JP2005314845A - インクジェット捺染用布帛およびその製造方法 - Google Patents

インクジェット捺染用布帛およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
羊毛繊維を主体とする布帛を用いてなるインクジェット捺染用布帛であって、繊維内部および布帛内部へのインクの浸透性に優れ、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、優れた品質の捺染物を得ることが可能なインクジェット捺染用布帛、およびその製造方法を提供する。
【解決手段】
羊毛繊維を主体とする布帛にインク受容層を形成してなるインクジェット捺染用布帛であって、前記インク受容層が浸透剤および水溶性糊剤を含有し、前記インクジェット捺染用布帛のJIS L 1907のバイレック法による吸水高さが40〜200mmであることを特徴とするインクジェット捺染用布帛、および、羊毛繊維を主体とする布帛に浸透剤および水溶性糊剤を含有する処理液を付与し、次いで乾燥することを特徴とするインクジェット捺染用布帛の製造方法。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット捺染用布帛およびその製造方法に関する。さらに詳しくは、羊毛繊維を主体とする布帛を用いてなるインクジェット捺染用布帛であって、繊維内部および布帛内部へのインクの浸透性を向上させることにより、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、優れた品質の捺染物を得ることが可能なインクジェット捺染用布帛、およびその製造方法に関する。
近年、布帛に捺染する方法として、フルカラーやグラデーションなどを駆使し、多彩な表現が可能なインクジェット方式が注目され、著しい発展を遂げている。インクジェット方式によれば、短納期、小ロット生産、廃水量削減などを実現することができ、時代に沿った加工方法として既に実用化されている。
一方、繊維技術が飛躍的に進歩した今日においても、羊毛繊維は、その保温性、撥水性、吸湿性、保型性、風合い、フェルト性など多くの優れた特性により、衣料用をはじめ、寝具類、産業資材類、工業用フェルト類など、さまざまな分野に用いられている。
しかしながら、羊毛繊維布帛に対してインクジェット捺染を適用した場合、高濃度が得られなかったり、目ムキと呼ばれる欠点(布帛を両手で引っ張ったとき、内部の染まっていない部分が白く見える欠点)が発生したりするという問題があった。これは、羊毛繊維の表面が水をはじき易く、インクが繊維内部および布帛内部に浸透し難いという性質に起因するものである。
すなわち、羊毛繊維は、コルテックスと呼ばれる親水性の繊維本体が、スケールと呼ばれる、鱗のような、疎水性の表皮細胞で覆われた構造をとっているため、布帛の一方の面からインクを付与しても、インクが繊維内部および布帛内部にまで浸透していかず、十分な染着が起こらないのである。また、鮮明性や深色性、均染性を得ることも難しい。浸透性不良に伴う濃度不足や目ムキなどの問題は、インクジェット捺染に限られたものでなく、従来の捺染方式(例えばスクリーン捺染、ローラ捺染など)においても同様に起こり得る問題であるが、インクジェット捺染は、インク(具体的には色材を含むインク)を点描で付与するため、従来の捺染方式に比べこの傾向が顕著に現れるのである。こうして、繊維内部が染まらない所謂リング染色や、布帛内部が染まらない所謂目ムキが発生する。リング染色が発生すると、繊維内部からの散乱光のため反射光量が多くなり、発色性が著しく低下して表面濃度が低下してしまう。
このような問題に対し、スケールを改質あるいは除去し、浸透性を高める方法が広く行われている。このうち、最も一般的な方法は、塩素処理(クロリネーションとも呼ばれる)による脱スケール加工であるが、塩素処理そのものの管理が困難であるばかりか、羊毛繊維を損傷し易く、物性低下や風合い硬化、黄変などを招くという問題があった。また、特許文献1や特許文献2には、羊毛繊維布帛を非重合性気体中で低温プラズマまたはコロナ処理して、スケールを親水化する方法が記載されているが、装置が高価であるばかりか、加工の際に減圧をしなければならないなど生産性が低下する。
さらに、特許文献3には、親水性繊維素材からなる布帛に、界面活性剤を0.1〜3重量%の範囲で含有させることにより、高発色性、均染性、裏通り性を改善したインクジェット染色用布帛が記載されている。そして、親水性繊維素材として、羊毛繊維が例示されている。このように処理された布帛は、確かに、その実施例に示されるように、レーヨン繊維や木綿繊維、絹繊維など、比較的親水性の大きな繊維については一定の効果を示すものの、羊毛繊維、特にスケールが付いた状態の繊維については、満足のいく結果が得られていないのが実情である。
