JPS5926709Y2 - 表示管 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、略々一平面に位置する３つの電子ビームを発
生する装置を収容する頚部を具え、該頚部の回りに補正
コイルを配置し、これら補正コイルを、外側電子ビーム
を中央の電子ビームに対して偏移せしめる為の可変直流
電流源に接続したカラーテレビジョン画像表示管に関す
るものである。

この種の装置は米国特許第３７２５８３１号明細書に記
載されており、この場合、外側電子ビームのいかなる所
望の偏移をも調整しうるようにする為に、各々に４個の
環状に巻装したコイルを設けた２個の４極リングと、各
々に６個の環状に巻装したコイルを設けた２個の６極リ
ングとを必要とする。

これが為総計で各別に巻装した２０個の環状コイルが必
要である。

この種の構造の装置は高価となる。

その理由は、環状コイルをリング上に巻装するのが比較
的困難である為である。

更に、コイルを巻装したリングは幾分肉厚となる為、４
個のリングの組により軸線方向に可成りの空間を占め、
従ってこのことは、表示管の頚部およびこの頚部上に配
置する素子を短かくするという要求に反することとなり
、しかも外側電子ビームの種々の補正が軸線方向で互に
異なる位置で行なわれる為、これらの補正が逆効果とな
る慣れがある。

本考案の目的は、上述した欠点を除去しうるように適切
に構成配置した上述した種類のカラーテレビジョン画像
表示管を提供せんとするにある。

本考案は、略々一平面に位置する３つの電子ビームを発
生する装置を収容する頚部を具え、該頚部の回りに補正
コイルを配置し、これら補正コイルを、外側電子ビーム
を中央の電子ビームに対して偏移せしめる為の可変直流
電流源に接続したカラーテレビジョン画像表示管におい
て、表示管の頚部の囲りに規則的に位置する８個所の位
置にコイルを設け、前記の一平面に対し垂直な方向に向
いた２つの可変磁界であって、これら可変磁界の各々が
２つの外側電子ビームの一方を他の２つの電子ビームよ
りも可成り大きく偏移せしめつる前記の可変磁界を生じ
うる第１および第２回路と、前記の一平面に対し平行に
向いた２つの可変磁界であって、これら可変磁界の各々
が外側電子ビームの一方を他の２つの電子ビームよりも
可成り大きく偏移せしめうる前記の可変磁界を生じうる
第３および第４回路との４つの回路を構成するように前
記のコイルを接続したことを特徴とする。

本考案によれば、外側電子ビームの各々の偏移量をいか
なる方向においても調整しうるようになる。

本考案の実施に当っては、表示管内で発生されるビーム
が位置する平面とほぼ一致する１つの軸を有する第１の
６極磁界と、前記の平面に対し垂直な１つの軸を有する
第２の６極磁界と、前記の平面とほぼ一致する１つの軸
を有する第１の４極磁界と、前記の平面に対しほぼ４５
°の角度で位置する１つの軸を有する第２の４極磁界と
を生じるように前記の電気コイルを接続するのが好まし
い。

また、前記の平面とほぼ一致する１つの軸を有する２極
磁界をも生じるように前記の電気コイルを接続するのが
好ましい。

或いは、前記の平面に対しほぼ垂直な１つの軸を有する
２極磁界をも生じるように前記の電気コイルを接続する
のも好ましい。

或いは、前記の平面とほぼ一致する１つの軸を有する第
１の２極磁界および前記の平面に対しほぼ垂直な１つの
軸を有する第２の２極磁界をも生じるように前記の電気
コイルを接続するのも好ましい。

図面につき本考案を説明する。

第１図に線図的に示す本考案によるカラーテレビジョン
表示管には、略々一平面に位置する３つの電子ビームを
発生する電子銃（第１図では見えない）を収容した円筒
状頚部１と、フレヤ部分３とを設ける。

これら２部分１および３間の転換部の区域には偏向装置
５を配置し、この偏向装置５の後方に補正装置７を設け
る。

この補正装置７には第２図の原理図に示すように多数の
ソレノイドコイル９を設け、これらソレノイドコイル９
を円筒状頚部１の軸線方向に対し放射状に向けるととも
に円筒状頚部１上に装着された保持器１１内に配置し、
これらソレノイドコイル９の軸線が一平面内に位置する
ようにすることができる。

ソレノイドコイル９を１個以上の直流電流源に接続する
と、円筒状頚部１内に静磁界が発生し、この静磁界によ
り３つの電子ビーム１３，１５．１７を偏移せしめる。

電流源を可変に構成することにより、この偏移を範囲お
よび方向に関して可変とすることができる。

第２図に示す例のように８個のソレノイドコイルを用い
ることにより、電子ビーム１３，１５．１７のいかなる
所望の偏移をも達成することができる。

これが為、電子ビームの集中（コンバーゼンス）および
色純度に誤差を生ぜしめる惧れのある製造公差を補償す
ることができる。

電流がソレノイドコイル９を流れると、これらコイルの
各々の一端が磁気北極となり、他端が磁気南極となり、
従って円筒状頚部１を中心に群を威し、しかも一平面に
位置する８個の磁極のリングが保持器１１の内側縁上に
得られる。

所望に応じ、ソレノイドコイル９の各々に強磁性コア（
磁心）を設け、これら強磁性コアを、ソレノイドコイル
を囲む継手リング（図示せず）によって相互連結するこ
とができる。

第２図に示すソレノイドコイルの代りに環状コイルを用
いても同じ効果が得られる。

閉リングに環状コイルを巻装したものは高価である為、
第３図の原理図に示すように細長状の可撓性支持体１９
にコイル２１を巻装したものを用いるのが好適である（
第３ａ図参照）。

次にこの支持体１９を第３ｂ図に示すように円筒状頚部
１の回りに彎曲させ、ボルト２３により固定する。

２つの互に隣接するコイル毎にこれら２個のコイルを互
に反対方向に励磁すれば、一平面に位置する８個の磁極
が得られる。

この場合、支持体１９を強磁性材料から造ることもでき
、所望に応じコイル２１の区域にのみ強磁性材料を有す
る支持体を設けることができる。

第２および３図につき説明したコイル９および２１の各
々は１本以上の導線を以って構成することができ、これ
らの巻回数および巻回方向は同じ或は異なるものとする
ことができる。

これが為、適当な回路と相俟って、３つの電子ビームを
同時に偏移させたり、２つの外側電子ビームを中央電子
ビームに対して所望に応し互に同一方向に或は互に反対
方向に偏移させたり、外側電子ビームの各々を所望のい
かなる方向にも各別に偏移させたりする電子ビーム１３
，１５．１７のいかなる所望の偏移方法をも達成するこ
とができる。

補正装置の原理を詳細に示す第４図および本考案による
一具体例を示す第５図では、例えば第２図に示す構造の
放射方向に配置したコイルを用いるが、第３図に示すよ
うに環状コイルを用いても同じ効果が得られることが明
らかで゛ある。

第４図は、円筒状頚部１の囲りにリング状に均等分布さ
せた８個のコイル２５１〜２５８を有し、これらコイル
が同一の巻回方向および゛同一の巻回数を有するように
したものである。

これらコイル２５１〜２５８は、接続端子２７．２９を
経て回路に電流を流した際に円筒状頚部１内に６極磁界
が発生し、この磁界の軸が３つの電子ビーム１３，１５
．１７の面内に位置するように接続する。

上記の電流は、例えば固定の中央口出しタップ３３と擦
動子３５とを有する抵抗３１を具える可変直電流発生器
３０から取出し、電流を１方向における最大値から零値
を経て反対方向における最大値まで変化せしめうるよう
にすることができる。

コイル２５１〜２５８のアンペア回数を順次に とすることにより上述した６極磁界が生じるということ
を理論的に且つ実際的に証明することができる。

ここにマイナス符号は、関連するコイルにコイル２５１
における電流方向とは逆方向で電流が流れるということ
を示す。

上述したところから明らかなように、コイル２５３およ
び２５７は接続せず、コイル２５２，２５４，２５６お
よび２５８に流れる電流の絶対値対コイル２５１および
２５５に流れる電流の関係は１：Ｅである。

この目的の為にコイル２５２，２５４，２５６および２
５８に値を有する並列抵抗３７を設ける。

ここにＲｔ、はコイルの抵抗値である。

例えば米国特許第３７２５８３１号明細書から既知のよ
うに、３つの電子ビーム１３，１５．１７の面、すなわ
ち水平面内に位置する軸を有する６極磁界により２つの
外側電子ビーム１３．１７を上記の電子ビーム面に垂直
な方向に互に等しい距離だけ偏移させるも、中央電子ビ
ーム１５は影響されない。

摺動子３５の位置を変化させることにより、２つの電子
ビーム１３．１７の偏移を上方或は下方に任意に且つ同
時に調整することができる。

一般にはこの調整以外の他の調整を可能にすることが望
ましく、これらの他の調整は追加の多極磁界によって達
成しうる。

例えば、３つの電子ビームの面に垂直な軸を有する６極
磁界により外側電子ビーム１３．１７を左に或は右に同
時に偏移せしめる。

また水平方向に軸を有する４極磁界により外側電子ビー
ム１３．１７を互に反対方向に垂直に偏移せしめ、水平
と４５°の角度を威す軸を有する４極磁界により、すな
わちコイル２５２〜２５６により外側電子ビーム１３．
１７を互に反対方向で水平に偏移せしめる。

更に、垂直方向に軸を有する２極磁界が３つのすべての
電子ビームを水平方向に偏移せしめるとともに色純度の
調整の作用をすることができ、一方水平方向に軸を有す
る２極磁界を用いて所定のフレーム誤差を補正すること
ができる（オランダ国特許願第７３１２７４１号（特開
昭５Ｏ−５７７２５）明細書参照）。

これらの磁界はすべて第４図に示す形の回路を用いるこ
とにより得ることができる。

以下の表は上述した磁界の各々に対するコイル当りのア
ンペア回数を示す。

上記の表は、位置２５１．２５３，２５５および２５７
の各々で３つのコイルを互に重ねて巻装し、他の位置の
各々で５つのコイルを互に重ねて巻装することにより６
つの異なる磁界を互に独立して調整しうるということを
示す。

この場合これらコイルを第４図に示す形の６つの回路を
形成するように接続する。

アンペア回数は並列抵抗３７による以外にコイル当りの
巻回数を適当に選択することによっても制御しうろこと
明らかである。

同様に、前記の表によってアンペア回数を負にする必要
のあるコイルは例えば反時計方向に巻装し、他のコイル
は時計方向に巻装し、電流方向がすべてのコイルにおい
て同じとなるようにすることができる。

従って、３つの電子ビーム１３，１５．１７の所望ない
かなる偏移をも達成しうるようにする為には、互に独立
して作動する３つの副コイルより威るものと、５つの副
コイルより成るものとの上述した８つのコイルで充分で
ある。

各電子ビームの、他の２つの電子ビームに対するクロス
トークが殆んど完全に除去されるようにした本考案によ
る装置の例を構成することができるということも確かめ
た。

更に、ある場合に上述した装置に生じる惧れのある他の
欠点、すなわち偏向装置５（第１図参照）から補正装置
７に寄生電流が誘起される欠点をこの例によれば軽減す
ることができる。

これら２つの装置が管状頚部１上に互に接近して配置さ
れている為、約１５ ＫＨｚの周波数を有するライン偏
向磁界により補正装置７のコイルに電圧を誘起せしめる
。

第５ａ〜５Ｃ図は、外側電子ビーム１３．１７の位置を
略々完全に独立的に制御しうるとともに、寄生電流が殆
んど誘起されない補正装置の例を示す。

本例の補正装置には８本のフェライト棒４３１〜４３８
を設け、これらフェライト棒を管状頚部１の囲りにリン
グ状に規則的に分布させ、各フェライト棒に４３１ ａ
、４３１ ｂ等で示す２つのコイルを設ける。

左側電子ビーム１３を水平方向に偏移せしめる為には、
コイル４３４ｂおよび４３６ｂを反対方向に励磁し、垂
直方向の磁束を生せしめる。

この場合中央の電子ビーム１５および右側電子ビーム１
７に及ぼされる影響はコイル４３３ａおよび４３７ａを
コイル４３４ｂおよび４３６ｂよりも少なくしがもこれ
らコイル４３４ｂおよび４３６ｂに対しそれぞれ反対方
向に励磁することにより補償しうる。

垂直方向に向いたライン偏向磁界による異なる位置にあ
るコイルに、位置に依存する異なる電圧を誘起する。

最大誘起電圧はコイル４３３ ａ 、４３３ ｂおよび
４３７ ａ 、４３７ ｂに生じ、その約８０％の誘起
電圧力コイル４３２ ａ 、４３２ ｂ 、４３４ ａ
、４３４ ｂ 、４３６ａ 、４３６ ｂ 、４３８
ａ 、４３８ ｂ ニ生じ、コイル４３１ａ。

４３１ｂおよび４３５ ａ 、４３５ ｂには誘起電圧
が生じない 第５ｂ図は、左側電子ビーム１３を略々排他的に水平方
向に偏移せしめ、コイルに誘起される電圧を互に相殺す
るようにする為には４つのコイル４３４ ｂ 、４３６
ｂ 、４３３ ａおよび４３７ａをいかに接続しうる
かを示す。

この目的の為に、これら４つのコイルを直列に接続し、
ドツトを付して示す各コイルの端部が管状頚部１に対向
するようにする（ただしすべてのコイルの巻回方向が同
一で゛あるものとする）。

直列接続コイルに直流電流を流すと、第５ｂ図より明ら
かなようにコイル４３６ｂおよび４３４ｂが互に反対方
向に励磁され、コイル４３３ａおよび４３７ａがコイル
４３４ｂおよび４３６ｂに対しそれぞれ反対方向に励磁
される。

コイル４３６ｂおよｕ４３４ｂがコイル４３３ａおよｆ
ｆ４３７ａよりも多い巻回数を有するようにコイル４３
６ｂおよび４３４ｂを構成することにより、これらコイ
ル４３６ｂおよび４３４ｂによって生じる磁界がコイル
４３３ａおよび４３７ａによって生じる磁界よりも強く
なる、この状態が左側電子ビーム１３を独立的に制御し
うる状態である。

コイル４３４ｂおよび４３３ａに誘起されるライン周波
電圧は第５ｂ図に示す回路において互に減算される。

コイル４３４ｂは前述したところによりコイル４３３ａ
よりも多い巻回数を有する必要がある為、これら２つの
コイルの巻回数の比は、誘起電圧が等しくなり、これら
誘起電圧の減算値が零となるように選択することができ
る。

これと同じことがコイル４３６ｂおよび４３７ａにも言
える為、コイルの巻回数を適当に選択すれば、第５ｂ図
に示す回路に誘起される総和の電圧が零となる。

この状態を満足する巻回数の分布により左側電子ビーム
１３を極めて良好に独立して水平方向に偏移せしめうる
ということをも確めた。

他の電子ビームに及ぼす残存するいかなる影響も、第５
Ｃ図につき後述する簡単な回路を用いることにより除去
しうる。

左側の外側電子ビーム１３を垂直方向に偏移せしめる為
には、コイル４３５ａおよび４３５ｂを励磁する。

他の電子ビームに及ぼす影響はコイル４３５ａおよび４
３５ｂよりも少なく、シかもこれらコイルとは逆方向に
コイル４３４ａおよび４３６ａを励磁することにより補
償される。

このことは、これら４つのコイルを第５ｂ図と類似する
ように直列接続するもコイル４３５ａおよび４３５ｂを
互に同一方向で他の２つのコイルに対して反対方向に配
置することにより達成しうる。

コイル４３５ ａ 、４３５ ｂにはライン周波電圧が
誘起されず、コイル４３４ａおよび４３６ａに誘起され
る電圧は互に相殺される為、巻回数は、左側電子ビーム
１３の偏移により他の２つの電子ビームに影響を及ぼさ
ないようにしうる条件によって完全に決めることができ
る。

磁心４３５に直列の２つのコイル４３５ａおよび４３５
ｂを設ける代りに、巻回数を２倍にする必要がある１個
のコイルを設けることもできること勿論である。

しかし、前述した解決法の方がより簡単である。

その理由はこの場合磁心４３１．４３３，４３５および
４３７上のコイルを、磁心４３２，４３４，４３６およ
び４３８上のコイルと同様に、互に等しいものとするこ
とができ、従って２種類のコイルのみが必要となるだけ
である為である。

右側の外側電子ビーム１７を偏移せしめる場合、残りの
コイルを前述した場合と同様に組合わせて２つの直列回
路を形成する。

すべてのコイルの最終的な回路を第５Ｃ図に示す。

最も左側に示す直列回路は第５ｂ図に示すものと同じで
あり、従ってこの回路の上にＬＨ（Ｌは左、Ｈは水平）
で示すように左側電子ビームを水平方向に偏移せしめる
作用をする。

