座席シートなどに用いられる。
【0025】以下、実施例により更に説明するが本発明
はこれに限定されるものではない。以下に於て%は重量
%を示し、性能評価は次の通りである。 1.尖鋭性試験 捺染方式にて幾何学模様をプリントし、絵際のシャープ
性(尖鋭性)を肉眼判定した。 ◎:全くにじむことなくプリントされていて模様の細線
が鮮明である。 ○:にじむことなくプリントされて模様の細線が鮮明で
ある。 △:若干にじんでプリントされていて模様の細線が不明
確である。 ×:にじんでプリントされ模様の細線が全く認められな
い。 2.浸透性試験 捺染方式にてベタプリント、乾燥し、そのプリント表面
(a)と表面から2mmパイルをカットした内面(b)
の明度(L値)をMulti SpectroMSC−
2[スガ試験機(株)製]にて測定し、その中心部の
(a)と(b)の色差(ΔE)を算出した。色差(Δ
E)の数値の小さいもの程(a)の明度により近いこと
を示し、深部にまで染料が浸透しプリント(浸透性良
好)されていることを示す。−印は全く染着されていな
いことを示す。 3.ビルドアップ性 2のプリント表面の明度、L値(5カ所の平均値)を算
出した。数値の小さい程、ビルドアップ性良好であるこ
とを示す。
【0026】実施例1 ポリエステルパイル(目付量400g/m2,パイル長
3mm)に下記配合組成物をハディング処理し、ゴムロ
ールで圧搾処理(圧搾率100%:対基材100%付
着)して、含水したインテリア基材(含水率99%)を
とした。 ・サンウェットIM−5000MPS[ポリアクリル酸(塩) 0.5部 系水不溶性吸水性樹脂、三洋化成工業(株)製品、 イオン交換水に対する吸水能400ml/g,平均粒径30μ] ・エチレングリコール 0.5部 ・水 99.0部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合 計 100.0部 上記の基材を捺染方式にて下記条件でプリントし、本発
明のプリントされたインテリア基材を得た。 (染料捺染色糊の組成) ・カヤロンポリエステルレッドバイオレットRSF 1.0部 [分散染料、日本化薬製品] ・カヤロンポリエステルレッドバイオレットピンクBF 1.0部 [分散染料、日本化薬製品] ・元糊* 70 部 ・酢酸(90%) 1.0部 ・温湯 17 部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− − 合 計 100 部 *加工澱粉8%水溶液/ローカストビーンガム8%水溶液/カルボキシメチルセ ルロース4%水溶液:1/1/1 粘度(cps/20℃):3000 PH :5.5 (捺染方式と条件プリント) 1)プリント スクリーン捺染(スキージ速度:10m/分、スクリー
ン:80メッシュ) 2)発色 蒸熱:130℃、30分 3)還元洗浄 ハイドロサルファイト 0.1% 苛性ソーダ 0.1% 90℃、10分間洗浄、水洗 4)乾燥:85℃、5分間
【0027】実施例2 ナイロンカーペット(目付量600g/m2,パイル長
4mm)に下記配合組成の分散液をスプレー添加(10
重量%/基材)し、次いでサンシリコンMー84(水溶
性シリコン系界面活性剤、三洋化成工業製品)の1%水
溶液をスプレー添加(90重量%/基材)して含水した
インテリア基材(含水率89%)を得た 。 ・サンウェットIM−1000SP[デンプン系架橋型 50.0部 水不溶性吸水性樹脂、三洋化成工業製品、 イオン交換水に対する吸水能900ml/g,平均粒径15μ] ・エチレングリコール 50.0部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合 計 100 部 上記の基材を捺染方式にて下記条件でプリントし、本発
明のプリントされたインテリア基材を得た。 (染料捺染色糊の組成) ・スミノールミリングRS[酸性染料、住友化学製品] 1.0部 ・元糊* 50 部 ・第一燐酸ソーダ 0.3部 ・第二燐酸ソーダ 0.1部 ・サンモリンOT−70[浸透剤、三洋化成工業製品] 1.0部 ・水 47.6部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合 計 100部 *加工澱粉8%水溶液 粘度(cps/20℃):1500 PH :5.0 (捺染方式と条件) 1)プリント スクリーン捺染(スキージ速度:8m/分、スクリーン:100メッシュ) 2)発色 蒸熱:105℃、20分 3)ソーピング ・イオネットSA−D[三洋化成工業製品] 0.1% ・苛性ソーダ 0.1% 80℃、10分間洗浄、水洗 4)乾燥:85℃、5分間
【0028】実施例3 ポリエステルカーペット(目付量600g/m2,パイ
ル長4mm)に下記配合組成物をスクリーン捺染塗工
(耐基材:100%)し、含水したインテリア基材B
(含水率99.7%)を得た。 サンウェットIM−5000MPS[ポリアクリル酸(塩) 0.3部 ・水不溶性吸水性樹脂、三洋化成工業製品、 イオン交換水に対する吸水能900ml/g,平均粒径30μ] ・水 99.7部 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 合 計 100 上記の基材を捺染方式にて実施例1と同じ条件でプリン
トし、本発明のプリントされたインテリア基材を得た。
【0029】比較例1 実施例1とおなじポリエステルパイル自体を水不溶性吸
水性樹脂(A)及び水で処理することなく、染料プリン
ト用インテリア基材として使用し、実施例1と同様の捺
染方式、条件でプリントを行った。
【0030】比較例2 実施例1とおなじ方法で含水した染料プリント用インテ
リア基材を作成した。次いで、含水したインテリア基材
を100℃で30分間乾燥して、インテリア基材の含水
率を2%に低下させた。この乾燥したインテリア基材を
実施例1と同様の捺染方式、条件でプリントを行った。
【0031】比較例3 水不溶性吸水性樹脂サンウェットIM−5000MPS
の変わりに、ケン化度98%の水溶性のポリビニルアル
コールを用いた以外は、実施例1とおなじ方法でプリン
ト用インテリア基材を作成し、実施例1と同様の捺染方
式、条件でプリントを行った。実施例1〜3及び比較例
1〜3の結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の評価結果から明らかの様に、本発明
の捺染方式による染料プリント用インテリア基材のプリ
ント物は基材の深部に至るまで(浸透性に優れる)均一
に染料が浸透しプリントできた。また尖鋭性、ビルドア
ップ性も非常に優れていた。
【0034】
【発明の効果】本発明の方法により、立体的な構造体を
持った厚みのある基材(凹凸のある基材)やモケットの
ような毛足の長い厚みのある基材に対しても、基材の表
面から深部に至るまで均一にプリント(浸透性良好)さ
れ、かつ尖鋭性及びビルドアップ性にも著しく優れた価
値あるプリント物を得ることができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚みのあるインテリア基材に捺染方式に
    よりプリントするに際し、該インテリア基材に水を含浸
    させると共に、該インテリア基材の重量に対して、0.
    05〜10重量%の水不溶性吸水性樹脂(A)及び0〜
    20重量%の親水性有機溶剤(B)を該インテリア基材
    に付着させ、インテリア基材の含水率が10〜250重
    量%の状態で、粘度500〜10,000CPS(20
    ℃)の染料捺染色糊(C)をプリントし、加熱発色させ
    ることを特徴とするインテリア基材のプリント方法。
  2. 【請求項2】 該水不溶吸水性性樹脂(A)のイオン交
    換水に対する吸水能が50〜1,000ml/gであ
    り、粒径が0.1〜200ミクロンである請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 該インテリア基材に含浸させる水が、界
    面活性剤10重量%以下を含有する水である請求項1又
    は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    より、厚みのあるインテリア基材の表面から深部に至る
    まで均一にプリントされたインテリア基材。
JP9178395A 1995-03-23 1995-03-23 インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材 Expired - Fee Related JP3597592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178395A JP3597592B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9178395A JP3597592B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08260365A true JPH08260365A (ja) 1996-10-08
JP3597592B2 JP3597592B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=14036203