以上は、いずれも、前処理として羊毛繊維表面を親水化して、主として繊維内部への浸透性の向上をはかるものである。一方、特許文献4には、インクジェット方式により布帛を染色するに際し、布帛の裏面から吸引することにより、布帛を固定して画像のズレや歪みを防止するとともに、インクの滲みを防止し、深色着色をも達成できることが記載されている。しかしながら、この方法によれば、布帛内部は高濃度となる反面、布帛表面は低濃度となってしまう。
このように、羊毛繊維布帛にインクジェット捺染を適用するにおいて、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、優れた品質の捺染物を得ることが可能な具体的方策は未だ提案されていない。
特開平5−230779号公報 特開平5−247859号公報 特開平4−59282号公報 特開昭60−157867号公報
本発明はこのような現状に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、羊毛繊維を主体とする布帛を用いてなるインクジェット捺染用布帛であって、繊維内部および布帛内部へのインクの浸透性に優れ、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、優れた品質の捺染物を得ることが可能なインクジェット捺染用布帛、およびその製造方法を提供することである。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、羊毛繊維を主体とする布帛に、浸透剤および水溶性糊剤を含有するインク受容層を形成し、かつ浸透性を適度な範囲に調整することによって、インクジェット捺染を適用した場合、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、優れた品質の捺染物が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成させたものである。
すなわち、本発明は第1に、羊毛繊維を主体とする布帛にインク受容層を形成してなるインクジェット捺染用布帛であって、前記インク受容層が浸透剤および水溶性糊剤を含有し、前記インクジェット捺染用布帛のJIS L 1907のバイレック法による吸水高さが40〜200mmであることを特徴とするインクジェット捺染用布帛である。
第2に、吸水拡散面積が150〜500mmであることを特徴とするインクジェット捺染用布帛である。
第3に、インク受容層が酸を含有することを特徴とするインクジェット捺染用布帛である。
第4に、羊毛繊維がスケール付き繊維であることを特徴とするインクジェット捺染用布帛である。
第5に、羊毛繊維を主体とする布帛に浸透剤および水溶性糊剤を含有する処理液を付与し、次いで乾燥することを特徴とするインクジェット捺染用布帛の製造方法である。
第6に、処理液が酸を含有することを特徴とするインクジェット捺染用布帛の製造方法である。
第7に、処理液が分散剤を含有することを特徴とするインクジェット捺染用布帛の製造方法である。
本発明のインクジェット捺染用布帛によれば、羊毛繊維を主体とする布帛にインクジェット捺染を適用するに際し、従来問題となっていた浸透性不良に伴う濃度不足や目ムキなどの問題を解消し、かつ均染性など捺染物に当然要求される諸特性をも満足する、優れた品質の捺染物を得ることができる。また、インク、すなわち色材を有効に利用することができるため、環境適合性に優れ、さらに脱スケール加工を省略することができるため、生産性に優れるなど、極めて有用である。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明のインクジェット捺染用布帛は、羊毛繊維を主体とする布帛にインク受容層を形成してなるものである。
本発明において羊毛繊維は、スケールが付いた状態の繊維であっても、スケールを除去した状態の繊維であっても、いずれであっても構わない。羊毛繊維がスケールが付いた状態であると、本発明の効果を最大限に発揮することができる。通常、スケールが付いた状態では高濃度かつ目ムキのない捺染物を得ることができず、脱スケール加工が必要であったが、本発明によれば、スケールが付いた状態でも優れた品質の捺染物を得ることができるため、加工工程を短縮し、生産性を向上させることができる。また、羊毛繊維がスケールを除去した状態であると、比較的少量のインクあるいは色材でもって目的とする捺染物を得ることができる。
本発明において羊毛繊維を主体とする布帛とは、上記羊毛繊維を主体とする織物、編物、不織布を意味し、その特性を損なわない範囲で、羊毛繊維以外の繊維を混紡、混繊、交撚、交織、交編などの手法により組み合わせたものであっても構わない。混率は特に限定されるものでないが、羊毛繊維を30%以上含むものであると、本発明の効果をより顕著に発揮することができる点で好ましい。
羊毛繊維と組み合わせる羊毛繊維以外の繊維は特に限定されるものでなく、合成繊維、半合成繊維、再生繊維、天然繊維(羊毛繊維を除く)などを挙げることができ、これらが2種類以上組み合わされていてもよい。
本発明においてインク受容層とは、布帛にインクを付与するときに、ノズルから吐出されたインクを瞬時に受け止め、適度に保持して、滲ませないようにするための層を意味し、特にインク中の色材を保持するためのものである。本発明においてインク受容層は、前記基本性能を満足することは言うまでもなく、繊維内部および布帛内部まで色材を運ぶことが求められる。
そこで、本発明のインクジェット捺染用布帛は、インク受容層が、浸透剤および水溶性糊剤を含有する構成を有する。すなわち、浸透剤を含有させることにより、繊維内部および布帛内部までインクを運ぶ役割を果たすことができ、水溶性糊剤を含有させることによりインクを保持する役割を果たすことができ、もって優れた品質の捺染物を得ることができるのである。
本発明において用いられる浸透剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤から選択されるものである。
アニオン性界面活性剤として具体的には、脂肪酸塩、N−アシルアミノ酸およびその塩、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシル化ペプチド、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸エステル塩、アルキルスルホ酢酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、N−アシルメチルタウリン、硫酸化油(ロート油、トルコ赤油)、高級アルコール硫酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸塩、高級アルコールエトキシサルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩などを挙げることができる。
ノニオン性界面活性剤として具体的には、ポリオキシアルキレンエーテル、ポリオキシエチレン2級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンステロールエーテル、ポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンプロピレンエーテル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシレチレンソルビトール脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン、アルキルアミンオキシドなどを挙げることができる。
これらは2種類以上組み合わせて用いてもよい。
なかでも、スルホコハク酸エステル系のアニオン性界面活性剤は、少量で浸透性の向上に効果を発揮し、かつ、その洗浄作用により、洗浄時には未固着染料の除去性に優れるため、本発明において好ましく用いられる。
また、HLBが比較的低いノニオン性界面活性剤も、羊毛繊維表面の撥水性を効率良く低下させ、インクの浸透性を向上させることができるため、好ましく用いられる。
浸透剤の使用量は、布帛に対して0.1〜5重量%であることが好ましく、より好ましくは0.2〜3.5重量%である。浸透剤の使用量が0.1重量%未満であると、十分な浸透性が得られず、後述する吸水高さの条件を満足することができない。浸透剤の使用量が5重量%を越えると、浸透性が過剰となり、後述する吸水高さの条件を満足することができない。
本発明において用いられる水溶性糊剤には、インク保持力はもちろん、染色性を阻害せず、洗浄時には完全に除去されることが要求される。水溶性糊剤として具体的には、でんぷん、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリンドガム、トロロアオイ、アラビアガム、トラガントガム、こんにゃく、アルギン酸ソーダ、ふのり、カラーギーナン、寒天、ゼラチン、ガゼイン、キチン、キサンタンガム、デキストラン、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、メチルヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、デキストリン、ブリティシュガム、カルボキシメチルでんぷん、ヒドロキシエチルでんぷん、カルボキシエチルでんぷん、カルボキシメチルグアーガム、ヒドロキシプロピルグアーガム、ヒドロキシエチルグアーガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸ソーダ、ポリアクリルアマイド、ポリエチレンオキサイド、ポリエチレンイミン、カルボキシビニルポリマーなどを挙げることができる。これらは2種類以上組み合わせて用いてもよい。
水溶性糊剤の使用量は、布帛に対して0.2〜8重量%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。水溶性糊剤の使用量が。0.2重量%未満であると、インク保持力が低下してしまい高濃度が得られなくなってしまう。水溶性糊剤の使用量が8重量%を越えると、布帛表面におけるインク保持力が過剰となり布帛内部への浸透が阻害されてしまう。
本発明のインクジェット捺染用布帛は、JIS L 1907のバイレック法による吸水高さが40〜200mmであることが要求される。ここで、バイレック法による吸水高さは、毛細管現象による繊維内部および布帛内部へのインクの浸透力を示す指標である。すなわち、インクジェット捺染において、リング染色やそれに伴う濃度不足、および目ムキなどの問題を解消し、優れた品質の捺染物を得るには、毛細管現象でインクを速やかに繊維内部および布帛内部へと浸透させる力が必要であり、これを満足するには、バイレック法による吸水高さが40〜200mmであることが要求されるのである。
吸水高さが40mm未満であると、インクが繊維内部および布帛内部へと十分に浸透していかず、優れた品質の捺染物を得ることができない。また、インクが布帛表面に高濃度で分布しているので、洗浄前に布帛同士が擦れることによる白場汚染が発生し易い。吸水高さが200mmを越えると、浸透力が過剰となってインクが移動し易くなるため、布帛表面における濃度が低下し易い。また、3原色を用いた中間色などは、個々のインク、特に色材の移動差が発生し易くなり、色バラツキが発生する。より好ましい吸水高さは45〜180mmである。
前記浸透剤および前記水溶性糊剤の使用量を制御して、バイレック法による吸水高さが40〜200mmとなるように調整する。
また、本発明のインクジェット捺染用布帛は、吸水拡散面積が150〜500mmであることが好ましく、より好ましくは160〜450mmである。ここで吸水拡散面積は、インクの布帛水平方向への拡散性、ならび水分の乾燥性を示す指標であり、この値は、20℃、60%RHの雰囲気中、直径15cmの刺繍用丸枠に取り付けた布帛に、50mmの高さから0.1mlのインクを滴下し、濡れ拡がった面積を測定することにより求めることができる。吸水拡散面積が150mm未満であると、乾燥斑となり易く、それに伴い染斑が発生し易くなる。吸水拡散面積が500mmを越えると、インクが移動し易く、柄際不良や色バラツキが発生し易くなる。
前記浸透剤および前記水溶性糊剤の使用量を制御して、吸水拡散面積が150〜500mmとなるように調整する。
以上説明したように、本発明のインクジェット捺染用布帛は、インク受容層が、必須成分として浸透剤および水溶性糊剤を含有するものであるが、さらに任意成分として酸を含有することが好ましい。インク受容層が酸を含有していると、羊毛繊維がアルカリ条件下におかれた場合に起こり得る羊毛繊維の脆化、それに伴う物性低下、黄変などの問題を有効に防止することができる。また、羊毛繊維用色材、および、羊毛繊維以外の繊維を混用した場合に用い得る色材の多くは、アルカリ条件下で分解し易く、染着性も阻害され易いが、インク受容層が酸を含有していると、これらの問題を回避することができる。
このような目的で用いられる酸としては、不揮発酸であることが好ましい。揮発酸を用いた場合、後述するインクジェット捺染用布帛の製造過程において、酸が揮発してしまい、上記効果を発揮できない虞がある。また、pHの変化は、色バラツキの原因となる。さらに、安定性を考慮すると、常温で固体である酸が好ましい。
常温で固体である不揮発酸として具体的には、リンゴ酸、酒石酸、マレイン酸、乳酸、クエン酸、蓚酸、コハク酸、フマル酸、ニコチン酸などを挙げることができる。これらは2種類以上組み合わせて用いてもよい。
酸の使用量は、その種類(価数、電離度など)によって異なるため一概に特定することはできない。例えば、リンゴ酸を用いる場合の使用量は、通常、布帛に対して0.1〜0.7重量%である。
次に、本発明のインクジェット捺染用布帛の製造方法について説明する。
本発明のインクジェット捺染用布帛は、羊毛繊維を主体とする布帛に、前記浸透剤および前記水溶性糊剤を含有する処理液を付与し、次いで乾燥することにより製造することができる。浸透剤および水溶性糊剤を溶解または分散させる溶媒としては水が用いられる。
本発明に用いられる処理液は、浸透剤および水溶性糊剤を必須成分として含有するものであるが、前述した理由により、酸を含有することが好ましい。
浸透剤、水溶性糊剤、そして必要に応じて用いられる酸の使用量は前述の通りであり、これらは処理液における薬剤の濃度や、布帛に対する処理液の付与量(所謂ピックアップ率)を制御することにより、適当量、布帛に付与される。
さらに、本発明に用いられる処理液は、分散剤を含有することが好ましい。通常、浸透剤として用いられる界面活性剤は、処理液中の薬剤や水と反応あるいは相互作用し、不溶化物を発生する。不溶化物が発生しても、処理液の粘度が高い場合には、不溶化物を容易に分散させることが可能であるが、処理液の粘度が低い場合には、不溶化物の分散が容易でなく短時間で分離してしまう。このように不溶化物が分離した状態の処理液を用いると、布帛に処理液を均一に付与することが困難となり、色斑や均染不良の原因となる。
後述するように、処理液の付与方法としてはパディング法が好ましく用いられる。このとき処理液の粘度は、通常、50〜800cps程度での使用となるが、そうなると不溶化物の分離が起こり易くなる。例えば、浸透剤としてアニオン性界面活性剤を用いる場合、アニオン性界面活性剤と処理液中のプロトンが結合し、脂肪酸として分離する。また、浸透剤としてノニオン性界面活性剤を用いる場合、HLBの影響によってノニオン性界面活性剤そのものが分離する。このような場合には特に、分散剤を含有させることが好ましいのである。処理液が分散剤を含有していると、上記不溶化物の分離を有効に防止することができ、さらに、浸透剤の効果を補助することもできる。
本発明において用いられる分散剤は、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤から選択されるものである。
アニオン性界面活性剤としては、リグニンスルホン酸塩類、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物、特殊芳香族スルホン酸類のホルマリン縮合物、クレオソート油スルホン酸のホルマリン縮合物、及びこれら縮合物の塩類などを挙げることができる。また、ノニオン性界面活性剤としては、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとのブロック共重合体、アルキルフェノールのエチレンオキサイド付加物などを挙げることができる。
分散剤は、浸透剤に応じて適宜選択使用することが好ましい。例えば、浸透剤として親油性(低HLB)のノニオン性界面活性剤を用いた場合には、分散剤として親水性の界面活性剤を選択することが好ましい。
分散剤の使用量は、処理液中0.1〜3重量%あることが好ましく、より好ましくは0.2〜1.5重量%である。分散剤の使用量が0.1重量%未満であると、上記分散剤の効果を十分に発揮することができず、処理液の安定性が低下してしまう。また、分散剤の使用量が5重量%を越えると、浸透剤の作用に比べ分散剤の作用が強くなってしまい再現性が低下してしまう。
そしてさらに、本発明に用いられる処理液は、必要に応じて、揮発防止剤、触媒、吸油剤、防腐剤、消泡剤、保持剤、保湿剤、可塑剤、油脂、ワックス、粘度調整剤、熱硬化性樹脂、架橋剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、耐光向上剤、酸化防止剤、体質顔料、蛍光増白剤、吸着剤、還元防止剤、金属イオン封鎖剤、増量剤、吸湿剤、浸透剤、電解質、香料、抗菌剤、消臭剤、防虫剤などを含有することができる。
上記添加剤、あるいは分散剤を含有する処理液を用いて製造されたインクジェット捺染用布帛のインク受容層が、これらの薬剤を含有することは言うまでもない。
布帛に処理液を付与する方法としては、従来公知の方法を採用することができ、浸漬法、パディング(マングル−パッド)法、スプレー法、コーティング法、グラビア法などを挙げることができる。なかでも、パディング法は、繊維間の空隙を維持しながら、繊維1本1本に処理液を付与することができ、したがって均一なインク受容層を形成させることができるため、好ましく用いられる。
次いで、処理液を付与した布帛を乾燥する。乾燥は、水分が残存しない程度になされていればよく、条件は特に限定されない。布帛の厚さや、処理液の付与量にもよるが、一般には、90〜130℃、60〜300秒の条件で行われる。
かくして、本発明のインクジェット捺染用布帛を得ることができる。
インクジェット捺染用布帛は、インクジェット方式により、インクが付与され、次いで発色処理がなされ、最後に洗浄、乾燥することによって、捺染物を得ることができる。
羊毛繊維用の色材としては、反応性染料、酸性染料、金属錯塩染料などを挙げることができる。また、羊毛繊維以外の繊維を混用した場合に用い得る色材としては、反応性染料、酸性染料、金属錯塩染料、カチオン染料、直接染料、分散染料などの染料や、無機顔料、有機顔料などの顔料を挙げることができる。
これらは、水に溶解または分散させた状態のインクとして、布帛に付与される。
インクジェット方式としては、荷電変調方式、マイクロドット方式、帯電噴射制御方式、インクミスト方式などの連続方式、ピエゾ方式、バブルジェット(登録商標)方式、静電吸引方式などのオン・デマンド方式などいずれも採用可能である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでない。
[実施例1]
下記処方の処理液1を調製した。
処理液1
ケルプアルギンML 2重量%
(海成化工(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
ネオコールSW−C 3重量%
(第一工業製薬(株)製、アルキルスルホコハク酸エスエル塩、浸透剤、有効成分70%)
トーホーソルトSM−130 0.2重量%
(東邦化学工業(株)製、ポリオキシエチレントリスチレン化フェノールエーテル系ノニオン系界面活性剤、分散剤、有効成分100%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
リンゴ酸(酸、有効成分50%) 0.5重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
すなわち、ケルプアルギンMLに水を加え30分間混練して完全に溶解させた。その後、トーホーソルトSM−130など他の薬剤を添加し、さらに10分間攪拌することにより、処理液1を得た。
スケール付き羊毛繊維100%天竺布を準備し、処理液1に含浸し、マングルにてピックアップ率70%に絞り(パディング法)、105℃にて2分間熱風乾燥して、インクジェット捺染用布帛を得た。
得られたインクジェット捺染用布帛に対し、インクジェット方式にて図柄を印写した。使用したインク、インクジェット印写条件、図柄は以下の通りである。
インク
インク1:反応染料(C.I.Reactive Blue 49) 5%水溶液
インク2:酸性染料(C.I.Acid Blue 90) 5%水溶液
インクジェット印写条件
吐出装置:オンデマンド方式シリアル走査型印写装置
駆動電圧:150V
パルス幅:10μs
ノズル径:50μm
周波数:5KHz
図柄
5cm×5cmのマトリックスを無地記録
次いで、常圧スチーマーを用いて、105℃の水蒸気雰囲気中、30分間湿熱処理して発色を行った。さらに、ソーピング剤(ラッコールPSH(明成化学工業(株)製)、3g/L)を用いて70℃で10分間洗浄後、乾燥して、捺染物を得た。
[実施例2]
処理液1のかわりに、下記処方の処理液2を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
処理液2
ケルプアルギンML 2重量%
(海成化工(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
ネオコールSW−C 3重量%
(第一工業製薬(株)製、アルキルスルホコハク酸エスエル塩、浸透剤、有効成分70%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
リンゴ酸(酸、有効成分50%) 0.5重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
[実施例3]
処理液1のかわりに、下記処方の処理液3を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
処理液3
ケルプアルギンML 2重量%
(海成化工(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
テキスポートSN−10 3重量%
(日華化学(株)製、ポリオキシアルキレン型ノニオン性界面活性剤、浸透剤、有効成分50%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
[実施例4]
スケール付き羊毛繊維100%天竺布のかわりに、スケールを除去した羊毛繊維100%天竺布を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
[比較例1]
処理液1のかわりに、下記処方の処理液4を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
処理液4
ケルプアルギンML 2重量%
(海成化工(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
トーホーソルトSM−130 0.2重量%
(東邦化学工業(株)製、ポリオキシエチレントリスチレン化フェノールエーテル系ノニオン系界面活性剤、分散剤、有効成分100%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
リンゴ酸(酸、有効成分50%) 0.5重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
[比較例2]
処理液1のかわりに、下記処方の処理液5を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
処理液5
ケルプアルギンML 2重量%
(海成化工(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
ネオコールSW 0.5重量%
(第一工業製薬(株)製、アルキルスルホコハク酸エスエル塩、浸透剤、有効成分18%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
リンゴ酸(酸、有効成分50%) 0.5重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
[比較例3]
処理液1のかわりに、下記処方の処理液6を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
処理液6
ラマルギンFS−450 0.7重量%
(コグニスジャパン(株)製、アルギン酸ソーダ、水溶性糊剤、純度98%以上)
ネオコールSW−C 3重量%
(第一工業製薬(株)製、アルキルスルホコハク酸エスエル塩、浸透剤、有効成分70%)
尿素(保湿剤、有効成分100%) 20重量%
リンゴ酸(酸、有効成分50%) 0.5重量%
MSリキッド 1重量%
(明成化学工業(株)製、還元防止剤、有効成分20%)
水 残
合計 100重量%
[比較例4]
スケール付き羊毛繊維100%天竺布のかわりに、スケールを除去した羊毛繊維100%天竺布を用い、処理液1のかわりに、比較例1で用いた処理液4を用いた以外は、実施例1と同様にして、インクジェット捺染用布帛および捺染物を得た。
上記実施例および比較例で得られたインクジェット捺染用布帛、および、インク受容層を形成していない(未処理の)スケール付き羊毛繊維100%天竺布ならびスケールを除去した羊毛繊維100%天竺布について、以下の方法により吸水高さ、吸水拡散面積を評価した。評価結果を表1に示す。
(1)吸水高さ
JIS L 1907の5.1.2 バイレック法に従い吸水高さを測定した。試料毎にたて方向およびよこ方向について5回測定し、平均値を求めた。
(2)吸水拡散面積
20℃、60%RHの雰囲気中、直径15cmの刺繍用丸枠に取り付けた布帛に、50mmの高さから0.1mlの酸性染料水溶液(C.I.Acid Blue 62を0.005重量%含有)を滴下し、5分後に着色した部分の面積を測定した。試料毎に5回測定し、平均値を求めた。
また、上記実施例および比較例で得られた捺染物、および、インク受容層を形成していない(未処理の)スケール付き羊毛繊維100%天竺布ならびスケールを除去した羊毛繊維100%天竺布に対し、実施例1と同様の条件でインクジェット捺染を施し得られた捺染物について、以下の方法により表面濃度、目ムキ、均染性、柄際を評価した。評価結果を表1に示す。
(3)表面濃度
下記基準に従って目視判定した。
○ 濃度が高い
△ 濃度が若干低い
× 濃度が低い
(4)目ムキ
捺染物を左右に手で引っ張り、下記基準に従って目視判定した。
○ 目ムキが認められない
△ 目ムキが若干認められる
× 目ムキが認められる
(5)均染性
下記基準に従って目視判定した。
○ 均染性が良好である
△ 均染性が若干劣る
× 均染性が劣る
(6)柄際
下記基準に従って目視判定した。
○ 柄際が良好である
△ 柄際が若干劣る
× 柄際が劣る
Figure 2005314845
表1から明らかなように、本発明のインクジェット捺染用布帛は、繊維内部および布帛内部への浸透性が改善され、かつ、適度な範囲に調整されているため、濃度不足や目ムキなどの問題がなく、かつ均染性に優れるなど、優れた品質の捺染物を得ることができた。

Claims (7)

  1. 羊毛繊維を主体とする布帛にインク受容層を形成してなるインクジェット捺染用布帛であって、前記インク受容層が浸透剤および水溶性糊剤を含有し、前記インクジェット捺染用布帛のJIS L 1907のバイレック法による吸水高さが40〜200mmであることを特徴とするインクジェット捺染用布帛。
  2. 吸水拡散面積が150〜500mmであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット捺染用布帛。
  3. インク受容層が酸を含有することを特徴とする請求項1または2記載のインクジェット捺染用布帛。
  4. 羊毛繊維がスケール付き繊維であることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載のインクジェット捺染用布帛。
  5. 羊毛繊維を主体とする布帛に浸透剤および水溶性糊剤を含有する処理液を付与し、次いで乾燥することを特徴とするインクジェット捺染用布帛の製造方法。
  6. 処理液が酸を含有することを特徴とする請求項5記載のインクジェット捺染用布帛の製造方法。
  7. 処理液が分散剤を含有することを特徴とする請求項5または6記載のインクジェット捺染用布帛の製造方法。
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