更に第５Ｃ図で左側から右にみて次の回路はＲＨ（Ｒは
右）で示すように右側電子ビームを水平方向に偏移せし
める作用をし、次の回路はＬｖ（■は垂直）で示すよう
に左側電子ビームを垂直方向に偏移せしめる作用をし、
次の回路はＲｖで示すように右側電子ビームを垂直方向
に偏移せしめる作用をする。

また各コイルに並列に抵抗４５を接続し、各コイルにお
けるいかなる容量性のライン周波電流をも各別に抑圧し
つるようにする。

これらの抵抗は回路の作動に悪影響を及ぼさない。

またこれら抵抗を必要としない場合にはこれら抵抗を省
略することができる。

これら４つのコイル回路に流す電流は、４つのポテンシ
ョメータ４７を有し、回路ＬＨおよびＲＨに対し各ポテ
ンショメータに２個の固定抵抗４９より成る分圧器を並
列に接続し、回路ＬｖおよびＲｖに対し各ポテンショメ
ータに２個の固定抵抗５０より成る分圧器を並列に接続
した回路により通常のようにして調整することができる
。

コイルの巻回数の選択によって除去されないいかなる残
留クロストークをも補償する為に、回路ＬＨとＲＨとを
、また回路ＬｖとＲｖとを抵抗５１および５３をそれぞ
れ経て相互接続することもできる。

第５ａ〜５Ｃ図につき説明した補正装置の実際例におい
ては、回路素子を以下の値とすることにより好適な結果
が得られた。

磁心４３１．４３３，４３５，４３７上のコイル：各磁
心当り０．１８ｍｍの導線を３４５巻回したコイルを２
個設ける。

他の磁心上のコイル：各磁心当り０．１８ｍｍの導線を
４２５巻回したコイルを２個設ける。

抵抗： ４５ １２００ 、Ｑ ４７ ２５０Ｑ ４９６８Ω ５０ １２０、！Ｑ ５１ ３３４７ ５３ ２２０Ω

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるカラーテレビジョン画像表示管を
示す線図、第２図は第１図に示す表示管に用いる補正装
置の原理の一例を示す線図、第３ａおよびｂ図は同じく
その他の原理を示す説明図、第４図は補正装置の原理を
詳細に示す線図、第５図は第１図の表示管に用いる補正
装置の一具体例を示す回路図である。 １・・・・・・円筒状頚部、３・・・・・・フレヤ部分
、５・・・・・・偏向装置、７・・・・・・補正装置、
９・・・・・・ソレノイドコイル、１１・・・・・・保
持器、１３，１５．１７・・・・・・電子ビーム、１９
・・・・・・支持体、２１・・・・・・環状コイル、２
３・・・・・・ボルト、３０・・・・・・可変直流電流
発生器、２５１〜２５８，４３１ ａ〜４３８ ａ 、
４３１ｂ〜４３８ｂ・・・・・・コイル、４３１〜４３
８・・・・・・フェライト棒（磁心）。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略々一平面に位置する３つの電子ビームを発生する装置
   を収容する頚部を具え、該頚部の囲りに補正コイルを配
   置し、これら補正コイルを、外側電子ビームを中央の電
   子ビームに対して偏移せしめる為の可変直流電流源に接
   続したカラーテレビジョン画像表示管において、表示管
   の頚部１の囲りに規則的に位置する８個所の位置にコイ
   ル４３１ａ ； ４３１ ｂ〜４３８ ａ ； ４３８
   ｂを設け、前記の一平面に対し垂直な方向に向いた２
   つの可変磁界であって、これら可変磁界の各々が２つの
   外側電子ビーム１３．１７の一方を他の２つの電子ビー
   ムよりも可成り大きく偏移せしめうる前記の可変磁界を
   生じうる第１および第２回路と、前記の一平面に対し平
   行に向いた２つの可変磁界であって、これら可変磁界の
   各々が外側電子ビーム１３．１７の一方を他の２つの電
   子ビームよりも可成り大きく偏移せしめうる前記の可変
   磁界を生じうる第３および第４回路との４つの回路を構
   成するように前記のコイルを接続したことを特徴とする
   表示管。