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9178395A Expired - Fee Related JP3597592B2 (ja) 1995-03-23 1995-03-23 インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597592B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005314845A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Seiren Co Ltd インクジェット捺染用布帛およびその製造方法
KR100678289B1 (ko) * 2001-12-10 2007-02-01 주식회사 효성 고흡수성 수지를 이용한 ptt 카페트의 연속염색방법과상기 방법에 의해 제조된 ptt카페트
JP2007217806A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd インクジェットパイル捺染法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100678289B1 (ko) * 2001-12-10 2007-02-01 주식회사 효성 고흡수성 수지를 이용한 ptt 카페트의 연속염색방법과상기 방법에 의해 제조된 ptt카페트
JP2005314845A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Seiren Co Ltd インクジェット捺染用布帛およびその製造方法
JP2007217806A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Kawashima Selkon Textiles Co Ltd インクジェットパイル捺染法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3597592B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3265136B2 (ja) インテリア基材およびプリント方法
JP4088526B2 (ja) 画像の視覚化及び保持性を向上させるための浸染溶液を含むインクジェット印刷用の基材を処理するコーティング、該基材を処理する方法、及びそれで生成された物品
KR100732075B1 (ko) 개선된 상 시각화 및 보유를 위하여 흡수 용액을포함하는, 잉크젯 인쇄용 기재를 처리하기 위한 코팅,상기 기재를 처리하는 방법 및 그로부터 제조된 제품
JP4579966B2 (ja) 着色用組成物
EP1122068A1 (en) Ink-jet printing method and ink-jet printed cloth
JPH08260365A (ja) インテリア基材のプリント方法及びインテリア基材
JP2881850B2 (ja) インクジェット染色用布帛の製造方法
JP2011042912A (ja) 着色繊維の製造方法
JP2932621B2 (ja) インクジェット染色用布帛ならびにそれを用いてなるインクジェット染色方法
JP2977546B1 (ja) 合成系繊維材料用抜染剤、抜染加工方法および抜染加工合成系繊維材料
CN1863961A (zh) 吸液溶液、用吸液/涂布溶液预处理基材以备数字打印的方法,和用该方法制备的基材
JP3264905B2 (ja) 合成系繊維材料用抜染剤、抜染加工方法及び抜染加工合成系繊維材料
JPH08260364A (ja) インテリア基材のプリント方法、インテリア基材
JP2000265380A (ja) インクジェット捺染用インク受容組成物
JP4849386B2 (ja) インクジェット捺染物の製造方法
JP2001295186A (ja) インクジェット方式による捺染方法及び捺染物
JP3713618B2 (ja) ポリエステル繊維パイル布帛捺染法
JPS59216979A (ja) 繊維用処理剤
JP2841019B2 (ja) インクジェット染色用カーペット基材および染色方法
JPH08100379A (ja) インクジェット染色用布帛及びその染色方法
JP3084745B2 (ja) インクジェット染色用布帛およびその製造方法
JP2008255524A (ja) 植毛シートおよびその製造方法
JP2002105875A (ja) インクジェット捺染用布帛及びその製造方法、及びその捺染物
JPS61231286A (ja) 極細繊維構造物の染色法
JPH07119052A (ja) 不均一な色調・色柄を得るための前処理加工法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040909

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070917

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080917

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees